『海軍さんの料理帖 明治~昭和まで歴史で辿る日本海軍レシピ46品』(有馬桓次郎:著、朝日川日和:イラスト、れつまる:イラスト/ホビージャパン) ソーシャルゲームやアニメ作品で取り上げられたおかげか、日本海軍の艦艇が大人気である。「鋼鉄の要塞」たる軍艦を愛する私としては、擬人化に対して複雑な思いもあるが、注目されること自体は歓迎すべきであろう。例えば艦艇の「聖地」ともいえる横須賀や佐世保といった場所には、そういった作品のファンが集まって地域は活気づいている。そんな中で海軍発のグルメも注目を浴びることになるのだ。 一般的に海軍のグルメで有名なのは「海軍カレー」だろう。先に触れた「聖地」では海軍カレーを提供する店舗も数多く存在し、レトルトカレーとしてコンビニなどで売られているのも見かける。だから「海軍グルメ」といえば「カレー」を連想する向きは多かろうが、もちろん海兵たちが毎日カレーを食しているわ

『辛くておいしい調味料 ハリッサレシピ』(誠文堂新光社) 一見すると“豆板醤”のような、北アフリカ・チュニジア生まれの調味料 “ハリッサ”をご存じですか? 赤唐辛子の辛さと、スパイスがほどよくミックスされた奥深い味わいが楽しめると、パリやロンドンなどで大ブームの中、日本でも ”ちょっとプラスするだけでコクが出るおいしさ!“と話題になり、その人気が高まりつつある。 そんなハリッサを使った、初のレシピ本『辛くておいしい調味料 ハリッサレシピ』(誠文堂新光社)が出版された。 しっかりとした個性がありつつ、決して主張しすぎないその味わいは、エスニック料理の枠を飛び出し、和洋中とジャンルを超え、新しい風味を引き出し、私たちの味の世界を広げてくれる!本書では、6人の料理家によってレシピが紹介され、ハリッサのさまざまな楽しみ方、使い方を提案し、ハリッサが “万能調味料”であることを教えてくれる。 そも

みじん切りにした玉ねぎ、同量の油をフライパンに入れ、玉ねぎが茶色くなったら火を止める。コリアンダー、クミン、ターメリック、ホワイトペッパー、酒、にんにく、生姜、塩、砂糖を混ぜ合わせたものに炒めた玉ねぎを加え、どろっとするまで混ぜれば完成。 ガラスの密封容器に入れておけば2~3週間は持つので、多めに作っておくと便利だ。 ■「玉ねぎと豚肉のチーズカレー」(P.18~P.23) 「万能カレーだれ」を作ったら、早速カレー作り。1つめは、「玉ねぎと豚肉のチーズカレー」。油をひいたフライパンで豚バラ肉、玉ねぎを炒め、万能カレーだれ、カイエンペッパーを加えて蒸し焼きにする。火が通ったら、ココナッツミルク、薄口しょうゆを加えてさらに加熱し、完成。パクチーと粉チーズをトッピングする。 万能カレーだれに豚バラ肉と玉ねぎの旨みとココナッツミルクの濃厚さ、まろやかさが加わり、簡単なのに本格的な味わい。たっぷりの粉

『いちばんおいしい家カレーをつくる』(水野仁輔/プレジデント社) 「すべてのカレーはおいしいのです」とキッパリ断言するのは、水野仁輔さん。カレーのことをトコトン追求し続け、気づけば40冊以上の本も出版した。そんな水野さんが、ついに“家にある普通の材料でつくれる、最高においしいカレーのレシピ”を発表した。それが、「ファイナルカレー」。このカレーを作るために必要な情報がすべて網羅されているのが、『いちばんおいしい家カレーをつくる』(水野仁輔/プレジデント社)だ。究極という頂点にまでたどり着いたカレーなら、もう作るしかない!食べるしかない!本書にある「ファイナルカレー」は、牛肉とカレールウを使った「欧風カレー」と鶏肉とスパイスを使った「インドカレー」の作り方をミックスさせたもの。つまり、究極の「ファイナルカレー」は、「欧風カレー」と「インドカレー」のいいとこどりなのだ。しかも「特別な材料は使

東京・代々木の大人気のカレー店「野菜を食べるカレーcamp」のレシピ集『campの野菜を食べるカレー~ 特製カレーだれで、煮込まず15分、すぐおいしい~』が2017年5月30日(火)に発売された。 同書は野菜たっぷり、お肉ごろごろ、15分でできる驚きの炒め煮カレー「camp式カレー」を紹介。1皿で厚生労働省が推奨する1日分の野菜350gが摂れる「1日分の野菜カレー」や、「玉ねぎと豚肉のチーズカレー」などお店の看板メニューはもちろん、「すき焼き風カレー」や「きんぴらごぼうカレー」、「アヒージョ」など、これって本当にカレーなの!? という驚きのビジュアルのものまで、個性的なカレーのレシピがたくさん掲載されている。 campカレーは「玉ねぎを飴色になるまで長時間炒める」や「じっくりコトコト煮込む」など、一般的にいわれる「カレーをおいしくする調理法」は一切なし。食べたいときに野菜をざくざく切って、

『カレーライス進化論』(イースト・プレス) スパイシーな香り、野菜や肉が入った茶色いなめらかなルウ、きらめく銀シャリご飯――詳細は違うかもしれないが、多くの日本人が抱く「カレーライス」の姿だろう。カレーはインドで生まれ、イギリスを経由して150年ほど前に日本にやってきたが、日本では「カレーライス」として独自の進化を遂げた食べ物になった。その現状は、歌舞伎などの伝統芸能やアニメのようなサブカルチャーに引けを取らないレベルだが、スゴさに気づいていない日本人は多い、と著者は言う。 『カレーライス進化論』(イースト・プレス)の著者・水野仁輔さんは、AIR SPICE代表。スパイス&カレーの専門家として、日本全国各地のイベントに出張して、ライブクッキングや「カレーの学校」の講師をするなど、幅広く活躍している。この17年に40冊以上のカレーに関する本を出版してきた。本書は、海外における「カレーライ

『侠飯(1)』(薩美佑:著、福澤徹三:原著/講談社) 最近、やたらとオリーブオイルを使う料理系タレントが話題になったが、昔から料理が得意な男というのは割とモテるもの。朝っぱらにフレンチトーストとベーコンエッグを出してやるだけで、感激されてしまうくらいである。ズボラ女子ならずともそういう男となら一緒に暮らしたいかもしれないが、もしそれが「ヤクザ」であったとしても果たしてそう思えるのだろうか。『侠飯(1)』(薩美佑:著、福澤徹三:原著/講談社)は、そんなヤクザと一緒に暮らすこととなった「男子」大学生の日々を描いたコミックだ。 この漫画は福澤徹三氏による同名小説が原作。主人公の若水良太がヤクザの抗争に巻き込まれ、柳刃組の組長・柳刃竜一に窮地を救われる。その後、警察の捜索を逃れるため柳刃と子分の火野は、良太のアパートに身を隠すことに。ここから大学生とヤクザの奇妙な同居生活が始まる、というストーリー

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く