■まずはヴィンテージマンションの条件をチェック 「ヴィンテージ」と聞けばワインや車を連想する人は多いはず。歳月と共に円熟味を増して価値を高め、羨望の対象となるモノだが、実はマンションにも同様に「ヴィンテージマンション」が存在する。築年数が経つにつれて価値が下がっていく一般的な中古マンションとは何が違うのだろうか。不動産業界関係者の声を集めると、主な条件は以下のとおりになる。 1、築10年以上経過している 2、坪単価が300万円以上で市場に流通している 3、専有面積90~100㎡以上 4、希少な好立地であること。具体的には東京都心の港区赤坂、青山、麻布などの「3A」、千代田区番町、渋谷区広尾など [1]はヴィンテージのイメージよりも「若い」と思われるかもしれないが、これはあくまで目安。実際には築35年~15年ほどのマンションが中心だ。 上記[1]~[4]をすべて叶える代表的なマンションが、1

『東京郊外の生存競争が始まった!静かな住宅地から仕事と娯楽のある都市へ』(三浦展/光文社) 東京都心の人口が増加し、通勤圏といわれる「郊外」は、地方同様に人口減少が起きているという。『東京郊外の生存競争が始まった!静かな住宅地から仕事と娯楽のある都市へ』(三浦展/光文社)は、マーケティング・アナリストであり消費者研究家として活躍する三浦展氏が、社会の変化と豊富なデータにより、東京郊外の街の未来を読み解く一冊だ。 ■残るのは高齢者になった親世代ばかり バブル期に開発された、多摩市や所沢市などの、郊外といわれる都心から40キロ以遠の地域、で人口減少が起きているという。そこで生まれ育った郊外2世たちが、長い通勤時間を嫌い、子育てによりよい環境を求めるなどの理由で流出したためだ。本書によると所沢市、多摩市などが現在衰退が進み、狭山市、春日部市などが、典型的な衰退型の郊外であることがわかる。 ■晩婚

『誰も知らない 京都不動産の魅力』(八尾浩之/幻冬舎) 近年、不動産投資が過熱している。ごく普通のサラリーマンでさえ、物件を購入し、家賃収入を得ることができる時代となった。その一方で、全国的な人口の減少で「空室のリスク」が高まり、「不動産投資と収益物件の情報サイト健美家」が発表した市場動向レポートでは、東京、関西、東海、九州の全てで2014年から2016年までの2年間、投資利回りが下がり続けているそうだ。下手に不動産に手を出すと、夢の不労所得生活が一転、負債を抱える悪夢になりかねない状況なのだ。 しかし「どうしても不動産投資がしたい!」という方がいるかもしれない。そんな方には「京都」がオススメだそうだ。その理由を、『誰も知らない 京都不動産の魅力』(八尾浩之/幻冬舎)の著者である八尾浩之氏が説明している。八尾氏は京都のマンション開発を行う会社の経営者。さらにその後の管理や賃貸付けも行ってお

『団地のはなし 彼女と団地の8つの物語』(山内マリコ、最果タヒ、ジェーン・スーほか/青幻舎) 小学生のころ「団地住まい」に憧れていた。同じ団地に住んでいるという友人たちの妙な一体感がうらやましく、そしてねたましかったからである。 大人になり自分で住む家を選択できるようになったいまでも、団地という場所には、なにか特別な雰囲気を感じていた。もしかして団地には、人の心を惹き付ける特殊な磁場でも発生しているのではないかと薄々感じていたが、『団地のはなし 彼女と団地の8つの物語』(山内マリコ、最果タヒ、ジェーン・スーほか/青幻舎) を読んでそれは確信に変わった。本書は、ユニークな特徴のある物件を多く扱う「東京R不動産」の編著による作品集で、8人の女性作家やクリエイターが団地を舞台にしたさまざまな物語を紡いでいる。本書を読んでまず驚いたのは、ひとつのテーマでこんなにも彩り豊かな作品が生まれるのだとい

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