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はてなキーワード:Google Appsとは

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2025-08-17

Google AppsScript最近触ってみた

YouTubeAPI簡単に使えるの楽しい

毎日19時頃に動画更新確認して、新しい動画があったら再生リストにぶっこむってスクリプトを書いたらクソ便利になった

毎週更新とか隔週更新動画は週1でチェックさせてる

Permalink |記事への反応(0) | 17:30

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2025-05-29

Googleさん、お願いします。

そろそろGoogle AppsScriptにもGeminiを統合してください。

GASでサクッとAI使えたら、夢が広がるんですよ。

スプレッドシート分析とか、ドキュメント自動生成とか、Gmail自動返信とか、色々捗るじゃないですか。

もう、喉から手が出るほど欲しいんです。

マジで

期待して待ってますからね!

Permalink |記事への反応(0) | 12:26

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2025-01-21

ある精神障害者の末路

昨年の11月一般就労して3年経った。私は10代の頃に統合失調症と診断され、さらに30代半ばで知能検査を受けたところADHDグレーゾーンとの主治医判断から発達障害の薬も処方されている。

入社当初は週20時間パートで、徐々に勤務時間を増やし、昨年の2月から正社員になった。現在は42歳だが、常時フルタイムで働くのは初めて。一人暮らしのため家事もこな必要があるものの、いまのところ順調に生活できている。仕事終わりには平日でも出かけることがあり、休日も大抵は遊びに行くくらいだ。

業務内容は典型的オフィスワーク。苦手な分野(電話ほか)は障害者雇用ということで配慮してもらっている。昔からコンピュータには親しんでいるタイプで、Google AppsScript などプログラミングも多少は扱えるため自分一人で担当している業務も多い。ありがたいことだ。これほど真っ当に仕事ができたことは今までなかった。

しかし、最近では不満もいくつか出てきた。その一つは、業務が属人化しているのに誰もその状況を打開しようとしないこと。自分一人で担当している業務があるというのは、まさにそれ。各種業務マニュアルを整備する、各自の苦手分野を克服するために研修を開くよう訴えるなどしても現時点では何も変わっていない。

こうした訴えが気に入らないのは理解できる。障害者雇用で働いてる奴が偉そうな口をきくな、と思われても不思議ではない。人間関係も悪くはなかったとは思う(飲み会にもたびたび誘われていた)が、最近孤立気味だ。

結局のところ、私のような障害者の行く末は多数派である健常者の「お気持ち」によって左右されるのだ。健常者であっても合理的で首尾一貫している人物は稀で、不快な印象を与えた途端に手のひらを返される。効率を求めるはずの職場で、効率を上げるための訴えが通用しない不条理。これこそが障害者の末路だ。世間には「統合失調症患者発言支離滅裂」と言われ、必死努力を重ねてきた結果がこれ。やりきれない。

ちなみに、自分けが担当している業務のうちいくつかはマニュアルを作ったものフィードバックは無し。もしもマニュアルの出来が悪いならそう伝えれば良い、というよりそう伝える「べき」だろう。

まあ、孤立気味なのは別の理由がある可能性もある。誰かから事情を聞いたわけでもないので本当のところはわからないし、ただ被害妄想に陥っているのかも。今日11:00前に投げたSlackに対して終日返信が無かったのは事実で、たびたびこういうことはあるが。

ここに書いた内容にも「統合失調症患者妄想」だの色々と言われるだろう。”統合失調症患者発言であれば妄想である”という命題が成り立つのであれば証明してほしいところだが、多数派であるけが取り柄の健常者には難しいかもしれない。

Permalink |記事への反応(1) | 23:31

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2024-12-22

gmail大掃除と、自動処理の方法

簡単にすっきりさせて容量を減らす方法

検索式を書きますので、それで見つかったファイルを全て選択して、削除などのアクションをしてください。

細かな調整は各自のお好みで変更してください。

 

◆1年以上前ファイルサイズの大きなメール(300kB以上)を検索(星を付けたメールは除く)。削除しましょう。

older_than:1y larger:300k -is:starred

 

プロモーションソーシャルに分類された1か月以上前メール検索。削除しましょう

(category:promotions OR category:social) older_than:30d

 

◆受信トレイの180日以上前メール検索アーカイブして、受信トレイメール数を減らしましょう

label:inbox older_than:180d

 

プロモーションソーシャルに入ったメールで2日経ったもの検索既読しましょう。

label:inbox (category:promotions OR category:social) older_than:2d

 

これらの作業毎日自動で行ってもらう方法

Google AppsScriptGAS)を使うとこれを毎日自動で行ってもらえます

 

chromeで以下のURLで新しいGASを作ります

https://script.new

 

文末のソースコードコピペする。

実行の左のアイコンで保存。関数をcleanUpGmailを選んで実行。初回は権限確認メッセージが出るのでOKを押してください。

事実行出来たら一番の難関はクリアです。これを毎日自動で実行してもらいましょう。一度に250通が処理されます

また余裕があれば、左上の無題のプロジェクトになっているところの名前を「gmail自動処理」などに変更しても良いでしょう。

  

自動実行の方法

左の時計マークトリガーを選ぶ

トリガーを追加する。トリガーの設定は

実行する関数:CleanUpGmailデプロイ:Headイベント時間主導時間べース:時間ベース時間の間隔:6時間おき

 

これで1日に4回、合計1000通が自動処理されますので、たくさんメールが溜まっている方でも、1か月程度で全て処理されると思います

 

function cleanUpGmail() {  // メインの関数の開始ログconsole.log("=== cleanUpGmail start ===");    // 1) 2年以上前 & 300KB以上 & from:gmail.comではない &スター付きではない → 削除console.log("古い大きなメールは削除");  processThreads("older_than:2y larger:300k -from:gmail.com -is:starred", "trash");    // 2)プロモーション orソーシャル & 30日以上前 → 削除console.log("プロモーションソーシャルは1か月で削除");  processThreads("(category:promotions OR category:social) older_than:30d", "trash");    // 3) 受信トレイ & 180日以上前アーカイブconsole.log("受信トレイの180日以上前アーカイブ");  processThreads("label:inbox older_than:180d", "archive");    // 4) 受信トレイ &プロモーション orソーシャル & 2日以上前既読console.log("受信トレイプロモーション orソーシャル かつ 2日以上前既読");  processThreads("label:inbox (category:promotions OR category:social) older_than:2d", "markRead");console.log("=== cleanUpGmail end ===");}function processThreads(query,action) {    // 1回あたり250件だけ処理  var batchSize = 250;  //最初の 250 件のみ取得  varthreads =GmailApp.search(query, 0, batchSize);  var count =threads.length;Logger.log("検索クエリ: [" + query + "] | 取得スレッド数: " + count);    //スレッドごとにアクションを実行threads.forEach(function(thread) {switch (action) {case "trash":thread.moveToTrash();        break;case "archive":thread.moveToArchive();        break;case "markRead":thread.markRead();        break;      default:Logger.log("不明アクション: " +action);    }  });Logger.log("処理したスレッド数: " + count);}

Permalink |記事への反応(0) | 16:52

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2024-09-23

Xのbotで儲けたい

さらな気しかしないけど、実際どうなんだってことで試してみることにした。

一連の騒動botって禁止されたり、課金しないとダメになったのかと思ったけど、どうやらそういことはないらしい。

プログラミングは未経験だけどGoogle AppsScriptコードを入れてアカウントを作って、botポストするまでは仕上がった。

サーバを用意しなきゃいけないものだと思ってたけど、そういうのが必要なく形になったか面白い

内容はざっくりと言うと、天気予報自動で取得して、ポストするbotだ。

最初に思いついた計画はアフィリンクを垂れ流すアカを作りたかったけど、とりあえず第一弾ってことで。

これでインプを稼いで、収益化や!と意気込んでいたけど、そうはいかない。

全然インプが取れていない。

稼働して形にはなってるから、これからは調整と追加を行っていくフェーズに進んだとは思う。

ただ、先行きは怪しいな。

あとは、アイデア勝負で他のネタbotを考え続けて、当たるまで続けるとか。

そもそも、当たりがない可能性が大きい。

プログラミング経験値を積めましたって話で面白かったってとこはあるけど。

無理だよって以外のアドバイスがあれば是非ともよろしくお願いします。

Permalink |記事への反応(0) | 13:17

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2024-07-03

anond:20240703042923

 

フツーにAIによる業務効率で○○時間短縮できたと報告すればいいのではないでしょうか?

社内のAI推進担当の人も、どのくらいお金掛けるべきかなぁって思っているえらい人も、

根拠になる事例があると助かると思います

Permalink |記事への反応(2) | 05:17

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2024-04-17

anond:20240417051454

のぶ代派とわさび派なだけだと思うで

 

Google Workspace をGoogle Apps って呼ぶようなもんやで

(ゆうて、G Suite のままに表記がなってる社内のあれこれなくはないだろうけど)

Permalink |記事への反応(0) | 05:23

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2023-02-03

ツイッターAPI有料化されるそうです。

TwitterAPI有料化へ 無料提供は9日で終了 「詳細は来週発表する」 -ITmediaNEWS

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2302/02/news171.html

TwitterAPI有料化」の影響範囲は? 現状から予想できること(1/2 ページ) -ITmediaNEWS

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2302/02/news204.html

TwitterAPI有料化へ -CNET Japan

https://japan.cnet.com/article/35199526/

赤字体質のツイッターを買収し、遮二無二に黒字化をめざす

イーロン マスク氏は、これまでも社員リストラや、サードパーティ

クライアントアプリ遮断など、強権的な新施策をつぎつぎと打ち出しています

Twitter、約4400人の契約社員「通知なく」リストラか。正社員に続いて | GadgetGate

https://gadget.phileweb.com/post-21187/

Twitterサードパーティアプリ全面禁止。無言で新ルール追加 |テクノエッジ TechnoEdge

https://www.techno-edge.net/article/2023/01/20/735.html

これらの施策に対して、世の中では、否定的見方と、仕方ないという見方

しろ肯定的見方と、自分関係ないという見方に分かれているようです。

「詳細は来週発表する」なので、APIを利用した検索投稿ID連携など

どの部分に影響するかはわかりません。

しかし、サードパーティアプリ全面禁止している理由が、広告非表示だった

ので、APIを利用した検索は、有料化可能性が高いと思います

私の場合APIを利用した検索検索した結果をGoogle AppsScript

処理して、ブログメール投稿する処理をしていました。

ブログの数は6つ、それぞれ1日1回の検索なので合計1日6回の検索をして

いました。

ツイッター以外にもYoutube,koboなども検索してあわせて自動投稿していますが、

ツイッター検索がメインでした。

ニッチテーマ検索していたので、1回あたりのツイッター検索の最大件数

100件くらいがちょうど良く、個人的情報収集に役立っていました。

また、自動投稿していた、ブログは当然公開されていたので、ごく一部の

ニッチな分野の調べものをする人には、多少の役には立っていたと思います

しかし、これらのブログ収益は無いので、API有料化により、終了となります

ツイッターAPI知識が、全くなかった私が、やっと作った自動投稿処理も

もう使えなくなります

世の中には、同じような人が、いるんじゃないかと思いましたが

ツイッターに定期的に投稿するボット作成者さんくらいみたいで

検索してる人はあまり、いないようです。

みんな使ってるはずだからもっと大騒ぎになると思いましたが

そうでもありません。

有料化したら、継続は困難なので、自動投稿処理の停止(トリガ―削除)の

対象スクリプトを午前中調査していました。

個人的には、悲しい出来事ですが、大きな影響はないのかしれません。

Permalink |記事への反応(0) | 13:55

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2022-11-11

anond:20221111133031

便利な要素もかなり強いんだけどね

Google appsscriptとかGmailとかの連携とか

Permalink |記事への反応(0) | 13:31

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2022-09-22

anond:20111018193022

さらですが、素晴らしい翻訳です。Google+ (→Google Currents) も完全にシャットダウンされることが決まり、感慨深いです。

ちなみに後編に出てくる "Maestro" というのは、Google AppsScriptコードネームです。

Permalink |記事への反応(0) | 12:36

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2022-05-12

Google appsscriptコード書いているんだけどしょっちゅうエラーが起きる

翌日エラー確認して、テスト環境実験しても同じエラーが起きないので

なんでやろと思っていたけどどうも時間帯によって処理時間がかかってエラーが起きているらしい

時間を変えたらあっさりエラーなくなりやがった。

悔しいので備忘録メモ

Permalink |記事への反応(1) | 17:21

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2022-02-22

anond:20220222132427

google appsscriptstring bracketerror」とかでググればええんちゃうの。知らんけど。

Permalink |記事への反応(0) | 13:35

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anond:20220222132005

やってくれてありがとう

でも質問が悪かった。あやまる。

正確に言うとGoogle AppsScriptなんだ。

GASでは無理だけどjavascriptではできるのか。

差をあまり感じなかったけど結構あるんやな

Permalink |記事への反応(2) | 13:24

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2022-02-17

anond:20220217211346

AWSCLI を何らかのスクリプト言語に組み合わせることは出来るが、AWSCLIスクリプト言語では無いだろ?理解できたか

あと、お前はGoogle AppsScriptAWSCLI を「スクリプト」という同カテゴリに捉えているようだがそれは間違いだぞ

基礎を押さえないといつまでも適当な印象で評価は低いままだからな、気を付けような

Permalink |記事への反応(1) | 21:18

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2022-02-09

日本人プログラマ英語必要ない。まずプログラマとして能力を高めることが重要と言ってきたけど・・

Google AppsScriptを触ってての一言

先輩「これなんで虫のマークなんだろうな。不気味だからやめてほしいわ」

後輩私「・・・・・・・・・・・・・・そうですね」

やはり日本人プログラマにも英語能力と、あとなにか必要であると感じました。まる

Permalink |記事への反応(0) | 14:43

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2021-11-13

ノーコードツール増えてきたみたいだな

今年に入っていろいろサクっと作ったっぽいサービスをよく目にするようになってきた。

なにで作ってるんだろ~?と健闘もつかないけど、

BubbleとかGoogle AppsheetsとかZapierとかAWS Honeycombとかが有名らしい。

いろいろ見てみるとう~んそれぞれ理解するのとっちらかってて大変そうだ。

SlackがTeamsに食われたように、結局MSPowerプラットフォームに飲み込まれそうな気も。

NotionとかもMSが似たようなの作ってO365に組み込んで淘汰されるかもしれん。

Permalink |記事への反応(1) | 19:11

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2021-02-21

3DSで動くマストドンクライアントGoogle AppsScriptで作る

ということは理屈上はできそう。(面倒なのでやらない)

Permalink |記事への反応(0) | 21:40

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2021-01-09

anond:20210109162204

> 1、スキャンできないと何が問題なの?

大企業ではほとんど採用されていると思うが、メールゲートウェイ型のセキュリティアプライアンスで、添付ファイル

ついていたら暗号化解除して中に含まれファイルに悪意があるマクロプログラムが含まれものがないか検査して

OKだったら送信許可NGなら削除されましたの通知だけを送るなどをしている。

従いスキャンできないと、一律でメールは削除、若しくは添付ファイルは削除されましたの通知のみ送られる。

企業セキュリティポリシーとしてこうしているところはありますウイルス感染対策の検知対策確度を上げるため。

さらに、ローカルPCウイルススキャンが入っていて添付ファイルローカル保存するとき、開くときスキャン

実行され安全性確認することは当然しています

> 2、代替案2の問題点がわからない

メールゲートウェイアプライアンスで、企業インバウンド/アウトバウンドメールを一律、

チェックしたいんじゃないのかな。それなりに意味はあると思いますが、例えばgmailだと、

これまで暗号化解除(解析&解除)でチェックしていたと思われるが、CPUリソース食いまくりな事

実効性への疑問(ほかの対策若しくは複数対策を組み合わせる事での効率化)があって、

添付ファイルはチェックされず送られるか、削除されて何も通知されないみたいです。

> 3、なんで毎回同じPWじゃないの?

同じパスワードだとそれが漏れたり、第三者に知れたら容易に暗号化解除して見れてしまうから

> 4、クラウドは金と時間がかかる

> これは1の通り、プロキシサーバースキャンできる仕組みを作る必要があるってことでいい?

プロキシサーバではなくてメールゲートウェイアプライアンス(古くはオンプレでInterscanなり、、最近は知らんけど)

> この場合既存の仕組みを使えないし、クラウドサービスロックインされるし

> 腰が重いのもわかる気がする

なにか同等のサービスがあると思う。

とりあえず、G Suite(旧google apps)だとgmailメールフィルタ機能が標準装備でゴミメールはだいぶ減る。

ウイルススキャンはどの程度されているか未確認

> 5、PGPでええやん

メールソフトへの実装があまりはやらなかったのもあるし、暗号化強度の問題もあったのでは。(推測)

公開鍵暗号方式実装したもので使いやすもの若しくは この手の送り手/受け手が正しい人かつ、

悪意を持ったプログラムが含まれないことを担保できるメール送受信の仕組みを作ればよいと思う。

インターネット自体は、自律分散システムなので送ったものが必ず届くという確証もないし、

それらの問題をどうやって解決するのかという課題もある。

これだけ指摘されて言われているわりに何の解決策、ソリューションも出ないのは技術的に難しいか

コストがかかるか、何かあるのかと思います

Permalink |記事への反応(0) | 17:04

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2020-10-23

anond:20201023210935

仕事を楽にすることを目的にすれば? 多少の違いはあれど、基本的単語使用方針類似しているから、まず最初言語をある程度使いこなせるようになることが重要

ブラウザでの仕事ブックマークレットjavascript

エクセル作業MSオフィスならVBAで、スプレッドシートならGoogle AppsScript

Permalink |記事への反応(2) | 21:16

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2020-08-20

お前らのプログラミング遍歴を教えろください

特に目的はない。以下俺の場合

プログラミングを始めた時期

2017年5月

現在プログラマとして仕事をしている

yes

業務で扱ったことのある言語フレームワーク

ExcelVBA

VB.NET

Node.js

PostgreSQL

LotusScript

Java

C#(Unity)

Firebase(Cloud Functions、Firestore、Storage、Hosting、PubSub)

Flutter

React(ReduxやNativeは触ってない)

Google AppsScript

業務外で扱ったことのある言語フレームワーク

Neo4j

Python

C++

AWS(LambdaAPIGateway)

GCP(Cloud Functions)

その他

ImageJ

PlantUML

AsciiDoc

応用情報

略歴

サービスエンジニアという名の雑用やりながらしばらく独学で勉強した後、転職して社内SEという名の雑用してた

会社に出入りしてたベンダー職場環境があまりに魅力的だったので雇って下さいと言ったら雇ってもらえて今に至る

今はあえて言うならWeb系のバックエンドという名の雑用をやってる

職場環境は確かに最高なんだけど、そろそろ地頭の悪さが露呈してクビになりそうで震えてる

現在の税引前年収

400万

現在の年齢

来年アラフォーアラサー

Permalink |記事への反応(3) | 02:21

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2020-07-30

anond:20200730084523

少なくともGoogle人間がそれ言われたらSNSとかは挙げずに(そもそもその分野では負けたし)、Google Apps,G Suite(Education含む)とかを挙げて世界をよくしていると言うと思うわ。

Permalink |記事への反応(0) | 08:51

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2019-02-16

anond:20190216231137

GNU Assemblerが何かやらかしたのかと思ったが、GoogleGoogle AppsScriptというので名前を被らせてるのか

Permalink |記事への反応(1) | 23:17

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2016-04-26

anond:20160426145507 の続き

anond:20160426124418anond:20160426145507 の続きだゾ。てか長えよ

(略:トークンが定期的に期限切れになるので可用性が下がる。たとえばビデオカメラから複数動画アップロードしている途中で切れたらムキーってなる。再認証して途中からできるのもそれはそれでCSRF の温床。AFCP のような場合は期限切れがあってはならないので、パスワード等を預かる認証プロキシSaaSアプリを筆者は作った。好評だったが、これはもちろん本来あるべきでない欠陥のexploitのはず。)

(略: 個人ユーザ向けのAPI設計ばかりで、雇用者上司アカウント管理するという観点がない。SAMLでは普通にできるのに、OAuthとなるとセキュリティ的に云々と言って拒むサービスばかり。別のUIで既にできてることをAPIにしても意味がない。これまでできなかったことをAPIで可能にするのではなく、単なるシングルサインオンでよければ他にある。実際Googleは個人向けにはOAuth活用しているが、Google Apps for BusinessはOAuth以外のシステムを使っている。)

(略: 主要な設計ミスは、外部サービスすべてを同等に疑うところ。管理者が各サービスの信用性を判断して権限を調節できるようにしないところ。これまでどれほど多くの製品OAuthの面倒さのために失敗してきたことか。)

普通実装における」OAuth代替

適切なOAuthベース設計とはどのようなもの

ここまでで「普通実装における」OAuth がまったくおかしいということはわかりましたが、OAuth が実際うまくいくのはどういうときでしょうか。

初期のOAuth 規格および概念におおよそ付き従っているシステム一般的に言って、新しい規格ベースのよりもセキュアで、マシです。OAuth 1.0 の実装がすべてセキュアだというのではありませんが、たいてい問題は少ないです。こうしたシステムは通常、次のふたつのアプローチのどちらかに従っています:

はいえ、このように設計されているOAuthベースシステムはごくごく希少で、しか一般的にこうしたシステムは、他のところで使われているOAuth とは似ても似つかぬものです。OAuth 1.0 規格の方に寄って頑張っていますが、公式には 1.0 は非推奨ですから、こうしたアプローチを使っているシステムはそのうち「アップデート」されてOAuth2.0概念や追加機能すべてを加えて再構築され、セキュリティユーザビリティをだめにしてしまうことになります。これこそ筆者があらゆるOAuthベースのものを見逃したくない理由です。もっと古く、もっと機能的な形式OAuth を使っていても、システムに「改善」が必要だという素敵な考えを管理者のだれかが閃いて台無しにしてしまうからです。ご迷惑をおかけしてすみませんと言うぐらいなら、まったく別のものを使うほうが良いですよね。

他の選択肢

他に手はないかと探すとき、人々はよく他の「フレームワーク」にはどんなものがあるかを知ろうとします。しかし、考え抜かれたセキュアな設計を実現するためには必ずしもフレームワーク必要というわけではありません。現状、OAuth とはどのようなものかについての意見サービスごとに異なっていますので、承認の具体的な動作の仕組みもまったく一定ではありません。そんな中でフレームワークを探しまわるのは、簡単にできることをいたずらに複雑化しているだけのことが多いです。唯一ほんとうに難しい要素、しっかりした規格の必要な要素は、使用する鍵パラメータ改竄を防ぐため変数署名する方法だけであり、この点に関して、ほとんどのOAuthベース実装は一切何もしてくれません。

ウェブサービスの最大手であるAmazon は、世界中企業サービス提供する一流プロバイダで、合計 30% 以上という途方もない市場シェア他者を圧倒していますAmazonアプローチは、自分アプリ認証情報を生成できるコントロールパネルへのアクセスを、すべてのアカウントおよびアカウント管理者提供することです。この認証情報で、どのAmazonサービス作業できるか、そのサービスでどの操作を実行できるか、どの権限作業しなければいけないかを指定できます。この認証情報必要に応じて「アカウントホルダ」の人が破棄することもできます

AmazonAPI における認証承認技術には、本質的制限が多く潜在的危険性のあるリダイレクトを一切必要しません。Amazonプロトコル認証情報は、直接送ることは一切なく、データ署名に使うのであって、これでブラウザを通してパラメータを送る必要のあるときにも改竄不可能にすることができるのです。

Amazon設計アカウントの利用状況をAPI の利用まで適切に把握できますし、API認証承認もすべてAmazonからスタートし、その際のアプリ認証情報も「Amazon の」コントロールパネルから生成されます。この認証情報はその後、いかなるトークン交換システムも使わず直接APIプロセスで使われます。この設計なら「普通実装における」OAuth が達成している真のセキュリティ目標をすべて達成し、かつ前述したセキュリティ上およびユーザビリティ上の問題をすべて回避しています

ひとつ言及せざるをえない短所は、Amazon権限システムが幾分わかりにくく、あまりユーザに優しくないということです。ただし、このことは何故かほとんどのコントロールパネルにも言えることで、いずれにせよUI設計問題であって、承認プロセス自体の失点ではありません。さらに、Amazonコントロールパネルはかなりキビキビ使えて、それ自体API でも使えます。この点たとえばGoogle場合のように、筆者の知る限りメタAPI もなく、何をするにも何十もの手順が必要なのとは大違いです。

Amazon認証および承認メソッドは他のサービスプロバイダにも幾つかコピーされていますGoogle自身企業向け製品の一部でこれを利用できるようにしていますGoogle自身純粋OAuth設計企業サービスに向いていないことを認めており、企業サービスにはJSONWeb Tokens (JWT) の利用を推奨しています

JWT はサービス間のSSOAPI 利用を可能にする規格です。多くの点で JWT はSAML に似ていますが、SAML はややこしくて、XML Security (名前と違って、まったくセキュアではない) の上に構築され、API 利用に向いていないのに比べ、JWT はSAML の主要な目標を、単純かつ使いやす方法で一切の面倒なく達成しています。HMAC実装ひとつ用意し、JSON の構築と解析の方法を知っておけば JWT は使えます既製品をお求めでしたら、膨大な JWTライブラリが既に存在していますよ。

ただGoogle場合典型的な JWT 利用法よりも高度で、HMAC のかわりに、もっと高度ですがこの分野では人気の低いRSAデジタル署名を利用するよう要求していますGoogleコントロールパネルではアカウント管理者自分企業サービス用に新しい鍵ペアを生成でき、APIログイン署名するために使う秘密鍵ダウンロードできます。こちらのほうが HMAC よりセキュリティは高いですが、Googleプロセス全体を本当に無駄に複雑化していますコントロールパネルしょっちゅう完全に再設計して、前と同じことをしたいのに使い方が違っていて混乱する点は言うまでもありません。JWT 利用の実例必要なら他をあたるようお勧めします。

他に使われている技術は、サードパーティがどんな権限必要としているかをある種のXMLJSONファイル定義してウェブサイト送信できるようにするサービスのものです。ユーザがあるページを自分アカウント訪問し、ファイルURL (あるいは中身) をそこに貼り付けると、その外部サービスあるいはアプリが求めている権限の一覧やそこに含まれ説明などが表示されるようになっています。それを見て認可したいと思うユーザは、認証情報を生成してそのサードパーティアプリあるいはサービスに貼り付けますユーザは後で無効にしたくなったら認証情報を破棄することができます。これも、開発者おかし負担を強いることなく、すべてのアカウントAPIサービスがあり、権限管理を備え、サービス自体からフローが始まる、実にセキュアな設計です。

承認管理のためにサービスから提供してもらう必要が本当にあるのは、適切な役職 (管理者アカウント所有者など) を持つユーザ自分に割り当てられた権限や (望むなら) 期限を持つ認証情報API 利用のために生成できる何らかのパネルだけです。こうした認証情報はその後、お好みのセキュアな認証システムを通して利用することができます。たとえばHTTPBasic AuthenticationoverHTTPS のような単純なもの、これは事実上どのHTTPライブラリにも入っていますし、HTTP Digest Authentication、これはもっとセキュアでありながらほとんどの良質なライブラリサポートされていますし、その他 HMAC,RSA, 楕円関数など認証情報ネットに通す必要のない暗号学的テクノロジー活用した認証プログラムに基づくものなら何でも使えます特に HMAC は、承認認証実装するほとんどすべての人 (Amazon や、一部のOAuth実装も含む) によって既に使われています

こういった種々の実績あるテクニックは、セキュアなプラットフォームを作るためにCSRF対策など複数フレームワーク同士の相性を勉強する必要があるという重荷を軽くしてくれますし、一般的に、既存アーキテクチャワンタッチで装着できるようなモジュール化の実装が可能です。ユーザアプリ認証情報が盗まれる可能性をなくしてくれます。ややこしい CSPRNG を常に使用する必要もありません。このようなシステムOAuth の生まれるずっと前から存在しており、現在でも一般的です。OAuth は、ユーザ認証情報要求したり他に弱点があったりするような一部の劣悪な設計システムよりはセキュリティが良いかもしれませんが、既にある真の設計を置き換えるものではありません。OAuth が解決すると主張する問題点は実のところ、既存の良く設計されたシステムには存在していませんし、「普通実装における」OAuth は実のところ、解決すると主張する問題の多くを招き入れるばかりか、最初存在していなかった問題まで生じさせています宣伝文句と違って、OAuth にすれば自然と驚くほどセキュアになるというわけではなく、むしろ数々の短所実装の困難さを考えれば、他の考え抜かれた選択肢のほうがはるかに優れています

これからサービス設計をしてAPIアクセス提供することになっている方はどうか、ご自分が実現しようとなさっているのが何なのかを本当に考えてください。他の人がやっていることをコピーするだけで済ませたり宣伝を丸呑みしたりしないでください。どうしてもコピーしなければいけないなら、Amazon (これが最善です) や Rackspace,IBM SoftLayer,Linode, VULTR,Zoho,Zoom ほか、API の素直で健全認証システムを構築する方法について現時点で多少なりとも理解のあるところをコピーするようにしてください。

2016 年4月 Insane Coder

http://no-oauth.insanecoding.org/

Permalink |記事への反応(2) | 15:03

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anond:20160426124418 続き

プレビューまでは全文見えるんだけどな。すまんやで。しかもまだ続くanond:20160426150324

anond:20160426124418 の続き

おそらく、上記のサービスを使っているシステムのうち、この問題のせいで悪用可能なものは多数あることと思います特にデスクトップアプリでは、コンパイルされたアプリバイナリから秘密情報がそのまま取り出せることは、サービス側で何も危険なことを要求していなくてもよくありますGoogleOAuth の使い方を多数提供しているうちで、client_secret と redirect_uri を両方受け取るエンドポイントのことが書いてあるのはたったひとつだけだというのは重要な点です。少なくともGoogle場合、redirect_uri があっても、このエンドポイントウェブブラウザベースアプリには推奨していません。しかし、だからといって実際に独自ブラウザでそれを使う人や、このフロー標準的ブラウザ用のエンドポイントコピーする人が一切いなくなるはずがありません。それに加え、Google例外なのであって、世の中にはセキュアなOAuthフローを受け入れず client_secret (や同等品) を常に渡すよう要求する愚かなサービスが今も満ちあふれており、そのフローウェブブラウザを通るときでさえも要求しているのです。さらに悪いことに、こうしたサービスの多くはユーザウェブブラウザを通して「しか」利用できないのですが、これは後ほど詳述します。

前掲のセキュリティ文書は、アプリ認証情報 (client_id と client_secret) を盗んだ人ができる悪行にいくつか言及しています。以下に、この攻撃と組み合わせることで (これまで筆者の知る限り公表されていない)危険行為を実行可能にする問題をいくつか取り上げますさらに皆様の独創性にかかれば、「秘密」のはずのものを盗んだ人が悪用できる方法は他にも発見できるはずです。

セキュアでないトークン

トークンベース認証は多くの開発者にとって新しい概念です。そのため誤解も多く、EVS のようなもの設計する開発者の中にも、ただ何かの設計ガイドライン (たとえばOAuth) に従って API の動作を決めれば、あるいは他のプラットフォームのしていることをコピーすれば、自分プラットフォーム自動的にセキュアになるはずだと考える人が少なくありません。しかし何かをセキュアにするには、その要素ひとつひとつを余さずセキュアにする必要があり、それらの組み合わせすべてをセキュアにする必要があり、全体の枠組みもセキュアにする必要があります。思い出してください、全体のセキュリティ強度はその弱点の強度に等しいのですから、何らかの大まかなフレームワークを固守することだけに頼りきって、その通りに使う限り何をやってもセキュアだ、などと安心するわけにはいきません。OAuthベースフレームワークそれ自体は、その内部要素のセキュリティを確保することに関しては殆ど何もしてくれません (ある種の要素で、あからさまにセキュリティを害するものだけは別)。

トークンベースシステムで少しでもセキュリティらしさを出すには、最低でもトークン生成に暗号学的にセキュアな擬似乱数生成器 (CSPRNG) を使う必要がありますが、この話題はあまりよく理解されていません。さらに悪いことに、一般的スクリプト言語の適切な CSPRNG 用 API は非常に少なく、しかしそうしたスクリプト言語が、人気ある最新サービスの多くを設計する際の基礎となっていることが多いのです。

もし生成されるトークン予測可能であれば、攻撃者はトークンを推測するだけで別のユーザになりきって悪意ある行為をすることができてしまます。筆者は、fortune 500クラス大企業によるOAuthベースサービス一種の単調増加 ID (おそらくデータベースフィールド?) をそのままトークンに使っているのを見たことがあります。他にも、生成されるトークンがすべて単調関数の出力のようなサービスもありました。よく調べてみると、それは現在時刻に基づく非常に単純なアルゴリズムでした。こうしたシステムでは、まず自分としてログインし、現在トークン ID を見て、その後の ID を予測すれば、続く任意ユーザになりかわってトークン交換その他の操作にそれを使うことができるでしょう。他のテクニックと組み合わせれば、もっと標的を絞った攻撃も可能です。

このクラス攻撃は前述のセキュリティ文書で「4.5.3.オンライン推測による新規トークン取得の脅威」や「4.6.3.アクセストークン推測の脅威」に分類されています。この問題には解決策があるとはいえ、現時点でこの間違いを犯しているサービスの膨大さと、この間違いの犯しやすさを考えると、任意OAuthベースサービスが外部レビューセキュリティを証明してもらえる可能性はあまり高くありません。

本欄の主眼ではありませんが、乱数に対する攻撃の中には、セキュリティを固めた CSPRNG を使っていないとOAuthベースサーバを完全に破壊してしまえるものもあります。こうした問題は他のシステムでも非常に困ったものではありますが、動作のすべてが乱数のやりとりの上に成り立っている普通OAuth実装では、より一層この問題が際立ちます。こうしたトークンは EVS のサーバ側で生成され、「普通実装における」OAuth がよくやる使い方ではサーバ信頼性を奪い、関連するトークンすべての予測可能性を高めていきます。最新の攻撃手法を防げるセキュリティ強化 CSPRNG が用意できないのであれば、もっとハードルの低い別のプロトコルに乗り換えたほうが良いでしょう。

一方、一部のOAuthベース実装乱数必要性クライアント側に移すような構造になっていることも注目しましょう。色んな意味で、これは問題を別の場所に移しただけではありますが、サーバ側のアタックサーフィスを減らすのは事実です。これによって、少なくとも情報強者利用者は、信頼できるサービスをセキュアに使うことが可能になります。ただし情報弱者脆弱なまま放置ですが。今回の例に当てはめてみると、この種のセットアップでは AFCP の開発者が頑張って EVS をセキュアに使えるようにすることと、EVS自体が陥落する危険回避することは可能ですが、ABC や XYZ が EVS をセキュアに利用するかどうかは別問題です。

クロスサイトリクエストフォージェリ (CSRF)

本論に入る前に指摘しておきたいのですが、CSRF攻撃はその名前に反して、外部サイトからスタートする必要はありません。CSRF攻撃というのは、自サイトへのリンクユーザが貼れる、掲示板メッセージングソフトのようなサイト自体からでもスタート可能なのです。

色々な手法CSRF に立ち向かうべく設計された数々のテクニックフレームワークがあります。これらのシステムの多くは、OAuthベースのもの統合すると使いものにならなくなったり、サイト攻撃さらしかねない行為を促すことがあります

CSRF を防止するひとつの仕組みとして、ブラウザから送られるreferer (原文ママ) が外部サイトを指していないことを確認するというものがあります。多くのOAuth実装ユーザ特定の外部サイトから連れてくるよう要求しまから、この防御策は執行できません。OAuthサーバリダイレクトする膨大なサードパーティドメイン、また関係する URL やドメインの完全なリストは明文化されていないうえに折々で変更があるため、EVS のドメインとページ全体をホワイトリストにするのは不可能です。

また、EVS の提供者が寝返って AFCP を攻撃しようとする可能性がないかどうかも検討する必要がありますOAuth の背後にある原則ひとつOAuthベースサービス側が利用者を信用しないことです、しかし同時に、利用者側にはCSRF回避策を見なかったことにしてサービス側を完全に信用することを要求しています理想認証システムというものがあるとすれば、一方通行ではなく相互レベルの不信を確立するでしょうに。

転送元と転送先のどちらかだけの、部分的ホワイトリストというのも難しいことがあります。使っているCSRF対策フレームワークによりますが、機能オンオフ中間がなく、特定のページや転送元だけを無効にすることができないかもしれないので、その場合 EVS利用者CSRF対策フレームワークを一切使用できなくなります

OAuthCSRF攻撃を防ぐCSRFトークン指定するようにと、オプショナルなstateパラメータ定義していますしかしながら、OAuthベースサービス一般的state の長さや文字種を制限し、要求どおりそのままでさないことがあるようです。そこで、おかし互換性問題が起こるため、多くのOAuthベースサービス利用者リダイレクトのエンドポイントにおけるCSRF 防御をすべてオフにせざるをえない状況に追いこまれています。これは「10.14.コード・インジェクションと入力バリデーション」に分類されていますstateパラメータの別の懸念は、EVS 側でstateアクセスのある人はだれでも、リクエスト改竄して、それ以外はまったく有効なままのパラメータを付けて AFCP にブラウザを送り返すことができるという点です。

OAuthベース API の利用者は、自分アプリサービス登録する際にひとつか複数の URI をカッチリ決めておくよう求められるという制限も課せられています。これは redirect_uri に使えるホワイトリスト URI です。この仕組みにひそむ重大なユーザビリティ問題は後述するのでひとまず措くとして、この制限のせいで開発者は、stateパラメータや他の潜在的危険の伴うアイディア姑息な工夫をこらし、泥沼に沈んでいくはめになっています。多くのOAuthベースサーバは、ホワイトリスト URI をひとつしか許可していなかったり redirect_uri との完全一致のみ有効パラメータの追加を認めなかったりしています。このせいで開発者たちはCSRF対策フレームワークの利用をやめたり、あらゆる危険ものstateパラメータに詰めこもうとし始めたり、浅薄システムを自前で作り出したりしています。その結果、redirect_uri とstate の組み合わせによってはユーザ不適切なページに誘導する危険性が出てきます。これは「10.15.オープンリダイレクト」に分類されます

こうしたリダイレクトの問題は、パラメータをしっかり認証していないせいで、それ自体悪用可能なのですが、これを前述の「OAuthサービスへの偽装」問題と組み合わせるとユーザ大惨事をもたらしかねません。盗んだ client_id と client_secret を使えば、悪いやつらは AFCP とまったく同じ情報認証できるので、本物の AFCP にも見ぬけないようなリダイレクトを作ることができます。また、悪意あるユーザも、本来自分の持っていない AFCP 内の権限を取得するようなstateパラメータの利用方法改竄方法を見つけることができるかもしれません。その際には、おそらく盗んだ認証情報も使うことでしょう。概して、「普通実装における」OAuth の低品質設計のせいで、また特定の分野に関する教育レベルが低い外部開発者の直面する問題のせいで、OAuthベース利用者に対する攻撃はしばしば、本来あるべき状態よりもずっと容易になっています

ここで読む意義のあるものとして、さらに「3.5.リダイレクト URI」「3.6.stateパラメータ」「4.4.1.8. redirect-uri に対するCSRF攻撃の脅威」があります

章のまとめ

セキュリティに関して言えば、「普通実装における」OAuth仕事ぶりはとてもひどいです。OAuth が目指していると思われるセキュリティ目標の多くは、達成されていません。さらに、OAuthベースサービスの中には、種々の攻撃に対して無防備でいることを利用者公然要求するものがありますサービスをセキュアに使える場合も、そのことが知られているとは限らず (サービス側の、トークン生成手法といった重要セキュリティ詳細が明文化されていないうえにクローズドソースなため)、OAuth は今なお多くの低品質プログラミング習慣を招いていますOAuth は外部の開発者を守る点でほとんど何もしませんが、そうした開発者が使っている各種フレームワークの方はといえば、こちらも真のセキュリティ提供していなかったり、厳しい自制と注意がなければセキュアに使えなかったりする代物です。

この記事についていえば、個人的蔓延していると思った問題の一部を取り上げたものに過ぎません。この中には、極度に低質な、一切OAuth の規格で義務付けられていない慣習を、他所OAuth に使っているのを見たまま開発者コピーした結果というものもあります

OAuthベースサービス開発者もその利用者側の開発者も、OAuthベースプラットフォーム実装したり利用したりするためには、ここでリンクした文書をすべて読んで理解する必要があります。挙げられている 50クラス攻撃も、各クラスの深刻度も完全に把握する必要がありますし、そのうえで「実装仕様書セキュリティガイドラインには漏れがないとは限らない」ことにも留意すべきです。この記事は公式文書にない問題をいくつか取り上げているとはいえ、OAuthセキュリティ問題の表面をなでているに過ぎないことも覚えておくべきです。ここに混ざって、公式OAuth 提案に加えられる変更点はどれもまったく新たなセキュリティ問題を引き起こすものですが、残念ながら変更はよくあることなのです。そこで各々が、乱数生成やセキュリティ調査技術といったOAuth 以外のセキュリティ関連分野も理解していなければ、OAuth でそれなりのレベルセキュリティを実現することはできません。

真のセキュリティをお探しの方には、よそを探すようお勧めします。最後の章でOAuth の代わりになる選択肢をいくつか取り上げます

ユーザビリティ関連

(略:ふつう実装では、サービス側がプラグを引き抜くようにして自由利用者出禁にできる。ビジネス的にもまずいし、悪意あるユーザが API利用者を騙って出禁になるとアプリへの DoS になる。)

(略:サービスからは API利用者という大きすぎる単位しか見えないので、たとえばビデオカメラアプリ単位で利用帯域などを制限せざるを得ないが、そうするとそのビデオカメラは、一部ヘビーユーザのせいで他のユーザが締め出される事態になる。OAuth 以外のサービスならふつうユーザ単位対策としてユーザ開発者アカウントを取得してもらうのも面倒すぎる。ていうか手動プロセスを挟んでたり。)

(略:ふつう実装SaaSモデルしか見ていないので、URI を持たない AFCP のような社内ソフトや、ビデオカメラのようなデスクトップアプリには使えない。アプリcURL 的なもので API を叩こうとしても、JavaScript必要だと言い張るサービスもある。グローバル企業が地域別にドメインを分けていたら URI が足りない。客ひとりひとりにサブドメインを与える製品だと URI が足りない。足りるとしても追加・更新メタ API で簡単にできない。ひとつの URI ですべてのリクエストをこなすのセキュリティ問題もあり、ロードバランス等の必要性も出るし、社内ソフトデスクトップアプリに余計なウェブサイトへの依存性を加えることになる。httpサーバlocalhostで立てるとかアホか。)

(略:オープンソースしづらい)

(略:トークンが定期的に期限切れになるので可用性が下がる。たとえばビデオカメラから複数の動画をアップロードしている途中で切れたらムキーってなる。再認証して途中からできるのもそれはそれでCSRF の温床。AFCP のような場合は期限切れがあってはならないので、パスワード等を預かる

Permalink |記事への反応(2) | 14:55

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OAuthのことを1ミリも知らない俺が

OAuth ディスの記事を酒の勢いで訳してみたゾ。前半はつまらないから、「章のまとめ」か、それ以降だけ読むといいゾ。なぜか後半が切れてた。こっちだけでいいゾanond:20160426145507anond:20160426150324

http://insanecoding.blogspot.com/2016/04/oauth-why-it-doesnt-work-and-how-to-zero-day-attack.html

OAuth がうまくいかない理由と、既存サービスゼロデイ攻撃方法

OAuth とは

認証 (authentication:本人確認) と承認 (authorization: 権限付与) のシステムを設計し、API を規定し、複数の異なるシステムを統合するために用いられる提案をまとめたものです。

OAuth には色々な種類があり、version 1.1a や 2、その各部の上に他の規格を乗せたものなどが存在します。世の中に出回っている数々の実装によって、具体的な利用状況は大きく異なります。

おことわり

前にもOAuth について書いたことがあり、たくさんの反響をいただきました。前回の記事に対する批判の一部を避けるため、今回の記事について先に断っておきたいのですが、この記事はOAuth の使われる典型的な場面に焦点を当てており、論じられる点のほとんどは、何らかの方法OAuth を利用する大手サービスのほとんどすべてに当てはまるということです。

言いかえると、OAuth を用いているあらゆるプラットフォームが壊れているとは限りません。OAuth にはバリエーションが多いうえに、2.0 だけに限っても 76 ページに渡るパターンがありますので、OAuth に基づいた何かに適合していながらもセキュアであり、使っても問題ないものは存在しうると言えます。ですから、あなたお気に入りOAuth 実装や設計が、ここで論じられる問題の一部または全部を免れていることもありえます。確率は低いですが。

また、OAuth を使っているものの中には規格を誤用しているものがあるとか、OAuth はその使い方を強制しているわけではないとか言う人もいるかもしれません。どちらにせよ、ここでは特定のOAuthベースの規格について述べるのではなく、現状で大手がOAuth をどう利用しているかについてを、それが規格に適っているかどうかに関わりなく論じるつもりです。こうすることで、多くの読者に影響を与えることになるでしょう。危険な方法OAuth を使っているサービス利用者であっても、また自らOAuthベースサービスを管理していて、他のみんなが作っているのを真似てプラットフォームを作ろうと思っている人だとしても関係があるのです。

記事の構成

この記事は長くなりますし、言ってみればほとんどの章はそれ自体でひとつの記事として十分なほどの話題を扱いますので、大まかな流れをご説明しておきましょう。

この記事は、現在OAuth 業界でおこなわれていることを調査した結果のまとめです。OAuth を使う製品のすべてにこの記事のあらゆる点が当てはまるというのではなく、危険だったり無価値だったりするサービスの背後に見つかった慣例や根本原因を紹介する記事です。

この前書きのあとは、まずOAuthセキュリティ欠陥を分析することから始めるつもりです。こうした欠陥の中には、セキュリティコミュニティでよく知られていて、書籍などですでに分析されている一般原則が当てはまるものもあります。しかしこの記事では書籍化されていないケースも扱いますし、有名な欠陥についても、平均的な開発者および責任者に理解しやすく、対策の必要性がはっきりするように工夫するつもりです。

その後は、OAuth の主要素が一般的に言ってどのように実装されており、そうした普通の実装がどのようにサービスを使いものにならなくするのか、すなわちそのサービスで達成できることを極度に、不適切に、かつ意図に反して低下させてしまうのかを分析します。ごく一部のケースでは回避策の足がかりになるかもしれないテクニックについて論じますが、そういうのを実装する馬鹿らしさにも注目します。こうした記述の中では繰り返し何度も、OAuth を使う人たちがどれほど自分と自分のビジネスにとって損なことをしているのかが説明されます。

最後に、OAuth が適切に使われうる数少ない場面と、すでに利用されているOAuth の代替品を簡単に取り上げます。代替技術に関する調査の結果を提供するつもりですが、その中にはAmazon のような大企業がセキュアで使いやすく信頼性の高い API を実現するために何をしているかの報告も含まれるでしょう。

責任ある情報公開

いま普通に使われているかたちにおけるOAuth の欠陥の幾つかを悪用すれば、大手サービスに対して強力な攻撃を仕掛けることができます。OAuth に対する攻撃は何も新しいものではありません。IBM やOracle を含め、懸念した IETFメンバーOAuthベースサービスに対する攻撃を 50クラスも記述した 71 ページもの文書を 3 年以上前に出したように、また筆者も前回の記事でこうした点のいくつかを議論したようにです。それにも関わらず、OAuthベースシステムの主要なセキュリティ欠陥は非常に蔓延しています。

筆者は、いくつかの大手企業の役員や開発者に、そこのOAuthベースシステムが抱えるセキュリティ欠陥を指摘したことがあります (そのうちのひとつは 4 年前のことです) が、全員、自社システムを修正するために一切何もしませんでした。まるで、OAuth の人気度からして、他の現実的な解決策をひとつも聞いたことがなく、それゆえにOAuth が最もセキュアな選択肢に違いないと決めてかかっているようです。どうも、OAuth のコア原則に対する攻撃のデモを文書化した情報も、聞いたことがないか、肩をすくめて無視するかしているようです。そこで、この情報をもっと広く拡散することによって、影響のある人たちの尻を蹴りとばしてあげたい、そしてサービスを設計あるいは管理している人たちにモーニングコールの役割を果たしてあげたいと願っています。

というわけで、OAuthベースの何かを提供あるいは利用するご自分のサービスを調べて、こうした欠陥の一部あるいは全部が存在することに気づいたなら、どうぞ責任をもってこの情報を取り扱ってください。ご自分のサービスを適切にアップデートしたり、関係する問題に対応するようビジネスパートナーに適切な圧力をかけたりしてください。

ここで言及されている情報やリンクされている情報は今のところ既存のサービス悪用できるかもしれませんが、どうぞ責任ある行動をとり、他人のもの破壊するのではなく改善することを目指してください。この記事は、自社サービス不適切に実装している人たちへのモーニングコールのつもりで、その改善を促すために書いているのであり、悪用したがっているハッカーたちのハウツーもののつもりではないのです。

想定する利用形態

この記事では、ふたつのシナリオに注目して、その場面でどのようにOAuth が組み合わされているのか、そしてなぜうまくいかないのかを検討します。記事を通して何度もこれらのシナリオに戻ってきますので、頭に入れておくことは大事です。

まず、Exciting Video Service (略して EVS) というサービスを思い描いてみましょう。ユーザが動画をアップロードしたり友人と共有したりできて、完全公開にしたりアクセス制限を設定したりできるようになっています。また EVS は動画のアップロードや削除、およびだれが視聴できるかの権限管理にOAuthベースの API を提供しています。

ただ、例としてこの想像上のサービスに焦点をあてますが、論じられる問題はあらゆるサービスにも当てはまります。ファイルであろうと文書ストレージであろうと、カレンダー管理やオンライン会議、ディスカッショングループ、はたまたリソース管理であろうとOAuthベース API を提供する他のいかなるものであろうとです。また、筆者は本当にどの特定の動画サービスのことも言っていないということを覚えておいてください。問題点の一部あるいは全部は、OAuth を使っている既存の動画サービスに当てはまるかもしれませんが、EVS がそのサービスのことを指すわけではありません。どれが当てはまるかは読者への練習問題ということにしてもいいですね。

ひとつめのシナリオとして、ビデオカメラの製造会社を想定しましょう。そのビデオカメラには、録画した内容を EVS にアップロードする機能のあるソフトウェアを付属させたいと思っています。つまり、ユーザビデオカメラを自分のコンピュータに接続して、その独自ソフトウェアを開き、ビデオカメラからアップロードしたい動画を選んでしばらくすると、それが EVS にアップロードされているというものです。

ふたつめのシナリオとしては、ある中小企業が職員用に EVS で 50アカウントを購入し、全職員が動画をアップロードして同じ部門の職員と共有できるようにする、ということにしましょう。この会社は A Friendly Custom Platform (AFCP) というソフトウェアで職員と所属部門の管理をしており、この AFCPサービスを EVS に統合したいと考えています。望んでいるのは、管理者が AFCP を使ってだれかを営業部門に配置したら、その職員が自動的営業部門メンバー所有の動画すべてに対するアクセス権を取得するということです。営業部門からいなくなった人には逆のことが起こるようにもしてほしいと思うはずです。

問題点

セキュリティ関連
認証情報の盗難 /アクセス権の詐称

トークンベースの認証システム (OAuth のコア) が現在よく利用されている最大の理由のひとつには、「適切に実装されれば」サードパーティアプリサービスに各ユーザの認証情報 (パスワード等) を提供しなくて済むという点があります。サードパーティに個人ユーザの認証情報を渡すのは、以下の理由から望ましくありません:

上記の問題点は、OAuth だけでなくあらゆるトークンベースの認証システムでも回避できます。よくOAuth の強みとして挙げられていますが、独自というわけでは全然なくて、他にも同じ強みを実現しつつOAuth の弱点のない選択肢はあるのです。

さて、確固とした土台に基づいてはいるものの、「普通の実装における」OAuth は、上記の問題を回避しようとして以下のような手順に沿ってシステムに情報を提供します:

  1. ユーザサードパーティアプリ/サービス (たとえば AFCP) を訪ねて、特定のサービスと統合したいことを知らせる。
  2. AFCP は、EVS でホスティングされた特別なログインページを出してユーザに EVS の認証情報を入力させる。
  3. EVS は、その指定したアクセスレベルユーザが本当にサードパーティ (AFCP) へ与えたいのか確認する。
  4. EVS は AFCP に一種のトークン (複数の場合もある) を提供し、各種 APIコールに使えるようにする。

このトークンユーザの認証情報ではありませんから、そしてひとりのユーザひとつアプリの組み合わせだけに有効で、指定された権限しか持たず、あとから破棄されるようになっていますから、きちんと前述の問題点を回避しているように思えます。しかし実際には、ちゃんとした土台を核として持っているにも関わらず、OAuth の普通の実装で使われているこのフローは、上に挙げた問題すべてに対処しているとは言えません。

この設計はそもそも危険なスタート地点から始まっています。セキュアなプラットフォーム設計の第一原則は、危険な地点から始まったものは既にダメ、逆転不可能、ということです。手順 1 のせいで、EVS 自体ではなく EVS を利用するサービスから始まっているので、ユーザは最初の一歩からして中間者攻撃を受けたような状態にあります。これは、かかってきた電話に個人情報や口座番号などを教えるようなもので、自分の使っているサービスの者だと名乗っていますが、番号が本物かどうか分からなかったり非通知だったり、という場面のコンピュータ版だと言えます。最近はこういう詐欺がたくさんありますから具体例を挙げる必要はありませんね。要点は、接続を開始する相手が信用できなければ、その接続は一切信用できないということです。EVS 自体の側から手順を始めるのでない限り、上に挙げた目標をすべて実現する API 利用のためのセキュアな認証システムは設計不可能です。

(略: 手順 2 で、それっぽいページに誘導すれば認証情報を盗める)

(略: そうした詐欺を企業自体が後押ししているような風潮もある)

(略:スタンドアロンアプリなら、ログインを詐称する必要すらない)

この種の攻撃は前述のセキュリティ文書で「4.1.4.脆弱性を突かれたブラウザ組み込みブラウザを使ったエンドユーザ認証情報のフィッシング脅威」として分類されています。提案されている解決策は?

クライアントアプリユーザに直接認証情報を求めることは避けるべきだ。加えて、エンドユーザフィッシングや良い習慣について教育を受けることもできる。良い習慣は、たとえば信用できるクライアントにしかアクセスしないことだ。OAuth は悪意あるアプリに対していかなる防御策も提供していないので、エンドユーザインストールするネイティブアプリすべての信頼性に自分で責任を負う。

さらに

クライアント開発者は、ユーザから直接に認証情報を集めるようなクライアントアプリを書くべきではなく、システムブラウザのような信用できるシステムコンポーネントにこの役目を移譲すべきだ。

基本的に言って、OAuthセキュリティガイドラインは、OAuth を利用する開発者ユーザを攻撃しようとすべきではないとか、悪いことをしてはならないと言っています。外部の開発者が悪いことをしないことに頼るというのは、正気のサービス設計者が依拠するセキュリティモデルではありません。

私の知る主要なOAuthベースサービスはほぼすべて、ここに概説した手法で攻撃可能です。

OAuth こそセキュリティの新たな金字塔だとお考えの皆さん、目を覚ましてください! 「普通の実装における」OAuth は、始まる前から負けていますよ。OAuth が存在するよりずっと前に実装された数多くのシステムはセキュアで、この問題を効率的に回避しています。残念なことに、あまりに多くのサービスが、せっかくセキュアだったのにインセキュアなOAuthモデルに移行してきました。だれかが開発者管理者に「OAuthもっとセキュア」「先取り思考」「将来への投資」とか何とか素敵な (しかし具体性の皆無な)バズワードを並べたてたからでしょう。ほとんどの場合、こうした変更は本当に既存の問題に対応しているのか、あるいは以前のシステムより幾らかでも良くしてくれるのかどうかをレビューすることさえなく実装されています。

OAuthサービスに偽装

OAuthベースサービス設計でよく見かける間違いは、ブラウザ用に、パラメータひとつとして client_secret (あるいは同様のもの) を受け取るエンドポイントを提供することです。OAuth の client_id と client_secretパラメータは、基本的に言ってサードパーティプラットフォーム固有の APIユーザ名とパスワードと等価ですから、EVS の API を利用する開発者だけにしか知られるべきではありません。パスワード同然のものなのですから、client_secretパラメータは「絶対に」ユーザブラウザを通して送信すべきではありません (ヒント:パラメータ名の中にsecret という言葉が入っているよ)。アプリサービスユーザがその client_id と client_secret を見つけることができる場合、そのユーザはそのサービスのふりをすることができ、潜在的には何かイケナイことができてしまうということになります。さらに注意すべき点として、client_secretパラメータを別の名前にするサービスもありますから、ご自分の関係するサービスをよくチェックして、他のパラメータも秘密にする必要があるのかどうかを調べてください。残念ながら、重要な変数が自分の素性をいつも表に出しているとは限らないため、この問題は意外と多く存在しています。加えて、client_id だけ使う認証フローOAuth の上に乗せるサービスも出てくるでしょう。これには用心してください。特定の状況では、そういう client_id はまさしく client_secret 同然の働きをするのですから。

「普通の実装における」OAuth は、ウェブブラウザを使ってユーザを複数のウェブサイトに移動させるわけで、ひとつサイトから別のサイトに client_id と client_secret (あるいは同様のもの) を送ってもらう必要があります。そうやって、たとえば AFCP と EVS の間でこれらをやりとりするわけですから、ユーザブラウザの HTTP ログをモニタリングすれば、本当に見えてしまいます。これはアプリに組み込まれた独自ブラウザ各種でも、単に右クリックすれば何らかのネットワーク・ログ機能を持つ何らかの inspector にアクセスできてしまう場合などには可能です。

EVS と連携した AFCP にこの欠陥があると、AFCP に少しでもアクセス権限のある職員に本来の権限より多い権限を取得させてしまい、本来アクセスできないはずのところに許可が下りてしまう危険があります。別の例では、仮にFacebookGMail 用のOAuth エンドポイントを利用しているとして、client_id と client_secret の両方がブラウザを通して送信される場合、Facebookユーザは全員GMail に対してFacebookのもののふりをすることができてしまうということです。

この問題は、OAuth エンドポイントユーザウェブブラウザから平文で client_secret を送ってくることを期待するときにはいつも存在します。あるいはそうする必要があると誤解した API利用者が、埋め込むべきでないところにsecret を埋め込むときもです。この脆弱性が存在している可能性が高いのは、エンドポイントが client_secret (または同等品) と redirect_uri の両方を期待する (あるいはオプションとしてでも受け付ける) 場合です。redirect_uriパラメータは、今回のケースで言うと EVS がユーザログインさせたあとでそのブラウザをどこに送るべきか指示するために使うよう設計されています。そうやって redirect_uri がエンドポイントへの転送に使われている場合、その処理はユーザブラウザで実行されることが期待されているわけです。主要なOAuth 文書はどちらも、client_secret と redirect_uri の両方をこうした用途に使うようなケースを指示したり求めたりはしていません。

ざっと検索してみたところ、残念なことに、潜在的に違反の可能性があるそういったOAuthベース API がたくさん見つかります。GoogleOAuth の色々な利用方法を提案していますが、その中に、両方を一緒に使うことを広めるフローひとつあります:

client_secret:開発者コンソールで取得したクライアントパスワード (Android, iOS,Chromeアプリとして登録した場合のオプション)

Citrix もこんな間違いをしています:

(略: 以下、実際に脆弱だと確認したわけではないが、secret と redirect を併記しているサイトが列挙されている。)

Google で 2 分検索しただけでこのリストができました。皆様がもうちょっと労力をかければ、ずっと多く見つかることでしょう。ただし、上記リストは、こうしたサービスのどれかが脆弱だとか、誤用しやすすぎるということを直接に示すものではありません。色々な要素があり、たとえば Zendesk は特にこのケースでは redirect_uriパラメータリダイレクトに使わないと明言していますし、アプリからエンドポイントを呼ぶときはフル機能版ブラウザではなく curl を使うべきだとさえ書いて、開発者が危険なことをするような誤解を極力避けようとしています。それでも、経験の浅い開発者はこうしたエンドポイントを独自ブラウザで読もうとするかもしれません。さらに、この組み合わせが世に出回っているというだけで開発者の警戒心が下がっていき、経験を積んだOAuthベースサービス開発者でさえも似たような状況で潜在的ヤバイ誤用を気にせず適用するようになってきています。特に client_secret が別の名前になって、「秘密を守る」という概念が失われている場合はそうです。

サービスがこの点に関して壊れている指標となるのは、人気のある複数のOAuthライブラリがこのサービスでうまく動かないときです。そういうサービス一般的にいって独自の「SDK」を提供しており、サードパーティ開発者が選んだライブラリではこのフランケンシュタイン的なOAuth が使えないと苦情が来たときにはその SDK を使うよう指示します。こうしたカスタマイズは気付かれないまま進行することも多くあります。開発者の大多数は、SDK が提供されているなら、わざわざ手元のソフトで頑張らずに済ませたいと思うものですから。

この種の攻撃は前述のセキュリティ文書で「4.1.1.クライアント機密情報を取得する脅威」に分類されています。しかしサーバウェブブラウザを使用を要求し client_id と client_secret (または似た用途のもの) を同時に渡させるという具体的な攻撃パターンには一言も言及がありません。おそらく、その文書の執筆陣の予想では、こんな馬鹿げたサービスはだれも設計しないだろうし、その API を使う開発者もそれを独自のウェブブラウザや SDK で使ったりはしないだろうと思っていたのでしょう。こうした開発者OAuth の規格からバラバラに取り出した要素をグチャグチャに混ぜて接着しておいて、自分のプラットフォームOAuth 本来のセキュリティを保持していると思っています。そのツギハギのせいでどんな新しい問題が入り込むかもしれないのに、そこは一顧だにしません。残念ながら、これが近年のOAuth 業界によくあるやり方で、この既に猛威をふるっている問題は、パレード参加者がどんどん増えて、人が使っている手法や、使っている「と思う」手法をコピーしていくことで、とどまるところを知らない連鎖になっています。

おそらく、上記のサービスを使っているシステムのうち、この問題のせいで悪用可能なものは多数あることと思います。特にデスクトップアプリでは、コンパイルされたアプリバイナリから秘密情報がそのまま取り出せることは、サービス側で何も危険なことを要求していなくてもよくあります。GoogleOAuth の使い方を多数提供しているうちで、client_secret と redirect_uri を両方受け取るエンドポイントのことが書いてあるのはたったひとつだけだというのは重要な点です。少なくともGoogle の場合、redirect_uri があっても、このエンドポイントウェブブラウザベースアプリには推奨していません。しかし、だからといって実際に独自ブラウザでそれを使う人や、このフロー標準的ブラウザ用のエンドポイントコピーする人が一切いなくなるはずがありません。それに加え、Google は例外なのであって、世の中にはセキュアなOAuthフローを受け入れず client_secret (や同等品) を常に渡すよう要求する愚かなサービスが今も満ちあふれており、そのフローウェブブラウザを通るときでさえも要求しているのです。さらに悪いことに、こうしたサービスの多くはユーザウェブブラウザを通して「しか」利用できないのですが、これは後ほど詳述します。

前掲のセキュリティ文書は、Permalink |記事への反応(3) | 12:44

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