政局をめぐる最近の新聞記事の中で、ある政党の幹部が怒って「声を荒(あら)らげた」という表現がありました。放送では「荒(あら)げる」という言い方も耳にします。どちらの言い方でもよいのでしょうか。本来の言い方は「あららげる」ですが、放送では「あらげる」も使っています。 「声を荒立てる」「度をこして激しい声で言う」ことをさすことばとしては、「声をあららげる」が伝統的な言い方です。新聞社などの多くは「あららげる」のみを認め、「あらげる」は俗な言い方としています。しかし、声に出して言う場合、「あららげる」より「あらげる」のほうが言いやすいことや、「荒らげる」と書いてあるのを「あらげる」と読むという思い違いもあってか、今では「声をあらげる」と言う人のほうが多くなっています。NHKが平成3年(1991年)に行った全国調査でも、「あららげる」と言うと答えた人が19%にとどまったのに対して、「あらげる」と
Гораздо легче определять правду, чем ложь. Григорий Павлович Усодадзе 嘘よりも真実の方がずっとたやすく定義できる。 グリゴリー・パヴロヴィチ・ウソダゼ かつて、具体的には30年以上前、地球にはソヴィエト連邦という変な国があり、そこでは事実上の公用語*1としてロシア語が使われていた。かの国の国営メディアとして、ロシア語の「真実」という単語を冠する厚顔無恥な新聞があったのは有名だろう。「プラヴダ」(«Правда»)のことである。 「なんちゃらかんちゃらプラヴダ」という新聞は当時からいろいろあって、ソ連の青年組織コムソモールの新聞であり今日まで続く「コムソモリスカヤ・プラヴダ」とか、あるいは各共和国・各地の新聞だとウズベキスタンSSRの「プラヴダ・ヴォストーク」(「東方の真実」)とかカザフスタンSSRの「カザフスタンスカヤ・
Pluralistic 新しい言葉を作り出すのは、実にクロミュレントまっとうな遊びだ。造語の大半はその場限りで消えてしまうが、時として時代にケンタッキーなぴったりハマる言葉が生まれ、命が宿ることがある。 http://meaningofliff.free.fr/definition.php3?word=Kentucky 私は四半世紀にわたり、デジタルライツの重要性を大衆の意識に刻み込もうと奮闘してきた。インターネットが重要だと人々に理解してもらうキャンペーンがはじまりだった。以来、テックポリシーは哀れなオタクたちがスタートレックを議論する空間のガバナンスだけを意味するのではなく、人類の繁栄へとつながるものだと訴えてきた。 https://www.newyorker.com/magazine/2010/10/04/small-change-malcolm-gladwell やがて人々は、イン
![下品な言葉が政治的な力を持つとき » p2ptk[.]org](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f78d1742a1b7c23005c229e38929326330274a6e3%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fp2ptk.org%252Fwp-content%252Fuploads%252F2024%252F10%252F14Oct2024_3.jpg&f=jpg&w=240)
チャットコミュニケーションむずかしい。全然そんなつもりで書いてないのに受け手の解釈が乗っかって伝わったりする。 たとえば純粋に質問しているだけなのに責められているように感じる人もいるし、感謝を伝えたつもりが煽りや嫌味と捉えられることもありうる。 そもそもチャット以前の関係性の問題として対処すべきこともあるし、受け手の人となりや状況を完全に理解することもできないのであまり気にしすぎても仕方ない。一方で、自分の経験上解釈ズレが起きやすい表現は明確にあって、自分はそれらを"禁止"するマイルールを作っている。誰でもできるチャットコミュニケーションの工夫の一つとして雑にまとめておく。 あー / えっと 「あー (そうじゃなくて)」とか「えっと (理解できないみたいだからどう言おうかな)」みたいな感じで相手に非があるという印象で伝わることもある じっくり考えられるチャットでこれらを書く必要もないので使
人称代名詞(「私」、「あなた」「彼ら」など)はtをつけるのではなく全く別の形になります。 minä(私)→me(私たち)sinä(あなた)→te(あなたたち)hän(彼/彼女)→he(彼/彼女ら)そして主格には1つ、厄介な特徴が。 Mennään lounaalle!(昼ごはんに行こう)とか、Mene lounaalle!(昼ごはんに行きなさい)のような「~しよう」文や命令文は、「無人称文」といって主語がないのが普通なのですが、そういうときに主格の名詞を使うと、その名詞は動作の目的語になります。 主格が動作の目的語になりうるのは、後の属格と対格の項でも触れますが、「動詞の動作に終わりがある(動作が完了する)」場合です。 フィンランド語のこの種の目的語ってふつう対格か属格なのですが、無人称文では主格になるんですよね。たとえば、 Ota sateenvarjo mukaan.(傘を持っていきな
![百花繚乱・フィンランド語の格変化の世界へ。一体いくつあるの? | Revontulia[レヴォントゥリア]](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f6bcd9c91fb3744da276c281a157330ea983aca11%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Flinnameigetz.com%252Fwp-content%252Fuploads%252F2019%252F01%252Fsibelius-monument.jpg&f=jpg&w=240)
・すわ◯◯◯ ・やんぬるかな ・やらいでか ・まんじりともせず ・果たして ・なまじっか ・ゆめゆめ ・笑止 ・ええいままよ ・あいわかった ・なかなかどうして ・南無三 ・片腹いたし ・あまつさえ ・ごきげんよう ・けだし ・ちょこざいな ・待てよ? ・あなた by増田

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article?本記事は下記のtweetから始まるスレッドに触発され、@qnighyや@na4zagin3からアイディアを拝借して書いた。 i18n力が最強の国は国内に複数の言語があり、そのうちいくつかは他国でも使われている言語の方言で、1バイト文字での代替表記が困難で、歴史的にISO-2022ベースの文字コードとUnicodeと独自エンコーディングが混在していて、フリガナなどの特殊な組版規則があり、右書き左書き縦書きを併用し、 — Masaki Hara (@qnighy) 2018年8月6日 皆さんのおかげで最強のi18n国家が建設されつつある。一

当連載は、日本在住15年の〝職業はドイツ人〟ことマライ・メントラインさんが、日常のなかで気になる言葉を収集する新感覚日本語エッセイです。 名詞「四季」 観光CMとかで 「日本には、四季があります!!」 という明るい売り言葉をよく耳にするが、じゃあ外国には四季が無いのかよ、とそのたびに思う。観光用アピールであれば「日本には、日本ならではの、濃厚でいけてる四季があります!」みたいな路線で洗練されたキャッチコピーにすりゃいいのに、なぜ有る無しの極端な思考になってしまうのか? と思っていたら。Twitterで紙魚エビさん(@bookfishswim)という方が極めて興味深い文化ツッコミをなさっていた。 学生の作文、「日本人はおもてなしの心を持っているので」とか「日本には四季があるので」とかが頻出して、そのたび「他の国の人にはおもてなしの心がないみたいですがそんなことはありませんね」「四季は多くの

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