日独交流150周年にあたって友好関係を深めるため、22日の衆院本会議に民主党や自民党が提出した「日独友好決議」の採決で、自民党議員116人のうち安倍晋三、麻生太郎両元首相ら約30人が直前に退席し、10人近くが座ったままで反対するという異例の事態となった。 問題になったのは「(日独)両国は、第1次世界大戦で敵対したものの、先の大戦においては、1940年に日独伊三国同盟を結び、同盟国となった。その後、各国と戦争状態に入り、多大な迷惑をかけるに至り、両国も多くの犠牲を払った」という部分。 本会議直前の自民党代議士会で(1)事前に党の部会などで議論がなかった(2)事実の誤認がある、と執行部批判が噴出。下村博文氏は「ドイツは1939年のポーランド侵攻から(戦争が)始まっている」と採決での全員退席を求めた。 石破茂政調会長が「党の手続きにのっとって私が賛成ということにした」と説明したが収まらず、
半藤一利 秦郁彦 保阪正康 井上亮『「BC級裁判」を読む』日本経済新聞社 半藤、秦、保阪という代表的な現代史の書き手に、富田メモをスクープした日経新聞の井上編集員を加えた4人で、BC級戦犯裁判を語るという本書。取り上げられている事案は次の通り。 泰緬鉄道F軍団事件--イギリス軍シンガポール裁判85号 サンダカン死の行進--オーストラリア軍ラブアン裁判14号 ランソン事件--フランス軍サイゴン裁判39号 カーコニコバル島住民虐殺事件--イギリス軍シンガポール裁判12号 シンガポール華僑粛清事件--イギリス軍シンガポール裁判118号 スマラン慰安所事件---オランダ軍バタビア裁判69号 花岡事件--アメリカ軍横浜裁判230号武士道裁判--アメリカ軍横浜我利23号 ガスマタ豪軍飛行士介錯事件--オーストラリア軍香港裁判13号 百人斬り競争--中華民国南京裁判21号 海軍生体解剖事件--アメリカ
……作家やジャーナリストの公式発言を読んでいるほうがよほど建設的だな、と我ながら思う。あまり新しい論点も見当たらなかったので、たくさんあるツイートから印象的な一部だけメモ。 まずは南京事件論争の件。 まとめよう、あつまろう -Togetter @dame_ookami 質問の答えになっていませんよ。「学者の名前」を答えてくださいな。ok 繰り返し質問します。南京大虐殺はなかったと主張する学者は実在しますか? もし実在するなら名前を挙げてください。 DrQual1ty 2010-05-14 19:03:00 @DrQual1ty さっきも言っただろ?@GUNSandROWさんにも名前出してもらってたじゃねーか。上智の渡部氏、筑波の中川氏、立命館の北村氏、あと東中野氏もそうか。南京での戦闘と民間人の多少の殺害は認めてるかも知れんが、「虐殺」は否定している。 dame_ookami 2010-
http://b.hatena.ne.jp/entry/sankei.jp.msn.com/world/europe/100716/erp1007162118003-n1.htm ホブスボームは先日引用した箇所の少し前で次のように書いている。Its losses are literally incalcuable, and even approximate estimates are impossible, since the war (unlike the First World War) killed civilians as readily as people in uniform, and much of the worst killing took place in regions, or at times, when nobody was in a position to c
はてなダイアリーやはてなブックマークは、わが国のインターネット社会には珍しくリベラルが強いコミュニティで、ネットウヨク的な人を見つけてきてはみんなでツッコミを入れまくるという遊び方が定着しています。 ちょっと前には、愛国先生という人がみんなからツッコまれまくっていました。 愛国を考えるブログ (↑愛国先生のブログ) はじめのころは、本気で怒りながらツッコミを入れている人も多かったこのブログですが、次第にネタブログとしての知名度が高まり(だってどの記事も、どう見ても保守派へのほめ殺しなんだもん)今ではすっかり愛されるネタブログと化しています。 となると、やはり演出されていないガチ電波を求めたくなるのが人情というもので、今度はこちらが脚光を浴びることになりました。みんな発掘力がすごいなぁ。 日本の面影 自称「元は雑誌の編集長をしていた」人による愛国ブログ。愛国先生がネタとしてよく扱う排外主義よ

Bill_McCreary 2010/06/15 22:37 私もこの本は現在読んでいる最中です。なかなか三光作戦の本はないので、貴重ですね。 (後略) (http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20100613/p1#c1276609051) ミネルヴァ書房刊の『大量虐殺の社会史』(松村高夫・矢野久編著)では第11章「現代に生き続ける医学の歴史的犯罪」で731部隊の人体実験や細菌戦が扱われているほか、松村高夫氏の執筆した序章でも日本軍による(ないし日本における)大量虐殺の事例がいくつか例示されているのだが、南京虐殺はもちろんのこと平提山事件や重慶爆撃への言及はあるのに、「三光」作戦と東南アジアでの華僑虐殺には触れていない。もちろん例示であるから漏れがあるのは当然ではあるが、しかしこの二つは他の戦争犯罪・国家犯罪と比較してももっともジェノサイド的な性格が強い*1わけで、“
RX100M7を買った 今年の2月、SONYのRX100M7を買った。年明けから何度も実機を見に行って、撮影する自分の姿を想像しながらじっくりと選んで買ったカメラなので、とても気に入っている。カメラに関しては趣味程度の素人だけど一生懸命選んで買った決め手などをまとめたいと思う。 わたし…

先月の記事だが。 http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100328/kor1003281918002-n1.htm 蓮池透さんが退会 救う会新会長に西岡氏 2010.3.28 19:12北朝鮮による日本人拉致被害者の家族会と支援組織「救う会」は28日、東京都内で合同会議を開き、救う会新会長に現会長代行の西岡力氏(53)を選出した。現会長の藤野義昭氏(71)は名誉会長に就任する。また家族会は、蓮池薫さん(52)の兄で元副代表の透氏(55)の退会を決めた。 透氏の退会について家族会は「北朝鮮への制裁より国交正常化を優先すべきとの主張を繰り返しており、家族会の主張が変わったと国民を混乱させる恐れがあった」としている。後日、退会決定を本人に伝える。 西岡新会長は「北朝鮮情勢が緊迫しており、今が正念場。拉致被害者全員を救出するため、全力で責任を全うしたい」と語
「田母神俊雄前航空幕僚長、ニューヨーク講演がいよいよ実施となります。政界、メディアなど総掛かりの評判のなかでも、貫き通した高き志。その主張を日本国内だけでなく世界に発信するべく、いよいよ世界の中心ニューヨークでの講演会の開催です。愛国の情、国防の新年、そして日本の歴史や伝統への尊崇の心。世界の重鎮が集うユニバーシティクラブで、あなたもその熱き想いを共有してみませんか。」 田母神俊雄前航空幕僚長のHPに載った、この講演会への勧誘文を読んで、田母神氏の信条を直接聞く良い機会だと考えた私の友人は、この講演会に出席した後で次の様な感想文を送ってくれました。 「NY開催にもかかわらず、出席者には外国人はいませんでした。近畿日本ツーリストのウェブサイトで漢字の名前を登録しないと参加申込みできない形式となっていましたので、アメリカ人が参加することはそもそも想定外であったと思います。実際に、当日の講演はす

「慰安婦」関連の情報を追っていて、ナヌムの家のハルモニが証言集会に来日されるとの報を見かけるといつも心配になる。この前、吉元玉(キル・ウォノク)ハルモニ来日の話は、結構前に見かけていたので(どこでだか忘れたが(^^;、、、追記;あった、此所だ)、4月10日に尼崎の証言集会が開催されたとの情報を見かけて安堵していたのだが、こんな報道が出てきた。 名古屋市内で17日に予定されていた戦時中の慰安婦問題の講演会が、保守系団体の圧力で会場のキャンセルに追い込まれていたことが分かった。抗議を受けた貸しホール「桜華会館」(同市中区三の丸)の職員が主催者に相談し、主催者側がやむなく利用中止を決めた。 今月7日には、産経報じるところの「保守系住民団体」が大阪梅田駅で「怒号や罵声が飛び交う」騒ぎを起こし、その後、元門真市議のひげ戸田さんに集団暴行を働いた事件があった。「保守系住民団体」とやら、すなわち在特会で
思いは言葉に。はてなブログは、あなたの思いや考えを残したり、 さまざまな人が綴った多様な価値観に触れたりできる場所です。

「感情の制禦について深い関係があるユダヤ哲学についての宮台ツイートのまとめ」(宮台真司:みやだい・しんじ) http://www.miyadai.com/index.php?itemid=869 わたくしは いつも激高し、泣いて、こぶしを にぎりしめている。 感情的になってるって? ああ、そうなんだよ。よくぞ わかってくれた。ありがとう。 わたくしの ほほに すいてきを みたら、こうずいだと おもってくれ。わたくしが ほほえんでいたら、なくことさえできない くやしさを おもってくれ。わたくしが おこっているように みえたら、そう、わたくしは おこっているのだ。 ぎゃー! いかりよ。わたくしを みちびいておくれ。正義へと。いかりよ。わたくしを みすてないでおくれ。ここにいてくれ。やくそくする。わたくしは、きみを 否認することはしない。 「ツイッターをプログにまとめろという要求がツイートされま
Times誌のインタビューでの発言が、批判されてるそうだ。ハンクス氏は"The Pacific"という太平洋戦争に焦点を当てたドラマを制作したばかり。Tom Hanks' WWII Comments Spark Controversy - CBS News Timesのインタビューの該当箇所:TIME And he is pleased that The Pacific has fulfilled an obligation to our World War II vets. He doesn't see the series assimplyeye-opening history. He hopesit offers Americans a chance to ponder the sacrifices of our current soldiers in Iraq and Afg
歴史群像太平洋戦史シリーズ 奇襲ハワイ作戦P154-155より。 一般に、海軍は陸軍にひっぱられて、いやいやながら戦争に突入したのだという説が一時横行した。しかし、事実はかなりちがっているので、海軍部内にも陸軍に負けず劣らずの血気盛んな面々が存在した。 下剋上はべつだん陸軍だけの専売特許ではなくて、海軍部内においても分裂と混乱はあって、同様に強力かつ確固としたリーダーシップを欠いていた。そうして、確固とした勝算はむろん、終戦にいたる明確な見通しもないまま、「戦争決意」のムードに流されていった格好であった。 ひらたくいえば、海軍において対米戦を決意したのは、中堅層のほうが上層部よりも早く、同じ上層部でも永野をはじめとする軍令部首脳部のほうが海軍省の首脳部よりも早かったといえる。たとえば軍令部戦争指導班大野竹二大佐、軍務局第二課長石川信吾大佐など、「省部の中堅俊秀」を自任する連中が、「もうやる
ちょっと間があいてしまったが、先日のエントリで「別稿にて」と予告しておいた件について。 当該のエントリで『日中戦争の国際共同研究 2 日中戦争の軍事的展開』の「まえがき」から引用した文章の冒頭にある「そうした論争もあったにせよ」とは、具体的には台児庄の戦いの戦略的な効果や三光作戦の計画性(上級司令部レベルでの)などをめぐるものだったとされているが、それよりも一般的なレベルの問題として次のようなことが記されている。 (……)日中戦争の侵略性を否定する日本人研究者はいなかったが、それでも、日本軍の「蛮行」の理由を説明(弁明ではない)しようとすると、激しい批判が加えられた。 (vページ) むろんそのやりとりを目撃していない人間として無責任に想像するなら、「弁明ではない」と称してはいるがいかにも「弁明」じみたことを口にした日本側参加者もいたんじゃないの? などと考えることも可能ではある。しかしより
実は先日読み終えていた。ますます元増田については、植民地主義者の欲望 - セイキキに書いた論評で十分だと思えるようになった。元増田はちなみに、このCumings教授は北朝鮮よりの言動が過ぎると批判を受けているくらいであって(英語のWikipedia参照)、決して日本よりのスタンスを取っているわけではない。むしろ、日本の植民地政策は朝鮮が政治的に分断される一因となったと書いている(人となりの雰囲気はこの辺りのブログで分かるかもしれない。ttp://d.hatena.ne.jp/uedaryo/20090208/1234060826)。それでもなお、36年間の日本の経済政策については、むしろ肯定的な言及が多い。搾取を語るなら論文を読めなんて書いているが、この論文を読んだうえで、こんなまとめ方ができるなら、そもそも元増田は英語が読めないんじゃないか、という疑惑も浮かんでくる。カミングスの論文、や
加藤は『戦争の日本近現代史』の「あとがき」で次のように述べている。 一九九四年、現代新書への執筆を、当時、講談社のPR雑誌『本』編集長であった堀越雅晴氏から勧められたとき、わたくしの念頭にあったのは、山口定氏の言葉でした。それは、「二度と戦争は起こさない」という誓いが何回繰り返されても、今後起こりうる悲劇の想定に際して、起こりうる戦争の形態変化を考えに入れた問題の解明がなくては、その誓いは実行されないのではないか、といった内容でした(『戦争責任・戦後責任』)。戦争責任について容易に論ずれば、「誠実を装つた感傷主義か、鈍感な愚かしさか、それとも威張りちらした居直りか」になってしまうと喝破したのは丸谷才一氏でしたが(『雁のたより』)、この山口氏の静かなる提言は、たしかにわたくしの心に届きました。感傷主義でもなく、居直りでもなく、戦争や戦争責任を論ずることができるのではないか、と。(加藤陽子、
慰安婦について一部の人たちがよくいう「慰安婦はいたが従軍慰安婦はいなかった」というようなことを埼玉県知事が主張し、民団から抗議を受けるも撤回の意思を見せていないそうだ。 統一日報:上田埼玉県知事 従軍慰安婦表記で発言撤回せず 埼玉県立平和資料館=東松山市=の歴史年表で「従軍慰安婦」表記の「従軍」の文字削除問題と関連し、上田清司県知事は昨年12月10日、県議会で佐藤征冶郎議員の質問に答弁した(写真)。 上田知事は、日本軍の関与や慰安所は認めているとしたが、「当時は『従軍慰安婦』という言葉はなかった」としたこれまでの発言は撤回しなかった。県議会を傍聴していた市民グループ関係者らはさらに不信感を募らせている。 06年6月の答弁で上田知事は「『(埼玉県平和資料館の)従軍慰安婦問題など日本の戦争責任の論議が多発』と表記がありますが、古今東西、慰安婦はいても従軍慰安婦はいません。従って、こういった間
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