海外でプロサッカー選手としてプレーすることを夢見て、アルバイトをして渡航資金を貯めている人の話をよく聞きます。その際、急に舞い込んでくるトライアルの話を、アルバイト先との契約の都合で逃してしまうケースが多いのが現状です。 これまでアジア20の国や地域を渡り歩いてきた僕ですが、自身の経験やコネクションを活かし、そんな境遇の選手をサポートするプロジェクト「ワイドPLUS」をスタートさせました。 札幌に本社を置く「大栄建設」が、プロ契約を目指すサッカー選手を正社員として雇用し、チームが見つかった場合は休職扱いとし、オフシーズンや引退後には復職できるシステムをつくりました。道外からの希望者も見据え、すでに石狩市内に5LDKの一軒家を借り、受け入れ態勢は万全です。このアスリート支援「ワイドPLUS」は休職中も海外での住宅手当を保証するなどして夢を持ったアスリートを強力にバックアップします。 僕はアド
所得税の課税データを取材するため、ヘルシンキの国税庁舎前に列をつくるジャーナリストたち=2018年11月1日、Dmitry Kostyukov/©2018 The New York Times
ロゼッタ@ローマ 今からもう20年以上前になる。イタリア中部の小さな街で短期留学をするため、その前後の1週間ほどをローマで過ごした。決して高級ではないホテルに朝食を取りに行くと、決まって亀の甲のような形をした丸いパンとコーヒーカップが席に置いてあった。 パンの名前はロゼッタ。「小さなバラ」という意味で、真ん中についている丸い突起と甲羅のような模様が、バラの花に似ていることからそう呼ばれる。こぶし大の大きさだったが、中は空洞。その時は正直、それほどおいしいとは思わなかった。ただローマ出身の知人によると、「ローマのパンといえばロゼッタ」で、確かに街のどこのパン屋に行っても、当たり前のように売っていた。 「ツィア・ロゼッタ」で使われるロゼッタ。昔ながらの大きなサイズと、おつまみにもなるミニサイズがある ところが、時代は変わったらしい。昨年秋からローマで暮らしているが、ロゼッタを見る機会がめっきり
台北市内で開かれたLGBTパレードに参加した女性ふたり。同性婚を認める民法改正を支持すると語った=西本秀撮影 このコラムの「虹色台湾」というタイトルは、多様な文化や、重層的な歴史が詰まった島を、七色の虹に例えたものだ。連載を始める前に、念のため、この言葉でネット検索をしてみると、「にじいろ台湾」というブログがあるのに気付いた。 作者はMaeさんという、台北在住6年になる30代の日本人男性だった。男性を恋愛対象とするMaeさんが、LGBTが直面する問題について、日本での経験や台湾での暮らしを交えてつづった日記だった。虹色は、LGBTの人たちがその存在や尊厳を訴える運動において、シンボルとなる色でもある。そのMaeさんに先日、出会う機会があった。LGBTパレードに参加した台北在住の日本人男性、Maeさん=西本秀撮影 10月27日に台北市内で開かれたLGBTパレード。アジア最大と称される毎年恒
テレビ朝日が、韓国の人気グループ「防弾少年団(BTS)」の音楽番組「ミュージックステーション」への出演を見送ったというニュースは、発表のあった8日から、韓国でもSNSなどを通じて騒がれだした。韓国在住の私が詳細をきちんと読んだのは10日付東亜日報。「日本の放送出演前日、キャンセル通告受けたBTS」「メンバーが1年前に着たTシャツ、光復節テーマのデザインを問題視」という見出しで、一面に出た。光復節というのは、8月15日、日本の植民地支配からの解放を祝う日だ。一瞬、光復節をテーマにしたぐらいでなぜ出演できないのかと首をかしげたが、本文を読んでそのTシャツに原爆の画像がプリントされていたことを知った。光復節を祝うこと自体は、被支配国として当然のことだと思うが、光復節をテーマに原爆の画像を使うのはあまりにも無神経だ。 昨年の着用を理由とした出演前日のキャンセルには、韓国内で「元徴用工への損害賠償
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