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半世紀くらい前だと、だいたいの精神的不調はフロイトの本に従って神経症と説明されていた。なにかしら...半世紀くらい前だと、だいたいの精神的不調はフロイトの本に従って神経症と説明されていた。なにかしら「無意識の原因」があり、その無意識の魔物が神経症をもたらしているので意識化すれば治る、ということだ。こういうカウンセリングみたいなのでかえって悪化するケースが多々見られたので、流行らなくなった。そして、今は何でもかんでも鬱である。あれも鬱、これも鬱。一昔前だと、かなり重篤でなければ鬱病と診断されなかったと思うが、今はカジュアルである。人間生きていれば、誰でも心身の不調があるはずで、毎日毎日気分爽快という人は稀であるはずだが、その心身の不調は鬱病ということになった。「心身」と書いたが、心と身体が切り分けられるのかよくわからない、というより、心と身体もザックリと含めて、その気怠さを鬱と呼ぶ。神経症と説明していた時代の方が、精神世界の苦悩を芸術によって昇華するという意識が高かったし、精神的な苦悩は芸術