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「特別永住者」を含む日記RSS

はてなキーワード:特別永住者とは

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2025-09-02

東京世田谷切りつけ殺害事件ブコメがひどい

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.ntv.co.jp/category/society/d56a308ce8b94c9c8a1a92dec8c4b173

 

警察の落ち度に賭ける人

cinefuk警察に申告あったのにストーカー殺人を未然に防げなかった、桶川ストーカー事件の事例「被害女性は『交際男性に別れ話をしたところトラブルになった』という趣旨相談を先週、警視庁に」/ こんな事件でも朝鮮人叩きストーカー殺人警察korea差別

RIP-1202警察そもそも女性に関しては初めから守る気がないのか、男性相談関係なく門前払いしているのか。男性ストーカー相談は数回の付きまといで女を捕まえてたケースあったな。

slalala 殺される!って警察に駆け込むと遠回しに死んでから来いって言われる国だから

 

在日コリアン可能性に賭ける人

worris特別永住者可能性に誰一人触れず、「日本人はいませんでしたいませんでした」とはしゃぐコメント欄地獄感。

hiro7373国籍に触れる必要がわからない記事だし、韓国生活してる韓国人だと確定できる情報もないのに日本でやるなというブコメスターが集まるのが怖いコメント

 

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.sankei.com/article/20250902-2XVOIXNOEZLVTGB57KIQV3YIOE/

そもそも国籍を書くなという人

bogus-simotukare この記事タイトル国籍を書く必要が何処にあるのか?。排外主義扇動したいのかと疑います。 また産経排外主義



実際は容疑者韓国在住の韓国人で、警察相談を受けたあとは手厚くフォローしていて、そもそも容疑者被害者も韓国人なのに国籍書かないほうが不自然だよね

https://www.yomiuri.co.jp/national/20250901-OYT1T50199/

Permalink |記事への反応(1) | 18:10

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2025-07-27

anond:20250726235348

多文化共生ももっと具体的にした方がいい

技能実習生特別永住者とか二等市民のようなのは廃止して

重国籍容認して5年か10年以上住んだら自動的日本国籍与えるとか国籍は出生地主義しますとか

事実上日本語公用語だけど英語中国語やら複数言語公用語にするとか

排外主義反対とかスローガンだけでどういう制度立法府としてやるべきなのかの議論がほぼないので結局現状維持なのかってなる

Permalink |記事への反応(1) | 00:02

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2025-07-11

外国人生活保護

厚生労働省によると、23年度に全国で生活保護を受けた世帯数は165万478世帯。このうち、世帯主が外国籍なのは4万7317世帯。前年度から23世帯増えたものの、総受給世帯数に占める外国籍世帯割合は近年、2%台後半で推移している。

受給可能在留資格永住者(特別永住者含む)、日本人配偶者永住者の配偶者、定住者の四つに限られる。難民申請中の資格は「特定活動」なので生活保護受給できない。ただし、難民認定が許可になると「定住者」の資格に変更できるので、受給はありうる(数は少ない)。

国籍別にすると1番目が韓国朝鮮籍、 次いで中国、3番目にフィリピン、4番目にブラジルペルー

1番目と2番目については、特別永住者、つまり戦前日本国籍を有していたものとその子孫が大多数である韓国受給者は65歳以上の高齢者が6割を占めている。外国人はかつては年金に加入できず、無年金のまま高齢者になった事態を反映している。

3番目 のフィリピン国籍受給者の場合は、子のいる母子世帯が多い。かつて、フィリピン女性は、在留資格興行」でダンサーなどの名目で大量に入国していた。実態フィリピンパブなどで稼働し、多くが性接待従事していた。その多くが日本人結婚して子を成したが、様々な事情離婚し、シングルマザーになるものが多く、生活苦にも陥りやすい。フィリピンでは「ジャパゆきさん」が毎日のようにバラエティ番組で取り上げられており、日本人夫の悪質さが話題になることが多い。なお、「興行」の審査厳格化により偽装申請による入国はできなくなった。[追記:子は日本国籍を有するので、実質的には日本人の子を養育するための支給という側面が強い]

4番目のブラジルペルー受給者の場合は、単身の稼働年齢世代世帯が多くを占めている。在留資格は定住者(日系三世)で入国し、永住者になっているものが多いと思われる。定住者(日系三世)の資格1990年施行機械自動車産業界の後押しが立法の原因になっている。戦後日本町工場をささえた農家から出稼ぎ労働者が減少し、深刻な人手不足に陥った。観光ビザ入国した不法就労者を当てていたが、不法就労助長罪の創設でその方法も潰された。そこで、日系人在留資格付与する流れになった。定住者は就労制限がなく、どんな形でも働くことができたが、それゆえに非正規雇用に甘んじることにもなった。2009年リーマンショックで真っ先に馘首されたのも日系人が多く、生活困窮者が少なくなかった。

このようにしてみると、生活保護目的外国人というのは少数派(不正受給自体がないとは言わない)で、日本外国人政策自体の失敗が困窮者を生み出してきた構図がある。

就労資格の人などは日本いくら滞在しても生活保護に頼ることはできないので、外国人全体としては社会保障はむしろ手薄い。たとえば会社にクビにされても、会社社長外国人社会で顔が効く場合、無理やり自己都合退職にされてしまったりという話はよく聞く。失業保険の待機期間があるので、受給できる外国人はごく稀な存在だ[追記:2025年4月から待機短縮済み]。それに、一度職を失ったら、在留資格範囲内の転職先がなかなか見つからないという話もよく聞く。トータルで支援する体制必要とおもう。

7/12補足

https://anond.hatelabo.jp/20250712112159

Permalink |記事への反応(19) | 19:05

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2025-03-31

chatGPTくんと考えた政策だよ!

未来のためのミニマル国家構想(最新版2025年

【基本理念

国家は「安全制度インフラ」だけを整え、国民の自立と自由を支えるべき

負担(税)は能力に応じて、給付保障)は原則平等

制度シンプルかつ明確に。曖昧さと過剰な支援排除し、責任ある自由を育てる

1. 税・財政改革

所得税控除は「本人+扶養者1人あたり100万円(物価スライド)」で統一

消費税は5%、ガソリン暫定税率廃止

財務省を「歳入庁徴収)」と「歳出庁(配分)」に分割

社会保険料所得税統合し、徴収窓口を一本化

2.社会保障簡素化と最小化

年金制度廃止し、老後の保障は「基礎生活扶助制度」に一本化する

給付制度原則廃止現物支給・税控除、最終的には扶助制度対応

医療費は「生活保護:1割」「その他:一律3割」、高額療養費制度は維持

介護AIロボットの導入を義務化。NPO支援成果主義で整理

基礎生活扶助制度(新制度):

国家が“最低限の基盤”として設ける段階型セーフティネット

3段階構成

勤労扶助:働いているが生活が苦しい層に限定的扶助

特別扶助障害病気子育てなど特別事情のある層に追加扶助

全面扶助高齢・重病などにより働けない層へ全面的支援

現金現物バランス型で、就労支援・定期見直しを組み合わせ

生活保護」という呼称を改め、“自立と責任ある自由”を支える制度

3.教育資産形成

義務教育無償AI導入、高校以降は教育バウチャー制

金融教育義務化、税や保険の仕組みを理解できる国民を育てる

iDeCoNISAは恒久化、日本株ETF限定にし、資産形成国内経済活性を両立

4.地方生活基盤の再設計

空き家は接道等の条件を問わず無償自治体が引き受ける制度を導入

コンパクトシティ推進と地方自治体の統廃合を国家主導で進める

首都機能地方分散メディアキー局制度廃止して情報の多極化を実現

5.政治制度統治機構改革

中選挙区制回帰(1区あたり3〜5人)

国会議員定数は削減、代わりに政策秘書の人数と質を増強

選挙オンライン化、政党交付金は縮小または廃止

議員意思決定」「秘書は実務執行」の分業体制

6.戸籍文化アイデンティティ制度

夫婦別姓制度には反対

代替案:夫婦両姓併記子ども結婚時に姓を選択する制度

戸籍制度の一体性と家族単位の明確性を重視

7.外国人政策国籍制度

通名制度見直し

外国人通名カタカナ表記限定とし、行政報道等の文書では本名との併記義務

本人確認社会的透明性を高め、国民との公平な関係性を築く

帰化制度の整備:

帰化には「長期居住」「日本語能力」「法制理解」「納税公共活動歴」など多面的審査を導入

安全保障上の指定出身者に対しては、追加的な審査実施

帰化後の政治権利については、「段階的国民統合制度」を導入

帰化一世は「段階的統合市民」として位置づけ、次の制限を設ける:

選挙権:帰化から10年間は付与されない

被選挙権:恒久的に制限立候補不可)

公務員就任司法公安行政上級職):恒久的に制限

2世以降(日本出生者)には原則として全ての国民権利付与

責任ある市民社会参加を前提とし、法の下の平等社会的統合調和を図る

外国人犯罪者への対応強化:

有罪判決を受けた外国人は、原則として退去措置とし、重大な犯罪者については再入国制限国際的監視対象登録を行う

起訴・不起訴に関わらず、違反歴や治安リスクの蓄積に基づき、在留資格再審査可能となる制度検討

国民との公平な取り扱いを実現し、治安維持と制度信頼性を両立する

特別永住制度の再編:

特別永住資格は、歴史的経緯を踏まえて導入された制度であり、一定配慮は行いつつも、

今後新たに出生する外国籍の子どもについては、原則として一般在留資格に基づく審査に一本化する方針とする

また、現行の特別永住者についても、将来的には段階的に制度の一元化・公平化を目指す

実刑判決を受けた永住者に対しては、資格見直しや退去措置選択肢として制度化を進める

8.治安司法防災体制

民事紛争・軽微な刑事事件ITAI補助で迅速化

紛争解決センター簡裁仲裁機能)を地域ごとに整備

防災国家直轄インフラAI避難指示公共システムの一元管理

治安維持は最小限の警察で支えるが、質の高い即応性を確保

9.エネルギーインフラ政策

太陽光乱開発規制強化。自家消費型・屋根型・小規模限定

小型原子炉地熱小水力国家整備+民間運用

グリーン投資炭素税市場ベース設計補助金依存しない環境政策

最終理念

国家は“最小限の秩序”を提供する場であって、

生活のすべてを保証する存在ではない。

負担能力に応じて、権利制度平等に。

自由に生きるとは、責任を持って制度に参加することだ。

Permalink |記事への反応(0) | 08:56

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2024-07-22

日本共産党特別永住者の方へ

こんなとこで必死工作するから嫌われるんですよ

Permalink |記事への反応(1) | 20:27

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2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(Iam behind thePresident.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈Permalink |記事への反応(0) | 18:37

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2022-11-17

推しを通して知った韓国と言う国

日本人推しが何故かKPOPアイドルになってしまったので受動的に韓国文化を知る機会が増えた。知れば知るほど日本とは違う怖い国だなと感じる事が多く現地で生活してる推し心配で堪らない。


免税店の一番の売りが「本物!」

名古屋アベック殺人事件みたいな事件2000年以降でもたくさんある。20連続殺人事件とか。

ライブ配信中高確率で緊急車両サイレンが外から聞こえる。

バス停待機列がない。バスの扉が開いたら我先に乗るしバスは乗り終わってなくても閉めて出発しようとする。

音楽番組の収録は放送当日の午前3時頃。

アイドルカースト尋常じゃなく低いので俳優歌手も集まる様な大型歌番組では楽屋がない。車待機。

身体放棄覚書なる借金返せなければ体を自由に使って下さいと言う契約がある。男は自殺・女は風俗へ売られる。

下水道日本ほど発達していないので都会であってもうっすら臭い

・上水も整ってない地域があり虫が出てくる。

飲食店の壁にはハングルメニューと料金が書いてあり、日本人が来ると日本語のメニューを渡すがそこには倍の料金が書いてある。

・基本現場猫。とりあえず今事故が起きてないか大丈夫ケンチャナヨ

賃貸は1000万保証金を出せる人は家賃無料・退去時全額返金。保証金なしの場合家賃月額20万(ワンルーム)金持ちが得する仕組み。


基本的90年代日本でもあり得ないような事が2020年代の現代でもまかり通っていて怖い。

基本的自分が良ければそれでいいという考え方。

そもそも価値観があまりにも日本人とは違うので彼らの普通こちらの非常識という物がとても多い。

知れば知るほどそりゃ特別永住者在日韓国人は帰りたくないわなと納得してしまう。

Permalink |記事への反応(1) | 13:17

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2021-06-15

anond:20210615115718

なんかコメントの反応で話の趣旨がズレたものが多くない?「ハーフの子供だから漢字カタカナ混じった名前だった」ってそりゃ日本国籍を持ってれば漢字カタカナ混じりの名前つけられるでしょ。外国籍の子供の名前カタカナ漢字しか日本役所に届け出できないことを元Twitterでは問題視していて、日本まれ日本育ちの特別永住者在日外国人の子供の名前に使える文字日本国籍と同じように「漢字カタカナ平仮名」全部を使用可能にしてくれっていうのが主張な。

 

FUNI@ストリート大学さんはTwitterを使っています日本制度にミドルネームはないので言葉とサーナの間にスペースは空けられませんと念押しが… 飲みましょうしか海外で生まれた妻はミドルネームOKです 今後日本まれ日本育ちの外国人ひらがなで「もち」とか名付けたい人もでてくるとおもいます 名付ける権利くれhttps://t.co/ZVlVdjNU1y」 /Twitter

https://twitter.com/Funi2222/status/1404428507816464389

 

外国籍の子供なら母国語での表記が「本名」であり日本表記便宜上のものしかいからいいのでは、とは思うけど日本特別永住者歴史的経緯が複雑で今でも差別が続いてるから考慮しなきゃいけない

 

外国籍名前表記出生届戸籍住民登録での違いの解説

外国籍の子出生届ひらがなが使えないのは差別? -Togetter

https://togetter.com/li/1174653

Permalink |記事への反応(0) | 17:10

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外国籍が提出する出生届名前の件

本国では本国語で筆記する名前があるのだから日本の届け出でその読み方としてカタカナ名を登録させるのはおかしくない(本国語の名前があるはずで、カタカナはその代替しかない。代替平仮名漢字を加えると混乱する。)

・今回は特別永住者在日韓国人)が不自由したという問題で、漢字カタカナミックスした名前前例無き故の対応とはいえ差別と指摘されておかしくない

漢字圏の名前でも日本登録できるのは日本常用漢字だけで旧字も簡体字も使えない

 

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/Funi2222/status/1404415913797898247

 

Permalink |記事への反応(1) | 11:57

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2021-03-07

どうして朝鮮半島から密入国者だけに特別永住者許可下りたの?

竹島不法占拠している敵国じゃん

東南アジアから密入国の子どもが「密入国の子もの在日コリアン永住権があって我々にないのはおかしい!差別だ!」って言いそう

Permalink |記事への反応(0) | 13:34

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2017-04-13

http://anond.hatelabo.jp/20170412220347

韓国中国経由で総連無秩序かつ上限なしで引き受けて特別永住者権限が与えられる

お前ら日本人は北を潰しても難民に食い散らかされるし、

潰されなければ支配されるだけなのだ、フハハハハ

それが嫌なら早くアベを倒すんだな

Permalink |記事への反応(0) | 01:39

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2016-09-01

政府ロシア人の退去や両国による共同統治は困難とみて、日本帰属した場合でもロシア人待遇一定程度保障する必要があると判断した。

馬鹿げてる。

30年あれば資産の引き上げは可能だろうし、特別永住者のような身分を新たに作って、ロシア国民のまま管理することも可能なはずだ。

当然共同統治不可能だろうが、だからって出すには極端な結論だ。

政府内には、より幅広く権利保障し、高度な自治を維持する考えもある。

はぁ…。もうダメだ、自民党は。

日本国家を根幹から揺るがすような提案を、アイヌ人の目と鼻の先でしてしまう。

これが自民党国際感覚だ。というかクリミア半島ロシアがした提案自分からしているだけじゃないか

ロシア人イスラエルウクライナ移住たからと言って狼に囲まれた羊のように大人しくなるとでも思ってるのだろうか?

こんなことするくらいなら北方領土ロシア統治正式承認してやって、その代わりに漁業権と旧島民の永住権でも得た方が何百倍もマシだろう。

…と思ったが、要はジャージーだのガーンジーだのフォークランドだのみたいなものなのかもしれない。ものすごく釈然としないが…。

Permalink |記事への反応(0) | 11:47

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2014-10-21

王様の耳はロバの耳的な何か

自分リベラル人達の主張に共感することが多いのだが、橋下への評価についてはあまり意見が合わない。

話題になっているのだと、特別永住資格

橋下は特別永住資格を将来的に一般永住資格に一本化していくべきだ、と主張しているようだ。

これに対してブコメには「あと20年もすれば特別永住者なんてほとんど問題にならない数にまで減少する」といった指摘があって、そういう観点から特に動く必要はないというのであればよく分かる。

でも、一本化を主張することが「在特会との間に本質的な違いはない」とまで言われるのはまったく賛同できない。

在日韓国朝鮮人についても当然社会統合していく必要はあるわけで、統合のうえで「特別永住資格」のようなものいつまでも残しておくのは邪魔になる、というのは十分ありうる主張だろう。

これは何も歴史的な経緯を無視してるとかそういう事ではなく、今日まで特別永住資格果たしてきた意義は認めつつも、将来のいつかの時点でそれが役割を終える時がくるのではないか、という話だ。

いったいどこが「在特会本質的に変わりがない」のか、説明してもらいたい。

正直、はてなリベラル人達は橋下を嫌いすぎではないか。

彼の主張におよそ容認できないもの箸にも棒にもかからないその場の思いつきのようなものがあることは確かだが、そうした主張の当否以前に「橋下が言うから全部NO」になってしまっているのではないか。

Permalink |記事への反応(1) | 23:32

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2014-09-26

橋下徹特別永住者制度おかしいって言うんだったら、公権力に言え!」

橋下 

来てから言ってやろうと思ったんですけど、この人らはあの、色んな知識とか勉強してるの分かるんですけど、

中学校一年生のね、公民を学んだほうがいいですよ。この人らが支持してる、「つくる会」の教科書でもありますよ。

(中略)

何が言いたいかっていうと、この問題がね、おかしいのはね、特別永住者制度おかしいって言うんだったら、

日本政府に言え!っていうんです。公権力に言え!ってんです。

特別永住者制度問題であろうがなんであろうが、今、在日韓国人のみなさんには参政権ないわけです。

国政に参加する権利がない。つまり責任がないわけですよ。権利がないということは責任がない。

誰が特別永住者制度を作ってるかといえば、日本人が作ってるんですよ。

日本国民が選んだ国会議員が、そういう制度を作ってるわけですよ。

僕は特別永住者制度っていうのはそろそろ終息に向かわなきゃいけないと思ってるんで、

どこかで日本国籍を選択してもらう、ないしは韓国籍のままでいくんだったら、通常の一般永住者資格をとってもらって日本にいてもらうとか

ただそれは色んな過去のことを踏まえてね、日本国民が作ったわけですよ。

特別永住者制度が悪いからって、在日韓国人の人に死ねとか殺せとか暴言はいたって意味ないじゃないすか。

国会議員に言ったらいいんですよ。

日の丸とか掲げてシンパシー感じてる国会議員いるでしょうから。一緒に写真撮ったり、集会に出たり。

公権力政治権力と戦わずしてね、そういうものを持ってない人たちを攻撃するってのは一番卑怯で格好悪いことなんですけど、

こんなのは公民教科書読んでれば、誰に対して攻撃しかけないといけないかすぐ分かるのに、

公権力に何も言わず一般市民もっと言えば子供たちにあーだこーだ言うのは、卑怯

いっちばん僕が嫌なタイプです。大阪に来て欲しくない。

(橋下と在特会側の面会に関して)

まだ代表とか言うのが俺は行かないとかなんとか、また偉そうに…何様だと思ってんのか。

会えることが当然だと思っちゃっててね。まあトップが来なくても話しますけどね

ホント情けないですね。それが日本のためだとか日本の国がとか言うことがホント恥ずかしいです。

https://www.youtube.com/watch?v=-TCqKj3Ry68

http://www.nicovideo.jp/watch/sm24547627

Permalink |記事への反応(0) | 15:03

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2012-09-12

韓国満州国を認められなくて逆ギレしてたころの日本に似てる。

結局あの国は日本からは80年遅れた国なのだな。

国際司法裁判所への単独提訴やらスワップ停止やら、野田総理は色々ぶち上げたけど、

現実に行う制裁はあるのだろうか?

話は飛ぶけど、これを機に特別永住者制度は廃止するべきだと思う。

この制度外国人の中で差別を作る不当な制度から

帰化するか、他の外国人と同様になるか、どちらかを選ぶべき。

Permalink |記事への反応(0) | 02:25

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2010-03-29

http://anond.hatelabo.jp/20100329201437

まあ、少なくとも昭和34年の段階で、全ての在日自由意志で永住していた、というのが外務省見解だな。

平和条約の発効時に、外地人(朝鮮台湾)の国籍を取り上げちゃったから、

内地に住む外地人の扱いをどうしようか、ってのがこの問題の発端で、

戦時補償と絡めるのは筋が悪いと思うんだ、個人的には。

そうすると、「特別永住者には無条件で国籍回復させればよくね?」ってことになって、

在日個人はともかく、民団総連にとっては非常に都合の悪い話になってしまう、と・・・

Permalink |記事への反応(0) | 20:30

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外国人参政権について宮台真司miyadai vs 金明秀han_org

1 平然とデマを流布する傲慢(数字は金明秀氏がblogでつけた論点)

han_org:日韓条約締結後も、在日コリアンに対するさまざまな差別は温存された。「日本人に準じる様々な権利が付与された」という歴史事実ひとつでも出せるか。

miyadai:差別はなくなっていない。だからといって「在日強制連行」図式を前提にした政策を継続するべき理由もない。強制連行の虚偽を知れば永住権を与えているだけでも相当なもの。永住権には生活保護社会福祉の受給権が含まれている。

2歴史問題を矮小化する傲慢

han_org:強制連行がなかったのは「ウソ」ではないけど、植民地支配によって伝統的秩序と経済基盤が破壊された。それで朝鮮半島の膨大な人口半島外へ流出したのだから「強制移動」だ。マクロ社会状況を見ていない。

miyadai:朝鮮半島一部の人日本に出稼ぎに来ただけなのを「強制移動」とするのは嘲笑されるか、水掛け論。それなら在日政策を強制連行を前提にしないで強制移動を前提で実行すればよい。

3マイノリティ生き方を決めつける傲慢

han_org:「参政権がほしいなら国籍を変えて」とマジョリティ知識人マイノリティ生き方に口をはさむのは傲慢。「特別永住者には無条件で日本国籍を選択できるようにすべき」であれば、まだ理解できる

miyadai:一般永住外国人参政権を与えないのに、特別永住外国人参政権を与える合理性があるか否か。一般永住者を含めた手続簡素化論を展開するなら道理が通る。

4 国際標準を語る愚かさ

han_org:国籍エスニックアイデンティティ重要な役割を果たしているケースも少なくはない。

miyadai:エスニックアイデンティティ国籍と関係あるのは当たり前。それが「民族国家」の定義

han_org:国籍エスニックアイデンティティ独立している例もあるが、そういう国は国籍が出生地主義だ。「世界標準」などと一概に言えない。無知をさらけだしている。

miyadai:OECD加盟国のほとんどで「●●系○○人」というのが自明参政権がほしいなら●●人から「●●系○○人」になるのが普通。もしそれらの国は二重国籍があるからと言うなら、参政権より二重国籍を認めろと運動すればいい。

5 簡単ならやってみるがいい

han_org:日本国籍をとった在日コリアンの知人で国籍取得を「容易だ」と言っている人に会ったことがない。おまえがやってみろ。

miyadai:一般永住者にくらべれば特別永住者帰化は容易。そう言っている知人も複数。それに大変かどうかは水掛け論。それに「帰化がとてもメンドー。国籍が取得しにくい。だから参政権がない。だったら国籍なくても参政権を与えろ」は馬鹿げた理屈

miyadai:特別永住者と違って一般永住者には、生活保護社会福祉の受給権があるのに窓口で追い払われてるケースが大半。一般永住者の処遇がめちゃくちゃであることを直すのが先決問題。処遇の滅茶苦茶さゆえに、子供世代が言葉も喋れず、参政どころじゃない。

hang_org:miyadai はごちゃごちゃ書いてるけど話がずれまくってる。議論どころかケンカにもなってない。

*かってな要約と対応づけになっているので、本文や細かい言い回しが気になる方は

金明秀氏の方はhttp://han.org/blog/2010/03/post-140.html

宮台真司氏の方はhttp://twitter.com/miyadai

を見てください。

Permalink |記事への反応(2) | 19:33

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2010-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20100308141050

そもそも、なんで永住してるの?という話で、祖国に帰るか帰化するかしてよというのは、当然の話では?

戦争・・・というのは、もういろいろ帰国便も出したし、そもそもいろいろ利権あってウマーな事もあるし

そろそろ、2世3世の時代になっているし、歴史的には考えるけど、そろそろ僕ら2世3世に2世3世が戦争の話持ち出されてもという気がする。

永住外国人は、特別永住者だけじゃなくて一般永住者もいるんだが。

帰化条件が厳しいという話ならわからなくもない。

だいいち、これだけ優遇政策がある中で、票がないから言うこと聞いてもらえないなんて、わけない。

国籍選択制度を廃止して重国籍を容認するか、出生地主義に転換する。あるいはその両方をやれば、永住資格者に限定した参政権付与などいらんだろうな。

ガセの“在日特権”とやらのこと?優遇政策って。

具体的にどんなのがあるわけ?

票がないからいうことを聞いてもらえないってのは、小沢さん選挙に勝てるかどうかを基準にしていることからも、政治屋の常だってのがわかるだろ。

国会議員選挙や、安定した国会の運営なんかのために、地方を丸無視できるわけでもない。

そんなのは当然のこと。

民意を最大限に尊重するのが、民主主義大前提だろ。

永住者というのは、少なくとも、長期間我が国に滞在し続けたいという意向があるのだから、できる限り日本国民に準じる扱いをした方がいいってこと。

常連は大事にするもんだろ。

少なくとも地方参政権を認めるとしたら、全会一致を無くして多数決議会承認できることと、外国人枠を設けて一定数以上の議席を取れないようにするなどの規制は必要。

規制については株式でも、国家運営の基盤となる株については外国人枠あるし、別段めずらしくない。

被選挙権は見送るとか、導入を地方自治体ごとに判断できるようにするとか、具体的な制度の中身については、いろいろあってもいいとは思う。

国会に法案が提出されてからの話になるけどな。

Permalink |記事への反応(0) | 10:36

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2010-02-24

http://anond.hatelabo.jp/20100224155805

だから、必死に最高裁判決で許容されていることを認めないわけだ。

横から失礼。

最高裁判決傍論を出した園部逸夫裁判官最近になって『産経新聞2010年2月19日付で言うことには、(↓要約は自分

・「外国人」とは「特別永住者」のことで「一般永住者」ではないつもりだった

在日韓国朝鮮人からのうらみつらみがきつかったのでなだめる意味で、政治的配慮で書いた

・特定地域と非常に密接な関係のある永住者に、非常に制限的に選挙権を与えることが望ましいと判断した。

選挙権があっても自由に移住して行使するのはとんでもない。

判決最高裁法廷で見直し可能。時代が変わったから。

民主党案(一般永住者にも参政権)はありえない。判決の一人歩きだ。

政府提出法案にするのは賛成できない。これは国策であり、外交問題であり、国際問題でもある。

ということらしいけど?

まあ、一般永住者が裁判を起こしたらはっきりするんでないの。

裁判官が「政治的配慮」とか言っちゃいかんよね。

三権分立の根幹にかかわる大問題だ。

Permalink |記事への反応(1) | 17:55

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2010-02-19

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100219/plc1002190020000-n1.htm

政治的配慮あった」外国人参政権判決園部最高裁判事が衝撃告白

 平成7年の最高裁判決永住外国人への地方参政権選挙権)付与に関し、判例拘束力のない「傍論」部分で「憲法上禁止されていない」との判断を示した問題で、判決に加わった園部逸夫最高裁判事は18日までに産経新聞に対し、「(在日韓国朝鮮人を)なだめる意味があった。政治的配慮があった」と明言した。さらに判決に際し、地方参政権付与の対象者について「(在日韓国朝鮮人ら)非常に限られた永住者に限定する」ことを想定したとし、民主党などが「一般永住者」にも与えようと検討していることを「ありえない」と批判した。

 園部氏が判決の背景として、「政治的配慮」に言及したことは、最高裁判決当事者としては極めて異例の発言といえる。

 判決特別永住者に限らず、経済的基盤を日本に持ち10年以上在留など一定要件を満たせば得られる「一般永住者」についても、参政権を付与する案の根拠とされている。この点について園部氏は「(一般永住者に)選挙権を即、与えることは全然考えていなかった」と語った。同法案を政府提出とすることにも「賛成できない」と表明した。

 判決理由については、「憲法地方自治の本旨に従って、特定地域と非常に密接な関係のある永住者に、非常に制限的に選挙権を与えることが望ましいと判断した」と証言。歴史的経緯があり、何世代にもわたり日本国内に在留する韓国人朝鮮人台湾人に限り、住み続けている地域に限定して地方参政権を付与することは、「全く憲法違反だとは言い切れないという判断だった」という。

 園部氏は当時の判決について金科玉条で一切動かせないとは考えていない」と述べ、時代の変化に合わせ見直すことも可能だとした。

 ■外国人地方参政権に関する最高裁判決 永住外国人地方参政権を認めない公選法などの規定は、住民自治を定めた憲法違反すると、在日韓国人9人が起こした訴訟上告審最高裁第3小法廷平成7年2月、「憲法上、わが国に在留する外国人に対し、選挙の権利を保障したものではない」とした一審判決を支持し、原告の請求を棄却した。ただ、判決理由判例拘束力のない「傍論」部分で「永住外国人に対し、地方レベル参政権法律をもって認めることは憲法上禁止されていない」との判断も示し、地方参政権付与推進派を勢いづかせた。

こないだの許容説の教授転向といい粛々と反対派の論理構築が進んでるけど、賛成派はどうすんの?

Permalink |記事への反応(1) | 13:31

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2010-02-06

 サンフランシスコ講和条約日本国籍を離脱しなければならなかった特別永住外国人

 日本敗戦国になったとき、それまで日本の一部とされ、居住地や職業選択の自由が与えられ、内地に移住しさえすれば被選挙権が与えられ、帝国議会議員になった者までいた朝鮮は、敗戦責任から逃れる為に、独立を宣言した。日本国内にいた朝鮮人も、日本人ではなく第三国人であると主張し、戦勝国と同等の権利を主張した。

 朝鮮人は、自らの意思で日本国籍を放棄したのである。

 敗戦国となった日本は、ポツダム宣言(1945年)で海外領土の放棄を義務付けられ、放棄された地域独立国として建国していく過程で、朝鮮人敗戦国民であるよりは、新興国家の国民である方が豊かな生活ができると判断し、移住していったのである。日本にいた朝鮮人は、敗戦日本帰化する事を選んだ極小数を除いて、すべて、満州からの引き揚げ船の逆便で朝鮮半島に帰っていった。まさか、引き揚げ船が片道は空船で運行されていたと思っているのだろうか。引き揚げは日本人海外領土からの引き揚げであると同時に、日本国内にいたそれらの地域出身者の引き揚げでもあったのだ。

 そうやって成立した新興国の中で、唯一、自立できなかったのが朝鮮半島である。日帝統治以前は土人国家であったのだから、日帝が居なくなれば、ろくな統治が出来なくなるのは当然であった。朝鮮半島の北側には、ロシア傀儡である金日成中国共産党の協力を得て、北鮮を建国した。ロシア満州を侵略したついでであり、伝統的な南下政策の都合であるし、中国は、朝鮮半島橋頭堡を築かれると、北京が簡単に攻撃されてしまうという軍事上の理由から、陸上兵力の簡単な移動を不可能にする為に、ロシアでもアメリカでもない緩衝領域を作りたかった。アメリカとしても、朝鮮半島橋頭堡は築きたいが、連合国である中国ロシアにも相応の分け前を与えなければならず、朝鮮半島を南北に分割して、それぞれの衛星国を建国するという話に落ち着いたのである。

 それらの打算から、北鮮はロシア中国国家承認を得て独立し。南鮮はアメリカ保護を受けて独立した。そして、それらの後ろ盾と、アメリカの補給線の長さから、南鮮への侵略戦争に勝ち目があるとして、北鮮が南下を始め、朝鮮動乱(1950年)が発生した。

 この朝鮮動乱によって、一度は日本から出て行った朝鮮人が、日本密入国してきた。この時点では、難民条約(1954年ジュネーブ条約)はまだ存在しておらず、日本は、独自の人道的判断から、戦争難民の一時受け入れを決定し、日本国内での永住許可を与えた。

 いわゆる特別永住者とは、この永住許可を得た者とその子孫であり、サンフランシスコ講和条約(1951年)とは、一切関係が無い。

 サンフランシスコ講和条約は、放棄領土に関しては、日本台湾朝鮮独立国として承認したという条約であり、それらの地域出身者で日本国内に継続して存在していたいわゆる第三国人に、平和条約国籍離脱者という正式名称を与え、それらの国籍に移設しただけである。ポツダム宣言によって、それらの人々は第三国人として日本国籍から分離されたのであって、あえて日本国籍喪失させられたとするならば、ポツダム宣言の時点であると言える。サンフランシスコ講和条約によって、平和条約国籍離脱者は特別永住許可者になったのだが、この対象者は、敗戦国に居続けたという点で希少な存在であり、極少数であったし、帰化する意思が高く、ほとんどが帰化済みである。

 引き揚げ船の逆便で朝鮮半島に帰還した朝鮮人は、朝鮮半島上陸した時点で朝鮮国籍を取得しており、その時点で、第三国人ではなくなっている。本人の意思で、朝鮮国籍を取得したのである。朝鮮動乱によって日本密入国してきた朝鮮人に対しても、同じ特別永住許可が出された為に、混同が発生している。戦争難民に対する人道上の措置と、海外領土の放棄に伴う処理とが、混ざってしまっているのである。朝鮮動乱の避難民帰化する意思が無く、また、第三国人としての悪行も知れ渡っており、不良民族として区別の対象となっている。

 日本海外領土の放棄はポツダム宣言に拠ることを踏まえれば、根拠が無いばかりか、根本的な歴史認識において間違えている主張であることは明らかである。おそらく、ポツダム宣言サンフランシスコ講和条約も、本文を読んだ事が無いのであろう。

 これが、市井の個人であれば、距離をおいて関わらないようにすれば済むのだが、これだけあからさまな間違いを、国会議員、それも国務大臣が堂々と公言してしまうという点で、致命的である。誰か止めなかったのかとか、ブレインとなるべき政策秘書は何をやっていたのかとか、まともなブレインが居ないほど人望が無いのかといった感想が出てくるし、そもそも、ちゃんと日本学校卒業したのか、近現代史公民単位を取れたのか、学歴偽装じゃないのか、といった疑念がわいてくるのであった。

 外国人外国国籍があるから外国人なのであり、国籍国において市民権参政権を行使するのが筋である。日本参政権日本国民固有の権利であり、日本帰化し、日本の秩序に従い、日本の為に血肉を捧げる事でしか入手できない。それが出来ない特別永住者は、速やかに許可を取り消し、朝鮮半島に帰還させるべきである。

 間違った知識や判断が出てこないように、正しい歴史を広める必要がある。情報を捻じ曲げると、事実すら捻じ曲げられてしまうのだ。

 妄言は、個人の愚行である。妄言妄言であると誰も指摘できなくなるのは、社会の愚行である。戦争を愚行であると非難する人はいるが、戦争の原因は、歴史国境国民性認識がゆがめられて対立が発生する事にある。妄言妄言であると指摘できなくなる言論の統制こそが、間違った民意を発生させ、戦争根本原因となるのである。

 言論を慎むとは、その言論が間違っていない事や、人々を幸福に出来る事を心がけることであって、口を噤むことではない。ましてや統制でもない。地位にふさわしい見識を持たない者は、その地位を汚さない為に、進退を弁えるべきである。

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2010-02-03

有道出人「外国人参政権平沼赳夫政治から追い出そう」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/fl20100202ad.html

日本人参政権人種差別(Non-Japanese suffrage and the racist element)

By DEBITO ARUDOU

1月17日、平沼議員は同じ国会議員蓮舫議員について「言いたくないけれども、もともと日本人じゃない」と発言した。

相手のアイデンティティに対してこれほどまで厳しい非難をぶつけた所以ははたして何なのだろうか?

与党民主党蓮舫議員は、資金を要求するお偉方に対して「(コンピューター性能で)世界一を目指す理由は何か。2位ではだめなのか」という簡単な質問をした(それが彼女の役目である)。しかし、平沼議員はこれについて「政治家として不謹慎だ」と指摘。

はたして実際に不謹慎なのだろうか?他の政治家達がこれよりもよっぽど馬鹿らしい質問をしているのを私は見ている。また、財政の厳しい今のデフレ社会で、官僚に正当な理由を求める事は十分合理的と言えるだろう。

実際に不謹慎な質問をして晒し者にされるのは別だが(不謹慎か否かは個人の解釈にもよるが)、国に対して、そして代表者としての国民に対しての責任感を、非日本人ルーツ蓮舫議員台湾人の父と日本人の母を持ち、後に日本国籍を選択)を持つというだけで疑われる事が人種差別以外の何だというのか。それも国会議員からだ。

予想通り平沼議員は主張を撤回してきた。まず最初にマスコミセンセーショナリズムとして取り上げた事を批判し、また蓮舫議員日本人であるから人種差別には当らないと主張した。

誰か平沼議員に、自民党与党だった1996年日本政府が批准した国連条約に記されている公的な「人種差別」の定義を教えてやってくれないだろうか:「人種差別とは、人種、皮膚の色、世系又は民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区別、排除、制限又は優先であって、政治的、経済的、社会的文化的その他のあらゆる公的生活の分野における平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するものをいう」(人種差別撤廃条約、第一条1)

つまり、蓮舫議員家系民族・生まれを取り上げて彼女の信用を疑う平沼議員は、どう転んでも「有罪」となるのである。

かしこの背景にはより大きな問題がある。平沼議員爆弾発言は日本極右が持つ不可解な権力の徴候とも言える。

彼は以前、2006年に「危ない!人権擁護法案:迫り来る先進国型値全体主義の恐怖」という本を通じて人権擁護法案を潰しにかかり、同署でも「人権擁護法案日本を滅ぼす」と主張している。また同じく2006年女性天皇は認めるべきではないとし、「仮に愛子様留学なさって、青い目の男性と恋に落ち、そのお子様が天皇になられることは断じてあってはならない」と、人種差別女性差別ダブルパンチを炸裂させた(何故女性天皇男性天皇よりも強欲な外国人に弱いと決めつけるのか?)。

2008年国籍法が改正され、その数ヶ月前に最高裁違憲判決した父親の認知に関する方の抜け穴が修復された時も、平沼議員は必死に止めようとしたが成功しなかった。彼は、両親が結婚していない子供日本国籍を与えてしまうと、「日本アイデンティティを弱めてしまう」と主張した。

しかし彼は今だこりていないらしい。今度は今年国会を通過する可能性のある、永住権取得者への地方参政権の授与に対して必死に抵抗している。

このコラムが永住者への参政権授与に関して賛成である事は言うまでもないだろう。在日韓国人中国人等、50万人近くの特別永住者日本で生まれ育ち、ずっと納税し続けてきただけでなく、彼らの祖先過去日帝国民だったという経歴があり、戦争のため日本に強制的に連れて来られ、国のために貢献し、中には死んでいった者達もいる。その子孫である彼らが日本国籍を得ていないなど、他のどの近代国家でもそんな事は絶対に有り得ない。少なくとも以前は所有していたのだから。

そして今度は更に50万人ほどいる通常永住者(いわゆる「ニューカマー」である)がいる。日本役人達の、妨害的とも言える裁量(ZeitGistMay 28, 2008)によって妨げられているにも関わらず、彼らは長く複雑な道をたどって(中には20もの年月をかけ)永住権を取得している。

これほどの年月と労力を費やして永住者として日本社会と同化した彼らに、選挙も含めたコミュニティ活動に参加する権利が与えられるのは当然の事ではないだろうか。少なくとも他36ヶ国では外国人参政権が認められており、それらの国は別に崩壊の危機に瀕してなどいない。

しかし、平沼議員を筆頭とした反参政権活動家はその逆を主張する。日本では政治的な話題は大抵温和なものだが、右翼が必死に行う排外活動が見せる黙示録ディストピアの幻影は強烈なものだ。

彼らが言うに、外国人参政権を与えると、日本釣り上げられたマグロのように切り刻まれ、沖縄中国領になり、日本政府北京に牛耳られ、また平沼議員韓国対馬を併合するだろうとまで言っている。日本にとって外の世界は敵だらけという訳だ。

彼らは、非日本人参政権が欲しいのなら帰化するべきだと言う。確かに正論だが、私自身の経験から言わせてもらうと、そんな簡単に帰化できるものではない。手続きはあまりにも専横で、場合によっては日本人ですら審査が通らないのではないかと思うほどである。理屈はよくわからないが、これで外国からの脅威は中和されるらしい。

しかし、蓮舫議員の非日本人としてのルーツを非難した事で、平沼議員はこの「帰化すればいい」という主張が嘘である事を自ら曝け出してしまった。

蓮舫議員日本国籍を選択しただけでなく、日本の一級大学を出ており、ニュースキャスタージャーナリストとして日本社会に貢献し、また国会議員として同じ日本人から表を得て当選までしている。

しかし平沼議員にとってそれらには何ら意味はなく、心が日本にあっても血統的には彼女外国人であり、これは永遠に変わる事はない。

ここで平沼一派の偏屈な主張が嘘である事が証明される。たとえ彼らが何をしようと、外国人は決して信用できるものではない。「真の日本人」の言う事に逆らう者達なら特に、だ。

何故日本ではこれほどまで露骨な人種差別的主張がまかり通るのか?それは、日本の政治マーケットにおいてマイノリティには主張権がろくに与えられていないからだ。商品であろうがアイディアであろうが、どのような市場であってもそこに壁を作ってしまうと極端で常識外れな価値観が発生してしまう。しかし市場オープンにすれば、問題は自然解決する。

熱狂者達が一番恐れている所は正にこれだ。「よそ者」を恐れているだけでなく、一般市民の恐怖心を煽る事で票を集める事が出来なくなってしまうという恐れ。「よそ者」を受け入れてしまうと、今まで横行されてきた極端なイデオロギーを持つ者達は、新しく生まれた有権者達と彼らが提供する多様な価値観を許容、もしくはそれに対してアピールできなければならない。

日本人の永住者に選挙権を与える一番の理由はそこにある:日本排外主義者から力を奪い、こういった差別者や偏屈者どもを政界から叩き出す事だ。次に平沼議員人種差別的な発言をした時に、それに影響された人々が次の選挙で彼を落選させられるだけの影響力がある、そんな仕組みがあるべきである。

Permalink |記事への反応(2) | 13:16

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2010-01-25

http://anond.hatelabo.jp/20100120184704

条件を並べてみた。

Q9:帰化の条件には,どのようなものがありますか?

帰化の一般的な条件には,次のようなものがあります(国籍法第5条)。

 また,これらの条件を満たしていたとしても,必ず帰化が許可されるとは限りません。これらは,日本帰化するための最低限の条件を定めたものです。

1 住所条件(国籍法第5条第1項第1号)

 帰化の申請をする時まで,引き続き5年以上日本に住んでいることが必要です。なお,住所は,適法なものでなければなりませんので,正当な在留資格を有していなければなりません。

2 能力条件(国籍法第5条第1項第2号)

 年齢が20歳以上であって,かつ,本国法律によっても成人の年齢に達していることが必要です。

3 素行条件(国籍法第5条第1項第3号)

 素行が善良であることが必要です。素行が善良であるかどうかは,犯罪歴の有無や態様,納税状況や社会への迷惑の有無等を総合的に考慮して,通常人を基準として,社会通念によって判断されることとなります。

4 生計条件(国籍法第5条第1項第4号)

 生活に困るようなことがなく,日本で暮らしていけることが必要です。この条件は生計を一つにする親族単位で判断されますので,申請者自身に収入がなくても,配偶者やその他の親族資産又は技能によって安定した生活を送ることができれば,この条件を満たすこととなります。

5 重国籍防止条件(国籍法第5条第1項第5号)

 帰化しようとする方は,無国籍であるか,原則として帰化によってそれまでの国籍喪失することが必要です。なお,例外として,本人の意思によってその国の国籍喪失することができない場合については,この条件を備えていなくても帰化が許可になる場合があります(国籍法第5条第2項)。

6 憲法遵守条件(国籍法第5条第1項第6号)

 日本政府暴力破壊することを企てたり,主張するような者,あるいはそのような団体を結成したり,加入しているような者は帰化が許可されません。

 なお,日本と特別な関係を有する外国人日本で生まれた者,日本人配偶者日本人の子,かつて日本人であった者等で,一定の者)については,上記の帰化の条件を一部緩和しています(国籍法第6条から第8条まで)。

永住許可に関するガイドライン

法律上の要件

(1)素行が善良であること

法律を遵守し日常生活においても住民として社会的に非難されることのない生活を営んでいること

(2)独立生計を営むに足りる資産又は技能を有すること

日常生活において公共の負担にならず,その有する資産又は技能等から見て将来において安定した生活が見込まれること

(3)その者の永住が日本国利益に合すると認められること

  ア 原則として引き続き10年以上本邦に在留していること。ただし,この期間のうち,就労資格又は居住資格をもって引き続き5年以上在留していることを要する。

  イ罰金刑や懲役刑などを受けていないこと。納税義務等公的義務を履行していること。

  ウ 現に有している在留資格について,出入国管理及び難民認定法施行規則別表第2に規定されている最長の在留期間をもって在留していること。

  エ公衆衛生上の観点から有害となるおそれがないこと

 ※ ただし,日本人,永住者又は特別永住者配偶者又は子である場合には,(1)及び(2)に適合することを要しない。また,難民の認定を受けている者の場合には(2)に適合することを要しない。

2 原則10年在留に関する特例

(1)日本人,永住者及び特別永住者配偶者の場合,実態を伴った婚姻生活が3年以上継続し,かつ,引き続き1年以上本邦に在留していること。その実子等の場合は1年以上本邦に継続して在留していること

(2)「定住者」の在留資格で5年以上継続して本邦に在留していること

(3)難民の認定を受けた者の場合,認定後5年以上継続して本邦に在留していること

(4)外交社会経済文化等の分野において我が国への貢献があると認められる者で,5年以上本邦に在留していること。

国籍防止条件と国益合致要件をどう考えるかによるかな。

Permalink |記事への反応(0) | 19:56

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2010-01-19

陰謀論反知性主義

新たに陰謀論をばらまく論者は我々を反知性主義に導く。

なぜそんなことをするのかというと、論者自身も反知性主義だからだ。妄想に凝り固まって、政治的立場のためなら嘘も許されるという戦術を取る論者は、倫理を信じない。

もちろん普通我々の世界はそうはなっていなくて、現実的な認識をして、真実を喋り、嘘をつかないことで、さまざまな高度な価値が成り立っているわけだ。

だいいち論者がよってたつ政治的立場というのもかなり高度な価値であって、妄想や嘘に支えられていて、他人に妄想や嘘だと思われたら、もうその価値はほとんどなくなる。

だが、論者は妄想に囚われているから、ほとんど価値のない政治的立場に身を預けて平気だし、嘘に騙される人は一定数存在する。そういう妄想や嘘は検証に一定の時間がかかるし、普通の人はそこまで慎重でも暇でもないからだ。そうなると陰謀論も一定の地位を占めてしまう。妄想や嘘から出発しても、いったんキャズムを越えたら政治的立場は成立してしまうわけだ。

そういうのをどうしよう。俺も暇じゃないからそういう妄想や嘘に付き合ってられないんだけど、そういうのが政策になるに至ってはもう逃げ場なしって感じだ。特別永住者地方参政権とか、何が正しいか分からないし、皆「自分の頭で判断しろ、だが俺が正しいから俺を信じろ、マスコミ政府白書も信頼できない」と事実上言ってくる訳だ。判断材料は妄想や嘘で汚染されつくしている。自分の見たものが正しいと信じることもできない(それだけでは妄想と区別がつかないからだ)。これでは大変困り果ててしまう。ますます政治に関わりたくなくなる。

Permalink |記事への反応(1) | 23:31

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2010-01-15

http://anond.hatelabo.jp/20100115120030

在日韓国人朝鮮人の場合は、特別永住者となる。

サンフランシスコ講和条約によって国籍離脱者となった者の子孫は、おおよそ「日本国との平和条約に基づき日本国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法」が適用されることになる。

こちらは歴史的経緯があるから、それを踏まえた議論とならざるを得ないからなぁ。

そんなのは、欧米などの他の外国人にとっては関係ないよねって話だし。

Permalink |記事への反応(0) | 12:29

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