ぶっちゃけ、「負けられる戦い」の方が緊張感あるよね。 主人公の戦いより、脇役の戦いの方がハラハラするみたいなやつ。 負けられない戦いだと、言っちゃなんだが創作物なんだから、どんだけ苦戦しても『どうせ勝つやろ』って気分で読んでしまうけど、 『これ負けた場合でもストーリー的にアリだよな』と思うと、負ける可能性が現実味を帯びてくるから手に汗を握る。 多分、スポーツマンガの人気が根強いのも、同じ理由だと思うんだよね。 スポーツなら、負けても死なないし、負けてもドラマとして成立するから、読者は『どうせ勝つやろ』と見る事ができず、自然と主人公を応援できるが、 負けたら死ぬ戦いなら絶対負けないだろ。 負けてもストーリー的にアリな戦いだからこそ、勝った時に熱いんだよ。 ガルパンとか、TV版は決勝戦も含めて「ここで負けるのもアリだな」って展開だったから緊張感と満足感が凄かったけど、 劇場版は「これストーリー
藤本タツキ『妹の姉』という漫画について、ブクマでほぼ絶賛されてることに不安を覚えたので問題点を上げてみる。 ①高1(15,6歳)の妹が、高3(17,8歳)の姉をモデルとして想像で裸体を描いたが、まずモデルの同意がない。 ②第三者がモデルの同意無く公共の場(学校の入り口)にそれを貼り出す。 ③モデルが拒否しても学校側はそれを取り下げない。 ④指導者である教師がモデルからの訴えを真剣に受け止めないばかりか、「教え子のハダカなんてはじめて見た」と茶化す。 ⑤周りの生徒が一切モデルの味方をせず、無神経に乳首や乳房に言及する。(何故か取ってつけたように姉が在籍してるのは女子だけのクラスのようだが、学校は共学だし男性教師もいる) ⑥親や親戚も呑気に写真を撮りに来る。絵の作者である妹を褒めてモデルである姉の心のケアをしない。 ⑦作者(追記:=妹)からの謝罪がひとつもない。 ⑧モデルは恥ずかしがったり焦っ
PR電子書籍配信サイト「Renta!」とBL情報サイト「ちるちる」がコラボして企画された、読者参加型の「腐女子座談会」。腐女子歴も好きなBLジャンルも違う腐女子を集めたこの座談会の模様を漫画にした『BLが尊すぎる私たち~腐女子あるある座談会~』で、腐女子だからこその本音とあるあるが繰り広げられています。 無料公開された第1話では子育てママさんの座談会を掲載。子育て中の腐女子だけじゃなくて、これからママになる腐女子もそうじゃない腐女子も、参考になることが満載ですよ! 第1話は子育て中の腐女子ママさんたちの座談会から! 1話だけで次々とすごい話題が…… 座談会が始まって、最初に驚きのエピソードを話してくれたのは、二人目を妊娠中の梅吉さん。グループデートで一緒にBL映画を見に行った際、なんと梅吉さんの旦那さんと友達の彼氏さん二人で隣り合って座ってもらったそうです。当然のように、映画館の観客はB
むかしむかし、ではなく現代のおはなし。 学生の頃から友達にマンガを見せるのが好きで、マンガを描き続ける学生時代を送った彼は、 首尾よく新人賞を取り、デビューしたものの、連載は打ち切り。 辛うじて単行本は出たものの、全く売れませんでした。 編集者に新作のネームを見せるものの、反応は芳しくありません。 Bは学生時代の友人Aに長電話で愚痴ったり、ドス黒いツイートをしてみたりと、 失意の日々を過ごしていました。 ある日、Bがツイッターを見ていると、一つのツイートが回ってきました。 それを見たBは驚きました。そのツイートで「××が〇〇する話を描きました」と言ってアップされていた画像は、 自分が描いたマンガだったのです。 Bは激怒しました。 これが自分の作品であると示すために、原稿データの画像とamazonリンクを貼ってリプライしました。 プロの作品を自炊してマンガ家になりすます、そんな卑劣な奇行にネ
はじめに。「セクハラと男ばかりの職場」というテーマについてはすでにこういう記事書きましたのでこちらを読んでください。 一方「臨死!江古田ちゃん」「モトカレマニア」はどっちもすごく面白いけれど、もともとこの話が主題ではないことを差し引いても、ハラミ会前後の部分はギャグテイストが強すぎてリアリティがなさすぎると思うし、真剣に論じる価値は感じません。せっかくのギャグ漫画をそういうふうに使うのはもったいないと思う。 というのを前提にして。「モトカレマニア」2話の描写が話題になってたのでちょっと言及。 「ハラミ会」はセクハラ回避の最適解ではない?「相手を人として尊重すればいい」「いやそれが難しい」などの声も -Togetter そもそもこのハラミ会というキャッチコピーを考えたのも、このキモイ男たちを思いついて描いてるのも女性作家だぞ。 「臨死!江古田ちゃん」の瀧波ユカリさんに一体何を期待しとるんだ
マンガは読みやすいと思われているけど、本当? 大学の研究者やマンガ家らがこんな疑問から、マンガに触れる機会が少ない知的障害者や外国人らが楽しく読めるマンガを研究し、本にまとめた。表現方法が違う様々なマンガを知的障害者40人に読んでもらった結果、浮かび上がった「読みやすいマンガ」とは――。 「障害のある人たちに向けた LLマンガへの招待 はたして『マンガはわかりやすい』のか」を出したのは、大和大(大阪府吹田市)保健医療学部の藤澤和子教授、京都精華大(京都市)マンガ学部の吉村和真教授、都留泰作教授らで作る「LLマンガ研究会」。LLとはスウェーデン語で「やさしく読める」の略語だ。 スウェーデンでは知的障害がある人や外国人に読みやすい工夫がされた「LLブック」の出版が盛んだ。特別支援教育などが専門の藤澤教授は日本でも普及させようと活動しており、LLブックのマンガ版を作れないかと、マンガを専門とする
1日外出録ハンチョウ〜「マンガ界に緊急提言」編〜 上原求/新井和也/萩原天晴/福本伸行 届け・・地下からのマンガ愛っ・・! 混迷極めるマンガ界に大槻班長が緊急提言っ・・! 「1日外出録ハンチョウ」魂の緊急無料公開!
こんにちは!女性専用ライブヨガアプリSOELU(ソエル)を運営している、ワクテクのSHO(@jiang_shihao)です。 今回は予告どおり、マンガ『キングダム』が起業家に愛読される理由について考察します。キャラクターの死に関するネタバレは避けますが、それ以外の大まかなストーリーの流れやキャラの特徴は考察する上で触れる必要があるので、それもネタバレNGな方は、自己責任で閲覧お願いしますmm 目次 ■私とキングダムとの出会い ■起業家の理想の具現化した「信と政の力強い成長ストーリー」 ■共感ポイント1:マイナスの状態から物語(起業)は始まる ■共感ポイント2:政の「真顔力」と「プレゼン力」 ■共感ポイント3:信の「無知の知」と「生命力」 ■共感ポイント4:王騎・麃公 - 憧れのリーダー達との出会いと学び ■共感ポイント5:合従軍編=HARD THINGSそのもの ■さいごに ■私とキングダ
昨今の日本で、中国のイメージは良くない。だが、中国嫌いを自認する人でも「いまの中国は嫌だけれど昔の中国は好き」といった意見を持つ人は案外多い。 日本人の間で、そんな「昔の中国」のイメージの原点は中国の古典だ。とはいえ、現代の人にとっては古典の『史記』や『三国志演義』それ自体というより、これらを題材にした歴史小説や歴史マンガの影響が大きいだろう。本サイトの定期寄稿者で『八九六四 天安門事件は再び起きるか』『さいはての中国』などの著書があるルポライターの安田峰俊氏は、過去に大学院で中国史を専攻し、また無類の中国史マンガ好きでもある。今回は編集部がインタビューする形で、中国史マンガの魅力を語ってもらった。 こんなにある――中国史を題材にした歴史マンガは数多くありますが、やはり基本は横山光輝作品でしょうか。 安田 そうですね。横山光輝先生の作品は基本ですよね。『三国志』はもちろん、『水滸伝』『項
こんにちは、アシスタントエディターの栄藤八(@hachi_jejeje)です。他社オウンドメディアの記事コンテンツ制作代行を行う「外部メディアコンテンツ制作チーム」で見習いとして働いています。 突然ですが、みなさんは『ドラゴンボール』という作品をご存知でしょうか。「週刊少年ジャンプ」にて1984年から約10年にわたって連載された長編漫画です。1985年からは単行本も発売され、テレビアニメ化までされている、いわゆる大ヒット作品です。 1992年に生まれた私は、これまでドラゴンボールを読むことなく生きてきました。もちろん作品の存在自体は知っていましたし、アニメの主題歌もどこかで聞いたことはありました。しかし、私にとってのドラゴンボールとは「昔流行った漫画」でしかなかったのです。 そんな私が、今更ドラゴンボールを全巻読むことになったのは、ある出来事がきっかけでした……。 ドラゴンボールハラスメン
オタクの人は必死に「エロマンガ・アニメ・ゲームは実写と違って誰も被害に遭っていない」などと主張しますが、むしろ逆です。今からその説明をしましょう。 ※なお、性的消費定義しろおじさんがうるさいですが、以下の文章における『性的消費』の意味は、「性の商品化における、消費者側に注目した言葉」の意味で使っています。 男がAVを見て性欲を解消するとき、性的に消費されているのは誰かを考えるならば明らかに第一にはそのAVに出演している女優だ。そこに疑いの余地はない。 もちろん、「好きな女の子がこの女優に似ているから」という理由でAVを選び、AV女優を見ながらその好きな女の子を思い浮かべて性欲を解消した場合など例外はあり得るが、 全体から見てそのような理由で選ばれ・使用される割合は1%未満であろう。 そして、少なくともAV女優ならば『性的に消費されるのが仕事』であり、本人の意思で出演しているのならばそこに非
マンガとかアニメで描かれるゲイってのは、だいたい保毛尾田保毛男みたく 1.異常である 2.キモい 3.常に見境なく他の男のケツ穴をねらう性獣 みたく書かれるじゃん 作中で「ゲイ疑惑」のネタが出てくる場合、 ゲイは1.2.3だから「やべーやつだ」って描かれるじゃん。 例えば「斉木楠雄のΨ難」で灰呂 が「コッチ系なんじゃね」と疑惑をかけられた回みたいに。 こないだの「ドラえもん」の女言葉でのび太に迫るジャイアンを見たスネ夫みたいに。 ゲイをメインにしているBLマンガとかでもだいたい1.2.3の一つはだいたい入っている。 「俺はゲイじゃないのに・・・」みたく頑なにゲイであることを否定したがる人物が出るのも ゲイは1.2.3だからという前提があってこそだよな。 なぜかLGBTフレンドリー作品みたく言われている「おっさんずラブ」もそうだった。 ゲイの上司は部下の主人公を盗撮しセクハラ、後輩は無理やり
【書評】『手塚マンガで憲法九条を読む』/マンガ・手塚治虫 解説・小森陽一/子どもの未来社/1500円+税 【評者】大塚英志(まんが原作者) 憲法九条を変えるべきではないという本書の政治的立場にぼくは賛同する。しかし、その上で、本書のようにその学習教材として直截の手塚作品を読ませることには違和を表明する。 手塚作品は確かに戦争を主題としたものが少なからずある。しかし手塚の表現は、まんががプロパガンダのツールであった歴史からの離脱として立ち上がった。例えば、本書の解説で野上暁が言及した「勝利の日まで」は、手塚の戦争体験の反映としてのみ論じられるがそれは狭い理解だ。 この作品は大政翼賛会が主導した戦時下のメディアミックス「翼賛一家」の自発的な二次創作として描かれ、同時期の「防空」を題材とした教育映画のまんが版として目論まれている。そのことはいずれ本にまとめるが、「勝利の日まで」は、戦時下の少年で
吉村和真・田中聡・表智之「差別と向き合うマンガたち」と「MASTERキートン」 臨川書店から今年の夏に出版された本である。マンガコラムニスト夏目房之介氏が自身のブログで触れているので実際に買って読んだ人もいるだろう。私もその口である。部落問題研究所の機関紙「人権の部落問題」に約3年にわたって連載されたコラムを一冊にまとめたこの本は、ブログ等でマンガについてあれこれと語っている人たちこそ読むべき本だろうと強く思う。 「マンガと表現」、「マンガと歴史叙述」、「マンガと現代思想」と3章からなるこの本は、特に最初の章「マンガと表現」を巡る問題に私は刺激を受けた。というのも、この章で問題になっているのが、何気なく使っているリテラシーという言葉に潜む偏見を炙り出しているからである。 実際のマンガ作品を例にし、このキャラはどんな性格でどこの出身地で……あるいは逆にここ出身でこういう性格のキャラはどう描か
贈呈式ではまず選考の過程を説明するため、選考委員を代表し里中満智子が登壇。数日前から喉の調子が悪く、声が出にくくなってしまったという里中は、「ちば先生が18年ぶりに単行本(『ひねもすのたり日記』)をお描きになりましたが、私は長いこと描かないでいたらバチが当たっちゃいました(笑)」とささやくようにしゃべりだす。「こんな声で選考過程の説明もないと思いますので、『いろいろあった末にこれらに決定した』と思ってください(笑)。最終選考に残ったのは力作ばかりで、選考委員も熱心に議論を戦わせたんですけど、例年になくすんなり決まったのではないでしょうか」と語り、その後各賞の受賞者に称賛を送った。 そして壇上に上がった野田は、「タイミング悪く歯の矯正の最中でして、お聞き苦しい点があるかもしれませんが……」とスピーチを始める。現在「ゴールデンカムイ」のテレビアニメが放送されていることに触れ、「とてもいいタイミ
弊社オークションサイトで落札された作品について 今回問題になりましたまんだらけオークションサイトで販売されました「ながやす巧氏の原稿」についての弊社のコメントです。 問題点がいくつかありますが事実関係をまず記載しておきます。 ① オークションにかけられた原稿が紛失したものかどうか特定できていない。 オークション前に作家様代理人と出版社様サイドから打診はありました。15枚の原稿紛失が1974年にあったこと、その時に紛失届けを出したことをもって、それが今回の原稿であると主張され、それはながやす先生が原稿を厳しく管理しているからとのお話でした。まんだらけとしては「愛と誠」の原稿を完全に管理をされているならば、紛失原稿がその15枚だけなのかを確認して連絡をいただけますか?と代理人様に4月29日に返事をしましたが、その後回答はない状態です。 ② 弊社といたしましては遵法の精神にのっとりまして営業を重
性別が変わると興奮する!? 知られざるTSマンガの世界 〜『幼なじみは女の子になぁれ』森下真央インタビュー 物語中でキャラクターの性別が変わると興奮する人たちがいるらしい。 ……いや、何を言っているのか分からないと思うが、そういう読者が実際に一定数いるらしいのだ。そして、そういう方々の喜ぶ作品は「TSもの」と呼ばれているのだという。 というわけで、なんだかイマイチよく分からないTSの世界を知るため、われわれ取材班は『幼なじみは女の子になぁれ』(講談社)などでTSマンガ家として知られる森下真央先生のアトリエを訪れた。 ───こんにちは、TSのことが全く分からないのでお尋ねしに来ました。早速ですが、TSってなんなんですか? 森下:TS……それはtranssexual。もしくは、TSF(transsexual fiction)とも言います。性別の変化をテーマにした物語作品のことですね。 ───ふ
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