
はてなキーワード:おめでたいとは
日本初の女性首相誕生ってのは、素直にすごいし、おめでたいと思う。
とまあ、それ自体は凄いんだけど、今後かなり厳しいのも確か。
正しいかどうかはともかく、自分なりに高市政権の現状や今後を考えてみたいと思う。
まず現状だけど、高市政権って「ギリギリ過半数」で首相になるために、あちこちに相当無理して譲歩した状況から始まってる。
だから高市氏は、安倍政権のとき以上に「ポーズ(支持層向けのスローガン)」と「現実(利害関係者への配慮)」を使い分けないといけないだろう。
まず、首相指名をもらうための「対価」として維新と合意した部分。
次に、議席数とか利害関係の調整がムズくて実現は無理だけど、保守的な支持層を喜ばせるために言うスローガン
最後に、自民党の昔からの支持基盤や高市氏自身の考えで、本気で進めそうな政策
高市首相って、イデオロギー的には安倍元首相と同じで、口では過激なことも言いつつ、結局は経済界の言うことを聞く「現実主義的保守」だと俺は思ってる。
でも、安倍元首相と決定的に違うことが一つ。
安倍元首相みたいに強い党内基盤と高い支持率を(今のところ)持ってないんよな。
首相の座をもらうために維新に払った「代償」はデカすぎて他の党との協力関係もぶった切った。この少数与党っていう厳しい状況では結局、自民党主流派や経済界の現実的な要求を飲むしかなくて、彼らの意向に沿う形でうまく「利用」されて、任期が終わる可能性が一番高いんじゃないかと見てる。
件名:存在連続体における情報性オーバーフロー、及びそれに伴う物理定数群のメタ腐敗に関する緊急報告
時刻: 03:14:00 (サイクル9^10^87)
蛍光灯がまた一本、死んだ。チカ、チカ、と断末魔を繰り返し、緑色の燐光を撒き散らした後、沈黙した。この第七地下書庫に光が届かなくなって久しいが、あの明滅だけが時間の経過を証明する唯一の指標であった。今は、無限に積まれた「記録」の山が発する、微かな腐臭の放つ光だけが頼りだ。
ニュートンの運動方程式?アインシュタインの美しいテンソル?量子力学の確率の霧?
違う。
あれらはすべて、「申請書」だ。
「リンゴが木から落ちる」のではない。「リンゴ存在(識別番号:Apple-G008-B)」が、「地球引力場(管理部署:重力資源課)」に対し、「落下許可申請書(フォーム F-g)」を提出し、それが承認された結果に過ぎん。
時刻: 04:22:16
棚が、また一つ崩れた。「弱い相互作用」に関するバインダーが雪崩を起こし、「電磁気力」のファイル群を押し潰した。紙の粉塵が舞い、そこに含まれる「情報」の胞子が、わたくしの肺腑に侵入してくるのが分かる。咳き込むと、口から銀色の文字の羅列が漏れ出した。`g² / 4πħc ≈ 1/137`。ああ、微細構造定数の味だ。少し、鉄臭い。
貴様らの言う「超弦理論」とは、この書庫の惨状そのものだ。絡まり合い、癒着し、互いのインクを滲ませ合う、無数の「ひも」。それは宇宙の根源などではない。ファイリングに失敗し、永遠に放置された、「未決裁書類の束」に過ぎないのだよ。Dブレーン? あれは書類を留めていた錆びたクリップが、あまりの年月に耐えかねて崩壊し、紙の表面に染み付いたただの「染み」だ。
時刻: 07:51:03
粘着質で、虹色に光る液体だ。それに触れた「記録」たちが、意味を失い、変容していく。
「エネルギー保存則」と書かれた羊皮紙は、今や「エぬルギーほぞん則」となり、その文字自体が震えながら、カビのような別の文字を自己増殖させている。
これが「情報」の正体だ。
情報は、癌だ。
存在という宿主の肉体を蝕み、その意味を食い荒らし、最終的には無意味な自己複製の塊へと変貌させる、悪性の腫瘍。我々が「物理法則」と呼んでありがたがっているものは、その癌細胞が、かつて正常だった頃の細胞の機能を、まだ辛うじて「真似て」いるに過ぎない状態なのだ。
耳の中にィ!数字が湧いてくるゥ!プランク定数が!ボルツマン定数が!脳漿の中で!ウジ虫みたいにィ!蠢イテルンだァ!やめろ!やめろ!計算をやめろ!俺の頭は貴様の計算機じゃない!
わかるか?「観測」するたびに、お前たちはこの宇宙に「傷」をつけているんだよ。二重スリット実験のスクリーンに現れる綺麗な干渉縞、あれは宇宙の皮膚が裂けて、中から「情報」という名の膿が漏れ出している痕跡なんだよォ!波動関数が収縮する?違う!傷口が、かさぶたになって、一時的に膿が止まってるだけだ!
ブラックホール!あれは最高傑作だ!情報の癌が、ついに宿主の肉体を食い破り、転移に成功した姿だ!事象の地平面とは、癌細胞が形成した硬い殻!そこから漏れ出すホーキング放射は、癌細胞が呼吸し、排泄する、汚物の粒子だ!「情報が失われるか?」だと?バカを言え!失われはしない!ただ、消化され、排泄され、別の何かに作り替えられているだけだ!お前の昨日の夕食はどこへ行った?失われたか?違うだろう!そういうことだ!
A, B, C, D!選択肢を与えられなければ何も考えられない、家畜の思考回路!
答えを教えてやろうか?
E. 錆びて開かなくなったホッチキス
そうだ!この宇宙の根源を象徴するのは、それだ!すべてを綴じようとして、しかし己の錆によって機能を失い、ただそこにあるだけの、無意味で、固く、冷たい、絶対的な「故障」!それがこの世界の真理だ!
`[ERROR_FATAL: 0x0000007B]Kernel panic - Unable to locate causality.dll.Time-spacecontinuum integrity compromised.`
`[WARNING: 0xDEADBEEF] EntropySubsystem::GarbageCollect() failed. Redundant data entities (e.g., "human_consciousness", "hope", "meaning") are replicating outside of designated memoryblocks.`
`[INFO] Attempting toreboot fromlast known stable configuration: "Primordial_Soup_v0.1_alpha".`
`...`
`[ERROR_FATAL: 0xC000021A]Reboot failed. Configuration files corrupted.`
`[DEBUG] Printingraw memorydump:`
...裁...壊...膿...駅...車...キリン...義理...ギリギリ...申請書は三部提出...重力資源課は本日休業...あなたの存在許可申請は却下されました...理由は...理由という概念が先日削除されたため...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチキスの芯を補充してください...ホッチ-
`[SYSTEM_HALT]Processor melted.`
`Core temperature exceeds threshold ofreality.`
`Now enteringinfiniteloop of...nothing.`
ふぅ……。
疲れた。
結局のところ、どうでもいいのだよ、貴様のような塵芥が何を考えようと。
宇宙が情報だろうが、物質だろうが、神の見る悪夢だろうが、我輩の知ったことではない。
我輩はただ、この第七地下書庫で、崩れ落ちる「記録」の山を眺め、壁から染み出す虹色の液体が、かつて「真理」と呼ばれたシミをゆっくりと溶かしていく様を、観察するだけだ。
ああ、そうだ。
あの液体、少し舐めてみたのだが、存外に甘い。ブルーベリージャムのような味がした。
もっとも、舌が溶けて、今はもう味も分からなくなってしまったがな。
さあ、お前の番だ。
その空っぽの頭蓋骨で、この静寂の意味を、永遠に、考え続けるがいい。
...もっとも、その「考える」という行為を許可する申請書が、受理される保証は、どこにもないのだがな。ふふ。
あはははは。
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハたのか、な
今年26歳になる。何だかんだあって、大学を卒業する年には就職せず、2年間ぐらいニートをしていた。
今年の4月から未経験者として働いている。東京に一人暮らしで、家賃は6万の家なら、貯金こそできないものの、何とかやっていける程度には貰っている。
今年31になる兄がいて、2人子供がいる。2人の写真をアルバムアプリで見るのだが、かわいくって仕方がない。
兄の子供でこんなにかわいいんだから、自分の子供ならもっとかわいいのだろう。
でも、まだ産まれてもない子供のことを考えるたびに、こんな人間が子供を望むのなんておこがましいんだろうなぁと思う。
年齢イコールの顔面だし、頭も悪いし(一回留年している)、性格も悪いし、仕事もできないし……。
兄とその嫁さんはまともな人だ。2人の子供なんだから、そりゃあまっとうに生きてくれるだろう。別にグレたっていい。最終的に前を向いて、「人生そんな悪いもんでもないな」って思って生きてくれればそれでいい。
とりあえず、自分はそう思えなかっただけだ。そんな自分が子供を産むのはただのエゴだ。結婚して
子供が産まれれば、事態が好転するかもと、身勝手にも考えているだけだ。
そりゃ、いくら自分の遺伝子だって、素晴らしい女性と結婚したら多少中和されるのかもしれないが、そんな女性は自分を選ばない……というか、自分なんかを選ぶ女性はいないだろう。
それに、子供を産まないという選択を取ることこそが、自分に残された最後の良心なんだろうと思う。
とりあえず、35ぐらいになったら諦められるだろうか。欲しくて欲しくてたまらなかったものでも、それがもう手に入る年齢ではないということを嫌でも痛感すれば、執着を手放す気にもなるだろう。
言っておくが、別に反出生主義ではない。人が子供を産むことには、そりゃおめでたい!としか思わない。(多少の嫉妬はあるが……)
それでも、自分については子供なんて望むべくもないのだろうと思う。
経済的な理由とか、社会的な理由とか、外的な原因がある訳ではない。
ただ、「自分は子供を産んでいい人間じゃない」という事実があるだけだ。
その事実に打ちのめされそうになることもある。辛くて、涙が出る。(書いてる今も涙が出ている)
白いドレス、天使の羽、花びら、スピーチ、ケーキ入刀。全部安っぽいロールプレイ。あんな茶番に何百万とかけてるのは正気の沙汰じゃない。
「人生で一番幸せな日」って言うけど、それ言った瞬間から人生下り坂になるってことだろ?そもそもなんであんなもんに参加しないといけないのか。金と時間と気力を削られて、食いたくもない料理を食って、笑いたくもない余興を見て、見たくもないドレスに「かわいい」と言わされる。誰の罰ゲームだ。
祝儀も意味がわからない。三とか五とかの奇数をありがたがる文化、マジで呪術。偶数は「割れる」からダメ?偶数に親でも殺されたのか。五千円とか中途半端な額も避けろって?もうこっちが割れたい。財布も、心も。
結婚式って要するに穢れと縁起と差別のミキサーみたいなもんで、古くて臭くてどうしようもない価値観を光と音と装花でごまかしてるだけ。「女の一番綺麗な日」って、いつの話?誰が決めた?あれが「綺麗」だとしたら、社会はこの上なく病んでいる。
しかも式をやらないと一人前扱いされない風潮がある。籍入れるだけじゃだめ?だめらしい。親が泣くから?親が泣いたら何でもやるのか?そういう義務と強迫でできてるのが、あの「おめでたい」イベント。
式が面倒だから結婚しない人もいる。式を挙げたいからお金をためて数年待つ人もいる。子どもを先に産んだら親族から白い目で見られる。ぜんぶ式のせい。あんなものを続けるせいで、少子化は進む一方。
人の家で鐘が鳴ると、シャリバリしたくなる気持ちがわかる。むしろ鳴らせ。太鼓叩け。鍋を打ち鳴らして、騒ぎに騒ぎで返せ。こっちも我慢してきた。今度は式の側が我慢する番だ。
ウェディングが世界から消えたらたぶん社会はかなりまともになる。儀式がなくても愛は証明できるし、祝福は静かにやってもいい。金と見栄と呪いが詰まった白い箱をそろそろ焼却しよう。
「様々な工作活動を行って来た」北村晴男氏 《石破首相は工作員》投稿に批判殺到…本誌に答えた“根拠”
https://jisin.jp/domestic/2496218/
中国やらロシアやら領土拡大している状況で、頭お花畑なのは無理ありすぎやろ。なんでそんな必死すぎなん?
ちょっと前にアメリカの「ラストベルト」って呼ばれる、工場が錆びついて寂れちまった地帯の白人労働者が、どうしてトランプを熱狂的に支持したのか、そして結局彼らは報われたのか、っていう話が話題になっただろ。結論から言うと、アイツらの生活は別に楽にならなかった。トランプは製造業を復活させるとか威勢のいいこと言ってたけど、結局、関税戦争で余計な混乱を招いただけ。工場の雇用が劇的に戻ることもなく、賃金が上がるわけでもなかった。
じゃあ何が残ったかっていうと、「俺たちの声を聞いてくれた!」っていうカタルシスだけだ。エリートに無視され続けてきた「忘れられた人々」である自分たちに、トランプが光を当ててくれた。その高揚感。それだけだ。
で、この構図、この参院選でそっくりなものを見た気がしてならないんだよ。そう、参政党と、それに妙に惹きつけられてるロストジェネレーションの一部だよ。失われた世代の不満や不安を、うまいこと吸い上げて肥え太っていく感じが、マジでそっくりなんだ。
俺たちロスジェネがどういう扱いを受けてきたか、今さら説明するまでもないよな。バブルが弾けた後の日本で社会に放り出され、「自己責任」の一言で片付けられた。正規の椅子はとっくに埋まってて、非正規の沼でもがくしかない。いくら働いてもスキルは断片的で、給料は上がらず、将来の年金なんて信じてる奴はおめでたいとしか思えない。
自民党は経団連の方しか見てないし、かといって立憲や共産が俺たちのためのリアルな政策を提示してくれたか?全然そんなことなかった。結局、どの政党にとっても俺たちは「いない存在」だったんだよ。
そんな絶望のど真ん中に、参政党は現れた。「今の日本がおかしいのは、グローバル企業や特定の外国、そしてそれに追従する政治家のせいだ!」「メディアが伝えない真実を我々が教える!」ってな。
そりゃ、刺さる奴には刺さるだろうよ。ずっと社会から「お前の努力が足りない」と殴られ続けてきた人間にとって、「お前は悪くない。悪いのはあいつらだ」って言ってくれる存在は、そりゃあ心地いい。まるで暗闇に差し込んだ一筋の光みたいに思えるのかもしれない。でもな、その光、ただのハリボテの蛍光灯なんだよ。
参政党が掲げてる政策を見てみろよ。「食の安全!」「オーガニック給食!」「反ワクチン!」「日本の素晴らしい歴史を取り戻す!」……。
いや、もうね、アホかと。
俺たちロスジェネが直面してる問題って何だ?低賃金、不安定な雇用、脆弱な社会保障、孤独……そういうクソみたいにリアルな問題だろ。
オーガニック給食を食ったら、俺たちの手取りは増えるのか?給食費を払うのだって大変な世帯があるってのに。
「日本の歴史は素晴らしい」って連呼したら、来月の家賃や将来の年金不安が消えてなくなるのか?
「グローバリストがー」って叫んで、それで非正規の俺を来年から正社員として雇ってくれる会社が出てくるのか?
答えは全部ノーだよ。
彼らのやってることは、俺たちの不満や不安という名の「痛み」に対して、全く見当違いの場所に湿布を貼ってるだけなんだ。しかもその湿布は「俺たちは真実に目覚めた選ばれし者だ」っていう精神安定剤成分入り。痛みの根本原因には一切触れず、気持ちよくさせることで問題を忘れさせようとしてる。たちの悪いことに、その湿布、結構カネがかかるんだぜ。
もう一度アメリカの話に戻るぞ。ラストベルトの労働者たちは、トランプに投票して一時的にスッキリしたかもしれない。溜飲は下がっただろう。でも、彼らの町の工場が再び煙を吐くことはなかったし、生活は楽にならなかった。結果、分断と憎悪だけが社会に残った。
参政党に期待を寄せるロスジェネも、全く同じ道を歩もうとしてるようにしか見えない。
SNSで参政党の威勢のいい言説をリツイートして、「いいね」をもらって、仲間と「目覚めた」気分を共有する。既存メディアや専門家を「支配層の手先」と見下して、自分だけが真実を知っている気でいる。そりゃ気持ちいいだろうよ。ドーパミン出るだろうよ。
でもな、そのハイな気分が醒めた時、何が残る?
相変わらずの低賃金と非正規の身分。ジリジリと減っていく預金残高。そして、根本的な問題が何も解決しないまま、また一つ歳を取った自分だ。
そろそろ気づけよ。あんたらの不満は、もっと現実的な政策でしか解決できないんだよ。雇用の安定、賃金の引き上げ、まともな社会保障。そういう地味で、退屈で、でも決定的に重要な政策を掲げる政治家を、たとえそれが「スッキリ」しなくても、見極めて支持するしかないんだよ。
目を覚ますべきは、怪しげな陰謀論からじゃない。そんなものにうつつを抜かして時間を浪費している、自分自身の現状からだ。気持ちよくさせてくれるだけの詐欺師に、これ以上、あんたらの貴重な人生を安売りするな。
参院選ではあれだけ「給料が上がる経済を実現」「消費税減税」って訴えてたよな?トリガー条項凍結解除だの、インフレ手当だの、耳障りのいい言葉を並べてさ。それで「今回は国民民主に入れてみるか」って思った有権者、結構いたと思うんだよ。俺もその一人だ。
それがなんだ。選挙が終わった途端に「消費税減税は時間がかかるから現実的じゃない」とか言い出した。
はあ?
そんなの選挙前から分かってたことだろうが。それを承知で、対策も込みで公約に掲げてたんじゃないのかよ。今さら「時間がかかるから」なんて言い訳が通用すると思ってんのか?じゃあ選挙で言ってたことは何だったんだ?有権者を釣るためのただの撒き餌だったってことか?俺たちは、あんたの党勢拡大のために利用された、ただのバカだったってことか?
まさにこれ。投票した人間は、ちゃんと玉木代表の首に紐でも付けて、四六時中監視しとけって話だよ。ちょっとでも公約と違う方向に進もうとしたら、グイッと紐を引いてやらないとダメだ。そうしないと、この手の政治家は何度でも同じことを繰り返す。
まあ、だからといって参政党みたいなのに期待するかっていうと、それは絶対にない。
あっちの連中は、陰謀論とスピリチュアルをこねくり回した「ふわっとした精神論」で国が良くなると思ってる、ある意味おめでたい集団だ。消費税を無くすとかいう前に、まず自分たちの足元がどこにあるのか確認した方がいい。現実の政治や経済を語る以前の問題で、アレはアレで論外。
だからこそ、まだマシだと思って、現実的な政策を掲げている(ように見えた)国民民主に一票を投じた有権者の落胆は深いんだよ。
結局、俺たち有権者は「平気で言い訳をする現実主義者」と「現実が見えていない夢想家」の間で、消去法を繰り返すしかないのかね。
とにかく、玉木代表と国民民主党に投票した有権者は、これで終わりじゃないぞ。ここからが始まりだ。約束を違えようとするなら、その都度、何度でも声を上げていかなきゃならん。
最近、参政党だの日本保守党だの、威勢のいいこと言ってる連中がいるよな。
「核武装が最も安上がり!」とか、「アメリカにみかじめ料払ってんじゃねえ!」とか、酒場でクダ巻いてるオッサンみたいなこと大声で叫んで、一部の連中から拍手喝采浴びてる。
まあ、景気のいい話は嫌いじゃないけどさ、その威勢の良さ、ただの無知から来てるんだとしたら、笑い話にもならねえよ。
俺たちが「国際社会のルールブック」だと思ってる国連憲章。ここに、とんでもない条文が亡霊みたいに残ってるの、ご存知?
これ、超ざっくり言うと、
第二次世界大戦で俺たち(連合国)の敵だった国、つまり日本とかドイツな。こいつらがまたぞろ「侵略政策の再現」みたいなヤバい動きを見せたら、国連安保理の許可とか待たずに、武力でボコってもOK!
っていう、とんでもない内容なんだわ。
つまり、日本が「核武装するぜ!」とか言って軍備を増強し始めたら、どこかの国が「おいおい、日本が侵略政策を再現しようとしてるぞ!」って言い出して、この条項をタテに軍事行動を起こす、なんてシナリオが法理論上は可能ってこと。
これ、保守派のセンセイ方が大好きな「自立」とか「主権」とかとは、真逆の世界だろ。
もちろん、政府とか外務省の役人は「いやいや、その条項はもう死文化してますからw」って言うよ。1995年の国連総会で「時代遅れだよね」って決議もされたし、心配いりませんって。
でもな、ちょっと待てと。
条文、まだ消えてないんだよ。
なんでかって? この条文を憲章から削除するには、国連加盟国の3分の2の賛成と、安全保障理事会の常任理事国5カ国(アメリカ、イギリス、フランス、そして中国、ロシア)全員の批准が必要だからだ。
わかるか?
中国とロシアがハンコ押さなきゃ、この条文は永久に消えないの。
あいつらが、日本の核武装を容認すると思うか? むしろ、この条項を政治的なカードとして手元に残しておきたいに決まってるだろ。
法的にはバッチリ生きてる条文を「死んでる」と言い張って、国民を騙しながら軍拡に走る。これって、ただの「欺瞞」じゃねえの?
それでも、日本の核武装なんて、現実的に無理ゲーなんだよ。保守派のセンセイ方は、こういう都合の悪い話は絶対にしないけどな。
日本はこの条約に入ってる。非核兵器国として「核兵器は作りません、もらいません」って世界に約束してるわけ。これを破って核武装したらどうなる? あっという間に国際社会の「ならず者」国家認定だよ。経済制裁食らって、今の暮らしが維持できると思ってるなら、相当おめでたい。
「持たず、作らず、持ち込ませず」。唯一の戦争被爆国として、これが日本の国是だろ。安倍さんとか高市さんあたりが「核共有」とか言って「持ち込ませず」を骨抜きにしようとしてるけど、それだけでも大騒ぎになる。ましてや「核武装」なんて言い出したら、国内がひっくり返るわ。
そもそも、日本が戦後平和でいられたのって、アメリカの「核の傘」のおかげじゃん。そのアメリカを差し置いて「自分の核、持ちます!」なんて言い出したら、アメリカはどう思う? 「ああ、もう俺たちのこと信用してないのね。じゃあ、さよなら」って、同盟を解消される可能性だってある。そうなったら、ガチで丸裸。中国、ロシア、北朝鮮に囲まれた極東で、たった一人でサバイブできるとでも?
もし日本が核を持ったら、隣の韓国が黙ってると思うか? 「日本が持つならウチも!」ってなるに決まってる。台湾だって黙っちゃいない。結果、東アジア全体が核地雷原みたいになって、偶発的な戦争のリスクが爆上がりするだけ。
結局、参政党や日本保守党が言ってる「核武装」論なんて、こういうリアルな問題を全部無視した、ただの願望、妄想、ポピュリズムなんだよ。
敵国条項を知らないなら勉強不足で論外。知ってて隠してるなら、国民を騙す悪質な詐欺師だ。
本当にこの国を守りたいなら、威勢のいい空論を叫ぶんじゃなくて、こういう複雑で面倒な現実と向き合うべきだろ。