安倍晋三首相(当時)が2013年の参議院選挙直前、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会長らと自民党本部の総裁応接室で面談していたとみられることが複数の関係者への取材でわかった。自民党の萩生田光一・元経済産業相や岸信夫・元防衛相、教団の友好団体トップらが同席。朝日新聞は面談時とされる写真を入手した。 面談は参院選公示4日前の13年6月30日だったといい、複数の関係者は取材に「教団側による自民党候補者の選挙支援を確認する場だった」と証言した。 関係者によると、安倍氏が面談したのは、当時の教団会長の徳野英治氏や、教団関連団体「全国祝福家庭総連合会」総会長でその後に教団世界会長に就いた宋龍天(ソンヨンチョン)氏、教団友好団体で保守系政治団体「国際勝共連合」会長の太田洪量(ひろかず)氏。勝共連合の幹部2人も同席した。自民党側は総裁の安倍氏のほか、党総裁特別補佐だった萩生田氏と、安倍氏実弟の岸氏が出

実業家でX(旧ツイッター)のオーナーでもあるイーロン・マスク氏(左)とブラジル最高裁判所のアレシャンドレ・ジモラエス判事(2024年8月29日作成)。(c)ETIENNE LAURENT and EVARISTO SA / AFP 【8月31日 AFP】ブラジル最高裁のアレシャンドレ・ジモラエス(Alexandre de Moraes)判事は30日、実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏が所有するソーシャルメディアのX(旧ツイッター)について、同国でのサービス停止を命じた。 ジモラエス判事は28日、マスク氏が24時間以内にブラジルでの新たな法的代表者を指名しない限り、Xのサービスを停止するとの判決を下した。 これを受けマスク氏はXで、ジモラエス判事は「裁判官のコスプレをした邪悪な独裁者」で、「ブラジルの民主主義を破壊しようとしている」「言論の自由は民主主義の根幹だが、ブラジルの選

李琴峰さんが先日noteに上げた記事*1の件については一昨日、当ブログに一連の経緯を記述してUP*2したが、記事の内容そのものについても少し言いたいことがあるので、こちらに書かせてもらう。 “(ちなみに、高島氏と青本氏から送りつけられてきた「差別糾弾状」には、「トランス女性であると申請があったのなら、トランス女性として扱う以外の態度は選択すべきではない、たとえそれが百田尚樹だったとしても」という趣旨の、非現実的で、私には到底頷きがたい主張がありました。もしこんな極端な主張に同調しなければ差別者だというのなら、私は差別者で結構です。)” と、李琴峰さんはnoteの記事に書いていらっしゃるが、たとえ相手が百田尚樹さんであっても、トランスジェンダーの女性であると申告を受けたならば、そのように扱うべきであろう。 どんなに差別的な言動を繰り返す者であっても、ジェンダー・アイデンティティは尊重されなけ
【登場人物】 【はじめに】 【概要】 【TwitterDMが送られる前後に公開のTwitterでやり取りしていた内容】 【当該DMにおいて特に問題だと思った箇所】 【2024年に入ってから】 【李琴峰さんが2024年8月28日付けでnoteに公開した記事】 【李琴峰さんは、素直に謝ったほうがいいと思う】 【登場人物】 李琴峰さん(TwitterID @ Li_Kotomi) 反差別の芥川賞受賞作家として有名な方 かんぴんさん(Twitterアカウント名:かんぴんたん,TwitterID @ KamPin____, 凍結中)トランスのレズビアンであることを公表している わたし(Twitterアカウント名:RINGO/りんご,TwitterID @ R88088595, 凍結中) 当時は、諸事情によりノンバイナリーであることは伏せており、シスジェンダーのレズビアンとして発言していた 【は
【声明】「かんぴんたん」氏による付きまといと誹謗中傷、そして高島鈴氏と青本柚紀氏による「差別糾弾」について 「かんぴんたん」氏(または「かんぴん」氏)という人がいます。様々なSNSで「トランスフェム」を名乗り、「すべての差別と暴力に反対します」と謳っている人です。 この人は、2020年から今に至るまで、4年間にわたり、私に対してネット上で執拗に付きまとい、さまざまなSNSで私を「トランス差別」だとか、「シスプレイニング」だとか、「職業差別」だとか、「障害者差別」だとか、事実無根の誹謗中傷を繰り返してきました。 さらには、私が登壇するイベントの主催者や主催組織に対して、「李琴峰を登場させるべきではない」「李琴峰に場を提供するのは暴力への加担だ」といった趣旨のメッセージを送りつけ、私のイベントを妨害しようと何度も試みました。 あるいはこのように、私が言ったこともないことを捏造して拡散し、私を誹

11日(日本時間12日朝)に閉幕したパリ五輪の女子ボクシングでは、2人の選手の出場資格を巡る誹謗(ひぼう)中傷が起きました。スポーツとジェンダーやセクシュアリティーについて研究する井谷聡子・関西大准…

(CNN) 任天堂は「ゼルダの伝説」シリーズの新作「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」をゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」向けに9月26日に発売すると発表した。新作ではプレーヤーはゼルダ姫を操って冒険の旅に出る。 ゼルダの伝説は1作目が発売された1986年以降、1億4000万本以上を売り上げた人気シリーズ。ゲーム界でも最も成功したシリーズの一つで、さまざまな家庭用ゲームで、何世代にもわたりファンを楽しませている。 これまでの作品の多くはリンクを中心に物語が展開し、リンクはたいてい、誘拐されたり謎の失踪を遂げたりするゼルダを救うために冒険を繰り広げる。しかし、最新作ではゼルダが主人公となる。 公開されたプレー映像によれば、見下ろすような操作画面で2019年に発売された「夢をみる島」とプレースタイルや内容が似ていそうだ。「夢をみる島」自体は1993年に「ゲームボーイ

Rakingit in The anti-trans “gender critical” (GC) movement has been associated with a number of high profile legal cases in the last two years, notably former police officer Harry Miller's case against the college of policing1 and the case brought against NHS trans healthcare for young people by detransitioner Kiera Bell and ananonymous parent of a trans child2. In both cases, the plaintiffs wer


米国務省は17日、性の多様性への理解を深める6月の「プライド月間」を前に、性的少数者(LGBTQなど)を標的にしたテロの可能性が高まっているとの渡航注意情報を全世界を対象に出した。連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省も今月10日、プライド月間中に過激派組織「イスラム国(IS)」などによるテロが起き…

23-24フランス・リーグ1第34節、ASモナコ対ナント。得点を決めてチームメートと喜ぶASモナコのモハメド・カマラ(右から2人目、2024年5月19日撮影)。(c)Nicolas TUCAT / AFP 【5月22日 AFP】サッカーフランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)でプレーするMFモハメド・カマラ(Mohamed Camara)が、性的少数者(LGBTQ)を支援するユニホームのロゴにテープを貼り付けたことについて、クラブのゼネラルマネジャー(GM)が21日に謝罪し、来季はこうした事態が起こらないようにすると約束した。 リーグ1では19日に行われた今季最終節で、フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)が主導する反同性愛嫌悪の活動の一環として、選手と監督、審判が胸に活動のロゴがプリントされたユニホームやシャツで試合に臨んだ。 しかしカマラはこの部分をテープで覆い隠してプレ

映画「ハリー・ポッター」シリーズで主演した英俳優ダニエル・ラドクリフさん。米ニューヨークで(2022年11月1日撮影)。(c)ANGELA WEISS / AFP 【5月2日 AFP】映画「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズで主演を務めた英俳優ダニエル・ラドクリフ(Daniel Radcliffe)さんがインタビューで、原作者のJ.K.ローリング(J.K. Rowling)さんのトランスジェンダーに対する姿勢に心を痛めていると語った。ラドクリフさんは、性自認をめぐる論争でローリングさんと対立しており、もう何年も話していないという。 ローリングさんは性自認よりも生物学的性を重視する立場から、トランスフォビア(トランスジェンダー嫌悪)だとの非難を浴びている。一方、ラドクリフさんは長年、トランス女性の権利を擁護する性的少数者(LGBTQ)グループの活動を支援してきた。 ラドク

「国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日」の5月17日にペルーの首都リマで、保健省の前で抗議デモを行うLGBTQ+団体の人々(2024年5月17日撮影)。(c)Cris BOURONCLE / AFP 【5月18日 AFP】ペルー政府がトランスセクシュアリズム(性転換症)という言葉を用いてこの状態を「精神疾患」に分類する新たな法令を制定したことを受け、性的少数者(LGBTQ+)団体は17日、抗議デモを行った。 政府は10日、同法令で2021年から精神疾患治療に保険を適用している疾病のリストを更新し、トランスジェンダーの人々も含めた。 保健省は同法令で、「性転換症」を「精神疾患」と表現している。世界保健機関(WHO)は公式文書で何年も前からこの表現を使用していない。 「国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日」に当たる17日、首都リマでは政府への抗議デモが呼び掛

アビゲイル・シュライアー(Abigail Shrier)によるIrreversible Damage (2020)の訳本が、『トランスジェンダーになりたい少女たちSNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』として、産経新聞出版より出版されます。詳細な批判や問題点の指摘は後日したいと考えていますが、取り急ぎ、すでにある反論や反論となる論文等をまとめました。また、りんごの人さんも同様の記事を先に書かれています。本記事と重なる文献もありますが、異なるものもありますので、ぜひ、そちらも参考にしてください。一応、こちらはコミュニティ外の方、特に「でも『学術』的には~」となってる方へ向けたものとして考えています。 あくまでIrreversible Damageやそれを支える主張自体の批判を中心とするため、トランス差別以外にも、Nワードを繰り返したりユダヤ系の方を差別したりしているJoe Roganのポッドキ

わたしがインターネットを通して見つけた批判テキストや動画へのリンクを、ここにまとめておきたいと思う。 ※このブログでは、できるだけヘイトスピーチを引用しないようにしているが、本書の内容が内容なため、各自ご注意ください。 (3.11追記)本書の表紙が当事者にとってヘイトフルであるという指摘から、表紙が表示されるものにも注意喚起をつけました。 アビゲイル・シュライアー著『Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters』は、2020年にアメリカで刊行されて以降、専門家や当事者などから数多くの批判や指摘を受けていることがわかる。 とりわけ、本書の核となっているROGD(Rapid-onset gender dysphoria)について、科学的根拠に乏しいという批判が多いようだ。“ROGD”、一見するとなにやら医学的
Published 2024/02/25 21:01 (JST) Updated 2024/02/25 21:19 (JST) 東京都世田谷区教育委員会が昨年、児童生徒の学習用デジタル端末の検索履歴を学校側が閲覧できる機能の活用を検討し、区議会で「検閲のようだ」との指摘を受け撤回していたことが25日、分かった。不適切サイトへの接続を防ぐフィルタリングソフトに備えられた機能で、販売元によると、このソフト自体は昨年9月時点で全国の市区町村教委の4割以上が導入している。 世田谷区教委などによると、昨年6月の区議会文教常任委員会で、児童生徒に配られている端末に関し、一部の区立小中学へのソフト導入方針を説明。子どもがネット検索する際に使われやすい言葉を区教委で集計、分析する目的で、検索履歴の閲覧機能も利用するとした。 これに対し、トランスジェンダーと公表している上川あや区議は、性的指向や性自認に悩む

埼玉大(さいたま市桜区)は、昨年12月から学内の大学トイレ24カ所に無料で生理用品の設置を始めた。学生の有志団体が発案したプロジェクトで、男性トイレも含まれる。団体側は「予測できない生理で困る人を減らし、生理のタブーも覆したい」としている。 有志団体はジェンダー平等の社会作りなどに取り組む「Spring Up(スプリングアップ)」。メンバーの間で「急に生理が来たとき、生理用品を持ち合わせていなくて困った」「生理のない人に体調変化を理解してもらえずつらい思いをした」などの声があり、昨年6月にプロジェクトを立ち上げた。学内アンケートでも好意的な結果が得られ、大学のダイバーシティ(多様性)推進センターと協力...

同性婚を認める法案が閣議で承認され歓喜する支持者ら=15日、ギリシャ・アテネの国会議事堂前/LouisaGouliamaki/Reuters アテネ(CNN) ギリシャ議会は15日、同性婚を合法とする法律を可決した。キリスト教正教徒が多数を占める国で、全ての人の婚姻の平等が確立されるのは初めて。同国の人権団体にとっては画期的な勝利となる。 合法化の決定は議員300人中176人が賛成。78人は反対した。合法化を巡っては過去数カ月にわたり、政界と一般社会で共に意見が二分。今回の決定を受け、性的少数者の権利を擁護する立場からは歓迎する声が上がっている。 ミツォタキス首相は採決後にXへ投稿し、「人権にとって画期的な出来事」と可決を評価。進歩的で民主的な現在のギリシャを反映しているとの見解を示した。 間もなく創立20年を迎えるギリシャの性的少数者擁護団体を立ち上げたアンドレア・ギルバートさんはCN

中国の性的少数者を支援する団体が作成した、転向療法などを実施しているとされる病院や民間施設のリスト(共同) 【北京共同】世界で性の多様性への理解が進む中、中国でLGBTQなど性的少数者を施設に送り込み「転向療法」と称して殴打するなどの虐待が横行していることが11日、分かった。被害者らが暴力の実態を証言した。保守的な考えに基づく偏見に加え、性的少数者の権利擁護を「西側の価値観」と警戒する習近平指導部の姿勢が性差別に拍車をかけている。 被害者や支援者らによると、転向療法を行う病院や民間施設は、上海市や河北、湖北、四川各省などに100カ所近く点在。入所者の多くが家族に半強制的に連行された10~20代の若者だという。 「おまえなど気持ち悪くて役立たずだ」。性的指向や性自認の「矯正」を行う施設で、指導官が入所者を殴打したり人前で裸にさせたりした。性的虐待の被害もあった。 施設では外部との連絡を制限す

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