「探偵」として産業革命期ロンドンのような幻想都市を冒険するオープンワールドRPG『白銀の城』が発表。路面電車が走り、街灯が立ち並ぶ、産業化の進む近代の巨大都市が物語の舞台。街並みの雰囲気が最高すぎる
伝説的ゲーム制作者の 宮本茂が、自分がアーティストというよりはデザイナーであること、趣味の日曜大工、そして自身の引退がまだ先であることなどを語った。 1981年当時のマリオの制作責任者である宮本茂は、12月15日リリースのiPhone/iPad向け『スーパーマリオ ラン』のプロモーションのため、アメリカにまる1週間滞在していた。滞在中は人気番組『ザ・トゥナイト・ショウ』でザ・ルーツとのギターでの共演や、ニューヨーク・ソーホー地区のアップル・ストアでのトークイベントへの参加など多忙を極めた。彼の新しいゲームが任天堂以外のデバイスでプレイされることは、宮本が30年以上勤め、常にパイオニアとして走り続けてきたこの会社のアプローチに大きな変化をもたらすものだ。 宮本の大規模な宣伝ツアーの終盤に我々ローリングストーン誌は彼への取材を行い、彼のクリエイティヴ・プロセスや年を重ねることに対する感想、引退
みなさん、こんにちは! ライターの左尾昭典と申します。 私はちょうど20年前に、ゲーム専門誌の「64ドリーム」(現ニンテンドードリーム)を創刊し、ずっと編集長として関わってきたのですが、数年前に訳あって戦線を離脱。その後、一度は住んでみたいと願っていた古都・京都に本拠地を移し(任天堂本社も近くにあります)、雑誌や書籍、ウェブなどの企画に関わりながら、フリーライターとして(やとわれ遊撃隊みたいな感じ?)活動を続けています。 さて、そんな私に届いた指令は、4月21日(木)に、Wii Uソフトとして発売される『スターフォックス ゼロ』のインタビュー。このゲームのプロデューサー兼スーパーバイジングディレクターの宮本茂(※)さんと、ディレクターの林悠吾さんから開発秘話が聞けるというので、任天堂に行ってきました。
糸井 宮本さんの「筋がいい、悪い」の話は ぼくにとってもテーマで、 これからもずっとしていくと思うけど、 若い人たちに教えてあげたいんですよね。 「筋がいい」ほうが、おもしろいから。 宮本 ありがとうございます。 糸井 「筋がいい」ほうが、人がよろこぶ。 会社も、きちんと儲かる。 なんというか、同じ「いいもの」でも、 よくある「立派でいいもの」みたいな感じだとね、 よろこぶ人には限りがあるんですよ。 そのあたりを、きちんと伝えておきたいなぁ‥‥。 宮本 「筋がいい」と、広がりがあるんですよね。 糸井 そう、そう。 永田くん(この対談の担当編集者)、 なんか質問してもいいよ? ── じゃあ、「筋がいい、悪い」を判断しているお二人に 判断される立場から、ということで、お訊きします。 糸井 うん(笑)。 ── 「筋がいい、悪い」が、 まったく見当もつかないわけじゃなくて、 だいぶ、いいところまで
糸井 全体の2割の商品の利益が 残りの8割を支えているとして、 その「2割のもの」が 宮本さんの言う「筋がいいもの」ですよね。 宮本 はい。 糸井 「筋がいい」という話は 宮本さん、ずっとしてますよね。 もう、30歳代のころから。 宮本 前からしてますよね、ずっとね。 糸井 で、その都度、 「まぁ、わかんないんですけどね」 って言いながら、ちょっとずつ、 ことばになってきているというか。 宮本 わからないので、デカの勘とか言ってます(笑)。 ここ数年でわかったことでいうと、 「筋がいいね」って言ったときに 「うん」って言う人と言わない人がいて、 それは、趣味の問題ではなくて、 「同じ問題意識を持ってるかどうか」なんです。 糸井 あーー、うん、うん。 宮本 そこの共有ができている人だと、 「筋がいい」の意見が合う。 まったく合わない人は そもそも「問題意識」が合ってない。 糸井 それは、そう
糸井 任天堂という会社は、 新しいことに取り組むときに、 「会社ごと買ってくる」、 みたいなことをしないですよね。 宮本 そうですね。 基本的には、社内でできるようにする。 糸井 それは、風土だね。 まあ、当然、外のひとたちとも仕事はするんでしょうけど、 「社内でつくる」が基本。 宮本 社外の方とももちろんやります。 けど、その場合は仕事として 発注するかたちになるので、どうしても 「納品のために」動いてしまいます。 まったくはじめてのことを学ぶとか、 ある種のチャレンジをするとか、 外と組むのはいいこともたくさんあるんですけど。 糸井 外と組んでつくることも、 最終的には、社内の力にしていく というのが理想なんでしょうね。 会社の経験が深まるというか、 任天堂という体内に経験が蓄積される。 宮本 そうですね。 社内でできるようになると、 つくりながらどっちに行くか様子を見る、 みたいな
糸井 そうだ、今日のテーマは 『スーパーマリオメーカー』なんです。 宮本 そうでした(笑)。 糸井 ぼくもちょっとコースをつくってみたんですけど、 たのしかったなぁ。 つくって、ちょっと遊んでみて、 じぶんでつくったのにじぶんで なかなかクリアーできなかったりして、 いろんな角度から、おもしろいんだよね。 宮本 そうなんですよ。 だから、大勢でたのしめるんですよね。 糸井 そうそうそう。 宮本 『マリオメーカー』の特長は、 「つくる人」と「遊ぶ人」の 両方のたのしさがあることなんですけど、 それに加えて「見てる人」がいるっていうのが もうひとつ、大事なことで。 糸井 そうそうそう。 つくってるのを「見てる人」もおもしろいし、 遊んでるのを「見てる人」もおもしろい。 宮本 うちも、社内にゲームコーナーみたいな 場所があるんですけど、 いつもはだいたい同じメンバーが 同じようなゲームをしてるん
糸井 いま、任天堂から発表されている さまざまなことは、 きっと、岩田さんがいたころから ずっと話し合われていたことなんでしょうね。 宮本 そうです。 糸井 つまり、きちんと準備してたことばかりだから、 岩田さんがいなくなったから 強引にやらなきゃ、みたいなことはなくて、 やりかけていたことをきちんと進めるだけでおもしろいニュースになるというか。 宮本 そうなんです。 だから、岩田さんがいなくなって、 「この先、どうなるんですか?」って 心配してくださるファンの方も いらっしゃるんですけど、 開発的には、まぁ、だいたい3年くらいは、 もうやることはだいたい決まってるので。 糸井 そうか、そうか(笑)。 宮本 大きくいえば5年くらいは まったく慌てなくてすむというか。 スタッフがごっそりいなくなった、 というようなことではないので、 予定していたことを進めながら、 3年とか5年とかのあいだ
糸井 ものをつくっていて、壁に当たって、 「なんとかしなきゃいけない」というときに、 手を変え品を変えやっていくと、 自分の力が自分で思ってもいない方向に、 発揮できるじゃないですか。 そこで、なんていうか、やっと、 「はじめてのこと」がはじまるんですよね。 宮本 そう、それがたのしいんですよ。 だいたいわかってることを 「予定どおり収める」ということだけに 苦労してても、つらいだけですからね。 なにがおもしろいのかな、っていうと、 あれこれやっているうちに 新しいことが生まれはじめて、 あ、これをやってるのがおもしろいんや、と。 糸井 わかってること、 できることだけをやってると、 「処理」になっちゃうから。 宮本 やっぱり、処理じゃなくて、 「あれをしよう」「これをやろう」 ということをエネルギーにして、 進んでいくしかないと思うんですよね。 あの、たとえば、ものをつくっていると、 批
『スーパーマリオブラザーズ』が ファミコン用ソフトとして発売されてから 今年で30年になるそうです。 その記念すべき年に発売された最新のマリオは、 Wii U用の『スーパーマリオメーカー』。 なんと、マリオのコースを自由につくれるソフトです。 マリオについて語っていただくとしたら、 やっぱり、どうしても、宮本茂さんです。 糸井重里が久しぶりに会いに行きました。 顔を合わせてはいたふたりですが、 長く、深く話すのは、久しぶりのことでした。 たぶん、いろんな話が行き交うことになると思います。 そのはじまりに、糸井重里はこう言いました。 「思った通りにしゃべりはじめましょうか。」 糸井 今日は、大きなテーマとしては、 『スーパーマリオメーカー』について 久しぶりに宮本さんと会って話しましょう、 ということなんですが。 宮本 はい(笑)。 糸井 でも、きっとそれ以外の話も、やっぱり。 宮本 はい、
横スクロールのアクションゲームの代名詞と言えば『スーパーマリオブラザーズ』だが、横スクロールのアクションゲームは『スーパーマリオブラザーズ』から始まったみたいな迂闊なことをネットで発言したりすると、ほぼ間違いなく容赦の無いツッコミを浴びることになる。それ以前に『パックランド』があるからだ。 パックランド - YouTube 僕もちょいちょい『スーパーマリオブラザーズ』についての文章を書くのだけど、少なくない頻度で、「マリオってパックランドのパクリでしょ」みたいな心無いコメントが寄せられる。横スクロールの原点はマリオなり!みたいな迂闊な発言はしていないにも関わらずである。実際それなりに発言力ある人がマリオこそ横スクロールの原点みたいな発言を公の場でしてたりするからまた問題はややこしい。 guutex.com ネット上でマリオを褒める→元は『パックランド』でしょみたいな突っ込みが入る、っていう
404 NOT FOUND 指定されたページかファイルが見つかりません。 指定されたページかファイルは削除されたか、アドレスが変更された可能性があります。 MANTANWEBトップページへ戻る
このところ、E3(※1)の準備で忙しくて、 同席していただく時間も取れなかったですからね。 『時のオカリナ』のオリジナルをつくった人たちが 宮本さんのいらっしゃらないところでどんな話をしたのか、 折に触れてお伝えしながら進めたいと思いますので、 今日はよろしくお願いします。
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