
はてなキーワード:業界とは
なぜそうなるのか考えてみた。
元々中の人だったのだから、業界の事や技術的な動向にはもちろん詳しい。
しかし、詳しいがゆえに「じゃあ次にどうなるの?」というのがわからない。
例えばA社の時価総額が低くなっている。A社は有望な技術に注力している。
しかしA社の経営者は過去のあれこれから類推すると、ちょっと信用できない。
よって今が買いなのか売りなのか判断が難しい。
みたいになる。
こういう事ってよくあるもんなの?
つまり全く知らない業界だとニュースとかを見た瞬間から調べ始めて、その時の情勢から大雑把に予測して、とりあえず売買できてしまうけど、中途半端に知っている業界だと正と負の情報がせめぎあって判断できなくなる。
文系は理系より平均年収が低い。https://www.rieti.go.jp/jp/publications/nts/11j020.html
ネットではコンサルや総合商社のような勝ち組文系が溢れているのに、これはなぜか?
「平均年収を引き下げている大多数の文系=弱者文系」層が存在するためである。
文系領域では、そこそこの年収だが専門性を武器にしたキャリアアップが起きにくい職が大量に存在し、勝ち組とそれ以外が隔絶している傾向にある。
理系は「専門性を活かして別業界や格上企業へ移る」ルートが見えやすいが、文系では難しいケースも多い。
結果、生活はできるがキャリアに閉塞感を抱える層が厚く形成される。
今日のコンサルや総合商社で働く勝ち組は投資・数字・意思決定に触れる機会が多いため、情報商材やネットワークビジネスの標的にはなりにくい。
一方「弱者文系」層はそれらの知識に触れる機会が少なく、キャリアや将来の閉塞感を抱えがちで、かつそこそこの収入があるため標的になりやすい。
ネットで「文系は本社勤務で高収入だが、理系は院卒でも工場勤務で低年収である」といった言説を見かけるが、ここで言う文系は文系の平均ではない。
このような言説は概ね客である「弱者文系」へのリップサービスで、閲覧数稼ぎ・アフィリエイト誘導・情報商材誘導と親和性が高い「弱者文系向けコンテンツ」と見るのが自然だろう。
ここまで読んで不快だった人がいるなら、多分以下のどれかを踏んでいる。
・文系の専門性が評価されにくく、キャリアジャンプが難しい職は大量にある。
・文系職のキャリア閉塞感を打開できる「銀の弾丸」はほぼ幻想である。
(前回)https://anond.hatelabo.jp/20251216080534
けっこう書いてきたけど、最後に2つだけエピソードを挙げたい。俺のエピはもう飽きたと思うから、個人的にこれまで気になった、"尖がっている"職員を2人分紹介する。
いずれも千字程度で収める。すでに退職してる人達だけど、最低限のプライバシーには配慮させてもらう。性別がわからないよう、全員さん付けで表記する。
Aさんとは、不動産関係の部署で一緒だった。事務仕事をしている人。
この人は、能力が極端に低いタイプだった。低さの感じとしては、事務自体は進めることができるのだが、ニガテな仕事は極限まで放置だった。
例えば、地元住民から何がしかの仕事の依頼があっても、ニガテな分野だと永遠に放置したりする。いや、本当にそうなのだ。放置。それで、最後は窓口でとんでもなく怒られて、同僚や先輩がフォローする。かくいう俺もそのフォロワーだった。
ある時などは、上位組織である都道府県が絡んでいる住民関係の仕事で……どんな業務だったか、確か「○○のインフラをきれいにする」という趣旨の契約書(のようなもの)を三者で締結する。
それで、その○○のインフラを市民団体や民間企業がきれいにすることを前提に、事実上ある程度独占使用できるようになる。そういう制度だったはず。
ちなみに民間企業がこの活動をすると、(一般競争入札)総合評価落札方式において、最初から+3~5点ほどの加算になる。勝負どころの入札においては強い加点である。
つまるところ、上の仕事というのは、公共インフラを官民共同で維持管理していくための制度だ。
もう想像はつくだろうが、そのAさんは、ある市民団体から受け取った契約書を……約五か月もの間放置していた。机の中に仕舞っていた。それである日、県とのやり取りの中、異変に気付いた団体がクレームを入れてきた。いや、こっちが完全に悪いんだけど。
上司が平謝りしていたのを覚えている。神奈川県にも直接抗議文が出されたんだっけ。そして、そのAさんなのだが……実は、何の処分も受けてない。戒告すら受けてない。厳しめの注意だけだ。
Aさんは、いわゆる無能キャラだった。みんなそういう風にAさんを見ていた。それくらい馴染んでいた。まさに"すみっコぐらし"。
下手に注意しても逆効果になるという理由で、先輩や上司もAさんを厳しく扱うことはなかった。公務員を能力不足で退職させるというのは不可能である。
喩えで話そう。はてな民の半数程度は興味があるであろう『パズル&ドラゴンズ』、通称パズドラで言うと……十年以上前は、ドラゴンや天使、悪魔、騎士みたいなやつがエースだったと思う。それが時代を経るごとに、シンプル絵のトリッキーなコンボ7倍カードなどに置き換わって、今になると、すっかり萌え系カードが最強格になっている。
パズドラにおいて、十年前のエースカードVS最新の萌え系カードだと、前者の勝率は0%と言っていい。公務員をクビにするというのは、それくらい不可能に近い。わかっていただけたと思う。
この人は不動産の部署のはす向かいで働いていた。数ある建設・不動産分野の中でも、建築ポジションの人だった。当時の俺よりもかなり年上。専門学校を出た後、技術系公務員として研鑽を積み重ねて今に至る。複数の難関資格持ち。
役職は主任~主査級。「公務員業界ではここまでは自動昇進。だから実質的にはヒラ職員!」と本人が零していた。
この人には口癖のようなものがあった。いくつか挙げてみたい。
「自分にできることとできないことを区別する。できないことは気にしない」
といったものだ。民間では信じられないと思うが、Cさんは堂々とこれらを主張していた。
特に、一番目である。この人は普段の仕事中はゆっくり~まったり~に見えていたし、実際そうだった。けど、俺が見た数少ない場面では……厳しい局面が近づくほどに、少しずつ力を出してるように見えた。まぎれもない実力者だった。
ある日の早朝、一緒に現場に行くことがあった。朝八時に「増田君。そろそろ車に乗ろうか」と言われて準備してると、Cさんのいる建築部署に電話がかかってきた。
最初はCさんの部署の若手職員が対応していたが、事務職員では埒が明かず、建築技師であるCさんに電話が回ってきた。電話の子機がスピーカーモード?になっており、声がよく聞こえた。
どうやら、建築会社の作業員からのクレームのようだった。内容はうろ覚えだけど、こんなやり取りだった。
「現場の中に入って、○△設備番号の標識(下水道関係)が知りたいけど、資材や警備施設があって入れない。いつになったらここが開くのか」
「んん、あと数時間は開かないのよ。自分らがこれから現地に行って、トラブル対応の調査をして、それから業者が入る」
「それは、役所が言うことじゃなくて、元請けから聞いておくことやない?とにかく後にして」
「あ。お前、何いうとんや。こっちは仕事やぞ。現場の鍵開けてくれや」
「開きませんね」
「黙れ。お前どこの会社や!」
「……」
「お前どこの会社やて聞いてる。失礼なのお前やろ」
「知らんよ」
「知らんわけなかろう。答えんかったら警察に通報すんぞ。または会社突き止めるからな。覚悟しとけよ(^^)」
「……竹中工務店です」
「そこの社員さんには見えん、特にあんたの態度は。もういい、こっちが行くからそこで待っとれ。現場で話そうや。簡単なことやったら入って調べたる」
※実際は竹中工務店ではなく、下請の会社と思われる。彼は電話を切った後で退散したもよう
ただの乱暴者に見えるけど、Cさんの対応は演技だった。普段はこんなこと絶対に言わない。よくご飯を奢ってくれる、ニコニコおじさんである。
土木建築の部署だと、荒々しい気性の住民や企業と接することが多い。CADで図面を引ける人も必要だけど、Cさんみたいなキャラクターも必要である。いろんな意味で現場に強い人が。コンクリートにも人にも対応できる人材である。
ついでに、Cさんは英語が話せた。現場で外国人労働者や外国人住民と会話しないといけない時に心強かった。ただ……あの電話の後で、一緒に車で現場に行く時にCさんが言っていた。
「増田君。爪は隠せよ。爪が立派だと昇進してしまう。ワシみたいに、爪をうまく隠すと昇進もせんでいいし、楽や。いいか、人事課はな。俺が英語を話せることは知らん。もし英語話せることが知られたら、○○ちゃんみたいに辛くなるやろ~!(※)。ほかにも爪はあるけど、若い頃から必死に隠してきた。増田君もまあ……うまくやれ。今の時代は係長や次長や課長なんぞに昇進しても、ええことないぞ」
※Cさんと同じ部署に20代で英語を話せる女性職員がいたが、英語関係の事務分掌が増やされてストレス過多となり退職した
Cさんの意見は一理ある。ただ、自分が社会のために働けているのも大事なことだと思うので、そこは個々人の判断だと感じる。ところで、Cさんが入庁十年目で一級建築士の資格を取った時も、その後さらに十年以上職場に報告してなかったらしい。
Cさんによると、昔の課長クラスというのは、今よりも権限があって、待遇がよくて、尊敬されて、退職金は四千万に届くほどだったという。今では課長級の職員でも退職金は三千万にすら届かない。今、静かな退職とか、出世しない生き方が流行ってるけど、Cさんはとっくの昔にその領域に達していた。
「自分の実力を隠す」という観点だと、『葬送のフリーレン』に出てくる魔術師キャラは、自分の魔力をセーブしてるだろう。全員じゃないけど。Cさんも、そういう考え方の亜種なのだと思う。
Cさんが羨ましい限りだった。
今の俺は、中途半端な立場だと思う。あと数年経つと、同世代でも係長になる人が出てくる。俺がいる部署そのものの庁内序列は、真ん中くらいと思われる。可もなく不可もなく。ということは、自分もいつかは昇進するかもしれない。
ぶっちゃけ、「こいつは昇進させたらダメだろ🤣」という人でも昇進している。それで、多くの場合は途中でやらかして下の立場に降格になったり、降格しなくても――生涯教育とかスポーツとかごみ・環境とか防疫とか農林業とか道路維持とか、人気のない部署に左遷されて万年係長として過ごす。
俺がどうなるかなんてわからないけど、ひとまず昇進は遅れさせるよう今から努力している。やっぱり、コツはCさんだと思う。
「自分はこういう人間なんです」って、恥ずかし気もなくアピールできて、それで周りからそしりを受けても、堂々としていられるような――そういう人間になりたいと、Cさんと一緒に仕事をしていて感じた。
いろいろ書いてはきたけど、なんだかんだでこの仕事を気に入っている。ずっと続けていきたいと思ってる。もしお金持ちになれたとしても、ずっと続ける。
「増田と一緒に仕事するのは嫌だ」という人は今の職場にもいるけど、気にならない。公務員に向いてない自分自身が気に入ってる。今現在の査定も、一応は標準以下という感じである。査定シートだと「能力が高い面はあるものの、性格や人柄に難がある」んだってさwww
それでいい。そういう風に生まれてなかったら、俺が『たましいの仕事』をこうして持てることもなかった。こんな風に俺自身を創ってくれた天に感謝してる。
このあたりで終わりにする。
多分特定まではされないだろう。別にされてもいいけどな。それくらいじゃ公務員の身分はビクともしないし、処分を受けても戒告くらいである。
公務員してる人はわかると思うけど、公務員ってさ、『無敵の人』の亜種だよなマジで。
業界が全然違うから相談しても別に意味ないかなって思ったのと、常に割り勘で養ってもらってるわけでもないし次の職に就くまでの算段はついてるし元彼には関係ないかなって思ったから言わなかったんだけど
やっぱ言って欲しいもんなんだな
(前回)https://anond.hatelabo.jp/20251215223916
仕事は正直したくない。査定が低くてもいい。"すみっコぐらし"がいい。それで毎日早く退庁して、自分にとっての『たましいの仕事』をするのである。なお、たましいの仕事は内緒だ。絶対身バレするので。俺だって処分や戒告は怖い。
ただ、人生はわからない。例えば、一番最初に配属された住民税の部署で、俺は低い査定を受けた。先ほど書いたとおりである。それは当然であり、課長に嫌われたらそんなものだ。
「課長」と書いたけど、従業員千人以上の会社だと、民間企業の事業部長~本部長=地方公務員の課長 くらいの扱いである。多くの地方役場では、最低限の決裁権を有した課長になるのは50代以降。行政権力を振るうにあたっては、相応の年齢や職務経験を要するという考え方である。
でもさ、考えてもみなよ。若いうちから活躍しなくてよくて、定年までほぼ確実に勤め上げることができる組織の方が、社会人生活トータルでは幸せだと言えるのでは?
今の時代、超大企業でも査定が低い人は出向→転籍のコンボ☆で片道切符になり、年収も大幅ダウンになる。それを考えると、公務員業界って、古き良き日本の企業文化が残っている。
例えばビズリーチなどの転職サイトに登録すると、求人側の企業PRでこういった文言が並んでいる。
「常に新しいことに挑戦できる環境」
「あなたの成長を加速」
「常に刺激を受けながら成長できます」
とかあるけどさ、別にそんなことしなくていいんだったら、そっちの方がいいんじゃないか。成長って、しなければならないからするのであって、しなくていいならそれに越したことはない。
「社会人として成長しなければいけないのか?」という視点から物事を考える必要がある。これからはそういう時代かもしれない。少なくとも、公務員業界ではそれが可能である。身分保障があらねばならない職務性ゆえに、どんな人でも無能を理由にクビを切られることはない。
さてさてさて。でもなぜか、公務員人生の二部署目は……広報企画だった。
戦略とかプロモとか、仰々しい名前が付いてる部署だ。そこで広報紙グループの一担当者になった。例えば東京の豊島区だったら、『広報としま』というのを月イチで発行してる。あなたがお住まいの自治体でもそうだと思う。
ここでの数年間は、広報企画の最前線で働いていた。ほかの比較的若手の職員達と一緒に。月に一度は上司と一緒に総務局長や副市長のところに行って、広報誌の内容を説明していた。
今これを読まれてる公務員や元公務員は「!?」と思われたのでは。どこの官公庁でも、広報誌を作る部署というのは、いわゆる花形ポジションである。優秀だと判断された人材がそこへ行く。
俺の査定は、自分でもわかってる。低い数字だった。マジのマジで標準以下。まあ、人事評価の数字≠実際の処遇ではあるけれども。それにしても、なんで……と思ったが、思い当たるフシが2つだけあった。
ひとつめ。前の部署(住民税)から1人、若手職員を出して広報企画委員会に参加させないといけなかった。それで俺が選ばれて、その委員会の中で広報記事のアイデアを出したり、交代でFacebookに市内名所の記事を投稿していた。
ふたつめは『たましいの仕事』に関係する。公務員業界で言うと、社会教育・生涯学習の分野である。
自分自身の詳細な経歴や所属先を人に話したら「すごいね」と言ってもらえることが多い。特にじいさんばあさんの世代がそうだ。
俺は公務員の仕事はできないけど、そっち方面の才能があった。それで、高校生や大学生の時に、今勤めている市役所の市長を表敬訪問したことがある。指導者と一緒に。そして広報誌にも載った。
その頃の記録や記憶が役場に残ってたんだとしたら、俺が評価を受けた理由がそれである。一部署目の上司がパワハラで有名だったのもあるかも(ストレス耐性を評価された)。
広報記事のアイデアは出せる方だったし、アイデアが枯渇したことは一度もなかったけど、それでもほうれんそうの関係で失敗を繰り返した。仲間にも責められた。「やる気あんの?」ってさ。
「信頼されなくていいし、誰からどう思われてもいいですよ。やるべきことをやるだけです。結果が不合格でも悔いはないです」と返すと、「なんで?理解できない」って、ある先輩は言うんだ。
それで、いろいろ言い合ったけど、最後に言ってやったよ。
「誰かの悪口を言ったり、言われて気にする人ってのはね。自分に自信がないんです。自分自身を信じられる人だったら、ほかの人の意見は気にならない。それまでの人生で、自分で自分を愛せるだけの自己を確立してるんです!」って言った。あの頃は若かった!!笑
そしたら、その先輩は「頭がおかしい。基地外だよ」と言った。その直後、広報誌担当の主査に注意されてたけどな。「不適切な言葉を使うな」って。公務員が仕事中にそんなこと言ったらダメだろ。
なお、その先輩は、俺より何個かだけ年上だったんだけど……とある職員が『旧約・新約聖書』を机の上に置いてたのを見て、「ああいうのを読む人は頭がおかしい」という発言をしていた。
俺自身の考え方を要約すると、「いろんな社会での自分を持ってた方がいい。リスクヘッジのために」ということだ。会社大好き人間が仕事に全振りした結果、運悪くやらかして居場所なくしたらさ……自殺とかしたくなるんじゃないか?
でも、いろんな社会での自分がいれば、そういうことがあっても大けがを負わない。だから俺は、『お金を稼ぐための仕事』である公務員の仕事とは別に、『たましいの仕事』を持ってることを大事にする。
参考までに、元厚生労働省の事務次官である村木厚子さんの文章を引用する。『日本型社会の病を考える』という新書から。
間違った、失敗した。そう思っても、引き返せないということが、まま起こります。私の事件の時もそうでした。なぜあの時、検察は、何度もチャンスがあったのに、引き返せなかったのか、裁判が始まって、証拠の不備をさんざん突かれたにもかかわらず、それでも検察は最後に、私に一年六月の求刑をしました。恐らく検察組織の中でも、特捜事件は花形なのでしょう。そして間違ったと思っても、組織の中にいると、なかなか立ち止まれない。いったん組織として方針が決まって動き出してしまうと、その電車を止めるのも、自分だけ飛び降りるのも難しい。とても勇気がいるということです。
そんな時、杭の話が役立つかなと思うのです。この杭の話は、昔、なぜ仕事と家庭生活の両立が必要なのか、なぜ労働時間の短縮が必要なのかと聞かれた時に、私がよくしていた話です。今の「引き返せない」という話にも通じるところがあるのではないかと思います。
大きな池があります。池の真ん中には杭が一本あります。一本の杭に両足をそろえて立っているのは不安定だから、いつか池に落ちるのではないかと不安です。でも、杭が二本あれは安定します。三本あれば、安定するだけでなく、動くこともできます。
仕事だけという生活はすごく危なくて、一本の杭に両足を乗せて立っているようなものです。そこだけが自分の全世界だと思ってやっている。でも、杭にしがみついている限りは見えないかもしれないけれど、視点を変えて、あたりを見回してみたら、二本目の杭、三本目の杭が見つかるかもしれません。
仕事だけでなく、家庭生活とか、住んでいる地域のこととか、遊びや趣味の世界とか、全く別の世界が周囲にはある。それに気づくことで、視野が広がり、自分も楽になる。そういう話ですが、これは組織の中にいて、ある部分しか見えずに引き返せない人たちにも通じる話ではないかと思います。
私の事件の時の検事たちも、途中から、こんなことやっていていいのか、このまま進んでもいいのかと思いながら、結局は、一本の杭の上に立ち続けていたわけです。日大アメフト部で相手チームの選手に反則行為にあたる激しいタックルをした学生も、プレーした時までは、ずっと一本の杭の上に立っていたのでしょう。けれども彼は自分で会見をして、謝罪をして引き返した。学生が一人で会見をしたのはすごいと思います。
きっとそれまでは、一本の杭が自分の全世界であり、そこから落ちたらどうしようと思っていたのではないでしょうか。だけど思い切って杭から降りてみたら、地面があった。別の杭もあった。一歩足を踏み出してみたら、実は向こうにも杭がもう一本あった。なんだ、自分がこれまでやってきたこと、培ってきた価値観は間違いだった。そう思ったのではないか、と想像するのです。
もちろん、全世界だと思っていた杭から足を踏み出すのはつらかったと思うし、苦しかったと思う。でも、自分はこんなことをやっていていいのか、このままでよいのかと思いながら一本の杭の上に立ち続けていることが、果たして楽しかったかは大いに疑問です。 P.110-112
さっきの先輩や別の上司に言われたことがある。「あなた、この仕事は趣味でやってるの?」ってさ。
その場で言ってやったよ。「趣味じゃないですよ。公務員は副業でやってるんです」って。
その時は、なんとなく返答しただけだった。無意識だった。特に考えはない。
でも、今ではわかる。俺にとっての公務員の仕事は純然たる『副業』である。あの広報誌担当をしていた頃も、もちろん今だってそうだ。
こんなことを書いてると、「公務員は本業に専念してくれ」というブクマコメントが飛んできそうだ。でも別にいいじゃん、税金で給料もらってようと、営利活動の利益から給料もらってようと。お金に色はない。どっちでも一緒だ。
最も重要なことだが、日本国憲法はその第22条で職業選択の自由を保障している。憲法>地方公務員法であるのは言うまでもない。
「たかが田舎で権力を持っただけの自分が、たかが人間がつくったルールを破ったとて、所詮はいと小さきことにすぎない。神の創られた天の星も山も森も、微塵も影響されていないではないか」
はてな民は出典小説まで含めて気が付くだろうけど、上のセリフは典型的な詭弁なので注意。「盗人猛々しい」とはこのことである。※悪徳の栄え
ただ、俺の心境はこれに近いものがある。俺は、俺自身のルールで生きて、すべての責任を引き受ける。そういう生き方が理想である。
さて。広報の部署には3年残留した。俺にしてはいい方である。その次の部署はいわゆる原課だった。広報企画みたいなスタッフ部門じゃなくて、事業をする部署である。
上のエピソード2.で書いた建設・不動産の部署に異動になった。その部署には長いこと居座った。人事課から向いている判定を受けた可能性が高い。その判定を受けると、公務員でも3年異動ルールの例外になる。
戸籍・税務・福祉だと、長い人だと十年選手がいる。彼ら彼女らは、専門職枠として認定を受けたのである。そんな影の制度がある理由は、弁護士を含んだ士業の人達と渡り合う必要があるからだ。
これは蛇足になるが、戸籍の部署を通り過ぎる時に見たことがある。弁護士の人が委任状?を持って、依頼者の離婚した元妻の子の住所を調べにきたのだが……戸籍部署の職員が職権で拒否してトラブルになってた。
はてな民の人は、「そんなことしていいのか?」と思われるかもしれないが、実際できるのである。法律にも「職権で回答しないことができる」旨が書いてある。警察からの照会であろうと拒否が可能。公務員業界では、「戸籍と税金と道路は強い」のである。
ただし、弁護士等からの照会を拒否するなど、特別な措置をするにあたり、法律面をクリアーしているか判断をするために専門職枠の職員が必要なのである。
中小SIerに入社されて感じられた率直な感想や疑問点、そして業界に対する鋭い批判、大変興味深く拝見いたしました。特に、「技術が軽視されている」「人月商売の構造」「SE/PGの分業」といった点に関するご意見は、まさに私ども顧客企業が日々、SIerとの取引の中で肌で感じ、時には課題として認識している部分でもあります。
しかしながら、貴殿の文章には、Web系企業と比較した際のSIerの価値や、顧客企業側のニーズに対する理解が一部不足しているように見受けられます。顧客企業の立場から、貴殿のいくつかのご批判に対して反論させていただきます。
貴殿は、SIerが「プログラムが書ける人」を自社サービスに使わず「人に貸して金取る」のは戦略的に間違っていると指摘されています。Web系企業が自社の「武器」を理解しているという点も理解できますが、SIerの「人月商売」が横行する最大の理由は、顧客企業側の根強いニーズにあります。
Webサービスのような単一の製品ではなく、金融・製造・物流など、複雑かつ大規模な基幹システムを構築するには、一時的に数百人規模の専門的なマンパワーが必要になります。
顧客企業は、開発ピークが過ぎた後、大量のIT人材を社内に抱え続けるリスクを避けたいと考えます。必要な時に必要なスキルを持った人材をスポットで調達(変動費化)できるSIerのビジネスモデルは、極めて合理的です。
貴殿はプログラムの複製可能性に言及されていますが、私どもが求めているのは、パッケージソフトではなく、企業の業務フローやルールに完全に合わせた、オーダーメイドの「複雑な業務システム」です。この「業務への深い理解」と「それを実現するカスタマイズ」こそがSIerの提供価値であり、Web系企業とは根本的に異なります。
貴殿はSE(システムエンジニア)とPG(プログラマー)の分業に強い違和感を覚えているようですが、これは「単価」のためだけでなく、システムの「品質」と「持続可能性」を保つために必要な構造です。
SEは、業務要件定義、顧客折衝、システム全体設計、プロジェクト管理といった、高度なコミュニケーション能力とビジネス理解力が求められる専門職です。PGは、品質の高いコードの実装、技術的な最適化に特化します。どちらも極めて重要ですが、役割を分けることで、それぞれのプロフェッショナルが最大限の能力を発揮できます。
貴殿が仰る通り、設計とコーディングは密接ですが、大規模システムにおいては、設計者が自ら全てをコーディングするのは物理的に不可能です。設計(SE)はシステムの骨格と道筋を決め、PGはその設計に基づき品質保証された実装を行うという、明確な役割分担が、納期遵守と品質維持の鍵となります。
SIerで技術が軽視され、マネジメント層へシフトすることが「単価」のためだと断じていますが、これは「顧客のビジネス成功に責任を持つ」というSIerの責務に裏打ちされています。
私ども顧客企業が求めるのは、「最新技術」そのものよりも、「システム導入によるビジネス上の成果」です。
マネージャーは、技術だけでなく、予算、納期、人員配置、顧客との調整といった、プロジェクト成功に直結する要素全てを管理し、最終的な成果に責任を負う役割です。このリスクと責任に見合う対価(単価)が設定されるのは当然であり、経験を積んだ優秀な人材がマネジメントに就くことは、顧客にとっても極めて重要です。
貴殿の、現状を改良しよう、自動化しようという姿勢は非常に素晴らしく、私ども顧客企業はそうした熱意ある提案を常に歓迎いたします。しかし、SIerのビジネスモデルは、単なるプログラミングの受託ではなく、「顧客の業務全体を理解し、巨大なシステムを納期と予算内で完遂させる」という、極めて複雑でリスクの高いサービス提供によって成り立っていることをご理解いただきたく存じます。
悲しくなってくるよ。
だってこんなのSEKIROやブレワイが居たら話にならない扱いレベルでしょ全部?
CIV4やオブリが最初に流行りだした頃の「今のゲームすげえええええええ」って興奮を思い出したらさ、この程度のものが10年後に賞レース争いしてるとか想像もできんやろ。
ゲームって多分もう一通りのネタは使い終わって、如何にして焼き直すかでしかないんやと思う。
んでもって焼き直しを少しでも目新しさのある畑でやったら「これは凄い!画期的だが王道でもある!」って簡単に褒められちゃうんだなって。
まあイングレスとかだって大昔かある地図使った遊びの延長でしか無かったのに凄い新しく感じたし、シュタゲやKANONも元ネタがチラツキこそスレ美少女ナイズされただけで感情移入度の変化で楽しめたからなあ。
でも流石にそういった手法自体が手垢が付いてる感じがするんだよね。
他のジャンルから何かを持ってきて移植して組み合わせの新しさで勝負的なのがさ。
でもそこに大きな工夫っていうか意外性っていうか「俺が思いついてもこのバランスを目指せなかったと思う」的なのがあればね。
たとえばローグライトカードゲームってやってることはTCGのシールド戦とノンフィールドローグライトのかけ合わせなんだけど、それであそこまで興奮を生み出せる形になってるのは凄いと思うわけ。
あとは数独×ADVゲームっていうジャンルも「総当りと推理の間のバランスに対して完璧な答えはここにあったのか!」って震えたわけですよ。
そういうのが欲しい。
つうかね、「最新の高画質と処理能力を駆使して昔出来なかったことおおおおおおおおおお」みたいなのもう腹いっぱいなんですよ。
コンシューマーはある程度しゃーないけどスマホのオープンフィールドブームとかマジでアボカドバナナよ。
ゆーてそれらに勝ったウマ娘も「でもこれパワポケで30年前からやってたやつでは・・・」なわけじゃんですよ。
なーんかな—止まってるな—。
進歩してないな—。
俺はさ、古いゲーマーだから「ゲームの楽しみってのは技術の進歩によって可能になった新しいアイディアの発露なわけ。技術の進歩そのものを扱った現代アートとしての側面もあるわけよ」って感じなのな。
そんな俺からすると昨今の「とりあえずアイディアの水平移動×技術の縦異動で新しい感出しました!実際の所は新規性0です!」みたいな大学4年生が苦し紛れで出して教授が「就活もあったから仕方ないよね。でも会社で新規事業開拓しろって言われてこういうの出したら絶対通らないことだけは覚えていってね。とりあえず出したからB判定にするね」って言われるような感じのやつ~~~マジでいい加減にしてくれ~~~~~~
当方は30代の地方公務員である。関東の役所で働いている。役所の中ではいわゆる最前線。直接住民に接する仕事である。正直、大した者ではない。勤務評価が高いということもない。
今回は、そういうエピソードを語りたい。いわゆる自分語りになるけど、できるだけほかの職員の面白い話も入れてみる。最近のネタはさすがにまずいので、目安は五年以上前ということにする。
守秘義務!とか言われるかもしれんが、これまでの公務員増田の先達が綴った日記を読んでる限り、若輩である俺が語る内容は大したことじゃない。これまで人気作になった増田公務員ものを、例えばサバンナ・ライオンだとすると、これから俺が語るのはチンチラである。
サバンナ・ライオンとチンチラがガチ喧嘩になった場合、100回中95回はライオンが勝つだろう。先達の増田の方が偉大だということだ。
まず、お世辞抜きで査定が低い方である。民間の人事査定は知らないが、公務員業界は5段階評価である。1~5の中だと、これまで取った中で一番多いのは「2」である。合格点未満。
査定結果が悪い公務員は、中学高校で成績悪いヤツのようにバカにされがちだし、イベント仕事や選挙事務(最近だったら参議院)とか、市全体の行事など他部署協働の仕事があっても大した役割は振られない。上司からも軽んじられる。
だが、俺の場合はそれでいい。悪態ついてるわけじゃなくて、本当にこっちがいいのだ。てれんこやってる方がいい。なんというか、普段の職場内ではすみっこの方でしみじみとしてる……そう、「すみっコぐらし」である。それがいいのだ。ちなみにとかげが好き。
公務員の給料というのは、査定が2だろうが3だろうが4だろうが、誤差は数%以内である。数段階の役職差を踏まえても、生涯賃金差は10%もいかない(※)。これが地方公務員業界のリアル。どんだけ能力に差があっても、同じ年齢で給料や待遇に差が出にくい。
※国家公務員は違う。同年齢でも最終役職の違いで生涯賃金差が3割違うこともある。具体的には、本省の課長級になると年収が300万近く上がる。以後も同様
持論だけど、今の世の中では、(たとえ給料に差があっても)多くの人は経済社会で「すみっコぐらし」がいいと思う。仕事量が少ないのが一番である。それで、定時になって職場を出たら、『家庭』とか『趣味』とか『たましいの仕事』でもなんでもいいけど、その人が人生で一番大事にしてることをするのだ。
俺も、それが目的で今の市役所(区役所)に入った。自分が将来何をしたいのか、どんな人間になりたいのか。そういうところから逆算をして、今の仕事――さほど適性のない事務系公務員を選んだ。ある意味、静かな退職に近い。
実際、俺の仕事ぶりはよくない。一例を2つ挙げてみる。できるだけ簡潔に。
これが一番くだらないと思う。連絡とか報告とか相談とか、共有みたいな言葉もそうなんだが。
何でイチイチそんなことをしないといけないのか、と思うことが今でもある。新人時代から、あまりほうれんそうをしなかった。すると、先輩や上司が怒ることがあるし、こってり絞られる。しかし。
俺は動じなかった。学生時代からスポーツをやっていた。中学校からずっとやってて、高校と大学の時には(自分で言うのもなんだが)優れた実績を出してる。就職先の推薦話が来る程度には。
ある時、ちょっと年上の女性職員からネチネチ言われてたんだが、「まじめに仕事をする気があるの?」と聞かれた時、「答えません。意味のない質問です」って返すと、さらに怒り出した。
「仕事をまじめにやるとか、人の質問にちゃんと答えなさいって、小学校で習わなかったの?さっきの窓口のあの人、税金払ってないんだよ。その対応でよかったの?」と聞かれた。この女の怒りは有頂天に達していた。
さすがに俺もどうしようかと迷って、「小学校で習ったこと、あんまり参考にしてないですね~(^^)」とか冗談を返したら、その先輩女性がキレた。
「いい加減にしろ!」
って、その課長が俺と先輩女性を一喝した。当たり前だと思う。区民やその他の人も見てる中で、先輩女性はみっともなくキレた。俺は冷静だった。
先輩女性は、次の瞬間に「なんでわたしも怒られるの!?」みたいなことを叫んだ。それで俺が睨まれたので、睨み返していたら……上司に別室に連れて行かれた。
ある小部屋で、遠まわしに「この一年がラストだ。ダメなら辞めろ」と言われた。「課長の方も、考え方や価値観が現代社会に合ってないですよ。あの先輩、あんなに大声出して、区民の方に聞かれて課長は情けないって思いませんでした?」と問い返したよ。
課長がちょっと前の飲み会で部下にハラスメントしてた時みたいに、「いいか。次は人事んところに行くぞ。退職勧告したろうか」と凄まれたので、「意外と俺の方が勝つかもしれません。勝負事好きなんで。先日の飲み会の時のセクハラ行動、ばっちり録画してます(^^)/」と静かに伝えると、課長はため息を吐いた。
そして、これらのことを言った。
「お前、もし障碍とかあるなら言った方がいいよ。あるなら特別扱いしてやる。こっちのメンツも立つし、お前の身も安全になる」
と捨て台詞を吐いた。
それからまた少し問答があって、課長は小部屋を出て行った……その後、人事課に呼ばれるなんてことは当然なかった。この程度のことで人事課は動かない。こんなことに関わってる時間はないのだ。もっと本質的なことに集中すべきだと俺も思う。
実際に準備はしていた。あの税務課長が人事課にダイレクトで突撃すれば、俺は人事課に呼び出されて、場合によっては説教以上の不利益を受けてしまう。でも、極力そうならないように、ダメージを少しでも減殺できるように、課長やほかの先輩が悪いことをしてる情報を証拠付きで入手していた。
あの課長は、俺が持ってるカードに気付いたのかもしれない。もしくは、あの人は農業部署の係長・課長だった時もパワハラで有名人だったんで、人事課から釘を刺されていたのかも。
俺にも地方公務員としての矜持がある。査定が低いというだけで、実際に仕事はできる方だと思う。ただ、俺のことを嫌いな人が一定数いる。自分を隠すのが嫌だから、常に本音をぶつける癖があるせいだ。
好きな人はすごく好きなんだけど、嫌いな人はすごく嫌いだ。それで結局、低い査定になってしまう。たまにだけど、5段階評価で「3」以上をくれる上司もいる。
さてさて。この当時は、泥臭い事務仕事をする部署にいた。所管業界でいうと建設・不動産である。タイトルにある企業版モンスタークレーマーは確か、都内に本社がある工務店だった。ある問題案件で、うちの道路局(一部署)が窓口まで呼び出した。
セ・リーグの試合で、スタジアム内にスポンサー企業名を載せるほどの会社だった。だから、紳士的な対応をしてくれると思ったのだが……以下、当時の折衝記録簿(GoogleDriveに保存)から、最低限だけ抜き出して説明する。企業名が特定されそうな部分は削った。
かなり圧縮した。最初の発言が自分で、次の発言が相手会社のなんとか部長の人である。会議室ではなく窓口を選んだのは、密室を避けるためである。相手がヤクザ気質である可能性があるので、こういう時はオープンな窓口とするのが基本だ。
まず、俺の隣には直属上司である係長が座っていて、対面のなんとか部長の隣には、本件をやらかした一般社員がハムスターみたいに縮こまっていた。
「○○設計さんが先週、道路側溝に無断設置したグレーチングは、昨日撤去したということでいいですか?」
「ちゃんと道路占用許可の申請をすれば通るとは思います。追加で○△の施工が必要になりますが」
「グレーチングですが、水路端にただ置くだけではいけない、その○△の追加施工をしないとだめだと聞きましたが本当ですか?うちは、施主さんのために無償サービスであれを置いてあげたんですけど」
「当市でもほかの市でも、店売りのグレーチングをドン!と水路蓋として置くだけだと道路占用許可は降りません。県の基準もあるので。あのグレーチング、占用物ということになると、あそこの新しいお家の所有物になります。今後何があっても、あのお家の責任になっちゃうので。無許可占用だと、十年後なんかにご近所トラブルの危険があります。グレーチングが老朽化した後だと特に……」
「やはり占用許可はいらないです。撤去するだけにします。それで、あのお家の並び、ほかのお家も勝手にというか、道路際に水路の蓋や歩道ブロックを置いてる家、いくつもありますよね?」
「ありますね。昔だと、勝手に置くことができてしまったので。今は施工業者さんが必ず申請を出します。昔であっても法律上はアウトなんですが」
「あれらはもう無理です」
「なんでですか!うちらだって施主さんのために無償でグレーチングを置いてあげたのに。不公平です」
「いえ、けっして不公平では」
「同じ並びの家にもきちんと指導してください。それで、その結果をうちに報告してください」
「お断りします」
「おかしくありません。指導するかしないかは、道路の所有者である道路局が判断します」
「あなたの会社が上場企業だから。悪質さが違いますから。明らかに知ってて故意でしょ。はっきり言いますけど、グレーチングの所有権とか責任とか、占用許可を取らずに施主さんに押し付けて、最終的な責任とらせようとしてましたよね?」
「いやいやいや!なお、おい……うちら、都市計画課これから行きますけど。あんたの道理が正しいか判断してもらいましょうか?」
「いいですよ。どうぞ」
「てゆうか、別の人出してもらっていいですか?係長さんはいるけどさ、課長さん出してよ。今あそこの奥にいるでしょ」
(建設課長は奥の席で縮こまっていた。気が小さいタイプの課長だった)
「これは部署内での決定事項です。協議済です。結論は以上です」
(本当は協議してない。係長も課長もヒラである俺の判断を追認することが多かった)
その後、上記の○○設計は建築許可を担当している部署にクレームを付けていた。ただまあ、縦割り行政なんで、そこに行ってもどうにもならないし、こちらに対応依頼や情報提供があることすら稀である。行政機関はそういうものだ。うちが大きい役所だからかもしれないけど。
俺の接客態度は、正直悪いことが多かった。戸籍課とか福祉保健課などに比べると、うちの接客は荒っぽくなることもある。でも実際、モンスターハンターみたいな企業は多い。あっちが法令違反してるのに逆ギレするんだから。こちらとしては、乱暴な口調の会社や住民が来たら、【そういう対応】をせざるを得ない。
以上の体験について思うことがある。
係長も課長も、気が弱いタイプだった。怖い見た目の業者が怒鳴ってくるとタジタジになる。しかし、俺みたいなヒラ職員がリスクを背負って、ああいう土木・建築・測量設計・行政書士・司法書士・土地家屋調査士と戦うから、上司がトラブルの矢面に立たずに済む。
そして俺も、ほうれんそうとか法令順守とか社会常識とか、そういうのに囚われずに仕事ができる。彼らとはWinWinの関係だった。
この部署では、なんと係長が俺に対して「4」の評価をくれた。でもそれを貰うと、次はレベルが高い部署に異動になる恐れがあったので、建設課長に頼み込んで「3」に引き下げてもらった。係長、ごめんな。今でも感謝してるよ。ありがとう。
俺じゃん!!
俺が書いたと思った!!!
ファミ通も毎号見るし、ニンダイも見るし、Xのタイムラインはゲーム情報ばかり
でも!!!
全く!!!!!
おかしいよね?
けど、やらないんだよ
やる気が出ないんだよ!!
これ本当におかしい
Nintendo Switch2も買ったけど、やってないんだよ
マリカとか買ったけど、やらない
ゲーム実況はそこそこ見る
「代わりにやってもらう」
この感覚なんだよ!!
なんならスパチャする
去年がギリゲームをしてたと思う
今年は本当にしてない
Nintendo Switch onlineの追加パックまで入ってるのに、完全に無駄金
こういう人、割といるのか?
これってゲーム業界になんの貢献もしてないし、自分のためにもなってないんだけど、
とは思ってる
毎日見るんだよ
そのいつかが来る日を願ってる
自分はそれで別れたよ
相手が勤めてた会社のSNSで知って、流石に教えておいて欲しかった、って言ったら大喧嘩
なんで言わないといけないの!?って、そりゃさ、結婚の話も出ている中こんな大きな決断を匂わせもせず何も言わずにやられたら信頼されてないのか!?ってなるよ
特に相手の業界は特殊で、1度辞めたらなかなかそこには戻れないしすぐに仕事も決まらないだろう、ってわかってたから余計キツかったな
お金の面とか、先に言われてたら全力で助けるし応援するけど、しれーっと出す感じになってたのは信じられなかった
結局、色々言われたのが嫌だったってフラれたけど、そんなことも雑談としてでも言えない相手とはずっとはいられなかったと思うし、増田もその相手とは別れた方が懸命だと思う
人生の局面を相談できない人はきついよ、特に3年付き合っていたなら尚更
まだ数ヶ月で浅いならわかるけどさ..
反AIのバカによって国内企業は攻撃され潰されて結局海外企業に持っていかれるのほんと笑えるな
業界大手「81プロ」声優の声、AIで多言語化 “あの声”のまま外国語配信へ 米ElevenLabsと提携https://t.co/0J1D67Phqv—ITmediaAI+ (@itm_aiplus)December 15, 2025
LINEオープンチャット「はてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらにAIを使用し、試験的にまとめまています。
---
---
---
---
---
---
---
---
外食や雑談を通じたガス抜きと共感がチャットの大きな役割になっていた。
最終的にはユーモアや食べ物の話に戻る、緩急のある1週間だったと言える。
https://anond.hatelabo.jp/20240722084249
今年も一年が終わろうとしている。
今年もまた、脅迫や脅迫まがいのことを生業として過ごしてきた。ただし相手は間違えていない。
つまりどういうことかというと、社会的正義のための脅迫や脅迫まがいのために飼われている立場である、ということである。
だからガッツリ脅迫をしてもし相手が被害届を出したとしたら、相手はこちらサイドが洗いざらい警察に告発するとやましいことがめくれるため、それをされることは無い。
はずだった。今年も一年、無事に終わろうとしていた先月のことだ。ちょうど一ヶ月前になる。
前日が華金であったため立ち飲み屋に何軒か寄り、終電で帰宅していた翌朝だ。
眠りに落ちたのは午前2時頃であっただろうか。不眠なのでいつも通り眠剤も入れた。
そういうわけで10時になってもまだ深い眠りの中に居たところを、ケーサツ達にゾロゾロ入ってこられて寝込みを襲われた。
治安もいいし盗まれるものもないからだ、強いて言えばPS5、レア物のスニーカー、某アパレルブランドの洋服などは総取りされれば30万円程度の被害額にはなるかもしれない。
(盗んで売った者は10万円程度は手にするだろう)
それで難なくケーサツ達は俺の部屋に入ってこれたわけだ。まあそれでいい。鍵が開かないからと大家さんに連絡されれれば警察沙汰がバレる。バレずにいたいからな。
まどろみの中、メガネもないままおぼろげに確認すると8人もケーサツが乗り込んできている。しかも10時に。「ケーサツでーす、ケーサツでーす、起きてー」などと声を発しながら。
ふつうこういう時は近所への配慮から早朝ピンポンでこっそり連れていかれるものじゃないのか?それをこんな時間にゾロゾロと。配慮など無いようだ。
逮捕令状、ガサ状、押収令状の三枚の紙を見せられ、ぼうっと寝ぼけているとガサがさっそく始まった。
本棚やタンスの引き出しなどを漁られ、「本と服が好きなんだねえ」と言われたぐらいであとは机の上のサバイバルナイフをチェックされた。
これは何をは言わないが、何かの時に使用するために持っているもので、刀身は長いが切れ味は悪い。ま、そういうことだ。
ナイフについては「こういうものを持っていてはいけない」とだけ言われて押収はされなかった。どうやら押収令状に書いてあるもの以外は押収できないらしい。
令状には「スマホ」「パソコン」と書いてあり、素直にスマホとノートパソコンを差し出した。パスワードを聞かれたのでそれも素直に吐いた。どうせ即開けられるからな。
ちなみに、俺はAndroidだがiPhoneのパスワードはケーサツでもロック解除は困難という話だ。
どうしても見られたくなかったらパスワードを黙っていることも可能だろうが、それが取り調べにプラスに働くかマイナスに働くかは分からない。
基本的には素直に吐いたほうがいいだろう。容疑の唯一の証拠たりえるものがiPhoneの中である、というならワンチャン賭けるのもありかもしれない。
逮捕状がすでに出ているので手錠はされてもしかたなかったのかもしれないが、近所の目も気にしてくれたのか、そのまま連行されハイエースというのか、ケーサツがよく使う大きな車に押し込められた。俺などという小物、この小さな事件でケーサツが8人も来ているのはよっぽどおおげさだな、2台も車で来てよ、と思った。
署へ向かうことになった。
正直あちこちへ脅迫まがいや脅迫をしていたので、どこでだれが被害届を出していて、どこの署に連れていかれるのかわからなかった。
数十分ほどの距離を走り、署へ到着。東か。あいつかよ。この一年まるまるかけてお互いのサイドが弁護士までつけてやりあってきた宿敵だ。
やつの不法行為ももちろん許せなかったが、俺の中に燃えている社会的正義という炎がやつを許さなかった。
やつはそれなりに地元で悪い意味で有名な人物であったが、雲隠れをし連絡もとれないという状態で完全に逃げをうっていた。
依頼者としても手の出しようがなく、行政やケーサツに訴えても助けになってくれないからこちらに話が回ってきたというわけだ。
結論から言えばネットを介した仄めかしレベルの文面が脅迫の容疑ということで、それが半年前に出ていた被害届でやっと逮捕にきたということのようだった。
こちらとしては仕事としてやっているので、証拠が残るネットを介してのものでもラインを超えないレベルのやり方というのも心得ている。はて、どうなるかなと思った。
だからこそ細心の注意を払っていたはずだが、と。思案。
前回は略式起訴で罰金10万円で済んだが、「繰り返し」「同じ罪状で」「危害性が高い」となると今回はどうなるか分からないな。
それはある業界の日本ナンバー2、この県でもトップで、隣接する業界の様々な肩書のある立派な人物からのチクリからであった。
その男は「この業界で悪事を働く者は許さない」と常々言っていた人物であったが、その人物にまんまとハメられ「ぼやき」をスクショされ宿敵に証拠として提供されそこから被害届が出たというわけだ。まぁ耳を疑ったね。後に検事にも聞かれたが、「そことそこが繋がっているとは思わなかったわけだよね?」と。「悪事をなす者とつながりませんと言っている者がつながっているとは思わないじゃないですか」ということで、俺は業界の偉いさんから目をつけられて留置所へ行くことになったわけだ。この腐った業界、根本から変えなくてはいけないなと今は思っている。「魚は頭から腐る。俺はウンザリしてるんだ。」
逮捕されたら通常どうなるか。まず48時間(最大72時間だが、まあ48だろう)の勾留が決定されていて、取り調べが行われる。俺の場合、3~4時間。
もっと複雑だったり容疑が多かったりすると最初の勾留も取り調べも長くなるだろう。俺の場合は事実確認とどういう意図でやったか、簡単にまとめられ取り調べ終わり。
細身の感じのいい刑事だったな。雑談も交えながらな。俺も素直に応じたしな。で、そこで前科前歴のことも聞かれる。素直にその時前回の脅迫の前科のことも話した。
俺はとことん正直だから「あると思いますがねえ」と言ったが、無いという。これは当然あとから出てくるわけだが。日本の警察の調査能力・捜査能力は世界一だから隠しても無駄であるからすべて話したほうがいいというのは留置所で話す被疑者仲間や弁護士先生とも共通の見解であるから、舐めないほうがいい。無能ケーサツ神奈川県警ならばどうにかなるかもしれないが。
前歴の二十歳の時にやった自転車どろぼうで微罪即日釈放の紙ペラが一枚出てきただけで、「これだけだよ」と言われたが。
まあこの時は「それが出てこないということは俺に有利だ。幸運だ。略式起訴で罰金払ってすぐ出られるだけだな」と思っていたが、当然あとで前科が出てきて、「起訴(裁判をするため拘置所へ行って1ヶ月~二ヶ月、檻の中に居なきゃいけなくなる)か略式か半々」という心理的にかなりしんどい気持ちで過ごすことになる。
ここら辺りで「家族に連絡を取るか」聞かれるが、これはそれぞれの事情によってそうしてもいいししなくてもいいと思う。
が、有罪になった場合はどっちみち身元引受人に家族・親族に来てもらわなくてはいけなくなるから、言ってもいいだろう。
ちなみに保釈金を200万円だか積めば出られる可能性もあるから、弁護士と家族と相談してその道をとってもいい。認められない場合が多いが。逃げられたら大変だし。
補足情報として保釈金協会とかいうビジネス団体もある。これは大体、10万~50万ぐらいで、その200万円を肩代わりしてくれるという団体だ。
いいビジネスもあるもんだ。俺のとこは6万円と、かなり良心的だったが辛くとも中に居ることを選択した。
前回もやったのだが、次は「鑑識」だ。
全体の写真を撮られ、正面、斜め、後ろ、顔(メガネ有り/無し)を撮られ、指紋掌紋、チョップのとこの紋を取られて、身長体重を測られて終わりだ。
その後いよいよ警察署に併設されている留置所への扉が開く。その時にはもう手錠をされていたと思う。手首の骨に当たる冷たい金属の感触はなかなかに人権的ダメージをくらうよ。
刑事が「また」と言うので、ああ、48時間勾留→検察での弁解録取→裁判所で勾留10日延長はほぼ確定だよな、と覚悟は出来ていた。48時間勾留で返される人は中には居るだろうが、誤認逮捕とかそういう人たちだろう、99.9%の人は警察がやれるマックス20日勾留延長をくらう。その後、再逮捕でさらに延長、一ヶ月以上留置所で調べを受ける被疑者も居る。
「弁護士」についてだが、まずは当番弁護士というのがその日のうちに来るだろう。わけもわからない状態なら色々聞いてみるといい。
時間は30分ぐらいで、と決まっているらしいが、それはあくまでも目安なので後ろに面会が詰まっているとか弁護士が忙しいとかじゃなければ1時間でも話してくれるだろう。
そして、+10日の勾留(最大20日の勾留が認められている)が認められたら、裁判所で国選弁護士か私選弁護士を選ぶこととなる。
国選弁護士は資力が50万円以下の場合、つまり貧乏人の場合タダで公費から雇える弁護士だ。半ば公務員のようにこの状態でなるため、もしこの弁護士の助言などによって思ったより刑が軽くなったからといってもお礼になにか渡してはならない。感謝の気持ちがあってもだめなものはだめなのである。
それよりお金があれば私選弁護士といって、各々が交渉して報酬を話し合って弁護士を決めることになる。が、裏技もあってそれ以上お金があったとしても国選ルートに無理やりズラすことも出来る。うまくやれ。弁護士はこれまでの経験からどれぐらいの刑罰になりそうか(起訴か略式起訴か不起訴か、釈放まである)とか、法律の知識とか、不安を和らげるとか、雑談相手になってくれる。俺などはずっと雑談をしていたが。その時にもらえるかどうか分からないがもしその時たまたまお金を持っていなくてノートも買えない(お金を持っているとお菓子とかノートとか、その程度のものは買える)ようなら、「弁護士からのアドバイス」という小冊子と「被疑者ノート」という取り調べの記録をしておくための冊子をもらっておこう。ヒマ潰しに絵でも書いていてもいいし、俺のように中であったことを文章にしてこのように残しておいてもいい。本来の使い方としては、取り調べに暴行や脅迫や威圧がなかったか、署名の捺印を強制されなかったか、容疑以外のことで聞かれなかったか(原則、容疑以外のことで、これやあれもやってるだろ吐け、というのはNGだ)とかを記録しておいて裁判の時に自分の身を守るためのものだ。
いよいよ「留置所」だ。
俺はチャックのある皮パンに、チャックのあるダウンジャケットを着ていたからそれが金属探知機に引っかかるからということで預かられ、というか持ち物身ぐるみすべて剥がされ取られるのだが(財布や免許証や靴から靴下まで)、ジャージと長袖とトレーナーに着替えさせられ、これも何百回されたか分からない「身体検査」という全身を触ってへんなものを持っていないかのチェックがなされる。足裏まできっちり金探されるよ。
では「留置所の中」についてだ。
どんな感じかというと、硬い畳が三枚敷かれていて奥に和式便所と扉があり、外を覗けるようになっている(金網越しだが)。
その広さは1人で居るには少し広いし、2人だと狭いといった程度だ。つまり留置者が増えて同室になることも想定されているということ。
この頃はまだなんということもなかったのだが、留置最後のほうになると忘れもしない12/3、留置所の警察官(看守)の若い兄ちゃんが昨日雪降ったんスよ。
というぐらい俺の居た期間というのは季節のちょうど移ろい時で、暖房は一応効いているのだが奥の金網の向こうは外と繋がっていてケーサツが時々通る通路になってる。
そのためそこから冷気が入っていて寒くてやれなかった。毛布か布団か何か出してくれないかと言っても駄目だ。耐えるしかない。
なんにもない、なんにもすることのない部屋で。時計もカレンダーも鏡もない(鏡は割られたら自殺自傷の恐れがあるから当然だろうが)。
そこでじっと過ごすことになる。大体の人がマックス20日と+最初の勾留48時間の20数日はそこで監禁されることが確定となるわけだ。
時計は留置室からひょいと覗けば時間は分かる。が、時間の進む遅さの苦痛に耐えられないため見ないほうがいいかもしれない。
今日が何月の何日か、というのも分からない。それは一日に30分だけ読ませてくれる新聞で確認するしかない。ちなみに新聞は産経新聞でかなり「右」だった。
俺は「左」の人間なので、反対側のイデオロギーから見た新聞の見解というものを見れたことはけっこう収穫であった。右の人たちの考えを知ることが出来たからだ。
時はちょうど台湾有事発言を高市がして、さてあれはどうなったかな、オールドメディアと呼ばれるものでは実際どう報じているのかな、と覗いてみた。
(ちなみにテレビにも一応イデオロギーはあるがあれはもうすべてがエンタメなのでメディアと呼べないと俺は思っている、うちにはテレビもないし知らないが)
記事自体はファクトであり何も偏りは感じない、ちゃんとしているじゃないか、と意外に思った。が、あの社説というのか、あの窓のところだけとんでもなく偏っていた。
小誌(産経)意外は高市発言を批判しているがうちはしていない、国民の支持率は高い、テレ朝のコメンテーターの発言に不満がある、とかなり寄って語られていたな。
それは日々のことでおもしろがって見ていたが、そのイデオロギーは時々記事にも漏れ出していて、特にコラムのような自由欄については櫻井よしこの大枠での起用や、へんなおっちゃんが関西弁での口語調で「中国とは断交したらええねん」レベルの発言をさせていたのは気になった。「右」の人にとっては気持ちの良いものだろう。私はまあ逆の立場だから、苦笑いするのみであったが。
ともかく、それでもそれは情報食いの俺にとって日々の確実な楽しみとなったし、今日が何月の何日で何曜日なのか・・・を知るためのたった1つの与えられたものだったので意義が大きかった。
ちなみに留置者に何か影響を与えそうな記事は白い厚紙で厳重に読めなくしてあり、恐らく犯罪関連のことは知らせてもらえないのだろう。中にいて一度も山上の記事などは見なかった。
ただ、ごく小さな記事で死刑を求刑されていた者が、発達障害ということで情状酌量して無期になった、という記事ぐらいは見ることが出来た。
基本的に障害があるからといって刑務所に入らなくていいなんてことはなくて、むしろ刑務所には障害者が一般世界より多い。
ただ、最近おもしろかったのは「哲学的ゾンビ殺人事件」で2人ぐらい殺した統合失調症が無罪になった、というWikipediaの記事を読んだことだ。
何回読んでも俺には理解出来なかったが、何やら哲学的ゾンビという概念があるらしく、それを人だと思わなかったから殺してしまったということで無罪?という話だった。
とはいえ、そういう人はこの先一生精神病院で暮らすことになるのだろうが。
まあ別に今何時か、とか、今日は何月の何日か、ぐらいは看守に聞けば教えてくれるのだが。
そして「官本」だな。言わなきゃもらえないこともあるらしいが、本のリストをくれる。そこから読みたい本を選んで伝えると本をくれる。
暇な読書家はそれを1番から順に読んで行って、今何番まで読んだ、と話す人もいた。
俺も特に十代の頃は孤独な読書青年であったから、興味を持ってリストを眺めてみたが面白そうなものはほぼ見当たらない。
唯一筒井康隆の本があって、2014年ぐらいに書いた短編集を頼んだ。あのジジイまだ生きていてまだ書いていたのか・・・。そう思った。
内容自体は相変わらずの筒井節はあれどさすがに枯れたか、面白い話はなかった。その後本を読むことをやめ、空想の世界で生きることで時間を費やすことにした。
「食事」は3食食わせてくれる。これは普段ろくなものを食っていない俺にとってはかなりの楽しみとなった。
また、私語禁止が基本だが看守たちは黙認してくれるので、留置者同士、「今日はあれが美味しかったな」とか「たまに魚がくるとテンション上がるね」とか、あとで語るが留置者同士が交流出来る「洗面・歯磨き」「運動場」での共通の話題となるのでそれもまたお互いの境遇を励まし合うという意味でいいものであった。
中身は3食、ご飯がギッチリ入っていて揚げ物中心のメニューである。毎日代わり映えしないので飽きてくるが、中ではそれぐらいしか楽しみがないのでなかなかに美味しいと感じてしまう。
基本的には留置者が被らないように1人1人出されるようにしているように感じたが、それをやっていては2時間も3時間もかかってしまう。
別に誰も運動なんてしないのだが、外の空気を吸えて、そこで捕まっている自分がどんな顔をしているか確認出来る「鏡」がある。
これを見てどう思うかね。俺は、変わらんな、と思った。月水金にはヒゲを剃らせてくれる。
20日ほど居て運動場でたまに会う他の留置者との交流が一番楽しみであった。
そこでもやはり私語禁止とデカデカと貼ってあるのだが、警察官も交えてトークをするのが楽しみとなっていった。
看守の業務に任じられると24時間勤務・休み・休みというシフトになるためしんどいでしょ?と若い看守に聞いてみたり、ナイフを持った相手との闘い方は・・・とか様々な雑談をした。
その若い看守とは3日に1回しか会えなかったので20日ほど居て5回ほどしかそこで話していないがよく話したものだ。
他には、一番最初に運動場に出された時、白髪のじいさんがいて「君は何の病気か」と尋ねてきたので、いや、別になにもと答えたが気になって看守や弁護士に「ここは精神に問題のある者が収容される専門の留置所なのか」と聞いてみたりした。そうではない、ということだった。看守は、相手にしなくていい、と一様に答えた。
あと4名の「仲間」の話をしておこうか。
暴行で捕まったというが、残りの犯罪についても向こうには既にバレていて、「警察の調査能力は凄いですから全部話したほうがいいですよ」と。
まあ話すが。俺は間違っていない。脅迫で捕まっていながらこう言うのもなんだが、俺は正義の行使者だと思っているからだ。
ケツも乳輪もでかくてエッチすぎる…
なんで今から働こうとしてる人の人間の状態に対して体験入店って名付けたんだろうか
まあ朝じゃなくてもおはようとかいう業界もあるようだしあの手の業界の独特の言語感覚の一種としか言いようがないのかな
dorawiiより
-----BEGINPGP SIGNEDMESSAGE-----Hash: SHA512https://anond.hatelabo.jp/20251215004223# -----BEGINPGP SIGNATURE-----iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaT/ZXwAKCRBwMdsubs4+SAh7AQDOiur2JRUsTCb6AA7G5hgzX+3D4QTQjnNjlBMPJ/u66QD+K3lzlYOgQ3WUfLwLgGQd84yW44NDGCTxABsUx5Tg0AA==wa2s-----ENDPGP SIGNATURE-----
期待利回りとか指数の違いで延々揉め始めるけど、
正直そこを真面目に詰められる人は少数派だと思うし、あまり意味がない。
賢くなることより、失敗しないこと。
暴落時に「売らない」と決意できる人は少ない。
売れない状態にしておく。
それはその通り。
それでも意味があるのは、
残された人への最低限の思いやり。
それに加えて半分は、
自分が生きていた証を、少しだけ残したいという願望。
いつでも引き出せて、
名義が自分で、
満額で年4%想定なら年間70万円くらいの余白。
老後のためというより、人生が詰みそうな時に効くヘソクリ。
個別株は儲け話というより、社会との接点を持ち続けるための道具。
その先は本当に社会の役に立っているのか考えるようになる。
それくらいがちょうどいい。
サラリーマンがどれだけ頑張ったって40手前までにひねり出せるのはせいぜい2000万、3000万の世界で、年間100万で済む話をあれこれこねくり回したって仕方がない。
老後の為の貯蓄はiDeCo。
逃げ道の金はNISA。
余った金は個別株。
これで十分。
あまりにも長くなりすぎたのでこのエントリはAIによって要約されている
現在のIT業界ではLinuxが事実上として必修化しているのは情報技術者ならば誰も否定しない現状です。
そして更にIT業界以外でも主に統計や計測などを用いる分野ではLinuxによってそれら統計・計測システムを稼働させることが当たり前となっておりLinuxを扱うことは最早IT業界だけに留まらない。
数学、物理学、工学、医学、生物学、経済学、社会学etc...このエントリを読むアナタたちが今その端末で「分野名Linux」という様な語でWeb検索をかければ確実に活用例はヒットする。
学問だけでないのです。画像認識技術により例えば製品の表面の傷を発見するなどという工業生産上の不具合発見システムもLinux上で稼働していることが多く、画像認識で分類できる気付いたのならば交通整理や布製品の縫製パターンや病原菌の発見などにも応用できる、されている事にも気付きます。
2012年時点の調査で、Linuxを教育に導入している約8割は富裕層が通い、平均よりも偏差値の高い学校であったことが判明しています。
特に同21012年の調査でRaspberry Piのお膝元である英国でRaspberry Piが導入できている学校の約8割は富裕層の通う私立校であると英国の王立協会が認める事態となっており、また、米国ニューヨーク・タイムスやその他の米国の主要メディアが行った調査では、貧困層の通うエリアにある公立高校ではiPadが導入され、中流以上ではChromeBook(またはTablet)、上流ではChromeBook(またはTablet)に加えてRaspberry Piなど"創造的デバイス"が導入されていると報告され、公教育におけるLinux格差が欧米で問題視されています。
日本でも灘高校や開成中学校などを代表例に有名私立・進学校・エリート校ではRaspberry Piが導入されていることが確認でき、一般的にはそのイメージが程遠いと考えられられている学習院女子高等科での導入事例や桜蔭中学校での導入事例、慶應義塾幼稚舎での導入事例など、有名私立・進学校・エリート校でRaspberry Piを中心にLinux学習が進められていることが確認できる。
当然ながらロボコンなどで有名な高専、そして最高峰の教育環境が期待できる東京大学や京都大学、有名エリート大学ではLinuxは最早当たり前のような状況となっており、世界の有名私立・進学校・エリート校では小中課程でRaspberry PiなどからLinuxに初めて触れ、高校課程で実用・応用を学び、大学課程でLinuxを高度研究に用いるというカリキュラムが事実上として存在する。
これは一連の増田やTogetter、それに付いたはてブで確認できるように、親や公立校の教員がLinuxを教えられないからです。
貧困層の通うエリアでiPadの採用事例が多いのは、自治体の予算の都合から情報工学に詳しい教員を採用しにくいため、ニューヨーク・タイムスの報告にもあるように強固にサンドボックス化されたiPadOSであれば自由に創造性を働かせて活用できないため教員が情報工学に詳しくなくてもマニュアル通りの管理が容易に行える点にあります。
しかも親は今現在の自身の労働環境から「社会に出ればWindowsしか使わない」と思いがちであり、今現在の学校教育が「ChromeOSなどLinuxカーネルを採用したOSがデファクトスタンダード化している」ことに気付かず、逆に仕事上で経営者やトップ技術者として働くエリートな親の家庭では「Linuxスキルを持った人材を高度人材として採用することを実体験で知っている」ため我が子に高度人材となって貰おうと早期にLinuxを学ばせようとします。
現在ChromeOSなどLinuxカーネルを採用したOSがデファクトスタンダードなので間違いなく確実に10年後は有名私立・進学校・エリート校を中心にLinuxを高度に学んだ新社会人が登場し始めますが、貧困層の多いエリアの公立学校出身者はiPadが導入されてしまっているので彼らが新社会人となっても有名私立・進学校・エリート校出身人材とスキル格差がスタート時点で発生します。
例えば我が子が通う学校がiPadを採用しており、Raspberry Piの導入など夢のまた夢で、我が子はLinuxを一切知らない。
AIが人間には到達し得ない速度で帳票を分類したり、おそらく数年以内にWindwosを高度に操作したり、広告として堪えうる画像を生成する時代が来るだろうとわかっていて、まだWindwosでの家庭内学習へこだわりますか?
AIに何をさせるかを指示したり、新たなAIを生んだり、AIが活用する知識ベースとなる新たな基礎研究をしたり、AIが苦手とする物理的な嵌合(はめ合わせ。複雑に組み合ったレゴブロックを想像すると良い)を用いた土建や衣服などを含んだ工業製品の設計etc...これらの求人枠を有名私立・進学校・エリート校出身者が掌握するだろうとわかっていて、まだWindwosでの家庭内学習へこだわりますか?
高度人材求人枠は現在でも年収数千万円、AIに奪われるであろう低スキル求人枠は年収500万円程度。親の感情として我が子をどちらへ進ませたいかなんて言うまでもないでしょう。
学校教育が有名私立・進学校・エリート校のような先進的ICT・STEM教育をしてくれないのであれば、親がLinuxを学ぶ努力をして家庭内でLinux学習を我が子に施すしかないのです。
私も親ですから皆さんの想いは理解できるつもりです。Windowsのままで良いだろう、MBAを求める子にMBAを与えてやれば良いじゃないか。Windwosでゲームさせたら良いじゃないか。
でも、でもしかし、世界はLinuxスキル取得に動いてしまっている。AIがどんどん発展していってしまっている。有名私立・進学校・エリート校が積極的にLinux学習を進めてしまっている。
おそらく今後、皆さんはニュースなどで学生がラズパイやLinuxを扱っているシーンを見るたびに私のエントリを思い出すでしょう。そのとき皆さんがどう想うか、どうするかは各々の家庭の自由だと私は感じます。
経済対策の規模に関しては「エネルギーや食品を除いた基調的な物価を2%でアンカー(定着)させるには、(潜在成長力に対する)GDPギャップが2%程度の需要超過でないといけない。7-9月のGDPがマイナス成長となりギャップは悪化方向なため、20-23兆円程度の対策は必要」と説明した。
特に「米関税により対北米自動車価格の前年比マイナスが続いており、自動車業界の業績悪化は日本経済にデフレ圧力をもたらす可能性がある」とし、「自動車業界の業績悪化で賃上げにブレーキがかかる可能性がある」と懸念。「日本経済の先行き懸念材料で、金融・財政政策の大きなファクター」と指摘した。
大学を卒業して10年間、音楽の世界で自分の歌で稼ごうと夢を見ていた。寒い夜に路上で弾き語りもしたし、ライブハウスで前座を長いこと務めもした。それでも、マイナーレーベルからCDが3枚出たので、そんなに悪くはないと思っている。
そのあと、印刷工場に就職した。職場で変に目をつけられたりいじめられるのは嫌なので、国立大卒を隠して、履歴書ではFラン大卒にした。ばれると思ったが、これまで案外ばれてない。たまに、上司に増田君は手際がいいねと言われてヒヤリとするくらい。夜勤のある仕事で、稼ぎはまあそれなりだけど、1人が生きていく分には問題ない。忘年会のカラオケで歌がうまいねと褒められるのもすこし楽しい。
音楽業界とは縁がなくなったので、当時の人間関係もサッパリ切れたのがよかった。才能のない人は他人を嫉妬ばかりして足を引っ張るし、才能のある人は実績を作ろうと他人を蹴落とそうとカリカリしているので、業界の雰囲気は思ったより悪かった。
いまは家に帰ると、本を読んだりネットの記事を見たりで過ごすことにしている。ビッグデータの監視資本主義社会だけど、内心の自由は保たれるように努力している。頭の微小電流をスキャンすれば思考内容が翻訳される時代は、自分の世代の生きている間は来ないと思う。だから、読んでなにを考えたかは誰にも教えない。
趣味嗜好は変わるものだし決意すれば変えられる。だから、この時代、自分の中の変わらないものをデータとして吸い上げられないように工夫するのが生きるコツだと思う。例えば、能力や素の人格、内心を特定する情報をGAFAに売らないし、避けられない事情があって外に出すときには必ずノイズを混ぜる。どこにどのくらいノイズを混ぜたかは、自分だけの秘密にしておく。
例外はコンテンツだ。クリエイティブなものは売りに出して、見せたい自分をデータとして見せるのがいいのだ。そうすれば、データ市場はそれを見て自分を判断する。知恵と創造性だけは、真似できないし、アウトプットを推測できないから。当分のあいだは。