「わたしって、ナニモノ?」NIKEの広告が話題だ。 NIKEが2020年11月27日に公開した2分間の映像には、サッカーをする3名のアスリートが登場する。いずれも、学校に通う女子生徒でもある。それぞれにサッカーに打ち込む姿が映し出されるのだが、その行方を阻む日常の人種主義(everyday racism)を含む困難と、それに対する抵抗のありようと連帯の契機が映し出されている。 以下では、特にレイシズムとの関連から広告の内容に注目する。 彼女たちは、それぞれに困難を抱えた日常生活を送る。チマ・チョゴリ制服を着て街を歩くときにうつむかねばならない。トイレでほかの女子生徒から束ねた髪をおざなりに触られる。集団に囲まれてカバンを引っ張られ、プリントが散乱し、駆け出さざるをえないのは、いじめに直面する、おそらく「日本人」の女子生徒である。それぞれの困難が交互に映し出されていく。 だからこそ、ある女子


ちょっと前に、こんな高須賀さんの記事が投稿された。 個人の幸福は「お金」ではなく「不快なやつは全員ブロック」で実現される。 多様性が本当に良い事ならば、 あなたは好きでもない尊敬もできないパートナーと暮らすべきかもしれない。 意見のあわない上司と働くことにも価値がある。 全く信じていない新興宗教の集会に参加すべきかもしれない。 これらの事は全てあなたの人生の見地を広げるのに大きく役立つだろう。 じゃあ幸せに貢献するかというと…… 残念ながらたぶんならない。 こう書くとわかると思うのだが、私達が多様性を褒める時、大抵の場合においてそれは 「自分にとって都合のよい多様性」(=私は他の人とちがうけど、認めてよ。でも不愉快な人は近寄らないで) の事だけを指す場合が多い。 これを読んで、頭を「ガツン」と殴られた気がした。 多様性は「何かを生み出す」のに、有利である。 多様性は素晴らしい。 だから皆、

Googleさんが3月26日に立ち上げたAI倫理原則について考える外部専門家による諮問委員会ATEACが、従業員やメンバーの反対にあって、わずか10日後の4月5日に解散になりました。AIは原子力と同じくらい、というか原子力以上に、使い方次第で破壊的な武器にもなるということで、AIの最先端をいくGoogle、Microsoft、Amazonはそれぞれに批判されたりその対策を提示したりしています。GoogleがATEACを立ち上げることになったきっかけは、同社が米国防総省(DoD)とAI開発プロジェクト「Project Maven」に関する契約を結んだことに対して社内で批判が高まったことでした。 Project Mavenはおおまかに言うと、戦場で敵兵をピンポイントで検出するためのツールを開発するプロジェクト。無駄なく確実に敵だけを殺せるので結果的に多くの命を救うことになると説明していまし

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