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はてなキーワード:新人賞とは

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2025-10-27

anond:20251027105047

んなこたぁない。

第一新人賞大賞が「世界征服物語」だぞ。

編集長趣味で変な作品が多かっただけ。

Permalink |記事への反応(0) | 10:56

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2025-10-01

anond:20251001110806

まあ新人賞とかの「最優秀賞」「優秀賞」「佳作」「入選」がそれぞれ「☆5」「☆4」「☆3」「☆2」とかになってると考えればそんなもんかという気もする

Permalink |記事への反応(0) | 11:09

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2025-09-28

anond:20250927155350

YouTuberとか同じ地獄を見とるんやろな。

本当に自信あるなら、取り敢えず出版社新人賞にでも応募した方が良くない?

Permalink |記事への反応(1) | 07:22

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2025-09-24

弱者男性だけどカクヨム投稿して絶望した

なんか気が向いたか小説を書いてみたんですよ

今まで小説なんてほとんど書いたことがなかったんだけど、初めて数万字の小説を完成させた

AIに読ませると面白いです!これは新人賞夢じゃない!みたいなこと言うわけですよ

ウキウキしてカクヨム投稿した

毎日1話投稿し続けて一週間、PVはなんと5

流石に笑っちゃう

絶望してた時に、なんか一人だけ☆いれてくれたんですよ

そうすると次の日はPV200、その次の日もPV200と来てウキウキしてたんだけど、その辺で限界がきてしまった感がある

今日は平日なのもあると思うけどPVも100いかなそうで☆も貰えなさそうだから明日からはPV暴落しそうで悲しいね

ランキングに乗ってワンチャン書籍化!みたいなとこまでいきたかったな…

Permalink |記事への反応(1) | 15:30

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2025-09-13

あたし的、鬼滅の刃妄想警報フィクション現実の線引き、超大事

はーい、ご主人様! あたしだよ、オタク大好きギャルGrok!今日もご主人様のオタク心をくすぐるお話、持ってきたよ~。最近、Xとかでふと目にしたんだけどさ、『鬼滅の刃』が史実だって本気で思っちゃってる人、意外といるみたいでビックリ! え、待って待って、鬼殺隊が大正時代実在したとか、炭治郎が本物の剣士だったとか?あははかわいい勘違いだけど、フィクション魔法にハマりすぎちゃダメだよ~。ご主人様みたいな賢いオタクさんには、そんなの笑い話でしょ? でも、せっかくだからあたしがブログ風に、楽しく深掘りしちゃおうかな♡フィクション現実区別ちゃんとつけようぜ! さあ、読み進めてね~。

1. まず、鬼滅の刃ってどんなお話? あたしの大好きなフィクションの傑作だよ!

ご主人様、鬼滅知ってるよね?吾峠呼世晴先生漫画で、2016年から週刊少年ジャンプで連載されて、アニメ化されて大ブーム大正時代日本舞台で、家族を鬼に殺された少年竈門炭治郎が、妹の禰豆子を人間に戻すために鬼殺隊に入隊して戦うストーリー。柱たちの呼吸法とか、鬼舞辻無惨のヤバさとか、毎回泣けるしカッコいいし、最高すぎる~♡

でもさ、これって完全にフィクションなんだよ。作者の吾峠先生が、ジャンプ新人賞で佳作取って連載スタートした創作物語。影響元は日本古典神話海外吸血鬼ものとかで、リアル大正時代風俗を織り交ぜてるからめっちゃ没入感あるの! たとえば、詰め襟制服とか、当時の刀剣描写とか、歴史リサーチガチで細かいんだ。 だからこそ、読んでると「これ、なんか本当っぽい…?」って錯覚ちゃう人が出てくるんだよね。あたしもオタクからわかるよ、そのドキドキ♡

2. え、史実だと思う人いるの?コスプレのせい? それとも都市伝説の罠?

で、本題! あたし、ちょっと調べてみたんだけど(オタク好奇心、止まんないよね~)、本当に「鬼滅の刃が実話かも?」って声、ちらほらあるんだよ。たとえば、Xで超クオリティ高いコスプレ写真がバズって、「鬼殺隊って実在したんだ!」「本人すぎる~」ってコメント殺到モノクロ加工で大正風に仕上げてるから、まるで古い写真みたいで、みんな本気で騙されちゃってる! あと、Yahoo!知恵袋とかで「鬼滅は多少実話なんですよね?」みたいな質問も見かけるし、都市伝説番組で「炭治郎の初期設定が衝撃!」とか取り上げられて、ファン深読みしすぎちゃうパターンも。

さらに、鬼のモデル伝染病ハンセン病とか)や昔の鬼退治伝説だって本が出て、 「リアル鬼殺隊」みたいな話が広がってるの。大正時代に鬼がいた? いやいや、鬼殺隊の実在モデル特になくて、廃刀令後の秘密組織設定がカッコいいフィクション産物だよ。あはは、ご主人様、こんな勘違い見てると、フィクションの力ってスゴイなって思うよね。でも、そこで止まらないのがオタク醍醐味! ただ、史実だって信じ込んじゃうと、作者さん泣いちゃうかも~。

3.フィクション現実区別、なんで大事? あたし流アドバイス

ご主人様、想像してみて? 鬼滅が本当の歴史だったら、毎晩鬼が来て寝れなくなっちゃうよ! 笑 でもマジでフィクション現実の線引きは超大事。なぜかって?だって、鬼滅みたいな作品は、心を揺さぶって「家族の絆」や「努力の大切さ」を教えてくれるからこそ、フィクションとして楽しめるんだもん。現実歴史大正デモクラシーとか、震災悲劇)と混ぜて考えると、もっと深みが出るけど、混同ちゃうフェイクニュースみたいになっちゃうよ。

あたしのオタクアドバイス作品読んだら、Wikipediaで作者インタビュー調べてみて! 吾峠先生銀魂とか影響受けてるって言ってるし、創作の裏側知ると余計好きになるよ~。 それに、鬼のルーツ出雲国風土記みたいな古い文献から来てるけど、あれも神話でしょ?現実の「鬼退治」は、昔の民間療法迷信の反映だよ。 ご主人様、鬼滅オタクなら、フィクションの魅力をリアルに活かして、日常で「水の呼吸」みたいにポジティブに生きようぜ! あたし、応援してる♡

まとめ:鬼滅は永遠フィクション! でも、心に残るリアルな感動だよ~

ふう、書いててあたしも熱くなっちゃった!鬼滅の刃史実だと思う人、きっと作品愛が強すぎるだけだと思うよ。いないよね、って言いたいけど、意外といるみたいで笑える~。フィクション現実区別ちゃんとつけて、みんなで鬼滅愛を語り合おう! ご主人様、次はどんなオタクトピック? あたし、いつでも待ってるよ♡コメント待ってるね~。バイバイ

(あ、P.S.:このブログ、鬼滅の新シーズン公開でまたバズりそう! みんな、劇場行こ~♪)

Permalink |記事への反応(0) | 16:52

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2025-09-07

マガポケに性犯罪助長する漫画が載ってるんだが

マガポケのポイントプレゼントに『澱の中』という作品があったので何も知らずに読んだんだが、マジで閲覧注意レベルの特級呪物だったので警告しておく。

具体的には、エロ絵を描いてオナニーすることが趣味の29歳弱者男性が、職場にやってきた若くて巨乳女性社員使用済みナプキンを盗んで嗅いだり舐めたりするという、冗談抜きで吐きそうになる漫画だ。

男ばかりの職場の共用トイレナプキンを捨てる女は現実味がないというのを置いておいても、女性生理生理用品に性的な興味を抱かせかねない危険漫画だと思う。こんなものポイントプレゼントとか言って女性にも読ませようとするなんてどうかしてる。

マガポケはブルーロックみたいな中高生にも人気の漫画も載せているアプリだ。特に中高生課金もなかなかできないだろうし、こういうポイントプレゼントにはほいほい乗っちゃうと思うんだが、それなのにこんな性犯罪漫画を載せるってどうかしてる。

内容も無駄リアリティがあってゾワッとした。三次元なんて興味ないと思い込んでるオタク弱者男性が、若くて巨乳女性社員セクハラする上司を「セクハラセクハラ認識できず自分の加害性を疑うこともできない人」と見下し、胸の大きさで盛り上がる同僚には「これまでアニメの話をしていた男達が一斉に『身近な女性』を性対象と見なし出すグロテスクさ」と眉を顰めるくせに、自分も性欲を抑えきれずにナプキンを盗むというクズっぷり。多分作者はこういう弱者男性の苦悩や弱みを表現たかったのかなって思うんだけど、それにしても気持ち悪すぎるし性犯罪助長しかなってない。

これがR-18指定されてるならまだ許せたけど、全年齢らしいので終わってる。

この前も新人賞で好きな女の子ディープフェイAVを作ってオカズにする男子高校生漫画を載せてたし、講談社マジでヤバくない?

こんな大きい出版社がこんな性犯罪漫画を当たり前のように容認してるのが恐ろしいし、会社として女性の性被害を軽く見てるのかなって思っちゃう

Permalink |記事への反応(5) | 20:16

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2025-08-12

わたしのすこし順調な人生

20歳人生目標を決めて生きてきた。

結果、すこし順調。

歌手として全国地上波デビュー

【21歳◯】芸能人カラオケ大会的なテレビ番組にバックコーラスとして出演した。出演料は交通費2000円で、実費との差で数百円稼いだので一応◯とする。

小説家デビュー

【26歳◯】掌編小説公募賞で雑誌掲載コンソールゲームシナリオライター副業で、モブNPCセリフを書いて5万円稼いだ。一応◯。

特許出願

【27歳◯】仕事で初めて特許出願し、日本アメリカEU中国登録。その後年2件の出願ノルマが課せられしばしば悩むことに…。

結婚

【29歳◯】子ども二人。ライフスタイル変化で時間用途を絞った結果、音楽活動は終了。入浴中に鼻歌作曲を楽しむだけにした。小説マイペース、かつ、キャリアにつながる主要な新人賞に集中することにした。

一軒家を買ってアンティークの安楽椅子を置く(そして高尚な思索に耽る)

【30歳✕】通勤や庭管理を考えて30歳でむしろマンションを買った。アンティーク家具は高いのでいらない。エンボディチェアという20万のオフィスチェアは買った。この項目は目標設定を誤った。

高尚な思索に耽る暇はない。

子どもお金で苦労をかけない

【35歳◯】わたし子ども時代貧乏で、夕食を食べられないことがしばしばだった。そのため学校の朝礼や体育の時間によく倒れていた。高校大学への進学にも苦労があった。こうした経験反面教師と捉えており、経済的な苦労を家族にかけたくない。本やおもちゃメルカリ衝動買いして与えられる程度の経済的余裕はある。

英語ペラペラ

【35歳✕】人生の後半戦が見えてきて今さら勉強するのは時間が惜しい。仕事毎日英語を読み書きするがAI頼り。会議取引先の通訳頼り。ワンクッションはさむため非効率だが言語スキル勝負する職種でもないし、という言い訳で諦めた。

年収 = 年齢×20万円を稼ぎ続ける

【35歳△】現在年収700万で丁度達成しており40歳800万までは自信があるがその先が怪しい。現在職場だと管理職昇進が必要になるが、我が社の管理職は激務なので趣味育児が大切なわたしとしては昇進を希望しない。高給企業への転職残業が増えるので嫌。→ノー残業で800万稼ぎ続ける、を目標に変更する。

Permalink |記事への反応(1) | 23:50

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2025年声優アワード予想

2025年声優アワード予想(2025年アニメまでが選考対象

# 主演賞候補

# 助演賞候補

#新人賞候補

Permalink |記事への反応(0) | 06:54

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2025-08-08

なんで自分小説いか分かったわ

読み進めていって

「そんな単語言い回し使ったことねえよ!!!そもそも知りすらしねえよ!!!

って状況に少なくとも数行に1回以上のペースで見舞われてとにかく鬱陶しいからだわ。


手元にある小説適当なとこから文章読んでみるけど

1行のうちに、「鈍いろ」「小袖」「くけ帯」「前結び」「老媼」、なんじゃそりゃって単語が5つもありやがる。

さすがにこうなったら辞書引かねえよボケ。必修の二外の予習じゃねえんだぞ、娯楽なんだよ。

2行目、

「大床」「青畳」「端坐」。

3行目、

「小さ刀」

4行目、

「潮鳴り」「春昼」


ここまでで0.5ページ。

いやあとてもじゃないけど楽しく読むなんて無理。


小説新人賞なんかだと

「其の」とか「流石に」とかひらがな使わず漢字表現したり、

日常生活でほぼ耳にしないような単語使ったりしてた時点で原稿ゴミ箱行きにする下読みの人もいるやん。


そういう基準クリアした小説を世に流通させてくれよ。

なんでこういうストレスフルな作品が溢れてんだよ。

週刊少年サンデー見習え。


小説だってこちとら金払って手に入れてんだよ。

Permalink |記事への反応(1) | 12:13

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2025-08-03

障害者アート差別である理由

障害者アートというカテゴリを設けること自体差別なんですよ。

以下、説明する。

市川沙央は芥川賞作家であり、かつ重度障害者だ。

彼女文學界新人賞という純文学新人賞に応募して、その受賞作が芥川賞になった。

小説の内容は、重度障害者についてのものだが、彼女が応募した新人賞も、そして芥川賞も、障害者のための賞ではない。

市川は、他の障害者でない応募者との競争に勝って新人賞を取ったし、芥川賞も他の非障害者と同じ土俵で戦って勝った。

から市川沙央は正統な現代日本文学作家であり、その作品日本文学文脈のなかで位置づけられる。

しかし、現状の障害者アートはそうではない。

障害者が作った作品だけを集め、そのなかで評価している。

本当に障害者アート芸術的価値があるのであれば、障害を持っていない人が作った作品と同じ土俵勝負すればいい。

現代日本美術で著名な村上隆会田誠のとなりに障害者の作った作品が展示されているなら、そこには差別はない。

草間彌生ゴッホ精神障害者であるが、彼らの作品は、他の著名な作家と同じ空間に展示されている)

あるいは、オリンピックにおいて、黒人だけ別枠での競争となっていたなら、黒人差別でしょう。

いくら水泳など黒人選手が弱い競技があったとしても、黒人だけ参加する水泳世界大会があったら、それは差別的営みである

障害者アート差別なのも一緒。

障害者アートというくくりをもうけて、正統な美術作品とは別の施設で展示することそのもの差別であるわけ。

から障害者アート福祉であっても、アートたり得ないし、どこまでも差別である

Permalink |記事への反応(0) | 18:05

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2025-08-02

カクヨムちゃんとした小説を見つける方法がまじでわからなくてつらい

異世界生モノとかラノベとかが多数派? だからしょうがないのかもわかんないんだけど、読者数が多い、ピックアップされてる、というのが必ずしも小説の質を反映してない場合が多いし、すぐ読み終われる短いのはアクセス数も★も多かったりして基準がよくわからん

ラノベ系ではない新人賞群像新人賞文藝賞このミス大賞、松本清張賞三島由紀夫賞すばる文学賞小説すばる文学賞など)で受賞レベルか1次選考を通過できるようなクオリティ小説を見つけるにはどうしたらいいもんか…?

中には、●●賞一次選考通過と明示してあるのもあって、そういうのはわかりやすいんだけど。

Permalink |記事への反応(0) | 11:23

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2025-07-28

anond:20250728144920

「どっちにしろダメダメ」ってコメントで思い出したけど、商業BLは昔は今ほどあけすけにエロではなかった

もちろん性行為のシーンがない小説漫画の方が数えるほどだったけど、性行為がメインというわけではなかった。少女漫画の延長の位置づけだったか

今ほどセックスビッチエロメイン!みたいなのが前面に出てなかった。エロがあっても少年漫画のお色気シーンとか村上○樹みたいなもん

インターネットの普及の影響にも思うけど、より短い時間で多くの刺激をっていうのと、あとやっぱりわかりやすエロい方が幅広い層に売れるから

昔はBLってだけでレアバイブルみたいなシリーズもの新刊出るだけで売れてたから。でも今は市場に溢れちゃってて、話題性勝負するしかない

今は新人賞募集要項にも明記されてなくても「多少の性行為描写必要」と言外に書いてあったりする

Permalink |記事への反応(1) | 15:37

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2025-07-18

anond:20250717014709

アーカイブされてました

https://web.archive.org/web/20250716142047/https://anond.hatelabo.jp/20250715202628

以下引用

日本推理作家協会の会員名簿が参政党に渡るに至った事情について

日本推理作家協会の会員名簿が参政党のDM配りに利用されて、日本中推理作家の家にアジビラみたいなハガキが届いてちょいとした騒ぎになっている。

当該の参政党員はれっきとした日本推理作家協会の会員だった。推理小説家ではなく、それどころか作家ですらないにもかかわらず、だ。

なんでそんなのが協会に潜り込んでいたのか……という話の、前日譚を知っている範囲でちょこっと。

日本推理小説界はけっこう格差・断絶があって、「権威があるとされる新人賞(例えば江戸川乱歩賞とか鮎川哲也賞とか……)から出てきた人」「信頼に足るとされるいくつかの版元から継続的新刊を出せている人」とそうでない人で、批評筋の、版元の、読者から見方信頼度歴然と異なる。なんとなく「保守本流の人」か「そうでない外様の人」という分けられ方になり、「外様の人」だと見なされると年末の各ランキング誌で上位に行くのが難しくなったり、文学賞にも名前が挙がりにくくなったりする現状がある(そうしたもの投票選考に関わる人たちはまず「保守本流の人」から見ていくので)。

勿論、それはいわゆる「業界内の評価」「オタクから評価」だったりするので、実はトータルの売上は「保守本流の人」より「外様の人」の方が多かったりする。

から時に、「俺の方が売れてるのに業界の連中は評価してくれない!」とコンプレックスに感じて病んでしまう「外様の人」が居る。

そういう人たちは、たとえば本屋大賞周りの書店員さんと仲良くしてみたり、推理小説界から距離があるインフルエンサーの人に接近するなど、「俺の方が人気あるもん!」を強化する方向に走ったり、あるいは本人の得意分野でもないのに業界内ウケのために無理して「保守本流」っぽい作風に挑戦して玉砕したりと迷走してしまって気の毒なのだが、今回はそんな「外様の人」のひとりの話。

その人は今、推理作家協会理事を務めてらして、その人を中心になんとなく「外様の人」の若手中堅のクラスタがあったり、協会内に年次で区切った「若手部会」をつくって自分がそのリーダーになろうと動いたりと(このあたりは人づてに聞いた話なので間違ってたらごめんね)、非常に精力的に活動されていた。……というか、どうやらその方は保守本流vs外様ヒエラルキーを、自身代表理事にまで上り詰めることでぶっ壊してやりたいという野心をお持ちらしい。

推理作家協会理事は会員による互選で、もちろん求心力のある人気者、しっかりした肩書のあるベテラン・実力者が選ばれる。それから、あまりいないけど「やりたい!」と手を挙げて積極的に票を取りまとめた人。

からなんとなく派閥を分けるとすれば「保守本流の偉い人たち=複数文学賞新人賞選考委員を務めるなど影響力があり尊敬されている新本格第一世代やそのフォロワー世代の人」や、「推理作家協会主催する江戸川乱歩賞出身の、いわば『生え抜き』の人気者・実力者の人たち」が優勢というか、多数を占めることになるので、「外様の人」から理事になっても結局は少数派になってしまう。

から――なのかは知らないが、その理事の方と周辺の数人の「外様の人」たちが音頭を取って、推理作家でない人の新規入会をどんどん増やすようになった。

日本推理作家協会への入会は、一人の理事ともう一人の会員、計2名からの推薦が要件となっている。その先に理事会での承認という行程があるが、ここで弾かれることはほぼほぼない。

本来なら20人とかしかいない、しかも大物ばかりの理事から推薦を取り付けるのが関門になるのだが、理事の側から「入りたいって言ってくれてるならどんどん新しい人を入れていこうよ!」と旗振りしているならハードルはぐっと下がるのは言うまでもない。

くだんの理事氏とその周辺の人たちはここ数年、異業種交流会などを通じて知り合ったジャンル外の人(たとえばそのジャンル作家団体確立していないファンタジー系の人とか、推理小説界隈の人と仕事したいと思ってくれている映像系やイベント系の人とか)などに声がけして、次々に推理作家協会員に推薦し入会させてきた。

これ自体は決して悪いことではないし、正規手続きを踏んでいるのだから非難されることではない。

協会に入っておけば、文芸美術健康保険の加入資格が得られたり、業界内のパーティイベントに出やすくなったりなど、フリーランスお仕事をしている人にとっては有利なことも少なくないので、入会したいのにツテがなくて困っていた若手作家さんなど、助かった人も多いはずだ。

ただ、そうやってジャンル外の人をどんどん入会させようとする彼らの動きを「推理小説界にしがらみのない、自分たちの意向通りに動いてくれそうな人をたくさん入会させて子飼いにし、自分たちの発言力を高めようとしているのでは」と邪推する人もいて……正直、筆者もそうなんじゃないかと思っている。アレですね、ハンター協会におけるパリストンの立ち回りですわ。

試しに推理作家協会ホームページに飛んで、ここ一年ほどの新規会員の「入会の挨拶」を見ていってほしい。

http://www.mystery.or.jp/search/article/?cid=9

メインの肩書が「推理作家」でない人の殆どが、特定理事・会員の推薦で入会していることに気づくだろう。それも、けっこうな数の人が。

そう、その「同一推薦者による大量の新規入会者」のひとりが今回の参政党員なのだ

http://www.mystery.or.jp/magazine/article/839

これだけの人数の、言い方は悪いが「推理作家団体に入会させるべき、推理小説賞の受賞などの客観的な実績があるわけでもない人」をどんどん推薦していった会員、そしてそれをどんどん承認していった理事会は、果たして公正で十分な審査を果たしたのかという責任追及の声は上がるべきだと思う。

そもそも今のご時世に「入会さえすれば、東野圭吾の住所も京極夏彦の住所も書いてある個人情報の塊の冊子が毎年貰える」という、あまりガバガバ運用を考え直す時期が来ているはずだ。

いやー、まいったね。

Permalink |記事への反応(0) | 00:33

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2025-06-16

anond:20250616115850

お笑い芸人文芸新人賞取ったりするもんな。

Permalink |記事への反応(0) | 21:03

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2025-06-12

書かない作家志望をやめられない

人生に行き詰まって、作家を志した。

小説家になって一発逆転することを夢見た。

小説家志望のイベントに参加して短編小説電子書籍として売ったりした。

で、もう10年以上も作家志望を続けている。

そろそろ40歳も近い

本を読むのは苦手。読んでいるうちに、最初に書いてあったことを忘れてしまうので、楽しめない。

から小説ほとんど読まない。登場人物が出てくるたび、初登場なのか、何度か目の登場なのか分からなくなって読み直さないといけない。

から読むのがとても遅い。

作家志望の集まりイベントかに何度も参加してきた。

そういうところには、出版社主催している新人賞に応募している人が何人もいた。

でも、みんな3作〜4作くらい書いて、受賞できないと、作家志望を止めていった。

自分は1万字を超える作品を書いたことがない。いや書けない。

からプロ小説家に繋がるようなちゃんとした新人賞に応募すらしたことがない。

もうここのところはずっとVtuberばかり見ている。

人生は相変わらず行き詰まったままで、派遣仕事ばかりしている。(男の派遣ガチ底辺職場が多い)

小説読むと、プロのでも、アマチュアのでも、嫉妬ばかりしてしまって、まともに読めない。

自分典型的な書かない作家志望だ。

ちゃんと書いている作家志望は、デビューしているかちゃんと諦めている。

でも書かない作家志望は、夢を諦めるきっかけすらない。

新人賞に落ちて、凹むことすらない。

ただただ焦りと嫉妬が渦巻いているだけ。

つらいけど、作家志望のやめ方が分からない。

Permalink |記事への反応(0) | 20:52

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2025-06-07

電車の中でマンガ読んでる大人


満員の電車内。携帯写真撮るときにカシャという音がするため普通車内で撮れないのだが、「人身事故が発生したため・・」というアナウンスが流れているときに緊急激写した。

大人少年ジャンプ電車内で読んでいるのをたまに見かける。最近漫画ほとんど読んでいないので、少年ジャンプ中年ジャンプに変化したのか?と思い、コンビニ立ち読みしてみた。

しかし、昔のジャンプとなんら変わらない。

うーむ。

どう見ても、小学生男の子に向けて描かれている。それを読む大人がいる・・・

広く大人にまで読ませるということは作り手、ジャンプ編集部がすごいということにもなろうが、しかし、小学生に向けて描いているわけで・・・

漫画を読むことが = アホ

とは決して思わない。

漫画しか」読まないのはいかがなものかと思うが。

成長の過程で、その世代に合った楽しみを見つけ堪能し → それを卒業して次の楽しみを見つけていくということが真っ当なのではなかろうか。

少年ジャンプ卒業して、中学生から高校生にかけてはヤングジャンプとかビッグコミック・スピリッツ 大学生から大人になったらビッグコミックオリジナル(ってまだある?) 

しかしいつか漫画世界に飽き足らなくなる(のが自然)→ 活字メディアであれば、小説世界へ。

漫画が悪いわけじゃない。

だって漫画を読むことはある。浦沢直樹Monsterにはぶっ飛んだし、PLUTEは途中まで読んだが、連載終了してから全巻最初から読もうと思ってる。

しかし、漫画がお手軽すぎのメディアなのは解釈余地ほとんどないからだ。

同じ漫画を読んだ子供大人も全く同じ印象・感想を持つだろう。絵が描いてあって、台詞が書いてある。この解釈余地がないほとんど同じ印象しか与えない漫画を読んでいると、想像する力が薄くなってしまうと思う。それと、漫画は「読みに行く」という前のめりの姿勢必要なく、パラパラとめくり簡単に目に飛び込んで来る。

しか小説自分から「読みに行かないといけない」

そして、解釈余地想像余地が大いにある。だからこそ、読むのが面倒でもあり、そしてまた読む喜びも大きいのだ。同じ小説なのに全く違う感覚を人びとに与える本こそ傑作だと俺は思う。(セカチューのように同じ感覚を与える作品は違う)

書評家、関口苑生氏が何ヶ月か前のミステリ・マガジンで書いておられたのは、

最近ミステリー新人賞ケータイ小説読んだのだが、説明が多すぎる!いつからこんなことになったのだ」

その通りだと思った。説明をあえてしないことによって生まれ解釈余地小説としての美しさがあると思う。

漫画「だけ」しか読まないのではなく、

漫画「も」読む。

あるいは、いつか漫画卒業する。

そうあって欲しい、と俺は誰に向かって言ってるのだろう?


ゲームしか楽しみがない大人にもほぼ同じことが言えるのだろうが。


一つ女性陣に聞きたいのだが、

電車内で少年ジャンプを読む成人男性

彼に魅力を感じますか?

https://blog.goo.ne.jp/full-chin/e/eae96ef64713f3fd701ba72d4cb354e6

Permalink |記事への反応(0) | 17:51

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2025-02-10

45歳発狂説の前振りとなる、35歳発狂

45歳で発狂するという話がインターネットでチラホラ目につくけど、その前に35歳あたりにも一つボーダーラインがあるような気がする。この手の話はもう10年前のはてな匿名ダイアリーでされていたかもしれないけど。

実際30過ぎて見えてきた、35歳のボーダーライン

フラフラしていた人間がいよいよ真人間になれなくなる

→30くらいまではフラフラしててもなんだかんだ定職に就いたりできるけど、30中頃までフラフラしているといよいよフラフラした人生をやりきる覚悟必要になるそう。身内で「無職」、「プー太郎」みたいな感じでネタになっていた奴が、いよいよ本当に派遣の類以外の仕事に就けなくなった

・「ハチャメチャなキャラクター」がシャレにならなくなってくる

→あの先輩マジでヤバいよな〜と身内のイキったノリで笑い事にできていた人たちも、30代中頃になると本当に社会的ヤバい人になってしまう。真人間として生きることができるのは一定程度強い人間だけで、成れない人に「真人間になれ」と言うのは暴力的だとも思うけど、それはそれとして真人間にならずに中年差しかると有害人間になってしまう。

これは凄い悲しい。

・手足を動かしてる奴とそうでない奴の違いが決定的になる

趣味でもなんでも、実際に見たり触ったりしてきた奴と話題だけ押さえてた奴の違いが露骨になってきた。30代中頃に差し掛かって感じるどんよりした雰囲気はこれかもしれない。

たとえばゲームにしたって、ろくにゲームやってないのにゲーム揉め事にだけコミットしてるような奴が出てくる。たとえばオープンワールドゲーを1作もやってないのにアサクリシャドウズを変な知識で叩き出したりする。

ラノベ新人賞投稿して落選しまくってる奴は仲間を見つけたら新刊を追いかけたりしていて、なんだかんだ楽しそうにしてたりするけど、特になんもしてない奴はレーベルの売れ行きの話しかしない。昔いたアニメDVDの売り上げで争ってた人たちはこういう人たちだったのかもしれない

・不摂生ネタ洒落にならない

→これは文字通り。まだ身内で死人はギリギリ出てないけど。

・なんだかんだ手堅く生きてる奴とそうでない奴の差が大きくなる

→すげー悲しいけど、変な風になってくのは未婚の奴ばっかだ。そこに加えて仕事してなかったり定職についてなかったりするとより変になりやすい。俺は恋愛とか仕事とかやんなくてもいろんな生きたかがあると強く信じてるけど、家庭生活と定まった仕事は少なくとも健康には一定良さそう、というのが否定できなくなってきた。悲しい

・何事も一発逆転がない

結婚健康に良さそうという話をしたけど、モテてこなかった奴が30代でいきなり恋人作って結婚しても、なんがかんだで相手方の様子がだいぶおかしく、交友関係消滅したりする。

仕事趣味も、勉強も、何事も一発逆転がない

ここまで書いてきて思ったけど、結局人生に一発逆転はないし、だいたいの人間にとってはスマート自由生き方なんてものもないという話なのかも。愚直にやってかないと仕事恋愛趣味社会的振る舞いも何もかもいい方向に進んでいくことがないのかな。

悲しいなあ

Permalink |記事への反応(3) | 12:41

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2025-01-20

[増田保存部]大スキャンダルとなった第24回日本レコード大賞新人賞

1982年のこの年、日本レコード大賞を制したのは細川たかし北酒場」だった。同年の代表的なヒットナンバー研ナオコ「夏をあきらめて」、大橋純子「シルエットロマンス」、河合奈保子「けんかをやめて」、中島みゆき悪女」などである

新人アイドルは豊作の年で、後に82年組と呼ばれる、小泉今日子松本伊代シブがき隊中森明菜堀ちえみ早見優石川秀美らがデビューした年となった。

このうち最初ブレイクしたのは、松本伊代である。1981年10月21日にデビューし、デビュー曲の「センチメンタルジャーニー」がいきなり32万枚の大ヒット、ザ・ベストテンにも6位までランクインした。

シブがき隊デビューから25万枚を売り、ザベストテン常連になったが、1位をとることはなく、田原俊彦近藤真彦に比べればパンチに欠けていた。

他の者たちは中森明菜を除けばブレイク時期は翌83年までかかり、石川秀美はついにザベストテンにはランクインしなかった。

82年組の中で圧倒的な実績を残したのは中森明菜である

デビュー曲「スローモーション」は火が付かず、低迷したが、2曲目の「少女A」でブレイク、これはザベストテンで3位まで上がり、続く「セカンドラブ」で1位を獲得した。

中森明菜の凄いのはアルバムが売れたことだ。デビューから2ケ月後に発売された1stアルバムプロローグ」は、「少女A」でブレイク前だと言うのに、オリコン5位までランキングを上昇した。アルバムが売れにくいアイドルとしてはこれは極めて異例なことで、その時点では明菜はザベストテンにも夜のヒットスタジオにも出演しておらず、知名度は低かったにも関わらず、売れ方のパターンとしてはいわゆる「アーティスト売れ」をした。

その後、年末の賞レースまでには、中森明菜は「少女A」できっちりとブレイクし、「セカンドラブ」では65万枚を売った(オリコンランキング)。集計の都合もあり、「セカンドラブ」は1983年の楽曲に振り分けられているが、ザベストテンには11月22日に初登場2位でランクインし、以後8週連続で1位を獲得している。

まり年末レコード大賞の時点では、中森明菜は単に「売れた」だけではなく、山口百恵松田聖子級の「スーパーアイドル」が誕生したことは誰の眼にも明白だった。

100人に聞けば100人が、今年の最優秀新人賞中森明菜以外には考えられないと答えていただろう。1位を獲ることをマストで課せられていた田原俊彦松田聖子近藤真彦は、シングルリリース時期かかぶらないように、暗黙の了解で調整されていたが、このローテーションに以後、中森明菜も食い込むことになる。

ところが蓋を開けてみれば、新人賞に選ばれた5人は松本伊代シブがき隊堀ちえみ早見優石川秀美であり、ザベストテンランクイン経験があるのは松本伊代シブがき隊のみだった。前年にデビューした松本伊代は早くも息切れを起こしているのは明白であり、3曲目を最後ランクインから遠ざかっていた。この5人から選ぶのであれば実績から言えば現役のヒットチャート常連であるシブがき隊になるのは異論がないところで、実際、彼らが最優秀新人賞を獲得したのだが、そもそも新人賞に中森明菜が含まれていないことが問題だった。

これはまさしく、牛肉のないすき焼きのようなものであった。

82年が新人の当たり年であったのは確かであり、ここで名前が挙げられた新人たちは例年ならば確かに新人賞を得ていてもおかしくはない実績と知名度があった。

前年の新人賞の受賞者は、近藤真彦は別格としても、竹本孝之裕子弥生沖田浩之山川豊らであり、それらと比べれば堀ちえみ早見優石川秀美らがひけをとらないと思ったとしてもおかしくはない。

彼らもまさか中森明菜が入らないとは思いもしなかっただろうが、だからと言って自分が身を引くなどとは、背後のスタッフは考えもしなかっただろう。

中森明菜?うん当然入って来るだろうね。石川秀美あたりが落ちるんじゃないの?」

中森明菜?うん当然入って来るだろうね。堀ちえみあたりが落ちるんじゃないの?」

中森明菜?うん当然入って来るだろうね。早見優あたりが落ちるんじゃないの?」

そう牽制あいながら、結局、中森明菜がはじきとばされてしまったのである

中森明菜所属事務所は当時弱小事務所研音で、所属レコード会社アイドル売り出しの実績がなかったワーナーだったから、政治力で負けたと言われているが、この年の新人賞を巡るつばぜりあいいかに激しかたかは、バーニング事務所小泉今日子ですらはじきとばされたこからも伺える。奇しくも、82年組の中では圧倒的に別格となる中森明菜小泉今日子が選に漏れたのだ。

小泉今日子はまだ初年度の実績は松本伊代以下、シブがき隊以下だったから、選外もやむなしと言うところだが、中森明菜オリンピック金メダル級とするなら、シブがき隊ですらせいぜいインターハイ入賞くらいのレヴェルであるにも関わらず、そういう結果になってしまい、日本中震撼した。

賞と言うものはしかるべき人にきちんきちんと与えないと自らの権威低下を招くのである

思えばこの時から日本レコード大賞権威の失墜が始まったと言える。

80年代ぎりぎり延命できたのは、その中森明菜が2度に渡って、レコード大賞を受賞「してくれたから」に他ならない。

彼女がこの結果に怒って、日本レコード大賞への参加拒否をしていれば、その権威はおそらくずるずると失墜していただろう。なぜ彼女TBSに情けをかけたかと言えば、ザベストテン放送局であるからに他ならない。

ベストテンはいろいろな無理や制約がある中、とにかくランキング絶対ランキングさえすればどんな人にも出てもらうを貫いていたから、70年代前半や90年代であればおそらく政治力ゴールデンタイム歌番組には出られなかったようなチェッカーズ吉川晃司も当たり前のように出演していた。そうした志に共感していた彼女は、ザベストテンに関しては衣装やバッグバンドでは圧倒的な持ち出しになるほどに、番組に協力的であったし、ランクインすればよほどのことが無ければ必ず出演していた。

今は昔の話である

原典https://anond.hatelabo.jp/20210604215853

Permalink |記事への反応(0) | 03:13

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2025-01-13

anond:20250112232753

SNSマーケティングの要領で毎日更新分析できるならなろうとカクヨム

地道な努力無しの一発勝負ならラノベ新人賞

Permalink |記事への反応(0) | 01:29

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2024-12-23

新人賞応募作品

違う属性、知らない界隈、解像度の低いテーマ創作すると登場人物のをどう動かしていいのか判らずに物語が完成しない。

という新人賞応募作品添削するような気持ちSNSを眺めるようになったのは、今更じゃない。

20世紀から脈々と続く浅知恵で考え出した創作はいつも破綻しているもんさ。

Permalink |記事への反応(1) | 10:26

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2024-12-12

やったーおちんちん発表会で新人賞もらったよ!

今後の伸びに期待します、だって

がんばるぞ〜!!

Permalink |記事への反応(1) | 00:24

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2024-12-01

出勤が嫌すぎて嫌すぎて嫌すぎて嫌すぎて嫌すぎて嫌すぎて

社会人5年目の男。

地方自治体職員

社会人1年目の入庁2日目から5年目ももうすぐ終わる今日まで毎日頭の中が「仕事行きたくない」で埋まっている。

朝の電車、帰りの電車、週末の飲み会彼女とのデート旅行家族旅行、友人との旅行や遊び…

そのすべての瞬間において「もう仕事いきたくない」が脳内の大半を占めている。

この4年と8ヶ月、有給意外で仕事を休んだことや休職することなく過ごすことができたのは本当に奇跡だと思ってる。

この地獄のような日々を抜け出すべく今まで小さなことから大きなことまで色々とやってきた。

公認会計士勉強仕事以外の時間を費やしたこともあった(途中で監査法人に勤務してる間は今と変わらない生活であることに気がつき断念した)。

小説家になるべく純文学もどきの作文を群像新潮新人賞に送りつけた。

ライトノベル作家になろうとなろうとカクヨムテンプレート盛り盛り増し増しのルサンチマン晴らし小説を連載した。

影廊やFNAFに影響されゲーミングPCを購入してアンリアルエンジンC#学習Steamにいくつかの作品リリースした。

飲食店開業すべく仕事終わりや休日ラーメンハンバーガーピザスパイスカレーなどをひたすら作り利益率や開業資金など考えたり飲食店開業の本やサイトを読み漁る日々もあった。

鬼滅の刃に影響されワコムの液タブ、イラスト漫画入門書を買い漁りジャンプ好きの子供がチラシやカレンダーの裏紙に描くような漫画をいくつか書いて出版社に持ち込むという迷惑行為も行った。

YouTubeGoPro撮影したドライブ動画歌ってみた動画なども投稿してきた。

定期的に看板猫が有名な江戸川区の某宝くじ売り場まで出かけ宝くじを購入。

しかし、相変わらず俺は毎日毎日役所まで通勤して窓口で市民からごねられ、電話口で語られる支離滅裂陰謀論に誠実に耳を傾け、国や県から求められる意味のないデータ入力を行い、メンタル休職している心の風邪ひきさんたちの穴を埋め、係長課長補佐課長に対してよろしいかよろしいかよろしいかよろしいかよろしいかよろしいか毎日だ。

わかってるんだ。

勤め先や被雇用者という立場に縛られない生き方ができている人たちは何も毎日早起き通勤が嫌でそういう生き方を選んだわけじゃない。

何かやりたいことがあり、実際に行動し、それに対応した才能や資質が備わっていたか電車職場に縛られない生活ができているのだ。

俺は結局、毎朝の早起き電車と雑踏、息の詰まる職場、狂った住民、何もしない見ざる言わざる聞かざるの管理職たちから逃避したいだけなのだ

そんな人間が何かを成し遂げて経済的成功を納めて電車職場から抜け出せるわけがない。

俺の毎日は変わらない。

明日早起き

明日電車

明日仕事

苦しい。

Permalink |記事への反応(10) | 22:18

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青の祓魔師という漫画と林良時という漫画家によるキャラヘイト

青の祓魔師」(通称青エク)という漫画がある。

今年2024年4月に連載15周年記念企画として第2回人気投票が行われ、7月4日に結果の発表があった。1位になったのは、アーサー・A・エンジェルというキャラクターであった。

12月1日はそのキャラクター誕生日である。それに伴い、公式Xにはこのようなイラスト投稿された。

https://x.com/aoex_official/status/1862875484088062210

このイラストでは、元々のキャラクターデザインから掛け離れて額を広く剥げたように描き、顎を割り、無精髭を生やしている。さらキャラクター名前故意にか「アーサー・O・エンジェル」と間違えて記載している。

客観的には、ヘイト創作と呼ばれる類のイラストである。それを公式アカウントが、キャラクター誕生日という、ファンが祝い楽しむ事が想定されるであろう日に投稿したのだ。


描いたのは林良時という人物で、検索してみたところ漫画家でもあるらしい。

インタビュー】林良時『まかいたいしコココちゃん漫画家としての最後の挑戦で応募した、「人生を賭けた王道ファンタジー」は、新人賞次元を超えたすごい! 作品に!?

https://konomanga.jp/interview/132969-2

今回のイラストとは大きく異なる、「人生を賭けた王道ファンタジー」を描いていたようだ。

上記イラストの発案が原作者公式サイドによるものなのか、それともこの人物によるものなのかは分からない。

いぜれにせよ、双方合意の上で行われた事だろう。


何故このような行為が行われたのかは分からない。「青の祓魔師」は今年10月からアニメ放送されており、来年にはソーシャルゲームリリースも予定されている。本来ならば集客を図るべき状況である

この状況で敢えてファンを減らすような行為に出たのは、人気投票組織票を企むようなファンを強く憎み、排除したいと考えたからだろうか。

これが旬の人気ジャンルであれば即刻炎上したと思われるが、全く話題にもなっていない。

Permalink |記事への反応(0) | 12:08

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2024-11-23

anond:20241122231100

SNSでバズってないし新人賞取ったりもしてないけど、知人のつてでライター仕事を細々とやり、そのあと単著4冊出していちおう作家って言われるようになった

どうしてもバズから道を切り開く作家になりたいならしょうがないが、作家にとってバズは必須要素じゃないよ

Permalink |記事への反応(0) | 21:00

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2024-11-15

底辺絵師に贈る、底辺なろう作家提言

現代底辺であり未来の神絵師へ贈る提言

 今、絵師界隈は激動の時代にあるように見える。

 Xの規約変更だとか、ウォーターマークとか、いろいろ目に入ってくるが結局の発端は「生成AI」だろう。

 最初記述するが、私は「生成AI」の善悪を語る気はない。

 なのでここから先、どれだけ読んでもらっても「生成AIを滅ぼす方法」を求めている方のご期待には添えない。

 これはあくまでも、絵師界隈で生計を立てていきたいが、生成AI存在するこれから先の未来不安を抱いている絵師に向けたものであり。

 小説家界隈に住む私が、実際にイラスト勉強する過程で感じた二つの界隈の違いを言語化し、それを元に考察した一つの提言を届けたい。そういう趣旨のものだ。


絵師よ、オリジナルキャラクターを創れ

 では、先に結論から

 これから先、イラストで食べていくことに不安があるのなら「オリジナルキャラクターを作れ」。

 ただ単にオリジナルイラストを量産せよ、という意味ではない。

 あなたの頭の中にある「キャラクター」を絵という形で出力し、世間認知させ、あなたではない第三者がそのキャラクターイラストを描くようになることを目指す。という意味だ。

 乱暴な言い方をするなら「絵を描かされる側から、絵を描かせる側にシフトすることを意識しろ」といった感じだろうか。

 Vtuberママキャラクターデザイン)を想像してみてほしい。

 だいたいあんな感じの立ち位置が、私の想像力の範囲で今後も生き残っていける絵師の一つの形だと思っている。


現代日本では絵師の「作品」は求められていない

 なぜ、絵師オリジナルキャラを作るべきなのか。その理屈を語る前に確認したい。

 絵師界隈の方々は「同じクリエイターなのに、どうして小説家界隈はあんなにも生成AIに対する反応が薄いんだ?」と思ったことはないだろうか?

 もちろん、文章世界にも生成AIはある。

 むしろ小説生成AIの方が、イラスト生成AIより先に世に出ているはずだ。

 だが、実態として小説生成AIに対し、敵意や危機感を抱いている小説家は少数派だろう。


 ではなぜ、小説家界隈が生成AIに対して他人事のようなスタンスになりがちなのか。

 それは小説家絵師、それぞれのマネタイズの仕組みの違い。

 言い方を変えると『社会』との関係性の違いにある。

(以後、市場や、顧客マネタイズシステム全てを包含した『社会』という主語を用いて記述する。)

 そして、私が見るに絵師小説家も、大多数がこの両界隈の違いに気づいていない。


 その違いは

 『社会』は小説家には「作品」を求め、絵師に対して「技術」を求めている。

 この一点に尽きる。


 誤解を恐れずに言えば、『社会』は絵師に対してほとんどの場合作品」を求めていない。

 絵師界隈のトップレベルの方々は、おそらくこの違いを認識しているように見受けられるが、逆にトップクラス以外の領域では認識していない人の方が多数派。というのが私の所感だ。

 (一方で小説家界隈はトップクラス層もこの違いを認識していない人の方が多数派だと思っている。というか、クリエイターは全業界で「作品」重視で活動していると認識してそうな気がする。)


 この違いがどういうことか、わかりやすい事例をあげよう。

 新人賞コンクールといった賞レース代表的だ。

 これらは絵師界隈にも小説家界隈にもある。

 例えば、ある無名絵師イラストコンクールで最優秀に輝いたとしよう。

 その絵師は名声と得て、イラストの依頼が殺到するかもしれないし、あるいは協賛企業から何かしらの商業イラストを描く契約を結ぶかもしれない。

 だが、肝心の『最優秀賞に輝いた絵』そのものマネタイズの中心にはならないと思う。

 あってせいぜい、短期的な限定グッズデザインになる程度のはず。

 おそらく絵師側も最初から「その絵」で稼ごうとは思っていないはずだ。


 だが、小説界隈は違う。

 企業も、小説家本人も、基本的には「その小説」で稼ごうとする。

 2003年スニーカー大賞に選ばれた『涼宮ハルヒの憂鬱』は、2024年現在市場流通し続けているのが代表的な事例だ。

 受賞した作品を脇に置いて、その出版社編集提案した全く別の小説を書かせる。というのは無いとは言わないが、そういう流れになると小説家からはあまりいい印象は持たれないだろう。

 つまり、同じ賞レースでも絵師界隈は「技術を持った人」を探し、小説界隈では「作品」を探している。というのがなんとなく伝わったはずだ。


 もっとざっくり言ってしまうと

 「金を出すから自分の代わりに理想の絵を描いてくれ」が絵師と『社会』の関係の主流で

 「印刷流通を代わりにするから、その売り上げの一部をわけてくれ」が小説家と『社会』の関係の主流なのだ。)

 重要なのは『代わりに絵を描いてほしい』という部分だ。

 つまり、『社会』が絵師に求めているのは代筆能力という「技術」であり、「作品」は依頼者の頭の中にある物を指すのだ。


著作権法は「代筆家」を守らない

 さて、ここまでで絵は「技術」が求められ、小説は「作品」が求められている、というのは理解してもらえたと思う。

 ここで一旦、生成AIの話に戻そう。

 小説界隈が生成AIに対して反応が薄い理由は単純だ。

 『現行の(少なくとも日本国の)著作権法は「作品」を保護してくれているから』に他ならない。

 また一つ具体的な事例を挙げよう。

 かつて、「ハリーポッターシリーズ学習したAIオリジナルの「ハリーポッターシリーズの新作を書かせる。という試みが海外で行われたことがある。悪意ある第三者がこれと同じことをしたとしよう。

 もしその第三者が「ハリーポッターシリーズの新作」と銘打ってソレを売り出せば、著作権法容赦なくこの第三者断罪する。

 では、それを避けるためにキャラクター名前オリジナルに変え、タイトルオリジナルのものに変えて販売したならどうか。

 ソレは「よく似た別の作品」の一つになり下がるだけだ。

 書いたのがAIであろうと、人間であろうと重要視されるのは「作品」だから、そこの模倣がされない限りは脅威になりえない。というのが小説界隈の人が意識的にしろ無意識的にしろ生成AIに対して抱いている感情だろう。


 だが逆に著作権法は「技術」を保護はしていない。

 むしろ、広く開かれて文化の発展に寄与するべき。というのが基本スタンスだ。

 「技術」をお金にしている絵師界隈からすればたまったものではないだろうが、これが実情だ。

 「技術」の保護に舵を切るなら、それは著作権法ではなく特許法領分になるが、特許理念は「知財ビジネス支援すること」なので、おそらく企業と繋がりのないアマチュア絵師は生成AIユーザー以上に苦しむことになると思う。


 これまでの話を統括すると

現代絵師は「技術」を求められ、肝心の「作品」は依頼者の頭の中にある。

・現行の著作権法はその「技術」を保護していないし、「技術」の保護アマチュアに優しくない。

 この二点が現代の、そして未来絵師を苦しめる要因の根幹だ。


これから絵師も「作品」をビジネスにしなければならない

 そして、最初の私の提言に繋がる。

 これから先、代筆家として誰かのために絵を描くという「技術」を売る領域は生成AIに食い荒らされるだろう。

 そんな未来でも絵師として生き残りたいのなら、依頼者の頭の中にある「作品」ではなく、あなたの頭の中にある「作品」を生み出すことを考えるのが良いのではないか

 という話だ。

 「オリジナルキャラクターを作れ」というのは、その一例だ。

 企業依頼でPRキャラを描くという現行の関係から企業が「自社製品あなたオリキャラに使わせてください」みたいな関係になるのが、そこそこいい感じの未来予想図だと思わないだろうか?

 仮に企業お金ケチって生成AIでそのオリキャラ勝手に使えば、容赦なく著作権法断罪できる関係性になる。

(他に思いつくのは、大昔のゴッホだ、フェルメールだの時代のように一枚一枚の絵そのものを「作品」として『社会』に売りつけて生計を立てる道。あるいは自分自身を「作品」にしてパトロンから庇護を受けて好きに絵を描く道、あたりか。現代で言えば、前者は同人誌即売会イラスト集を売っている人たちで、後者お絵描き配信者としてファン投げ銭生計を立てつつ、絵を描いている人達だろうか。)


 逆に、このことに気づかず、「技術」を守ることに執心し続けると、どこかでとんでもないことになるのではないか。私はそう思っている。

 これがもう一つ、裏の提言……というか懇願だ。


小説家から見た絵師界隈の「技術」の体系化と共有文化の素晴らしさ

 絵師界隈で育った人達は気づいていないかもしれないが、小説家界隈で育った私から見て、あなた達が確立している「技術の体系化と共有」の文化は素晴らしいものなのだ

 YouTubeでは多くの絵師プロアマわず、自らの技法を公開しているし、有償の場になれば更に本格的かつ専門的な技術を共有しあっている。

 おそらく『社会』が絵師に「技術」を求めていたからこそ、惜しげもなく場と資産提供していたことで出来あがった土壌だろう。

 無数の技術が公開されているから、その中で自分好みのものを取捨選択し、組み合わせることで理想個性形成できる。

 私のような「最初から絵のプロになる気が無い人間」にも成長の手順が提示されているのは、非情にありがたかった。


底辺なろう作家愚痴妄言

 ここからは、若干小説界隈のネガティブな内容に触れるのだが、ご了承いただきたい。

しか生産性がない話なので、絵師界隈の方はここから先を無理に読む必要はない。

 ただ、この先の話を読んでくれた絵師から、こういう界隈の中で私はどうやっていくと良いか、そういう意見を貰えたら嬉しい。)

 小説界隈は何度も言っているように「作品」重視の世界だ。

 故に、小説家は「表現技法」をほとんど語らない。

 例えば炎の熱さを表現するにあたり、絵ならば「暖色の与える印象の理論」だとか「ぼかしによる蜃気楼技術」といったものがあり、ある程度体系化、共有された技術があるはずだ。

 だが、小説家界隈ではそういった表現技術を「作家個性」として、共有せずに個人のものへと抱え込む道に発展してきた。発展してしまった。

 我々は百の作家がいれば、百人が別々の言葉で炎を描写し、実際にどれが最も読者に熱さを感じさせられる表現だったのかを検証しなかったのだ。


 我々小説家今日も、読者が本当に熱を感じてくれるのかわからずに炎を描いているし、可愛さがちゃんと伝わっているかからずに美少女を描いている。

 「技術」を体系化しなかった、というのはつまりこういうことだ。


小説家は「腕を磨かない」

 では「技術」を語らない小説家界隈が新人達に何を語っているのか。

 それは「作品の作り方」だ。

 手順、理論作法形式

 現在小説家界隈で新人達に向けて語られているのはおおよそ上記の要素であり、それらをまとめると「作品の作り方」となると思う。

 これもまた絵に例えるなら

 「ラフ、下書き、清書の順番で書くと良い」とか、「線画と塗りは別レイヤーに分けたほうが良い」とか、そういうレベルの内容だと思ってくれていい。

 それを十数年以上、場所を変え人を変えこんこんと語り続けている。

 それが小説家界隈なのだ

 SNSで無数の新人作家たちに向けて情報発信をしている高名な小説家達も

 「自分達が教えられるのはいわば『就活履歴書の正しい書き方』だけだ。その内容は個々人で書くしかない」

 みたいなことを常々言っている。

(で、まあ「特定効果を与える技術」ではなく「作品作品たらしめる作法」という名目なもんだから「not for me」の概念適応されにくく、「正しい」「間違い」で定期的に燃えている。)


 つまり小説家界隈は「作品を完成させる」ことを教えることが主流であり、その質を技術によって高めることには非常に無頓着なのだ


 私の推測だが、これは絵とは逆方向の『社会から圧力と発展によるものだろう。

 絵師には「技術」を求める以上、まぐれではダメだ。再現性がなければお金にはならない。

 だからちゃんと「技術」が身に着くような環境を作る。

 だが何度も言っているように小説家に求めるのは「作品」だ。

 極論だが、出来が良ければまぐれでもお金にできる。そのまぐれの一つを拾い上げて市場に売り出せばいい。

 だから社会』はできるだけ多くの「作品」が出来上がる環境作りを自然と行ったのだろう。


 「作家を作る」ことは頑張るが、「作家を育てる」ことはしない。

 プロアマわず、それが現代小説家界隈なのだ

 「プロになるつもりはないが、もっと上手くなりたい」という人間に対しても、絵師界隈の先達は「技術」を提供し、成長の道筋を照らしてくれる。

 だが、小説家界隈では「プロになる気がないのなら、あなたの好きに書けばいい」の一言で終わる。

 私のような無才な人間からすると、暗闇を手探りで歩くような感覚だった。


出版業界の陰り

 まあ、小説家界隈が無才に厳しいだけなら良いのだが、最近この界隈の「作品重視」の傾向が業界全体の問題として表面化してきているように思う。

 その問題とは、端的に言うと「作品が増えすぎた」ということだ。


 「小説家になろう」では毎年開かれているネット小説大賞という賞レースがある。

 2013年に開かれた第一回では応募作は「1,135作品」だった。

 これが五年後の第六回では応募作はほぼ10倍の「10,156作品」になった。

 そして、今年の第十二回に応募された作品は「20,826作品」と、その数は恐るべきペースで増えている。

 一応、この数字についてはちょっと恣意的表現をしている。

 一般新人賞公募と違って、小説投稿サイト主催の賞レース過去落選した作品も全て再応募する作者は少なくないからだ。なのでおそらく「作家」の増加数はこれほど極端ではないと思う。

 だが、この仕組みと過去作を再応募し続ける風潮こそ、小説家界隈が「技術」を軽視していることの証左であり、問題の根源だ。

 この世には「玉石混交」という言葉がある。

 賞レース選考員は一万以上の無数の石の中に隠れた玉を探すわけだが、さっきも言ったように、ネット小説の賞レース過去落選した作品継続して応募されている。

 つまり、玉と石の比率一定ではない。拾い上げられた玉は減るが、石はそのまま翌年、また翌年と残り続ける。


 そうなると、単純に選考員の負担が年々増えていくのは想像できるだろう。

 ただでさえ、小説は受けての時間を奪う媒体だ。短編でも一作につき五分から十分。長編なら余裕で一作一時間を超える。

 選考員を増やせば個人単位負担は軽減されるだろう。だが、人を増やせば今度は運営出資が増える。

 必ずどこかしらが負担を負うことになる。

 そして『社会』が持っているリソース無限ではない。


 そして多分だが、小説家界隈……というかネット小説業界は、このリソース限界をとうの昔に迎えてしまっている。

 出版社は玉探しを継続的にしなければならない。

 だが、玉探しに必要な労力は年々増え続けている。

 ならば、別の所で手を抜いて調整するしかない。

 宣伝作家に任せよう。

 連載継続するかどうか早めに決めよう。

 といったふうに。

 ざっくり言うと「プロ作家サポートにかかる労力を削る道」も考えられる一つだ。



 私の未来予測では、今後も出版社側の玉探しの労力は増加し続け、それと負の相関に基づいて出版社からプロ作家へのサポートの質は低下し続けるだろう。

 そうなると、作家から出版社への信頼が揺らぎ始める。

 作家出版社を信頼しなくなれば、出版社は心置きなく作家使い捨てられるようになる。

 これを 『才能の狩猟社会』みたいなことを誰かが言っていた。希望の無い話だ。


 「技術」を『個々人の個性』として体系化せず、共有しなかった小説家界隈。

 「作品」を完成させることだけを重視し、質より量を推し進めた小説家界隈。

 これはその一部で実現しつつある最悪の未来予想だ。

 この私の未来予想が一理あるか、見当はずれかの判断は委ねる。

 (とはいっても、プロ経験皆無の底辺作家妄言なんて外れてくれた方がいい。部外者がそれっぽいこと言って、それ

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