ダーウィニズムと倫理との関係を論じるのがわたしに与えられた課題である.小論では,この問題に関するダーウィンからハクスリーに至る19世紀の論議を概観(1節−8節)したのち,ダーウィニズムから倫理的含意を引き出そうという現代のレイチェルズの試みを検討し(9節−11節),最後にわたし自身の見解をスケッチする(12節−15節). 1. 悪名高い進化倫理学? 進化と倫理との関係は,ダーウィン自身をはじめ,19世紀の思想家によってもすでに考察の対象とされている.しかし、現代においてこの話題をアカデミックな論議の土俵に乗せるには,特有の困難がある.現代における進化倫理学――進化論の観点から倫理の問題を論じる試み――の主要な提唱者の一人であるマイケル・ルース(RUSE 1986,1993,1995)がくり返し指摘しているように,進化と倫理との間に何らかのつながりを認めようという進化倫理学は,今世紀の大半を
「すべての倫理価値が自然現象だ」は「自然主義の誤謬」ではない Oliver Curry[2006]は、「Humeの倫理自然主義の進化論バージョン」が正しいかどうかはさておき、それが自然主義の誤謬には該当しないと論じた。Oliver Curryが言うHumeの倫理自然主義とは「倫理価値は自然な人間の欲求の産物である」という見方である。そして進化論バージョンとは「"情念"は、ある種の進化した誘因システムであり、倫理的情念は協調への進化した誘因システムである」というもの。 David Hume provided the classical statement of the view that moral values are the product of certain natural human desires. Hume argued that human behaviour is a pr


「始祖鳥」より古い羽毛恐竜=1億6千万年前の化石、中国で発見 「始祖鳥」より古い羽毛恐竜=1億6千万年前の化石、中国で発見中国遼寧省の1億6100万〜1億5100万年前(ジュラ紀)の地層から、前脚のほか、後ろ脚にも羽毛が生えた小柄な恐竜の化石が見つかったと、同国の古脊椎(せきつい)動物古人類研究所などの研究チームが25日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。 この化石はトロオドン類の「アンキオルニス」で、当初は鳥類と考えられていた。ドイツの約1億5000万年前の地層から化石が見つかり、最も初期の鳥類とされる「始祖鳥」より古く、4翼の恐竜の中から、2翼の鳥類が進化したという説がより有力になったという。 羽毛恐竜の全身骨格がそろった化石が、これほど古い地層から見つかるのは珍しい。これまで見つかった羽毛恐竜の化石は、始祖鳥より年代が新しい物が多く、進化の順番がはっきりしなかった。 国立科
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ダーウィンの映画がアメリカで上映見送りになったことが話題になりました。この件に関する批判で、連中はいったいどうやって科学と宗教を頭の中で両立させてんだ、みたいなものがありましたが、日本人だって初詣行ったりお祓いしたり墓参りしたりするわけで、アメリカ人ばかりが変ということもないように思います(それとは違う、という人は、これらが余りにも普通に生活に溶け込んでしまっているため、どこがおかしいのかうまく気づけないのでしょう)。 さて、その2です。その1はこちら。シリーズなんですか? わかりません。 自然選択説 -Wikipedia 生物の進化を要約すると次の通りである: ・生物がもつ性質が次の3つの条件を満たすとき、生物集団の伝達的性質が累積的に変化する。 1.生物の個体には、同じ種に属していても、さまざまな変異が見られる。(変異) 2.そのような変異の中には、親から子へ伝えられるものがある。(
昨日紹介したシュレーディンガーの猫に関するページを公開している南堂久史という方、この方の別のページを読むと、いっそうトンデモ、というか疑似科学臭さが漂ってきます。 クラス進化論 早分かりの冒頭で、ダーウィン主義は間違っていると断じています。白状するとこの方の文書を全部読んだわけではありません。読まずに批判しているのは、 あまりにもあちこちガタガタだからです。たとえば、より詳しい文書として用意されている概要は、しょっぱなからぐだぐだです。 まず、生存競争と言う言葉をそのまま捕らえていると思われる点。ダーウィン主義は個体が直接常に争うという考え方ではありません。環境への適応が世代間を経ての生き残り数に現れるのです。この場合、適応と言うのは闘争における勝利ではなく、子孫を増やすことですから、仮に利他的なほうが生存しやすければ、淘汰によって利他的な面が濃い種が生き残りえます。このあたりの理解がおか
トンデモさんがターゲットにするのは確立された学説である。多くの科学者が信じている学説を否定することが、トンデモさんのアイデンティティだからだ。有名どころでは、アインシュタインによる相対性理論。「相対性理論は間違っていた!」と主張する人は山のようにおり、「相ま系(相対性理論はまちがっている系)」という言葉があるくらいだ。相ま系の人たちは相対性理論を理解していないが、その権威ゆえに相対性理論を攻撃する。そうやって、「アインシュタインを含めた世の物理学者よりも真実に近いところにいる自分」という幻想を得るのだ。彼らは論文を書いたりはしない。「既存の学会を全否定する論文は没になる」などと言い訳しつつ逃げる。 進化論批判の多くの場合は宗教の影響のためなのだが、割合としては少ないものの「権威攻撃タイプ」の進化論批判もある。なかにはドーキンスを狙い撃ちしたものもあって、トンデモさんのターゲットとなるほどに
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