イスラエル南部のパレスチナ自治区ガザ地区との境界沿いを走行するイスラエル軍の戦車(2024年3月19日撮影)。(c)JACK GUEZ / AFP 【3月23日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)は22日、国連安全保障理事会(UNSecurity Council)で米国主導のガザ停戦決議案にロシアと中国が拒否権を行使したことに「謝意」を表した。 米国が提出した決議案は、「即時かつ持続的な停戦が不可欠」とし、昨年10月7日のハマスによる越境攻撃を初めて非難する内容だった。 ハマスは声明で、「米国の偏った決議案に反対したロシア、中国、アルジェリアに謝意を表する」と表明。 同決議案は、誤解を招きかねない表現を含み、イスラエルとの「共謀」で「ガザに住むパレスチナ人へのジェノサイド(集団殺害)となる戦争を隠蔽(いんぺい)し、正当性

中国の性的少数者を支援する団体が作成した、転向療法などを実施しているとされる病院や民間施設のリスト(共同) 【北京共同】世界で性の多様性への理解が進む中、中国でLGBTQなど性的少数者を施設に送り込み「転向療法」と称して殴打するなどの虐待が横行していることが11日、分かった。被害者らが暴力の実態を証言した。保守的な考えに基づく偏見に加え、性的少数者の権利擁護を「西側の価値観」と警戒する習近平指導部の姿勢が性差別に拍車をかけている。 被害者や支援者らによると、転向療法を行う病院や民間施設は、上海市や河北、湖北、四川各省などに100カ所近く点在。入所者の多くが家族に半強制的に連行された10~20代の若者だという。 「おまえなど気持ち悪くて役立たずだ」。性的指向や性自認の「矯正」を行う施設で、指導官が入所者を殴打したり人前で裸にさせたりした。性的虐待の被害もあった。 施設では外部との連絡を制限す

Published2023/12/05 15:00 (JST) Updated2023/12/05 15:01 (JST) 【北京共同】中国四川省巴中市で、1400年余り前の石仏にペンキのようなものが塗られているのが見つかり、地元当局が調査と修復に乗り出した。信心深い住民が、願い事がかなったお礼として着色したといい、貴重な文化財の損壊に批判の声が上がっている。中国メディアが5日までに伝えた。 石仏は北魏末期から唐後期ごろにかけて彫られた磨崖仏。2021年に発見され、四川大などの調査で重要な学術的価値があると評価された。地元当局は保護のため監視カメラを設置していたが、隣の市の住民が11月上旬、巴中市の住民に依頼し、赤や緑の極彩色の塗料で着色してしまった。

Published2023/12/04 10:49 (JST) Updated2023/12/04 11:05 (JST) 【香港共同】香港の民主活動家で2019年の反政府デモを巡って実刑判決を受け21年に出所した周庭氏が3日、留学先のカナダ・トロントに9月から滞在しており、香港には戻らないとインスタグラムで明らかにした。 香港国家安全維持法(国安法)違反罪で起訴される可能性が残っており、12月に香港の警察に出頭する必要があったが「香港情勢や、自分の安全や心理面の健康を考慮し、戻らないと決めた」と説明した。心的外傷後ストレス障害(PTSD)や、うつ病などに苦しんでいるという。 香港警察は4日「法に公然と反する無責任な行為を、厳しく非難する」との文書を出した。 周氏によると、警察からカナダに留学したいのであれば中国本土に行くことが条件だと言われ、8月に警察に付き添われて広東省深センに入り

Published2023/12/06 18:57 (JST) Updated2023/12/08 09:15 (JST) 【香港共同】香港の民主活動家で、留学先のカナダで事実上の亡命の意思を示した周庭氏は6日、留学の条件としていったん中国入りするという香港警察が出した要求に応じたことについて「賭けだった。怖かった」と当時の心境を語った。共同通信のオンラインインタビューに応じた。 周氏は2019年の反政府デモを巡り、20年に実刑判決を受けて服役した。21年に出所後、カナダ留学の希望を香港警察に伝えると、没収されていたパスポート返還の条件に中国行きを提示された。周氏は「断ればカナダに行けず逮捕の可能性もあると思った。選択肢がなかった。中国に行けば、香港に帰れるかどうかも分からず、不安だった」と振り返った。 20年に香港国家安全維持法(国安法)違反の疑いで逮捕されて以降、精神的な病を患った

イスラエルがガザ地区で行っている残虐な殺戮行為について、まるで10月7日のハマスによるイスラエルへの大規模攻撃がその原因であり、イスラエルが行っているのは自衛権の行使、せいぜい過剰防衛程度のものであるかのような言説が日本も含む西側諸国の政府やマスコミによって繰り返されている。 しかし、これは1948年のイスラエル「建国」以来延々と続けられてきたパレスチナの人々への迫害・追放・殺戮の歴史を無視した暴論でしかない。 イスラエルがパレスチナの人々からどれほどの土地を奪ってきたかは、下の図を見れば一目瞭然だろう。 画像出典:ISRAEL & PALESTINE: THEMAPS TELL THE TRUE STORY もちろんその過程では、ありとあらゆる虐待・殺戮・嫌がらせが行われてきた。 東エルサレムの街中で民間人にスタングレネード浴びせるイスラエル軍と、それが顔に当たって顎を骨折した聴覚障害

米カリフォルニア州ウッドサイドを歩く、ジョー・バイデン大統領(右)と中国の習近平国家主席(2023年11月15日撮影)。(c)Brendan Smialowski / AFP 【11月16日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領と中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は15日、米カリフォルニア州で1年ぶりに会談し、軍同士の対話再開で合意した。だが、会談後の記者会見でバイデン氏が、習氏を「独裁者」だと発言する一幕もあった。バイデン氏は6月に習氏を独裁者と呼び、中国の猛反発を招いた。バイデン氏は記者会見から去る際、今も習氏は独裁者だと思うかと記者に問われると「われわれ(民主主義国)と全く異なる政治形態に基づく共産主義国を統治するという意味で、彼は独裁者だ」と述べた。 一方、中国側は特に台湾問題をめぐり、バイデン氏に厳しい言葉を投げ掛けた。中国外務省の声明によれ

【1月11日 東方新報】「お茶の国」中国で近年、コーヒーブームが続いている。街角にはカフェが林立し、最近では中国茶とコーヒーをブレンドした「ティーコーヒー」が「中式(中国式)珈琲」と呼ばれて流行となっている。中国の都市部ではカフェの王者・スターバックス(Starbucks)が君臨。昨年9月時点で全国の店舗数は約6000店に上り、2025年には9000店に増やす計画だ。スタバにとって中国は本拠地の米国に次ぐ市場となっている。日本のドトール(Doutor)やカナダのティム・ホートンズ(Tim Hortons)、英国のコスタコーヒー(Costa Coffee)も参入している。 1杯30元(約585円)以上のメニューが多いスタバに対し、中国新興チェーンの瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー、Luckin coffee)やManner Coffeeは15~25元(約292~488円)の価格帯でコーヒーを提供

(CNN) ある遊牧民の帝国が、紀元前200年から3世紀にわたりアジアの平原を支配していた。彼らはシルクロードで交易を行い、精巧な墓地を死者のために築き、馬を駆って遠方の土地を征服した。 匈奴(きょうど)の名で知られるこの帝国と強力なライバル関係にあった古代中国の王朝は、防衛のため万里の長城を建設。その一部は現在も残っている。 しかし、当時の歴史を伝える文字史料は中国の年代記作者による記述のみ。その中で匈奴は蛮族とみなされているが、帝国や民族の実像は長く歴史の陰に閉ざされてきた。 だがここへ来て、古代のDNAの証拠と近年行われた考古学上の発掘の成果を組み合わせることにより、あの時代最も強大だった政治勢力の一つにまつわる秘密が明らかになろうとしている。 国際的な科学者チームがこのほど、匈奴の支配地域の西側にある墓地2カ所についての遺伝子研究を完了した。現在のモンゴルに位置するこれらの墓地は、

米首都ワシントンで行われた議会公聴会で証言するティックトックの周受資・最高経営責任者(CEO、2023年3月23日撮影)。(c)JimWATSON / AFP 【3月24日 AFP】中国系動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」の周受資(Shou Zi Chew)最高経営責任者(CEO)は23日、米議会下院のエネルギー・商業委員会の公聴会で証言した。5時間以上にわたる公聴会で周氏には、共和・民主両党の議員から異例の激しい質問が浴びせられた。 米政府は、中国当局がティックトックをスパイ行為やユーザーデータへのアクセス、プロパガンダに利用している恐れがあるとして、運営会社の株式を売却しなければ、米国内での利用を全面的に禁止すると迫っている。 議員らは周氏に矢継ぎ早に質問し、持論を展開させたり、ティックトックの世界的な人気をアピールさせたりする機会を与えなかった。 周氏はティックトック

活動報告を終えた後、胡錦濤前総書記(右)と言葉を交わす習近平総書記=北京の人民大会堂で2022年10月16日、AP 16日に開幕した中国共産党第20回党大会では、ひな壇の1列目に習近平総書記(国家主席)と前総書記の胡錦濤氏が隣り合わせで並んだ。胡氏は10年前、全ての権力や役職を習氏に譲った指導者だ。胡氏とは違い、3期目へと権力を手放さないとみられる習氏は、2時間の報告を終えて着席する際、胡氏と目を合わせたが、2人ともに笑顔はなく、握手も交わさなかった。 習氏の今年の報告読み上げは、3時間半も続いた5年前と比べ、半分近い短さだった。ひな壇には79歳の胡氏、80歳の温家宝前首相のほか、江沢民総書記時代に政治局常務委員を務めた105歳の宋平氏がおり、長老たちに配慮したとも考えられる。 式典後に記者団に配布された報告全文の原稿を確認すると、別の配慮の痕跡が見られた。原稿には、読み上げたものの2倍近


usagimaru ⌘ @usagimaruma 日本人が想像するよりかなり広い範囲で日本語文字が中華フォント化している現象。CJK処理系における日本語の扱いに対する問題としてそろそろ何とかしていかないと、ソフトウェアの中の日本語が死んでいく危機感がある。そもそもなんでChineseに分類されるフォントにフォールバックされるのかって。2022-09-28 16:03:32usagimaru ⌘ @usagimaruma 前も調べたけど、言語環境の言語優先度設定で“わざわざ”日本語を優先言語にしておかないと、日本語の文字の多くは簡体中国語の奇妙なフォントで描画される。バグではなく仕様。わざわざ日本語を優先している民族なんて日本人しかいないから、世界のほとんどはきっと中華フォントで日本語を眺めている。2022-09-28 16:07:52

韓国ソウル(CNN) 中国は先ごろ、3隻目となる最新空母を進水させ、海軍の野望を大々的に発表した。 現時点で中国史上最大にして最新鋭、かつ最強の空母「福建」は、世界最大の海軍を目指す中国の軍備拡張の頂点に輝く排水量8万トンの至宝だ。 専門家も言うように、「電磁式カタパルト」などの搭載された最新戦闘システムからも中国が急速に米国との差を縮めていることが分かる。今後はより多くの弾薬を積んだ、より多くの戦闘機を、より迅速に発艦させることができるようになるだろう。 それだけでも、仮想敵国を躊躇(ちゅうちょ)させるには十分だ。日本との東シナ海問題、東南アジア諸国との南シナ海問題で中国が侵略行為をエスカレートし、台湾にも再三にわたって嫌がらせをしている事実を考えればなおさらだ。台湾に関しては、中国は侵攻も辞さないと断言している。中国がライバル国へのメッセージとして福建を鳴り物入りで送り出したのは明ら

Published2022/07/20 10:38 (JST) Updated2022/07/20 10:51 (JST) 【上海共同】中国・南京市でアニメや漫画をテーマにしたイベントが中止されたことが20日、分かった。17日に開催され神社の鳥居を模した巨大な展示物が登場する予定だった。主催者側は天候不良が理由と発表したが、ネット上で日本文化の色彩が強いイベントの開催に批判が集まっており、世論に配慮した可能性がある。 南京市では日中戦争中に起きた「南京大虐殺」の犠牲者を追悼する国家式典が毎年開かれている。中国の短文投稿サイトでは「南京で日本文化を大々的に宣伝するのは適切なのか」などと開催反対の声が殺到。主催者側は16日「雷雨の予報がある」として入場券の払い戻しを通知した。

現在、世界の主要自動車メーカーが販売する量産EVは、大容量のリチウムイオン電池を搭載し、長距離走行に耐えうる航続距離を確保しているのが主流だ。EVでは電池が車両コストの3~4割を占めるとされ、電池容量の増加は価格上昇に直結する。 永守氏は「車両価格は200万~300万円でも高い」と主張する。中国・上汽通用五菱汽車が同国で約50万円で販売し、大ヒットした格安EV「宏光MINI EV」を例に挙げ「EVは安く造れる」(同氏)と強調した。 日本電産社長の関潤氏は「金銭的に余裕があるユーザーは、充電などの不便さを嫌がる。今は、自動車メーカーがこうしたユーザーに向けてEVを造っているから、価格が高い」と分析する(図3)。そのうえで、関氏は「日常的なクルマ使いにおいて、9割以上のユーザーの平均運転距離が30km未満」とのデータを示し、今後は「航続距離が短くても、価格の安いEVを欲しがるユーザーが出てくる

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