
はてなキーワード:頓挫とは
26年間生きてきて、ずっと子どもを持つことに肯定的になれなかった。
子どもを産むということ、つまり、一人の人間の人生のスタートボタンを強制的に押すということは、喜びや楽しいことと共に悲しく苦しいことも生み出してしまう訳で、それが正しいことなのか分からない。
私は比較的恵まれた環境で育ててもらったと思うが、定期的に猛烈な劣等感や無力感に苦むことがあり辛かった。目標や自分との約束、達成できたことないかも。計画もいつも途中で頓挫する。次こそは間に合わせるぞと思って前々から計画を立てるが、いつも締切ギリギリで間に合わず自分が嫌になる。得意なこと、これといって見当たらないし生まれてきた意味が分からず消えてしまいたいと何度も思った。人生の楽しみ、喜びはこれだ!と思うものも見つかっていない。
そして、何より怖いの1度子持ちの人生を選ぶと戻れないこと。後からやっぱり向いていないと気付いてもどうしようもない。
一方で、人生に生きがいがほしいと思うことが増えた。毎日の生活に何か楽しいことがほしい。
この心の穴を埋める方法の1つが子どもなのではないか。一人の人間が成長する様をサポートし傍で見守るというのは大きな喜びに違いない。
…ここまで書いて気付いたが、やっぱり私は子どもを持つべきではない。エンタメじゃないんだから。
日本でもSNSを中心にトランスジェンダーへのバックラッシュが起き、
特に女性の間ではいわゆる風呂トイレ問題として不安や憎悪の声が増す一方。
トランスの権利を訴えていた政党も急速に支持を失いもはや声高に主張しなくなっている。
これに困っているのがレズビアン、ゲイ、バイなどのLGB側で、
このままでは同性婚の実現という目標もトランスへの反発に巻き込まれて頓挫しかねない。
最近外国人への反発がJICAの事業に支障をきたしたことで懸念は現実味を帯びてきている。
元々性格の異なるLGBとTを運動のためにひとまとめにしていた歪さは確かにあった。
わざわざ改めて今後はLGBあるいはLGBQですと宣言はしないだろうが、
表立ってLGBTの旗印を使うことはなくなり運動からトランスは切り離されていく。
そんな気がしている。
超弦理論における非摂動的構造を考えるとき、問題はもはや10次元の臨界弦ではなく、compactification の背後に潜む数理的枠組みそのものにある。
AdS/CFT が Hilbert空間の整合性を保証してくれるとき、そこではモジュライ空間の代数幾何的記述と、ボルツマン的エントロピーの統計力学的扱いが見事に一致する。
だがdS 背景では、CFT の境界条件を設定することすらできず、代わりに我々が扱うべきは von Neumann algebra の subfactortheory による operator algebraic entropy だと僕は確信している。
今朝は、特に Tomita–Takesaki理論がこの問題にどう関与するかを計算していた。モジュラー作用素を通じて、ホライズン領域に割り当てられる代数が自然に KMS状態を持つことは知られている。
しかし、それが有限のホライズンエントロピーとどのように整合するかは未解決だ。
僕の試算によれば、モジュラー流のスペクトル分解をdS 半径 R にスケーリングしたとき、スペクトルが離散化される条件は、グロモフ–ハウスドルフ距離で測ったコンパクト化多様体のリミット挙動に依存する。
この議論は通常の弦理論の perturbative expansion を完全に超えている。
さらに、今日新しく進展した点は、mirror symmetry の SYZ予想をdS 背景に拡張できるかもしれないという仮説だ。
通常、Calabi–Yau のトーラス・ファイバー化は Ricci-flat metric を前提とするが、dS 背景ではその条件が崩壊する。
しかし、もし Fukaya category の A∞構造を熱的なdSホライズンに対応づけられれば、B-model 側での Hodge構造の変形がエントロピーの有限性と直接結びつく。
これは Kontsevich のホモロジカル鏡対称性の範疇的な一般化であり、物理の言語を超えた純粋数学的枠組みに昇華できる可能性がある。ウィッテンですらここまで踏み込んだ議論は残していない。
ルームメイトは僕の机の上に散らばったノート群を「意味不明な落書き」にしか見ていないようだ。
だが彼がコーヒーメーカーの掃除を忘れたせいで僕のルーティンは乱れた。僕は毎朝 8:15 に完全に洗浄された器具から抽出されたコーヒーを必要とする。それがなければ、トモナガ–シュウィンガー形式の計算に集中するための臨界閾値に達しない。
午後は研究の合間に最新号のX-Menを読んだ。今の Krakoa 編は mutant resurrection protocol が量子力学的アイデンティティの問題に直結している点で実に興味深い。
彼らの「記憶の転写」は、実質的に QFT における superselection sector の選択と同型であり、人格の同一性問題を単なるストーリー装置ではなく代数的トピックとして再定式化している。コミックがここまで理論物理学に接近しているのは愉快だ。
夕方には隣人が再び僕のドアをノックもせずに入ってきた。僕は彼女に、3回ノックの習慣の統計的・力学的優位性を説明したが、彼女はただ笑っていた。僕は統計力学的相関関数の崩壊時間にまで言及したのに、全く理解されなかったのは残念だ。
夜は友人たちとオンラインで「シヴィライゼーションVI」をプレイした。僕は当然バビロニア文明を選び、初期科学力の爆発的伸びを利用して量子物理学のテクノロジーを前倒しで取得した。
これにより彼らが鉄器時代にいるうちに宇宙船を建造する計画を立てたが、ルームメイトが外交的に裏切りを行ったため計画は頓挫した。まるでdS 背景での境界条件喪失のように、整合性は一瞬で崩れ去った。
こうして木曜日は終わる。だが僕の頭の中ではまだ、モジュラー作用素とホライズンエントロピーの計算が渦巻いている。明日までに証明できれば、歴史に残る仕事になるかもしれない。
お前らコンサルがキラキラした目で語る「SDV化へのロードマップ」ってやつ、まあ綺麗だよな。「レベル1から始まって、ドメイン、ゾーン、最後は夢のセントラルコンピュータへ!」って、すごろくみたいで分かりやすい。プレゼン資料は美しいし、ロジックも通っているように見える。
だが最近、その綺麗なすごろくを見ていると、強烈なデジャブを感じるんだ。
ついこの間までヨーロッパ中が大合唱していた、「未来はEV一択だ!」という、あの狂騒曲にな。
ご存知の通り、その結果は今のEV失速と戦略の迷走だ。今日は、なぜ俺がお前らの語るSDVに、あの失敗したEV戦略と同じ匂いを感じるのか。そして、そのロードマップに隠された巨大な「崖」について、具体的かつ論理的に話そう。
まず前提として、EUのEV戦略は単なる技術選択の失敗じゃない。あれは、「"言葉"を定義することで現実を支配しようとする」という、ヨーロッパ伝統のイデオロギー戦略だ。「EVは善、エンジンは悪」というシンプルな二元論を作り出し、規制と補助金で市場を無理やりそちらに誘導しようとした。
この手法のキモは、現実の複雑さを無視し、自分たちに都合のいい単一のシナリオを唯一の「正解」として提示することにある。世界には多様なエネルギー事情があり、多様な顧客ニーズがあるという現実から目を背け、「EV」という言葉の神輿を担いだわけだ。
そして、お前らが語る「SDV」も、これと全く同じ構造を持っている。
「セントラルコンピュータによる、ハードとソフトが完全分離したSDV」こそが唯一絶対のゴールだと定義し、そこに至る道を一本道で描いてみせる。
だが現実はどうだ? 安くて頑丈なクルマを求める市場もあれば、運転の楽しさを求める層もいる。そもそもソフトウェアのアップデートに価値を感じない顧客だっている。トヨタが声高に未来を語らず、EV、HV、水素、合成燃料と、あらゆる可能性に備える「マルチパスウェイ」を貫いているのはなぜか。それは彼らがイデオロギーではなく、複雑な「現実」と向き合っているからに他ならない。
お前らのSDVロードマップは、この時点でまず、現実の多様性を無視したイデオロギー的な欺瞞をはらんでいる。
その上で、仮にその単一シナリオ(理想のSDV)が正しいとして、なぜその実現が絶望的に困難なのかを説明しよう。ここで登場するのが、お前らも知ってる「コンウェイの法則」だ。
雑に言えば「システムの構造は、それを作る組織の構造とそっくりになる」という法則だ。今のクルマは、無数のECU(小さいコンピュータ)が複雑に絡み合った「分散型アーキテクチャ」だ。これは偶然そうなったわけじゃない。エンジンはA社、ブレーキはB社、ライトはC社と、各分野の専門サプライヤー(Tier1)が、ハードとソフトを一体ですり合わせて開発してきた。このクルマの構造は、日本の自動車産業が100年かけて作り上げてきた、この巨大なサプライチェーンという人間関係そのものなんだよ。
そして、この巨大な人間関係の構造は、組織と同じで少しずつしか変えられない。「連続的」な変化しか受け付けないんだ。一気に変えようとすれば、現場は崩壊し、これまで培ってきた価値は失われる。
この2つの法則を踏まえて、お前らのロードマップを評価しよう。
これはまだいい。既存のサプライヤーとの人間関係を維持したまま、ECUをいくつか統合し、役割を再編成する。「組織改編」レベルの話だ。現場は筋肉痛になるだろうが、これはまだ「連続的な変化」だ。実行可能性はある。
これは「組織改編」じゃない。「全従業員を一度解雇して、明日から全く別の人種と会社をゼロから作れ」と言っているに等しい。
なぜなら、クルマの作り方が「ハードウェア部品のすり合わせ」から「OS上のソフトウェア開発」へと、根本的に変わるからだ。これは、これまでパートナーだったハード中心のTier1の価値をほぼゼロにし、NVIDIAやGoogle、AWSといった、全く文化の違うITジャイアントと新しい関係をゼロから構築することを意味する。
この「崖」を飛び越えるという行為は、必然的に「大規模リストラ」を意味する。そして、そのリストラは、これまで俺たちがサプライヤーと共に築き上げてきた無形の資産、つまり「車載特有の品質ノウハウ」や「フェイルセーフの思想」といった、カネでは買えない価値(バリュー)を崖の下に投げ捨てる行為に他ならない。
俺たちの議論は、お前らの美しいパワポの上にはない。この血と汗にまみれた現実にある。
だから、お前らが本当に俺たちのパートナーだと言うのなら、答えるべき問いはこれだ。
この「崖」を越えることで失われる、既存サプライチェーンの無形資産(品質ノウハウ、信頼関係、暗黙知)は、金額換算でいくらだ?その減損を、どうやって、何で補填する計画なんだ?
「意識改革」みたいな精神論で逃げるな。どのTier1との関係をどう縮小・終了し、どのITベンダーと、どのような契約・開発体制で、何年かけて新しいエコシステムを構築するのか。その移行期間中のリスクとコスト(訴訟リスクや技術者流出を含む)を算出して見せろ。
この無謀なジャンプの途中で、開発が頓挫したり、大規模リコールが発生したりした場合、会社をどう守るんだ?そのための具体的な資金計画と、リスクヘッジのシナリオを提示しろ。
これらの問いに、具体的かつ定量的に答えられないのであれば、お前らの提案は、現場の現実を無視した無責任な空論であり、俺たちを崖から突き落とそうとする悪意の塊だ。
俺たちは、崖の向こうの楽園の絵が見たいんじゃない。
前にアラサー手前でここで棚卸ししたら頭がすっきりしたので、ちょうど半期が終わったタイミングで更新してみる。
▼大学
最初ドキドキしながら勉強していたが、テストも無事終えて前期の単位は全部取得。
科目履修生なので正直単位さえ取れれば問題ないんだけど、割と成績も良くて自己肯定感あがった。
▼仕事
前期は勉強との兼ね合いで少し減らしていたが、やってみると割と余裕があったので仕事時間も増やしてみる。
仕事については悩み全くなし。
強いて言えば正社員からバイトになって時給になったので手取りが減ってちょっと痛い。あと税金高い…。しょうがないけど。
▼私生活
・ゲーム
昔は朝から晩までゲーム三昧だったのが、この年になって続かなくなってきている。
学生の頃はFPSやらアクション系もあんなにやってたが手が追いつかない。
段々やらなくなっていくのかな。ちょっと悲しい。
・筋トレ
ジムは相変わらず継続中。朝早く起きて仕事前に行けるととても気持ちが良い。
今年ベンチプレス100kgを目指しているが、もう少し増量しないと厳しそうなので摂取カロリーも多くしてみる。
・ピアノ
この間昔習っていたピアノの恩師から連絡があり、今度の演奏会に参加できることになったので練習中。
久々にやるととても楽しい。
・旅行
・起業(?)
知り合いがメディア関連の起業をしたいらしく、スキマ時間で手伝い中。
今やってるWebの仕事も少しは使えそうなので、できるところは協力するつもり。
起業って自ら課題とか期限とか決めてどんどん進めないと結局途中で頓挫しそうなので、本気でやるならケツ叩いてあげないと。
このくらいの年齢ってみんな毎日働きながら何をやってるのかすごく気になっている。
周りと比べたことはないけど、どんな人生を送っているのかとか聞くのは好きなので。
まだ時間に余裕がありそうなのでもう一個くらい趣味を見つけたいところ。
よかったら前回の日記も見てもらえると嬉しいです。
ちなみに、実家もエアコンはない。エアコンのある家に住んだのは学生時代の2年間だけだ。
エアコンのない北海道の木造アパートは、全てが腐敗する。朝片付けた生ゴミが、飲み会終わりに帰ってきた夜中には腐敗臭を放ち、部屋に悪臭が充満する。きっと私の服や髪にも染み付いているだろう。排水口もそう。塩素系漂白剤では、こうかはいまひとつ。アルカリ性の超強力な、ヘドロを溶かす系のパイプクリーナーでなんとか太刀打ちできる程度。トイレも、私しか使わないのに公衆トイレの臭い。半日前に掃除したばかりなのに。玄関は小学校の下駄箱の臭い。消臭ビーズを置いているのにもかかわらず。
愛しのパートナーであるゴールドクレスト(クリスマスツリーみたいな観葉植物)も干からびてシナシナになっていた。
水道水は、たぶん市民プールの水よりぬるい。味は市民プールの水と変わらないと思う。
最高気温が30度を越える日が2週間以上続くと、こうなる。去年もそうだったのに、スポットクーラーを導入したり、住環境を変える選択をしなかった。理由は、真夏にクーラーを買うと高いから、秋になってから考えよう!と一旦その場しのぎの対応で乗り切り、そして北海道のクソ短い秋は一瞬で終わり冬になり、夏の暑さなど完全に忘れて凍えて生活することになるからだ。去年の11月にクーラー導入の本格検討をはじめて、大家さんにも一応相談したが、冬になって夏の辛さを忘れ、今(冬)の方がつらいし!と加速した検討は頓挫した。
令和のこの時代には
物件にエアコン付いてないとわかった時点で、大島てるに掲載してください
でも来年の夏にはエアコン付き物件に引越す予定だから、今年の過ごし方を書き残しておこうと思う。笑い話にできるように。
・飲料の確保について
水道水は市民プールくらい、ぬるくてまずい。正しい解決方法は、浄水器をつけるだとか、ミネラルウォーターを買って冷蔵庫に保管する、だとかだと思われる。しかし私はこうする。
ウォータージャグに注いで、冷蔵庫に保管する。気分でポッカレモンとペパーミントエッセンスを垂らして爽やかなお水にして、気分で乗り切る。
・日中の過ごし方について
仕事の日はいい。職場は、定時まではクーラーが効いている。問題は休みの日だ。汗をかかずに、脱水を感じずに過ごせる時間帯は、夜1時からせいぜい朝7時まで。この時間内に家事を終わらせて、遅くとも正午には、このエアコンのない北海道の賃貸を脱さなければ、即・熱中症だ。考えなければならないのは、
・入浴の時間帯
→早く入ると、寝る前に汗をかくので損
・就寝時間
→朝は暑くて脱水を感じて目覚めるため、心地よい時間目掛けて起き、かつ十分な睡眠時間を確保するには、何時に就寝するか逆算する必要がある
・何を食すか
→夏バテと異臭により食欲がなくなるが、食べなければ死ぬ。しかし買い食いでは不健康に太る。なぜかというと、暑すぎて部屋で筋トレができないから、消費カロリーが減るため、並の食事では太る一方だ。つまり、低カロリー、高栄養価なものを食さねばいけない。
など、総合的に1日の計画を立て、家から避難しながら生活をする必要がある。
毎週末、どこに避暑に行くか計画をし、支出を月単位で計算する。場所にかかる費用、外食にかかる食費を。もう、エアコンを取り付けるか、スポットクーラーを購入する方が安いだろう。
最近、クマがよく街に出てきて大変なことになってるじゃん。んで、そのたびに「駆除やむなし」みたいな話になるの、正直ちょっと心が痛むわけよ。
そこで俺は閃いた。
ツキノワグマちゃんとかヒグマ先輩とか、グリズリーさんとかがさ、ステージでキラキラしながら歌って踊るの。センター曲はもちろん「くまぴょい伝説」な。くまモンがそれっぽいのやってる動画あったけど、もっと本格的なやつ。
これでもうクマを撃ったりできなくなるだろ。オタクたちが黙ってない。完璧な計画だと思った。我ながら天才かと。
でも気づいちゃったんだよな。
ウマ娘のモデルになってるウマたちだって、普通に殺されて馬刺しとかになってるわ。
1. 基本コンセプト:秩序輸出論(Order‑輸出論)
劉仲敬は「西洋の国際秩序」がどのように東アジアにもたらされ、中国や周辺地域でどのように再生(=輸出)されたかを、1912年以降のおよそ百年間を通じて追跡します。本書では、
秩序の輸入:ウェストファリア体制以降、植民地化や不平等条約、国際連盟・国連体制など西洋発の国際制度が東アジアに持ち込まれたプロセス
秩序の輸出:中国や日本、共産主義運動が独自の「大帝国」モデルを再輸出し、周辺地域や内陸アジアに影響を及ぼしたプロセス
という双方向の流れを「秩序輸出論」として体系化し、従来の一方向的な「西洋化論」を批判的に改編しています
本書は序論+10章+結論で構成され、主な論旨は下表のとおりです。
章 節題の例 主な議論
序論歴史神話の解体東アジア史に残る「神話」を洗い出し、秩序輸入/輸出モデルの必要性を説く
第1章 秩序輸出論の理論モデル 秩序の流れを「入力→再構築→再輸出」という三段階のメカニズムとして提示
第2~3章不平等条約と立憲運動 清末の列強侵入と、中華民国成立後の憲政・立憲論を「西洋秩序の部分輸入」と捉察
第4章国民政府の模倣と限界国民党政権における米英「外交・情報システム」の導入と、その矛盾
第5章 暗躍する世界革命20世紀前半、コミンテルン/レーニン主義が東アジアに「革命秩序」を輸入した事情
第6章世界革命の失敗冷戦末期のソ連・中国・米台間の「非公式同盟」と、台湾戦略地位の低下を分析
thinkingtaiwan.com
第7章冷戦体制の安定と裂け目 『台湾関係法』以降の米台中三角関係を、「秩序の柔性規訓」と捉える
第8章改革開放と秩序の再輸出鄧小平以降の中国が「市場経済+自党支配」をセットで周辺に拡散した構造
第9章新大国の興隆と東アジア秩序21世紀初頭の中国台頭を、再び「大帝国モデル」の輸出兆候として描く
第10章 多元連合体としての未来 「諸夏主義」の萌芽を示し、東アジアの多元的秩序共存の可能性を展望
結論歴史神話の刷新中国の建国神話と党国語りを脱構築し、新たな地域秩序を提示
3.キー・セクションの詳解
◇ 第6章「世界革命の失敗」
主張:レーニン主義・スターリン主義の「世界革命」モデルは、社会を敵―味方に切り分け、一気呵成の破壊と軍拡を標榜したため、結局は内部消耗を招き、外部への拡張も継続できず頓挫した。
台湾戦略地位の低下:1970年代、米中ソの三角関係で台湾は米国秩序の「柔性規訓(技術支援・情報協力)」に依存するだけの立場に転落。南ベトナムと同様に「前線国家」から外され、戦略的価値を大きく失ったと解説します 。
◇ 第8章「改革開放と秩序の再輸出」
主張:鄧小平以降、中国は市場主義と一党支配を「パッケージ輸出」し、途上国や内陸アジアで「経済的自由+政治的統制」モデルとして受け入れられた。
意義:ソ連型共産主義とは異なる「中国モデル」の国際的地位を確立し、東アジア秩序に新たな亀裂を生む。
主張:東アジアを複数の「文明圏(夏)」が緩やかに連合する多元的秩序として再編する可能性を探る。これが後の「諸夏主義」理論の根拠になります。
4. 本書の意義
歴史神話の脱構築:従来の「中国一貫史観」「西洋単線的近代化論」を批判し、歴史を多層・多元的に再読解
地域秩序の相互依存性:西洋と東アジア、中国大陸と海洋諸国の相互影響を「秩序の輸入/輸出」で可視化
現代への示唆:米中対立、台湾問題、改革開放後の中国影響圏拡大といった現状を、歴史的長期視点から俯瞰的に理解できる
古い賃貸住宅に住んでいるのですが、古くていろいろなところがボロくなり非常に暮らしづらくなってきたので引っ越しを考えています
兄は行きませんでしたが内見にも行き、ここに決めたいと思っていたのですが兄が受け入れずすぐ申し込みができなかったため他の人が入居してしまいました
兄はプラモデルが好きで兄の部屋は布団を敷くスペース以外ほぼプラモデルの箱などでいっぱいです
引っ越しはもちろん大変でしょうし、引っ越しでプラモデルが破損するリスクもある上に環境が変化するのを嫌い引っ越しを嫌がっているのだと思います
アメリカでの軽トラ人気とかステランティス会長がEUに軽自動車規格導入しれ!と呼びかけたりと最近軽自動車周りの話題が多いね。
軽自動車=日本独自規格で輸出してないから右ハンドルだけ。そう思っていませんか?
ところが実は海外でも日本の軽はバリバリと走っているんだな。当然左ハンドルよ。
ただ網羅的ではないのと、増田の個人的趣向により軽トラ軽バン中心になるのはご容赦しておくれよ。あと、中国関連が決定的に弱い。
大宇、GM、GMシボレー、フォード(台)、マルチ(印)、ホールデン(豪)、ベッドフォード(英)、ボクスフォール(英)、三富汽車(台)、アストラ(インドネシア)、VIDAMCO(越)、ピアジオ(伊)
といったところ。3列目で頭捻った人多いかもしれないな。なんだよシボレー、フォードって。
大宇(Daewoo)とGMの合弁、GM大宇がスズキキャリーなどのライセンス生産権を取得。後に大宇とGMは合弁解消したのでその後は大宇の名前で製造販売していた。
キャリーの製品名はDamas ダマス。んで、これが世界中に広がるわけなのですよ。具体的には大宇とGM両方がライセンス権を持っていたのでそりゃもう複雑なことに。
また、亜細亜自動車がダイハツハイゼットをタウンナーの名で生産。後に起亜に買収されたので起亜タウンナーもある。南米市場の為にウルグアイでも生産していたようだ(詳細不明)。
三富汽車(Sanfu)がスバルサンバーなどをライセンス生産していた。
またフォードがスズキキャリーのライセンス権を取得。フォードプロントの名前で製造販売。で、こいつも世界中に広がっていくことになります。
CMC(中華汽車工業)が三菱ミニキャブなどをライセンス生産。現地名はCMC Veryca。この会社はミニカや他の三菱車も生産。
また、ベンツや大陸系中華バスメーカーを扱う東南汽車工業(Fujian)とCMCが提携していたこともあり、その時代は東南汽車のロゴを付けた三菱車が走っていた。つまり、三菱→CMCにライセンスorOEM→東南汽車という複雑な関係だ。
…ところがこの複雑な関係は海外軽では当たり前なんよね。世界中に販路持つアメ車メーカーにライセンスしたせいで。
この辺でライセンス生産とかノックダウンって何?について説明するぜ。
割って入って話が前後して悪いな。
殴る事。じゃなくて組み立ての事。IKEAの家具とかもノックダウン家具って言うやろ。
工業化最初の段階では部品製造能力が当地に無い。だから本国で部品を製造して組立だけを現地で行う。
結果、製品の価格はあまり下がらないので産業発展前の現地国民には購入できない。現地にサプライチェーンが置かれないので現地産業の発達に帰さない。長期的には簒奪的資本行為に映る。
現地企業と資本を出し合って共同経営にする。この段階では現地の中小企業を下請けにしてサプライチェーンを形成する。現地生産率が上がるので製造コストが下がる。
だが最初は技術や工作機械が足りないのでその技術指導をする必要がある。企業城下町を形成する。その為国力の底上げに寄与する。地元の経済と雇用を活性化する。
国策での合弁必須条項が無いので自前の現地法人を置くケース。あとは合弁のケースと同じ。
現地企業が特定製品の製造ライセンスを取得し、現地生産の全てを自前で行う。元の製造元にはライセンス料が入る。
製造ノウハウの授与や生産機械の譲渡(特に金型)が含まれることが専ら。
また型落ち製品の機械を売却する事でライセンス元業者はモデルチャンジでの損失を抑えられる、技術的に枯れている(問題が出尽くして対策のノウハウが蓄積されている)のでライセンシー社はトラブルが少なく利益を上げやすい。
だが、おっと番外があった。
ライセンス契約を結ばず製品を勝手にフルコピーして製造する事。正規ライセンス者が価格競争面で損失を被る。
最近だとホンダスパーカブの中華コピーなど。中国だけじゃなくてタイなど市場国でも売られて損失を被った。
ホンダは商標権訴訟で市場からパージすると共に違法コピーの下請け企業を自社下請けに勧誘するなどの努力で中国外の市場から追放しようとしている。
合法デッドコピーの例は、富士重工の初代ラビットスクーター。戦前の米パウエル社のスクーターのコピーを試作してその量産の可否をGHQに訊いたところ、軍需企業の平和産業転身の為と輸出しない事を条件に許可された。
先進国同士でも行われる。相手先ブランド供給。相手先ブランドや車名を付けたのをOEMメーカーが製造して納車。
先進国+途上国の関係だと、1に行くほど搾取的になり易く、3に近づくほど技術移転も多く国民感情と国際経済的によくなり易いって特徴がある。いつまでもノックダウンだけやってるとそのうち追い出されるか、環境が変わった時に相手国の協力が得にくくなって撤退の憂き目に至る。
この点、日本企業は企業城下町を築く事が多く概ね良好だった。それで90年代初期には「経済大東亜共栄圏」と揶揄混じりで言われていた。
あと同様に良好だったのがアメ車メーカー。これはこの後出てくる。あとイタリアのフィアットもライセンス含め海外生産の常連だ。
海外で売るんだから当然左ハンドルで製造する。軽なのに左ハンなんよ。
あと、ヘッドライトには焦点とカットラインと言うのがある。ロービームで壁を照らすと上側が暗くて左側が上がったラインが表れるでしょう?あれって対向車幻惑防止の為にレンズの形でああいう風にしてるのよ。
右側通行ではこれが反対になるからライトユニットも右側通行用のを作る。
日本の軽規格、660ccや550ccの規制が無い所に売るんだから余裕がある800ccとか1000ccとかのエンジンを積んでいる。でも別に日本の660ccよりパワーがあるってわけでもない。
と言うのも、カリカリにチューンしたエンジンよりパワーが余り出ないエンジンの方が長持ちするんですわ。カブのエンジンって遅いけど10万キロ以上走れるでしょ。ああいう感じ。
あと、国によってはガソリンの品質が悪い事がある。蒸留しただけの粗製ガソリンはオクタン価が低いので、ハイオク化剤を混ぜてオクタン価をあげてレギュラーガソリンにしている。
でもこのハイオク剤は有機化学産業が発展してないと安定的に供給できない。ガソリンのオクタン価が低いとエンジンがぶっ壊れる。そういうわけで圧縮費を下げざるを得ない。低圧縮比=低出力なので出力を補うためにも排気量は上げておいた方がいいってわけ。
1000ccとかだと660ccエンジンベースでは無理があるんで、「海外向けの軽エンジン」ってのを別に作って載せる場合が多い。
んで、その海外向け軽エンジンをライセンス生産している大宇などが自社ブランドで生産するんだが、完コピする必要も無いので日本の海外向け軽エンジンと形や仕様が違ってくる。
そしてそれが他国でのライセンス軽に載せられ…となって、海外軽には大宇のエンジンが載ってる事が多いのだ。
マルチは国営企業で、元はインディラガンディー次男が国民車を作る構想で設立したが頓挫していた。それまでは植民地時代の旧態依然の丸っこい英国高級車ばかりだったが高い上に古いそんなもんは庶民は乗れんし乗らん。
そこでインド政府は合弁路線で行く事にしてスズキを招致、アルトのインド版、マルチ800の製造を開始すると構想通りに爆売れ、国民車に。
その後もスズキの車を作り続けてる。
インド映画見てると警察や軍がこういうジープ乗ってる場面ってあるでしょ?
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c1/Maruti_jeep.jpg/330px-Maruti_jeep.jpg
軽トラのライセンス生産はこれくらいなんだが、その代わりに「軽トラ市場」とでも言うべきマーケットが出来ている。例えばこれはタタのトラック軍団だがいかにも軽トラっていうのが居るだろう?
https://trucksfloor.com/en/tata/pickup
またこれはマヒンドラ社のスプロミニってトラックだが、この軽トラっぷりを見て欲しい。
https://www.mahindrasupromaxitruck.com/supro-minitruck.aspx#homebanner
民族自決の雄にして敗戦後日本の国際社会復帰にも大きな影響を持ったインドネシア。そういうわけで古くから軽自動車のノックダウン→ライセンス生産をしている。
三菱ミニキャブを大陸中国企業の上海汽車集団とGMの合弁、上汽通用五菱汽車が生産。日本の軽トラを中国とアメリカの合弁企業がインドネシアで生産というゴッチャゴチャな関係である。
ダイハツハイゼットを、現地企業アストラとダイハツの合弁、アストラダイハツが生産。ここはトヨタの乗用車の生産もしている。
前述の韓国大宇とGMの合弁、GMDaewooがスズキキャリーのライセンス車、ダマスを生産。
また亜細亜自動車→キアがダイハツハイゼットライセンス車をタウンナーとして製造。
バイクメーカーだったP.T.スズキ・インドモービル・モーターがカリムン・ワゴンRを製造。これはインド生産のワゴンRのコピー。
つまり、スズキ直と韓国&米国連合のライセンス車がごっちゃに入り混じってる複雑な状態なんだな。
ついに出ました電子書籍!
「すいすいすいようび」と検索して一番上に出てくるやつよ!
レモンの表紙のテレビ番組表の雑誌のザテレビジョンと間違わないで要注意よ。
あとKindleのアンリミテッドだと実質ゼロ円で読めちゃうみたいなのでぜひ。
なんかここではユーアールエルは貼るとダメみたいな商魂魂は発揮するとダメなので、
とりあえず、
Amazonで「すいすいすいようび」と検索してみてください。
ついこないだの増田まで載せられたわ、
私のやりたかった当初書き始めたものから現在のものまでの2,600ちょいぐらい、
いや勢いで65535編あるわ!って言いたいところだけど、
ここはリアルガチで真面目な数字を言っておかないと目安にならないので
2,600の書いた増田を一気にまとめられました!
もうさ、
往年の國府田マリ子さんかヒュージャックマンさんか桃の天然水の華原朋美さんしかドンドンヒューヒューパフパフって言わない昨今。
つーかさ、
EPUBの仕様は調べたので間違いないそこでつまずく事はないと思っていての提出で、
中身の審査通るのかしら?って
ドキドキしてたんだけど、
審査が通ってみたら
通るのね。
あと自分でも心配だったのが言ってた6月中にちゃんと出せてよかったーってのと、
一旦はホッとしているわ。
でも本当に凄くない?
できちゃった~って感じ。
なんかAmazonの画面で自分の増田集が載っているのがジワるわ。
こんなの載せていいの?って
いや私は嬉しいんだけど、
中身が中身だけにジワるわー。
とりあえず、
発売やったー!って感じよ。
あと量が多すぎて実質自分もこしらえたEPUBの中身をチェックできてない、
いや~そんなことを言ったら無責任極まりないやつだと思われるけど、
一応は目をパパッとはパパイヤとは言わせないぐらい目を通していたので、
よっぽど変なことにはなってないはずよ。
気を利かせて、
考えているうちに日が暮れちゃう案件また頓挫しまくりまくりまくりすてぃーになり兼ねないので、
カタチにできてよかったーって安堵の息をつくのよ。
ミッション達成!
やったーって感じ。
今日は感極まる丸出航!って感じで
あれよあれ、
シャンパンの瓶で船を叩いて出航させる進水式のあれみたいな気分。
それぐらい感極まるわ。
ぜひよろしくね。
うふふ。
胸が一杯なのであんまり食欲食べる気が無い食べたいけれどとりあえずヒーコーだけミルクたっぷりに入れていただいたわ。
きっとペコペコにはなっているはずだわ。
レモン炭酸水にポッカレモンインのレモン感アップを期待してのインね。
スッキリシャキッとレモンが効いてて冷たく冷えていて美味しいわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
遊びまくってちゃんとやらないから自分を律するために律しなければいけない律する自らそういう立場になったの!
私自らが出なくちゃ!
つーか、
言っておいてまたできませんでしたってならないように、
自分自身この業務連絡をするのは業務上の連絡であって連絡をしたら業務を遂行しなくてはいけないのよ。
ドキドキ。
私が長らく言い続けていて
途中頓挫しまくりまくりまくりすてぃーの電子書籍化を6月には!って勢いで飛び込み前転をする勢いで飲食店などいろいろなお店に飛び込み前転をキメていた勢いでこしらえるわ!って言っておいたのを私はずっと心に留めているの。
ここで言うことでちゃんとやんなくちゃ!って。
そうそう、
全載せを考えているわ。
豪華な海鮮丼みたいでしょ?
全部の美味しい新鮮な海鮮が乗っているお刺身海鮮美味しいの全乗りって感じよ。
海老なんて元気よくって丼から飛び跳ねちゃいそうな1匹まるまるの勢いをキープ!
あとはちょっと書き足したりなんかして、
そういうこと細かいことを細かくすることを考えているのよね。
一応はドキドキするけれどちゃんと形にして出さないとなぁってところ。
発売予定を立てなくてはーって計画的に実行するのよ。
そんで、
具体的な日程はどうしようかしら?って。
今月中にはなんとか!
そんで、
なにが問題かって言うと、
まえがきとあとがきを何か書いてーってところ。
実はサンプル版自分で確認する用でのプレビュー版はこしらえて出来ているので、
私が真面目にあと進めるだけなのよね。
ここでちゃんと真面目に私の書いた分のをまとめてーってのの電子書籍だしまーす!って
割烹着こそはシャレオツのオシャレにはおしゃれめさるな級に着こなさないものの、
やっていることをお知らせしるすべをここで伝えておくわ。
うわー、
言っちゃったわね。
自分自身を追い込む感じよね。
いよいよ
やんなくちゃ!って感じ。
一所懸命こしらえるわね!
ドキドキね。
うふふ。
今日は、
な!なんと!
鯵の開きの一夜干しの焼き物!
そんな感じで鋭意誠意作成中よ。
頑張ってこしらえるわ!
1ケース飲みきっちゃったので残り在庫1ケース!
これのみ初めてまた2ケースストック補充しておかなくちゃ!
あードキドキするわ。
言っちゃったわね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
マイクロサービスって業務の一部のみを携わるサービスでモダンなシステムだとマイクロサービス間をAPIで繋いで業務を回している
メリットはそれぞれが異なるアーキテクチャ使えたりアップデートしても周りに影響少なかったりする
けどなぜか付随してインフラもマイクロってイメージつく。有り体に言えばショボいサーバでスケーリングなしみたいな。あんま練られないこともある
マイクロだから良いでしょって意味なんだろうけど実際はとにかく他と繋げるので落ちないように失敗しても再度実行できるようにと回線やサーバはとにかく準備が必要。
必要なときに重くて繋がらなくて失敗するならモノリシックなサービスにしろよ
とガバメントクラウドの記事見て思った。そもそも省庁側がマイクロ化したくなさそうな時点で頓挫じゃん。あとまともなシステム担当いるとこなんていないでしょ。薄給で応用も持ってなさそうなのすら雇えないし、雇えても完全年功序列で仕事に暇なしじゃ成功するわけない。
で変なコンサル入れて金ドブまでがセット
関西弁で、理系畑やエンジニア畑でも使われる方言に「嘘つきました」というのがある。大体「間違えました」と同じ意味であり、「あなたを騙そうとしました」という意味はない。
ただの方言なのだが、この表現を使うとやたら噛みついてくる人がいる。
大方の特徴としては、文系を名乗るくせに「気分が悪い」「詐欺師の表現」「使っていい言葉ではない」などと、『なぜその表現が不適切か』を言葉で説明できない奴らである。
俺はこの表現がなぜ悪いかまったく理解できない派だったのだが、仮説を一個思いついたのでここに残しておく。
科学の話をしているとき、人を騙すことのメリットはなにもない。真実を追求する学問において、それは何のプラスにもならないからだ。
多くの人にとっても日常的にそうだろう。性善説で生活していれば、目の前の人が悪徳な詐欺師で、わざわざ自分を騙しているとは思うまい。
「このひとは自分を騙しているかもしれない」という疑念が存在しないからこそ、「嘘つきました」という表現がある種の冗談として成立するのだ。
しかし世の中にはそうではない人たちがいる。
とりあえず自分に有利そうな嘘をつき、通れば儲け、バレても逃げればノーダメージ、という人々が現実に存在しているのは、Xを見れば明らかである。
あるいは、嘘で就活を乗りきってしまい、まったく知識もなければ適正のない分野の仕事を、嘘を付くことでだましだまし乗り切ってる人もいるだろう。
もしくは、売上のために日々嘘を考え、商品を売りつけている悪徳な営業の人もいるかもしれない。
そういう、嘘をつくことが常態化している人にとって、「嘘つきました」というのは冗談ではないのだ。
悪意をもって嘘をつき、それでツッコミが入らなければ通してしまえ、という発想が存在するからこそ、会話相手が今まさに犯行に及ぼうとして、頓挫したように見えるわけである。
つまり、「嘘つきました」という表現に過剰に反応する人は、嘘つきだ、という仮説である。
私が派遣という働き方を選んで、たしか3社目くらいだったと思う。
配属先の総務部には7人くらい。
そのトップは、会長の愛人で、「ファウンダー」と肩書が入った名刺を持っていた。
上場前は取締役だったらしいけど、さすがにまずいってことで“降格”したらしい。
私がそこに入った理由は、「Nさんという社員が仕事を抱え込みすぎていて、業務が回らないから、あなたが業務マニュアルを作ってください」というものだった。
属人化の解消、というやつ。
でも実際には、そのNさんは、何かあれば自分でさっさと処理してしまうタイプだった。
トップが交代した。
友人関係でもあったらしいが、「お前は経営ができないだろ?」と、会長職に専念させる狙い。
けれど「誰でも何でもいいから聞かせて」と言われたので、ちょっと気になっていた点をいくつか話した。
その面談でまたいろいろ話していたら、
「よかったら、食事でもしながら聞かせてくれる?」と言われた。
でも待ち合わせに行ったら、完全に二人きり。
「いや、そういうのじゃないです」とやんわり断った。
けど、あれは完全にアウトな展開だったと思う。
実は当時、私は社内にいたある社員と付き合っていた。
でもその彼氏は、いわゆるモラハラ男で、少しでも機嫌を損ねると、連絡を絶つようなタイプだった。
そのことで悩んでいて、だいぶメンタルが削れていた。
判断力も落ちていたと思う。
でも、私は終了。
「いま担当している仕事の引き継ぎをお願いします」と言われた。
だから、私はグループ業務のほとんどを、前述の“全部自分でやっちゃうNさん”に引き継ぐことにした。
「Nさんが一番詳しいと思います」とだけ言って。
そして、月末を待たずにその週の金曜日で退社した。
その一年半後くらい、同僚だった子に会ったとき、いろんな話を聞かせてもらった。
ちょうどその頃に進めていた大きなプロジェクトが、取引先の都合であっさりと頓挫したらしい。
新社長と会長(=元の社長)との間で大揉めになり、結局、新社長は会社を去ったという。
病気もあったという話だが、それは定かじゃない。
一緒に株価を見てみたら、前週からさらに7%下がってて、彼女と大爆笑した。
「ざまあ」と思った。
会社はいまも一応残ってるけど、代表はまったく知らない人になってる。
創業者だった社長も、名前をググっても、まったくヒットしない。
“その道の天才”と呼ばれたらしいけど、何も出てこない。
コンビニのレジを詰まらせてしまった。店員に金銭を渡さず手前の投入口から入れるタイプだったのだが、どうやら新500円硬貨だけ食べずに吐き出したらしい。偏食なやつだ。店員が2人がかりで10分ほど格闘した末、どうにもならず手動で会計を済ませてくれた。本当に申し訳ない。
こういうミスをするたびに店員の私を蔑むような顔が勝手に浮かんでしまって怖くなる。自分が単にポンコツってだけなのに常識の無いヤツ認定されることが悲しくて仕方ない。初めて行くラーメン屋とかでもシステムが理解できずに非常識なヤツ認定されたりする。哀しい。
とはいえ私ばかり被害者然としてはいけない。店員のうち1人は新人のようだったし、「やべ、壊した...。」という絶望に満ちた顔をしていた。
彼はこの事を気に病んでアルバイトを辞めてしまうかもしれない。夢だった上京のための資金繰りにも頓挫してしまい挑戦する資格も得ないまま夢破れて田舎へ帰ってしまう。
そうして田舎で結婚しある程度順風満帆な生活をしている中、地方から上京し一躍有名になった新人アーティストがカウントダウンTVに出ているのを見て、あのとき一緒に捨てたはずの悔し涙を一筋溢すのだろう。本当にごめん。
君が温めてくれた鶏皮串、しょっぱくて美味しかったよ。