私のTwitterの流れの中で、二人の東大宗教学出身者が議論していた。私のこのブログ記事は、直接は二人の議論と関わるものではないが、この際一言述べておきたいと強く感じて書いたものである。 なお、自分自身で確認したい読者のために、議論の題材と背景資料をなるべくネットで得られるように配慮したが、いたずらに網羅しても煩雑であるため、最低限の紹介となった。また、直接の題材であるBBCの記事を含め、英語文献ばかりであることをあらかじめお断りする。 まず、「コンゴ民主主義共和国の危機(Crisis in DR Congo)」というこの見出しの記事の内容をかいつまんで紹介しよう。主役は呪術を行ったと疑われた子供たちで、12歳のアンリという男の子と14歳のジャンという同じく男子が証言している。この二人は浮浪児となったので施設に保護されている。また、この報道には国連ユニセフの協力がある。 アンリによれば、誰

ナイジェリアのウィッチハンター (2009/09/21)の続き。取り上げた2007年12月9日のThe Guardianの報道から2年近くたった2009年10月17日付で、The Associated Pressが同じくナイジェリアのウィッチハンティングを取り上げた。 喜ぶべきか悲しむべきか、The Guardianが報道した、虐待された子供たちを預かっているSam Ikpe-Itaumaのホームは健在だった。[KATHARINE HOURELD: "Churches involved in torture, murder of thousands of African childrendenounced as witches" (2009/10/17) on LA times] 幾千のアフリカの子供たちをウィッチだと告発して、拷問と殺人に関与する教会たち EKET, Nigeria (


「ウェブリブログ」は2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 ※10秒後にBIGLOBEのおすすめページに遷移します

「まったく、どうしようもない誹謗中傷だ。平和の殿堂、創価学会が北朝鮮と関わりなんかあるわけない!本部に注進して、このふざけたサイトを告発してもらおう!」 そう憤っている学会信者の貴方、是非そうしてみてください。学会のなるべく偉い人(できれば、副会長)に直訴してください。法的措置をとって、この馬鹿げた学会誹謗サイトを叩き潰し、管理者を血祭りに上げてください! ←まあ、よく似合う 民族衣装だこと。当たり前だが。 だが、貴方が訴えかけた学会最高幹部たちは、決して法的行動など起しません。狼狽を見て取られないように目を伏せて上目遣いに周りを覗います。そして、口先で誤魔化します。 「酷い中傷だ!わかった。痛い目にあわせてやろう!」貴方の前では威勢良く宣言するでしょう。しかし、何一つ行動は起こしません。そして、裏からプロバイダーに手を廻して、姑息で卑怯な手段でサイトを消そうと試みます。

『大アジア思想活劇 〜仏教が結んだもうひとつの近代史〜』 株式会社サンガより『大アジア思想活劇』増補改訂版が刊行されました。 くわしくはこちらをご覧下さい。(2008/9/26) 大アジア思想活劇〜仏教が結んだ、もうひとつの近代史〜 著者:佐藤 哲朗 定価:4,725円(税込) ISBN:9784901679954 店頭予定:2008年9月29日 仏教ブームのもう一歩先へ 日本人にとって仏教とは何だったのか? 知られざる近代史を紐解く 更新情報:第二部第十八章 十九章 大アジア思想家列伝 野口復堂注釈を追加。(2004/09/10) 更新情報:第二部第四章本文の翻訳文面を修正。全章の小見出しへのアンカー設置を完了しました。(2002/09/13) 更新情報:第一部第十九章,第二部第十章,第二部第十八章本文と注釈を更新しました。(2002/09/06) 更新情報:画像の追
19日の記事には驚くほどの反響があり、出版化の話まで来た(さすがに無理なのでお断りしたが)。コメントも150を超え、延々と議論が続いている。2ちゃんねるでもスレが立ったようだが、いつものシニカルな反応が少なく、共感する声が意外に多い。日本の閉塞状況の深い部分を、この記事が期せずして突いてしまったのかもしれない。 そのキーワードは「希望」のようだ。救いのない状況に置かれたとき、人は「今ここにないもの」に希望を求める。古代ユダヤ教が故郷をもたないユダヤ人に信じられたのも、ウェーバーが指摘したように「救いは現世ではなく来世にある」という徹底した現世否定的な性格のゆえだった。キリスト教が激しい弾圧に耐えてローマ帝国の貧民に広がり、最終的に国教になったのも、この世の終わりがまもなくやってきて、現世で救われない者ほど来世で救われるという教義のためだった。 近代において社会主義が強い影響力をもつのも

「エホバの証人」だと語呂が悪いので略したら、なんかとても不遜な感じになってしまいました。 痛いニュース(ノ∀`) : 息子への輸血を「宗教上の理由」で拒んだ両親に対し、即日審判で親権を停止 多くの場合、ぼくは「痛いニュース」と意見を共にするものですが、この事件に関してはエホバの証人側を支持します。というかまぁ、ほとんどの人はふつうに輸血支持でしょうね。エホバ支持は難しい仕事だけど、やらなくては。 では、なぜぼくはエホバの証人を支持するのか? その理由は「どんな宗教であっても、その教義が外部の者によって軽んじられることがあってはならない」と考えるからです。その教義がたとえどれほど馬鹿げたものに見えたとしても、です。教義というのはそのように重要なものだと思います。輸血をして子供の命を救った側は、当然「当たり前のことをした」「良いことをした」と考えているでしょうが、それは外部の人間の価値観です。
Buddhism | 22:48 | 初期〜中期インド仏教学際研究の概観通俗的には自利のみで利他行をしないはずの『小乗』教団が在家菩薩への利他行として行った回向儀礼を 示唆する施主たる在家菩薩の『小乗』教団・説一切有部への寄進文。一切衆生に功徳が配分されますように。『この貯水池は ŞahiYola-Mira 自身の Yola-Mira一Şahi-vihãra (寺院) における四方僧伽にたいして、説一切有部 Sarvãstivãdins の諸師の所領として寄進されたものである。この正しい喜捨によって、母と父に主要な功徳の配分が、そして一切衆生に主要な功徳の配分がありますように。また法主 (施主) に長寿が与えられますように。(*1)』はじめに id:ragaraja さんからコメントを戴いたし、さらに id:ajita さんとの論争を憚ってエントリ 『大乗仏教の基層はジャータカにあ
2007.12.24 「結果論」 と 「目的論」 の混同について (12) カテゴリ:陰謀論批判 気がつくと、いつの間にか今年も残り少なくなっている。今夜はこの国のほとんどの皆さんが、1日だけのにわかキリシタンになるという日である。 昨日、いつものように夕方の買い物に、近くにある大型スーパーに出かけたところ、子供連れの家族客などで店内は熱気むんむんの大賑わいであった。ふと、気がついたのが、4, 5歳くらいの男の子。広い店内を、なにやら泣きそうな顔をしてバタバタと駆け回っている。 どうやら迷子になったようである。店内は大人の背よりも高い商品陳列棚がいっぱいに並んでいるから、見通しが悪い。目の位置の低い小さな子供にとっては、なおさらである。すでに半べそ状態であった。 店員も誰も気付かない (気付かないふりなのかもしれない)。声かけようかな、どうしようかな、でも変なおじさんに間違われてもなんだし

洪水の後であった。計算高く腹黒い神が、息子にどのようにして世界を建て直すかを教えた。 「息子よ、次のようにするのだ。生まれようとする不完全な大地の基礎を置く‥‥。大地の基礎として適当な鉤を置くのだ‥‥。不完全な大地の増殖をひきおこすのは、小さな野豚である‥‥。大地がわれわれの希望する大きさになった時、息子よ、わたしはおまえにそのことを告げ知らせよう‥‥。わたし、トゥパンTupanは、大地の支えを見張る者である‥‥。」 雷と雨と風の主であるトゥパンは退屈していた。ゲームをするにも孤りぽっちで、遊び相手を必要としていた。しかし、誰でも、どこでもよいというわけではなかった。神々は相手を選り好みする。トゥパン自身は、新たな大地が、不完全な邪悪な大地でありながら、そこに住む定めとなる卑小な存在を迎え入れるものとなることを欲した。 「大地に送るわれわれの子、われわれ自身の断片は幸せになろう。われわれは

タイトルは釣り気味。でも一部ではそういうこととして受け止められているみたい。そうして意図はともかく事実としては結果的にそうらしいので、イスラエルとかヨーロッパとかでは世論はひっくり返り、大変なことになっているらしい。 ホロコーストを否定した司教が破門を解かれた事件に関して - あんとに庵◆備忘録経由でhttp://www.cnn.co.jp/world/CNN200901270008.html。 エルサレム(CNN) ローマ法王ベネディクト16世は24日、ナチスドイツ時代のユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を否定する発言をした英国人のリチャード・ウィリアムソン司教らの破門を撤回すると発表した。イスラエルのユダヤ人当局者は、これに強い不快感を示している。 破門を撤回されたのは、聖ピオ十世会所属のウィリアムソン司教ら4人。同司教は先日スウェーデンのテレビ局に対し、ナチスドイツの収容所で死亡したユ
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