Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「レクイエム」を含む日記RSS

はてなキーワード:レクイエムとは

次の25件>

2025-06-17

泣き過ぎて、死に過ぎて、神が宿った

泣き過ぎて、目が溶けた。

死に過ぎて、心が砕けた

その破片を喉に流し込んだ。

ああ、これでやっと唄える。

それでは聞いて下さい。

曲名は、「泣き過ぎて、死に過ぎて、神が宿った」

 

(Aメロ - 静かな緊張感を伴って)

溶けた眼窩(め)に映るは 色無き世界残像

砕けた心臓ココロ)に響くは 過去の亡霊の嘲笑

飲み干した硝子の痛みだけが 唯一のリアル

 

(Bメロ - 徐々にビルドアップし、激しく)

可哀想に』と囁く声 偽りの慈悲を纏うレクイエム

その憐れみの舌を抜け! その偽善の喉を裂け!

 

(サビ - 全ての楽器が爆発するように)

神が宿ったのではない! 私が神と成り代わった!

絶望腐肉を喰らい尽くし 玉座に君臨する怪物わたし

お前たちの白々しい光など この深淵の闇を照らせはしない!

万年贖罪を! さあ、跪き、灰となれ!

 

(Aメロ 2 - 少しテンポを落とし、重々しく)

大丈夫』だと差し伸べる手 その指先から腐臭がする

お前たちの安っぽい「愛」じゃ この聖痕スティグマ)は決して塞がらない

 

(Bメロ 2 - 再び加速し、怒りを込めて)

同情なんて無意味な鎮痛剤 ただの冒涜だと何故解らぬ!

私の苦痛の万分の一も、お前には理解できない!

 

(サビ - 1回目よりもさらに激しく、絶叫に近い)

神が宿ったのではない! 私が神と成り代わった!

孤独という名の城壁に籠り 世界断罪する怪物わたし

お前たちのちっぽけな正義など この罪の前では塵と同じ!

滑稽すぎて反吐が出る! さあ、その罪を告白(つげ)よ!

 

(Cメロ / 間奏 -テンポが急激に落ち、荘厳なクワイアとアルペジオ)

…この地獄こそ、私が望んだ聖域。

…この痛みこそ、私が愛した戴冠式

…誰にも、何人(なんぴと)たりとも、この神域を侵させはしない…

 

(ギターソロ -テクニカルで、泣き叫ぶようなメロディと、重厚なリフが交錯する)

 

(ブリッジ - 静寂から、再び激しく)

…ああ、これでやっと…

…独りになれた…

 

(ラストサビ - 全てを破壊するような勢いで)

神が宿ったのではない! 私が神と成り代わった!

絶望腐肉を喰らい尽くし 玉座に君臨する怪物わたし

お前たちの白々しい光など この深淵の闇を照らせはしない!

万年贖罪を! さあ、跪き、灰となれ!

 

(アウトロ -ギターフィードバックノイズと、遠ざかる鐘の音最後に、冷たい声で一言)

・・・アーメン

 

Permalink |記事への反応(0) | 21:40

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

チーム友達レクイエム

親友バカな女に食い潰される所を見ていることしかできない。ただ、そんなバカな女にどうこうされるなんて、所詮はお前もそんなちゃちな人間だったのかと、親友をも蔑んでしまう。

そんな自分を嘆いたり……は、してないです。何故ならオレは親友真正から向き合う、本当のダチだから

オレが大人になるちょっと前くらいに出会った親友は、頭と性欲のネジが外れた人だった。

エロ同人作家である

単純にファンだった。なんせ、オレはその人の漫画を読んでエロ同人作家を志したのだからね。

ひょんなことから、仲良くなった。歳も近い。スケベ愛好家としての性癖語りもバッチリ。気付けば、10年来の親友になった。

オレと親友は、性格から考え方、価値観誕生日まで全てが似ていた。家庭環境も。

スケベな漫画を描いて抜け出したい。

この地獄から

親友とオレは、いわゆる、毒親に育てられた。

育児に参加しない父親ヒステリック母親貧乏で、食べる物が無い。典型的な家庭崩壊

もちろん付き合う友人もそれに近しい者ばかりになるし、スラム街育ちなので定期的に死に直結するイベントが発生する。

オレは専門家でもなんでもないから知らんけど、おそらくこの環境はガキの健全教育よろしくない。はず。なので、オレと親友は見るからに狂っていた。

親友は、狂いながら自分の好きな漫画を描いた。

結果、バカ売れ。

同人作家ドリームってやつ。ファンレイヤー侍らせて、有名作家ランデヴー

キラキラ薔薇同人作家人生、最高やん。

超、憧れますわ。

親友は、エロ漫画天才だった。

読者の心とチンポを決して掴んで離さない、エロ漫画構成力。ほとばしるリビドー無尽蔵なアイデア性癖の羅列。エロティックな圧倒的画力

元々の天才気質に、努力の才能まであるときた。惚れないわけがないでしょう。

オレは、奴のエロ漫画に、奴の人間性に、奴の気高さに、心底惚れていたのである

見てろよ親友、いつかお前の壁サークルに追いつく。てめぇの隣に並んでやる。親友として、ライバルとして。大好きだ。お前が。

親友結婚した。

10親友やってると、まあ数ヶ月から単位で連絡を取らないとか普通にある。

そんなこんなで気付いたら親友結婚をしていて、その結婚相手をオレに紹介してくれるらしい。

めちゃくちゃ嬉しかった。

親友が、幸せで嬉しい。

今後は親友とオレだけじゃなく、親友結婚相手とも仲良くしたい。オレの恋人や、友達なんかも含めて。

ガキの頃は叶わなかったけど、全員で楽しい家族になろう。

オタクのおまいらなら分かると思うが、どう考えても上記文章フラグである

結婚相手カスだった。

燃えたくないのでオレ主体文章に書き直すけど、オレから言わせたら、カスだった。

典型的自分しか見えてないパターン

親友気持ちよりも自分優先。

オレとその子友達だった時期もあったけど、その時も自分自分

親友は、何度も何度もその女と喧嘩をする。部屋は暴れて荒らされ、話し合いは通じない。

そんなこんなだから親友からは定期的に結婚生活についての相談を受けていた。

普通に結論はこう。

どう考えても別れた方が良いって。

だけど何度女に裏切られようと、何度オレが諭そうと、親友結婚生活を続ける気でいる。あまつさえ子供まで作ろうとしている。

あ、ちなみに今この文章だけ読んで「どうせ男側にも問題が!女だけが悪いみたいに書きやがって!」みたいなSNSに良くありがちな批判論点がズレてるし無意味から無しで。

まりオレはかつて心底惚れた親友に、心底呆れているのだ!

どうしようもない女と、その両親の言いなりで、反抗せず食い潰されていくだけの己の人生を許容している小さな男。

まれ持って狂ったガキは、狂っていることが“正常”で、狂っていることを自覚できないのです。

今のお前も、そういうことなんだろう。

正しい愛を知らない。

自分価値を知らない。

ただひたすらに、お前を大事にしてくれもしない女に尽くすことだけが愛だと思っている。

オレの気も知らないで。

少しずつ齧られていくお前の背中を見るのは、苦しいよ。

てか色々ありすぎて、もうお前の描いたエロ漫画でシコれないよ。

でもオレは、前に進む。

お前や、ガキの頃のオレみたいに、他人人生とチンポを握らせない。

かつて親友だったお前はさ、クソみたいな環境からエロ漫画一筋で這い上がってきた最強の男だったよ。

今の他人支配された弱いお前はもう、オレの親友ではないのだ。

からお前を忘れることにした。

忘れなきゃ、お前を思って泣いてしまうから

呆れることにした。

呆れたら、全部どうでもよくなるから

でもいつか、またその地獄から這い出ることができたら

その時はまた、親友になろう。

Permalink |記事への反応(1) | 06:23

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-10

コナン映画っていつからキラキラし始めたんだろう

最初の方、時計じかけの摩天楼とか世紀末の魔術師とかは普通に漢字読みだったはず

 

10年くらい経っての、探偵たちの鎮魂歌レクイエム)とか迷宮の十字路クロスロード)はカタカナになったけど単純に英語化しただけでまだわかる

 

でも最近黒鉄の魚影(サブマリン)とか隻眼の残像フラッシュバック)とか連想ゲームだろ

事前情報なしに読めるものじゃない

 

 

ところで、変換するときクロスロードって書いたのに十字路って出てきたり、探偵たちのまで打ったら残りが出てきたり、コナン映画Google日本語入力ちゃんと把握されてるぽい

Permalink |記事への反応(1) | 09:41

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-07

anond:20250607004455

次は雨衣が流行るのかな〜と思ってる

お返事まだカナ💦❓おじさん構文😁❗️

https://youtu.be/8E8aWeY-pAc?si=K4MfNSKUyNms79R4

この曲が特にヒットの兆しがある。

オーバーライドっぽいハイテンポ

・メズマライザーっぽいダンスMV

と、重音テト流行った曲の特徴を取り込んだ上、音声の元になったVtuber(しぐれうい)のロリレクイエムを始めとした対おじさんネタを取り入れ、それでいて生声使うという新しさ(ピノキオピー匿名Mとかはあったけど)もあるのが上手い

Permalink |記事への反応(2) | 01:08

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-05

anond:20250605131033

量産型ガンダムが主役の08小隊

砲手や戦車兵が主役のMSイグルー重力線戦

ザクが主役の復讐レクイエム

Permalink |記事への反応(0) | 17:35

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-21

最近女さん主人公ガンダムが続いてる

水星魔女

復讐レクイエム

ジークアクス


仕方ないね

美少女キャラの方が数字出るし、男キャライケメンフェミ向けに出すしかない

道徳的優位を取るためにも主人公は女キャラにしないと

Permalink |記事への反応(1) | 20:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-15

anond:20250515101621

少年ヒロインがいる復讐レクイエム

Permalink |記事への反応(0) | 16:52

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20250515125325

水星魔女エリート紛争解決する話

SEEDFREEDOMエリート紛争解決する話

復讐レクイエム→観てない

ジークアクス→エリート紛争解決した後の話(主人公のマチュもエリート

Permalink |記事への反応(1) | 13:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20250515103413

最近ガンダム水星魔女FREEDOM復讐レクイエムジークアクスがどう同じ話なのだろうか

Permalink |記事への反応(3) | 12:53

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-14

仕事疲れた夜は歩道橋に向かう

仕事疲れた夜、俺は歩道橋に足を向ける。

群青の空に街のネオンが灯り始める七時過ぎ。

駅を出て、コンビニの灯りを横目に階段を登る。

呼吸はゆっくりと落ち着いていき、心のざわめきが夜に溶け始めるころ、橋の真ん中へとたどり着く。

その場で見下ろす。

黒いアスファルトの海。光の群れが流れている。

赤、白、黄、青。

ヘッドライトとテールランプが音もなく駆け、まるで五線譜に書き込んだ符号エンジェル

首元のネクタイをシュルシュルと解く。

首を絞めていた糸がほどけると、呼吸が深くなる。

隣に置いた鞄から銀色タクトを取り出す。

今夜も夜のオーケストラの始まりだ……

かに腕を上げ、ひと振り。

エンジン音が低音を奏で、信号の点滅がリズムを刻む。

クラクションは不意に飛び出すホルンブレーキ音は長く引き伸ばされたヴィオラの嘆き。

そのすべてが、今夜だけは俺の音楽だ。

終わることのない搾取疲弊、反復とルール、それらすべてに捧げる――資本主義のための鎮魂歌レクイエム

俺は演奏する。

車の群れと、街灯と、俺自身疲労をもって、この無名交響曲を完成させていく。

仕事疲れた夜は、歩道橋に向かう。

東京と呼ばれる狂騒のなかで、ただ一夜の美を奏でるために。

Permalink |記事への反応(0) | 20:19

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20250514101938

復讐レクイエムを間に挟むんだ

Permalink |記事への反応(0) | 16:14

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-23

anond:20250422155049

ガンダムサンボルと復讐レクイエムは?

Permalink |記事への反応(0) | 19:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-10

anond:20250408191209

ゾンビランド

ダンジョンズ&ドラゴンズアウトローの誇り

コット、はじまりの夏

ベルファスト

ヒットマンズ・レクイエムセブン・・サイコパススリー・ビルボード イニシェリン島の精霊マクドナー作品ひとくくりで

ギレルモ・デル・トロピノッキオ

アワ・レディーズ

マンチェスター・バイ・ザ・シー

女神の見えざる手

逆襲のシャア

Permalink |記事への反応(1) | 20:21

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-05

トランプレクイエム

世界関税をかけたアメリカ崩壊することで関税のない自由世界を実現する

Permalink |記事への反応(0) | 20:16

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-01

スターライトナイトテーマ曲完全版がYouTubeに来てるw

スターライトナイトってのはゼンゼロの作中で放送されてるらしき特撮戦隊モノ番組

いつもログイン画面でちょろっと聞こえてたメロディに大幅に肉付けしてきたな

はいはいエイプリルフールね、圧倒的な素材不足で草、と流してたら

これ曲はガチでいいな!

メロは昔の歌謡曲感だしてんねーって感じだけだが

サビ前からサビにかけてクソカッコいい本気の仕上がりじゃないか

歌ってる人はハセガワダイスケさん

オタク的にはジョジョアニメ第5部黄金の風OP裏切り者レクイエム」を思い出す人が多そうだ

やっぱエイプリルフールで一番印象良いのはこういう「才能の無駄遣い」系のネタだな

Permalink |記事への反応(0) | 14:24

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-03-25

anond:20250325152431

んだんだ、山上烈士聞こえるが?…って、いやいや、オラはそんな霊能力者じゃねぇんだ!安倍さんレクイエム送るって、ほんだらオラも一緒に歌うど!…なんて、やっぱり無理だべな!

Permalink |記事への反応(0) | 15:32

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

山上烈士聞こえますか?

安倍「オレ達から貴方への鎮魂曲(レクイエム)です。」

Permalink |記事への反応(1) | 15:24

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-03-06

親戚の5歳児の子供が『粛聖!!ロリレクイエム☆』にハマってて扱いに困ってると聞いた

Permalink |記事への反応(0) | 07:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-23

個人的死ぬまでにプレイしてほしい2Dフリゲ一覧

Ib

魔女の家

ゆめにっき

マッドファーザー

クロエレクイエム

・狂い月

・虚白ノ夢

霧雨が降る森

殺戮天使

Alice mare

幻想乙女おかしな隠れ家

「A」

・偶弦~人形の糸~

・UTOPIA

トロイ=メライ

 

 

全部ホラーゲームじゃねえか!!

Permalink |記事への反応(0) | 06:41

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-17

「ざぁこ」炎上売名行為なのでは?

消されたわけではない

まず言っときたいのがこれね。

作者が、自分で、非公開にしている。

通報受けて削除されたわけでも、YouTube運営判断で削除されてる訳でもない。

その証拠他人転載した動画はそのまんま放置されている。消されたんならこれもYouTube運営が放って置くわけがない。

何故これだけが?「消された」バイアス

他のボカロ曲や「神聖ロリレクイエム」の方が問題になりそうな場面やら歌詞多いだろうに何故これがターゲットに?

という疑問持ってる人居るけど、そもそもそれらが海外潜在的ロリコンのターゲットになってないとは限らない。「神聖ロリレクイエム」は国内だってなんやかんや言われてるし、「ざぁこ」が問題にされてる9歳という自称もしている。

違いはそれらの批判を受けてもどこ吹く風で放置してるところだ。

しかし、「ざぁこ」は、動画が非公開になったことにより、「消された」と言う認識生まれる。

これにより「消される」ほど問題があるという認識が生まれしまった。

どこを差し替えるつもりなのか?

作者は問題点を修正したリメイク版を公開予定だという。

が、ここで問題になった動画を見てもらおう。

https://youtube.com/watch?v=N6fnbgo_ZPs&si=YQaV-hCIBIbh1XDR

見れば分かるが、動画映像にも歌詞にも残念ながら性的要素は皆無だ。

似たようなシチュエーションエロ漫画を何本も読んでいて、条件反射勃起するような頭のイカレたロリコンには性的に見えるが、自分のような健常者にはエロさは感じられない。

ちなみに「ざぁこ」って言葉が向こうでは卑猥言葉として認識されてるという情報もある。これが問題だとしたら、そもそもタイトル自体を変える必要があるが…本当にそんなことするつもりなのだろうか?

早過ぎる対応

公開から非公開にするまでに1日経っていない。

反応するにしても早過ぎる。

こうなるともはや、海外で騒がれてから動画を非公開にして「消された」状態を作り出す事までが想定通りの流れなんじゃないかと疑いたくなる。

バズる為に何でもやる作者

同じ作者の「テトリス」について書かれたnoteを読んだところ、それまでパッとしなかった作者は「テトリス」で方針を転換して流行の要素をふんだんに盛り込んで上手くバズったようだ。つまり、今回も「上手くやった」ってことだ。

というのを見るまでもなく、MV内には幾つものボカロ曲MVパロディが含まれている。というか後半モロ。確かにボカロ曲ニコニコ発祥でこういうパロディ文化的問題ないモノだろう。

しかし、意図的にバズろうとしている人にとっては何ともやりやす環境だ。パロディ元のファンあたりが見に来る可能性が高いからね。

プライドとか無いんか?と言いたくはなるが。

ちなみにここにも性的要素はない。

なんて事を考えてたら

こんなものがTLに流れてきた

https://x.com/McDonaldsJapan/status/1891299023065149629?s=19

答え、出ちゃったね

Permalink |記事への反応(1) | 12:43

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-31

未だにギアス呪縛が解けないでいる

自分の心のなかを整理するためにこれを書いている。

未だに『復活のルルーシュ』の存在を受け入れられないでいる。

俺のなかでは『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の最終回ゼロレクイエムこそがコードギアスにおける正式最後であって、だから『復活のルルーシュ』はまだ観ていない。観る気もない。

当時、大学生だった俺はR2最終回リアルタイムで観た。衝撃的だった。

あの壮大な物語の結末が、こんな形で終わるなんて想像もつかなかったし、それでも鑑賞後の余韻は不思議と心地の良いものだった。

だが納得もすぐにできた。コードギアスは俺を描いた作品だったからだ。

どこにも居場所がなく、それでも何かを成し遂げようともがく存在

ルルーシュは俺で、俺がルルーシュだった。

ゼロレクイエム最後には救いがあった。

世界のために、自分のすべてを捧げる覚悟

大義のために、自らの悪を背負い、罵倒されながら死んでいく運命

それがルルーシュの、美しすぎる結末だった。

世界の憎しみを一身に背負い、自らを生贄にすることで平和をもたらす。

それこそが、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア最期であるべきだった。

からこそ、ルルーシュは死ななければならなかったんだ。

もし、ルルーシュが生きていたとしたら?

もし、彼がゼロレクイエムを覆し、自分のために復活してしまったら?

そんなのはルルーシュじゃない。

彼は王としてではなく、悪として死んだからこそ尊かった。

もし生きていたのなら、彼の罪はどうなる?

彼の決意は?

彼がその身を捧げた世界???

そんなものは見たくない。

ルルーシュは、ルルーシュであったからこそ美しかったんだ。

から俺は『復活のルルーシュ』を観ない。

今でもR2最終回を何度も観返している。

『復活のルルーシュ』の公開からもうすぐで六年になる。

それでも俺は『復活のルルーシュ』を観ない。

ルルーシュが救われる物語なんて観たくない。

コードギアス最後は、ゼロレクイエムでなければならないのだ。

Permalink |記事への反応(4) | 15:16

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-23

anond:20250123230124

ジークアクス関係ないけどジオン軍視点ガンダム凄さを味わえるネトフリの復讐レクイエム面白い

Permalink |記事への反応(0) | 23:27

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

GQuuuuuuXを見たか宇宙世紀履修しようとおもってるヤツへ

これからニワカを始める香具師のためにニワカガンダムヲタクの俺がどの作品を見ると良いか解説してやろう

解説と言っても時系列に並べるだけなんで、気になった作品を見てみようず

文句のあるやつ:ツッコミもらっても訂正できない(しきれない)と思うからもう自分で書いてくれ。

宇宙世紀元年

宇宙世紀0079まで

 電磁波遮断できる。レーダーが使えないとか、核融合できるとか、携行可能ビーム兵器サーベル状に刃を形成できる技術理由となっている。その他、ニュータイプと呼ばれる適応した人間脳波というか感応波を伝播するっぽい

 直接エネルギーを取り出しているらしくて、お湯を沸かして発電しなくても良い

機動戦士ガンダムTV版・劇場三部作ククルス・ドアンの島)

いわゆるファーストガンダムガンダムザクアムロシャアが出てくる。連邦VSジオンかと思いきゃシャア私怨などいろいろ混ざってる。おかげで「坊やだからさ」が聞ける。劇場版は、最低でもどこかの段階で見ておいて欲しい。

イントロダクションコロニー落としのシーンもあるし、波平さんの声も聞ける。ククルス・ドアンの島はこの中の一話の劇場版。

 感の鋭い人間。かと思ったら色々とあるみたい。

 ミノフスキー粒子NT脳波というか感応波を伝播するとかなんとか、そんな感じなのでコンピューター受信・変換して機械武器操作しようみたいな技術ジオン側で実用化しつつある。

 サイコミュを使って、ミノフスキー粒子影響下でも遠隔操作できるようにしたビーム砲を搭載した小型の兵器。小型と言ってもジェネレーターを内蔵しているのでモビルスーツ全長くらいある。後の作品だと充電式になって小さくなった。

MS IGLOOオリジンサンダーボルトレクイエム

パラレルワールドの話なので、ジークアクスとの関係は薄いと思う。筆者の勝手イメージだけどサンダーボルトの人は細い腕にでかいもの持たせるのが多分好き。

第08MS小隊

一年戦争中のとある小隊の戦いを描くOVA劇場版というか総集編もあるけど、お勧めとしてはOVAを全話見た後に劇場版を見て完結して欲しい。勇者王ことシロー・アマダが出てくる。

ガンダム戦闘データを元にジムが開発されたはずなんだけど主人公MSに乗せたいので、先行量産型ジムとか、陸戦型ジムガンダムの余剰パーツで作った陸戦型ガンダムなどが登場する。現地改修型とかカスタム機も登場。

なおシローの「倍返しだ!」は有名だが、倍返しではない。(ちゃん意味があっての叫びなので気になるなら見るべし)

ポケットの中の戦争

終戦直前のとあるコロニーでの戦闘を描くOVA少年青年友情、恋模様などが語られる。米津玄師氏が好きなMSであるケンプファーが登場。また「嘘だと言ってよ、バーニィ」のセリフが聞けるのはこの作品だけ。

富野監督排除してガンダムを作ろうとした意欲作。お陰で各方面から辛く当たられていると思うのは筆者だけか。人気はあるんだけど、デザイン整合性を無理に取ろうとすることになった原因であり、また結末の内容によって賛否両論。見ておいて損はないけど……

ザクデザインアレンジ+ホバー移動を映像作品でやってしまったため、統合整備計画という裏設定が生まれる要因となった。

0083Stardust Memory

一年戦争後の0083年が舞台一年戦争で驚異の活躍を見せたガンダム神話のようになってしまったガンダムをまた連邦で作ろうということで軍事企業アナハイム・エレクトロニクスにて3機を試作するが核弾頭を積んだ2号機がジオン残党に奪われちゃってさあ大変。何とか取り戻そうと頑張るうちに私怨まで絡んじゃってもうなにがなんだか。

それでも主人公の「コウ・ウラキ、吶喊します!」を聞くためには見るしか無い。OVAだが総集編もあり

ZガンダムTVシリーズ・劇場三部作

機動戦士ガンダムの直接の続編。主人公たちのその後も見れる。逃げたシャアも帰ってくる。あと登場人物がやたらビンタされる。

主要なメカとしては、まず矢口真里が『特に好きな「モービルスーツ」は、飛行機にもなる「ゼットガンダム」です。』と言ったことでも知られるゼータガンダムが出てくる。広い心で見れば飛行機に変形するというのは間違いではないような気もするが、大気圏突入能力があるウェブライダー大気圏内での飛行能力のみのウェイブシューターとで存在が別れているので、やっぱり飛行機って言ったらダメかもしれない。

またマチュと関係があると噂されるハマーンも出てくる。ちなみにハマーンの乗機であるキュベレイの設定画というか準備稿にはエルメス2という表記があるらしい。キラキラララァ関係が噂されてるのでこちらも要チェックか。

見て欲しいけれどなんだかんだ長いので、やっぱり劇場版を見ておけば良いんじゃないかな?でも後期OP森口博子デビュー曲なのでそれくらいは見ておいて損はないか

「敵はモノアイ、味方はガンダムバイザー」という法則を破ろうとしたけど、スポンサー意向とかで軌道修正をかけられる。お陰で敵も味方もMS色々ごっちゃになってる。

 人工的にニュータイプを作ろうとしたけど精神不安定になったり色々大変。かわいそうな人が多い。

 簡易サイコミュらしい。パイロットニュータイプ場合、感応波を読み取って機体制御の補助をするとか。なおミノフスキー粒子は感応波の影響を受けるので、パイロットが盛り上がってくると機体の周囲のミノフスキー粒子が影響を受け出す。だから変に光ったり、ビームサーベルが謎に長くなるのはミノフスキー粒子の影響。ラスボスの機体にもバイセンサーが搭載されていて、カミーユの感応波を受信しちゃって最後動かなくなったという設定だったはずなんだけど、近年のコミックでは後述のアクシズショックと同じ原理で動けなくなったという設定にすり替わりつつある。

 ムーバル・フレームはただの誤表記なので注意。0083までのモビルスーツカブトムシとかと同じくモノコック構造だったが、ガンダムMark IIよりフレームに装甲を懸架する方式に変わる。可動域が段違いになり、それ以前のモビルスーツと比べて隔絶した性能差を持っている。

 椅子の前にモニターではなく、椅子の周囲全てをモニターで覆ってしまったもの作画上の理由らしいけどどうなんでしょ?

 新しい装甲材。すごいらしくて、ほぼ全員使っている

 ムーバブル・フレーム、全天周囲モニター、ガンダリウムγの3つの要素を併せ持った次世代モビルスーツをこう呼ぶ。というか、最低限この3つの要素が無いとこの時代以降のモビルスーツとは戦いにならない。……はずなんだけど、VR作品「銀灰の幻影」では、第1世代モビルスーツであるザクⅡやジム近代改修のおかげで遜色なく戦えるとか書いてしまって一部で炎上した。前述のようにこれらはモノコック構造なので、第2世代に改修するためにはもうイチから作り直すしか無くなってしまう。まあCGを使い回すための適当こじつけだったっぽいので仕方がない…なくない。

ZZガンダム

Zガンダムの直接の続編。Zガンダムが最終的に暗い話になってしまったので、こちらはコミカル路線になっている。そのために人気も……なんとも言えない。前期OPであるアニメじゃない」にかこつけて色々言われるが、悪い作品ではない。劇場版はない。

こっちもビームサーベルハイパー化したりするけど、はいはいミノフスキー粒子ミノフスキー粒子

逆襲のシャア

必修科目。アムロシャア最後の戦いを描く劇場作品。「νガンダム伊達じゃない」が聞ける。ガンダムUCで猛威をふるったサイコフレームアクシズショックが描かれた作品。劇中でサイコフレーム説明使用されている画像岡田斗司夫氏が富野監督説明したときメモをそのまま使用しているらしい。

アクシズを押し返している時に弾き飛ばされたギラ・ドーガの手を掴んだジェガンパイロットゲーム作品である外伝 THEBLUEDESTINY」の主人公ユウ・カジマではないかという噂が流れたが、これは否定されているらしい。しか最後のほうでベッドからカーテンを開けてアクシズを眺めている金髪人物ヤザン・ゲーブルではないかという噂の方はなぜか否定されていない。

 サイコミュ機能もつコンピューターチップ金属原子並の大きさにして構成素材に鋳込んだもの。その素材をフレームの一部に使用したのでサイコフレームと。感応波を増幅する機能があるようなのだが、増幅しすぎて大変なことになる。

 とりまアクシズ最後にどうなったかをみていただくとして、この時のサイコフレーム共振による異常現象を後年アクシズショックと呼ぶようになった。そのため逆シャア内でこの名称は出てきていない

ガンダムUC

当時は宇宙世紀が知りたいならこれを見ればよいと言われていた。ちょろっとしか出てこなかった謎MSや、MSVとかゲームしか出てこなかった珍MSなどがファンサービスのように登場するのも嬉しいところ。人気は強いけど、面倒くさい一部のヲタクあんまりきじゃないらしい。かくいう筆者も好きじゃない。

ガンダムという作品にはニュータイプとか、サイコフレームの光とか不思議要素が出てくるわけだが、それがメインに置かれてしまっている。面倒くさいヲタクが言うには、そういうのはエッセンス的に使うものだとかなんとか。スター・ウォーズ三部作フォースの使い方に文句のある人は言っている意味がわかると思う。まあそういうのは本当に最後の方なので普通に見るなら面白い

ガンダムNT

ナラティブと読む。ユニコーンの続きの劇場版。なんで、あんまり話せることはない。とりあえずユニコーン見てから見よう。上記UCと合わせてニュータイプとかサイコフレームに関する解釈が一部の古参ファンとは合わないっぽい。

銀灰の幻影

UCと同時期の傭兵の話。VR環境がないので筆者は見ていない。上記の通りムーバブル・フレームの設定をぶっ壊したので良い印象は無いが、VR環境が整ったらやっぱり見ちゃうと思う。悲しいけどコレガンヲタなのよね。

閃光のハサウェイ

逆襲のシャア最後の方で拗らせてしまったブライトさんの息子のハサウェイがいかにしてテロリストとなり、処刑台に散っていったのかが描かれる。劇場版。続編の情報がやっと出てきた。

 新システム大気圏内を自由に飛べるようになるけど君たちでかくない?

しばらくの期間が空く(コミックなどで語られる歴史

ガンダムF91

劇場作品。見てもいいけど、そろそろジークアクスとは本格的に関係なくなってきたと思う。このあと続編のクロスボーン・ガンダムTVシリーズ)に繋がるはずだったが立ち消えになってしまった。逆襲のシャアは通常セルシネサイズで描いていたのに対してこちらはちゃんシネサイズセル画を使用したお金のかかった作品質量を持った残像が見れるのだが、残念ながらキンケドゥ・ナウを見ることはできない。

 サイコミュが受信した感応波を機体制御になんかいい具合に合わせてくれるシステム。劇中ではサイコミュサイコフレームバイコンピュータ周りのシステムをひとくくりにしてバイコンピュータと呼んでいたっぽいが、UCによってサイコフレームの開発が凍結されてしまったので、もしかすると今は搭載されてないことになってるかもしれない。

Vガンダム

ビクトリーガンダムを駆るウッソ・エヴィン少年の成長と「おかしいよカテジナさん」のセリフが見れる。富野監督は一番キライな作品らしい。そのためか敵も味方もわんさか死ぬセクシーなお姉さんもいっぱい出てくるけどいっぱい死ぬ。モノもデータ消失してしまったミノスキー・ドライブが再登場。主人公の乗り換えにて猛威を振るう。こちらも劇場版は無いけど、バイ戦艦とか色々面白いのでつまみ食いしてもいいと思う。

ウッソの母親旧姓シャア恋人名字と同じため、シャアの子孫ではないかとの憶測が流れたが富野監督により否定されている。また母親と同名の女性がF90の開発スタッフにいるが、性格が違いすぎるため同一人物かどうかは意見が別れている。

 推進剤を使用しない推進システム。推力も測定不能で、理論上は亜光速まで加速できるらしい。

ガイア・ギア

 小説ジークアクスとは関係ないと思うから見なくて大丈夫映像化されてないし。シャアクローンが出てきて美化されるんだけどやっぱりシャアシャアだった。

果てしない時が流れる

Gのレコンギスタ

くるくるダンスが見れる時と見れない時がある。

富野監督的には∀ガンダムの後の世界の話だったらしいんだけど、公式により前の世界の話にされてしまったガンダム。もはや富野監督ですらガンダム自由に作ることはできないだなと悲しくなる情報であるが、だからこそ今回のジークアクスがここまでやってくれたことを嬉しく思うものである

既に宇宙世紀ではないのだけど、富野監督作品なので一応ここに。時系列的には繋がっているらしいけどどれぐらい未来なのかは諸説あり。

他のガンダム作品世界が混ざる(?)

水星魔女もここに入るよ)

∀ガンダム

ターンエーガンダムと読む。文明崩壊した後の世界メカデザインがいきなり変わるがファンは多い。劇場版もあるので見たら良いけどジークアクスは完全に関係ないと思う……いや、関係あるといえばあるんだけど直接は無いというか、なんというか、全てのガンダム集大成の先にある物語という立ち位置黒歴史という言葉語源は実はこの作品である。とりあえず履修しなくても大丈夫だと思うけどお勧めではある。

FAQ

Q:モビルスーツとか設定とか多いのはどうして?

A:初代ガンダム打ち切り→人気出るけど番組わっちゃったから新しいPermalink |記事への反応(4) | 23:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-18

ウボォーさん聞こえますか?オレ達から貴方へのレクイエムです。

Permalink |記事への反応(0) | 02:11

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-02

追補編①

【前】anond:20250102212454

以下はすべて見苦しい言い訳である

ざっと振り返ってみたが、どの本も細部がかなり記憶から零れ落ちている。ほぼ記憶が頼りだから極めていい加減だ。アラフォー文学少年崩れなのでしょうがない。そして、当時感じていたひがみ根性を思い出して少し苦しくなってしまった。欲望コントロールに苦しんでいた若いころの感想なので、今になって読み返したらまるで違った感想を持つことだろう。知識も増えたし。

そのドロドロした感情の半分くらいは過去のものとなっている。近頃は心の闇が薄れてきた。これは加齢によるものだろう。読書の好みもすっかり変わってしまった。たぶん今読み返したら全然違う感想を持つはずだ。今となっては、モテない悲哀には昔ほど心が動かされないのではないか

モテない怒りというのは、自分プラス感情を渡したのにそれが返ってこなかったというのが根っこにあるのだろう。しかし、相手気持ちがどう動くかってのは相手自由意思なので、こちらの意のままになるはずなんてない。任意相手の心を開く万能の鍵なんてない。相手コントロールしようとするのは無駄だ。それで相手に怒りを覚えてしまうのは、共感的に深く理解できるが、己のわがまましかなく、こんなこだわりはどこかで捨ててしまわないと苦しい。

話を戻そう。前ほど心を動かされないと書いた。そのせいだろうか、読書量は変わらないが、小説を読む量も減った。

今の自分は、何を読んでも似たような感想になってしまう。結局、何を読んでも同じことを思い出すのではあるまいか。そして、前述の感想を見るとわかるように昔からそうだったのだが、自分境遇に引き寄せてしまって無数の誤読をしているはずだ。結局は自分が、我がどうこうという意識から離れられない。

しかしたら、凝り固まった大人になってしまったのかもしれない。過去エントリから大して感想進歩していない。そしていつの間にか、たとえば「女性作家とはこういうものだ」「この国のこの時代文学はすべてこうだ」という、偏見に満ちた思想自分の中でどんどん育っていっているのを感じる。気づいた範囲修正してはいものの、怖い。しかもこの半年ばかり、小説を読んでいない。

文学にすがらないと生きていけない段階を、幸福なことに脱したのかもしれない。どろどろとした感傷はすべて過去のものとなり、深い眠りについたようにも見える。それに、小説を読んで感情を揺さぶることが、メンタルヘルスに対してプラスなのかどうかも疑わしくなってきた。穏やかに、つらい出来事の起きないフィクションに移行したほうが、幸福なのかもしれない。クラークが「2001年宇宙の旅」で、最後に生き残ったデイヴィッド・ボーマン一人ぼっち音楽鑑賞をするのだが、オペラうんざりしてクラシックしか聞けなくなり、最後バッハにたどり着いたのを連想する。人間社会から離れた彼は悲劇の筋書きに対して、「常識を働かせれば解決策があるのでは?」みたいな感想を持ってしまう。そして、感情激流であるヴェルディレクイエムにひどく打ちのめされ、物静かで抽象的な音楽に向かうのだ。

それとも、文学は僕にとって生きていくうえで出会出来事への予行演習だったのかもしれない。今、何気なく「予行演習」と書いたが、これはかなりしっくりする表現だ。振り返れば、若い人間が生きるとはどんなことなのか先が見通せず、答えを得ようとしていたようだ。起こりうる様々な不幸に備えて心の準備をしていたのだろう。

いや、少し矛盾している。何を読んでも似た感想になってしまうのは、モテたいという気持ちがあった若いころもそうだった。感情で消耗するのに、単に疲れているのかもしれない。感情を動かされるのを避けていて、知識をいたずらに溜め込むことしかしていない。最近阿部勤也の中世の本や、ブルーバックス地質学の本を読んでいる。これはこれで楽しい

⑤で触れた「エタンプの預言者」みたいに、最近海外文学のあらすじを読むと、文学価値観の変化の速さに正直ついて行けなくなっているようだ。実感をもって何かを理解する間に、すべてがどんどん先に進んでしまう。おそらくこのエントリも古い価値観で書かれていることだろう。僕はもう世界には追い付けない。職場コンプライアンス違反にならないように表面を糊塗することしかできない。文学を読んで正しく真っ当な人間になろうとしたが、結局はあらゆる欲望から自由になれなかった。むしろ意識の高さは自己批判を強め、心のバランスを崩すことになった(余談だが、東大の有名な総長がタフであれと何度も言っていたけれども、心身の障害でタフになれなかった僕は苦しかった。また、十数年後の新入生式辞でジェンダーギャップについて述べたこれまた高名な社会学者がいて、これはニュースにもなった。理屈はまったく正しいし、性別による不平等や扱いの違いは僕も大嫌いなのだが、一方で新入生に私怨から祝福ではなく呪詛を浴びせたように思ったし、自分がされて嫌だったことを次の世代にぶつけているだけではないかと感じた。そして、そのせいで「自分入学できたのは性別理由なのか?」と、ものすごく努力していたのにもかかわらず、重篤インポスター症候群に悩まされることになった。愚痴は以上である)。

そもそも、なんで文学が好きになったのかを考えると、はじめは頭が良くなりたかたかなのだが、究極的にはそこに人間の愚かさが表現されているからだろう。そこにいれば自分のひがみっぽさや醜さを受け入れることができる。少なくとも同じくらい大きくてネガティブ感情を抱えた人間世界にはたくさんいるのだと慰められる。ダメなところを許してくれるのが文学だった。そんなものを読んでいても、大人は何も言わない。

文学が読めなくなった文学少年崩れになっても、はてな匿名ダイアリーから離れられなかったのも、それが理由だ。人間の偽らざる感情増田怪文書にはある。

ところで、僕は障害者であり、二級の手帳を持っている(ただし、弱者だと名乗るつもりはさらさらない。うちの大学卒業した連中の平均の給与の半分どころか三分の一ももらってはないだろうが、弱者男性とかブサメンとか非モテとかそんな看板を立てるのは正直に働いている自分プライドが許さない)。加えて、海外在住経験がある。にもかかわらず、社会派の文学にはほとんど心が動かされなかった。その多くで感情よりも理屈が優先されているからだ。政治的な主張がしたければ、直接論理的分析したほうがわかりやすいし、散文なら書く方も読むほうも時間が短くて済む。イデオロギーに縛られていては展開だって予測できてしまう。政治的作品面白いのは全体の一割だろう。最後まで読みたいだけの魅力が薄い。

余談になるが、そういう意味でも、現代アートで深く刺さる作品は少ない。知的には面白いと思っても、心を動かされ、性欲を刺激され、あるいは激しく嫌悪し、内臓理屈を超えて震えるのが、僕にとっての芸術だ。一昔前の表現でいうと前なら左脳ではなく右脳が刺激されるような作品がいい。ルネサンス近世西洋画のように、シンボルを読解するのはそこまで心が動かされない(ごくごく一部の高度に知的作品、持てる知識を総動員しないと面白くない作品を除く。これは全力で取り組まないといけないため、別の良さがある。ジョイスとか円城塔とかエーコとかね)。そして、優れているのに、言語化が困難なもの評価が一番高い。その点、マグリットの、言葉遊びによる対象の置き換えをモチーフにした作品はピンとこなかった。理詰めで説明がたやすいのは良くない。

もっとも、あらゆる芸術の九割はそもそもさらないというのは、普遍的法則である可能性がある。なんであれ、世間がどう言おうとも、作品を好きに読んで好きに解釈する自由は、失われてはならない。唯一の正統的な解釈があるのはつまらん。「丁寧に読解しろ」ってのならわかるけど、どんなものであれ上から押さえつけられるのは相手が正しくても嫌いだ。人間にはどんなに歪んでいても、そして不道徳であっても、正直な気持ちを話せる心理的安全性担保された場所必要だ。そして、相手世間的に正しいとされていると、こちらは反論できないし、反論すること自体批判される。だからキレて暴れるしかない。正しさへの嫌悪ってそういうことなんじゃなかろうか?

ときどき、「どんな理屈をこねるよりも、目の前の相手に敬意を払うにはどうすればいいのかという実践にの意味があるのでは? 知識は参考にしかならんのでは?」って疑念が兆す。それとも、こうなってしまったのは文学に対して心を閉ざしてしまたからだろうか? だから前ほど心が震えなくなってしまった。だとしたら寂しいことだ。

近頃、文学に対して心を閉ざしているとしたらなぜだろう? 政治の季節は理由ではない。他に理由がある。僕は実はかつては小説家になろうとしていた。名作に手を出していたのはそれも理由だ。最終選考まで行ったこともある。だが、その願いは叶いそうにないと気づき、怒りから小説から遠ざかった。

同じ夢を持っていた友人・知人がデビューするのも見てきている。現代作家を読まなかったのもそれが一因だ。自分のほうがいいものが書けると傲慢にも思いこんでいたからだ。彼らの作品を読むと、そんな思い上がりは雲散霧消するけれどね。

今でも、数か月に一度目を覚ます飢えがある。発作的に何かを書きたいという欲望だ(実際、こうやってちょっとした短編小説くらいの長さのエントリを書いていてすごく楽しい。じゃあ増田じゃなくてブログでやればいいんだろうが、少なくとも同レベルエントリ継続的に書けない。なぜならこの文学全集を読むのに十数年かかっている。こういうネタは量産できない。このエントリでいったい何冊の本に言及してるんだ?)。

しかし、最終選考の講評ではボコボコ批判されたし、これ以上自分気持ちを書いても自分幸せにならないと、諦めがついたはずだった。それに、小説感情の垂れ流しではありえない。読者を楽しませる必要がある。少なくとも読者の受けるであろう感情計算せねばならない。加えて、デビューした友人はものすごいインプットをしている。これは認めないといけない。活字を読む量は僕のほうが多いが、それ以外に漫画だとかソシャゲだとかエロゲとか映画とか、とかくジャンルを超えて摂取しているものが多い。例えば現代女子高生を魅力的に書くには、そのキャラかわいいことと、リアルティーンエイジャーとしてありそうかという軸がいるが、僕にはどちらもできない!

Permalink |記事への反応(1) | 22:48

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp