米国内での児童婚の禁止を求める人々。米マサチューセッツ州ボストンで(2021年9月22日撮影、資料写真)。(c)Joseph Prezioso / AFP 【7月3日 AFP】アフリカ西部シエラレオネのジュリウス・マーダ・ビオ(Julius Maada Bio)大統領は2日、児童婚を禁止する法律を公布した。国連児童基金(UNICEF、ユニセフ)によれば、同国では18歳未満で結婚させられた少女は80万人に上り、うち40万人は15歳未満で結婚させられている。 同法により、18歳未満の少女との結婚は犯罪化され、違反者には15年以下の禁錮または2000ドル(約32万円)以上の罰金が科される。 同法はさらに、男性が未成年の少女と同居するのを禁じ、18歳未満で結婚または妊娠させられた少女への補償制度を設けている。 首都フリータウンではフェミニスト団体と、同国を含む西アフリカ諸国のファーストレディーらに

子どもと接する仕事に就く人の性犯罪歴を雇用主側が確認する「日本版DBS」創設法案は18日の参院内閣委員会で全会一致により可決した。性犯罪が相次ぐ中、子どもの安全を確保するため学校や保育所などに確認を義務付ける。性犯罪歴がある人は刑終了から最長20年、採用されないなど就業を制限される。 19日にも開かれる参院本会議で可決、成立する見通し。 性犯罪歴がない人でも、雇用主側が子どもや親の訴えから「性加害の恐れがある」と判断すれば、配置転換など安全確保措置を実施する。政府は今後、雇用主向けに制限の在り方や「性加害の恐れ」の判断基準などをガイドラインで策定する。 性犯罪歴確認は、行政の監督の仕組みがある学校や幼稚園などに義務化。学習塾や放課後児童クラブなどは任意の「認定制」とする。国の認定を受けた事業者は確認の義務を負い、広告表示が可能となる。フリーランスの家庭教師ら雇用関係のない個人事業主は今回の

ケニアのナイロビ郊外カバティにある米野菜・果実加工大手デルモンテの農園の向かいで、パイナップルを売っている闇市場(2024年1月18日撮影)。(c)SIMON MAINA / AFP 【2月25日 AFP】ケニアにある米野菜・果実加工大手デルモンテ(Del Monte)の農園が、警備員による暴行、レイプ、殺人などで訴えられている。 首都ナイロビ郊外に同社が所有する広大なパイナップル農園の元警備員ダニエル・カマウ・ワイナイナさん(58)は「指示は明確だった。窃盗犯を見たら追いかけて捕まえ、徹底的に殴れと命じられた」と語った。 デルモンテが直接雇用する警備員に暴力を受けたとする被害者や親族10人とNGO2団体は昨年12月、高等裁判所に同社を訴えた。 警察は同月、デルモンテの農園からパイナップルを盗もうとしたとされる男性4人が遺体で見つかった事件についても、殺人の疑いで捜査していると発表した。

伊ローマで記者会見に臨む元修道女のグロリア・ブランチアーニさん(左)とミリアム・コバックさん(2024年2月21日撮影)。(c)Andreas SOLARO / AFP 【2月22日 AFP】イタリア・ローマで22日、世界的に有名なモザイク作家でもあるカトリック教会の司祭から性的虐待を受けたと訴えている元修道女2人が記者会見を開き、「精神的に成長」するために3人での性行為やポルノ鑑賞を強要されたなど詳細を明らかにした。 スロベニア人のマルコ・ルプニク(Marko Rupnik)司祭は約30年にわたり、スロベニアの宗教コミュニティーで少なくとも20人の女性を性的・精神的に虐待していたとされる。 1994年までコミュニティーの一員だったグロリア・ブランチアーニ(Gloria Branciani)さんは会見で、「『精神的成長』を助けると言って、ポルノ映画館に連れて行かれた」と話した。 また、「(

エジプト国境付近の避難民キャンプと近くの砂丘に座るパレスチナ人女性や子ども(2024年1月14撮影)。(c)Mahmud Hams / AFP 【2月20日 AFP】国連(UN)に任命された7人から成る人権問題の独立専門家チームは19日、パレスチナ人の女性・少女がイスラエル当局者に処刑されたり、レイプを含む性的暴行の被害を受けたりしている疑いがあるとして、徹底調査の実施を要請した。 専門家チームは、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)およびヨルダン川西岸(WestBank)で女性と少女を標的にした「重大な人権侵害が行われていることを示す信ぴょう性の高い申し立て」があったと述べた。 ガザでは「子どもを含む家族と共に恣意(しい)的に処刑されている事例」があると指摘。「女性や子どもが避難先で、または退避中に意図的に標的にされ、超法規的に殺害されているとの報告に衝撃を受けている」とし

【2月10日 AFP】マダガスカル議会上院は7日、児童レイプ犯の物理的・化学的去勢を可能にする法案を可決した。同法案は今月、下院も通過しているが、法律として成立するには、最高憲法院に合憲と判断され、アンドリー・ラジョエリ(Andry Rajoelina)大統領が署名する必要がある。 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は「残酷で非人道的、尊厳を傷つける」と非難。去勢では小児性愛者の問題は解決しないとして、同法案を撤回するようマダガスカル政府に求めた。 だが、ランディ・ムボラティアナ・ランドリアマナンテナソア(Landy Mbolatiana Randriamanantenasoa)法相は9日、AFPの取材に対し、「わが国は主権国家であり、法律を改正するあらゆる権利を有する」「レイプが再び急増しており、行動する他なかった」と述べた。人口約

Published 2024/01/20 12:49 (JST) Updated 2024/01/20 13:06 (JST) 三重県尾鷲市の尾鷲神社で毎年2月に行われる「ヤーヤ祭り」で、男性の参加者が全裸で海や川に飛び込む神事が今年から、水着などを着用して実施されることが20日、同神社の氏子総代会への取材で分かった。県警が、交流サイト(SNS)などで裸の画像が拡散され、犯罪の発生が予想されると指摘したことを受けた対応。 ヤーヤ祭りは尾鷲神社の例祭で、大漁と豊作を願い、江戸時代から続けられてきたとされる。男性の参加者たちが全裸で海や川に飛び込んで身を清める「垢離掻き」という神事がある。 昨年、県警から指摘を受け、氏子の代表者が協議し、全裸ではなく、水着やふんどしを着用する形に変更することを決めた。

三重県の平畑武県議(69)=新政みえ=は8日の県議会予算決算常任委員会で、県内で11月に開かれたイベントでスイーツを振る舞った女子高校生について「きれいな2人で完璧な百点」と言及した。その後、質問に立った同じ会派の小島智子県議(62)はルッキズム(外見至上主義)に基づく発言だと苦言を呈し、訂正するよう求めた。 平畑氏は質疑の冒頭、スイーツを作った女子高生に触れ「すごいきれいな2人で完璧な百点だなと思った。味も含めて」と語った。 次に質疑に立った小島氏は「子どもたちは、どういう顔立ち、背格好であるかにとらわれている。それを払拭するよう動いていかなければならない」と訴えた。

“望まない妊娠のすべての原因が男性にある” こんな言葉から始まる書籍「射精責任」が7月に販売され、大きな反響を呼んでいます。 刺激的なタイトルや内容に賛否が集まるなか、性犯罪加害者を対象とした性教育プログラムにこの書籍を利用しているという専門家がいます。 活用しはじめた理由や、本から読み解いたことについて聞きました。(全2回の後編/前編はこちら) (首都圏局/ディレクター 田中かな) 「射精責任」で性的同意を学び 対話のきっかけに 「射精責任」はアメリカの人気ブロガー、ガブリエル・ブレアさんが執筆し、アメリカでベストセラーに。7月に日本でも翻訳本が発売されました。 望まない妊娠の原因は男性にあること、また男性にとって望まない妊娠を避けるのは難しくないことを主張し、その理由についてさまざまなデータを用いて語っています。 書籍の内容や、書籍を使った大学での授業を取材した記事はこちら。 前編記事

ふぇみ・ゼミ&カフェは、加害者の属性・思想・ジェンダー・セクシュアリティなどにかかわらずあらゆる性暴力加害を許さない、被害者の属性・思想・ジェンダー・セクシュアリティなどにかかわらずあらゆる性暴力被害者を支援する、という立場に立ちます。この立場から、故岡正治氏による性暴力加害についても、以下のように考えます。2023年9月17日、ふぇみ・ゼミ&カフェが共催団体として関わった国際シンポジウム「レイシズムを記憶する意義 ―関東大震災虐殺ミュージアムを設立するために―」(主催は、1923関東大震災朝鮮人大虐殺を記憶する行動)に、岡まさはる記念長崎平和資料館の理事が登壇しました。 当該シンポジウムにおいて、ふぇみ・ゼミ&カフェは、直接登壇者を選出する立場にはありませんでした。しかし、共催を依頼された際、インターセクショナリティを重視するふぇみ・ゼミ&カフェにとって、日本のレイシズムの象徴的な出来
本文章は、浅沼智也氏による性暴力を訴えている被害者ご本人によって記されたものです。 被害者はふぇみ・ゼミ&カフェのメンバーではありませんが、被害者からの依頼を受け、本文章を発表する場のひとつとして、ふぇみ・ゼミのサイトを提供することにいたしました。 浅沼智也氏が11月3日に自身のXアカウントで公表した【浅沼智也に関する誤った情報拡散について】の内容(https://x.com/nnn_tomoya/status/1720411468724916336?s=20)は、被害者に対する二次加害・名誉棄損にあたる可能性があります。 特に以下の3点について、被害者に対する誤解を解くためにお伝えします。 1、性暴力の事実について 当該の文書では、浅沼氏は、「僕がA氏に裸で抱きついたというのは事実ではありません。僕は、壁に向かって座って作業をしているA氏の後ろから、A氏の両肩に僕の手を当て、A氏を驚かせ
TransgenderJapanは、2023年11月19日に新宿中央公園水の広場を集合場所として東京トランスマーチ2023を開催する予定で準備を進めておりましたが、開催を延期いたします。 参加を楽しみにされていたみなさま、また開催にご協力いただいていたみなさまには、このような事態となってしまったこと、誠に申し訳ありません。 延期について 「弊団体共同代表が性暴力を行った」とされる告発に端を発する問題(以下、本件)に関して情報が錯綜しており、現在、多くのみなさまが東京トランスマーチへ参加してよいものなのかどうか判断できない状況にあると思います。弊団体にも、そのような声が多数寄せられています。 この状況は、弊団体が考える「東京トランスマーチというコミュニティ」の趣旨にそぐわないものです。マーチに参加する/しないことが、個々人の立場表明と捉えられることがあってはならないと考えます。このままマーチ
両親の自殺を手助けしたとして自殺ほう助の罪に問われた歌舞伎俳優市川猿之助(本名喜熨斗孝彦)被告(47)に、東京地裁(安永健次裁判官)は17日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。「自殺ほう助を選択したことは短絡的で、刑事責任は軽視できない」とした一方、反省の態度を示しているなどとして刑の執行を猶予した。 猿之助被告は、自身のハラスメント疑惑などに関する週刊誌の掲載予定記事を読んだことをきっかけに自殺を考え、両親に思いとどまるよう言われたが、話し合いの末、一緒に自殺することを決意したと説明。地裁は「自身の立場などを踏まえ思考が狭くなっていたことを前提としても、経緯や動機に酌むべき事情は多くない」と指摘した。 その上で、自分も死のうとした被告が、両親に自殺の意思を伝えたことを含めて後悔していると述べたことや、関係者が更生を支援する意思を示していることなどを挙げ、執行猶予を

未来の看護を彩る 国際的・学際的な領域で活躍する著者が,日々の出来事の中から看護学の発展に向けたヒントを探ります。 [DAY 7]セクシュアルヘルス 新福 洋子(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻家族看護学講座准教授) (前回よりつづく) 京都大学とWHOが主催したTechnical Consultation on Global Sexual Health Data Needs(世界的なセクシュアルヘルスデータのニーズに関する技術コンサルテーション)に参加しました。セクシュアルヘルス(性の健康)の関連データが,特にアジアで足りていないということで,WHO本部からの担当官のほか,タイ,ベトナム,カンボジア,ラオス,ブータン,シンガポール,マレーシア,バングラデシュ,台湾,日本と英ロンドン大学衛生熱帯医学大学院(LSHTM)から派遣された専門家が集められ,グループワークの伴う議論を

Published2023/11/02 00:31 (JST) Updated2023/11/02 07:17 (JST) ホテルを転々としながら共に生活していた20代女性に売春させたとして、大阪府警は1日、売春防止法違反(管理売春)の疑いで住所不定、無職中村修万容疑者(29)を逮捕した。容疑者は女性を蹴ったとする傷害容疑などでも逮捕されており、府警は容疑者が女性に恐怖心を与えて精神的に支配し、繰り返し売春をさせて売り上げを得ていたとみて調べる。 府警によると、容疑者は女性と6月に知り合い、その後、一緒に生活するようになった。次第に金をせがむようになり、「俺はヤクザや」などと脅して売春させていたとされる。 容疑者は傷害のほか、女性に裸になるよう要求したとする強要の疑いで9~10月に逮捕された。

数多くのヒット曲を生み出し、昭和歌謡の父とも呼ばれる作曲家・服部良一氏。1993年に85歳で亡くなったが、その偉大な功績は現在でも語り継がれる人物だ。長男は3年前に亡くなった作曲家の服部克久氏。 そして次男である服部吉次氏(78)が、70年ほど前よりジャニー氏から性被害に遭っていたと声を上げたのだ。 吉次氏は当時まだ小学校2年生だったという。 「父・良一氏との縁から、服部家に泊りがけで遊びにくるようになった若きジャニー氏から数々の被害を受けたといいます。7月15日には、やはり被害にあった吉次氏の同級生の男性Mさんとともに記者会見に応じ、数年にわたる出来事の詳細を話しました」(社会部記者) 7月25日、ジャニー喜多川氏の性加害問題で、国連人権理事会の専門家による聴取後に取材に応じる元所属タレント ©時事通信社 「ジャニー氏がズボンをあげている姿を鮮明に覚えている」 1950年代初頭、ジャニー

リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く