ブルネイのハサナル・ボルキア国王。イスラム法に基づく刑罰について、適用に猶予期間を設ける考えを明らかにした/AFP/Getty Images (CNN) ブルネイのボルキア国王は5日、同性愛行為で有罪となった被告に対する死刑適用を猶予する方針を明らかにした。同国が厳格なイスラム法を先月施行したことに対し、国際社会からは非難の声が上がっており、反発を和らげる狙いがあるとみられる。 ボルキア国王はテレビ演説で猶予措置の延長を表明。国連の拷問等禁止条約を批准する考えも示した。 ブルネイは4月、同性愛行為や不倫、強姦(ごうかん)で有罪判決を受けた被告を厳罰に処す方針を発表した。新たな刑罰には石打ちによる死刑も含まれていた。 これに対し、ジョージ・クルーニーさんらセレブが人権団体とともに国王所有ホテルのボイコットを呼びかけたほか、JPモルガンやドイツ銀行なども従業員にブルネイ所有ホテルの利用を避ける

ブルネイの首都バンダルスリブガワンで演説するハサナル・ボルキア国王(2019年4月3日撮影)。(c)AFP 【4月4日 AFP】東南アジアのブルネイで3日、シャリア(イスラム法)に基づく厳格な新刑法が完全施行された。不倫や同性間の性交渉に対して石打ちによる死刑を科すなどの規定に、世界中の政治家や著名人、人権団体が非難の声を上げていた。 新刑法ではレイプや強盗、預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)への侮辱にも死刑が適用される。窃盗罪は手足切断刑の対象となる。多くの規定はイスラム教徒以外にも適用される。 国家レベルでシャリア刑法を導入している例はサウジアラビアなど中東諸国を中心に幾つかあるが、東南アジアではブルネイが初めて。 数年間保留されていたシャリア刑法の完全施行が決まって以降、国際社会からは懸念の声が相次いでいる。 国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Gu

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