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はてなキーワード:ニックネームとは

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2025-08-25

ダンダダンのえらいなって思うところ

キャラ名前に「高倉健」ってつけながらニックネームで浸透させてるからサジェスト被害が起きてない

Permalink |記事への反応(0) | 07:47

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2025-06-24

たかだか着せ替えSNSゲームアプリの設定にどうこういうのもあれだけど

かわいいキャラクターかわいい服を着せて楽しむアプリ、そのキャラクターの扱い方が変わったのが個人的あんまり納得してない

はじめはユーザー名だけがあった

そして、キャラクターの住む場所(星)に好きな名前をつけることができた

から私は仮の自分としてのニックネームユーザー名として設定した 仮に増子とする

私は増子というユーザー名に、増子の星という名前で遊んでいた

動き回るかわいいキャラクターは、自分自身のアバターだった 仮想世界上の私自身だった

が少し前のアップデートで、そのキャラクター名前をつけるようになった

そのキャラクターは私ではなく、私の子供だったり私付きの妖精だったり飼っているペットのような何かになった

そこからアップデートで、キャラクターSNS写真日記みたいなものを書くようになった

キャラクターは私に向けて語りかけるような日記を書いてくる

今日は◯◯したよ、増子はどうだった?みたいな

それはそれでかわいいのだけど、キャラクター私自身ではなくなった時点で、何かしらの前提が崩れて消費意欲みたいなものは落ちた

それでも惰性で数年遊んでいるためずるずると遊び続けている

ふと、自分自身の誕生日が近いことに気がついた

このゲームユーザー誕生日にお祝いアイテムを配る

配られたバースデーアイテムを身につけるのはペットとしてのキャラクター

ユーザー名:増子の私自身ではない

SNSのお友達が祝うのもユーザー

このあたりの設定の統一感のなさというか、当初の設定から方針転換したせいでできたチグハグな感じが、なんだかモヤモヤする

今はもうサービス終了したアプリ、そのアプリも着せ替えSNSゲームだったが そちらはゲームキャラクター誕生日ゲーム開始日)が記念日だった

名前ユーザー名1つしかなかった

こっちのがわかりやすいし、普通はこっちだと思うけど何故変えたんだろう どんな層を想定してるのか

ユーザーキャラクターイコールでない今の仕組みが、着せ替えゲーでどこらへんに刺さるのかわからない

Permalink |記事への反応(0) | 22:29

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2025-06-14

推し誕生日を祝われたい人生だった

この3ヶ月くらいでとあるアイドルにハマり、ライブにちょくちょく通うようになった

今までアイドルにハマった事はなく、1番ハマっているいわゆる"推しの子"になった

運が良かったのか適当につけたニックネームが覚えやすかったのか割と早く認知してもらえた

この2週間ほど忙しかったりタイミングが合わなかったりで推しに会いに行けなかった

そんな中先週誕生日を迎えた

推しは昔自分ファン誕生日を迎えた時はおめでとうとリプしたりしてた

俺もおめでとうの言葉がもらえるかなと少し期待した

もらえなかった

ファン対応が変わったのかなまあアイドルだし仕方ないよねというのは理解している

アイドル応援する対象であって見返りを求める対象じゃないというのも理解してる

それでもダメージを受けている

結構引きずっている

過去におめでとうと言われたファンが羨ましくて仕方ない

もっとお金をかけないとおめでとうという言葉すらかけてもらえないんだろうか

悲しい

Permalink |記事への反応(3) | 22:31

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2025-06-06

彼氏名字任天堂に変えるのを阻止したい

彼氏日本人の親からアメリカで生まれた。出生地主義の国で生まれ場合、3カ月以内に国籍留保をしなければならないらしい。それが2日遅れて日本国籍剥奪された。

夫はアメリカ人として生きてきたが、親が日本人なので日本人らしい名前で過ごしてきた。最近法務局国籍取得の申請をしており、許可が通るらしい。

戸籍を作る時に好きな名字にできるとのこと。聞いてみると名字任天堂にするらしい。名前アメリカニックネームで呼ばれていたアメリカでよくある名前にするらしい。結婚を前提に付き合っているので私もいずれ任天堂になる。阻止したい。

Permalink |記事への反応(5) | 01:10

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2025-06-02

anond:20250602215940

レギュラー枠のキャラ主人公側。

鍛練のため、高地(ニックネームチベットという名はそこから)トレーニング代替として普段マスクを着用して生活する。警察に怪しまれて事情聴取されるときに「マスクを外せ」と命じられて渋々取ったが、それでも発言時以外は掌で口を覆っているくらい徹底している。

Permalink |記事への反応(0) | 22:06

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2025-05-23

面白い名前LovejoyLoveless、Lovelady、Strangelove

英語圏の姓(Sirname)。

Youngman(若い人)とかGoodman(善い人)と同じくニックネーム的な位置から姓になったらしい。

Lovejoy(快楽好きな人)、Loveless(恋愛自由な人)、Lovelady(女大好き)という一族で名乗るにはリスキー過ぎるシリーズ

Strangeloveと言えば博士の異常な愛情ドイツ語のMerkwürdigliebeから直訳した名前だとされているが、Merkwürdigliebeは実在せず逆にStrangeloveが実在する名前らしい。

自分がStrangelove家の末裔なら子供には愛橘とか名付けたいね

Permalink |記事への反応(0) | 00:09

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2025-05-18

LINE名前の印象

本名漢字)→真面目。普通

本名(全ひらがな)→真面目かつ読みやすい。

ニックネーム本名由来)→わかるけど誰かわからなくなるからやめてほしい。

ニックネーム(由来不明)→誰かわからんからやめろ。初対面の人に「キメセク天皇」ですって言うんか。学生のうちにやめろ。

ペット名前→今の僕には理解できない。

Permalink |記事への反応(1) | 14:36

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2025-05-16

承認欲求dorawii

それが分かっていてタイトルニックネームにしないのはなぜなんだぜ?

承認欲求を誇示するのがそんなに大事なんだろうか

Permalink |記事への反応(1) | 13:48

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2025-05-15

anond:20250515204434

考察台無しになった!論への皮肉

そこが本当にわからないんだよな。「マチュは松村沙友理ニックネーム元ネタ」は理解できても、「だから考察台無しになった」は全然繋がってなくて理解できない。

Permalink |記事への反応(0) | 20:48

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2025-05-06

anond:20250506175919

問題が悪いよね

英語だし、「愛称」という言葉もやや難しい。「ニックネーム」の方がまだわかりやす

日本人向けじゃない

Permalink |記事への反応(0) | 18:08

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2025-04-25

madcity chiva 」はどういう意味ですか

madcity chiva」という言葉は、いくつかの意味合いを持つ可能性があります

1.スラングとしての可能性:

英語スラングで「chiva」は、地域によってヘロインマリファナ意味することがあります。したがって、「madcity chiva」は、「麻薬蔓延している狂った街」のような意味合いになる可能性があります。ただし、この解釈は非常にネガティブで、特定地域を指している可能性も低いと考えられます

2.音楽作品可能性:

日本音楽プロジェクトヒプノシスマイク」に登場するヨコハマディビジョンのチーム「MADTRIGGER CREW」の楽曲「ベイサイド・スモーキングブルース」の作曲編曲に、CHIVA from BUZZERBEATS という人物が関わっています。この文脈では、「madcity」は「MADTRIGGER CREW」が拠点とするヨコハマの狂騒的なイメージを表し、「CHIVA」は楽曲制作者の名前を指していると考えられます

3. その他の可能性:

madcity」は、文字通り「狂った街」という意味で使われている可能性もあります。そして、「chiva」はスペイン語で雌ヤギを意味する言葉です。この二つの言葉が組み合わさって、比喩的意味合いを持つ可能性も否定できません。

非常に限定的な、特定コミュニティ内でのみ通用するスラングニックネームである可能性も考えられます

結論として、文脈不明なため、正確な意味を断定することは難しいです。

もし、どのような状況でこの言葉を見たり聞いたりしたのか教えていただければ、より正確な意味を推測できるかもしれません。

Permalink |記事への反応(0) | 14:17

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2025-04-22

ポケモン四天王がさ、手持ちにニックネームをつけてないか

「こいつら愛ないんだな」って思ってたよね

Permalink |記事への反応(0) | 20:11

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2025-04-02

スタバで買うためのメモ

異動でスタバが近くにある職場になり、せっかくだからと初めてスタバで買ってみたので買い方をメモする。

アプリを入れる

注文で呪文を唱えるのもそもそも並んでる客層も近寄りがたいのでアプリモバイルオーダーを使う。

店頭にAppleClip?とかいカメラに見せるだけですぐアプリを開かせるQR置いてて便利。

アプリを開く

会員登録はしなくても買える。しか登録するとポイントみたいなのが貯まってお得、というように見せているが正確には「登録して作ったスタバ専用電子マネーチャージした金で払うとポイントが貯まる」という話。なお「かんたん登録」を選んでしまうと強制的チャージの流れ、通常登録だとチャージ回避できるがわざわざ作った意味がなくなる。

商品を選びカスタマイズ

商品おすすめにあった「ゆずシトラス&ユースベリティー」にしてみた。サイズは多分左からS、M、L、LLだと思う。

カスタマイズを押すとティーバック増量、果肉の追加ができる。

抽出した紅茶提供されるものだと思い込んでいたので「ティーバック増量」の示す意味が全く分からず、マクドナルドみたく2杯目のティーバックをくれるのかと思ったがこれは文字通り2つティーバッグを入れて濃く抽出するというものだった。2つも入れる事にそれほど意味があるのかいまいち分からないが、お湯を入れれば3杯目までは味を感じる程度に抽出されるのでややお得な気もした。

決済

ペーパーバックを利用する」というチェックボックスがあり、何のことかと選んでみたら文字通りペーパーのバックで紙袋のことだった。日本語で書いてくれ。

ここで一番重要なのがニックネーム設定。ニックネームは受け取り時の注文番号代わりになる仕組みでラベルカップ紙袋に貼られる。

このためうっかり普段SNSで使っているハンドルネームを癖で適当に設定してしまっているとリアルバレする可能性がある。

緑のでかい決済ボタンの下に隠すようにニックネームが表示されているので無難名前に設定しておくべき。

受取

注文後はアプリ通知が来るまで待ちになる。できあがると「モバイルでお待ちの(ニックネーム)様~」と受け渡しの場所で呼び出されるのでニックネーム設定には無難名前としておくのを改めて確認しておくべき。SNSで使っているハンドルネームは本当に止めた方が良い(2回目)。

受取までは5分程度かと思いきや昼時だから10分程度を要した。

会社に持ち帰り自席で飲むまで約5分程度だったと思うが口を付けて飲める程度の温度、つまりは温め。そして想像通り甘いが、甘いだけの紅茶飲料よりは美味しいなという印象。

毎日飲むのはどうかと思うがたまに飲むには悪くなさそう。

次はスタバ専用電子マネーチャージしてやるのも良い気がする。

Permalink |記事への反応(0) | 22:46

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2025-02-24

マッチングアプリを使ったら実の兄とマッチングした話

 私が初めてマッチングアプリなるものを知ったのは、大学三年生の夏休みのことでした。周囲の友人が「今度の合コンで知り合った人、実はマッチングアプリで繋がった人なんだよ」「アプリ彼氏できた」などとやたら盛り上がっているのを見て、「今どきはこういう出会いが当たり前になりつつあるんだなあ」とぼんやり思っていたのを覚えています。私はそこまで恋愛積極的ではなく、どちらかと言えば受け身タイプ。友人に誘われた合コンもあまり乗り気ではなかったし、“出会いのためにアプリを使う”という行為に少し抵抗感もありました。

 しかし、友人たちがこぞって「安全に使えば便利だし、普段出会わないタイプの人と話せるよ」「登録だけでもしてみたら? 面白いから」と後押ししてくるので、興味本位インストールしてしまいました。そこには思ったよりも多種多様ユーザーがいて、一見で「え、こんな素敵な人が?」と思う写真や、逆に「ちょっとこの写真は…」とツッコミたくなるようなプロフィールも混在しています。「使い方次第で良くも悪くもなりそうだな」と感じながら、最初は軽い気持ちで眺めていました。

 私には3つ年上の兄がいます。小さい頃はしょっちゅうケンカして泣かされてばかりでしたが、成長と共にそこまで派手にはケンカしなくなり、大学生になった今では表面上はそこそこ仲良くやっていると思っています。兄は都内企業就職し、実家を出てひとり暮らしを始めました。両親は「長男から結婚も早いかもね」と期待している様子で、本人も仕事に没頭しつつ「そろそろ彼女が欲しいなあ」とぼやいていたので、いつかは結婚の報告なんかが聞けるだろう、と私も漠然と思っていました。

 そんな兄の存在を頭の片隅にも置かず、私はマッチングアプリ世界を覗いていたのです。最初のうちは年齢層を絞ったり、趣味が合いそうな人を探したり、少しやり取りをしてみたり……いわゆる「自分に合う人」を探すという目的にはまだ半信半疑でしたが、メッセージが飛んでくると素直に嬉しかったり、ちょっとキドキしたりする自分発見して、これはこれで面白いかもと思い始めていました。とはいえネットでの出会い”に関する危険性の知識はあったので、やり取りが軌道に乗る前に安易個人情報を教えたりせず、比較的慎重に構えていたのも事実です。

 そんなある日、私はふとした拍子に「近くに住んでいる人」の検索をかけてしまいました。正直、当時の私は「まずは会いやす距離感がいいかも」という程度の軽い思いつきで、地域をわりと狭めに設定していたのです。案の定、ずらりと出てきたのは同じ区内や隣駅くらいに住む人たち。中には年齢的に私とは違う層も混じっていましたが、それでもプロフィールを見ていると意外に面白いものです。「あ、この人の大学は友人が通ってるところかも」とか、「こんな趣味があるんだ、話してみたいな」などと眺めているうちに、ある一人のユーザーアイコンに目が留まりました。

 そのアイコンは、正直ほとんど顔が分からないものでした。横顔の一部しか映っていない……いわゆる“雰囲気写真”というやつです。ただ、どこか見覚えがあるような気がしたんです。プロフィール写真だけでは判断しかねたので、興味本位で開いてみると、そこに書かれていた年齢は私の3歳上。身長や体型、仕事のことも含めて、なんだか既視感がある数字ばかり並んでいる気がして、私は心臓がドキドキしてきました。さらプロフィール文をよく読むと、趣味欄には「スポーツ観戦」「料理」「ドライブ」とあって、「最近仕事が忙しくてなかなか出会いがなく、友人に勧められて始めました」という説明。あれ? うちの兄が先月あたりからやたらとドライブ好きの友達に影響されてるとか言っていたけど……まさかね、と頭の中で警鐘が鳴り響きます

 とはいえアプリ上のニックネーム全然違うもの。兄の本名とはまるで関係ないし、顔写真もはっきりしない。「きっと気のせいだろう」と思いながらも好奇心が抑えられず、試しに“いいね”をしてみました。ここで仮に本人だったとしても、相手が私のプロフィールを見て弾いてくれればそれで終わりだろうし、万一マッチングしてしまったとしても向こうが拒否すればすぐ解除されるだろう、と思ったのです。

 ところが翌日、私はそのアプリを開いて悲鳴を上げそうになりました。まさかの「マッチング成立」の通知が届いていたのです。しかもそこには、昨夜いいねを送ったばかりの男性ユーザー名前。私は慌ててプロフィール再確認して、何かの間違いではないか必死になりましたが、どう見ても同じ人。しかも画面を凝視していると、ほんの少しだけ写り込んでいるその口元や髪型雰囲気が、だんだん兄の顔と重なってくるのです。冷静に考えれば「同じ地域に住む3つ年上の男」「身長や体型までほぼ合致」「スポーツ観戦や料理ドライブ趣味」……兄と一致しすぎているではありませんか。

 ここで私はさらに頭を抱えます。向こうも私のプロフィールを見ていいねを返しているはずなので、私が妹だと気づいていないわけがありません。顔写真は私もはっきり載せていなかったものの、年齢や大学名、趣味などを書いていましたし、何より下の名前雰囲気で分かるはず。そもそも私の大学や専攻の話は兄にしょっちゅうしていましたし、妹の趣味くらい兄も把握しているでしょう。なのにどうしてマッチングを返してくるのか……頭の中は「兄の正気を疑う」という気持ちと「そもそも私も何してるんだろう」という自己嫌悪で渦巻いていました。

 とりあえず、マッチングしたらメッセージのやり取りができる仕組みになっているので、私は勇気を振り絞って一言だけ送ってみました。

もしかして……お兄ちゃん?」

 すると、数分後に返事が。画面には「ごめん、〇〇(私の名前)だよね?」と一言。私はもう恥ずかしさと衝撃で変な汗が出てきました。向こうも気づいていたらしい。ただ、この状況で何を話せばいいのか全く分かりません。普通マッチングアプリのやり取りなら「はじめまして! どんなことが好きですか?」とか「今度一緒に食事でも」とかそういう話になるでしょうが、実の兄妹でそんな会話をするはずもありません。

「どうして私だって分かってていいね返してきたの?」 「いや、まさかと思ったけど、プロフィール見てるうちに確信して……。でもお前のアイコンもはっきりしてないから違うかもって思ったんだよ」

 兄は半ばパニックになっていたのか、本当に単純な疑問を返してきます。私も驚きすぎて頭が回りません。「こっちだってまさか兄がアプリやってるなんて思わなかったよ!」と返すのが精いっぱい。結局、アプリ上では何をどう話していいかからず、お互い「ちょっと電話で話そう」と提案することになりました。

 電話越しに聞こえてきた兄の声は、いつもよりどこか緊張気味でした。それもそうですよね。妹とマッチングした兄の立場って……冷静に想像すると、ただただ気まずい。しかし私も同じくらい気まずい。冒頭から「お前もこんなのやってるんだな……」と兄に言われ、こっちも「お兄ちゃんこそ……」と返すありさま。何というか、こんな会話、想像もしなかったです。

 兄によれば、会社の同僚が結婚間近だと聞いて「俺もそろそろ真面目に彼女を探さないとヤバいかも」と焦っていたらしく、「今時はマッチングアプリくらい使わないと始まらない」と言われたのだとか。私がやっていたアプリと同じものを使っていたのは単なる偶然のようで、条件を細かく設定せず、何となく「近くに住んでいる、年齢も幅広に見てみよう」というスタンスでやっていたらしい。私がまさか同じアプリにいるとは思わずに、うっかりいいねを押してしまったとのこと。兄の言い分は「でも妹のプロフィールだって気づいた時にはもう手が震えたよ」とのことで、私も似たような気持ちだったので、電話最後には二人して苦笑いしていました。

 さて、この一件で何が困ったって、私はアプリ存在家族には隠して使っていたわけです。当然、兄も同じでしょう。親には「彼女はいつできるんだ」としょっちゅう問い詰められていたので、やむを得ず始めたとはいえ、あまり大っぴらにしたくはなかったようです。互いに「親に言わないで」と口裏を合わせ、二人だけの秘密にしておくことにしました。少なくとも“兄とマッチングした”という事実だけは墓場まで隠したい――その点は意見が一致していました。こんなことを親や親戚に知られたら、どんな無茶苦茶な茶化され方をするか分かったものではありません。

 その後、兄とはアプリ上でマッチ解除をしました。さすがに兄妹同士で繋がり続けるメリットなど皆無だし、万一アプリ側のアルゴリズムでまた変なふうに表示されるのも嫌だったので。お互い「次に普通実家に帰ったら、なんて顔を合わせればいいんだろう」という気まずさはありましたが、実際に帰省したとき普段通りに振る舞うように努めました。私が無理やり「お兄ちゃん最近仕事忙しいんでしょ?ちゃんと休めてる?」などと話を振り、兄も「ま、ぼちぼちかな」と笑って返すくらいのやりとり。しかしその目は「いいか、あれはもう忘れような」と言っているようでしたし、私も「もちろん、忘れたいよ!」という気分でした。

 アプリの方はというと、さすがにしばらくは開くたびに身構えてしまいました。まさか他にも親戚が紛れ込んでいたらどうしよう、と不安が頭をよぎるのです。兄と出くわしてしまったせいで、すっかり家族バレが怖くなってしまい、一時期は退会しようかと真剣に考えました。でも、友人に相談すると「たまたま運が悪かっただけだって!」と笑われ、「そんな面白いこと、普通は起こらないよ」と言われて少し気が楽に。確かに一度起こった珍事件が二度三度と起こるとも思えません。少し落ち着いた後、私は年齢や居住地検索条件をもう少し厳密に設定し直すことにしました。具体的には、私の年齢に近い2、3歳幅にしか表示されないようにするとか、実家近くの地域を外すとか、少し工夫を加えたのです。

 その甲斐あってか、以降は兄以外の男性マッチングすることが増え、実際に何人かと食事に行ったりもしました。中にはい雰囲気の方もいたものの、最終的には付き合わずに終わってしまいました。まだこれから先どうなるかは分かりませんが、兄とマッチングしてしまった経験を経て、色々と慎重になったのは確かです。「相手が本当にどんな人か分からないのがマッチングアプリ」とは聞いていましたが、まさか“実の兄”だったという予想外過ぎる展開を味わったことで、変に免疫ができた気もします。

 一方の兄はどうかというと、「もうアプリは懲り懲りだ」と言いながら結局しばらくして別のアプリを試していたようです。私と同じアプリはさすがに気まずくてやめたみたいですが、時々「今度のアプリ友達経由で身バレが防げる機能があるらしいから、大丈夫」とか、妙に詳しいことを言ってきます。私は「私はもういいよ、たまにしか開かないし」とそっけなく返していましたが、まさかまた別のアプリで兄に出くわすなんてことは……もうさすがにないはず、と願っていますいくらなんでもそう何度も兄に遭遇してたら、私の気持ちが持ちませんし。

 そうして私の初めてのマッチングアプリ体験は、序盤からとんでもない“事件”に巻き込まれる形でスタートしました。自分でも信じられないし、友人にも打ち明けましたが、全員揃って大爆笑。「え、それ絶対ウケ狙いの嘘話でしょ?」と疑われたほどです。確かに普通はまず起こり得ないシチュエーション。けれど、意外とアプリでは「知らない人と出会う」という大前提のせいで、身近な人がひっそり使っていても気づかないものなんですよね。その身近な人がまさかの実の兄だったわけです。

 今となっては「マッチングアプリ自分の兄を見つけてしまった」という体験は、私にとっては笑い話半分、黒歴史半分といったところでしょうか。人によっては「そんなに恥ずかしがることないじゃん」と言うかもしれませんが、正直めちゃくちゃ恥ずかしいです。もし兄が彼女を連れてきたときにでも「あのときはお互い焦ったよね」なんて昔話をする日が来るのかもしれません。想像しただけで赤面しますが、家族としてはいつか笑って話せるネタになるんだろうな、とちょっとだけ思えなくもありません。

 それ以来、私も兄もアプリの利用には気をつけています。お互い相手がどこまで情報を見られるのかという設定をちゃん確認するようになりましたし、身バレを防ぎたいならFacebook連携型のアプリなどを使って、知り合いを避ける機能活用するのも手だと学びました。まさに“経験者は語る”という感じです。正直、家族や親戚に見つかるだけでなく、職場上司や友人が相手でも相当気まずいと思いますからアプリの選び方や使い方にはある程度の注意が必要だと実感しました。

 でも、そんな反省点や恥ずかしい思い出も含めて、人生には意外性がつきものまさか兄と“マッチング成立”してしまった経験は、一生忘れないエピソードとして心に刻まれるでしょう。兄妹喧嘩とはまた違う角度で「こんなこともあるんだ」と驚かされましたが、ある意味、兄に恋愛感情を抱く前に発覚してよかったのかもしれません(当たり前ですが)。とはいえ二度と御免ですけどね。

 こうして私の「マッチングアプリを使ったら実の兄とマッチングした話」は一応の決着を見ました。アプリ自体は悪いわけではないのですが、あまりにも想定外事態を招いたことで、しばらくは家族と会うときに妙な緊張感を覚えたのもまた事実です。今では少し笑って振り返ることができるようになりましたが、「この話だけは親には言わないでね!」と兄には何度もクギを刺してあります。兄も全力で同意してくれているので、私たちの“秘密”としてこのまま墓場まで持っていくつもりです。

 もしあなたマッチングアプリを使う機会があるのなら、どうか私と同じ轍を踏まないよう気をつけてください。とはいえ、「兄とマッチング」なんて早々あることではないかもしれません。でも世の中何が起こるか分からないのです。身近な相手も、もしかするとアプリに潜んでいるかもしれない――そんな可能性を頭の隅に置いておけば、いざというときの衝撃は少しだけ和らぐ……かもしれませんよ。

 そうは言いながらも、私もこれから先、もしかするとまたマッチングアプリを通じて良い出会いがあるかもしれないと思っています。兄の一件はともかく、やはり限られたコミュニティの中だけでは出会えない人と繋がるのは、刺激的で新鮮です。今度はもうちょっと上手に使いたい。二度と家族マッチングしないように細心の注意を払いながら、こっそり新たな一歩を踏み出したいと考えています。兄にこの話をするとき絶対内緒ですけどね。私の婚活がうまく行くかどうか――その答えは、私のスマホと、私の人生次第ということになるでしょう。

Permalink |記事への反応(2) | 17:48

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2025-02-16

三大自意識過剰夫婦なりカップル呼称

相方

カタカナニックネーム

あと2つは?

Permalink |記事への反応(0) | 18:27

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2025-02-11

オンラインカフェ会に参加した

在宅でずっと一人で仕事をしているので人と話がしたい。

そんな理由オンラインカフェ会を探しているのだが、中々いいのがない。

読書会かにも参加したけど、参加者の持ち寄った本のジャンルがてんでバラバラで、あらすじや感想を聞いても、わぁ読みたい、と思わなかったし、たぶん私の本もそう思われてた。

難しいよね。

異業種交流会的なものは避けている。

若いころオフラインのものに参加したら、勧誘の嵐でこんなものに数千円も払ったかと思うと腹が立って仕方がなかったから。

後、異様にポジティブで「夢を語ろう」とかいう系も、胡散臭すぎる。

で、穏やかそうな会があったので試しに参加したのが先日。

これもひどかった。

臨床心理士主催の会、とは聞いていたけど、普通に雑談という体だったので気にしなかったのだが、1人ずつ自己紹介が重い。

発達障害の子供のサポートが~、介護士をしていて老々介護の現状が~、新宿を歩くと家庭環境問題ある子供が~(いわゆるナンチャラキッズだよね?)、等々、何でそんな重いの?

自己紹介って趣味とか話し合わない?と思ってた。

したっけ、司会者自分毒親育ちで~とか自分語りが始まる。

かと思えば、参加者同士、合いそうな人が居ればLINEグループ個別に作ってつなげることをしてる、とか。

多分、そういう「つながり」(←手あかがつきすぎて大嫌いな言葉)を求める人たちのためにカフェ会ってあるんだろうけどさ。

私が求めてるのは違うのよ。

かに一人で在宅勤務でずっとやってるけど、毎日人と話してるの。

仕事で(コールセンターなどでない)クライアントさんとオンライン通話したり、営業ビデオ通話したりしてる。

ただ、基本ずっと話を聞く側になるので、プライベートな会話をサラッと楽しみたいだけなのだ

あとね、よくオンラインであるのが「顔だしお願いします」の一言

あれね、いらねーーーーーーーーーーー!!!

仕事では止む無く顔出ししてやってるけど、常に画面上に相手の顔と自分の顔が映し出されてるのって怖くない?

仕事中は極力画面共有したり、ビデオ画面を最小化してみないようにしてるけど、ただし、失礼のないようにビデオカメラを必ず見つめる、リアクションを大きめにとるなど、オンラインならではの接客の苦労があって。

それをプライベートまで強要されたくない。

大体、雑談会であれば、本名である必要もない。

仕事じゃないんだからニックネームにさせてくれよ。

顔出しも勘弁してくれよ。

ネットリテラシーはここにはないのかよ?と思う。

先日の会では「大きなリアクションをもらえると司会者として助かりますねー」とか「ビデオ通話からこそ、興味がない話の時の表情も丸見えなのでご注意ください」とか言われて。

勿論そりゃマナーだけど、それを強要されるのは勘弁してよ。

ここに来る人たちって、普段オフラインで話してる人たちなのかもしれない。

から、平気なのかな?

私は毎日やってるからオフの時ぐらい、すっぴんビデオなしで、飲み食いしながら頬杖ついたりだらけた感じでダラーッと好きなことをしゃべりたい!

私の選び方が間違っていたのかもしれない。。

とはいえ、対面のカフェ会に参加した時は、その場は良かったけど、職業を話したら、変な人に執着されて、かなり困った。

LINE無視してたのに、半年以上たって、またLINEきてギョッとしたもの

はっきり断ってブロックしたけど。

(以来。職業名も伏せている。めんどくせえわ)

匿名で、ビデオオフで、サラッとその場限りの会話を楽しめるオンラインカフェ会が欲しくて、こっそり企画して募集をかけている。

今のとこ反応なしw

まぁいつか誰かが来るかな、というくらいのうっすい希望でやってる。

きっとそういう場を求めてる人っているはず。

顔出ししてくれる方が安心、っていうけど、ネット上に顔出すリスク無視なのかな?といつも思う。

仕事上、ネットに顔と名前(の一部)を出してるけどそれでも嫌だもん。

万が一カフェ会で私のクライアント鉢合わせたらとか考えるほど身バレが怖い。

全く無名人間でもどこからバレるかわからいからさ。

オンラインカフェ会上のネットリテラシーって何なのだろう。

すごく疑問。

Permalink |記事への反応(1) | 11:36

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2025-01-30

大阪万博見に行ったりボランティアやると個人情報ぶっこ抜かれるの意味からない

大阪万博に行ったら抜かれる個人情報量が半端じゃないんだけど。

万博に来た客のSNSパスワード情報を何に使うの?

万博失敗したら大変なことになるのに、メタンガス爆発とか岩のバーゴラとか液状化やす土地とか、津波からの逃げ道がないとか、物理的恐怖の他に、個人情報抜かれすぎて怖いまで追加してくるなんて、維新はやる気あるの?

https://usrmng.accounts.expo2025.or.jp/idmng/users/screen/rinfo/usersTermsScreen

氏名

ニックネーム

性別

生年月日

住所(郵便番号都道府県名、市町村

電話番号

メールアドレス

パスポート番号

国籍又は居住国に関する情報

クレジットカード番号等

位置情報

生体情報

画像

音声

指紋

企業名

団体

部署

役職

障がい者認定の有無等

LINE、X、FacebookInstagram又はGoogle等のアカウントプロフィールパスワードに関する情報

言語設定

メール配信設定

既婚・未婚の別

子どもの有無

趣味嗜好その他当協会入力フォーム等の当協会が定める方法を通じてユーザー入力又は送信する情報等(上記に含まれ情報を除く。)

端末の種類

OS

端末識別

IPアドレス

ブラウザ種別その他のブラウザ情報

リファラー情報

CookieID

Cookie及びCookie類似技術を利用して取得する閲覧履歴購入履歴等に関する情報

IDFAやGoogle Play広告ID等の広告識別子等

あとこの個人情報を本人への同意なく第三者提供する場合が多すぎてガバガバでは。

(1) 当協会は、次の場合を除き、事前にユーザー本人の同意を得ることなく、個人情報第三者提供しません。なお、ユーザーは、当協会提供するプラットフォーム上の管理機能を利用して、個人情報第三者提供同意について、撤回できる場合があります

①当協会が利用目的の達成に必要範囲内において個人情報の取り扱いの全部又は一部を委託する場合

合併その他の事由による事業の承継に伴って個人情報提供される場合

③人の生命身体又は財産保護のために必要がある場合であって、ユーザー本人の同意を得ることが困難であるとき

公衆衛生の向上又は児童健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、ユーザー本人の同意を得ることが困難であるとき

⑤国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務遂行することに対して協力する必要がある場合であって、ユーザー本人の同意を得ることによって当該事務遂行に支障を及ぼすおそれがある場合

⑥当該第三者学術研究機関である場合であって、当該第三者が当該個人情報学術研究目的で取り扱う必要があるとき(当該個人情報を取り扱う目的の一部が学術研究目的である場合を含み、個人権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除きます。)

⑦その他、個人情報保護法その他の法令で認められる場合

Permalink |記事への反応(0) | 15:58

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2025-01-29

anond:20250129225648

Googleログインなんて言われてあーそうだっけと思いそっちで入ると、びっくり

最初につくったニックネームGoogleメールアドレスに上書きされていたという感じ

そんなことしてなかったので、かなり困惑しました。

ピンタレストだったかな。

Permalink |記事への反応(0) | 23:24

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anond:20250129224004

あれ、問題あると思う。実はGoogle認証ログインするせいでは。

自分も、誰にも知らせていないGoogleメアドログインネーム勝手にされていた

あるいは、

本名ではない、本名ぽいニックネームPN)という可能性はないのでしょうか。

Permalink |記事への反応(2) | 22:47

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2025-01-20

名前というのは伊達酔狂で名乗っているのではない

名前はいろいろな役割があります

国は戸籍というものを作って国民管理していますが、これはあくまでも国の都合であって、私たちの都合ではありません

私たち自分の都合に合わせて商号屋号ペンネームニックネームなどを使うことができます

銀行役所学校などはあくまでも戸籍名前要求しま

これには個人特定してその個人社会的責任を負わせ、何かあれば制裁対象にするといった機能が期待できます

伊達酔狂、お洒落名前を付けているのではありません

夫婦別姓に関しては文化的な側面での議論が活発なようですが

本来機能としてみれば、かつては妻の責任大黒柱である家長責任ということもできましたが

女性も自立する現代において夫婦名前統一する合理性というものは以前ほど高くはないと言えます

したがって夫婦別姓自然な流れであると言えるでしょう

Permalink |記事への反応(1) | 12:42

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2025-01-12

私のパートナーはてな匿名ダイアリーユーザだった

 普段の何気ない会話の端々に、妙な言葉かいや独特の言い回しを感じることがあった。たとえば、やけに「はてブがどうの」とか「増田でこんな話があって」などといったフレーズを使うのだ。わたし自身は以前からSNSTwitterくらいしか触れてこなかったし、「はてブ?」と訊いても「はてなブックマークのことだよ」と軽く流されるだけだった。もちろん、わたしには特に興味もなく、「そんなものがあるのね」という程度でいつも終わっていた。

 今思えば、彼のなかで何かを吐き出すための行為が「はてな匿名ダイアリー」だったのだろう。わたしが初めて「匿名ダイアリー」というものにピンときたのは、職場の同僚と雑談をしていたときだった。そこでは、ニュースサイトSNSには決して書けないような本音愚痴、あるいは日常の裏側を覗き見ることができるという話題で盛り上がっていた。わたしは正直、その場に居ながらあまり話についていけなかった。ふだんの生活で、そこまで"裏の声"に触れたいとも思わなかったし、それを必要とするほどの秘密や不満を抱えているとも感じていなかったから。

 だけど、そのとき話に出てきた「増田」というニックネーム存在だけは頭に残った。なんでも、はてな匿名ダイアリー投稿者を「増田」と呼ぶらしく、投稿される記事の多くは日常の不満や、家族恋人への隠された感情職場内緒話などが一気に吐き出されている、いわば"匿名文化"の最前線なのだそうだ。

 あまりにも秘密めいていて、少し不気味に思った。身近な誰かが、あそこに匿名で何かを書いているのかもしれない。そう思うと、世の中のどこに潜んでいるかからない"本音"のかけらが、いつか自分自身に向けられる可能だって否定できないわけで、なんだか落ち着かない気分になった。

 それから数週間後、わたしパートナー――以下、彼と呼ぼう――の部屋で何気なくノートPCを眺めていた。というのも、彼がシャワーを浴びているあいだ、友人からメッセージを処理しようと思ってパソコンを借りたのだ。もちろん勝手プライベートフォルダを覗き込むつもりはなかったし、最初は本当に必要作業だけを終わらせるつもりだった。

 ところが、ブラウザのタブを見ていると、どうやら「はてな匿名ダイアリー」で何か投稿しようとしていた様子がうかがえた。たまたま前に開いていたタブの履歴に「投稿完了」みたいな文字が残っていて、わたしは一瞬、まじまじとそのタブ名を凝視してしまった。もちろん、タブをクリックすればどんな記事投稿したのか、あるいはすでに誰かがコメントしているのかを見られるのかもしれない。でも、そこに手を伸ばすかどうかで、わたしものすごく迷った。

 たぶん、わたしは彼を信じていたし、勝手プライベート踏み込むことは、もうその時点で裏切り行為のようにも思えた。とはいえ、同時に好奇心燃え上がる心が抑えられなかったのも事実だ。「ほんとうに彼が書いたものがそこにある? もしかしてわたしに関する話題が載っているかもしれない?」そんな疑問が頭をぐるぐると駆け巡っていた。

 結局、数秒だけ躊躇して、わたしマウスカーソルをそっと動かした。そして「投稿完了」と書かれたタブを開いてしまった。そこには、ほんの数分前に投稿されたばかりらしい文章が表示されていて、タイトルの部分に「恋人意見が合わない」とあった。

 胸がドキリとした。わたしと彼は最近ちょっとだけ意見が食い違うことが増えていた。お互いの仕事が忙しくなってきたこともあるだろうし、生活リズムが違うのがストレスになってきたというのもある。だから内容を確かめるまでもなく、「ああ、やっぱり彼はわたしのことを書いているんだな」と直感にわかった。

 しかし、そこに綴られていた文章想像を超えていた。ここ数日の出来事を通じて、彼はわたしの態度が冷たくなったと感じており、自分存在意義すら疑いかけているようだった。わたしはそんなに冷たくしていたのだろうか。仕事が大変で、たしか気持ちに余裕がないことは認める。でも、彼がそこまで自分の心を追いつめていたなんて、気づいてあげられなかった。

 もちろん、エントリ匿名で書かれているから、わたし名前なんてどこにも出てこない。ただ、「同棲中の彼女最近忙しくて、何か話しかけても気のない返事ばかり」というような表現がはっきりと状況を示していた。彼女わたしだということは、少なくとも当事者わたしならすぐにわかる。書き手が彼であることも、間違いなかった。

 わたしはそのエントリ最後まで読んだ。彼のささやかな悩みと不安、そして寂しさが、行間に滲むように浮かび上がっていた。それと同時に、まったく別の感情わたしの中に湧きあがってきた。――これは、一方的な言い分じゃないか。彼も忙しい時期だったのに、わたしばかりが冷たい態度を取っているかのように書かれている。でも、わたしがただ無視していたわけじゃない。そうせざるを得ないときだってあったし、お互い様の部分もあるでしょう、と。

 苛立ちと申し訳なさが入り混じって、わたしブラウザをそっと閉じることにした。戻ってきた彼に問い詰めるべきか、それとも黙っているべきか。その数秒のうちにたくさんの考えが頭をめぐり、結局わたしは何事もなかったようにパソコンを返し、「ありがとう」とだけ告げた。

 ところが、それで終わるはずがなかった。わたし自分でも意外だったのだが、その日の夜、こっそりスマホからはてな匿名ダイアリー」を覗きに行った。さっきのエントリコメント欄が気になって仕方がなかったのだ。そして、誰かが「同棲中ならしっかり話し合ったほうがいい」「忙しいのはお互い様だよ」といったコメントを書いているのを見つけて、わたしは複雑な気分になった。他人言葉なのに、なぜか耳が痛い。そう言われると、わたしが彼の話を聞く時間を本当に作ってあげていたか、自問することになる。

 翌日、仕事が終わってからわたし勇気を振り絞って彼に切り出した。「ネットでさ、匿名気持ちを吐き出すのって、どう思う?」当たり障りのない聞き方だったけれど、彼はやけに「ん?」と反応して、目を逸らすようにして笑った。「まあ、人によってはそういうのもアリなんじゃない?」彼が答えたのはそれだけだった。

 その直後、わたし仕事家事の合間をぬって、さらにいくつかのエントリを読んでみた。同じIDかどうかはわからないけれど、タイトル文章雰囲気、細部でふと感じる気配から、「あ、これ彼が書いたんじゃないか」と思しき投稿がいくつかあった。テーマは多岐にわたっている。仕事愚痴家族問題ゲーム攻略メモのようなものから恋人とどこでデートすべきか悩む話まで、本当にいろいろだ。わたしの知らない彼の一面がそこにあった。

 ただ、好奇心と同じくらい罪悪感も大きくなっていった。だって、やっぱり勝手に彼の書いた記事を探し回るなんて、うしろめたい行為だと思ったからだ。一方で、彼が匿名で吐き出している本音を「知りたい」という欲求は抑えられなかった。

 それならば、いっそわたしも「増田」になってしまえばいいのかもしれない。そう思ったのは、このまま何も言えないままでいるよりも、同じフィールドに立ったうえで彼の心の動きを感じたいという衝動があったから。自分文章を書くことで、彼の気持ちに近づけるものがあるかもしれない。そう考えて、わたしは深夜、初めてはてな匿名ダイアリー投稿しようとした。

 ところが、いざ投稿画面を開いてみると、何を書いていいのかわからない。彼について書けば彼の秘密暴露しかねないし、それは誰かを傷つけるかもしれない。だから結局、日常のささいな感想仕事で感じたストレスを数行だけ書いては消し、書いては消し、を繰り返すだけだった。

 そのとき感じたのは、彼があれだけ多種多様感情匿名自由に吐き出していたのは、単純に自分を守りながら本音を書けるからだけではなくて、書く行為のものが彼の救いになっていたのかもしれない、ということだった。わたしにはなかなか打ち明けられないことでも、見知らぬ誰かに向けてなら素直にぶつけられるのだと。そこに共感アドバイスが集まれば、一瞬だけでも孤独を感じずにいられるのだろう。

 そう考えると、わたしは彼が自分に隠れて匿名ダイアリーを書いていたこ自体を責めるよりも、むしろもっとちゃんと話してほしかった」と思うようになった。もちろん、ネットに書くよりもずっと勇気のいることだろう。けれど、一度でもいいかわたしを信じて本音を話してくれていたなら、ここまでこじれなかったかもしれない。――これはわたし勝手な言い分かもしれない。もしかすると、すでに彼なりに努力した結果として、それでも言えなかったのかもしれない。

 わたしはある晩に彼を真っ直ぐ見つめて言った。「最近わたしすごく忙しかったし、言葉が足りなかったかもしれない。それは悪かったと思ってる。でも、もし何か思うことがあるなら、ネットじゃなくて、わたしと直接話してくれないかな」。すると、彼はしばらく黙ったあと、不意に笑って頷いた。「ごめん。あんまりにも気軽に吐き出せる場所があったから、そっちに逃げてたんだよね。話すのが苦手で……」

 その夜、わたしたちは今まであまり触れてこなかった話題――将来のことやお互いの家族観、仕事ストレス、そしてずっと言い出しにくかった本音――を一気に共有した。どこまで理解し合えたのかは自分でもよくわからない。でも、彼がはてな匿名ダイアリーユーザであるという“秘密”は、悪いものばかりじゃなかったのかもしれない。もしあのときわたしが気づかずにいたら、彼の不満や不安ネットの海のなかで増幅し、わたしたちの距離もっと開いていたのではないかと思う。

 匿名ダイアリーをすべて否定する気はない。それは誰にでも必要な逃げ場になりうるし、そこに書かれる文章が誰かを救うことだってある。だけど一方で、わたしは彼と直に話し合うことでしか埋められないものもある、ということを強く感じている。「匿名場所からこそ言えること」もあるだろうけれど、「顔を合わせてだからこそ言えること」もまた存在するのだ。

 いまでも、彼がどんなエントリ投稿しているのかはわたしにはわからない。おそらく、匿名で書き続けているのだろう。わたしはあえて踏み込まないようにしている。知りたい気持ちがまったくないわけではないけれど、結局のところ、「誰が何を書いているのか」を追いかけるのはきりがないし、それこそ信頼を損ねる行為だと思うから

 それよりも、彼が本当に苦しいときや寂しいときに、わたし言葉を投げかけてくれる関係でありたい。はてな匿名ダイアリーユーザであることは、彼のひとつの側面でしかない。たとえどんな匿名場所に書き込んでも、現実世界で隣にいるわたしへの思いが消えてしまうわけではないはずだ。

 もしまた、どこかではてな匿名ダイアリーを眺めているときに「これは彼が書いたかも?」と思えるエントリ出会ってしまったら。わたしは今度こそ、そっと画面を閉じるだけにするか、あるいは何も知らないふりを貫くかもしれない。けれども、わたしはもう「わたし自身気持ち」を、誰かのコメントスターに委ねるのではなく、ちゃんと彼と共有していきたいと思っている。

 そう思えるようになるまでには、いろいろな感情の波があった。読んでは傷つき、読んでは見えない敵を探すような、そんな時期もあった。だけど最後にわかったのは、相手が何かを隠しているのではなく「言い出せないものを抱えている」状態こそが孤独を深めるのだということ。匿名ダイアリー投稿を追い回すより、横にいる人間としてやれることが、たくさんあったのだ。

 そして今、わたしたちのあいだには以前にはなかった小さな合言葉がある。「ネットに書く前に、ちょっとはこっちにも言ってみてね」――彼が困ったように笑って頷く、その顔がわたしにはなにより愛おしい。彼が誰かに向けて匿名つぶやく言葉を無理に止めることはできない。それもまた、彼の大事表現方法だろうから。でも、そんな彼をわたしは真っ向から受け止めて、一緒に笑ったり泣いたりしていたい。それが、ふたりでいる意味なのだと思う。

Permalink |記事への反応(4) | 18:26

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2025-01-11

https://anond.hatelabo.jp/20250111193614

https://haiku2.hatenastaff.com/entry/20120831/1346390016

2012-08-31はてなハイク2(仮称)を2012年10月1日に終了しま

2009年11月28日からサービスを開始して以来、ユーザーの皆さまにご利用、ご愛用いただいてきた「はてなハイク2 (仮称)」ですが、2012年10月1日をもちまして終了させていただきます

現在もご利用いただいているユーザーの皆さま、誠に申し訳ありません。深くお詫びいたします。ユーザー様にご投稿いただいたデータコンテンツのうち必要ものは、2012年9月30日までにお手元への保存をお願いいたします。

はてなハイク2(仮称)の過去投稿については、はてなココにある「ともだちの新着」ページで閲覧できますはてなハイク2(仮称)のともだちは、10月1日以降は、はてなココ限定したともだちになりますハッピィはてなココニックネームMyはてなとそれぞれ共通で、10月1日以降もそれぞれのサービスから編集できます

なお「はてなハイク」は、これまでと変わらず今後も運営していきます

Permalink |記事への反応(0) | 20:37

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2024-12-28

anond:20241227125259

クンニLINE君ってニックネーム設定されていいならいいぞ

Permalink |記事への反応(0) | 01:21

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2024-12-27

ゲスの交友録を分析する第一

「何を言うかより、誰が言うかだ」とはよく言われる話だ

いくらキレイCMだろうと、最後に「創○○○」とわかれば誰もそのCMを信用しない

では具体的に誰が信用できるのか、それについてスペクトラム観点から話す

注意点: ここでいう交友録は、その人物フォローしている人物と、フォローされている人物両方を指す

1.意識他界系と意識低い系

意識高い系と意識低い系を分離する境界点はなんなのか

まり「ある人物Aは意識高い系だけど、ある人物Bはギリギリ意識低い系である」という境界点を見つけたいのだ

これは具体名を出すと名誉棄損の恐れがあるので、架空ニックネームHORIとHIROとしよう。架空であるので、具体名は任意である

HORIは意識高い系、HIRO意識低い系である

HIRO意識高い系ではないか?と思うかもしれないが、基本的にはダラダラしたいおっさんなので、意識は低い

まりHORIの交友録をたどれば、信頼できない次元の一つである意識他界系」を割り出せる

HORIとHIRO共通属性、HORIにのみ強く関係する属性HIROにのみ強く関係する属性、HORIとHIRO共通しない属性、の4つに分類される

最も信用できるのはHORIとHIROの両方に共通しない属性の人々で、発言力はないが、まともな仕事をしている

次に信用できるのはHIROにのみ強く関係する属性で、基本的胡散臭い頭脳労働者の部類になる (つまり楽して稼ぎたい系)

HORIに関係する属性の人は、バリバリ働きたい詐欺師、といった感じの人たちで、基本的に信用できない

HORIとHIRO両方に関係するのは虚栄心で「有名だからフォローしている」といった連中だから信用できない

まり胡散臭さのベクトルが違うわけであるHIRO意識の低い頭脳労働虚業系の胡散臭さ、HORIは他界してるゾス系詐欺師の胡散臭さがある

2.レシピ系と発信系

レシピ系とは、仕事に対する具体的手順を公開できるタイプ知識である

数式、ソースコード料理レシピ楽譜、農作業手順、インフラ設計、などがこれにあたる

それに対し、発信系とは、哲学文学自己啓発、など、言葉主体となっている知識である

例えばリーナストーバルズはレシピ系、Tom Scottは発信系となる

アウトプットを残している人々を観察し、まったくレシピを公開しておらず、文章ばかり書いたり自己啓発動画ばかり発信している人がいたら、その人は全く信用できない

具体的交友録としては「メディアに頻繁に顔を出すが、学術界の実績が皆無または詳細が不明」といった学者の交友録をたどれば、信用できない人間を炙り出せるだろう

他人に嘘をついたり騙したりする人というのは、詐欺手法以外の具体的レシピを持っていない、だから発信を好むわけである

ただし、詐欺手法以外の、価値のあるレシピを持っていて、発信もしている、というタイプ比較的信用できる

一方、レシピも持ってないし、発信もしていない、というタイプサイレントマジョリティーであり、発信しているタイプよりも友人として信頼できる

3.政治系とゲーム

創○、統一教会共産主義者。これらは信用のできない政治系の人々である

政治系と最も遠いのがゲーム系で、ゲーム情報を追いかけるためだけにXを登録している

ゲーム系の人々は、しばしば数学コンピュータサイエンス物理学などの知見を持っていることがある

政治系の人は、数学について理解していないことが多く、経済についての知識もでたらめである

政治家、政治団体、カルト、の交友録は全員信用できないと考えて良い

Permalink |記事への反応(0) | 17:10

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2024-12-21

Viberout 使いにくい

ビジネス目的で固定と携帯への定額かけ放題を探してみたら、スマホ通信会社の定額プランか、Skypeか、Viberの3択っぽい。

んでSkypeなどと比較して安かったのでお試し1週間利用中。通話品質Skypeとは好みの差レベルかな?

にしても、固定メンバーとの濃密な連絡に特化しているせいなのか、新規電話番号にかけることに関しては使いにくい。

ダイヤルパッドと通話履歴だけでいいんだけど。あと履歴ニックネーム付けようとしてもViberへの招待になっちゃうのもひどい。

iPhoneからショートカットダイヤルパッドだけ呼び出させてほしい。

…という要望を受け付ける窓口も英語しか無いのな。楽天資本になったんじゃないのかよ。

Permalink |記事への反応(0) | 19:35

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