本屋に行くとトイレに行きたくなる症候群 BTS(Bookshop Toilet Syndrome)という。寅壱が勝手に名づけた。 私は、トイレのない本屋には30分以上居られない。8割以上の確率でBTSが発症するからだ。 他の人に聞いても、そういう人は結構多い。以前テレビでも採りあげられたことがあって、なにかもっともらしいことを言っていたが、忘れた。 こういうときは、インターネット。Yahoo!で「本屋に行くとトイレに行きたくなる」で検索すると、何と、121件もHITした。 そのうちの一つにBTSの原因を追求しているところがあったので、項目だけ挙げてみる。 (1) トラウマ即ち心的後遺症に基づくという説 (2) 紙、インクの臭いが便意を誘うという説 (3) 狭い空間に大きく動かずに立っていることが便意を誘うという説 (4)本を手にとり、マブタを伏せて読んでいる姿勢が便
土屋賢二のエッセイは、おもしろくない。もう十年くらい前に、おもしろいと評判を聞いて文庫版を買ったらおもしろくないのですぐに売った。当人はいかにも笑えるつもりで書いているようなのだが、全然おかしくないのである。 もっとも、若くてあまりものを知らない人にはおもしろいのかもしれない。実際、私は若い頃、野田秀樹や鴻上尚史のエッセイがすごくおもしろかったが、今読むとまるでダメである。 若くない人は、多くは、おもしろくないと思っている。しかしあまりそのことは言われない。なぜなら、土屋は誰も攻撃しないし、いい人のように思われているから、何となく言いにくいのである。米原万里と似ている。『週刊文春』で連載が続いているのも、いわば往年の朝日新聞の横山泰三の「社会戯評」のようなものだろう。 さて今週は、書店でなぜ便意を催すかという話である。一般には、インクの臭いが原因だと言われているが、と書いて、それはおかしい
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