
不適切な戸籍消除に対する勧告について 2008-09-12 2008年(平成20年)9月12日、新潟県弁護士会は、国及び大和市による不適切な戸籍消除について勧告を行いました。 申立人は、1963年(昭和38年)、大和市でアメリカ人と日本人の間に生まれました。当時の国籍法では、父親がアメリカ人であるときにはその子どもは日本国籍を取得することができないとされていました。しかし、大和市は過誤により申立人の出生届けを受理し、外観上申立人に日本国籍があるかのような取扱いをしました。 しかし、1984年(昭和59年)、大和市は申立人に日本国籍があるとの扱いが間違いだったとして申立人の戸籍を消除しました。その際には戸籍消除に伴う影響などについては一切説明がなされませんでした。大和市から戸籍消除の許可を求められた国も戸籍消除が申立人に与える重大な影響について配慮しないまま戸籍消除を許可しました。 このよう
Posted by nene2001 at 14:14 / Tag(Edit): 在日歴史 / 0 Comments: Post / View / 0 TrackBack /GoogleMaps 「併合無効宣言」と在日朝鮮人の「日本国籍」 さて、ここで考えてみたいのは、植民地期の在日朝鮮人の「日本国籍」の根拠法は何か、という問題である。日本人の日本国籍の根拠法は、国籍法である(ただし1899年以前は国籍法が無いので戸籍ということになるだろう)。だが、よく知られているように朝鮮には植民地期に国籍法が施行されなかった。これは中国東北部に移住した朝鮮人に日本国籍を離脱させず、「帝国臣民」の「保護」の名の下に同地域に影響力を行使しようとしたためであった。「関東州」(後の「満洲国」)や南洋群島も施行されていない。 では何が朝鮮人が「日本臣民」である根拠になるかというと、「韓国併合
前回の記事で、和田春樹が2010年を期に「鳩山談話」で韓国併合の「無効宣言」を出せと提案していることに触れた。併合無効については前回記さなかったので、私の立場を書いておこうと思う。 私は併合条約の前提となる1905年条約は君主に対する脅迫があったため成立していない、という説は説得的なものであると考えるので、日本政府は併合無効を承認するべきだと思う。ただ、和田のいう「鳩山談話」は、無効宣言とバーターで日韓間の「歴史問題の完全解決」を図る、つまり一種の「終結」のセレモニーとなる可能性が非常に高い。私は、無効宣言は一つの「始まり」であると考えており、そうした観点から和田の提言に危惧しているのである。「併合無効」なんか宣言したら次は何を要求されるかわからないという右翼の危惧に、「いやいやそんなことありませんよ」と宥めるのが、和田流である。だが私は右翼が恐れるとおりにしなければいけないと思う。あんな
過去エントリ「『在日はみな朝鮮系、韓国系日本人』になるために」から派生して、バジル二世さんのブログで続いている論点の続き。 簡単に経緯をまとめると、わたしが「朝鮮半島出身者の日本国籍を日本政府が一方的に剥奪したことに対して謝罪すべき」と書いたことに対して、Josef さんが「『「謝罪』なんてのは論外で、解決を遠ざけるだけ」としたうえで、希望者には国籍を復活させるのが望ましい、と書いている。バジル二世さんも、日本政府が国際法上の義務を怠ったのであれば謝罪すべきだが、そうではなければ謝罪すべきではない、と書いている。 また、わたしが「日本が一方的に国籍を剥奪した」と書いたことについて、Josef さんは「一方的剥奪」とは言えない、という立場から、朝鮮半島出身者にとってはそもそも「日本人」とされたことが屈辱的であり、戦後日本国籍から「解放された」というのが正しい、と書いている。 Josef さん
pontaka様ご主宰/あるコリア系日本人の徒然草 エントリ「在日とは、どういう外国人か?(国籍取得条件とからめて)」 こちらにコメントした内容とほぼ同一の文章をエントリします。pontaka様、大変恐れ入りますが私ささの投稿「お招きに預かりまして」の削除をお願いします。お手数をお掛けして申し訳ありません。 >これは韓国(民団)側の完全に一方的な通告であり(同様の通告は総連側にも見られる)、こんなものを認めるほうがおかしい。 1949年10月7日付でマッカーサー元帥に通達された「在日韓国人の法的地位に関する見解」は、民潭からの通告ではなく、駐日韓国代表部大使が送ったもので、すなわち当時の韓国政府の公式意見です。 以下は要旨抜粋となります。 ---ここから--- 「大韓民国人はその所在の如何を問わず連合国民としての待遇を正当に受けるべきであり、日本の戦争目的で強制

反日・嫌韓が言われて久しいですが、朝鮮民族として、また日本人として、ありのままの感情を吐露していこうと思います。 昨日の「在日とは、どういう外国人か? (歴史とからめて)」の続きです。今回の話はかなり長くなりますが、我慢してお読みください。世界には、国籍取得条件として、出生地主義を採用している国と血統主義を採用している国の二種類があります。おおまかにわけて、アメリカ・カナダ・オーストラリアなど伝統的に移民の国では出生地主義をとり、そうでない国では血統主義を取ってます。しかし、血統主義を取っている国でもまちまちで、純粋に血統主義をとっている国としては日本・韓国・中国などで、状況により出生地主義も取り入れている国は、大半のEU諸国です。 例えばドイツでは、片親が8年以上ドイツに住んでいると、子供は無条件にドイツ国籍が与えられますし、フランスは限りなく出生地主義に近いです。昔に比べ、現在は単一民

新聞・ニュースを見ていていると、よく国際法という言葉を耳にします。 でも国際法って一体何でしょう? 国際法とは、国と国の間で結んだ条約、約束の事なのです。 ところが、その内容をどれだけの人が知っているのでしょか? 国際法を学校で習ったでしょうか? これからの、というより今までも、この国際法を知らずして国際ニュースを理解する事は難しいものです。 しかし、今更どこで習えばいいものか…。 そこでHPを通じて、せめて義務教育である中学程度の知識を身につける事ができないか?と考えました。 とはいえ私自身、法律の専門家ではなく、国際法を専門に学んだわけでもありません。 恐らく、間違い、勘違いを多くしている事でしょう。 従って、私自身もHPを読んでいる皆さんと一緒に学ぶ事になると思います。 さあ、国際法を学びましょう! 中学程度の知識ってどの程度なのか? 昨今の「教科書問題」で、
日本労働年鑑 第26集 1954年版 The Labour Year Book of Japan 1954 第三部 労働政策 第三編 労働組合・共産党・大衆運動対策 外国人登録法の制定 主として朝鮮人対策である外国人登録法は第一三国会で成立し、四月二八日公布されたが、その制定の理由を政府は次のとおり説明した(四月三日参議院外務・法務委員会における政府委員の説明。) 現行の外国人登録令は、昭和二十二年五月ポツダム勅令として終戦後における最初の外国人管理法規として制定実施せられたものであります。その後昭和二十六年一一月出入国管理令の施行に伴い、一般外国人の出入国については管理令の適用を受けることとなり従って外国人登録令は一般外国人の登録関係と朝鮮人及び台湾人の出入国の規則とがその内容をなすに至りました。 平和条約発効後においては、朝鮮人及び台湾人は、日本の国籍を離脱し、外国人として出入国管理令
先日も紹介したけれど、id:k3alt さんのブログがとても興味深い。内容もそうだし、形は違うけれどもわたしもアイデンティティが自明でない状況で生きてきたので、いろいろ感じることがある。で、今回はエントリ「日本人って何だろう」にコメント。 僕個人の考えとしては、在日はみな朝鮮系、韓国系日本人となるべきだと思う。抵抗を示す在日コリアンもいるだろうが、民族と国籍の同一視を止めればいい。それは日本社会にも言えることだ。日本人と言えば民族的にも国籍的にも日本人であると言うニュアンスや捉え方は改めるべきで、国籍が日本人でも民族が違う○○系日本人という存在を許容する必要がある。許容するってのは、○○系ってだけで差別しないことだ。 そうなるためには帰化条件を大幅に緩和するか、出生地主義を取り入れるのがいい。特永所持者は帰化を届出制にしてもいいんじゃないかな。日本が乗っ取られる!とか言っちゃってる人、大丈

俺は元増田さんよりもう少し若い世代なのかな。 というか26です。 俺の母親は純粋な中国人で、父親は日本人というハーフの家系。 ハーフと書くと聞こえはいいけど、アジア人同士のハーフなので 特に何か特徴があるわけでもなく、見た目はハーフだなんて分からないと思う。 まえおき俺は先のエントリの方々と違って生まれたときから母親は既に帰化していたため、本名も日本の名前、生まれも育ちも日本。 住んでいたところも普通の団地だったので友だちはみんな日本人だし、 自分も母親が中国人だったとは知らされていなかったので穏やかに少年期を過ごした。 ただ、今思い返すとお正月や旧正月は一般的な日本とは少し違ったなあ、と思う。 ハーフを知ったとき自分がハーフであると知ったのは、小学校5年生のとき。 保健体育の授業の一環で「母子手帳を持ってきてください」と言われたので 母親にそれを伝えたところ、母は頑なに拒んだ。 その理

私は以前から、『移民』や『国を越えた人の移動』というものに強い感心があり、例えばブラジルやアメリカに行っても、1世の日本人のおじいちゃんから『昔の移民の苦労話』を聞いたりするのが好きでした。私の父は、満州移民の子として満州で生まれ、日本の敗戦後家族と共に引き揚げて来ました。私自身も、アメリカに3年だけ住んでいたこともあり、数十年前に異国へ渡った先人たちの 想像を絶する苦労 というものを、なんとなく感じ取ることが出来ました。 私の事務所では、日頃より在日韓国・朝鮮籍の方々の帰化申請、韓国戸籍の整理・取寄せ・翻訳 といった仕事を手掛けております。特別宣伝もしていないのにご紹介で仕事が増えていくことにはとても感謝しております。気のせいか在日の方々(帰化された方であっても)には、最初は少し警戒されていても、一度信頼してもらえるととことん良くしてくださる『人間関係を重視する人』が多いように思います。

出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2014年9月) 出典は脚注などを用いて記述と関連付けてください。(2025年8月) 出典検索?: "朝鮮籍" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE ·NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL 朝鮮籍(ちょうせんせき)とは、1910年(明治43年)の韓国併合により朝鮮半島が日本の領土となったことに伴って日本国籍とされていた朝鮮民族(旧大韓帝国籍の者)のうち、朝鮮半島が日本の統治下ではなくなった後も引きつづき日本に居住している朝鮮人及びその子孫について、1947年(昭和22年)以降日本の外国人登録制度の対象になったことに伴い、大韓民国を含むいずれの国籍も確認できない者が登録されることになった便宜上の籍(狭義の朝鮮人)である[1]。日本における登録法制上の「記
「在日特権を許さない市民の会」(在特会)が、先日行なった「カルデロン一家追い出しデモ」への各方面からの批判を受けて「どちらが卑劣なのか」という記事をブログに掲載している。内容は大きく分けて「子どもに対してデモ行進を仕掛けた事」の言い訳と、今回の行動の意義を人道主義の観点から擁護するもの。 前者については、カルデロン夫妻および支援者が先に娘を「楯にして」主張をしたのだから、かれらが悪い、というもの。でも、かりに在特会の人が「カルデロン夫妻は娘をメディアに出すべきではなかった」と言いたいのであればそう主張すればいいのであって、彼女が通っている学校にまで押し掛けて抗議活動をすることと整合性が取れていない。 だいたい、在特会が卑劣なのは、既に帰国を受け入れて残された最後の時間を静かに家族で過ごそうとしている一家に対して出国直前にもなって「追い出しデモ」を仕掛けたからで、というかもっと遡ると、不法滞

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