はてなキーワード:間引きとは
教員なのに、人と話すのが苦手だ。
大学時代はコロナ禍だからと言い訳しながら3年間引きこもっていた。昔からコミュニケーションに苦手意識がありながらも、長年の夢であった教員になり、早くも2年が経とうとしている。
平日は否が応でも学校で人と会話をしなければならない。授業は話す内容が決まっているので、そう苦ではない。問題は授業外での生徒との雑談だ。こんなにしゃべりが下手なのに、生徒はよく自分なんかについてきてくれるなと、生徒に感謝している。
なんとか1週間耐えて休日が来る。休日は出不精なので、一歩も外に出ない。家で1日12時間くらい、ネットパトロールをして過ごす。誰とも会話をせずに、ひたすらSNSに流れてくる情報をインプット。
すると、月曜の朝イチはびっくりするぐらい、人とまともに会話ができない。脳内に言葉が出てこない。あんなに昨日までブログを読んでいたのに。
発達障害者の精神年齢は実年齢の3分の2と言われているのを実感している。私は25の女だが、ここ数年になって急激に異性への興味が湧いてきた。
小6で不登校になって発達障害(ASD)の診断を受けた。中学はほぼ行かず、通信制高校をなんとか卒業するもその後数年間引きこもり、最近になってようやく週2.3回のバイトができるようになった。
今自分にとって大事なのは自立であることは重々承知している。バイトがない日は疲れて家で寝ていることがほとんどなのでそんな余裕がないことも理解している。もちろんこれまで恋人などできた試しもないし、見た目もお世辞にも良いとは言えない。
恋愛は諦めてしまった方がいい、と自分の中で結論はとっくに出ているのだが、若さという女にとって最強のアドバンテージが刻一刻と失われていくのを思うと心を決められずにいる。
マッチングアプリをインストールだけしてみても「今の自分を選ぶ男性にまともな人はいない」と思って画面を閉じてしまうし、いっそ性経験だけ済ませてしまうかと考えても諸々のリスクを無視できる勇気もない。
でも一度も恋愛経験がない人生でいいのだろうか、下手するとなけなしのお金をホストに貢ぐような中年になってしまうんじゃないか、恋愛するために行動するなら一日でも若い方が…と悩んで枕を濡らしたりしている。
それはそうなんだけど、法律的にそれを認めちゃうというのはつまり「社会の役に立たないもの、迷惑や負担になるものは殺してもかまわない」っていうことを国や社会が認めたっていうことなわけで、その末に何が起こるか?っていうと生産性の低い者へのジェノサイドとか姥捨山とかそういうことなわけで、確かに色々問題があって困ってる人がいることもわかるんだけど、そこで明らかに間引きとか殺人っていう形を認めるわけにはいかないんだろなとは思う。
母親の子殺しとかそういうのの罪に対する考え方もまたそれで変わってきちゃったりするのも怖いしな…赤ちゃんに障害があったってことにしたら無罪になるのか?とかさ。
てことは海外から娶る嫁だってある程度使える嫁じゃないとならないわけで、それなりにリテラシー高い女性たちなわけじゃん?
自立できちゃうじゃん?
好きなとこ行けちゃうじゃん?
いや、割と残ると思う
なぜかというと他のアジア圏は日本の後追いしててて、女を助ける余裕はない、不要という形になりつつあるし、元々の文化的に女性の地位がとても低い
まだ日本社会に女性を活用するための覚悟が足りてないんだって言ってる人もいるね。
もっと女を引っ張り出してこき使えってさ。
https://toyokeizai.net/articles/-/152294
まあ人が足りなくなってるんだから間引きとかしてたらますます国が縮小して貧しくなってくだけだしな…
最近男女平等になったことで、女子も自立が求められるけど、実際問題として男には大きく劣る体力筋力で自立するのがハードというのが明らかになってきてる
昔は結婚というルートがあったが、今は婚活市場は大幅な女性の供給過剰であり、男性も女に求める能力の第一が経済力に変わりつつあるので稼げない女性はお断りである
そうなると実家に帰ってこどおばするしかないのだけど、実家が都会であれば食い扶持くらいはどうにでもなるのであるが、実家が田舎だと仕事がなくてパートが関の山で本当に死ぬまで親が面倒見ることになる
あれ?これって親にとっても子が娘なら間引きした方が良くね?となってしまった
中国が一人っ子政策を取ったため、男児選好が進んだ、なぜ男児選好かというと、儒教的価値観のもと、お家を継いでくれる男児がほしいから、と言われているが、なんとなくしっくりこなかった。
どうも真の原因は一人っ子政策というより、社会主義から資本主義を取り入れたことと、技術革新にあるらしい。
今、技術革新が進み、何かと淘汰が進む世の中に変わりつつあると感じている。
資本主義の価値観のもと、優生主義が強くなりそうでお先暗いなぁという気持ちになってしまった
以下長々と語る
中国の一人っ子政策は1978年から2015年まで行われたのだが、時代や地域により規制のばらつきがあったようである。
1978年から1984年ごろの中国農村では、二人まで産んでよい、さらに三人でもそれほど厳しい罰則がなかったようで、その結果、産まれた子どもの数は二人から三人の間でほとんど変わらなかった。にもかかわらず、性比の上昇がみられたのである。
※2
長く一人っ子政策を推進してきた中国の出生時性比が次第に不均衡化して男児選好傾向が顕著になったのは1978 年の改革開放以降のことであり、1980年代半ば以降に経済成長と相関して急上昇してきたことは印象的である(p.212:図 5-5)
※1
上記の引用は一人っ子政策があったものの、事実上産児抑制が緩かったため、ほとんど意味をなしてなかったにも関わらず、男児選好が進んでいた、経済成長とともに男児選好が激しくなっていったらしいことを示している。
そもそも改革開放ってなんやねん、ということなんだが、下記のことを指すらしい。
1980年代以降、改革開放が進むにつれて、農村部の基本的生産方式は、それまでの「人民公社」から「家庭請負制」に変わった。「家庭請負制」の下では、農業用地の権利が「集団」に属する「所有権」と農家に属する「使用権」に当たる「請負経営権」に分けられた(「二権分離」)
※5
本源的蓄積過程の継続のため、儒教の「五服」、 「三従」のような父系中心の家族倫理の内容が新 たな形で改革開放以降の土地制度改革において明文化・制度化されたことを筆者は「農嫁女化」と
名付けた。
※3
実証の結果によれば、土地改革が始まった郡では、第一子が女の子であると、第二子の性比が有意に上昇した。このような効果は、一人っ子政策の前後ではみられない。土地改革による出生率への影響はみられなかった。性比の上昇のうち、半分ほどは土地改革の効果といえるという。また、母親の教育水準が高いほど子どもの性比が高くなることも分かった。
※2
資本主義市場経済自体はジェンダー中立的なシステムである、という信念 はフェミニストも含めて意外に広く浸透しているが、本書が論じる中国の事 例はそうした信念に対する明確な反証と言えるだろう。
資本主義システムの 成立要件のひとつである土地の商品化が夫を筆頭とする「戸」つまり家父長家族の強化によって女性の権利を収奪しながら進行してきたことが示されているからである。
生産手段を奪われた「農嫁女」がサービス労働者や家事労働者として都会にでていくという現象もまた、あまりにも「古典的」な展開である。
※1
土地改革がなぜ性比の上昇につながったのか、断言はできないが、いくつかの可能性を検証している。その結果、もっともらしいメカニズムは、農家の所得の向上だという。この時代、超音波技術の普及が農村では遅れており、中絶コストは決して低くなかったため、男の子のみを選択して産みたいとしてもそのすべがなかった。
ところが、所得の向上によって、比較的余裕がでてきた家計は、わざわざコストを負担して都市に出向き、男の子を選別して産むことが可能となった、というわけである。
土地改革によって、男性の労働力がより重宝されるようになったなど、直感的にもありえそうな他の理由は、検証の結果ことごとく否定されている。
※2
人民公社から、土地開放に伴う家父長制の強化により、女性の労働者としての価値が下がり、土地を守るシステムになった
+
豊かになった農村女性が超音波技術を用いて不要な女の子を堕胎する
という話で、要は生存競争が激しくなったから足手纏いの女の子は捨てたい、それを可能にしたテクノロジーが出来たので、女の子の間引きが進んだよ、という経済合理性に基づいて行動しましたよ、という話である。
おまけに、中国の女性労働参加率は教育の加熱化と市場化の影響を受け、1990→2018年の間で10%以上激減しており※4、正直言って、家族を守るという観点だけに立てば、個人の選択は割と正解だったというのが残酷である。
これなら人民公社があれば良かったんじゃないか?となるが、解体された理由は、「働いても働かなくても同じ」という悪平等主義による労働意欲の低下により国が荒れた部分であり、あれ、これって現代の高福祉国家にも通じる部分あるよね、となってしまった
なんというか時代って繰り返すのねと思う
でも、今後は北欧が失敗してるのを諸外国が見ているので、高福祉国家に戻しましょう、にはならないと思うんだよな
そうなると、資本主義を出産の分野にも取り入れたような、技術を利用して生産性が高い人だけ残しましょう、胎児の間に生産性が低い人は取り除けますよ、という優勢主義が促進されるのが自然なのかなと思う
今だって貧乏人や病弱なら子を残さない方がいいって価値観は強まってるしね
今後福祉制度も脆弱化していくと思われるので、デザイナーベビー、クローンで自分たちが働けなくなった時の保険として、優秀そうな子を育てるようになるのかなぁと思うが、なかなかお先は暗そうである。
調べながら書いたので、間違ってる部分などあったら教えてほしい
引用文献
※1
新刊紹介●『現代中国の高度成長とジェンダー』123 ― 農嫁女問題の分析を中心に』(東方書店 2022 年 7 月)伊田久美子
https://www.jstage.jst.go.jp/article/wsj/30/0/30_123/_pdf/-char/ja
※2
第59回 いるはずの女性がいない――中国の土地改革の影響 牧野百恵
https://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Column/ISQ000002/ISQ000002_059.html
※3
https://researchmap.jp/yajiao-li/misc/46528819/attachment_file.pdf
※4
女性の労働参加を更に促進、シニアの労働参加は次なる課題(中国)
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=67335?pno=2&site=nli#anka1
※5
https://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/200415kaikaku.html