日本語のつたないブラジル人の少年たちが受けていた授業は、小学生新聞の記事を読んで、意見や感想を述べ合うものだった。 ある少年が選んだのは、家畜の飼育環境の改善についての記事。「広いところで色んなもの…
組体操などのない安全なプログラムが組まれ、午前で終わる運動会。近年、小学校の運動会の形が変わりつつあります。運動会は誰の判断で開催し、プログラムはどのように決まるのか。今春まで小学校の校長を10年務めた田畑栄一さんにお聞きしました。 【画像】「もう読んだ?」小3の運動会招待状がすごいと話題「奇才現る!」 ■運動会は「学習指導要領」で定義されているわけではない ── 運動会の開催や方向性は、学習指導要領で定められているのでしょうか? 田畑さん:運動会は学校の判断で開催しており、開催が義務づけられているわけではありません。コロナ禍では、学校長の判断で運動会を中止した学校は多いと思いますよ。 学習指導要領『特別活動』では「健康安全・体育的行事」とされていて、「運動会」はその一例として挙げられているだけ。そのため運動会ではなく、球技大会でもいいわけです。子どもたちの希望に沿って、狙いさえしっかりし
ことば、身体、学び ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか (扶桑社BOOKS新書) 為末 大 他1名 ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか (扶桑社BOOKS新書) ハードルの為末大選手が言語心理学者の今井むつみ先生に「言葉と身体の関係」について質問をぶつける直球対談。 あらかじめ為末選手が自分の考えを披露し、それをテーマに今井先生に答えてもらおうという企画で、話題自体は想定内だけど、今井先生が博学すぎて、唖然とするくらい面白く転がっていきます。 「わからない」が学びに重要という話なのに、今井先生は「それはね」と全部答えてしまう。 この人の「わからない」は通常レベルじゃないやん。溜息出そう。 ムカデの話 対談の中心は「学ぶとは何か」。 できなかったことができるようになるとはどういうことか。 それを巡ってぐるぐると話が回転していく。 たしかにわから
農産物で「昔ながらの手作りで、一つ一つ丹精込めて作りました」的なメッセージをよく見かけるが、今どき、昔ながらの農法で農産物を作っているのは「趣味の園芸」「年寄りの楽しみ」レベルの農業であり、本格的な農家ではないはずだ。 同様に、これまで「長くつらい修行の果てに会得できる」とされた職人技が、次々と「分かりやすいノウハウ」になって、誰にでも短期的に習得できる「技術」になろうとしている。 その最たるものが「寿司職人」だろう。 東京寿司アカデミーのような教室では150万円ほど払えば、半年から1年で、寿司・和食の技術を 網羅的に学ぶことができる。こうしたアカデミーで学んだ人間がわずかな期間で開業し、中にはミシュランの星を獲得する人も出てきている。 寿司屋の修行と言えば、寿司店に入って食器洗いや下ごしらえ、煮方などのステップを時間をかけて習得し、親方との師弟関係の中で短くても数年、長ければ十数年で「の
希望を抱いて渡航した留学先で、性被害に遭う学生がいる。日本人が加害者という例も少なくない。自らも被害に遭った大学生らが留学生や留学経験者にウェブアンケートをしたところ、500人あまりが回答し、多くの…
鹿児島県の知覧は、第2次大戦中、特攻隊の基地があったことで知られる。映画の舞台にもなり、多くの子どもたちが学校行事の一環で「特攻平和会館」を訪れる。だがそこでは、国家のために命を捧げた当時の若者を英…
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