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エンタまつりに首相登場! 漫画家らとマンガ論を語る

2008年10月27日 20時00分更新

文● 伊藤 真広

マンガが愛される理由とは?

 第2問目は“マンガはなぜ広く愛されているのか”という問い。劇画というジャンルを作り上げたさいとう氏は「私は最初っから、大人も読める世界にしたいと思って頑張りました。団塊の世代にマンガを卒業させてちゃいけない。そのまま読んでいってもらいたい」と語った。
 さいとう氏に続いて麻生氏が答えようとしたところで、弘兼氏から麻生氏に「総理は大人マンガ、子供マンガ、さらには少女マンガまで読まれていますよね」と質問。それに対し麻生氏は「少女漫画は世の中が勝手に作ったことで」と返答し、「『ゴルゴ13』は冷戦が崩壊したときには物語は終わってしまうんじゃないかと思ったんですが、新しいシナリオがあってサラリーマンの意識の先を行っているので、大人が読めるマンガになっていると思います」と話した。

弘兼氏は「オタクという言葉は悪い言葉でない。広く浅くのなかで自分の好きなことを発信できるものを持っている。自分はほかの人たちとは違うということを、自信を持って、胸を張って発信してもらいただきたい。それをオタクになる勧めとして提案したい」と語った

日本のMANGAは特にフランスで絶大な影響力

 3つ目の設問「日本のソフトパワーとは」という質問では、麻生氏が口火を切って答えた。「フランスでは、MANGAという言葉がフランス語になっているんですよ。国際MANGA大賞の第2回目が行なわれているんです。そのMANGA大賞に応募して入選した人は、日本に一週間いられるんですけど、賞金とかは出ないんですよ。それでも彼らにとっては“秋葉原にいける”“実際にマンガを作っている現場に行ける”ということで十分な魅力なんです。第1回の受賞者は『バガボンド』の作者の井上雄彦氏と会って握手をしたんですが、1週間の感想のほとんどが井上さんと会ったという内容になってしまうくらいなんです」と話していた。その上で「いま、映画やドラマの原作はマンガ発のものが多くなってきていると思いますが、マンガのほうが発想が豊かだからでしょう。そんなマンガ産業をもっと育てていこうと二階氏とも話していますよ」と語った。

麻生氏は「若者は、新聞に書かれていることをそのままの通りに思ってしまって、自分はこう思っているとかオリジナルになる行為が少ない感じがする。そのままでは本当のオタクになれないで“オタクモドキ”になってしまうので、これからは自分の考えを持ったり、自分で探したりとかして、自分がオリジナルになって、自分で思ったことをやれるようになってもらいたい」と話した

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