細野晴臣氏が作った『北京ダック』という曲がある。 光る街・雨に濡れた横浜、迷い込んだ中華街は火の海。 赤く燃える家鴨は北京ダック。 赤い靴を履いた女の子が北京ダックを胸に抱えて逃げる。中華街が火事? なんてとんちんかんでシュールな歌詞にエキゾチカなサウンド。 古い無声映画を見ているようでお気に入りのナンバーだ。横浜中華街。 いつの時代もひとびとの胃袋を満たしてくれる身近な異国。中華街の歴史は横浜開港とともに動き出す。 外国人の居留が始まると、その一角に広東から来た華僑の商人が住み始めたのがルーツ。 その歴史は、150年以上になる。 理髪、洋裁、料理という刃物商売を営む華僑たち。 明治には中国料理店・聘珍楼が開店。 大正の震災、横浜大空襲をくぐり、戦後食糧難の時代にもひとびとの胃袋を満たしてきた中華街。 1972年の日中国交正常化以降、横浜を代表する観光地になっていった。 私も両親に連

横浜中華街にあるエンターテインメント施設・横浜大世界に「レーザーアートシアター」がオープン! 横浜大世界アートリックミュージアム(3~8階)の6階フロアの一角で、常設としては日本初となります。日本ではあまり馴染みのない「レーザー・ショー」ですが、ヨーロッパでは高い人気を誇っており、その幻想的かつ芸術的な空間に魅了される方が多いのだとか。そんな「レーザー・ショー」をいつでも体感できるシアターです。 テーマは「宇宙」。これまでのレーザーショーとは異なり、レーザー光で複雑なグラフィックをマッピングして、ストーリーが展開します。レーザー光の動きは、まるで生きもののよう。次々と形を描き出していきます。上映時間は約6分間、00分、10分、20分、30分、40分、50分にはじまります。 ▲静止画ではまったく伝わりませんね……(汗)。レーザーアートに興味ある方はぜひご覧ください せっかくなので、「アートリ

中華料理と言えば、横浜中華街のことを思い起こす方が多いだろうと思う。しかし、実際、中華料理の発信地としての役割を横浜中華街がどうも背負えなくなってしまったようだ。ランチタイムの横浜中華街に行くと、固定料金の食べ放題がほとんどだ。基本メニューは似たり寄ったりしている。麻婆豆腐にチンジャオロースー、エビチリにふかひれ、さらにチャーハン、小籠包、ギョーザ、杏仁豆腐。夏になっても冬が来てもメニューはあまり変わらない。そしてどこの店頭でも巨大な肉まんを売っている。 値段の安さに経営の重きを置いたせいか、肝心な味はとても評価できない。2007年の時点で、私はすでに全国紙に、「日本最大のチャイナタウン・横浜中華街に行くたびに、ある不満が膨らむ」とその味への不満をぶつけた。 もうひとつの不満は中華料理の発信地としての役割を放棄してしまったことにある。「小籠包、刀削麺、火鍋……。近年、日本で認知されつつあ

さくらWORKS<関内>(横浜市中区相生町3)で12月23日、「ハマブク企画 Vol.3~横浜中華街の秘密を学んで、あなただけの中華街マップを作ろう~」が開催される。 ハマブクは「本をきっかけに横浜について学ぶ」をテーマに今年9月にスタート。児童書「モモ」(岩波書店、ミヒャエル・エンデ著)や小説「阪急電車」(幻冬舎、有川浩著)を課題図書とした読書会を開催してきた。 3回目となる今回は、中華街の老舗店「萬珍楼」の代表取締役・林兼正さんが出版した「なぜ横浜中華街に人が集まるのか」(祥伝社新書、2010年刊)が課題図書。中区の町に詳しい多根さんをナビゲーターに招き、地図や資料を囲んで横浜中華街のまちづくりの歴史やその活動を担った人たちの思いについて理解を深めた後、中華街を実際に歩く。読書会では、多根さんと参加者のトーク形式で、たくさんの歴史を持つ中華街について学んだ後、実際にまちの成り立ちや変

関連トピックス尖閣諸島 横浜中華街の中国系の華僑らでつくる横浜華僑総会は24日、10月1日に予定していた中国の建国記念の日「国慶節」の祝賀パレードを中止する方針を決めた。尖閣諸島をめぐる日中関係の悪化を踏まえた判断という。 祝賀パレードは、地元の中華学校の中学生が中心となり、約200人が民族衣装をまとい、ドラや太鼓を鳴らしながら練り歩く中華街の「国慶節」のメーンイベント。中国の国旗を掲げて歩くため、保護者の間で不安の声があがったという。獅子舞の披露も、当初5組を予定していたが、中華学校の生徒の参加を見送り、4組に減らす。 横浜華僑総会の謝成発会長は「楽しみにしてくれていたお客さんも多く、中止は残念だ。ただ、子どもに何かあっては取り返しがつかないと考えた」と話している。
横浜中華街や神戸南京町は華やかな非日常のチャイナタウンだ。飾り気のない「日常の中国」に出会いたければ、池袋北口に行けばいい。ここには1980年代以降に来日した新華僑の経営する店が約200店舗もある。西口なども加えた池袋駅周辺全体ではその数は300とも400とも言われる。中華料理店だけでなく、食材・雑貨店、旅行代理店、不動産仲介店、美容院、保育園、自動車学校、インターネットカフェなど様々な種類の店や施設がある。池袋の中華街は中国人の日常生活を支える街である。 駅の地下街から階段を上り、北口に出ると、中国語のフリーペーパーを配るおばさんがいた。横には携帯電話を耳に当て大声で中国語をしゃべるビジネスマン風の男。目の前には池袋の中国人に食材を提供する食品店のビルが立つ。「陽光城」と書かれた赤い看板が日射しを浴びて輝いていた。 ここには中華街の入り口を示す楼門もなければ、関帝廟もない。それどころか、

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