昨日、今年のノーベル賞が発表されましたね。日本人もドイツ人もイタリア人も入っているということで、ちょっと古い世代の日本人から「これぞ日独伊三国同盟!」などという声が聞こえてきそうです。(←ちなみに私が日本に来た20年以上前は、今よりも「日独伊~」の話をする高齢者が多くいました。) それはさておき、私がしたいのはそんな話ではありません。気になっているのは、以下です。 上記の産経新聞の記事に ≫日本人のノーベル賞受賞者は28人目。 とあります。テレビでも「日本人、日本人」と連発していますが、真鍋淑郎さんは米国籍のアメリカ人です。 米国のほうが研究費が出る関係から、米国に渡り現地で長年研究をしていく中で「米国籍を取得する研究者」は少なくないわけですが、現地(米国)での功績を、「日本、日本、日本人、日本人」とやってしまうのって、あまりカッコよくありません。 でもカッコよくないだけなら、特に私は気に


トランプ米大統領が安倍晋三首相から北朝鮮問題でノーベル平和賞候補に推薦されたと明らかにしたことについて、首相が米政府から非公式に依頼を受け、昨秋ごろノーベル賞関係者にトランプ氏を推薦したことが16日、日本政府関係者への取材でわかった。トランプ氏は15日の記者会見で、首相がノーベル賞関係者に送ったという5ページの推薦の書簡を首相から受け取った、と明らかにした。 日本政府関係者によると、昨年6月にあった史上初の米朝首脳会談後、米側から「推薦してほしい」と打診を受けたという。推薦は毎年2月締め切りで、各国の大学教授や国会議員、受賞経験者らに資格がある。トランプ氏によると、首相は「日本を代表し、敬意を込めてあなたを推薦した」と伝えた。推薦理由については「日本の領土を飛び越えるようなミサイルが発射されていたが、いまは突如として日本人は安心を実感しているからだ」との見方を示した。トランプ氏の発言


皆さんこんにちは!科学コミュニケーターの梶井です! 2018年のノーベル化学賞。来ました。私たちがノーマークだった分野。 早速、受賞者と受賞理由の紹介からいきましょう。 ・フランシス・アーノルド(Frances H. Arnold)博士 受賞理由:「酵素の指向性進化法」 ・ジョージ・スミス (George P. Smith)博士 ・グレゴリー・ウィンター (Sir Gregory P. Winter)博士 受賞理由:「ペプチドと抗体のファージディスプレイ法」 先生方、おめでとうございます! ですが、受賞理由が専門用語ばかりでなんとも難しい...... そして、なぜ受賞理由が2つあるのか...... 今回のキーワードは「進化」! このキーワードで、各先生の業績を順番に見ていきましょう。 ■ アーノルド博士の業績~酵素の指向性進化~ 「酵素」とは化学反応をお手伝いするタンパク質の総称で、手伝う

津村耕司 @tsumura_isas6 今日は天文学者Edwin Hubbleの誕生日だそうです。Hubbleはノーベル賞に内定していたという世間で広く信じられている逸話が事実ではなかったことを調べた記事を書いたことがあります(英語)。 arxiv.org/abs/1705.10125 2017-11-20 20:18:51 津村耕司 @tsumura_isas6 この逸話は「Hubbleは天文学者として初のノーベル賞受賞が内定していたが、その発表の直前に死去したため受賞とならなかった」というもので、天文学史やHubbleの伝記などでよく紹介されており、自分もつい最近までこれは事実だと思っていました。 2017-11-20 20:20:48 津村耕司 @tsumura_isas6 拙著『宇宙はなぜ「暗い」のか?』(amzn.to/2zPYBGp)でもHubbleが登場するので、この逸話を紹

受賞した組織ICANの構成団体には、日本のNGOとして有名なピースボートも加わっている*1のだが。 http://www.asahi.com/articles/ASKB661V3KB6UTFK01J.html 核廃絶へ向けた意義を認める一方、核・ミサイルの脅威を高める北朝鮮に触れ「遠く離れた国と、現実の脅威と向き合っている我々とでは立場が違う」ととまどいを見せる外務省幹部も。首相官邸と同省は受賞決定を受けてのコメントを出さなかった。 ちなみにノーベル文学賞に対しては、総理大臣として賞賛のコメントを送っている。 平成29年10月5日 ノーベル文学賞 内閣総理大臣コメント | 平成29年 | 総理の指示・談話など | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ 長崎県長崎市のご出身で、小さい頃にイギリスにわたり、作家活動を行ってこられました。 朝日記事によると、他国の核の脅威を理由としての核武装*2の
日本政府は、核兵器禁止条約採択に貢献した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞受賞の報を複雑な思いで受け止めている。核廃絶へ向けた意義を認める一方、核・ミサイルの脅威を高める北朝鮮に触れ「遠く離れた国と、現実の脅威と向き合っている我々とでは立場が違う」ととまどいを見せる外務省幹部も。首相官邸と同省は受賞決定を受けてのコメントを出さなかった。 核禁条約をめぐって、日本政府は「核兵器廃絶という目的は同じだが、アプローチが異なる」と不参加の立場をとってきた。同条約には核保有国が参加しておらず、非核保有国との間で溝を生じさせる原因になっているとの理由からだ。 安倍晋三首相は8月9日、原爆が投下された長崎市内で被爆者団体と面会後、記者団に核禁条約に参加しないことを問われ、「核兵器国と非核兵器国の隔たりを深め、核兵器のない世界の実現をかえって遠ざける結果となってはならない」と強調した。


ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった東京工業大学・栄誉教授の大隅良典さんは、3日夜7時から放送された「NHKニュース7」に電話出演し、「この上なく光栄なこと」と、喜びを語りました。 この中で、大隅さんは、「研究者としてこの上なく光栄なことだと思いました。私たちの体の中では、たんぱく質が作られている分、たんぱく質が壊れています。このことから、私は、細胞の中で『たんぱく質が自分自身を食べて、分解するという現象』に注目しました。人がやらないことをやりたいというのが私の信念でした。私たちの体の中で起きている『分解』という、実はあまり注目されていなかったことが、よくよく考えたら大事だとわかりました。体の中にあると余分なものや、危険なたんぱく質を積極的に壊して、いつも細胞の中をクリーンにしておくことが大事だとわかってきました。そのことが、医学の分野で注目されたのだと思います」と述べました。
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