東京パラリンピック、男子砲丸投げ(知的障害F20)決勝に臨むマレーシアのムハマドジヤド・ゾルケフリ(2021年8月31日撮影)。(c)Philip FONG / AFP 【9月2日 AFP】8月31日に行われた東京パラリンピックの男子砲丸投げ(知的障害F20)決勝で、集合時間に遅刻したマレーシア人選手の金メダルが取り消される出来事があった。国際パラリンピック委員会(IPC)は1日、大会側の決定を支持するとの見解を示したが、選手の母国マレーシアでは怒りの声が爆発している。 競技後に棄権扱いになったのは前回リオデジャネイロ大会でも金メダルを獲得したムハマドジヤド・ゾルケフリ(Muhammad Ziyad Zolkefli)で、同選手は集合時間に遅刻していたものの当初は出場を認められ、世界新記録で優勝した。 しかし大会側はその後、正当な理由もなく待合室への到着が遅れたとし、ゾルケフリら3選手を棄

船の転覆後、身を寄せ合うロヒンギャ難民ら。バングラデシュ・テクナフにて(2020年2月11日撮影)。(c)STR / AFP 【2月11日AFP】バングラデシュ南部沖で11日、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の難民らを乗せた漁船が沈没し、少なくとも15人が死亡、数十人が行方不明になった。現地当局が明らかにした。 沿岸警備隊の報道官によると、漁船に乗っていたのはロヒンギャ難民らおよそ130人で、ベンガル湾(Bay of Bengal)を通過してマレーシアに向かおうとしていた。これまでに70人が救助されたという。 国境警備当局の幹部は、「難民らは人身売買業者にそそのかされた」との見立てを示している。 2017年のミャンマー軍による弾圧を逃れたロヒンギャは70万人余りに上り、その多くが過密状態となっているバングラデシュ南東部コックスバザール(Cox's Bazar)の難民キャンプ

マレーシアのプトラジャヤで記者会見する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(2019年3月13日撮影)。(c)MOHD RASFAN / AFP 【3月22日 AFP】韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領が先週マレーシアを訪れた際、マハティール・モハマド(Mahathir Mohamad)首相との合同記者会見でインドネシア語であいさつをしていたことが分かり、康京和(カン・ギョンファ、Kang Kyung-wha)外相は20日、韓国議会で謝罪した。 文氏はマレーシアでの午後の会見時、「スラマッソレ」とあいさつ。しかしこの言葉は隣国インドネシアでよく使われる表現で、マレーシアで「こんにちは」を意味する正しいあいさつは「スラマップタン」だった。 インドネシア語とマレーシア語は非常に似ており、ほとんどの場合で相互に理解することができる。マハティール氏は文氏のあいさつを聞いて

レインボーフラッグ(2015年5月17日撮影、参考写真)。(c)GREGOR FISCHER / DPA / AFP 【10月24日 AFP】イスラム教徒が多数派を占めるマレーシアで23日、野党指導者が隣国インドネシアを先月襲った地震と津波について、同性愛者たちの活動に対する「(アラビア語で神を意味する)アラーからの罰」であると発言し、非難が殺到している。 問題となっている発言は最大野党である統一マレー国民組織(UMNO)の党首、アハマド・ザヒド・ハミディ(Ahmad Zahid Hamidi)氏によるもの。 ザヒド氏は議会演説で、マレーシアにおいて同性愛者のコミュニティーが存在感を強めていると指摘。マレーシアではここ最近、首相を含む政府高官らが同性愛者の権利を否定する発言をしたほか、同性同士の性行為を禁じるイスラム法によりレズビアン2人がむち打ち刑を受けた。 同国の前副首相でもあるザヒド

以前の時事ブログに「危機の時代には偉人が現れる」とありましたが、ここにも居るぞ、カッコいい92歳。 政権の不正と汚職を批判して当選したマレーシアのマハティール首相は、間髪入れずに公約通り、消費税を廃止しました。この消費税6%の制度は、ナジブ前首相が導入したもので、食品や公共サービスは免税と日本よりもはるかに庶民に配慮した内容でしたが、それでも国民の不満が爆発、政権交代となりました。さらにマハティール首相は今後、報道や表現の自由を抑える「フェイクニュース対策法」や反政府勢力を抑え込むための「国家安全保障会議法」なども次々廃止する方針です。勇敢な政治家です。 マハティールさんの人気は今に始まったことではなく、1997年に起きた東アジア通貨危機で、IMFプログラムを拒否したのは有名です。映像配信では、国際金融資本家の代理人政治家と戦いながら、経済混乱を治めた彼の施策を学びました。また、「ルック・

夕暮れ時に自宅の外を歩く少女(2015年12月20日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Aref Karimi 【8月11日 AFP】タイで今週、30歳も年上のマレーシア人男性と結婚させられていた11歳のタイ人少女が地元に帰って来たことが分かった。当局者が11日、AFPに明らかにした。この少女の児童婚をめぐっては抗議の声が広がっていた。 マレーシアでは16歳未満のイスラム教徒は、宗教裁判所の許可があれば結婚を許されるが、41歳の貿易業者の男性とこの少女の結婚はソーシャルメディアで話題となり、児童婚根絶の呼び掛けが再燃していた。結婚式は今年6月、国境をまたいだタイ南部ナラティワット(Narathiwat)県で行われた。少女の両親はマレーシアのゴム農園で働いており、タイ語が満足に話せない少女は男性の第3夫人とみられている。 イスラム教徒が多数派を占めるナラティワット県の知事は、「

マレーシアの首都クアラルンプールの郊外プトラジャヤで公開されたマレーシア航空MH370便の捜索に関する報告書(2018年7月30日撮影)。(c)AFP PHOTO / Mohd RASFAN 【7月31日 AFP】2014年3月に乗客乗員239人を乗せたマレーシア航空(MalaysiaAirlines)MH370便がクアラルンプール(Kuala Lumpur)から中国の北京(Beijing)に向けて飛行中に消息を絶った事件は、航空史における最大の謎の一つとなっている。だが、事件の調査チームがようやく30日に発表した報告書は何ら新味のない内容だったことから、遺族らは怒りや失望を募らせている。 長らく発表が待ち望まれていた報告書の中で、調査チームは航空管制官の過失を指摘。さらに、MH370便の進路変更は手動で行われており、操縦士でない第三者が進路を変えた可能性を排除した。だが、同機の機体がい

マレーシア・ボルネオ島で発見されたボルネオゾウの死骸。サバ州野生生物局提供(撮影日不明、2018年7月26日公開)。(c)AFP PHOTO / SABAH WILDLIFE DEPARTMENT 【7月26日 AFP】マレーシアの野生生物保護当局は26日、ボルネオ(Borneo)島で村人の作物を荒らしたボルネオゾウが射殺されたと明らかにした。同国では絶滅の危機にある動物が殺される事例が後を絶たない。 当局者はAFPに対し、4歳前後とみられる雄のゾウが23日、ボルネオ島サバ(Sabah)州の道端で発見されたと明かし、ゾウが殺された理由については、アブラヤシなどの「作物を荒らされたことの報復」という見方を示した。 当局は辺地の集落のそばで起こったこの「無情」な行為の犯人を捜索中だという。ただ牙は奪われていなかったことから、闇市に象牙を売ろうとした密猟者による犯行ではないとみられている。 広大

マレーシア出張を控える河野太郎外相に対し、野党から「国会をさぼりたいために外遊するのか」と批判が集中している。野党は河野大臣の外遊を了承しない方針だ。何しろ、10~12日のマレーシア出張の中身はスッカスカなのだ。 外務省が国会に提出した「河野大臣出張日程案」(4日付)に… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り726文字/全文867文字) ログインして読む 【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】

マレーシアの首都クアラルンプールで、空港にそびえ立つ管制塔と飛び去る飛行機(2014年12月11日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / MOHD RASFAN 【3月5日 AFP】マレーシアの格安航空会社マリンドエア(MalindoAir)の旅客機内でフライト中、バングラデシュ人の男(20)が裸になって乗務員を襲った容疑で逮捕された。同航空会社が5日、明らかにした。 地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(New Straits Times)の報道によると、旅客機は3日、クアラルンプールを出発。離陸後まもなく男は服を脱ぎ捨てた後、自身のノートパソコンでポルノ動画を見始めたという。 マレーシアの大学に通う学生だというこの男は、乗務員の指示に従っていったんは服を着用。しかし女性乗務員らを抱き締めようとして拒否されると、攻撃的になり乗務員を襲ったと同紙は報じた。 乗務員と複数の乗客らが男

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