エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
ここにツイート内容が記載されますhttps://b.hatena.ne.jp/URLはspanで囲んでください
Twitterで共有ONにすると、次回以降このダイアログを飛ばしてTwitterに遷移します
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
彼が「そろそろ帰る」と言った。 「これから何か用があるのか」と私は訊ねる。 間髪入れずに彼は 「これ...彼が「そろそろ帰る」と言った。 「これから何か用があるのか」と私は訊ねる。 間髪入れずに彼は 「これから家庭裁判所で裁判受けてくる」 と、ケロッと言うものだから、私も至って驚かずに「何をやらかしたの」と訊ねた。 彼は 「真夜中に駅前で裸になり、警察に捕まった」 らしく、私は「ついにやってしまったか…」とまで思ってしまったことを、よく覚えている。 普通に生きていたら駅前で裸になる必要はないし、警察に捕まることも裁判を受けることも、案外、この世の中で中々あることではない。 ———もう、3年前の話だ。 S氏はあれから、何も変わっていない。 3年という月日が経ってもなお、早朝にこうして私の家に忍び込み、私から奪った毛布にくるまって寝ている。その破天荒さは健在で、この憎たらしい寝顔を見ていると、手遅れになる前にS氏のことを世に知らせてやらねばと思い、筆をとった次第である。 19歳、駅前で裸になる あ