
はてなキーワード:10年代とは
顕彰馬の隠れた基準として「10年あたり4頭」というものがある。
これまでの顕彰馬を生年で区切れば、
1930年代生:2頭
1940年代生:4頭
1950年代生:4頭
1960年代生:4頭
1970年代生:4頭
1980年代生:6頭
1990年代生:4頭
2000年代生:6頭
2010年代生:4頭
と、このように概ね4頭で揃っていることがわかる。
ただ来年、オジュウチョウサンが殿堂入りすれば、10年代は5頭になる。
近年は日本馬の活躍の幅が広がってきたことを考えると「5頭前後」くらいに考えるのがいいかもしれない。
なお、オジュウチョウサンが落選したことに反発する向きがあるが、制度として考えればすぐに選出する必要はない。
MLBの殿堂入りの話だったと思うが「時間をかけて選考するために初年度の候補には投票しない」という記者も見たことがある。
オジュウに限らず、一発選出にこだわるのはファンのワガママでしかないと心得るべきだ。
それはさておき。
こうして眺めると顕彰馬は出し過ぎもせず出し渋りもせず意外といいペースを保っている。
ファンが言うようにあれも入れろこれも入れろとやっていると年度代表馬と大して変わらなくなってしまう。
それこそ年度代表馬は「10年間で10頭」、いや複数回受賞も考えれば9頭8頭となるのだから、顕彰馬が「10年間で6頭」でも多すぎるくらいだ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4771833394672812929/comment/punkgame
鉄心入ってるブーツも出てるわよ
俺のも入ってる
それに調べもしない輩がスターをつけてる
ほんと終わってるわ
この動画めちゃくちゃよくまとめられてるなぁ
俺がネクソンゲーで軽く廃ってたのはアスガルド、テイルズウィーバー、マビノギの頃だから20年前くらいか
17年前くらいはNCSOFTゲーや台湾Gamaniaゲー、13年前くらいはTERAや黒砂やToSといった韓国大作MMO、10年くらい前からは国産スマホアイドル音ゲー、5年くらい前からは中国miHoYoゲーに没入してるから
ネクソンゲーを離れたあとの十数年間にこんなことがあったんだな
まあ実際には3ヶ月くらいは続けてたネトゲがMOアクションや国産含めても50本ほどはあったし、10年代に入ってスマホゲーが増えてからは長続きしないしょーもないアプリゲーやブラゲーを200本くらいは触ってきたけど
ちなみに俺はアラド戦記じゃなくてエルソード派だったからその点ではネクソン贔屓というわけじゃなくてNHN(ハンゲ)側だな
MMOの枠内でいうなら一番好きで開発者の技術力の高さにも一番敬意を抱いてたのはネクソンのマビノギだった
ナオのアニメーションやアニメ絵のNPCひとりひとりに専用曲やテーマ曲や好感度があるアニメオタク心をくすぐる精神はブルアカに繋がっていったんだろうな
まああそこまでコテコテに萌えハーレムされるとちょっと好みじゃないから俺はブルアカは触れてないけど
かといってマビノギ英雄伝みたいにリアルっぽくされてもスンッ…ってなるんだけどね、一応そっちも初期は結構遊んだけども
ほどよい感じのアニメ系が良いのよ
陳腐は語弊があるが
平凡もちょっと語弊がある
これ
https://togetter.com/li/2539066
従来のガンダムって、正しくSFしてて、未知の技術を使っている感じを出すために見たことないような機器のデザインをしていたんだよね
多くのSF作品はそうやってるし、それがSFの醍醐味だとも思う
そういう作品では「いかにこの世界が面白いか」を説明するんだけど
残念ながら、個人的にはそういうの興味ないんだよね
一方でジークアクスは、機器やアイテム、あるいは制服やキャラもかなりリアル寄りになっている
どこかで見た、なんならちょっと古臭い(90〜10年代くらいに見たような)見た目をしている
こういうアイテムを出すと、その世界が陳腐でつまらないものに感じられるはずなので、「何でこんなことを?」と思うかもしれないが
こういったデザインは「その世界が現実と同じだ」と教えてくれるんだよね
時代も場所も違うけど、現実と同じような人間関係があって、現実と同じような悩みがある、たまたまそこに生まれただけの主人公の話ですよと訴える効果がある
個人的にはこっちの方が大好きで、だからジークアクスは初めて最後まで見れるガンダムになりそうなんだけど
これSFじゃないよなーっていう心配はちょっとしてる、まあ面白けりゃ良いんだろうけど
SF的オブジェと、嫌になるくらい現実的な景色の両方を同じ画角に映すことでギャップを生み出す手法
フリクリだってパンをこねるロボとか、日常に溶け込むプラントとか
マンガ読みの間では知られた'10年代の戦争マンガの名作"cocoon"が8月NHK放送予定でアニメ化されたんだけども
ジブリ出身スタッフが設立した新鋭スタジオ・株式会社ササユリの制作なもんで、画づくりがまさにジブリ
3月NHKBS先行放送直前というタイミングでOpenAIによるジブリ風生成プロパガンダが勃興
ほぼのれん分けとはいえ、ジブリの名前ではないスタジオがジブリっぽい絵を描いた作品を出すタイミングとしてはあまりにも最悪すぎる
あとそのササユリが「Grokさんに聞いてみた結果が・・・!?!?」とか言ってスクショポストしてるもので(https://x.com/sasayuricafe/status/1894559247519944780https://archive.md/V1UnU )
なんか頭痛いな…
唯一の救いと言えば、先行放送見てるのBS見られる原作ファンとコアなアニメフリークぐらいしかいないというところで、やいのやいの言われなかったこと
00年代後半から10年代前半あたりは、確かに妙なボードゲームをやる会の勧誘が盛んにされていたな
金融系のセミナーの日程を検索すると、真っ当な先物取引業者や投資ファンド(そういう業界がそもそも真っ当なのかという問題は脇に置く)主催の講演に混ざって、ようわからん団体の会合がヒットしてたものだ
内容はタイトルの通り。
20代中盤の男です。
Xの男女論にハマったのは20歳くらいの頃。
当時非モテ童貞を拗らせていた俺は吸い込まれるように男女論にハマってしまった。
非モテ故のコンプレックスや怒り・憎悪の精神的な受け皿だったのか。
どうして誠実で真面目で優しい俺が女性に愛されないのか。
(自分がそう思い込んでいただけで、本当は誠実でも真面目でも優しくもないんだが。)
今まで認識できていなかった、男が搾取される腐った世界の真実を知れたからなのか。
00年代〜10年代の旧時代の規範、フェミニズム・自由主義諸々が中途半端に混ざった半端な社会の生きづらさやモヤモヤ、不満を解決してくれたのが男女論だったからなのか。
ただ、男女論にハマって精神的な解放が得られても、変わらず俺は童貞のままだった。
世界の真実を理解したのに何故俺は童貞のままなんだ?、と危機感と焦りを抱いていたが、そうやってさまよううちにナンパ界隈に辿り着いた。
男女論界隈とナンパ界隈はカテゴリ的には近く、男女論界隈をウォッチしていればおすすめや関連ツイートでナンパ界隈のポストが流れてくる、それがきっかけでナンパ界隈を知った。
そこからナンパ界隈で外見改善・マッチングアプリ・デートのサイクルを回して童貞を卒業した。
その後もマッチングアプリやSNS・ナンパで数十人の女性とセックスをした。
俺のコンプレックスはそれなりに解消された。
ナンパ界隈でセックスをしたからといって、別に男女論界隈への熱意は変わらなかった。
ただここ最近心境が大きく変わり、男女論に飽きたし疲れたという気持ちがとても強くなっている。
現代の日本は自由恋愛による女性の性的権力によって大半の男性が搾取されている。
日々クソ老人共の意思決定により女権が拡大され、女は調子に乗り、女は社会のリソースを食い潰す愚かな存在である。
女尊男卑の社会に怒りの声を上げていくべきであり、そして女性は制裁を与えられなければいけない。
また、男女論とかどっちもどっちじゃん!(DD論)のような安い冷笑をするつもりは毛頭ない。
女権に対する危機感は常に持ち合わせているし、個人としても、また社会全体としてもこの女尊男卑とは向き合わなければならない。
男女論から離れたとしても男女論は完全シャットアウト!一切この先関与しません!という訳ではない。
ただそれはそれとして、正直男女論界隈にいるメリットはないと思う。
その理由を箇条書きで述べていく。
↓
フェミニズムなんてものはある程度型が決まった陰謀論でしかなく、当然そこに対する反論もある程度型が決まったものになる。
データや統計での反論はすでにフォロワーを多く抱えた大手アカウントが終わらせており今の男女論に新規性のある議論は少ないと感じる。
・バックラッシュそのものは民意によって起こるものでしかない。
X(旧Twitter)でいくら議論を重ねようがチン騎士ゴミ老人共が人口のマイノリティである限り、選挙もチン騎士党が当選し、その意思決定のによって女が優遇される現状に変わりはない。
チン騎士老人共が完全に死に絶え(早く死ね)、さらに女性利権を支えるリソースが限界に達したその時に、民衆による大きな流れで緩やかにバックラッシュが起こるのであり、Xはその一部にすぎない。
そしてバックラッシュの内容も民衆の大きな意思によって形作られるモノであり、フェミ・アンフェ両勢力の望む内容にはならないと個人的には感じたからである。
女権が拡大し社会のリソースが不当に食い潰されていること自体は非常に腹立たしいが、それを俺個人がXで男女論をやっていても、あまり個人的なメリットは無く、時間を浪費するだけだと感じた。
もちろん社会問題に意識を向けるのは非常に大事なのだが、それに囚われすぎて本業や自身の生活が疎かになるのは本末転倒だ。
それなら会社内での昇進を目指す、資格勉強をする、起業やフリーランスに意識を向ける、金融リテラシーや投資を学ぶ。
ナンパ活動を頑張って若い女とセックスをしまくり、金を貢がせる、孕ませる。
そうやって自分の生活を充実させることに注力した方が1145141919810倍有意義だと思ったからである。
男女論界隈でnoteでも売ってマネタイズしようと考えたこともあったが、マーケットが小さく小遣い稼ぎ程度にしかならず、その為に消費する時間・精神的な負荷を考えればデメリットが上回る。
(正確にはマネタイズできる側になれなかった。)
男女論は小さいマーケットの中でインフルエンサーが憎悪を扇動し、マネタイズするという一面が強い。
フェミ・アンフェ共に扇動される側の一般アカウントはカモでしかないのだ。
俺は非モテ時代のコンプレックスや怒りが非常に強く、扇動する側に簡単に悪意や憎悪の感情をコントロールされてしまっていた。
X内で扇動される弱者として時間を浪費する自分に虚しさを感じてしまった。
・単純に飽きた
男女論界隈にいると一般企業・行政がアニメ表現を使用した広告を出す度に頭がパーな女が「ギャオオオオオン!!!性加害ィィィィィィ!!!」と叫びそれに対して男が「うおおおお!!!!女はキチガイ!!!!表自ィィィィィィ!!!!」と返すやりとりを2ヶ月に1回くらい見せられる。
男女論界隈入りたての頃はマジになれたが、流石に5年くらい同じことをやっていると飽きる。
いや表現の自由は大事だし不当な広告規制はあってはならないよ?でもそれはそれとしてこんな不毛なやりとりは個人的には飽きるよ...、こんなことを言えばフェミと戦う戦士として失格の烙印を押されるだろうが、飽きたものは飽きたとしか言えない。
まとめると女権とそれを全力で後押しするクソゴミチン騎士老害は本当に死ねばいいし、女尊男卑に対する危機感は俺の中では消えないし冷笑する気もないが、それはそれとして時間の無駄、そして悪意や憎悪に飲まれる負の感情のデメリットが強すぎてもはや男女論界隈をウォッチする必要性を感じないという話だ。
それでもいつかバックラッシュが起こりフェミや女権への制裁が起こることは常に願っている。
また、男女論が無ければナンパ界隈にも出会わず俺は童貞を拗らせていただろう。
西暦2425年。人類が火星への最初の入植地を建設してから既に2世紀が経過していた。
人類の火星移住計画は、22世紀初頭の核融合技術の確立によって大きく前進した。2112年、実験用核融合炉を搭載したマーズ・パスファインダー号の成功は、それまでの化学推進に頼った火星探査に終止符を打った。6ヶ月を要した地球-火星間の航行時間は、わずか30日に短縮された。
続く30年間で、極軌道上に建設された補給基地と、ヘラス平原の地下氷を利用した最初の居住モジュールが、火星移住の基盤を築いた。しかし、本格的な入植の始まりは、2167年のアルテミス計画からだった。オリンポス山麓に建設された第一居住区は、直径2キロメートルの実験都市だった。わずか200人の入植者たちが、火星の地に人類の新たな歴史を刻み始めた。
転機となったのは、2210年代に実用化された量子重力エンジンだった。惑星間航行時間は10日程度まで短縮され、大規模な移民が可能になった。同時期に確立された火星軌道上での資材製造技術は、巨大ドーム建設の夢を現実のものとした。
現在、火星の人口は800万人を超え、その大半が巨大ドーム都市で生活している。
今ではオリンポス山麓に建設された第三居住区は、七つの主要ドーム都市の一つだった。直径8キロメートルの半球型ドームの内部には、研究施設や居住区画が同心円状に広がっている。ドームの外殻は、ナノファイバー強化複合材で作られた三重の放射線シールドに守られ、その内側で2万人の人々が暮らしていた。
ドーム内の気圧は地球と同じく1気圧に保たれ、酸素と窒素の比率も地球大気と同様だった。ドーム外の火星大気は、2世紀に及ぶ大気改造計画にもかかわらず、まだ人間が直接呼吸できるレベルには達していない。しかし、気圧は徐々に上昇を続け、現在では180ミリバールまで回復していた。
火星の空は、かつての濃紺から薄い紫がかった青へと変わりつつあった。太陽は地球で見るよりも小さいが、大気中の細かい赤い砂が夕暮れ時に魅惑的な光景を作り出す。オリンポス・ドームの最上階に位置するコナーの研究室からは、果てしなく広がる赤い荒野と、地平線上にそびえる人工のドーム群を見渡すことができた。
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この基地が完成してから7年。コナーはその間、火星の地質考古学調査に従事してきた。彼の担当は30万年前以降の比較的新しい地層だった。
基地のモニターに映る火星の地表は、いつもと変わらない赤茶けた風景だった。アカデミア・シティからの自動探査機が送信してくる地形データを、コナーは黙々と分析していた。探査機は永久磁気シールド型核融合炉で駆動し、量子結晶メモリに記録されたデータを定期的に送信してくる。毎秒1000テラバイトの情報が、サブスペース通信網を通じて基地に届く。単調な作業に目が疲れてきた頃、画面の片隅に違和感を覚えた。
ホログラフィック・プロジェクターが起動し、問題の地域の立体モデルが浮かび上がる。体積投影型ディスプレイは、1立方メートルの空間に10の12乗ボクセルの解像度で地形を再現した。一見すると何の変哲もない窪地だが、等高線の配置が妙だった。
新しいデータレイヤーが追加され、地下構造が可視化される。地表から1500メートルの深度で、完全な円環構造が検出された。高分解能スキャンは、その形状が誤差0.002%以下の幾何学的な正確さを持つことを示していた。高さ100メートル、直径3000メートル。自然の浸食過程では決して生まれ得ない精度だった。
今週で3度目の依頼だった。先週は地下水脈の磁気共鳴データ、その前は地殻歪みの偏極解析。どれも彼女の専門からすれば些末な案件だったが、コナーは機会があるごとに彼女の意見を求めていた。
研究室の陽圧制御システムから、微かな空気の流れが聞こえた。隣室の実験区画で作業していたエレーナ・ヴォルコワが視界に入る。火星の0.4Gのもとでも、彼女の動きには無駄が一切なかった。
宇宙空間での長期滞在に適応した新世代の人類の特徴を、彼女は完璧に体現していた。身長170センチの細身の体躯、低重力環境で進化した長めの四肢。火星の磁場分布図が映し出されたHUDバイザーの向こうで、琥珀色の瞳が冷たく光る。
どこか硝子質の透明感を帯びた顔立ちは、火星生まれの第二世代に特徴的な骨格を持っていた。地球の重力下では脆弱に見えるかもしれないその姿も、火星では完璧な適応を示していた。黒髪は実用的な長さで、研究室での作業を妨げないよう的確にまとめられている。
「何を見つけたの? 先週の地下水脈の件なら、結論は出ているはず」
彼女の声には感情の起伏がなかった。エレーナにとって、コナーの頻繁な呼び出しは明らかに研究の中断を意味した。だが今回は、本当の発見があった。
「違う。これを見てほしい」コナーは新しいデータセットを共有した。「この磁気異常。明確な周期性を持っている」
エレーナのHUDが新しいデータを受信し、自動的に解析を開始する。彼女の眼差しが変化した。普段の冷淡な表情に、わずかな興味の色が浮かぶ。コナーは何度もその横顔を観察していたので、その微細な変化を見逃さなかった。
「確かに異常ね」彼女は数値を確認しながら言った。その声音には、いつもの事務的な調子の下に、かすかな緊張が混じっていた。「通常の熱残留磁化とは全く異なる特性パターン。位相空間で見ると...」
彼女の指先が空中で踊り、ホログラフィック・インターフェースを操作する。データは新しい次元で再構成され、複雑な相関パターンを描き出した。コナーは、その手の動きを目で追った。普段の彼女なら、こんなにも集中して他人のデータを分析することはなかった。
その言葉とは裏腹に、彼女の指先は既に火星全域の磁場データベースにアクセスし、比較解析を開始していた。第三居住区の量子コンピュータネットワークが、膨大なデータを処理し始める。
コナーは密かに満足した。エレーナが自発的に30分の時間を提供するのは異例だった。普段なら5分以上の時間も与えてもらえない。この発見が単なる地質学的な異常ではないことを、彼女も直感的に理解したに違いない。
「位相空間での対称性が特異すぎる」エレーナが静かに告げた。「自然現象としては、統計的に有意な偏りがある」
彼女の指先が再び動き、新しい解析結果が表示される。三次元の相図が、奇妙なアトラクターを描き出していた。その形状は、カオス理論で知られる古典的なパターンとは明らかに異なっていた。
コンピュータは瞬時に応答した。結果は3.47。自然界で観測される値としては、明らかに異常だった。
「表層の風化度と堆積物の分析からすると...」彼は一瞬ためらった。「少なくとも50万年」
エレーナの指が止まった。彼女はゆっくりとバイザーを上げ、コナーを直視した。「それは確実?」
再び沈黙が訪れる。研究室の環境制御システムの微かな唸りだけが、空間を満たしていた。
「50万年前」エレーナが囁くように言った。「その頃の火星は...」
「ああ。まだ大気があった」コナーは彼女の思考を追った。「液体の水も存在していた可能性が高い」
「でも、その時期の人工物なんて...」
エレーナの声が途切れる。彼女の瞳に、普段は決して見せない動揺が浮かんでいた。コナーは、このチャンスを逃すまいと素早く続けた。
「ピーク・スペクトル解析をしてみないか?磁場変動と構造物の配置に、何か相関があるかもしれない」
エレーナは黙ってうなずいた。30分の約束は既に45分を経過していたが、彼女はそのことに言及しなかった。量子コンピュータに新しい解析コマンドが入力される。
結果は、彼らの予想をさらに超えていた。磁場の変動パターンは、構造物の幾何学的配置と完全な整数比の関係を示していた。自然の営みが生み出せるような偶然の一致ではない。そこには、明確な意図が刻み込まれていた。
「これは...」エレーナの声が震えた。「人工的な磁場制御システムの痕跡かもしれない」
コナーは彼女の横顔を見つめた。火星の考古学的発見で、エレーナがここまで動揺を示したことはなかった。彼女の専門である磁場研究が、突如として人類の知らない文明の痕跡と結びついた瞬間だった。
「発掘許可を申請する」コナーは決意を込めて言った。「君も加わってくれないか?」
エレーナは長い間黙っていた。研究室の窓から差し込む夕暮れの光が、火星の大気を通して赤く染まっている。遠くに見えるドーム群の輪郭が、影を濃くしていた。
「...承知したわ」
その返事は、いつもの冷淡さを完全に失っていた。
現在ではどうなってるか分からないが、符牒めいた呼び方だと「SS書き」が一般的だったと思う。「同人小説家」みたいなストレートな表現ではなく持って回った言い方をされたのは「字書き」と同じ事情があったのかな
二次創作ではなく仮想戦記等の一次創作物だと、より上等なものという感覚が働いたのか(ショートストーリーでも別創作物のサイドストーリーでもないから、少なくともSSと別ジャンルではある)、「書き手」とか「作者」とか呼ばれたりPNを直に言われたりすることが多かったような
ゼロ年代から10年代半ば頃までネット小説読み専をしてて、2chとかにはいたが、同人誌をリアルで売ってた界隈には不案内な人間の見解