参院選(20日投開票)比例代表を巡っては、「日本人ファースト」を掲げた参政党の得票数が立憲民主党をわずかながら上回り、自民、国民民主両党に次ぐ3位に躍進した。政治思想史家の河野有理(ゆうり)法政大教授は21日、X(旧ツイッター)で、「『自民党より左』の大結集で政治を変えるという戦後政治の<夢>がついに最終的についえた」との見方を示し、「極めて大きな地殻変動の現れ」を指摘した。 参政支持のうねりの過小評価指摘参政は、比例代表で742万5053票(得票率12・6%)を得て、立民の739万7456票(同12・5%)を、2万7597票差で上回った。国民民主は762万492票(12・9%)。野党3党が得票率13%弱でほぼ並ぶ結果となった。 河野氏はXで、参政党に対する評価を巡って、「『参政党支持している人は周りにはいない、いたら縁を切る』みたいな選挙前によくいた人たち、よほど世界が狭いか、相手が大人

産経新聞社とFNNの参院選情勢調査では、躍進する見通しの国民民主党と参政党が、若年層や現役世代の受け皿になっている状況が浮かんだ。比例代表の投票先を尋ねたところ、18~29歳では国民民主と答えた人が最も多く、30代と40代では参政がトップだった。 ニデック京都タワー前で演説する国民民主党・玉木雄一郎代表=7日午後、京都市下京区(渡辺大樹撮影)18~29歳で国民民主を選んだ人は21・5%を占めた。次に多かったのは自民党の19・5%で、参政17・7%、立憲民主党13・1%と続いた。 30代では参政が22・2%で最も多く、2番目は国民民主の18・3%だった。自民は13・0%、立民は6・7%の回答しか得られておらず、参政と国民民主が与野党第一党を上回る勢いを示した形だ。40代でも参政は19・3%で最多となり、次いで自民16・1%、国民民主12・5%、立民11・7%の順で割合が高かった。 一方、5

参政党の神谷宗幣代表が3日、参院選(20日投開票)の第一声で「申し訳ないが、高齢の女性は子供を産めない」と発言したことを巡り、一部メディアを中心に物議を醸している。神谷氏は、その後の記者団の取材に対し「それはもう生物学的なものだ。いま、少しずつ医療も発達して、40代でも産むことができる」と語った上で「でも、60代、70代はさすがになかなか難しい」と説明した。 第一声を巡って、神谷氏は少子化対策に言及し、「子供を産めるのは若い女性しかいない。これを言うと『差別だ』という人がいるが、違う。現実だ。男性や、申し訳ないが、高齢の女性は子供は産めない」と指摘した。 その上で、神谷氏は「日本の人口を維持していこうと思ったら、若い女性に『子供を産みたい』『子供を産んだ方が安心して暮らせる』という社会状況を作らないといけない」と語った。 第一声後、記者団の取材に応じた神谷氏に対し、「高齢女性は子供を産めな

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