名前を隠して楽しく日記。
社会経験のないおっさんおばさんが、なまじアホではないがために先鋭的な議論をしていい気になっているのと同じ。
(わかりづらいので私をA、母をBとします)
認知症で娘の顔も孫の存在も朧げだけど身体はとても元気な祖母と違って、祖父は身体の方が先に動かなくなった。乱暴に言うと寝たきり老人というやつだと思う。
祖父のいる病室に案内してもらうと、寝ていたはずの祖父はカッと目を開いた。
2ヶ月前に会った時よりも元気がないのか、それともたまたま昼寝していただけなのかわからない。「じいちゃん、来たよ」と声をかけると、祖父は数秒考えた後「Bか」と答えた。「Aだよ。Bの娘の、Aだよ。結婚したから、旦那さんを連れてきたよ」と耳元で叫ぶ(祖父は片側の耳がわずかに聞こえるだけらしい)と、「Aがぁ!?結婚!?」とかなりでかい声を出した。その直後わんわん泣き始めたので、めちゃくちゃ焦った。祖父が泣いたところなんて初めて見た。
「こんなに大きくなって」とぼろぼろ涙を流していたけど、2ヶ月前にも来たよじいちゃん!!
私にとって2ヶ月前でも、祖父からしたら20年前なのかもしれない。
じわ、と私も涙が出そうになったけど、次々と病院の人がやってきて、今後のリハビリについてとか、ティッシュがないからもってきてくれとか、ここの書類を読んで納得したらサインしてくれとか言われたので涙も引っ込んだ。
母に伝えておきます!!(この返事でほんとによかったのか?)と元気よく返事をしている間、祖父は枯れ枝のようになった手で、夫の手を握って「Aのことよろしく頼みます。大事に、幸せにしてやってください、どうか」と繰り返していた。
実家に立ち寄って、祖父のことを伝えると母は早速ストックのティッシュを用意していた。父は「俺たちの時、そんなこと言われなかった…」と落ち込んでいた。言ったかもしれないじゃん!!
いいや、お前は間違っている。絶対に間違っている。人間を幸福にするうえで、はてな匿名ダイアリーより優れたサービスが存在するはずがない。
買ったものをいつ出すのかタイミングをはかる・・・って考えでいると素材つぶされるとムカつくのはある
アジフライ食べなかったことはどうでもよくて、冷凍使われたって被害者意識でちゃうのよ
どう考えても溜められるストックが少ないと思ってフリーザー買って専用にしてもらいトラブルは減った
自分の好きに気持ち振れなくなってくると言われても実行できなくなるのはある
夫の好き=自分の好きみたいなところはあって「これ食べたい」もしくは「肉を食べたい気分」だとか言ってくれた方がだいぶ助かる
買い物そのものに自由度がありすぎるのもよくないからざっくり「月曜は大根料理な」みたいな決め事してくれると楽
決まった材料ベースでちょい足しの買い物と『好きなタイミングで使える冷凍ストック』って組み合わせ
決まった材料でもいい大根が手に入ったとかいう変化も感じられるから意外と飽きないのと、決まってると買い物頼みやすいんだよね