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『青い花』『放浪息子』などで知られる漫画家の志村貴子さんが、新作『そういう家の子の話』（小学館）...『青い花』『放浪息子』などで知られる漫画家の志村貴子さんが、新作『そういう家の子の話』（小学館）で宗教2世の日常を描いている。 "ふつうの家"に生まれたかった——。同じ宗教を信仰する家庭に育った幼馴染み、恵麻、浩市、沙知子の3人が28歳で迎えた人生の岐路に立ち、それぞれが「家の事情」を抱えながら、仕事や結婚といった人生の選択と向き合う群像劇だ。 （C）志村貴子／小学館自身も宗教2世（厳密には3世）であることを2年前に公表している志村さん。本作を描くに至るまでの逡巡について聞いた前編に続き、後編となる本記事では、初めて家族に「宗教に対する拒絶」を示したときのエピソードとともに、志村さんが考える「宗教との理想の距離感」について語ってもらった。 【前編を読む】「知られたくないけど、誰かに聞いてほしかった」漫画家・志村貴子が「宗教2世」の物語を描いた理由 家族に思いを伝えたきっかけは「アポなし訪問
