脳梗塞で4ヶ月も入院。退院後3ヶ月が経過し、どうにか病状が安定してきたので、リハビリの意味をこめて日記を書くことにする。 この病気に苦しんでいる人たちに希望をあたえたい。この病気から立ち直って人生をやり直してゆく僕の姿を見てもらうことで、生きる勇気を抱いてほしいと願うものである。だから、あなたのお近くに脳梗塞の後遺症で苦しんでいる方がおられるのなら、ぜひこの日記を紹介してあげて欲しい。

5月10日、問題の日。 僕は自分の家から徒歩5分のマンションを仕事場にしている。そこに執筆に必要な書籍を溜めこんでいるのだ。『BISビブリオバトル部』や、『神は沈黙せず』『MM9』『プロジェクトぴあの』などの参考文献リストを見れば分かる通り、常に大量の本に囲まれて執筆している。 その日は朝から何かがおかしかった。いろんな打ち間違いをしていて、ちっとも原稿が進まない。そのうち、異変がさらに進行しているのに気付いた。 使い慣れているはずの、WORDの使い方がよく分からなくなっているのだ。 その時になっても、僕は事態の深刻さに気づいていなかった。身体のちょっとした変調で、ひと休みすれば治るといった程度に軽く考えていた。 あとから思えば、脳の正常な判断力が失われていたのだ。 尿意を催し、トイレに行きたくなった。その時にようやく、肉体にも異常が起きているのに気づいた。身体のバランスが取れない。ドアの

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