科学的には、グルタミン酸ナトリウムを常識的に食べる量であれば安全とされています(食品安全委員会の資料「食べ物の基礎知識」参照)。 味覚障害を引き起こすとの説も、後述しますが根拠はあやふや。あり得ない、という見方が科学者の大勢です。なのに、消費者の中には嫌う人が多い。その現象は世界で見られ、アメリカでもno-MSGとパッケージに大きく書いた食品が売られています。どうして誤解されているのでしょうか? 味の素社がこの問題と正面から向き合い、世界へ正しい情報発信をしようと9月20、21日、ニューヨーク・マンハッタンのホテルでフォーラムを開きました。 シェフや栄養士、メディア関係者、それに世界各国の味の素現地法人から社員や協力者、オピニオンリーダーなど約200人が集まり、講演やパネルディスカッションが行われました。 日本企業が海外で開くこの手のイベントは、日本国内で「海外で開催しました」と言って箔を


岐阜県内のミネラルウオーター会社が、水素水を粉末にした商品を発売したと地元紙に報じられ、「何が良いの?」といった疑問や批判がネット上で噴出している。 具体的な効能などはうたっていない模様だが、会社側は、「水素は発生します」と言っている。 元になった商品は、国民生活センターがテストしていた この会社は、関市内にある「奥長良川名水」で、「ハイドロエッグ水素パウダー」という商品を2018年8月21日にオンラインショップなどで発売した。 この日は、東京都内で記者会見も行われ、地元の岐阜新聞がウェブ版でも報じた。 岐阜大や東京工科大の研究室との共同開発で、すでに同社が販売しているペットボトルの飲料水「逃げない水素水36」を凍結乾燥して粉末にしたという。飲食物に粉末を混ぜて使い、水に溶かすと水素が持続的に48時間以上も発生するとうたっている。1箱で3グラムの粉末が30包入っており、価格は税抜きで840

当時はオカルトブーム、新宗教ブーム、終末思想ブームがあったわけでさ。 今から思えば異常だけど、霊能力者がごく普通にテレビ出るわ、超能力者が科学者と討論するわ、夏になったら必ず心霊写真のコーナーがあって、霊媒師が「これは何とかの霊で……」って言ってタレントがまじめにうんうんって頷いてさ。 あと反原発運動とか、ノストラダムスとか、帝都物語とか。 今から考えたら信じられないほど、「人智には測れない世界がある!」って受容されてたわけよ。 そりゃたいていの人は「そんなわけない」って思ってただろうけど、「ひょっとしたら……?」という空気は色濃くあったよ。 当時オウムを持ち上げてた文化人って、あれは面白半分に取り上げてたんじゃなくて、「科学じゃ認知できない世界があるのかも……」って空気のなかで、大真面目に「修行するぞ!」ってグループが現れて、勢力を拡大してたもんだから、「やべー! ついに来ちゃった?」っ


ネットにはがんに効くと主張する食品や、様々なタイプの未認可のがん治療が紹介されています。その多くは全く効果を期待できないものですが、一般の方がそれを見抜くのは難しいです。ただ、がん治療の専門家は簡単に見抜くことが可能です。なぜなら、それらには普通ならありえない説明が多数されているからです。今回は、イカサマ治療に多用されている宣伝文句に注目して、こんな言葉や説明があったら危険信号というのを紹介して、それはなぜなのか解説したいと思います。このアウトな宣伝文句を理解しておけば、イカサマ治療に騙されるのを防げるのではと思います。では、順番にアウトな言葉を紹介していきます。 どの癌にも効きます これは本当に多いです。「どの癌でも効果が期待できます」とか書いてあります。がんは数千の別の疾患の集まりです。全てのがんに効く治療などありえません。この文言が出た時点で、この治療を売っている人は、お金儲けをした


2018年5月14日 読者および関係者の皆様へ 平素は、「マイナビウーマン」および「マイナビウーマン子育て」に対しまして、格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 「マイナビウーマン」および「マイナビウーマン子育て」において、読者アンケートの体験談形式記事における不適切な表現、および、健康上、誤解を招く可能性がある記事を掲載しましたことを深くお詫び申し上げます。編集部として、この事実を重く受け止め、あらためて他記事においても慎重を期した精査が必要と考え、「マイナビウーマン」と「マイナビウーマン子育て」に掲載していた医療・健康関連に該当する一部記事を非公開といたしました。精査の結果、問題が無いとの確認が取れました記事については、本日より順次、再公開を行って参ります。 再公開にあたっては、医療・健康関連に該当する記事の精査を、外部の専門家を交えた調査チームにより進めて参りました。この調査チーム
母の不安、無関心な父・・・「家庭環境のストレスが影響した」 HPVワクチン後の体調不良を振り返る今は回復して大学に通っている女性が、接種後に起きたこととじっくり向き合いました。2回連載の前編は本人が語ります。 HPVワクチンの接種が事実上ストップしてからもうすぐ5年が経ちます。公費で受けられる定期接種のままであるにもかかわらず、受ける人がほとんどいなくなってしまったのは、うった後に体調が悪くならないか不安を抱いている親子が多いからでしょう。 どんなワクチンであっても稀に、狙った効果とは違う「副反応」が起きることがあります。 しかし、体の痛み、だるさ、生理不順などこのワクチンで訴えられている症状の多くは、ワクチンをうっていない人でも同様に見られることが名古屋市の女性7万人を対象とした調査や、厚生労働省研究班の調査でも明らかになっています。 ワクチンへの不安や注射の痛みが発症の引き金になった可

体中の痛みにだるさ、学校で倒れて歩くのも辛くなるーー。HPVワクチン接種後、そんな多様な症状を訴える娘のそばで、治療法を探して必死に奔走したのは母親でした。 回復した今、大学生のさくらさん(20代前半)は「家庭環境などのストレスが、ワクチン接種をきっかけに体の症状となって現れた」と振り返っていますが、お母さんの方はどう捉えているのでしょうか。BuzzFeed Japan Medicalは、現在も全国のお母さんたちと連絡を取り合っているという母親のともこさん(仮名)にもお話を伺いました。 さくらさんに取材した前編:母の不安、無関心な父・・・『家庭環境のストレスが影響した』 HPVワクチン後の体調不良を振り返る ホルモンバランス、ストレス・・・体調不良の原因は?今思えば、娘はホルモンに体調が左右される子なんです。ワクチンの接種が様々な症状を引き起こす引き金になったと思いますが、接種前から生理


おかしな思想にハマった家族の悩みを語ってもらう「身内がトンデモになりまして」シリーズ。その姉妹編として、「わたしがトンデモだったころ」も新たに始めさせていただきます。こちらでは、〈自分自身がトンデモ沼にハマった体験〉を振り返り、当時の出来事および心境を語ってもらおうというもの。何がきっかけとなりトンデモに足をからめとられるのか、どんな背景があるのかを考察しつつ、トンデモの周りに生まれる現象を追っていきましょう。 * * * シリーズ第1回目は〈アンチワクチン〉にハマった、Hさんの体験談。アンチワクチンとは、ワクチンの安全性や有効性、必要性を否定する考え方。荒唐無稽なお説を無責任に発信する医師として有名な近藤誠氏も昨年11月、アンチワクチン本『ワクチン副作用の恐怖』(文藝春秋)を発売し、各方面から「書いてある内容が間違いだらけ」とバッシングされたのは記憶に新しいところです。

はじめに いつもおさわがせして申し訳ありません。ブログ管理人です。 【注意】遅延型フードアレルギー検査、アレル・チェックはアレルギー検査として意味ありません。【まだやっているのか!】 というブログ記事が思いの外、多くの方に読まれております。アレルギー専門医として大変ありがたいことです。本当にありがとうございます。 kaigyou-turezure.hatenablog.jp 多くの方の注目を集めていると、やはり疑問点や誤解が生まれて来ます。それに対してすこしでもお答えしたいと思います。 かなり専門的な内容になっておりますのでご注意ください。また、現時点では暫定的な記事で、今後内容が変更したりする場合がありますのでご了承ください。 はじめに IgEはアレルギー、IgGは関係ない 質問1:IgEと関係ない食物アレルギーはある? 回答1: 非IgE依存性反応というのがある。でも… 新生児-乳児


夫の仕事関係の知り合いのご夫婦と一緒に食事をした。ご主人は開業医で社会的に成功してるとても裕福な人。奥さんご自身もなんかビジネスしてて、セレブな雰囲気の人 2人とも有名大卒で、知的だし話題も豊富だし、人柄も良い方々。そんな方々と訳あってお食事することになったド庶民の私、最近出産したばかり ご主人にタイトル通りのことを熱く語られて、私の子供には、予防接種打たせるなって言われてしまった 医者であるご主人いわく、インフルエンザワクチンは製薬会社の陰謀だから全く効果がない 子宮頚がんワクチンは日本中で恐ろしい副作用をもたらしているから絶対に接種してはならない、等々 ネットで反ワクチン派みたいな人たちがいるのは知っていたけど、実際会ったのは初めてだったからほんとにいるんだ…ってビックリしたし、前述通りすごく知的で人柄の良い人たちで、何よりお医者さんで、当たり前だけど私なんかより遥かに専門知識を持った


海外の一流科学誌「ネイチャー」 HPVワクチンの安全性を検証してきた医師・ジャーナリストの村中璃子さんを表彰ネイチャーは日本の状況を、「このワクチンの信頼性を貶める誤った情報キャンペーンが全国的に繰り広げられた」と厳しく批判。 ネイチャーは、HPVワクチンについて、「子宮頸がんやその他のがんを防ぐ鍵として、科学界や医療界で認められ、WHO(世界保健機関)に支持されている」と評価。 その上で、 「In Japan the vaccine has been subject to a national misinformation campaign to discreditits benefits,resulting in vaccination rates falling from 70% to less than 1%(日本においては、このワクチンの信頼性を貶める誤った情報キャンペーンが全


長崎大学教育学部で昨年度と今年度、「情報社会と科学」と銘打った授業が行われていました。 これ何と、「ニセ科学」そのものズバリの授業です。 そこで使用されていたレジュメがとても分かりやすく良い出来なので、ここで改めてご紹介致します。 「情報社会と科学」(2009年度授業分) ・血液型性格判断と「信じる心」 ・もっと勉強するために ・マイナスイオンと健康 ・もっと勉強するために ・水からの伝言 ・もっと勉強するために ・「UFO・宇宙人」「波動」 ・もっと勉強するために 作成したのは長崎大学教育学部数理情報講座の長島雅裕さん、いや素晴らしいお仕事です。 この「ニセ科学」というもの、今でこそネット内で盛んに議論されたり各地でフォーラムも行われたりしているのですが、そろそろ本格的に学校教育の現場で取り上げてもいいのではないかと常々思っておりました。 ここで取り上げられているのは「ニセ科学」の代表選

ちょっと忙しいので、あまりちゃんと書けないのだが、簡単にエントリを上げておくことにする。 『ページが見つかりません - MSN産経ニュース』という記事がMSN産経ニュースで取り上げられた。 新型インフルエンザの感染が拡大している米国で、わざと感染して免疫をつけようという「感染パーティー」が話題になり、米保健当局が20日までに「本人と周りの子供らを危険にさらす」と警告する事態になった。 で、これについたブックマークを見ると、「米国は酷い」という趣旨のコメントがいくつか見られる。ところが、これは何も米国に限った話ではなく、日本でも行われていることである。 今回紹介するのは、事前企画されたパーティではないものの、全く同じ考え方であることがわかると思う。 昨日のホメオパシー勉強会を迎えました ちょうど水疱瘡の話をしているときにCさん登場!! きれいに水疱瘡にかかった子供も一緒にね! (私には水疱瘡

はじめに 景品表示法4条2項や、特定商取引法6条の2では、商品の宣伝内容について「合理的な根拠」を持つことを事業者に求めている。法規制であるから、違反すればペナルティを科される。規制のための判定をするので、これらの条文のガイドラインはそれなりに具体的である。このガイドラインに倣って、ニセ科学判定のガイドラインを作ってみた。 これまで、私がどういう基準でニセ科学かそうでないかを区別してきたかを振り返ってみたら、条文のガイドラインと似たやり方でそれなりにうまくできそうだという感触を得ている。 なお、このガイドラインは試案であり、随時改訂する。 「科学である」ということ 「ニセ科学」であるかどうかの判定基準の1つである「科学でない」を定めるために、「科学である」との主張が可能となるための裏付けを具体的に定める。 「科学である」とは 言説の内容が客観的に実証されていること、であるとする。 「客観的

全然違う。 古くから諺で、「病は気から」というのがあるわけだけども、たとえば偽薬(プラシーボ)には、痛み止め、喘息、鬱、関節炎、麻酔薬、心不全、アレルギーなど、統計学的に有意な効果があることが知られています。 ホメオパシーが効かない、っていうのはそういう意味で、極めて偽科学的発言であるわけ。ホメオパシーに全く効果がない、と言い切ってしまうのは、もうトンデモもいいところ。 論点が違う。 そもそも「薬が効く」とは、プラセボ効果以上の効果があるのを意味する。ある効果を確かめたい薬があるとして、その対照としてプラセボ群をおき、プラセボ群よりも高い効果が認められて(※)はじめて、「薬として効く」と言える。創薬のプロセスは非常に複雑で、臨床試験にも工夫が凝らされている。そこを無視すべきではない。 ※「統計学的に有意」と単純に言っているが、そもそも統計的に有意であるか否かだけでは評価は出来ない。検出力を

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