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8月2日放送のETV特集「火垂るの墓と高畑勲と7冊のノート」を観た。
https://www.ghibli.jp/info/013977/
番組では、これまで存在が知られていなかった7冊の創作ノートが紹介された。高畑は映画『火垂るの墓』において、原作に忠実でありながらも「F清太(ファントム/幽霊)」という独自の視点を加えたことが4冊目のノートで明かされる。原作と異なる重要な点は<思い出のなかの清太>と<幽霊としてのF清太>の二人がいるということだという。F清太は、最後に観客をじっと見つめ、現代の私たちに問いかける存在として描かれている。言われてみれば確かに映画の冒頭と最後にカメラ目線の瞬間がある。長年、心の奥底に染みついていただけだったが、改めて自分がF清太に見られていたことを強く意識させられると同時に、その意味が次第に言語化されてきた。そうか、過去の自分を思い出す幽霊から始まっているのか。過去を思い出し、未来へ目線をむける、その行為に何か深みを感じた。
この映画は、多くの人が指摘していることだが、子どもの頃と大人になってからでは感じ方が変わる。清太は二人で生き抜けると信じて家を出たが、現実は甘くなく、妹を死なせてしまう。その未熟さは、みる大人には悔しさを呼び起こす。
そこに、F清太の俯瞰的な視線を意識してみると今度は、清太の個人の物語を超え、より大きな歴史的な文脈で当時の日本という国の姿と重なって見えてくる。清太は、叔母と決別したあと、東京の親戚の居場所を探そうともせず、叔母との和解を諭した農家や医師の言葉に耳を貸さなかった。和解するチャンスは何度もあったが、戻ろうとはしなかった。その判断は、満州事変以降ABCD包囲網に至るまで、外交解決を放棄して戦争に突き進んだ当時の日本の姿と共鳴しあう。そして節子の死もまた、戦時中に兵士の多くが飢えで亡くなった現実と重なり、戦争が長引き補給が途絶え、国家が国民を守れなくなった姿を映している。空襲のたびに街へでて火事場泥棒を働き、痛快な笑顔で横穴に戻る清太。二人が暮らした水辺は、あたかも戦地となったアジア太平洋すらも想起させる。
内なる他者=F清太は、自分自身の過去の行動を死者の目線で見つめており、時には未来の観客の目をまっすぐに見返してくる。このカメラ視線を意識すればするほど「なぜこんなことになってしまったのか」と、観ている私たち一人ひとりに問いかけているように感じられる。ここには、レヴィナスの<他者>を思わせるものがある。レヴィナスによれば、自己は他者の顔に直面することによって、つまり一方的な応答責任に巻き込まれることによってこそ立ち上がるという(『全体性と無限』)。F清太の視線が観客に向く、その瞬間、私たちは名指され、呼び出され、ただの観客ではなくなる。作品の外でメタな存在であるはずだった私たちは、他者のまなざしを向けられることによって物語の中に引き込まれ、「問われている存在」として主体構成を迫られる。「自分ならどうしたか?」―作品の内と外を隔てる壁を破り、私たち自身の判断と責任を静かに問いかけられる。
番組では、作家・綿矢りさが「子どものころは清太のサバイバルをワクワクしながら観ていた」と語ったのも印象的だった。その感覚は、太平洋戦争開戦直後に「きっと勝てる」と信じていた日本人の空気に通じる。興味深いことに、高畑の絵コンテには、防空壕での痛快なサバイバル生活がもっと丹念に描かれていたが全体の尺の都合から削られたのだという。上映日が迫るなか、高畑本人は自ら切り捨てることを忍び得ず、鈴木敏夫に削除を一任した。番組で紹介された不採用の絵コンテを見る限り、水辺ののどかな生活風景のようだ。編集により、水辺で暮らし始め、父はきっと帰ってくると信じていた清太の胸に去来した観艦式の思い出や軍艦マーチ、そして火事場泥棒などのエピソードが残った。最初は希望に満ちていても、ゆっくりと悲劇が忍び寄る―そうした構造が、上映直前の編集によって鮮明に浮かび上がったように思えた。
物語の転機は、敗戦を知り、父の所属する連合艦隊の壊滅を知る場面だ。<連合艦隊>は単に日本軍というだけではない、海軍のなかでも特別の位置づけをもった組織だ。通常の艦隊や部隊は、海軍省等の指揮命令系統に組み込まれ、直接に天皇と結びつくことはないが、連合艦隊司令長官は「天皇直隷(直属)」という形をとっていた。そこに士官として所属していた清太の父はエリート中のエリートだ。
その連合艦隊に所属する父は清太にとって「何とかしてくれる」存在であり戦争の正義そのものだったが、その希望が崩れ落ちる。その絶望は、敗北を直視できず精神論にすがった国民の姿と重なる。節子が死んだ夜の風雨は枕崎台風だ。この台風で農作物は壊滅し、翌年にかけて1千万人の餓死者が出るのではとの大臣談話が出ていた。そして清太が最期を迎える三ノ宮駅は、父に再会できるかもしれないという一縷の望みにすがった象徴でもあった。見事な演出だ。
そしてF清太の目線は、丘の上からみおろす現代の夜景へと転じ、物語の最後に、いまを生きる私たちに向けられる。その物言わぬ視線はあたかも「清太の行動が未熟に見えたあなた。けれど、あなたが同じ状況に置かれたとき、別の選択が本当にできるといえますか?そうするほかなかった、と空気に流されるのではないですか」と問うているかのようだ。
もっとも、ここまで述べた感想はF清太に焦点を当てた深読みの試みにすぎない。『火垂るの墓』の99.9%を占めるのは、やはり胸を締めつけるような少年の悔恨であり、戦時下のどうしようもない状況、飢餓といった普遍的なテーマだ。その圧倒的な描写力に観るたび心を揺さぶられる。しかし、その感傷のただなかで、最後にF清太がふと視聴者に向けた視線だけは、別のすごみがある。全体の流れからすればわずか1秒足らずに過ぎないが、その一瞬にメタな視点からのメッセージが宿り、感傷を突き抜けた先に観客をつれてゆく力を持っている。川島雄三的な手法だ。
清太が叔母の家を出たのは、彼の自立的な選択だったのだろうか。清太の行動はむしろ、「しょうがない」の状況に流された形にみえる。東京の親戚を訪ねれば?との叔母の問いにも「だって居場所知らない」というつぶやきも状況を受け入れているにすぎない。国家もまた、ABCD包囲網を前に「他に道はない」と繰り返しながら、実際には〈選択不能性〉を自己演出し、主体的責任を回避した。ここに丸山眞男が「無責任の体系」と呼んだ入れ子の構造が垣間見える。
しかし、その<仕方のなさ>の感覚は、まぎれもない当時の人々にとっての記憶だ。戦後、戦争の記憶を語らない人も多かった。「あのときは選びようがなかった」という感覚は、語れば外からの価値観に塗り替えられてしまうという恐れを呼び起こす。占領下の日本でGHQの統制下、180度価値観が転換されるといわれた時代、戦争を生きた記憶は、勝者の正義の空気の中で、語ればすぐに記憶が塗り替えられてしまう。語れば壊れてしまう記憶を守るための沈黙はとてもよく理解できる。<反省>という行為は進歩の感覚がセットになると、胡散臭さが付きまとう。日本は生まれ変わるのだといわれてもなと。冒頭の三ノ宮駅での通りすがりの人の「もうすぐ米軍が来るというのに、恥やで、こんなんおったら」は象徴的だ。結果として人々は沈黙していたのではないだろうか。
終戦直後、小林秀雄は「近代の超克」を自省する知識人たちを相手に、「僕は無智だから反省なぞしない。利巧な奴はたんと反省してみるがいいじゃないか」と言い放った。知識人たちの総括に対する小林の態度は考えさせられる。小林は戦前から一貫して進歩主義に基づくマルクス主義史観には距離を置く発言をしてきた文化人だ。
また、反省という言葉を聞くたびに思い出すのは岸田秀だ。「ものぐさ精神分析」のエッセイ集のなかで、酒を飲んでやらかしてしまったときの自己嫌悪を例に挙げ、なぜ反省しているのに何度も同じことを繰り返すのか、そもそも「自己嫌悪」とは何かを分析した。自己嫌悪に効果がなく同じことを繰り返してしまうのは、<倫理的に覚醒した自分>が<コントロールを失って暴れた自分>を自省し、本来の自分は倫理的で、酔って暴れた自分は本来の自分ではなかったという卑怯な立ち位置のもとで成り立っているからだと喝破した。これは「まだ本気を出していないだけ」の思考回路と同じだ。
同じことが、戦争の記憶もいえるはずだ。特に戦中派(特攻世代)の一つ上の世代の記憶。
太平洋戦争末期を思春期・青年期に過ごした戦中派と異なり、それ以前の世代の戦争の記憶は同じ戦時下といっても微妙に異なったものだっただろう。戦争が泥沼化するに伴い、決して人に言いたくない血塗られた戦闘に巻き込まれた世代だ。長期化する日中戦争に伴う厭戦気分と士気の低下が増大するにつれ、あとに続く若い世代の忠義心がむしろ煽られるのを目の当たりにしていたし、強い責任感とともにお国のために尽くす自己犠牲の美学に傾倒するさまをみていたはずだ。この世代の葛藤を描いだドラマ作品に、山田洋次原作『少年寅次郎』(脚本・岡田惠和)がある。戦地から戻った寅次郎の父が罪悪感から娘さくらの顔を直視できなくなる場面がある。彼は中国戦線で同じ年ごろの子どもを殺していたからだ。その罪の重みと、生きていかなければならない現実とのあいだで沈黙する姿が描かれる。アジア太平洋への侵略を後世の人間が反省するとき、被害者側や左派の論理で都合よく記憶が加工されてしまうが、それは本当に反省といえるのか。歴史は被害者の記憶で塗りつぶせばいいわけではないはずだ。これが右派もしくは保守の大方の感覚だろう。そして保守もまた、お国のために尽くし自らの経験と責任を美しく語れる世代と、戦地で自ら手を血に染めた禍々しい記憶を胸に沈黙する世代に断絶が生じ、結果として戦後、記憶をより美しく語ったほうが、あたかも風化に耐えた岩盤のような面持ちで保守の本流になっていった。右派も記憶の加工に加担しているのだ。語られぬ記憶による生存者バイアス、そして私たちが何を記憶としてすくい取るか、その流れ自体が、戦争の記憶の複雑さを物語る。
しかし、そんな個人としての記憶のしまい方は、将来世代が戦争を止める契機を奪う力学としても作用することに次第に気づかされる。「あの頃はどうしようもなかった」という思い出は、欺瞞的な反省への個人の抵抗ではあっても、やはり将来世代には反省を承継しなければならない思いも強まる。小林秀雄は、歴史は上手に思い出すことだ、といった。しかし、後世の人はえてして都合のいいことしか思い出さない。記憶の封印によって社会が戦争を忘却するくらいなら、という思いで晩年になって初めて戦争の記憶を語り始める人もしばしばみられる。それは、自らの死の間際になると、社会の忘却のダイナミズムが見え始めるからではないだろうか。
火垂るの墓に対して宮崎駿がどのように思っていたかは番組では紹介されなかった。
同じ終戦前後の少年の内面を描いた宮崎の作品として『君たちはどう生きるか』がある。もし高畑のアプローチがレヴィナス的な<他者>であったとすれば、宮崎のそれはヘーゲル的な<承認>の構造を想起させる。新しい母との関係を受け入れられない眞人にとって異世界への旅は必然であり、死者や過去の存在と出会い、その言葉に耳を傾けることが自らを見つめ直すきっかけとなった。それは、自己意識が他者との対話を通じた承認によって成り立つというヘーゲル的テーゼを思わせる。他の宮崎作品をみても、むしろ近代的な自我—対話と承認、責任の引き受けといった構造の中で人間の成長を描こうとする傾向がみてとれる。「泣くときは一人で泣け(風立ちぬのカプローニ伯爵)」や「じたばたするしかないよ(魔女の宅急便の森の絵かき)」、「今からお前の名前は千だ(湯婆婆)」など成長と自立を促すダイアローグが宮崎アニメに特徴的だ。
これに対して「火垂るの墓」では、他者との対話よりも、むしろ「思い出す」ことが大きな意味を持つ。叔母の家を離れた理由も、節子の死後に池へ戻らなかった理由も明示されない。ときには悔恨を滲ませる表情でF清太に思い出されるだけだ。西宮のおばさんが母の着物を米と交換するのを節子が泣いて嫌がるシーンで、耳をふさいで苦悩するF清太の表情は忘れがたい。
高畑作品のもう一つの特徴は、人々が主人公に過度に伴走しないことだ。叔母さんの描き方にそれは表れており、主人公を見放すひとには見放すひとなりの人生がある。だからこそ、視聴者はときに西宮のおばさんに共感を寄せたりもする。これは<思い出す>ことを重視した高畑ならではの演出手法であり、主人公がどうであろうと、人にはその人なりの人生があり、決して主人公に語りかけるためにだけ登場するわけでも、寄り添っているわけでもない。これは、視聴者の視点を固定し、常にだれかに見守られて成長するお姫様・王子様特性の主人公を描いてきた宮崎駿作品とは対照的だ。
<思い出す主体>を用意する手法は『おもいでぽろぽろ(1991)』にも表れる。記憶の中の小学四年生の自分という思い出を<内なる他者>として宿し、現在の自分=タエ子27歳が過去を振り返り、沈黙していた感情や語られなかった出来事に光を当てるという手法である。そこでは、言葉にされなかった過去とともに今を生き続ける姿勢が描かれており、<思い出す主体>であるタエ子27歳とF清太の視線は同じ構造を持つ。つまり、高畑は「語られなさ」をただの欠落ではなく、むしろ思い出すことを通じて現在を形づくる力として示している。
高畑・宮崎の両者が描いたのは、どちらも「戦争と少年の魂」であった。両者はまったく異なるアプローチながら、しかし同じ戦後を見つめていた。宮崎は、自我が他者との対話や承認によって確立されるという弁証法的な構造を物語に組み込み、言葉や応答を通じた関係性の中で成長を描こうとしたのに対し、高畑は「語られなさ」に宿る沈黙の力ー思い出すことで再生される倫理に重心を置いた。高畑勲は『火垂るの墓』を通じてどこまで人間の真実に迫れるかを静かに証明してみせたのだと思う。
「君たちはどう生きるか」に見られる過剰なまでの<対話>は、『火垂るの墓』に対話がなく沈黙に包まれていることとの見事な対比をなす。高畑は、あえて沈黙した視線を通じて「別の選択」の可能性を観客の私たちに突きつけた。「そうするよりほかになかった」状況、それが水辺でのサバイバルであれ、太平洋戦争であれ、それを回避する主体的な<選択>の余地は本当になかったんですか?と。それを対話ではなく、沈黙の視線で表現した。それがラストシーンでふと一瞬、観客のほうに視線をむけるF清太なのだ。
これは、<記憶を語らない>ことで選択を拒否し、結果として空気に流されてしまう私たちの精神構造を映し出しつつ、同時に、後世の人が<思い出す行為>を通じて「いかに主体的に選択しうるのか」を問いかける――その両義性を体現した見事な映像表現というほかない。比較すると、救いの構造が異なる二人の巨人のすごさがわかる。
高畑の手法は小林秀雄風にいうならば、歴史を上手に思い出せるんですか?という問いになろう。小林がいうように、人は不完全であり、過去をまっすぐ生きてきた人の手触りを感じることは難しい。上手に思い出すというのは実は難しいことだ。むしろ、現在の価値観(民主主義や人権)によって自分たちは成熟している、進歩しているという思い込みで邪魔されてしまう。当時の人々の生を未来の人しか知らないフレームに当てはめてしまい、他人事としてしか理解できないというのは往々にしてあるのではなかろうか。ここまで言葉にしてきたやや穿ち過ぎな分析がまさに記憶を台無しにする悪い見本だ、ということも含めて。
この間、ETV特集でやってた「ねちねちと、問う 」ってのを観たんだ。これがまた、いろいろ考えさせられる内容でさ。
メインは京大の宮野公樹先生。もともと金属の研究でバリバリやってたのに、いきなり「学問とは何か」とかいう学問論に転向しちゃったっていう、なかなかの変人。息子さん3人とも不登校にさせてるってのもすごい。アナーキストっぽいのに、超有名国立大学に籍を置いてる矛盾もまた味わい深い。先生曰く、社会的な価値のある金になる研究より、自分の好きなことを研究できたらいいのに、って。「社会のものさし」じゃなくて「自分のものさし」で幸せを測ろうぜ!って話。
まあ、言ってることはめちゃくちゃわかる。でもさ、これって結構理想論じゃね?って思うわけ。人間ってのはどうしたって他人と比べちゃう生き物じゃん。俺だって、街中でカップル見かけなきゃ、別に恋愛なんてしたいと思わないかもしれん。見ちゃうから、比べちゃうから、俺もパートナー欲しい、って躍起になる。理性では、どうでもいいこと、って分かってても、本能が競争に勝とうとしちゃうんだよな。となると、「社会のものさし」って一体なんなんだろうな。
番組にはもう二人、印象的な人が出てきた。
一人は半導体メーカーの部長、守屋周さん。典型的な仕事デキる人で、ガンガン仕事こなしてたんだけど、宮野先生のプログラムに参加して考え方が変わったらしい。上司に相談して仕事量を減らしてもらったってんだから、この会社もすごい。まさに「自分のものさし」を取り戻そうとしてる感じ。
もう一人は名城大学の武藤将道先生。昆虫の研究してるんだけど、テーマがニッチすぎて科研費がなかなか通らないのが悩み。宮野先生とは逆の境遇だね。でも、この先生、ゴキブリを手づかみで標本にするくらいのガチ勢。宮野先生のワークショップで一般の人に研究テーマを公開したら、意外にも興味を持つ人がいて励まされたり、大学では、先生の研究をやりたい、って学生が出てきたり。これって、「自分のものさし」で研究してたら、結果的に「社会のものさし」でも評価されて自己肯定感上がってるパターンじゃん? あれ? どっちだ?
ふと思ったんだけど、ちょっと前までスマホが普及してなかった発展途上国って、メディアがあんまり発達してないから比較対象がいなくて幸福度高かった、みたいな話あったよな。インターネットって、否応なしに他人のキラキラ生活とかを見せつけてくるから、「自分のものさし」をいとも簡単にへし折ってくる凶器でもあるよな。グローバル化ってのは、良くも悪くもこのインターネットとセットだ。そういや、トマス・モアのユートピアも、外界から隔離された島だったっけ。
結局のところ、「自分のものさし」を確立したぜ!って思っても、隣の芝生が青く見えたり、ネットでマウント取られたりしたら、一瞬でグラついちゃうのが人間なのかもしれんな。宮野先生、どうやったらその境地にたどり着けるんですか? ねちねちと問いたい。
「地面師たち」とか「正直不動産」とか好きな奴は絶対おもしろいから見ろ。
札幌の一等地の土地が再開発のために更地になるまでのドキュメンタリー。
1000番地土地と人間に関するリポート -ETV特集 -NHK
https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/8Q2XZWK77X/
札幌中心部、絶好の立地に810坪の真四角の土地がある。明治時代に屯田兵が開墾し、「1000番地」と名づけられた土地。築98年の長屋が駐車場の中にポツンと建つ。居酒屋などが入り、長年、酔客を迎え入れてきた。ただ不動産業界では“眠った土地”として有名だった。4月、再開発のため、更地となった。150年前は原生林だった土地。そこから始まった人間たちの数奇な運命。土地をめぐる「有限であり無限な価値」の物語。
登場人物がみんなキャラクターがしっかりしてて面白いんだ。居酒屋のママ、地元の不動産屋の親父と二代目、東京のタワマンディベロッパーの社員、土地を開墾した開拓者の子孫まで取材する。
1000番地土地と人間に関するリポート -ETV特集 -NHK
https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/8Q2XZWK77X/
札幌中心部、絶好の立地に810坪の真四角の土地がある。明治時代に屯田兵が開墾し、「1000番地」と名づけられた土地。築98年の長屋が駐車場の中にポツンと建つ。居酒屋などが入り、長年、酔客を迎え入れてきた。ただ不動産業界では“眠った土地”として有名だった。4月、再開発のため、更地となった。150年前は原生林だった土地。そこから始まった人間たちの数奇な運命。土地をめぐる「有限であり無限な価値」の物語。
立ち退かされる居酒屋視点だけでなく立ち退かせる不動産屋やタワマン建てる開発業者の視点も入る。
さらには屯田兵の時代まで遡って原生林を開墾した人の人生を追いかけ台湾にまで飛ぶ。
必見だわ
以前なら手術患者の付き添い専用の待合室が使えたのだが、まだ使用不可の状態。
以前なら家族総出の付き添いとか見かけたりしたが、付き添いは2人までに限定。
手術前の検査であっちこっち回ると、同じく手術当日らしき3人組(患者+付き添い2人)をちらほら見かける。
手術室へ向かう家族を見送り、一般の通院患者らと同じ待合スペースで手術中の時間を潰す。
待合スペース、同様に患者を見送った付き添い2人をちらほら見かける。
検査であっちこっち回った際に見かけてたり、長時間待合スペースにずっといるのでそれとわかる。
3人組、手術する父or母、付き添いの母or父、もう1人の付き添いに成人した子供、てパターンが多い。
で、付き添う子供が娘ばかり。漏れ聞こえる話の内容からするに義父母+嫁ではない。
手術後の見舞い。
一時期よりは緩和されたものの、1日につき1人まで15分以内。
病棟入り口のインターホンで申し込むとナースステーションで制限時間書いたテープを腕にペタリと貼られる。
認知症家族NPOの人が、「昔は相談に来たのは認知症患者の長男の嫁。今は相談に来るのは認知症患者の実の娘。長男の嫁の負担は減ったが、女性に負担がかかる構図に変化はない」って言ってたわ。
赤い靴を履いて~作家有吉佐和子の問いかけ~ -ETV特集 -NHK
https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/R3X3G7V24G/
認知症介護の実態を描く1972年出版の小説『恍惚の人』に対する社会の反響を示すナレーションで、
みたいに言ってたが、おかしいだろ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87#%E5%90%8D%E7%A7%B0%E5%A4%89%E6%9B%B4
“日本老年医学会において、2004年3月に柴山漠人が「『痴呆』という言葉が差別的である」と問題提起したのを受け~2004年12月24日付で、法令用語を変更すべきだとの報告書(「痴呆」に替わる用語に関する検討会報告書)がまとめられ~「認知症」を使用する旨の協力依頼の通知を出した”
「ボケ老人」や「痴呆」は今じゃ放送コードに引っ掛かって使えないの?
だったら言い回しを工夫しないと。
「■なぜかノーコメントでブクマをつける奴は何が目的か」anond:20210305165140を見て調べてみたくなったのだけど、この増田はファーストブクマ、セカンドブクマに限った話のようなので関係なかった。
ブコメが付かないエントリは[あとで読む]がたくさん付くエントリと似た顔ぶれ。ということはおそらくあとで読みたいのだろう。資産運用や売上などお金関係のエントリが入ったのが[あとで読む]が付くエントリとは少し異なる点か。
ブコメ数が多いエントリは政治系、○○イズム系が多い。サイトとしては朝日新聞系列と増田が目立つ。
| 無言or匿名ブクマ数 | ブクマ数 | 無言or匿名ブクマ率 | タイトル |
|---|---|---|---|
| 2357 | 2715 | 87% | 大学の恩師に教わった、「なにがわからないか、わからない」ときの質問のしかた。 | Books&Apps |
| 1698 | 1814 | 94% | 最初の一歩を踏み出すという汎用的な技術 - 本しゃぶり |
| 1616 | 1805 | 90% | メルカリが検索に「売り切れ品」を置く理由、初期のLINEが友だち追加を「電話番号マッチング」に絞った理由など、アプリのマーケティング施策まとめ30|アプリマーケティング研究所 |
| 1550 | 1717 | 90% | ASCII.jp:天才プログラマー・オードリーさんがたった200行で効果的なアプリを作れる秘訣 |
| 1469 | 1931 | 76% | 森氏辞任に考える 日本社会に残る無意味な風習:日本経済新聞 |
| 1391 | 1465 | 95% | 線形代数をアニメーションで幾何学的に簡単に理解できる36記事まとめ| HEADBOOST |
| 1385 | 1454 | 95% | 暇を潰せそうなサイトを沢山見つけたので貼りまくる:哲学ニュースnwk |
| 1339 | 1568 | 85% | 「140秒とは思えない満足感」「なぜこれだけの傑作が埋もれているのか」 崩壊した日本を旅する“最後の動画配信者”のショートフィルムが話題(1/2 ページ) -ねとらぼ |
| 1236 | 1430 | 86% | 游ゴシックの話題の解説 |anond.hatelabo.jp |
| 1214 | 1337 | 91% | EXPERIENCEJAPAN PICTOGRAMS |
| 1161 | 1562 | 74% | 私は一ヶ月後、この牛を殺します。〜私がヴィーガンにならないと決めるまで〜 | ロカフレ |
| 1098 | 1269 | 87% | メルカリ、「無意識(アンコンシャス)バイアスワークショップ」の社内研修資料を無償公開 |株式会社メルカリ |
| 1059 | 1304 | 81% | (追記あり)地味な資産運用で1億円を達成した |anond.hatelabo.jp |
| 1056 | 1192 | 89% | ゲームを作ったらハリウッドから映画化オファーが来た話 - Hirayaブログ |
| 1013 | 1330 | 76% | オーケーとその他スーパーたち - 14店舗のフィールドワークと500人のアンケートでわかったシンプルな結論|太田正伸|note |
| 988 | 1127 | 88% | 36歳で印刷会社の社長になった僕が、減り続ける売上をなんとか立て直した話|工藤太一/印刷会社二代目/glassy株式会社代表取締役|note |
| 982 | 1200 | 82% | 「こんなん履いててプログラミングできるわけない」天才プログラマー登大遊氏が情熱大陸に登場、名言を連発しザワつくTL -Togetter |
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| 943 | 1145 | 82% | 新宿うまいカレー屋多すぎん? - かみぽわーる |
| 912 | 1286 | 71% | 「遺伝的アルゴリズムで最高にエッチな画像を作ろう!」がGoogleに怒られた話|群青ちきん|note |
| ブコメ数 | ブクマ数 | ブコメ率 | タイトル |
|---|---|---|---|
| 894 | 1449 | 62% | 女性がたくさん入っている会議は時間かかる」森喜朗氏:朝日新聞デジタル |
| 636 | 951 | 67% | 橋本氏は「男みたいな性格、ハグ当たり前」自民・竹下氏:朝日新聞デジタル |
| 593 | 1060 | 56% | 「そこまで言うんなら結婚しなきゃいい、みんな天皇の子」ETV特集夫婦別姓に反対の亀井静香氏のインタビューが恫喝やセクハラ発言で批判殺到 #ETV特集 | まとめ部 |
| 508 | 727 | 70% | 森の叩かれぶりを見てるとアホらしいなあって |anond.hatelabo.jp |
| 506 | 841 | 60% | 自民、女性議員が幹部会議に出席案 ただし発言権はなし:朝日新聞デジタル |
| 491 | 732 | 67% | ワクチン接種“2回をやめ1回に” 自民党内で検討|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト |
| 487 | 792 | 61% | 老人に価値観アップデートを求めすぎるのもなぁ |anond.hatelabo.jp |
| 484 | 666 | 73% | はてな民の思考回路がまじで理解出来ない |anond.hatelabo.jp |
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| 463 | 815 | 57% | 夫に思ってた結婚生活と違うって言われた |anond.hatelabo.jp |
| 462 | 1931 | 24% | 森氏辞任に考える 日本社会に残る無意味な風習:日本経済新聞 |
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| 427 | 753 | 57% | ノンアルコールを充実させたけど、辞めた話 |anond.hatelabo.jp |
| 411 | 660 | 62% | 「(笑)は、ちょっともう古い」 20代に聞いた、(笑)・笑・w・wwwのどれを使うべきか問題 | 文春オンライン |
| 411 | 757 | 54% | 地方で子どもに与えられる文化資本 |anond.hatelabo.jp |
| 407 | 512 | 79% | いつも不思議なんだけどみんなコンビニで何買ってんの?高いし品揃え悪い.. |anond.hatelabo.jp |
| 407 | 616 | 66% | 川淵三郎氏、就任前向き 旧知の森氏に涙流し「気の毒」 -東京オリンピック:朝日新聞デジタル |
| 406 | 909 | 45% | 「大人の半分はお酒を飲まない」という飲食店にとっての「不都合な真実」|子安大輔 |
| 404 | 905 | 45% | shinshinoharaonTwitter: "嫁さんがいまだに衝撃だった、というエピソード。 息子が赤ん坊のころ、嫁さんに世話を頼まれた。ミルクを飲ませ、ゲップさせ、寝転ばせておいた。すると、赤ん坊が泣き出した。" |
| 401 | 1562 | 26% | 私は一ヶ月後、この牛を殺します。〜私がヴィーガンにならないと決めるまで〜 | ロカフレ |
| ブコメ数 | ブクマ数 | ブコメ率 | タイトル |
|---|---|---|---|
| 327 | 395 | 83% | すごい頭悪そうな単語を使いたい |anond.hatelabo.jp |
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| 350 | 468 | 75% | なんで日本人って「悪には悪の正義がある」みたいな話が大好きなの? |anond.hatelabo.jp |
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| 343 | 462 | 74% | なぜネットでは方言があまり使われないのか |anond.hatelabo.jp |
大喜利系、しゃべり場系増田はこうなるらしい。これ系増田で無言ブクマするのはなぜだろう。あとでブコメのほうを眺めたいのかもしれない。
「そこまで言うんなら結婚しなきゃいい、みんな天皇の子」ETV特集 夫婦別姓に反対の亀井静香氏のインタビューが恫喝やセクハラ発言で批判殺到 #ETV特集 | まとめ部
こうした意見は、前にも見たことあるなぁと思ってたら・・・やっぱりこいつか!
田母神俊雄さん「女性は愛する男性の姓を名乗ることに喜びを感じる人が多いのではないかと私は思う」選択的夫婦別姓に賛成7割とのニュースに | ガジェット通信 GetNews
今朝のNHKのニュース、世論調査で夫婦別姓に賛成が7割だとか。信じられないがこれも日本ぶち壊しの一つか。田中さんの奥さんが鈴木さんで鈴木さんの奥さんが田中さんだとか言ったら混乱を招くだけだ。女性は愛する男性の姓を名乗ることに喜びを感じる人が多いのではないかと私は思う。
日本会議的な保守層は、日本国はこうあらねばならない、みたいな思想で凝り固まっているからで、この選択的夫婦別姓にめちゃくちゃこだわるのである。
恐るべき、日本の家制度にこだわる人たちで、結婚というものは、女性が男性の家に入って、家のために奉仕する存在であり、だから「嫁ぐ」というのである、みたいな。
この日本の伝統(伝統ってあのね・・・)を壊すのが選択的夫婦別姓であると言って憚らない。
どんだけ女性蔑視やねん、お前ら。
そしてここに、自分の意見などない、ネトウヨ・サヨク嫌い層などが加担する。
論理などここにはない。「選択的夫婦別姓絶対認めない」は、こいつらの牙城に過ぎないのである。世界の恥と言っていい。だって、選択的夫婦別姓を認めない国など、他にないからだ。
議員比率からジェンダーギャップ指数から何から何まで、ほんとに男女差がものすごいことになってるのに、法律的には男女平等だ? アホぬかせ。女性差別のきついインドと日本の女性議員比率はほとんど変わらない。
一体この国って何なんだ?
NHK Eテレ ETV特集 土11:00~11:59 http://www.nhk.or.jp/etv21c/
NHK地方発ドキュメンタリー 月24:40~25:25 http://www4.nhk.or.jp/chihouhatsu/ ※硬派、率直
日テレ NNNドキュメント 日曜深夜 http://www.ntv.co.jp/document/
TBS 報道の魂 第1・3日曜深夜 http://www.tbs.co.jp/houtama/index-j.html ※東京では見られない?
フジ ザ・ノンフィクション 日14:00~14:55 http://www.fujitv.co.jp/b_hp/thenonfx/ ※定番、柔らかめ
フジ FNSドキュメンタリー大賞 日不定期 http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/
フジ NONFIX 水深夜 http://www.fujitv.co.jp/nonfix/index.html ※挑戦的、いまどき
テレ朝 テレメンタリー 月27:10~ http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/
●ドキュメンタリーをよく作ってる制作会社(同じ番組枠でも制作会社やDによってテイストが変わる)大手思い出せん
ラダック http://ladak.jp/
ドキュメンタリージャパン http://www.documentaryjapan.com/
HAXEN http://www.haxen.co.jp/index.html
テレコムスタッフ http://www.telecomstaff.co.jp/ ★良質