非暴力抵抗こそが侵略から国民を守る~非武装の精神で戦争の根を断て 想田和弘と語る(前編)ウクライナへの自己同一と「敵/味方」議論は危うい 石川智也 朝日新聞記者 今年も8月がやってきた。戦争や平和にまつわる言論や報道が集中する季節だが、戦後77年目の今夏の様相がここ数年と異なるのは、言うまでもなく、ロシアによるウクライナ侵攻が起きたことによる。 職場やお茶の間、友人たちとの会話にも戦況や兵器の話題が飛び交い、政治家は勇ましい口調で防衛力強化や敵基地攻撃能力、はたまた核共有に前のめりの発言を繰り返す。 軍事や安全保障の議論が「日常」化する異様な状況下で、他国から侵略された際に私たちはどう向き合うべきか、という根源的な問いもあらためて持ち上がった。 これに対して、武力による徹底抗戦ではなく、占領を座視して受け入れるのでもなく、非暴力・不服従による抵抗こそが最も有効なのではないか、そう問題提

返還交渉への期待を語る鈴木宗男氏=撮影・多田敏男この記事の写真をすべて見るロシアのプーチン大統領と握手する安倍晋三首相=1月22日、モスクワ(c)朝日新聞社 3月7日に朝日新聞出版から発売される『増補・日ソ国交回復秘録 北方領土交渉の真実』北海道の地域政党である新党大地の代表で、元衆院議員の鈴木宗男氏(71)。内閣官房副長官や元衆院外務委員長などを歴任し、北方領土の交渉に関わる。 受託収賄罪などの実刑判決が確定し、2010年に衆院議員を失職してからも、ロシアとのパイプ役となってきた。長女の貴子氏は自民党所属の衆院議員で、宗男氏は安倍晋三首相と昨年10回以上面談。今年も2月12日に会ったばかりだ。交渉を巡る“キーマン”が単独インタビューでこう断言した。 「プーチン大統領が決断し2島は戻ってくる」ロシア側は、第2次大戦の正当な結果として北方領土がロシア領になったことを認めるよう日本側に迫

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