令和5年7月4日、名古屋港のすべてのコンテナターミナルにおけるコンテナの積卸し作業、搬入・搬出等を一元的に管理する名古屋港統一ターミナルシステムで発生したセキュリティ事案により、約3日間、同ターミナルからのコンテナの搬入・搬出が停止し、物流に大きな影響を与えることとなりました。本事案を踏まえ、国土交通省では、安全で安定的な物流サービスの維持・提供に資することを目的として、今回の名古屋港で発生した事案の検証等を行うとともに、コンテナターミナルの運営に関する基幹的な情報システムに必要な情報セキュリティ対策、サイバーセキュリティ政策及び経済安全保障政策における港湾の位置付け等の整理・検討を行うため、「コンテナターミナルにおける情報セキュリティ対策等検討委員会」を設置いたします。 ○「コンテナターミナルにおける情報セキュリティ対策等検討委員会」委員名簿 ○第1回コンテナターミナルにおける情報セキ
ことし7月、名古屋港のコンテナターミナルでサイバー攻撃によるシステム障害が発生した問題で、国土交通省は、港のシステムの保守に使われていた「VPN」と呼ばれる専用のネットワーク回線が攻撃の入り口に使われた可能性があるとして、ソフトウエアを確実に更新していくことなどのセキュリティー対策をまとめました。 名古屋港のコンテナターミナルでは7月、身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃を受け、システム障害が発生し、およそ3日間にわたりコンテナの積み降ろしができなくなりました。 国土交通省は有識者などでつくる委員会を立ち上げ、検証を進めていて、このほど港湾の関係者に向けたセキュリティー対策をまとめました。 それによりますと、名古屋港でシステムの保守に使われていた「VPN」と呼ばれる仮想の専用ネットワーク回線が攻撃の入り口として使われた可能性があることからネットワーク機器
Published2023/09/29 18:54 (JST) Updated2023/09/29 19:10 (JST) 国土交通省の有識者検討会は29日、サイバー攻撃による名古屋港のシステム障害を受けた対策として、ウイルスなど不正プログラムを検知する能力が高いセキュリティーソフトを導入し、常に最新の状態に保つよう求める提言をまとめた。国交省は、港湾関係者らへ周知する。 提言は、コンテナを管理する内部システムと、インターネットとの接続経路を通じて、不正なプログラムが侵入したと推測。基本ソフト付属の対策ソフトを使っていたため、最低限の機能しかなく、セキュリティーのレベルが不十分だったと指摘した。 対策として、付属ソフトとは別のソフトを導入し、新しいウイルスに対応できるよう更新することを要請した。
Published2023/07/27 21:35 (JST) Updated2023/07/27 21:53 (JST) 名古屋市の河村たかし市長は27日、木造復元を目指す名古屋城のバリアフリーに関する6月の市民討論会で、差別的な発言を受けた車いすの男性と面会したと明らかにした。運営の不備を認めて「配慮に欠けた」と謝罪もした。市は近く討論会の課題を検証する有識者会合を設置。結論が出た後、木造復元の議論を本格化させる見通し。 河村氏によると、今月26日に男性宅を訪れ、約2時間話し合った。男性は「検証結果が出た後、正式な謝罪を受けたい」としている。 討論会は6月3日に開かれ、男性が「今まであった昇降機をなくすのなら、障害者排除としか思えない」と訴えたところ、一部参加者が「我慢せえ」と反論するなどした。
名古屋城天守閣の木造復元構想で、名古屋市は、小型昇降機(エレベーター)を設置する方針を決めた。設置しないとの方針を改めたことは評価できるが、河村たかし市長がなお「一〜二階のみ」としているのは理解できない。障害者団体が「差別的だ」と反発するのは当然だろう。 城郭として初の国宝に指定された尾張徳川の居城、名古屋城は一九四五年の空襲で焼失した。現在の天守閣=写真=は戦後、鉄骨鉄筋コンクリート造で再建されたが、耐震性不足で二〇一八年から立ち入り禁止になった。木造化構想は石垣の保全方法やバリアフリー化を巡る課題が解決せず、着工の見通しは立っていない。 小型昇降機は、新技術を求めた市の公募に応じた民間企業の案。史実に沿った柱や梁(はり)の設計に影響を与えないよう、一〜五階を貫く形ではなく各階ごとに空間を確保し、設けるという。企業側は今後数年かけて具体的な昇降手法を開発する考えだが、河村たかし市長は上層
名古屋城の木造復元事業を巡り、名古屋市は7日の市議会2月定例会の本会議で、バリアフリー対策の一環で検討している小型昇降機の設置について、石垣レベルから天守閣(5階建て)の1階部分まで導入する方針を示した。市は2022年度末までに取りまとめる整備基本計画に今回の方針を盛り込み、23年度の早い時期に文化庁に提出する。 渡辺義郎市議(自民)の質問に市側が明らかにした。天守閣の1階までは、公募で選定した小型の垂直昇降機(4人乗り)の技術を採用する。松雄俊憲副市長は、史実に忠実な木造復元に最大限配慮する意向を示し、「1階への昇降は確保したい」と説明。その上で「どうしたらより上層階へのバリアフリー対応が...
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