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はてなキーワード:隷書とは

2025-09-08

anond:20250908132705

江戸時代浮世絵って、なんだかんだいって役者絵が一番売れたらしいんだ。

だって、芝居が流行ってるから

最初の頃は、芝居の演目に合わせた絵、次第に役者フォーカスした役者絵が売れ筋に。

あとは、誰でもしってる伝説とか偉人の絵。

これもコンスタントに売れるから

出版からの「描いてほしい!」っていう需要があるからだな。

今の絵師たちと同じだな。

ただ、面白いのは、美人画代表のように言われる歌麿出世作は、「虫えらみ」、「百千鳥」、「潮干のつと」っていう虫の画集、鳥の画集、貝の画集なんだ。

たぶん海外で一番名前が売れた絵師は、北斎だろうけど、もちろん人物だって描いたけどなんといっても風景画。

歌川広重もそうだな。

東海道五十三次って、教科書では広重代表作と言われてるけど、東海道五十三次って一つのジャンルとして確立されてて、広重だっていくつもある。

広重のだと、一番有名なのは保永堂版だけど、そのほかに行書東海道隷書東海道、小さい冊子のも含めるとそのほかにもいくつか出してる。

広重だけじゃなく様々な絵師東海道五十三次を出してる。

全部、東海道宿場町を描いた絵なんだけど、構図や主題を変えて、描きまくった。

風景画っていうのは、一定需要があるんだな。

で、これまた面白いのは、名所+美人画(当時の萌え絵)の合作がやたら多いこと。

今でも、旅行広告なんて芸能人アニメキャラがセットなのと同じように、とってつけたかのように美人のアップを入れる。

そのうちに、宿場町風景オマケになり、ただの萌え絵シリーズものが増えてくる。

やっぱり、人物を入れると売れるんだろうな。

知ってる芸能人、知ってるアニメキャラ、見知った顔が入るだけで注目度も親しみやすさも変わる。

ただ、俺は風景画ってまだ需要あると思うよ。

写真だと、通行人の顔とか出しにくいだろ?

写真では撮れないような構図で、AIでは発想しにくいような主題ってのは、人物画よりもまだ勝機が残ってるんじゃないかな。

北斎広重みたいな日本人が出てくれると嬉しいな。

かいいつつ、やっぱり人物画が売れるんだろうないうのは理解できる。

供給過多ではあるけど、需要絶対数が多い。

発注する側だってやすい。

誰も見たことがない構図は誰もみたことがないから、発注者側が言語化できない。

Permalink |記事への反応(0) | 14:16

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2024-09-20

日本三大奇書に見るAI拓也

”私はまず一番明るい南側の窓に近く並んでいる戸棚に近付いて行ったが、その窓に面した硝子戸の中には、色々な奇妙な書類や、掛軸のようなものが、一々簡単説明を書いた紙を貼付けられて並んでいた。若林博士説明によると、そんなものは皆「私の頭も、これ位になおりましたから、どうぞ退院させて下さい」という意味で、入院患者から主任教授宛に提出されたものばかり……という話であった。

――歯ぐきの血で描いたお雛様の掛軸――(女子大学卒業生作)

――火星征伐の建白書――(小学教員提出)

――唐詩五言絶句「竹里館」隷書――(無学文盲の農夫が発病後、曾祖父に当る漢法医の潜在意識を隔世的に再現揮毫せしもの

――大英百科全書の数十頁ページを暗記筆記した西洋半紙数十枚――(高文試験に失格せし大学生提出)

――「カチューシャ可愛や別れの辛さ」という同一文句の繰返しばかりで埋めた学生ノート・ブックの数十冊――(大芸術家を以て任ずる失職活動俳優自称創作」)

――紙で作った懐中日時計――(老理髪師製作

――竹片で赤煉瓦彫刻した聖母像――(天主教を信ずる小学校長製作

――鼻糞で固めた観音像、硝子箱入り――(曹洞宗布教師作)” 夢野久作(1935). 『ドグラ・マグラ』 青空文庫

松本人志現象松本人志が生まれる前から既に存在していた・・・

Permalink |記事への反応(0) | 20:41

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2017-06-30

https://anond.hatelabo.jp/20170629234043

出典『老子道徳経

(中略)

馬王堆帛書では「大器免成」であり大器に完成はないという意味だった。本来前後の句とともに「道」は無形無限のものであるということを表していた。

大器晩成 - ウィクショナリー日本語版

馬王堆帛書ってなんじゃらほい。

馬王堆帛書

1973年12月、馬王堆三号漢墓から出土した帛書(はくしょ)で、12万余字に及ぶ厖大な量である。帛とは絹のことで、紙が普及するまでは竹簡木簡などの他に絹が使用されていたことを証明している。絹は保存が困難で伝来するものは稀であり、重大な発見となった。内容は、天文星占に関するもの医学に関するもの、陰陽五行に関するものなどで、これらは前漢・文帝の12年(紀元前168年)の遺物とみられている。これに書かれた文字は、「篆書から隷書に至る過渡的な段階にあるもの。」といわれているが、「篆隷中間書というはっきりしないものではなく、正しく整形した一書体に定着した新書である。」との見解もある。

馬王堆帛書とは - ウィキペディア小見出し辞書 Weblio辞書

まり馬王堆帛書老子道徳経いちばん古いの?

出土資料としては、郭店一号楚墓から出土した残簡(郭店楚簡)が最古である。それに次ぐものとして馬王堆漢墓から出土した2種類の帛書(『老子帛書』甲・乙)がある。

老子道徳経 - Wikipedia

じゃあ最古である郭店楚簡では大器晩成はどうなってるの。

郭店楚簡『老子』は、「大器晩成」(第四十一)を「大器免成」(大いなる器は完成することがない)に作る旨が述べてあり、これは腰巻にも紹介してあるから、本書の「売り」の一つなのかもしれないが、蜂屋前掲書によれば、帛書乙本が「免成」であって(帛書甲本は缺字)、楚簡は「曼城」となっているという(p.199)。もっとも、「曼」は「無」に通じ、「城」は「成」の通假字とのことだから、「免成」と「曼城」とは同義なのであろう。

http://d.hatena.ne.jp/higonosuke/20140412

どっちにしろ完成はしないわけだ。

「『大器晩成』の句はとくに有名であるふつう、『大人物の完成には時間がかかる』として、不遇な人を励ましたりするのに使われるが、それは『老子』の真意ではない。『晩成』ということばは、文字どおりには『できあがるのがおそい』であるが、前後の句との関係で考えると、むしろいつまでも完成しない、その未完のありかたにこそ、大器としての特色があるということであろう。できあがってしまうと形が定まり、形が定まれ用途も限られる。それでは大器でなかろう。」

金谷治老子』(講談社学術文庫1997年)136-137頁

http://cgi.shinkyaku.com/p.cgi?130317a/40

総合すると、晩成だろうが免成だろうが「大器は完成しない」が真意だが、もちろん老子は「完成しないかダメだ」と言っているのではなく、「完成しないからこそ大人物なんだよ」という意味合いになるのだろう。

そもそも、該当部分ってまるごと「故建言有之」だから「昔からこう言われてるよね」という引用にすぎなくて、老子自分自身言葉で語っている(いやそもそも老子存在自体が怪しいけど)のは「上士聞道 勤而行之 中士聞道 若存若亡 下士聞道 大笑之 不笑不足以爲道」、つまり(追記:自分なりの解釈を書いていたけどやっぱり難しいので削除するね)みたいな話で、それの例示なんだから「大器にはこれと決まった形がないんだから完成することもない」といったところなんだろうね。

Permalink |記事への反応(1) | 11:03

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