みなさまお元気ですか 暑さも少し落ち着いてきて、ようやく外に出てもいいかなという気になってきました。季節の変わり目体調には気をつけていきたいですね。 実は、一ヶ月くらい前にLinuxPC を自作してMac から移行しました。そのときの考え、その後の感想を残しておきます。 また、学んだことや作業のログを細かく残しておきたいと思います。(どこかの誰かが不安に思ったときに同じ失敗や疑問を経験した人がいて安心してもらえたら嬉しい) Ubuntu のインストール画面 (ベストオープンソースと開発しよう!) 目次Mac をやめるきっかけ、経緯 Ubuntu に移行して一ヶ月の感想 おまけ1: どのようなPC になったか おまけ2: 事前に学んだこと おまけ3:PC の組み立て おまけ4: Ubuntu のセットアップ 加筆/修正 指摘のあった誤字を修正 NVEnc について誤った内容があっ

2024年3月29日、Linux向け圧縮ユーティリティとして広く利用されているXZ Utilsに深刻な脆弱性CVE-2024-3094 が確認されたとして、研究者やベンダがセキュリティ情報を公開しました。この脆弱性は特定の条件下においてバックドアとして悪用される恐れがあるものとみられており、当該ソフトウエアのメンテナのアカウントにより実装されたソフトウエアサプライチェーン攻撃の可能性が指摘されています。ここでは関連する情報をまとめます。 脆弱性の概要 xzとは主要なLinuxディストリビューションに含まれる汎用的なデータ圧縮形式で、今回問題が確認されたのはその圧縮・解凍ユーティリティであるliblzma(API)を含むXZ Utils。CVE-2024-3094が採番されており、Red Hatによって評価されたCVSS基本値はフルスコアの10。影響を受けたライブラリをリンクしているssh
筆者は1997年から「Linux」を使い続けているが、その間、問題が起きたのはたった1回だけだ。その期間の長さを考えれば、これは非常に立派な成績だと言えるだろう。あるOSを30年近く使ってきて、何回か小さな問題があったほかは、深刻な問題が1度しか起きなかったという状況を想像してみて欲しい。 しかし今のLinuxは、昔のLinuxとは別物だ。今のLinuxは驚くほど使いやすくなっている。コマンドラインを使う必要もなければ、自分でカーネルをコンパイルする必要もない。bashのスクリプトを書いたり、正規表現を覚えたり、自分でファームウェアをインストールしたりする必要もなくなった。 今のLinuxはとても簡単だ。 そう考えると、デスクトップOSにLinuxを使っている人が一向に増えないのは不思議に思える。 状況を把握してもらうために数字を挙げてみると、最近では、Linuxが「macOS」を抜いて、

Linuxのコマンドラインで文字列を検索する際に必要不可欠なコマンドといえば「grep」です。しかし、grepは動画ファイルやPDFファイルの文字列を検索できないのが弱点。そんなgrepの弱点を克服し、動画ファイルのメタデータやデータベースのレコード、画像ファイル内の文字列まで検索可能なコマンドが「ripgrep-all(rga)」です。GitHub - phiresky/ripgrep-all: rga: ripgrep, but also search inPDFs, E-Books, Office documents,zip, tar.gz,etc. https://github.com/phiresky/ripgrep-all rgaはLinuxに限らずWindowsやmacOSでも利用することが可能。今回はUbuntu 20.04でrgaを利用してみます。以下のコマンドを

ネットワークレベルでサーバーと通信ができるか確認できる「ping」コマンドは、1983年にUNIXコマンドとして開発されて以来、サーバーの死活監視や通信速度の測定など、あらゆる場所で使われているコマンドです。そんなpingコマンドを開発したマイク・ムース氏は、2000年11月20日にレストランからの帰宅途中、高速道路で玉突き事故に巻き込まれて亡くなっていますが、ムース氏により「ping」コマンド開発秘話が綴られたブログ「The Story of the PING Program」はムース氏の没後20年となる2020年現在も閲覧することができます。 The Story of the PING Program https://ftp.arl.army.mil/~mike/ping.html ムース氏がpingコマンドについて語っているブログはアメリカ陸軍研究所のFTPサーバー「ftp.arl.

[速報]WindowsTerminal 1.0正式リリース。7月からは毎月アップデートへ。MicrosoftBuild 2020 オンラインイベント「MicrosoftBuild 2020」を開催中のマイクロソフトは、WindowsTerminal 1.0正式リリースを発表しました。 下記はWindowsTerminalのプログラムマネージャ Kayla Cinnamon氏のツイートです。WindowsTerminal 1.0 has been released!! A huge thank you to everyone who has helped contribute! https://t.co/VpnwIDHCxM — Kayla Cinnamon ☕ @ #MSBuild (@cinnamon_msft) May 19, 2020WindowsTerminalは
![[速報]Windows Terminal 1.0正式リリース。7月からは毎月アップデートへ。Microsoft Build 2020](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2ffa250b81f72fc401f5a40f0d64d2b4a394d26a91%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fwww.publickey1.jp%252F2020%252Fterminalga.gif&f=jpg&w=240)
コンピューターにパスワードを設定することは、セキュリティの観点から非常に大切なことですが、そのパスワードを失念してしまったり、前の持ち主からパスワードを聞きそびれてしまったりした場合、コンピューター内のデータにアクセスできなくなってしまう事態に陥ってしまいます。「chntpw」はWindowsのパスワードを強制リセットし、そうした事態を回避することができるコマンドです。 chntpw | Remove, bypass, unlock and reset forgottenWindows password http://www.chntpw.com/Windowsのパスワードを忘れてしまい、誤ったパスワードを入力すると、画像のように「パスワードが正しくありません。入力し直してください。」と表示され、ログインができなくなってしまいます。 chntpwはLinux上で動作するコマンド。今回は

マイクロソフト、「WindowsTerminal」機能確定版リリース。複数タブ、ペイン分割、プログラミング用フォントなどを含む、4月正式リリース予定 マイクロソフトがオープンソースとして開発中の「WindowsTerminal」バージョン0.9がリリースされました。今年4月に正式リリースが予定されており、今回リリースされたバージョン0.9は正式リリースに向けて新機能が追加された最後の版となります。WindowsTerminalは2019年5月にWindows 10の新機能として発表されたソフトウェアです。 タブによっていくつでも画面を開くことができ、それぞれの画面でコマンドプロンプトやPowerShell、Windows Subsystem forLinuxやSSH経由でほかのサーバへの接続など、Windows 10上でのすべてのコマンドラインインターフェイスが統合可能となります

MicrosoftのOpen InventionNetwork(OIN)への加入が発表されました。これで、Microsoftが抱える6万件の特許がオープンソースとしてOINコミュニティに開放され、Linux開発者が利用できるようになります。MicrosoftJoins the Open InventionNetwork Community https://globenewswire.com/news-release/2018/10/10/1619375/0/en/Microsoft-Joins-the-Open-Invention-Network-Community.htmlMicrosoftjoins Open InventionNetwork to help protectLinux and open source |Blog |Microsoft Azure ht

Ubuntuの発音は当たり前だが、ウブンツだ。 正確にはウブントゥ(wikipediaより)だが。 これを私の上司はユブントゥと発音する。毎回だ。 こいつ以外全員がウブンツと発音しているのにもだ。 こいつは精神異常者なのだろうか。 そのせいで、私はこいつと会話するときはウブンツの発音するのを避け、代名詞により会話をしている。 なぜならば、私はウブンツと発音した直後にユブントゥと発音し直してくるからだ。 完全にキチガイである。狂ってる。 これが地味にかなりストレスになっている。 他には、客先の人間だが、ウベンツと発音しているキチガイもいる。 かわいそうなことに、そいつの部下はウベンツと発音していた。とほほ。 どうやったら「ベ」になるのか皆目検討がつかない。 なお、この2人に共通するのはかなり頑固で変わり者であるということだ。 ああ、生きるのがつらい。

ネットワークオペレーターは、遠隔からオペレーションするときに現地にいる人の作業(機器の交換など)が終わるのを待たなければいけないときがある。そんなオペレーションの合間に、思わずほっこりとするような癒やしを与えてくれるサービスが開発された。コンピュータとつながってるかを確認するときに打つコマンド「ping」を使った、「pingアスキーアート」だ。 開発されたのはpingを打つと「にゃーん」を返すサービス。IPv4とIPv6のどちらにも対応している。ただし、Ciscoルーター限定。 Ciscoルーターは、ICMP(Internet Control Message Protocol)のecho requestを送った結果を一文字ずつ返してくれる。例えば、通信相手と疎通できれば「!」を、できない場合は「.」を、宛先に到達できない場合は「U」を返すといった具合だ。 そして、横の文字数が70文字と

Linuxカーネルを開発したリーナス・トーバルズ氏が、Linux Foundationが開催したOpen Source Leadership Summit 2017(OSLS 2017)で行われた対談で、近年のテクノロジー業界についてや、自身の仕事の考え方を語りました。 Talk oftech innovation is bullsh*t. Shut up and get the work done – saysLinus Torvalds • The Register http://www.theregister.co.uk/2017/02/15/think_different_shut_up_and_work_harder_says_linus_torvalds/ OSLS 2017でリーナス・トーバルズ氏は、Linux Foundationで取締役を務めるジム・ゼムリン氏と対談を

Linuxカーネルに代わって、Googleの新OSは「Magenta」を採用している。Magentaのベースである「LittleKernel」は、「FreeRTOS」や「ThreadX」といった組み込みシステム向け商用OSのライバルだ。Android Policeによると、Magentaは(ユーザーアカウントを要する)ユーザーモードをサポートし、また「Android 6.0」のパーミッションの仕組みに似た権限ベースのセキュリティモデルを採用することで、スマートフォンやPCにも対応可能だという。Googleはまた、主なプログラミング言語に自社独自の「Dart」、ユーザーインターフェース用に「Flutter」、レンダリング用に「Escher」を採用しているが、これは新OSに自社の「Material design」ユーザーインターフェースをサポートさせる意向を示すものかもしれない。 Fuch

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