前編でお伝えした通り、タイトル戦での全食事メニューを調べてみると「脂っこいメニュー」が比較的少ないことが読み取れる。この傾向を圓尾さんはどう見るか。 脂っこいものは注意が必要 「脂っこいものは注意が必要で、糖質・タンパク質・脂質という最大栄養素の中で、一番消化に負担のかかるのが脂質。油が多くなるっていうことはそれだけ消化にエネルギーが取られてしまい、脳などにエネルギーを割けなくなってしまう。ステーキだと油もそうですがお肉のタンパク質も多い。タンパク質の消化というのも、胃酸の分泌が大事だったりするので、結構個人差も大きいんです。注文された昼食を見ていくと、藤井さんはご自身の体質をしっかり把握されていてそういったものをあまりたくさんは召し上がらない可能性はあるのかなと思いますね」カレーは比較的バランスが整いやすい 前編で触れた御膳ものと同様にタイトル戦に多く登場(19回)してきたのが、好物と
日清食品は2016年8月29日、リニューアルした「日清カレーメシ ビーフ」「日清カレーメシ シーフード」を発売した。 今までのカレーメシは、水を入れて電子レンジで加熱して作るのが特長だったが、新カレーメシでは「湯かけ調理」に。お湯を入れて5分後にかき混ぜると、とろみのあるカレーが完成する。電子レンジは使用不可だ。 表示時間より長めに待つのが吉? レンジ調理と湯かけ調理、食感や味がかなり変わってきそうだが、食べてみた人の反応はどうか。 ツイッターを見てみると、 「カレーメシ、予想以上にちゃんとカレーライスになってた。旨い」 「お湯verカレーメシ美味い。なによりも電子レンジがカレー臭くならないのがいい」 「さっぱりしてうまい。カレーじゃなくて、ジャンクフードなカレーメシというかんじ。よりおやつ感があって、サラリと食える。前ほどいい意味でコクがなく、少し甘め」 など、高評価が上がる一方、 「レ
米軍基地に近い沖縄本島中部のある店舗=5月、県内 「なぜアメリカ人はこんなにココイチが好きなのか」。沖縄本島の中でも米軍関係者が多く住む中部地域の担当記者である私は、普段、ココイチの店舗やその周辺が外国人で混み合っている光景を目にする度に不思議に思っていた。 ココイチは愛知県一宮市に本社を置く壱番屋が展開する「カレーハウスCoCo壱番屋」(以下、ココイチ)。言わずと知れたカレーの大手チェーンだ。沖縄県内には14店舗があるが、北谷町など本島中部地域にある店舗の駐車場は常に米軍関係者の車両「Yナンバー」でいっぱいだ。 「うちの店、全国一忙しいってよ」。記者は、かつて北谷町内のココイチでアルバイトをしていた友人の言葉を思い出した。ネット上には、ココイチの全国売上高トップ3全てが沖縄の店舗との情報も出回っている。そこで真相を確かめるべく取材を始めた。 (石井恵理菜)ランキング「非公表」、しかし
物事には、たいていどこかに正解が眠っているんじゃないかと考えたくなる。 でも、スパイスに関しては、今のところ、それは存在しないんじゃないかと思う。 嗜好品なのだから、誰かがいい香りと思えば、別の誰かがいやな香りと感じたりする。 物事には、たいていどこかにメソッドが存在するんじゃないかと考えることもある。 スパイスの配合に関しては、今のところ、はっきりとしたメソッドは存在しない。 世界中の発信物を探し回っているけれど、メソッド化されたものを見つけられないでいる。 だからこそ、メソッドをいつか作りたいと思っている。カレーを作るときのスパイスの配合については、スパイスメソッドなるものを整理して発表したことがある。たしか3年ほど前の著書『スパイスカレーを作る』が初出だったか。 正方形をパズルの枠に見立て、シンプルなルールに従ってスパイスのピースをはめていく。どんなふうにはめてもカレーのいい香りが
「スパイスペンタゴン」というのを聞いたことがある人はいるだろうか? 「知っている」という人はかなりマニアックな人かもしれない。 僕が2年ほど前の書籍『スパイスカレー新手法』で発表したスパイスの香りを把握するためのメソッドである。ペンタゴンというくらいだから、五角形をしている。スパイスの香りをおおまかに5通りの方向性に大別し、それぞれを点数化してスパイスごとに香りを把握しようとしたものだった。 5種類とは、「FLORAL」「ROASTED」「MELLOW」「DEEP」「EARTHY」である。これでだいぶスパイスの輪郭がハッキリしてきたと思っていた。ところが、なんとなく説明しきれていない感じがあった。それはたとえばクミンシードの持つ「ツンとした刺激的な香り」が分類できないことだった。 今年、新刊『スパイスを極める』を制作することが決まったとき、スパイスペンタゴンは進化させなければならないと思っ
このところ、タイカレーのことばかり考えている。 タイカレーを作り、タイカレーを食べに行く。ハーブと発酵調味料の織りなすハーモニーがたまらない。1月にはタイ南部を旅したし、クロック(石臼)も新調したし、バンコクで知り合ったタイ人の料理人と日本人の仲間たちを集めて「タイカリ~番長」なるグループも結成した。ひとまずライバルは「東京カリ~番長」ということにしている。 僕は、自分が興味を持っていることがあると、少なくとも自分の周囲にはうるさいほど吹聴することにしている。誰かをその気にさせたいわけでも世の中に発信したいわけでもない。数は少なくても身近なところに共感してくれる仲間が生まれてくれたら、一緒に楽しみたいと思っているからだ。 最近、カレー特集を計画している、とある料理雑誌の編集チームと雑談をしたところ、「そういえば、○○さんが『これからはタイカレーの時代が来るよ』って言ってました」という。「へ
おひとり様大歓迎~女性に人気のファストフード店スープの専門店「スープストックトーキョー」は、「女性一人でも入りやすい」と人気のちょっとオシャレなチェーン店。最近はコロナによる「おひとり様需要」でさらに人気を増していると言う。 基本スタイルはご飯とスープのセットメニュー。スープが1種類の「レギュラーカップセット」は814円。好きなスープをミニカップで二つ選べる「スープストックセット」は1012円。サイドメニューだったスープをメインに据えたファストフード店だ。 夏の人気商品ベストスリーは、第3位が冷製の「ヴィシソワーズ」。ジャガイモを丁寧にこした逸品。当初は夏季限定だったが、その人気から通年メニューに昇格した。第2位は牛肉や野菜がゴロゴロ入った具だくさんな「東京ボルシチ」。本場ロシアとは違い、ビーツや赤カブを使わず、あめ色になるまで炒めた玉ネギがベース。隠し味に醤油を入れ、日本人好みの味に仕
「松屋ビーフカレー」(撮影=重盛高雄) 大手牛丼チェーン「松屋」のメニューで根強いファンが多いことで知られるカレーライス。なかでももっともお手頃な商品「松屋ビーフカレー」が「いつの間にか680円(並盛/税込)にまで値上がりしている」として驚きの声が広まっている。かつては290円で販売されていたこともあった松屋のカレーだが、なぜここまで値上げされたのか、そして680円の価値はあるといえるのか、今回は「松屋のカレーの真実」に迫りたい。 2000年には290円で販売されていた松屋のカレーだが、この20年の間に徐々に値上がり。昨年5月の価格改定時には「オリジナルカレー」の価格は480円のまま据え置かれたものの、今年1月には「オリジナルカレー」の販売が終了となる一方で、終売となっていた「創業ビーフカレー」をリニューアルしたメニューが復活。松屋のカレーメニューの最低価格が一気に200円も上がることにな
若くして筑波大学の学長補佐を務め“現代の魔法使い”と呼ばれる科学者・落合陽一さんが、Twitterで“カレーの飲み方”を披露して話題になっている。 研究されつくしたカレーの飲み方 ことの発端となったのは、11月19日放送の「情熱大陸」(TBS系)。同番組に出演した落合さんは、オープニングでレトルトカレーの“辛口”をストローで吸いながら登場した。これは“炭水化物をとると眠くなる”という理由で落合さんが続けている食事法なのだが、この食べ方がネット上で大きな話題に。様々なニュースサイトで取り上げられた他、視聴者からは「オープニングの登場の仕方がずるい。こんなん絶対笑う」「やっぱりカレーは飲み物だったのか」との声が相次いだ。 そんな反響を受けて、落合さんは11月21日にTwitterで「ケーススタディの末にたどり着いたカレーの食い方」を紹介。その工程は4段階に分けられており、「1.火傷するので常温
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