
はてなキーワード:cdショップとは
今年の夏、数年ぶりに実家へ帰省したんだけど久々に帰ったせいでこの機会を逃すまい!と親から部屋の片づけを命じられ、ゆっくりするつもりが全然出来なかった。
仕方がなく実家の自分の部屋の掃除をしたわけだけど…机の引き出しから何やらよからぬものを発見。原稿用紙数枚分。なんとなく思い出した。自分が確か高一の時ぐらいに書いた小説もどき…。
そのまま処分しようかと思ったけど、これも何かの縁かと思い、焼き払う前にここに残そうと思って(供養の意味も込めて)、恥ずかしながら当時書いた小説をここに貼ります。
1
七月の黒板って、手のひらの汗を全部吸って、授業が終わるころにはチョークが湿気で太る。
セミは朝からミンミン鳴くくせに、ホームルームのときだけ少し黙る。
うちの担任は「ノストラダムスの書いた七の月だね」と、冗談のつもりで言うのだけれど、冗談って二回目から効かなくなるのよ、先生。私たちは1999年の夏を、テレビのワイドショーと同じ顔で消化して、笑うところは笑って、でも笑いきれない部分は教科書の下に隠す。
昼休み、廊下のどこかでPHSがピピピって鳴る。あの音は少し未来っぽい。私は机の中からMDを取り出して、宇多田ヒカルを再生して、再生の丸い矢印が自分の心臓の形に似てるな、と毎回どうでもいいことを思う。(でもFirst Loveは毎回ぜんぜんどうでもよくない。あれは心音を増やす歌)
夏の空気は扇風機の首ふりのリズムで揺れて、窓の外の雲は誰かが消しゴムで端をこすったみたいにほどけている。私は五時間目が終わったところで、ノートをぱたりと閉じて、裏表紙の端を折って、そっと立ち上がった。「保健室行ってきます」って小さく言えば、先生はたいてい止めない。保健室に行く経路で、屋上という寄り道があることは先生たちの知らない秘密の地図。
理科準備室の窓は鍵がゆるい。椅子を一脚ひっぱって、窓枠に膝を乗せ、指先で金具を押し上げる。屋上に出ると、空気が急にちゃんと味になる。すこし錆びた匂い。じんわりした熱。遠い国道のトラックの音。フェンスの金網に両手をかけて、私は深呼吸を一回、二回。七月の呼吸。あ、これは覚えておこう、って思ったとき。
「そこ、危ない」
声がした。男子の声。低すぎず、高すぎず、でも機械の温度みたいに均一。
振り向く前に、軽く手首を引かれて、私は一歩だけ後ろへ下がる。フェンスぎりぎりのコンクリ、米粒くらいの黒い影が落ちて、コツン、と音を出して割れた。殻の匂い。卵じゃない。虫でもない。もっとイヤな、硫黄の、でもどこかで嗅いだことのある、夏の終わりの側溝みたいな。
「ほら」
私の手首を放した彼は、フェンスにもたれるように立っていた。うちの学校の制服じゃない。黒い長袖。胸元に小さな紋。汗をかいていない。かわりに、視線が汗をかいているみたいに一直線。
「……なにが?」私は聞く。
「アンゴルモア」
さらっと言わないでほしい。テレビが殊更に太いフォントで見出しにしてた単語を、屋上の風のなかで日常語みたいに投げないでほしい。私は笑うタイミングを探したけれど見つからず、代わりにMDを一時停止にした。(宇多田のサビで止めるのは罪だけど、今日は免除してほしい)
「テレビのやつ?」
彼はフェンスを見上げる。その目は、黒板のイコールをまっすぐに引ける人の目。
殻、と彼が言った瞬間、さっきの黒い米粒が、煙みたいにほどけて消えた。彼は胸の紋に指先を添え、短い金属を引き抜いて、空気を一回だけ切る。刃じゃない。音だけ。なのに。地面の黒が粉になって、風にさらわれた。
「通りすがり」
教科書みたいな返事。でもふざけた感じはない。
「通りすがるには、ずいぶん正確にうちの屋上に来たじゃない」
彼はほんのすこしだけ笑う。笑い方は丁寧で、耳の形まで整っているタイプの顔。近づくと汗の匂いじゃなくて鉄の匂いがした。
「君、見えたでしょ、さっきの。普通の人は見えない。足もとに殻が落ちても、踏んで帰る」
「見えたから、何?」
「ひとりにしない」
その言い方は、なんだか“わたしの”言葉みたいで、ちょっとムカついた。知らない人に先に言われるの、好きじゃない。
「名前は?」
「湊(みなと)」
ひらがなで言われてもカタカナで言われても、たぶんこの名前は港の音がする。波打ち際で人を呼ぶ声。
湊はフェンスの外を見上げる。雲が薄く切れて、青の下に白い面が一秒のぞく。その一秒のあいだに、空が低く唸った。電車が遠くの高架をゆっくり渡るときの音に似てるけれど、もっと乾いている。私の首筋の汗がすっと引く。
「二匹目」湊は言って、私の前に立つ。
降ってくる。今度は米粒じゃない。ビー玉よりちょっと大きい、黒い丸。着地の前に割れて、内側から“何か”がぬるりと出ようとする。輪郭を持たないのに、目より先に匂いだけが肌にささる。夏の犬小屋の奥に置き去りにされたゴム、みたいな。
「息を合わせて」湊が言う。
「どうやって」
「今、君がしてるみたいに」
気づくと、私は湊とおなじテンポで息をしていた。吸って、吐いて。吸って、吐いて。二回に一回だけ、すこし長く吐く。そのリズムで、湊の金属が空気を切る。殻の破片が粉になり、風だけが残る。
「……ほんとに、アンゴルモア?」
「名前が先に来る怪物っているんだよ」湊は肩の力を抜きながら言う。「“恐怖の大王”って言葉、空気が好きなんだ。空気は、好きな言葉に寄ってくる」
そこまで聞いたところで、屋上のドアがギイッと鳴って、私は心臓を落としかけた。風より静かな足音。制服の足音じゃない。
「遅い」湊が言う。
「早すぎる」低い声が返す。私は反射でフェンスの陰に一歩引いて、ドアのほうを見る。黒いTシャツに薄いグレーのシャツを重ねた、涼しい顔の男の子。髪は長くも短くもなく、目は印刷された数字みたいにブレない。
「……え?」
「今日は偵察だけって言ったろ」と彼は湊に向かって、とても小さく眉間を寄せる。「初対面を屋上でやるの、ミスの確率上がる」
「じゃあ、屋上じゃないと見えないものもある」湊はさらっと返す。
二人は友だちっていうより、同じ地図の別ページ、という感じ。
「澪(れい)」と彼は短く名乗った。手にPHS。アンテナ二本。画面に点の地図。数字が流れて、一瞬だけ止まる。
「下、駅前に一件。夜は濃い」
「夜?」私はつい口を出す。「夜まで?」
「今日の七の月、最後だから」湊は私を見る。「帰り道、寄り道をしてもいいなら、案内する」
案内、ってすごくヘンな言い方。でも私はうなずく。喉が乾いているのに、声はちゃんと出る。
湊は金属を胸の紋に戻し、手すりに軽く触れてから踵を返した。澪はPHSを親指で弾いて、何かを送信して、何も言わずに私たちの前を歩く。三人で階段を降りると、校舎の匂いが一瞬だけ“普通”に戻って、私はその普通を鼻に詰めておこうと思った。(後で必要になる普通がある、って、新井素子の本に書いてあった気がする。気がするだけで、どのページかは思い出せないけど)
駅前は夏休みの夕方の顔をしている。ロータリーにバス、マクドナルドの前に行列、ガチャガチャの前で小学生が揉めてる、CDショップではラルクのポスター、ゲームセンターからドリームキャストのデモ音。風鈴みたいな高い音が一瞬だけして、次の瞬間、音が全部半拍ずれる。
「来た」澪が言う。
誰も気づいてない。サンダルの女子高生も、サラリーマンも、ショッピングカートを押すおばあちゃんも、誰も。
空から降りるものは影じゃなくて、空気の厚みの差。見えるのは、ここにいる三人と、そして、たぶん私だけ。
湊は前に出る。澪は周囲を見渡して、最も“記録”の薄い位置を選ぶ。道路標識の影と自販機の影が重なる場所。
「ここなら、ニュースにならない」
ある、と澪は言わないで、目で言った。
湊の肩が、呼吸といっしょに上下する。私はそのリズムに合わせる。吸って、吐いて。吸って、吐いて。なぜか一緒にやると心臓が落ち着く。(恋とかじゃなくて。いや、恋かもしれないけど、いまは違う)
殻のない降りは、匂いだけで先に来る。不意打ち。目の端で捉えるまでに、鼻が先に反応して、汗腺が縮む。湊の金属が空気を切り、澪のPHS画面の数字が揃い、私の呼吸が三拍目で長くなる。カチッと音がして、見えない何かが折りたたまれる。駅前はなにも起きなかった顔に戻る。
「——ねえ」私は息を整えながら言う。「これ、毎日?」
「七の月は毎日」湊は金属をしまう。「終わったら、少しだけ静かになる。少しだけ」
その“少しだけ”の言い方が、もう経験者の声で、私は急に怒りたくなって、でも怒っても仕方ないから、代わりに缶の自販機で麦茶を買って三人にわけた。湊は半分だけ飲んで、缶を私に返す。澪は口をつけずに、冷たさだけ指に移して返す。私はベンチに座って、残りを一気に飲んだ。
「帰り道、送る」湊が言う。
「送らなくていい」私はつい強めに言う。「ひとりで帰れる」
「見える人を、ひとりにしない」
またそれ。私はむくれて、でも、足は自然に彼らと同じ方向へ動いていた。
交差点の信号が青に変わる。横断歩道を渡る瞬間、風がすっと変わって、私は振り向く。人混みのむこう、ビルの屋上の縁。夕陽の切れ端のような光のところに、白いシャツの誰かが立ってこちらを見ていた。
まばたきしたら、いない。
「いまの」
「気づいた?」澪が初めて少しだけ笑う。「いい目だ」
「誰?」
「多分、明日には“こちら側”に来る」湊は短く言った。「きれいな顔をしてる」
家の前で別れるとき、湊は「また明日」と言いそうにした顔でやめて、「風の匂いが塩辛くなったら、上を見て」と言った。
私はうなずいて、門扉の前で一回だけ深呼吸した。玄関を開けると、母が台所でゴーヤチャンプルーを炒めていて、テレビは「Y2Kに備えて」の特集をやっていて、父は食卓で新聞を広げ、「大丈夫だよ」といつもの声で言う。
私は自分の部屋でMDを再生して、PHSのアンテナを出して、引っ込めて、出して、引っ込めて、意味のない儀式を二十回くらいやってから、ベッドに倒れ込んだ。天井の蛍光灯のカバーに、屋上のフェンスの格子が重なって見えた。
眠る直前、窓の外で、ほんの少しだけ風が塩辛くなった気がした。私はカーテンをめくって、上を見た。空はぜんぶの青を混ぜたみたいな色で、星はまだ点かず、遠くのどこかで雷の写真だけフラッシュが光った。
明日も、見える。
明日、もうひとり来る。
七の月は、まだ終わらない。
2
ワイドショーが終わって、ニュースの時間までの隙間に流れる通販の番組。マッサージチェアとか。美顔器とか。私は居間でスイカバーを食べながら、母がアイロンをかける音を聞いていた。
PHSが震えた。メール。文字数は少なく、「屋上」とだけ。差出人不明。昨日と同じ。
——行くしかない。
照り返しが強い。空気が音を立てる。セミは昼なのに狂ったように鳴いていて、私の制服は汗を吸ってもう重たい。
「来た」湊がフェンスにもたれていた。
隣には澪。無口な彼は今日もPHSを指先でいじって、画面に流れる数字を追っている。
そして——もうひとり。
髪は少し長く、色素の薄い瞳。美少年としか言いようがない顔立ちなのに、目の奥がひどく静かだった。笑ったとき、光がこぼれるというより、光が寄っていく感じ。
「碧(あお)」と湊が紹介する。
「よろしく」碧はにこりと笑って、私の袖を軽くつまんだ。指先が冷たい。
「三人?」私は尋ねる。
「四人」湊が言う。「君を入れて」
「えっ、いや、私なんて」
「見えてしまった以上、もう“向こう側”だよ」澪は画面から目を離さずに言った。
私は息を呑んだ。昨日から、すでに普通ではなくなっている自分を、もう否定できない。
——
ロータリーに人が溢れている。コンビニの前では中学生が立ち読みして、パン屋からは焼きたての匂い。バス停のベンチに座るおばあちゃんが団扇をぱたぱたさせている。
そんな雑踏のなかで、突然、音が半拍ずれる。
通りすぎる電車のブレーキ音が伸び、子どもの笑い声が濁り、セミの声が一瞬だけ空気に沈む。
「来た」澪が小さく告げる。
空から、殻が落ちる。最初は見えない。でも、確かにそこにある。私たち四人の目にははっきりと。
ビー玉より大きな黒い殻。地面に触れる前に割れ、中からぬるりと何かが出る。匂いは昨日より強烈。鼻の奥が焼ける。
「人混みの中は厄介だ」湊が前に出る。
「周波数を合わせる」澪はPHSを高く掲げ、ボタンを素早く叩いた。
「大丈夫、大丈夫」碧が私の肩に手を置いた。「君は息をするだけでいい」
殻から出てくる“それ”は、人の目には映らない。でも私には見える。輪郭は定まらず、影が水に溶けるみたいに揺れる。だけど、確かに街を食おうとしている。
「湊!」澪の声。
湊は棒を伸ばし、空気を裂いた。
刃ではなく、ただ音。だけど“それ”がたじろぐ。
碧が微笑みながら指先を空に走らせる。風の流れが変わり、影の形が折れ曲がる。
私の呼吸が、彼の肩の上下に合わせて整う。
一瞬、世界が止まった。
そして、影は粉になって消えた。
駅前は何も起こらなかった顔で、再びざわめき始める。人々は誰も気づいていない。
——
「なに、これ、ほんとに毎日?」
ベンチに座り込んで、私は麦茶を一気に飲み干した。
「七の月は毎日だ」湊が答える。
「でも、七月が終わったら?」
「少しだけ静かになる」碧が柔らかく笑った。「でも、“恐怖の大王”は終わらない。七月の名を借りてるだけだから」
澪は黙ってPHSを閉じた。その目は冷たいけれど、どこかで私を見守っているようでもあった。
私は三人を見回して、息を吐いた。
「……わかった。もう知らないふりはできない。だから——」
「ひとりにはしない」湊が言った。
その言葉は、昨日よりもずっと重く、強く響いた。
——
夜。帰り道。
商店街のアーケードにはまだ人がいた。ゲーセンの前でカップルがプリクラの袋を持って笑っている。CDショップからはELTの歌声が流れている。
「また?」私が言うと、碧が肩をすくめる。「今日は濃いからね」
次の瞬間、いなくなった。
「今のは?」
「気づいた?」澪が珍しく少し笑った。「君、ほんとにいい目を持ってる」
「……誰?」
「明日、会える」湊は短く言った。「俺たちの仲間になる」
——
ニュースは「何もなかった一日」を語っていた。
私は自分の部屋に入り、PHSのアンテナを伸ばしては引っ込め、伸ばしては引っ込め、意味のない儀式を二十回くらい繰り返した。
屋上の風がまだ、肌に残っていた。
三人の声も、影の匂いも。
そして、明日現れる誰かの姿も。
七の月は、まだ終わらない。
3
七月三十一日。
カレンダーの数字が赤くも青くもないのに、どうしてこんなに特別に見えるのだろう。
”終わる”という言葉が、宿題のノートよりも、日めくりの紙よりも、今日は妙に重たかった。
午前はやけに晴れていた。
でも午後になってから、光は濁った。セミの声がかえって甲高く響く。
屋上のドアを押すと、三人が待っていた。
湊。
澪。
碧。
「紹介する。彼も仲間」湊が言った。
白いシャツの少年は軽く会釈をした。年は私たちと変わらないのに、目の奥だけが遠い。「……雅(みやび)」と小さく名乗った。
四人の男子と、私。
屋上の風は重たくて、フェンスの金網が湿っているみたいだった。
「本体が来る」澪はPHSを掲げ、数字の羅列を見せてくる。意味はわからない。でも、ただ事じゃないことは伝わる。
「恐怖の大王」碧が肩をすくめながら微笑む。「七月が終わる、その瞬間に」
雷が鳴った。
私は一歩後ずさったが、湊が前に出た。背中越しに、彼の肩の呼吸が見える。
「大丈夫。合わせればいい」
「……どうやって」
「昨日と同じ。君は息をするだけ」
影が降りてきた。
殻じゃない。粉でもない。
“名状できないもの”が、街を覆いはじめる。
匂いが先に来る。鉄錆とゴムと、夏の終わりの湿気を全部混ぜたような匂い。
碧は風の流れを変える。
雅は静かに印のような手の動きをして、影の裂け目を縫い合わせる。
湊は棒を構え、私の前に立つ。
「……来るぞ」
大王の影は、顔を持った。
知らない誰かの顔。
でもなぜか懐かしく、私の記憶の底を撫でる顔。
「来る」澪が短く言う。
「させない」湊が返す。
影が迫る。世界が歪む。
人混みの声が止まる。時計の針が動かない。
この一瞬に、すべてが収束していく。
湊は前に出た。
「俺がやる」
「待って!」思わず叫んだ。
「君をひとりにはしないって言ったのに」
湊は、振り返らなかった。ただ、少し笑った。
「ごめん。今日は、俺だけで強がらせて」
影の中心に踏み込む。
棒を構え、全身を“蓋”にするように。
世界が一秒、無音になった。
雷鳴。
セミの声。
窓ガラスが震える。
影はたしかに消えていた。
残されたのは、三人の男子と、私。
澪は黙って画面を閉じ、碧は笑わずに目を伏せ、雅は静かに空を仰いだ。
湊の姿は、なかった。
「……どうすればいい?」私は震える声で尋ねた。
「何もしない」澪が答える。「ニュースにならないこと」
「覚えておくこと」碧が続ける。「ひと知れず、覚えていること」
雅は小さく頷いて、目を閉じた。
夜のニュースは「何も起きなかった一日」を語った。
父は「大丈夫だよ」と笑い、母は冷蔵庫にペットボトルの水を入れた。
宇多田の声が、少しだけ遠く聞こえた。
——風が変わったら、笑って。
私は、笑った。泣きながら。
翌日。八月一日。
空は夏の顔をしていた。
棒を見せ合って、当たりだの外れだの笑いあった。
でも、屋上の風は、まだ四人分吹いていた。
そして、七の月は、静かに閉じた。
列車が発着するプラットフォームのすぐ目の前、人通りも絶えない開けた場所に広大な円形劇場がある。このあと後輩が出演するというので見物に来たのだ。聞けば毎年この場所を借りて定期的にイベントを打っているというのだから大したものだ。待っている間にCDでも買おうかと会場をうろうろする。売店で尋ねると、CDには3種類あり、2種類は客席のはずれで、もうひとつはステージ横で売っているという。なぜそんな面倒なことになっているのか分からないが、この人混みの中を歩いていくのも面倒だ。悩んでいると、隣に並んでいたAさんから財布にいくらあるのかと尋ねられた。理由を聞き返すと、食事に行きたいが現金がないのだという。そういうことなら一緒に行こうと話がまとまり、ぼくらは連れ立って駅の方へ向かうことにした。
その途上、狭い路地で今日の出演者であろうダンサーとミュージシャンたちがなにやら揉めている場に出くわした。ミュージシャン側は苛立った様子で道に立ちふさがり行く手を阻んでいる。すると高らかなファンファーレとともにダンサーたちが突然跳ね上がり、華麗な跳躍でミュージカルの一場面を踊りだした。そしてひとしきり踊りを披露すると、次々と手前のビルに飛び込んでゆく。その躍動感に、場違いながら思わず感心してしまう。
ともかくこれで障害は取り除かれた。気を取り直してぼくらは繁華街の方へ向かう。食事ができそうな店を探すが、どこも物売りの店舗ばかりで不思議なことにそれらしきレストランがひとつも見当たらない。この街の住民は霞を食って生きているのだろうか。ふと一本裏の路地はどうだろうかと気になり覗き込んでみると、そこは唐突に里山を切り開いたばかりの荒れ野原で、砂利道の中途にブルドーザーが一台停まっているばかり。店どころか人っ子一人見当たらない。たった路地一本隔てただけでずいぶん様子が変わるものだ。見かけばかりが賑やかなハリボテで、その実なんと不毛な地域なんだろう。これではとても食事どころではない。
結局ぼくらは食事を諦めて最初のステージに戻る。受付でCDを買おうと店員の女性に声をかけると、今日はもう帰る時間だという。仕方がない、CDは諦め、彼女と二人でその場を出ることにする。そのまま列車に乗ると、車窓の風景は古い無声映画のようにゆっくりと流れ出し、刻々と日は傾き、やがて空が赤く染まる時刻が訪れる。ぼくらはずいぶん長い間とりとめもない雑談を交わしていたようだ。自分の家が郊外にあって日没が早いとか、以前この近くの海でガラスの破片を拾い集めていたことがあるとか、リンシードオイルは変色しやすいとか、そんな他愛もない話だ。
ふと気がつくと列車はいつの間にか見知らぬ駅に停車している。ここで降りると彼女が言うのでドアを出ようとすると、土間のような広い出口に大量の靴が並んでいて、自分のサンダルを探し出すのに苦労する。彼女に年齢を尋ねると、そういうことは聞いたらだめよと軽く諌められて苦笑いをする。最後にこの近くに古書店はないか尋ねると、分からないという答え。それなら仕方がない。また明日イベントで会おうと約束してぼくらは別れた。
駅を出て見知らぬ街をあてどもなく彷徨いながら、改めて近くを歩いていた地元の住人らしき老人に古書店がないか尋ねてみた。すると老人はしばし記憶をたどるように首を傾げてから、「トロン」という名の店があるはずだという。そして目の前のごみ置き場に落ちていたしわくちゃな紙袋を指さす。そこには確かに「TRON」の文字がプリントされている。だが肝心の「TRON」の存在は噂ばかりで、具体的にどこにあるかは誰も知らないのだという。周囲を見回すと、いかにもそんな怪しげな店が入っていそうな雑居ビルが並び、妖艶なネオンが無数に瞬いている。試しにひとつの建物へ入ってみる。いつから一緒にいたのか分からないが、傍らには友人がいかにも重たそうなバリトンサックスのケースを抱えて歩いている。エレベーターの前にビルの入居店が書かれたパネルがあり、目当ての「TRON」を探す。しかし店舗の数が多すぎてなかなか見つからない。到着したエレベーターの扉が歯車の軋む音とともにゆっくりと空虚な口を開ける。友人はエレベーターに乗り込み窮屈そうにしている。そして待ちくたびれたように呟いた。「トロンはもういい、きっとそんな店は最初から存在しないんだ、集団幻想だよ、それより現実に訪れるべきはどこだい?」ぼくは先ほど買いそびれたCDのことを思い出した。「7階にCDショップがある、そこはどうだい」「いいね、君は?」「ぼくはなんとしてもTRONを探すよ」「そうかい、じゃあまた」「ああ、また」
いつしか陰鬱な雨の降り始めた街でぼくは「TRON」を探し続ける。怪しげな雑居ビルのパネルをひとつひとつ丹念に見て回る。夥しいネオンの光が混ざり合い、溶け合って、次第に世界がひとつの光の塊に同化してゆく。だがそれでも「TRON」の文字はどこにも見つからない。
突然ですが、YouTubeで最も再生されたVOCALOIDの楽曲(Nyan Catのような二次創作を含まない)を知っていますか?ボカロ界出身の有名人である米津玄師やAyase(YOASOBI)のボカロ曲のどれかでしょうか?ボカロブームのきっかけとなった「みくみくにしてあげる♪」「メルト」でしょうか?
ハチ(米津玄師)さんの曲では「PersonaAlice」が一番好きです。「マトリョーシカ」以降は、メジャー作品を含めて正直苦手です。アルバムとか買えば昔のような落ち着いた作風の楽曲もあるのでしょうか?
「メルト」は好きですが、当時の荒れたボカロ界隈に独特なサムネを引っ提げて颯爽と表れた「ハト」の方が印象に残っています。可愛らしいメロディに加え、リズミカルでいて意味深な歌詞、それをどこか間の抜けた初音ミクの歌声で響かせる動画の雰囲気が好きでした。元動画は消されてしまいましたが……。
正解は椎名もたさんの「少女A」です。再生回数は2025年5月時点で1.4億回以上。その経緯はいくつか分析がありますのでそちらに譲りますが、初見で当てられる人はほとんどいないのでは。
私は2008年から2016年までの長きにわたってボカロにドハマりし、10,000曲以上を聴いてきましたが、「少女A」あるいは椎名もたさんはその中でも特別な意味を持ちます。私の中でうまく消化できなかった澱みのような何かについて言語化する機会も場所もなかったのですが、「少女A」という文字列がYouTubeでの再生数とともに私のXのタイムラインに流れつき、当時の想いが蘇ってきたのでここに供養します。
話は2008年まで遡ります。当時の私はニコニコ動画の魅力に取り憑かれつつも、「みくみくにしてあげる♪」に代表される最初期の初音ミクブームを白い目で見ていましたが、「メコノプシス・ベトニキフォリア」(2008年・ちゃぁさん)を聴いた瞬間に衝撃が走りました。エレクトロニカというジャンルすら知らなかった私には、嗜好を捻じ曲げるだけの破壊力がありました。それから狂ったようにエレクトロニカのタグを追い、「Parallel Lines」(2008年・ボッチさん)などを四六時中聞いているうちに「Chaining Intention」(2008年・Treowさん)「虹」(2008年・CleanTearsさん)と、関心領域が広がっていきます。
追い打ちをかけるように、「snow knows」(2008年・zddnさん)を聴いて二度目の衝撃を受けました。電子音のようなボカロ声をロックに合わせる試み。完成度の高いギターの洪水。これに参らないわけがない。「参月の雨」(2009年・えこまるさん)などを経て、射程はシューゲイザーからオルタナティブロック、さらにはロック全般へと到達し、気づけば四つ打ちポップから前衛音楽まで全てを守備範囲とするボカロオタクの完成です。
毎日のように知らない扉が開く日々はまさしく青春。今思えば、レコードショップやCDショップで一日中試聴して過ごす若者はこんな想いだったのでしょう。当時のマイリストを見ると、私のボカロ熱の最盛期は2009年〜2012年頃だったようです。わかりやすく学生時代です。なんと自堕落な。
私が椎名もた(ぽわぽわP)さんを知ったのは、「ストロボハロー」(2010年)でした。主張しすぎない落ち着いたオケの中で、繊細かつ内向的な言葉選びにオリジナリティを感じました。「Equation+**」(2010年)「そらのサカナ」(2010年)と、音と言葉の引き出しが増えていき、「ストロボラスト」(2011年)にて一種の到達点とも言える完成度となります。
その後、少し間を空けて「怪盗・窪園チヨコは絶対ミスらない」(2011年)が発表されましたが、バンドサウンドを強調した音作り、あっけらかんとした歌詞と、急に作風が変わったことに驚きました。もちろんところどころに椎名もたさんを感じるのですが、興奮や称賛よりも、心配が勝ったのを覚えています。ただし「パレットには君がいっぱい」(2012年)「Q」(2013年)といった、エレクトロニカ・ロックの絶妙なバランスと、飛び抜けた言語センスが光る楽曲が続き、私のお気に入りは増えていきました。
大好きだったのは冒頭の「少女A」(2013年)です。後期の作風が色濃く出つつも、歌詞は切れば血のでるような生々しい若者の歪みが見事に表現され、特にサビの緩やかな入りからの叩きつけるような叫びは思春期そのもの。当時は(椎名もたさんの他の楽曲に比べれば)再生数が伸びないのが不思議でした。そしてその後、仕事が忙しくなってニコニコ動画を開く時間が少なくなり、だんだんと新曲を探す機会は減っていきました。
椎名もたさんの訃報に接したのは、2015年。Twitterのタイムラインでした。情報源は噂話などではなく、椎名もたさんの所属レーベルからのリリース。疑う余地はありません。1年ほど椎名もたさんの新曲を聴いていなかったことに気づき、椎名もたさんのマイリストにアクセスすると、遺作となった「赤ペンおねがいします」が。さらなる衝撃。椎名もたさんのものとはとても思えない、雑で単純な捻りのないオケ。初音ミクの気の抜けた調声。抽象的というより意味不明な歌詞。素人の感想ですが、私にはそう感じました。精神的または肉体的な崩壊を感じました。椎名もたの崩壊を確かに感じました。椎名もたは死んだ。これほど他人の死を強く感じたことはありません。ただ、「死」を感じました。
さらにショックだったのが友人のツイート。「ぽわぽわPの死亡というニュースは、不謹慎だが頭をPの文字で表現された漫画上の人物が死んだというニュースのようで笑ってしまう」。それまでの人生や思索の全てを音楽に昇華して注ぎ込んできた人間への言葉としてとても受け入れ難く、とはいえ普段ボカロを聴かない友人に悪意はなく、ただただやるせなさのような、哀しさのような、共感してくれる人のいない思いだけが残りました。
その後、仕事はひと段落しましたが、以前のようなボカロ熱が復活することはありませんでした。
結婚して子供ができて、人生観とワークライフバランスが大きく変わった今、改めて「少女A」を聴いてみて、とても良い曲だと感じました。椎名もたさんの動画説明文のとおり、タンバリンを叩いて楽しみたい。カラオケでも配信されているようなので、家庭が落ち着いたら、いつの日かカラオケに行ってみようと思います。大声で歌いながら、タンバリンを叩きながら、少しだけ自分の青春と、椎名もたさんの生涯に思いを馳せて。
(ファンレターの下書きから本人に送るものではないと思って削除したものの自分だけで消化できなかったので流します。)
7 MEN 侍がもうどこにもいなくて思い出だけになっちゃったね。
侍魂で嶺亜くんの煽りを聞いたときに、間違いなくあなたたちがまたzeppに次は武道館にアリーナに行く未来が見えたのに。デビューしてCDショップに六人のでっかいポスターが並んで、写真を撮るための行列に並ぶんだと思えたのに。なくなっちゃった。
新しいグループで活動する矢花くんを応援したい気持ちは間違いなくあるのに、同じくらい7 MEN 侍というグループのことを応援していたからまだ切り替えられないし、あの日からどれだけ経ってもふと寂しくて悲しくてなんでどうしてと思う気持ちが消えないな。
矢花くんにはデビューしてやりたい仕事を思いっきりやって描いている夢を叶えてほしいのに、そのためには今のグループが売れなきゃいけないのに。事務所に7 MEN 侍こそが最高のグループだったと認めさせたい。
違う形でそれぞれあの頃の夢を達成した時に、素直におめでとうって言えるのかな。よかったねって100%で言えるのかな。まだ7 MEN 侍と比べてしまってこのグループとなにが違うの。侍の方が。ってどこかで思ってしまう気がする。
でも侍がなくなったら辞めるだろうなと思っていた矢花くんが事務所に残ってくれたのは7 MEN 侍として過ごした日々が楽しかったからなのかなとか、ままならない現実をやりくりしてでもここで夢を叶えようと思ってくれたのは傲慢だけど私たちがいたからなのかなとか(他のグループと比べてるわけじゃなくて)。あなたは色んなことを成したけどもずっと言っている大きな夢にはまだまだ届いていないなとか、いろいろ考えると新しいグループを引っ張っていくであろう矢花くんを1秒たりとも見逃したくない。7 MEN 侍への未練よりも矢花黎をずっとこの目で見ていたい。っていう思いも間違いなく私の中にあって、だからこそ辛いよ。
正直発表があってすぐは突然の異動で次の選択をするには時間がなかったからなのかなとかも一瞬思ったけど、私が見てきた矢花くんはそんな中途半端な行動をする人じゃないなって信じるよ。
私は矢花くんのオタクになってたった2年と半年だけも、それでも信じられてるのはこの期間で矢花くんが見せてくれたもの与えてくれたもの7 MEN 侍がくれた全ての思い出のおかげだよ。言葉でもいくらでも伝えられるけれど、7 MEN 侍はいつも行動でも示してくれたよね。
嶺亜くんも大光くんも本当に本当に大好きでグループの自慢だったのにいなくなってしまって、今もまだ取られたような気持ちでいるけど、いつか与えてくれた綺麗で素敵な時間を懐かしく思えたらいいな。
早くライブで輝く矢花くんに会いたい。
矢花くんが言うように、言葉は人の想いを全て伝えるには頼りないから、あなたの歌でダンスで演奏で視線で全てで今なにを思っててどうしたくてどうなりたいのか教えてほしい。それで全てが分かるなんて到底思わないけど今与えられてる情報だけより遥かに理解できる気がするよ。
まだ完璧にまとまってないかもしれないけど、ステージにいる矢花くんを観て足りないと思ったことはないから、今感じてることを嫌じゃないだけ、今のあなたで私たちに教えてほしい。
ちょっと関係ない話をすると、私が矢花くんを好きな理由の一つに表現方法の多さっていうのがあって、さっきも書いたように私も言葉は全てを伝えるには頼りないと考えているから、テーブルの脚を増やすみたいに色んな表現を使うことで言いたいことがブレなくなっていくと思っているよ。
矢花くんは言葉がもつ意味を分かっているし、音楽も短歌もそうでしょ?
音楽は、コード、メロディー、歌詞があって(詳しくないから変なこと言ったらごめん)、進行を変えたり、元々ある曲をオマージュしてその雰囲気を取り入れたり、フレーズを繰り返したりアレンジして複雑にすることもできるし、よくやってるみたいな言葉遊びや韻を踏んで歌詞の意味を増やすこともできる。B4N4N4みたいに日本語と英語にすることもできるしそうしたら2倍になるね笑
私たちはお互いに直接的なコミュニケーションがとれないからこうして色んな方法で矢花くんが見せてくれたものを受け取って自分なりに解釈して矢花くんを理解したいと思うし、自己表現はもちろんだけどそれを分かってくれてるからこそこうして沢山のものを見せてくれてると思うんだけど違うかなぁ。
そんなふうに選択肢を沢山持ててるから矢花くんが好き。矢花くんの努力によって得たものでもあるし。
好きな人、応援してる人、尊敬してる人のことを知りたいって思うのってどう考えても当然だから。
話が逸れてしまったけど、7 MEN 侍の矢花黎だけじゃなくて私は私たちに見せてくれている矢花黎くんそのものも大好きだから、これからもこれまで通り矢花くんが思う方法で私たちに教えてほしいな。
あなたはどこにいてもその信念が変わることはないだろうし、今はまだそれを寂しく感じてしまう時もあるかもしれないけど、いつかこんな毎日も思い出になるような未来を作ってくれるって信じてるよ。
私たちが与えられたものって本当にはほとんどないかもしれないけど、あなたたちの言葉を信じて、これからも一緒にがんばろうって言わせてね。ほんとにほんとにがんばろう。何かできることがあったらなんでもすぐに言ってね。みんなでなら絶対なんでもできるよ。7 MEN 侍では出来なかったかもしれないけど、これからの未来があるのは絶対に7 MEN 侍があったからだし、7 MEN 侍と私たちが頑張ってきたからだよね?傷跡も泥臭くていいけど私は何回も読み返したくなるような綺麗な本にして振り返りたいな。
新しいメンバーだって沢山のファンに愛されてるんだから頑張り屋さんで良い人たちなんだろうとは思う。現にブログとかでも伝わってくるし。けどそれだけじゃないんだよ。この5人といる矢花くんが心から好きだったよ。私が7 MEN 侍の矢花黎を応援してた日数よりも新しいグループの矢花黎を応援する日数が超えちゃう日なんてすぐ来るけど、これまでが色褪せることは絶対にないし、どんな未来が来てたとしても、これまでの思い出は輝いてるよ。
7 MEN 侍の良さを事務所に伝えきれなかったのがすっっごい悔しい。この6人じゃなきゃダメだって思わせられなかったのがすっごく悔しい。6人はもっとずっと悔しいよね。やらなきゃいけないことは十二分に果たしてそれ以上に沢山の幸せを届けてくれたし、そこに至るまでにどんなに努力してくれたんだろう。今回のことだってどれだけ悩んで戦ってくれたんだろう。いつもいい思い出だけをくれたね。腹立ったこともなくない気がするのに良いことしか思い出せないよ。こんなに悲しいのに幸せなのは7 MEN 侍が私たちを大切にしてくれてたからだね。
これからも人生は長く続いていくけど、そのなかでこんなにも誰かを熱心に応援するなんてことあるのかな?もう肉親とかになるかもしれない笑新しいグループでも嬉しいな。なにを見せてくれるのかな、楽しみだな。泣かずに最後まで見れるかな。
いつか7 MEN 侍という本を懐かしく思えますように。
そのためにはめちゃくちゃ大成功してね。定義が曖昧だけど、テレビに出まくって、地方の老若男女までみんな矢花くんのこと知ってて、好いてて、矢花くんがやりたいことを好きなようにできてて、もしそれが私の理想と重なってたら間違いなく大成功だよね?稼ぎまくってスタジオと言わずレコード会社も事務所も作ろう!誰にも文句言わせずに全てやろう。もう2度と急に取り上げられたりしないように。
こんなこと言っててすぐ再結成したらどうしよう。それもまたいいよね!!
あなたはきっとどんな道を選んでも成功すると思うけど、それは多分器用だからじゃないよね。器用に上手くやれるタイプじゃないけど、色々きつい思いしながらでも一生懸命に試行錯誤したから結果上手くいってるんだよね。私にはそう見えてるよ。(なんでもスマートにこなすかっこいいアイドルをみせたかったのならごめん!!!)
だからこれからも思うままにやれば絶対大丈夫だよ。もちろん保証なんかはできないけど、そう思うよ。
お願いだから折れませんように。あなたの周りにある色んなものが単純になってあなたが集中していられるようにお祈りするね。
最後にリスペクトを込めてプ"レイ"リストを載せておきます。(私が聞いてるのと被ってるのが全然なかったからミニミニリストになっちゃった、、)
闇に降る雨/椎名林檎
そして最後のページには/μ's
283プロの3人組アイドルユニット「アルストロメリア」と彼女たちを担当する「プロデューサー」に加えて6名の登場人物達を描く群像劇。
日常に疲弊している登場人物たちが、アルストロメリアの影響を直接または間接的に受けて、少しだけ前向きになれるまでを描く。
後輩を指導しながら旅館のウェブサイトのリニューアルの提案活動を行っている。
高熱を出して会社を休むことになったが、他人に任せられないと無理を押して提案書の作成を続ける。
復帰後、後輩の提案成功を知り、自分がいなくても仕事がまわる事にショックを受ける。
アストロメリアの事はよく知らないが、バラエティ番組に出演していた甜花の「自分には甘奈の代わりはできない」という言葉を聞いて羨ましく思う。
かつては新生活に胸を躍らせていたが、今は学業とアルバイトに追われている。「全ては慣れの問題」「毎日は永遠に今日の続きだ」と感情を押し殺すように日々を過ごしている。
アストロメリアの曲は好きで聞いているが、アイドルには興味がなくメンバーの顔も名前も知らない。
ある日務めてるコンビニに甘奈が訪れるが、気が付かずに対応する。
元演劇部。ステージ上で輝くことに憧れていたが、向いてないことに気づき辞めた。
友人には勉強熱心で真面目だと思われているが、甘奈のように可愛くなりたい、変わりたいと思っている。
「使わないけどお守りに」と、甘奈がプロデュースした化粧品を購入する。
商談に訪れたテレビ局の部長から「仕事人」をテーマにしたドキュメンタリー番組への出演を打診され驚く。
アルストロメリアのファン。「先生らしくない」と保護者に言われたことを気にしている。
街中で千雪が出演する結婚式場のCMを見ているところを生徒に目撃され、近々結婚するらしいと噂される。
近々開催されるフェスにアルストロメリアが出演することを知るが「先生らしくなるために」と参加を諦める。
アルストロメリアの曲を買いにCDショップに行くが、娘ぐらいの歳のアイドルのファンになってしまったことに引け目を感じており、なかなか購入することができない。
離れて一人暮らししている娘がおり、メッセージを送るが仕事が忙しいらしくなかなか既読がつかない。
娘と、娘と同じように頑張ってる人を勇気づける曲をかけて欲しいと、アルストロメリアが出演するラジオにお便りを出す。
283プロのアイドルユニット「アルストロメリア」のメンバー。
大崎姉妹の双子の姉。幼い頃から妹の甘奈に面倒を見てもらっている。人と話すのが苦手で、アニメやゲームなど、インドアな趣味が多い。高校2年生。
娘に送ったメッセージの既読がつかないというラジオに来たお便りに対して、想いがすぐに伝わらなくても諦めずに何回も伝えてあげて欲しいと答える。
283プロのアイドルユニット「アルストロメリア」のメンバー。
大崎姉妹の双子の妹。誰とでも分け隔てなく接する天真爛漫なギャル。今しかできないことを全力で楽しみたい今ドキの女の子。高校2年生。
姉の甜花からは「なーちゃん」ファンからは「まな」という愛称で呼ばれている。
他人に甘えず自分で自分を褒められるようになりたいと、ストイックに自主練を続けている。
娘に送ったメッセージの既読がつかないというラジオに来たお便りに対して、きっと娘さんはすごく頑張っている時で、見守ってもらえて嬉しいと思うと語る。
283プロのアイドルユニット「アルストロメリア」のメンバー。
優しい笑顔が印象的な、事務所のお姉さん的存在。母性溢れる落ち着いた佇まいが特徴。手先が器用で、かわいい小物を作るのが趣味。
初めての現場で、案内してくれた青年に「はじめましてですよね」と挨拶をするが、以前仕事で出会ったことのある相手だと分かり謝罪する。
出演したラジオ番組で、よく「皆さん」という言葉を使ってしまいがちだが、不特定多数として一括りにするべきではなかった。よければもっとリスナー自身のことを教えて欲しいと語る。
カーテンを閉ざした部屋で過ごしている。
・ストーリーの終盤、それまで肩書だけの”名も無きモブ”でしかなかった登場人物達の本名が次々と明かされていく演出が話題となった
| 話数 | サブタイトル |
|---|---|
| オープニング | Iam. |
| 第1話 | song forSomeone |
| 第2話 | voice forSomeone |
| 第3話 | color forSomeone |
| 第4話 | off stage |
| 第5話 | good night |
| 第6話 | present |
| エンディング | You are. |
・google:YOUR/MY Love letter シャニマス
HMVといえばタワレコとかと並んでCDをたくさん売っている、音楽好きに愛された店だったと記憶している
特に90年代を若者として過ごした人たちには、ある種、憧れのようなワクワク感もあったのではなかろうか
しかし、もはや音楽はネットで買うのが当たり前、それどころか定額サービスで個別に買うことすらあまりない時代になり、CDショップの実店舗に最近足を運んだ人はどれくらいいるだろう?
先日久しぶりに行ってみると、売り場の1/4くらいしか真面目なCDやDVDはおいていなかった
残り3/4は、いわゆるネットアイドルのような人たちのグッズや一番くじが売られていたのである
売り場には、にじさんじのグッズ、すとぷりのグッズ、ホロライブの一番くじ、などなど
にじさんじグッズが、フェアだったのか知らないけど、めちゃくちゃ面積をしめていた
90年代のCDブームは古すぎるにせよ、2010年代なら、これがAKBとかジャニーズだったのかもしれない
会いに行けるアイドルもいまや昔、いまやアイドルもリアルは避けられているのだろうか
インターネットは薄暗い世界だったのが、もはやリアルより尊いメインカルチャーになり、Vtuberが実存アイドルを超える日もそう遠くないのかもしれない
ネット見ていると既得権益けしからんというコメントを見るけど、もうネット側は階層が出来てしまって既得権益を持っている層が固定している。
匿名でバックグラウンドがわからない人が何かしらかの趣味やこだわりで良いものを作ったら褒められるような時代は過ぎ、
顔出しでインフルエンサーを目指さざるを得なくなって、容姿によってスパチャで稼げたりする。
YouTubeも普通にやっていたら注目もされず、一発悪いことをした方が目立って状況変えられるのではないかといった誘惑が常に付きまとう。
プラットフォームがアーティストを支援してくれるようになって食えるようになったかというとそうではなく、プラットフォームに人を呼び込むことが優先された。
CDショップでアーティストの宣伝に力を入れればよかったのに、先にプラットフォームの宣伝しないとダメになり、プラットフォームに参加したとしても競合多すぎて別のプラットフォームで宣伝して導線繋げないといけない。
ネットで稼げるというが、どこかから拾ってきたニュースと、その場の流れを見てどう叩けばPV稼げるかになり、
毎日ネットのどこかで馬鹿が何かしてないかを多くの関係者が探し回っている。
ダブルインカムで家計所得を増やすよりも、不動産価格が上がるスピードが早く、
得したのは税金が回収できる政府と、住宅ローンを増やせた銀行と、住宅価格をあげられた不動産だ。
住宅補助金が貰える分も、それを前提にした価格付けになっていて、結局苦しいままだ。
コロナで加速した感はあるけど、もともとの傾向だったんだろうなと、いうのはあるとおもう。
小さな住宅街とか昔は少なくとも駅前には本屋やCDショップとか生活必需品以外の遊びと言って良いのかだけどそういう店が少しはあったもんだけど今はもう本屋すら絶滅、CDやゲームのショップなんかそんなのあったっけみたいな感じになってて結構寒々とした感じに。
住宅街なんで古くからの店がやめたあとになんかはいるかというと、飲食は禁止みたいなのが多くて、じゃあなにが入るかというと訪問介護。あとは保育か。
小さい本屋が無くなるのはしょうがないし、たぶんCDやゲームのショップは地球上からほぼ消えちゃうんだろうけど、そういう遊びの店がきっぱり消えてしまうとなんかさすがに切ないね。八百屋とか肉屋とかもだいたい大手のスーパーに駆逐されちゃったし昔は結構そこらへんにいろんな商売の人がいたような気がしていたけど、今はもうほとんど全部サラリーマンって感じ。今の子供とか昔の漫画たとえばドラえもんとかみてもああいう感じの風景理解出来るのかなあ。
数年ぶりに夢に出た。
変わっているところもあったが、基本構造は昔と一緒だ。地元にあって今はイオンになってしまったSATYがベースになっているが、地上二十階くらいに巨大化している。
俺がよく歩き回るのは本屋とCDショップが一緒になった妙にサイバーなインテリアのフロア、そしてその上の3フロアくらいに渡って立体的に広がるゲームコーナーだった。薄暗いかわりにレーザー光と蓄光塗料でけばけばしく彩られたゲームコーナーに様々な時代のゲーム筐体が並ぶ。中央にあるコイン落としは3フロアぶち抜きの巨大なマシンで、いつも老人がまわりに張り付いている。体を使うアクティビティ系のアトラクションもある。スノーボードのハーフパイプが倍くらいの規模になったやつがあって、特殊なシューズをレンタルして遊ぶ。受付で300円払って履いている靴と専用シューズを交換する。このシューズは床にピッタリくっついてハーフパイプを登れるモードと、床との抵抗を限りなくゼロに近づけて高速で滑れるモードを任意に切り替えられる。これを駆使してトリックを決めたり、延々滑ったりして遊ぶ。現実の俺は自転車通勤くらいしか運動はしないが、ここでは自由に体が動く。周りを見ると俺の他には小中学生しかいない。しかし彼らが小さい子供だという気はせず、同年代だという感覚がある。これはこのアトラクションが生み出された時期、俺もローティーンだったからだろう。感覚も施設に紐付いている。
祖父が亡くなってからは、この夢のショッピングモールでたまに眼鏡屋に立ち寄ることがある。最後に祖父と話したのが眼鏡屋だったからだろう。今回もそのイベントがあった。祖父がそこにいた。祖父は視力を測る機械の前に座って、奥で店員が老眼鏡を調整するのを待っている。
そう言って祖父は自身の瞳を指さす。俺は吸い込まれるように瞠目する。祖父の瞳は薄いグレーだ。知らない人も多いかもしれないが東北にはそういう目の純日本人がたまにいる。虹彩の細かな模様がきれいだと思う。俺の瞳は左だけすこし色が薄い。しかしきれいなグレーというよりは薄茶色だ。視力も少し弱い。完全に祖父と同じ、グレーの瞳だったら良かったのにと思う。そう言おうと思うが、次の瞬間には祖父は消えている。喪失感だけが残って泣きそうになっている。
SATYは実家から遠かった。俺が家族に連れて行かれるのではなく一人でSATYに遊ぶに行くようになったのは高校生になってからのことだ。通っていた高校からは徒歩で行けたので生徒たちの放課後スポットとしては最適だった。でも俺は別にSATYが好きではなかった。一緒に行く友達がいたわけでも、豪遊できるほど小遣いが豊富なわけでもなかった。それでも当時の俺がSATYに通ったのは、SATYへの道が当時好きだったクラスの女子の帰り道とかぶっていたからだ。マッスン、と彼女は俺をあだ名で呼んだ。
そんな流れで俺は15分ほど、彼女と二人きりで話すことができた。彼女は小柄で色白で、顔だけは広末涼子に似ていた。だからここでは広末と呼ぶ。広末は教室ではいつも田中という女子と行動をともにしていた。田中は特別美人でも秀才でもない普通の女子だったが、どうやら俺のことが好きだったらしい。その関係で俺もこの二人と絡むことは少なくなかった。クラスの奴らからは3人組みたいに思われてたかも知れない。しかし俺は田中がいる限り広末の心がこちらに向かうことはなさそうだと考え、いっそのこと田中を殺そうかと思ったこともある。もちろん本気ではないが。広末の家は町の小さな和菓子屋だった。俺は彼女と別れ際、義理で大福をひとつ買ってSATYに向かった。もしかしたら俺が婿入してこの店を継ぐのかも、なんて夢想したこともあった。
高2のある日、たった一度だけだが、広末がSATYに用事があるというのでそのまま一緒にSATYに行ったことがある。画材屋で店のディスプレイの材料を買うとか、そんな用事だったと思う。俺は荷物持ちを申し出て、広末も断らなかった。買い物が済んでから、屋上の植物園みたいな庭でベンチに腰掛けて二人でアイスを食べた。いつも大福買ってくれるから、とおごってくれた。俺はヨーグルト味で、広末はぶどうシャーベットだった。広末は一口あげるといって自分のスプーンで俺の口にシャーベットを入れた。俺は興奮で死にそうだったがなんとか平静な顔を保った。こっちも食べる?と聞くと広末は俺の「あ〜ん」を待つわけでもなく超速でごっそり半分以上ヨーグルトアイスを持っていった。取り過ぎだよひどい、なんて言ったが俺は幸福のあまり死にそうだった。
夢の中ではこの庭が広大で深い植物園になっている。熱帯の植物がジャングルみたいに鬱蒼としている中を歩いていくと、アイスを食べたあのベンチがある。そこには広末ではなく田中がこちらに背を向けて座っていた。
高3になると俺と田中が文系、広末は理系を選択して、広末とは疎遠になった。ただ田中とも別に関係が深まったりはしなかった。田中は既にどこかの大学生と付き合っていて髪を染めたりタバコを吸い出したりして感覚が合わなくなっていた。
夢の中の田中は高校生ではなく、数年後に最後に顔を合わせたときの姿だった。大学を出たものの終活に失敗して東京の小さい葬儀屋で見習いをしていた俺を田中が呼び出した。高校を卒業してから連絡を貰ったのはそれが初めてだったし、高卒で地元に就職した彼女が上京していたこともこのとき初めて知った。葬式が増える真冬で、俺は翌日の葬儀のために付き合いのある花屋に頭を下げて花をかき集めたところで疲れ切っていたが、なぜか田中からの誘いを断れなかった。蒲田にある田中のマンションはゴミ屋敷一歩手前という状況で、冷蔵庫の半分がスミノフで埋まっていた。
夢の中の田中もスミノフをハイペースでのどに流し込んでいる。ふわふわした素材のジャージ上下姿で、底辺の女という感じがした。
「マッスンも飲みなよ。ねえ、あたしさあ、この間また手首切っちゃった。それで救急車来たんだけどなんで来たのかわかんない。別れた旦那がいたから、どっかで見張ってて通報したのかも。ほら手首見る?ねえ寒いよね一緒に寝る?」
田中の視線は定まらずふらついている。あのとき田中がなんで俺を呼んだのか、わからないようでわかるような気もする。歪な三角関係のバランスで三人組をやれていたあの時期が田中にとっては幸福だったのかも知れない。俺は田中を殺したいとさえ思っていたのに。
気がつくとベンチの前には棺が置いてある。遺族が手向けた白い菊の花が大量すぎてご遺体が見えないほどだった。どんな人なんだろうとすこしドキドキする。葬儀屋をやっていると死体を見慣れてしまうが、死に慣れるわけではない。白い花びらにぽたぽたと紫色の液体が垂れる。ぶどうシャーベットだ、と思う。しかし違う。隣で棺を覗き込んでいる田中がヘラヘラと笑いながら手首から紫色の血を流している。遠く幽かにゲームコーナーの喧騒が聞こえる。ハーフパイプでは子供の俺が今もまだ飛び跳ねているような気がする。遠くに来てしまったと思う。
目が覚めると泣いていた。
もう10年ほど職場の人間以外と話しておらず、久しぶりに田中と話せたのが嬉しいと思う。今の仕事はもう葬儀屋ではない。だから長く死体を見ていないが、でも今日もどこかで誰かが死んでいるんだと思うと落ち着く。
SATYに行きたいと思う。
著作権法的には金を取らねばならんのだろうが、それによって音楽を楽しむことにかなりキツい制限がかけられ続けてきたのも確かだ
例えばMidi、昔はホームページに行けば音楽が流れサイト管理人の人となりを知れた
そこで出会って知り合った曲やアーティストも多く、CDの購買や新譜のチェックに向かう原動力であった
CDショップには無料で新作の歌詞カードが置いてあり、それを持ち歩いてウォークマンで曲を聞いたものだ
今はそんな時代ではない
新曲を積極的に知ることもないし、ラジオやテレビ番組で流れないと買うこともない
ヴィレッジヴァンガードお茶の水店は2020年に閉店した。小さい建物入り口から想像できない、地下に伸びた店舗、ダンジョンのように商品が詰め込まれた店内、漫画本が充実したセレクト。他の店舗と比較しても特徴的で、よく通った。
近くにあってこれまたマニアックなCDを借りることができたレンタルCD屋、ジャニスも2018年に閉店した。(さらに中古CDショップとして残っていたジャニス2号店も、最近閉店した。)
一人で暇な時、よくこの2店へ行った。大抵は、休みの日の午前。「何か探しているわけじゃないけど、何かあるかもしれない」くらいの気持ちで見に行って、何か見つかればラッキー。買ったり借りたりして、その日の午後はそれに夢中になる。何も見つけられなかった時は、ミニシアター系の映画館に行く。お昼ご飯はあの辺のカレーや蕎麦で決まり。これで休日は満喫できた。
検索とサブスクで、音楽や映画は探せるし、見られる、聞ける。きっと今年聞いた新譜音楽アルバムの量は、あの頃よりも多い。ただ、(主観的に)自分の手で見つけた感覚が薄い。自動的にセレクトされたおすすめを消費している。困ったことに、おすすめの精度も高い。
ここ数年は、どうも時間が早く過ぎ去って行く。
昔フジテレビで「プロ野球ニュース」というタイトルのスポーツニュース番組をやっていた頃、RYOBIのCM曲が好きでそれ目当てで見てたんですよ。
YouTubeにありました
https://m.youtube.com/watch?v=NL8MSMlnr5U
当時誰の曲かさっぱりわからなかったんですが、CDショップに行ったら「RYOBIのCM曲」とポップの付いたCDが置いてありまして、即買いました。葛生千夏さんのアルバムでした。
インディーズのアルバムで今は廃盤、中古でしか手に入らないのが残念ですが。配信あればよかったのに。
Chinatsu Kuzuu:Nature Rewards Me
https://m.youtube.com/watch?v=ZsfNcEGb_XI
ちなみに植松伸夫の本人名義のアルバム「ファンタズマゴリア」でファイナルファンタジーのテーマ歌ってるのも葛生さんです。おそらくアレンジと打ち込みも葛生さんじゃないかな?
ファイナルファンタジーⅥのCMで使われてたので覚えている人も多いと思います。