【6月22日 AFP】イエメン東部に、悪魔の言い伝えがある謎に包まれた「バラフートの井戸(Well of Barhout)」が存在する。「地獄の井戸(Well of Hell)」とも呼ばれる巨大な穴の詳細は、いまだほとんど知られていない。 巨大な穴は、アルマハラ(Al-Mahra)県の砂漠の真ん中に位置しており、1300キロ離れた首都サヌアよりも、オマーンに近い場所にある。幅約30メートル、深さは100~250メートルの間だと考えられている。 地元の言い伝えでは、穴は悪魔の監獄として造られたものだとされている。なぜなら、底の方から悪臭が漂ってくるからだ。 イエメン当局も、穴の奥底に何があるかは分からないと話す。 同州の地質調査・鉱物資源当局責任者、サラ・バブヘア(Salah Babhair)氏は、穴があまりにも深い上、酸素がほとんどなく、空気も流れていないため、誰も底までたどり着いたことが

イエメン首都サヌアの病院で、元夫からの酸攻撃による傷の治療を受けるアノウド・フセイン・シェリャンさん(2021年1月28日撮影)。(c)Mohammed HUWAIS / AFP 【2月20日 AFP】12歳で結婚し、16歳で離婚。その後、酸を浴びせられ容姿が変貌した。アノウド・フセイン・シェリャン(Al-Anoud Hussain Sheryan)さんの半生は、戦乱と貧困に苦しむイエメン社会における女性虐待の驚くべき実態を示している。 19歳となった今、彼女は暴力的な元夫から受けた虐待の日々について語り始めた。ドメスティックバイオレンス(DV)がほとんど表沙汰にならないイエメンでの異例の証言だ。 「彼は私の髪をつかんで放さず、笑いながら酸を浴びせました」。アノウドさんは昨年10月に受けた暴行についてAFPに語った。ベールをかぶった顔にはひどい傷を負った。体にも深い傷痕がある。 鎖でつなが

韓国の首都ソウルで行われた済州島に到着しているイエメン難民の受け入れに反対する反移民デモ(2018年6月30日撮影)。(c)AFP PHOTO / Ed JONES 【7月14日 AFP】内戦下の中東イエメンからの亡命希望者数百人が、韓国南部の済州(Jeju)島に到着している。この事態を受けて、民族的にごく均質的な韓国社会で、かつてない外国人嫌悪が起きている。欧州を席巻し、米国でドナルド・トランプ(Donald Trump)氏を大統領に押し上げた反移民感情の高まりが、韓国でも繰り返されている。 2015年以降、多くは紛争を逃れた100万人以上が到着したドイツでは、受け入れの是非をめぐって国内外で亀裂が生じた。米国では、トランプ氏が壁をつくるといったメキシコとの国境で毎月数千人の不法移民が拘束されている。 だが、韓国では、過去数か月で550人のイエメン人が到着しただけで強烈な反発が起きている

緊急救済に手を差し出し周囲に傷つけられ 急いで雇用したものの離脱者輸出 「韓国社会がぶつかった難民問題 済州だけに任せては解決策を見出せない」 済州(チェジュ)にやって来た549人のイエメン人を抱えた済州島民が苦境に立たされている。中央政府など「公的システム」がイエメン人を放置するとき、彼らを「緊急救済」した済州島民を相手に、怒った世論の批判が提起されているのが実態だ。出入国当局の緊急な要請でイエメン人を就職させた済州島内の事業所でも、当局の放置に対する不満がたまってきている。イエメン人が居場所を決めた済州の島民たちは積極的に「難民問題」の答を探しているのに、政府の対応は依然として「中央ご都合主義」にとどまっているということだ。 最近、済州のある家族の助けで彼らの家に滞在していたイエメン人のKさん一家は、済州市外郭に別途宿泊所を得た。マスコミ露出などで彼らの家に難民らが滞在しているという事

韓国を代表するリゾート地の済州島(チェジュド)で、中東イエメンからの難民申請者が急増し500人を超えた。「世界最悪の人道危機」と呼ばれる内戦からマレーシアを経由し、済州島まで計1万1千キロを逃れてきた。査証(ビザ)なしで入国できる島限定の制度が背景にあるが、住民とのトラブルが相次ぎ、難民受け入れをめぐる論争も起きている。韓国法務省によると、1~5月に現地で難民申請をしたイエメン人は、527人にのぼる。前年は全国で131人だった。 済州島は観光客らを呼び込もうと2002年、イエメンを含む約200カ国の人々に、30日以内のビザなし滞在を認めた。そこに昨年12月、マレーシアの格安航空会社(LCC)のエアアジアXが、クアラルンプールとの直行便を開いた。イエメンからマレーシアにはビザなしで入国できたため、「イエメン―マレーシア―済州島」のルートができ、渡航者が急増したとみられる。 所持金が尽きて野

サウジアラビアの首都リヤドで、砂嵐に見舞われた市街地(2011年3月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/FAYEZ NURELDINE 【12月19日 AFP】(更新)サウジアラビア国営メディアは19日、イエメンのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装組織「フーシ派(Huthi)」が発射したミサイルを、首都リヤドの上空で迎撃したと発表した。また、フーシ派側もミサイル攻撃の標的について、リヤドにあるサルマン国王(King Salman)の公邸、ヤママ宮殿(Al-Yamama)だったと表明した。 フーシ派と戦争状態にあるサウジアラビア主導の連合軍は声明で、「弾道ミサイルがリヤド上空で迎撃された」と発表した。フーシ派によるリヤドに向けたミサイル攻撃はここ2か月で2回目。 現地のAFP特派員は、通例国王がヤママ宮殿で発表するサウジアラビアの来年度国家予算案の公表直前、グリニッジ標準時(G

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