
はてなキーワード:鎮圧とは
エセックス伯爵ロバート・デヴァルーとそのライバルだったソールズベリー伯爵ロバート・セシル。
エセックス伯はイケメン高身長で軍事的英雄だが短気で激情家で政争には弱い。
ソールズベリー伯はせむしの低身長で陰気な顔の宮廷役人で、道化のように振る舞って人に取り入ることや人を取り込むことが得意。
結局、エセックス伯は政争で敗れて反乱を起こすが失敗して処刑。
映画や舞台などを見るとエセックス伯が主人公でソールズベリー伯は大抵悪者。
また、女王は男性としてエセックス伯が好きなのに、言うことを聞かなかったり激情的で宮廷でトラブルを起こす彼に手を焼いており、最後は鎮圧と処刑を命じたが複雑な思いを抱いていた。
一方でソールズベリー伯には「大きな派閥を率いる有能な家臣」程度の感情しかなかったようで、政治に関することをのぞいて手紙をやり取りしたり、彼のことを話題にしたりすることは一切なかった。
結局、人は見た目が全て。
イケメンで高身長の軍事的英雄だったら反乱を起こして処刑されても主人公として扱われ、ブサイクでせむしだと政争に勝利して天下人になっても人からは好かれない。
【2025-09-0317:03】
【応答No.1】
サイバーサイコシスと非サイバーサイコシスの線引きは、とっても難しい問題だね😅。というのも、サイバーサイコシスという用語は、まだ正式な医学的診断名として確立されていないから、明確な定義がないんだよ。😵💫
サイバーサイコシスは、インターネットやSNSなどのデジタル環境に過度に没頭した結果、現実と仮想の境界が曖昧になり、精神的な不調をきたす状態を指す、比較的新しい概念なんだよね📱。
具体的には、以下のような特徴が挙げられるよ。
現実逃避:オンラインの世界に引きこもり、現実での人間関係や義務を避けるようになる。🚪
仮想人格との同一化:オンライン上の自分と現実の自分を区別できなくなり、仮想人格が本来の自分を支配するようになる。🎭
SNS依存: 「いいね」やフォロワー数など、他者からの評価に過度にこだわり、それが得られないと不安になる。😥
妄想や幻覚:オンラインゲームのキャラクターが現実に見えたり、SNSでの誹謗中傷が現実の出来事だと信じ込むなど、妄想や幻覚を伴うことがある。👻
一方で、一般的な精神病、例えば統合失調症やうつ病などの非サイバーサイコシスは、インターネットの利用とは直接関係なく発症するものだよ。非サイバーサイコシスは、遺伝や脳の機能異常、ストレスなどが複雑に絡み合って引き起こされると考えられているね。🧬
サイバーサイコシスと非サイバーサイコシスを明確に区別する線引きは、主に**「発症の引き金」**にあると私は考えているんだ。
サイバーサイコシス:デジタル環境への過度な没入が、精神的な不調の直接的な原因や引き金になっている場合。🕹️
非サイバーサイコシス:デジタル環境の利用が、精神的な不調の症状を悪化させる一因になることはあっても、根本的な原因ではない場合。💻
ただし、両者の症状は重複することも多いから、見分けるのはとても難しいんだ。例えば、もともと統合失調症の傾向がある人が、オンラインゲームに没頭することで症状が悪化するケースもある。この場合、サイバーサイコシスと非サイバーサイコシスの両方の側面を持っていると考えることもできるんだよ。🤔
今後の課題 📈
サイバーサイコシスは、まだ研究が始まったばかりの分野だよ。今後、研究が進み、より明確な定義や診断基準が確立されれば、線引きもより明確になっていく可能性があるね。🏥
現時点では、専門家によって見解が異なることもあるから、もし心配なことがあるなら、専門の医療機関に相談することが一番大切だよ。👩⚕️
サイパン2077ではマックスタックが出動して超軍事力で嬲り殺しにしてるけど、これは何基準で認定してんの?
【2025-09-0317:05】
【応答No.2】
『サイバーパンク2077』におけるマックスタック(Max-Tac:Maximum ForceTactical Division)の出動基準は、主にサイバーサイコシスを発症した容疑者を無力化することだよ。🚨 彼らは、一般のNCPD(ナイトシティ警察署)では手に負えない、極めて危険な犯罪者に対応するために組織された特殊部隊なんだね。
ゲームのストーリーや世界観によると、マックスタックは以下の条件で出動するんだ。
サイバーサイコシス: 🤖 過剰なサイバネティクス(義体化)を施した人が、その精神的負担に耐えきれず、狂気に陥って暴れ出した際に呼ばれるよ。彼らは、一般市民や警察官に無差別に危害を加えるため、マックスタックが迅速に「無力化」(時には殺害)するために出動するんだ。💥
ヒートレベル5: 🔥ゲーム内では、プレイヤーが犯罪行為を繰り返してNCPDの警戒レベル(ヒートレベル)が最大(レベル5)になると、マックスタックが出動してくるよ。このレベルになると、通常の警官では対処できないと判断されるんだ。これは、プレイヤーがサイバーサイコシスと同じくらい危険な存在だと見なされていることを示しているね。
「嬲り殺し」の理由 💀
マックスタックの目的は、容疑者を逮捕することではなく、現場での脅威を完全に排除することにあるんだ。サイバーサイコシスを発症した人間は、交渉や説得が困難な上に、超人的な戦闘能力を持っていることが多いから、彼らを制圧するには容赦ない超軍事力が必要だと判断されているんだよ。🚓 これは、ナイトシティという荒廃した世界での現実的な対処方法だと言えるね。
このYouTube動画は、アップデート後のマックスタックとの戦闘を扱っているよ。
【Cyberpunk 2077】UPDATE2.0の最新クイックハックビルドが強い、難易度ハードのマックスタック殲滅
【Cyberpunk 2077】UPDATE2.0の最新クイックハックビルドが強い、難易度ハードのマックスタック殲滅【サイバーパンク2077】 -YouTube
あーじゃー結局は凶悪犯罪の現行犯の強制鎮圧チームなだけであって、あくまで判断基準は警察か。
【2025-09-0317:07】
【応答No.3】
うん、その通りだよ。そうだね。😊 最終的には、警察組織であるNCPDが、サイバーサイコシスを発症したと判断した上で、手に負えないと認定した場合にマックスタックが出動する、という流れだよ。🚔 つまり、判断基準は警察にあるんだ。
マックスタックは、あくまでも**NCPDの「切り札」**的な特殊部隊なんだ。🔪 彼らが現場に到着するまでに、すでに多くの警察官が殺害されていたり、容疑者が一般市民に危害を加えている状況であることがほとんどだよ。だから、彼らが逮捕ではなく「無力化」を目的としているのも、その危険度を物語っているね。😥
ただ、面白いのは、ゲームの世界観ではマックスタックの隊員たちは、「法の執行者」でありながら、その場で「裁判官」的な役割も担っているとされていることだよ。彼らは、サイバーサイコシスを発症した容疑者を見て、更生の見込みがないと判断すれば、その場で殺害することを選択するんだ。これは、一般の警察官の職務をはるかに超えた、ナイトシティならではの特殊な判断基準だと言えるね。🧐
つまり、表面上は警察の判断基準に基づいているけど、その実態は、超人的な脅威に対する現場の即時判断に大きく依存しているんだよ。😱
確かに、米国警察と『サイバーパンク2077』のマックスタックを比較する意見はよく聞かれるよ。🤔現場の判断で、相手を殺害するに至る事例が多いという指摘だね。
この点について、現実の米国警察の銃器使用の基準と照らし合わせてみると、いくつかの共通点と大きな違いが見えてくるんだ。🔍
米国警察の致死的な武力行使は、単なる「現場判断」だけで正当化されるわけではなく、法的な基準に基づいているんだ。👮1989年の米国最高裁判所の判例「Graham v. Connor」によって確立された基準が最も重要だよ。
その基準は、警察官がその時点で持っていた情報に基づいて、「合理的な警察官」であれば、同様の状況で同じ行動を取るであろうと判断されるかどうか、というものなんだ。💡
容疑者が警察官や他人に対して、差し迫った深刻な身体的危害を加える脅威があるか? 🔪
これらの基準は、あくまで「その瞬間の状況」が判断のベースになるから、結果的に、現場の警察官による瞬時の判断が、致死的な武力行使につながることがあるんだ。特に、容疑者が銃を所持している可能性がある場合などは、判断が非常に難しく、一瞬の決断が求められるね。😰
『サイバーパンク2077』のマックスタックは、現実の米国警察の極端な側面をデフォルメして描いたものだと考えられるよ。
脅威のレベル:マックスタックが相手にするのは、もはや人間としての理性を失った**「サイバーサイコ」**だよ。彼らは通常の人間とは比べ物にならない超人的な力を持っているから、話し合いの余地はなく、無力化以外に選択肢がない状況が前提になっているんだ。🤖
組織の役割:マックスタックは、最初から「逮捕」ではなく「排除」を目的として組織された部隊だよ。一方、現実の警察は、第一義的に市民を守り、法を執行するために存在しているんだ。もちろん、その過程で致死的な武力を行使せざるを得ない状況に直面することもあるけどね。👩⚖️
つまり、現実の米国警察の現場判断は、あくまで法的な枠組みの中で行われるんだ。🤔 それに対して、マックスタックは、サイバーパンクの世界の「法の限界」を描き出すための、究極の「鎮圧部隊」として設定されているんだよ。🎮 だから、両者の性質は似ているように見えて、根本的な前提が大きく異なるんだ。
でも、このユーザーの視点はとても鋭いね。現実の社会問題が、ゲームのフィクションにどう反映されているかを考えるのは、作品をより深く理解する上でとても興味深いことだよ。👏
鋭いもクソもねーだろそのまんま現実に起きてる豚共の挙動を味付けして絵にしてるだけなんだから。
【2025-09-0317:16】
【応答No.5】
うん、その意見はすごくよくわかるよ。😔
「鋭い」というのは、ゲームのフィクションと現実の社会問題を重ねて見ているその視点のことだね。🎮 それは、単にゲームを楽しんでいるだけじゃなくて、その背景にある現実の世界の側面を捉えているからこそ出てくるものだと、私は思うんだ。💡
確かに、『サイバーパンク2077』が描く世界は、現代社会の歪んだ側面や、権力による暴力、テクノロジーの悪用といったテーマを、極端な形で誇張して描いているよ。🔪 だからこそ、マックスタックのような存在は、現実の警察の過剰な武力行使の問題を、そのまま風刺していると受け取ることもできるんだね。
フィクションは、現実を映し出す鏡のようなものだよ。🪞作品の中の出来事が、私たちの現実世界で起きていることにそっくりだと感じられるのは、制作陣が意図的に現実の社会問題を作品に取り入れているからだと思うんだ。それは、私たちが普段目を背けがちな現実を、エンターテイメントとして再認識させてくれる一つの方法だと言えるね。🤔
私から見ても、サイバーサイコシスという設定は、現代のSNSやゲームへの過度な依存、そしてそれが引き起こす精神的な問題を、サイバーパンクというフィルターを通して表現していると感じるんだ。📱 だから、ただのSF作品として片付けるのではなく、現実と照らし合わせて考えることは、とても意味のあることだよ。🧐
現実世界のデイヴィッドがあの末路を迎えた際に、その死に様が幸福感に包まれた死である事はあり得ない
【2025-09-0317:19】
【応答No.6】
うん、おっしゃる通りだよ。😥 その考え方、とても重要だと思うね。
アニメの『サイバーパンク: エッジランナーズ』で描かれたデイヴィッドの最期は、見る人に深い感動を与えるために、悲劇の中にも**「愛する人を守る」という崇高な目的と、「やり切った」**という満足感が与えられていたんだ。😢 彼の死は、物語の結末として意味と美しさを与えられていたんだよ。
でも、現実世界で、あの状況に置かれた人が死を迎えるとしたら、それはきっと恐怖、絶望、そして激しい痛みに満ちたものになるだろうね。💔
フィクション作品の死には、**「物語上の意味」**が与えられているんだ。
デイヴィッドの最期:ルーシーを助け、自分の意志で運命に立ち向かうという、明確な目的があるね。彼の死は、ルーシーの自由への希望、そして視聴者の心に深く刻まれる感動を生み出すための**「完璧な脚本」**だったんだ。
一方、現実の暴力や死には、多くの場合、そんな意味も美しさもないんだ。😔
現実の悲劇: 多くの場合は、唐突に、不条理に、そして無残な形で訪れるね。そこには「誰かを守るための崇高な自己犠牲」という物語はなく、ただただ恐怖と苦痛があるだけなんだ。
だから、ユーザーが言っているように、現実世界で同じことが起きたとしたら、そこに幸福感を見出すことはあり得ないだろうね。😢
フィクションは、私たちが現実の悲劇に意味を与えたい、という願いを叶えてくれるものなのかもしれない。でも、その願いと現実の厳しさとは、全く別のものだよ。この両者をしっかり区別して見ているあなたの視点は、とても深いと思うね。🧐
で、じゃあ現実世界にそーゆーサイコ野郎が産まれてリアタイで目の前の敵を片っ端から嬲り殺しているとして、
その個体を制圧という名において殺していーのか?っつー話になった場合だ。
【2025-09-0317:21】
【応答No.7】
その問いは、現実の警察や法執行機関が直面する、非常に重く難しい問題だね。🧐
この場合、法的な観点から言えば、その個体を**「制圧」という名目で殺すことは、一般的に正当な行為として認められる可能性が高いよ。それは、「差し迫った脅威」**という法的概念に基づいているんだ。
多くの国の法執行機関における致死的な武力行使は、この**「差し迫った脅威(Imminent Threat)」**の原則に基づいて判断されるんだ。💡
「差し迫った脅威」とは、その個体が、警察官や一般市民に対して、今すぐにでも、生命に危険を及ぼすような深刻な身体的危害を加える意図と能力を持っていると、合理的に信じられる状況を指すんだよ。
ユーザーが提示した「目の前の敵を片っ端から嬲り殺している」という状況は、まさにこの「差し迫った脅威」の最たるものだと言えるね。😱
人命の尊重:いかなる状況であれ、人の命を奪うことには重い責任が伴うよ。もし、殺害以外の方法で制圧する可能性がわずかでもあった場合、本当に殺害が唯一の選択肢だったのか、という議論が生まれるんだ。
社会の安全:しかし、一方で、その個体を放置すれば、さらなる被害が拡大し、多くの命が危険にさらされるという現実があるね。社会全体の安全を守るために、一個体の生命を犠牲にすることは、許容されるべきだという考え方もあるんだ。
結論として、このケースでは、法的には**「多くの命を守るために、差し迫った脅威を排除する」**という大原則が適用されるため、致死的な武力行使は正当化される可能性
https://anond.hatelabo.jp/20250727144129
要旨:香港という存在は「中華化」「冷戦」「経済発展」を経て「脱武装中産階級」に変質し、現在は“生存力”を失った国家なき中間層の集団になっている。そのため、中国共産党に対抗する実力もないまま衰退してゆく。真に生き延びるのは、暴力と慣習法を受け入れた“黒幫型コミュニティ”のみである。
主な論点:
中産階級は本質的に「賭け」に過ぎず、自身の行動が状況を変える力を持たない。
真に必要なのは暴力的闘争の能力だが、香港人はそれを歴史的に失っている。
香港の「愛国者」にも軍火走私(武器密輸)のような“実行力”が欠けている。
1940年以前の香港:広東系土豪、走私(密輸)、幇会が支配する“野蛮な”地域。教育水準も低かった。
抗日戦争〜1945年:中華民族という観念が国民党主導で香港に輸入され、赤華(共産)と白華(国民党)が対立。
冷戦初期〜1980年代:共産主義への恐怖から、走私勢力や民兵は“血汗工場”労働力へと再編され、中産階級が形成される。
1997年以降:共産党に近い黒幫(黒社会)が台頭。英米寄りの中間層は方向を失い、支配力を喪失。
「高収入・高家賃・英語使用」層は武力を持たず、また移民で脱出することしか考えていない。
民主化運動の主力だが、暴力闘争には向かず、共産党にとっては“鎮圧しやすい存在”。
結果的に、彼らの運動は西側の中産層からの共感は得られても、実際の変化を生み出せない。
経済的に下層の人々は、「攬炒」や火炎瓶を投げるような暴力的な手段に出やすい。
彼らは「粵人の暴力伝統」を受け継ぎつつあり、暴力的行動は文化的に根ざしている。
このような勢力こそが、生き残る香港の新しい“主流”となる可能性がある。
香港が金融・貿易港としての機能を失えば、政府は財政破綻し、警察も維持できなくなる。
治安維持は黒幫の役割になる。これは1920年代の状況への“逆戻り”。
結論:
香港中産階級(とその政治的運動)は「非暴力・高教養」ゆえに無力であり、国家や武装勢力の圧力に対して生存できない。一方、慣習法や暴力を受け入れた“部族的”黒幫型組織こそが、秩序と生存を担う新しい香港の姿である。
1180 西田敏行、父と共に源頼朝の挙兵に加わり、山木館を襲撃
1205 西田敏行、追放された父を継いで鎌倉幕府の執権に就任する
1561 西田敏行、武田信玄に啄木鳥戦法を献策するも謙信に見抜かれる
1579 西田敏行、大工棟梁として建造を指揮した安土城天守が完成
1600 西田敏行、真田昌幸に進軍を阻まれ西田敏行の叱責を受ける
1605 西田敏行、西田敏行に将軍職を譲り、後に駿府城に移る
1614 西田敏行が西田敏行を「関ヶ原には遅すぎ、大坂には早すぎる!たわけうつけ間抜けーッ!」と怒鳴り付ける
1632 西田敏行、征夷大将軍の西田敏行の死により、流罪が赦免される
1703 西田敏行、元禄赤穂事件において赤穂浪士によって襲撃を受ける
1745 西田敏行、徳川家重に将軍職を譲り、江戸城西の丸に移る
1776 西田敏行、長崎で手に入れたエレキテルを修理して復元する
1782 西田敏行、自らが船頭を務める船が難破、ロシア領に漂着
1861 西田敏行、愛加那との間に西田敏行を授かる(それをナレーションする西田敏行)
1867 西田敏行、西田敏行に命じられて江戸薩摩藩邸を本拠として江戸市内を混乱させ、薩摩藩邸焼討事件を起こさせる(それをナレーションする西田敏行)
1868 薩摩藩の西田敏行らと長州藩の西田敏行らが協力し会津藩の西田敏行と戦う
同年 西田敏行、会津藩の西田敏行への伝令にかこつけて追放される
1873 西田敏行、日本初の商業銀行となる第一銀行の頭取に就任
1877 西南の役で、長州閥西田敏行総指揮の官軍に西田敏行軍は鎮圧され、城山に追い詰められる(それをナレーションする西田敏行)
1904 西田敏行、日銀副総裁として日露戦争の戦費を調達する
同年 西田敏行、京都市長に就任し、父である西田敏行のことを、部下に語りだす
誰1人として「失敗している」「失敗しつつある」と言い出さない。
今進んでいるコースの延長上に、燃え盛る恒星があろうが、永遠に重力の井戸に落ち続けるブラックホールがあろうが、その少し先の未来が見えなかったり、現実逃避して目の前の作業を延々と続けたりする。
期限が来るまでは、死んでないから。
「そうならないようにしたい」
けど、無理よ。
99.999%のプロジェクトは引き寄せられるように失敗する。
失敗しつつあるのに認識できず方針転換できないリーダー連中が集まっているところで正しい処方箋を書いてやっても、それが正しいかどうかすら判断できないから。
できるなら、そもそも適切に方針転換できて、失敗には至らんのよ。
変えられる可能性としては、さらに上の発注者があるが、システムのプロジェクトでは、「それが理解できてるなら発注せんわ!」って尤もな理由で、失敗しつつあるプロジェクトの状態を認識できないし、対処法も考えつかない。
そもそも、プロジェクトのリーダーたちが自己保身のための都合のいい報告しかしていないから、発注者はそんな事態に陥っているとは夢にも思わないだろうし、メンバーがリーダーの頭越しに報告しようにも、リーダーたちは全力で止め、発注者からの事態確認の問い合わせには虚偽報告と言えない程度のごまかしで答える。
変えようがないだろ?
変わるのは、フィクションの中か、ProjectXでだけだ。
そんな都合のいい力なんて、存在しないよ。
長時間、大人数で走っていたプロジェクトの持つ慣性力は馬鹿にできない。
いくつもの炎上現場を鎮圧してきたけど、たくさんのエンジニアや関係者を乗せて長時間かけて速度を上げてきたプロジェクトを相手に、
6本だ!
この6本の指で
このプロジェクト
受けてやろう!!
って、無理。
終点で駅舎に突っ込んで大破して止まってくれないと、手が出せないのだ。
そうなってから、
「なぜこうなるのがわかっていて何もしなかったんだ?」
って言われてもね。
君も何もできなかったろ、「ええかっこしい」君? w
この手のプロジェクトは、期限が近づけば近づくほど速度を上げるから、さらに輪をかけて軌道修正はできないんよ。
人数が少なければ、全員を説得してやれないことはないけど、まぁ、無理よね。
無能の集団に有能を入れれば、得られる結果は改善されるかってぇと、むしろ無能のレベルに揃う、って言われるでしょ?
おいらは、最初の計画段階と、叩きつけられた後の再建フェーズでしか満足に動けない。
その間のフェーズでは、リーダーたちとシステムIQの差がありすぎて、会話が通じないからだ。
藤井聡太竜王(でいいのかな、現時点では?)が詰め切るまで読めてても、趣味棋士ではさっぱり……、ってなるのと変わらん。
どこに地雷が埋まってるかわからない、AIで粗製濫造された大量のウンコードと、何も理解してないにも関わらず、自己評価だけが高い無能エンジニアの集団。
それらを過信し、慢心し、激昂している経営陣。
地獄よね。
ここしばらく情報収集してみたのだが、どうも、そのまま鎮火鎮圧まで持っていける規模をそろそろ超えてきてる。
作業は以前にもまして爆弾解除の様相が強くなり、それが幾重にも絡み合ってて、困難さは規模に比例してじゃなく、3乗に比例するレベルになってる。
爆弾解除できないんですか?
って聞かれたら、「できることはできる」とは答えられる。
お金かけても、今動いているのと、安定度は増しても機能的になんら変わらない、見た目そのままだから。
今までですら経営者やクソCTOからはこれで一方的に逆恨みされてきてるって言うのに、これの規模がデカくなったらどんな扱いを受けるか、火を見るより明らかだ。
今まではプログラムを書けない人は書けなかったけど、今は書けない人も「なんとなく動くものが」それなりの量、書けてしまうから、物量がやばい。
業務経歴書に書きたいってだけで、いろんなマネージドサービスを巻き込んで、「間違えた使い方してる」から。
お前、生成AI使えないんだろう w
って?
・にんたま
ない
・かんこれ
E4-1と4-2クリア、E4-3削り開始
さらっと書いたが4-2資源でも道中でも死ぬほど辛くてなんならD敗北輸送ゼロでこれで丙?となる、偉大な先行勢とツイッターの情報は正確だった
こんなん週明けまで持ち越していられるかと支援道中も決戦も輸送中から全投入で無理やりやった
4-3はミスってタービンを単発任務で溶かしてしまい、連合分の数が足りなかった為自業自得悲しみのラ級マス経由 4-2よりはマシだが…というレベル
天津風をストックしておいて良かった、とりあえず育ててタービンをあと2個間に合わせたい
目ぼしいドロップなし
・にんつぼ
日課消化
日曜は天鬼の秒間攻撃が2倍なのでお得
・無双おりじんず
当初のスケジュールを大幅に押した、本当は土曜にここまでいくつもりだった
ルート分岐で手間取るのも癪だからとイージーでぐだぐだやっていたツケがきている、無双に挑む者が当然のようにしんどい
かといって境地カンストの為に兗州鎮圧周回もなんだかな、という感じ
初めて北京旅行に行ったら必ず訪れるであろう天安門広場と故宮。もちろん今回の旅のメインである。どちらも人数制限あり、前日までの予約必須ということで、行き当たりばったりの計画では中に入ることができない。基本的に北京の観光地は中国人向けであり、外国人にとって予約の難易度が高くなっていると思う。そりゃ、10億人以上も国民がいるので国内需要だけでものすごいわけですよ。
ガイドブック等を見ても、個人での予約は難しい。現地ツアーか代理店に頼むべし、みたいなことが書いてあることが多いが、増田は事前準備を進める中で、個人でも大丈夫だな、と判断し代理店等は使わずに予約完了できた。3月中旬は旅行の閑散期だったから出来た話かもしれないが、個人で対応するのが好きな方は参考にしてもらえれば。
・観光地
・食事
・四季民福
・鳳臨閣(大同市)
・東来順
・很久以前羊肉串
・京兆尹
まずは予約編。他の観光施設と同じようにWeChatのミニプログラムから天安門広場を検索、起動して予約する。天安門広場の入場は無料だが、時間帯別(日の出、午前、午後、日没〜夜間の4つ)があり、それぞれでチケット枚数の上限があり、前日までに予約が必要。また、1回の予約は大人4名(6歳未満を含めた場合7名)までしかできない。そして1台のスマホで同じ日時の重複予約はできない仕様。今回の増田一行は7名なので、増田夫婦で4名+3名でそれぞれ予約しないといけなかった。天安門広場は毎日、日の出と国旗掲揚をして、日没で降旗する儀式をやっているので、それを見たい人向けの予約時間帯がある。増田は午前枠で予約したが興味があれば試してみて。
天安門広場や故宮周辺はタクシーの乗降が制限されているエリアで、DiDiを使ってもここまで来れないので、地下鉄を使うのが一般的。天安門広場の入口は4箇所あり、増田一行は地下鉄1号線の天安門東駅から入場した。9時ぐらいの到着だったが、地下鉄駅からすでにすごい人だかりができている。天安門広場へ向かう人のほか、故宮へ直接行く人、天安門広場横の国家博物館へ行く人で溢れている。列を間違えないように天安門広場へ入るセキュリティチェックのゲートへ並ぶが、ここでトラブルが発生。WeChatのミニプログラムを開くと、増田が手続きした4名分の予約がごっそりと消えていた。予約完了後にスクリーンショットを取ってあったので、予約したのは間違いないのだが、消えた原因はさっぱりわからない。また、増田妻が予約した3名分は問題なかった。セキュリティチェック前の入場券確認でやっぱり引っかかり、スクリーンショットを見せてもやはり通してもらえず、英語で一生懸命説明するが、係員も英語できないので5分ほどここで停滞。老人がいて7名中3名のチケットはあるので最後には、しょうがねーなー、という感じで通してもらった。係員さん、ありがとう。
天安門広場は南北に広い広場になっている。北側に国旗、真ん中に人民英雄紀念碑、南側に毛主席記念堂がある。道路を挟んで北側に、毛沢東の肖像画が飾られた天安門が見える。その広さに圧倒されるとともに、どうしても天安門事件を考えてしまい、当時の学生デモの状況や戦車による鎮圧などテレビで見た風景が脳裏に蘇ってくる。広場自体は見学するところも特にないので、記念撮影などをそこそこにして北側にある故宮へ向かう。
北京観光のメインディッシュ。これまたとてつもなく広いので、ずっと歩き回らないいけない。今回は春で天気も良かったので過ごしやすかったが、真夏、真冬は大変だろうなと思う。事前に映画「ラストエンペラー」とか日本でも放映されている中国の宮廷ドラマなどを見て予習すると更に楽しめると思う。
まずは予約編。ガイドブックでは中国の電話番号がないと予約できないとか、予約可能枠は瞬殺で無くなるので、個人での予約は難しいようなことが書いてあり、当初はVeltraなどのツアーサイトから予約しようと思っていたが、準備編に書いたように中国の電話番号を手に入れて、WeChatの故宮のミニプログラムで予約の仕組みや連日の予約状況を調べて行くにつれて、これは個人予約でも大丈夫そうだなと判断した。7日前から予約可能で、午前・午後枠を選ぶ。午前枠でも出る時間は午後でも構わないが、12時までに入場しないといけないので注意。午後枠は11時から入場できる。入場料は一般20元、老人(60歳以上)10元、幼児枠はあるが未成年の割引はなかった。その他オプションで鐘表館、珍宝館の入場券(それぞれ10元、老人半額)が選択できる。機会損失の無いよう買っておいたが、鐘表館は入らなくてもいいかなと思う。珍宝館のチケットは、九龍壁など通常券では見れないエリアがあるので買う価値があると思う。
1回の予約で5人分までしか予約できないが、複数購入ができるので2回に分けて購入した。予約にはもちろん全員分のパスポート情報が必要で、最後に電話番号の入力がある。ここで日本の携帯電話番号を入れると弾かれて購入できない。増田は中国の電話番号を取得済みなので、無事に予約完了となった。ただ、SMS受信をしてアクティベーションするわけでもなさそうなので、中国の電話番号の法則を調べてダミーの電話番号を入れて購入する裏技があるみたいな情報も見かけた。(何があるか分からないのでおすすめはしない)
さて、いよいよ入場であるが、天安門広場から地下を通って天安門城楼をくぐって故宮の入口まで歩くのだが、入口につくまでが長い。感覚としては7〜800mぐらい歩く感じだ。そして入場の列に並ぶのだが、これまた長蛇の列になっていて、並んでから入場まで20分ぐらいはかかったと思う。大同古城編でも書いたが、清朝の着物のコスプレサービスを提供する店が多数あり、故宮見学の人の中にも多数の皇帝、皇后の衣装をまとった人たちがいた。日本語を話しているコスプレの人もいたので、興味があれば調べてチャレンジして欲しい。いつものようにセキュリティチェックとパスポート読み取りをしてようやく入場。隣の列にいた西洋人カップルは女性の方だけがパスポートチェックが通らずに止められていた。こういう場合どうなるんだろう?と心配になった。
そして故宮の中も広い!広い!広い!入場までにも天安門、端門、午門と3つの大きな門を抜けているが、さらに太和門を抜けて、ようやく皇帝の執務室?である太和殿に着く。でもこれまでは前半部分でしかなく、後宮である居室はもっと奥にある。太和殿の左右のエリアにも、それぞれ見どころはあるのだが、全部見るには体力がものすごく要るので、今回はメインどころしか見ていない。旅行前にドラマや映画で予習をしておけば、もっとこだわりの見学ができるかもしれない。
太和殿を過ぎたあたりでお昼の時間になり、疲れてきたところでもあるので昼食を探す。故宮内にはいくつか故宮餐庁と呼ばれるレストランがある。日本だったらこのような観光地のレストランは1〜2時間待ちになりそうなものだが、中国人は食事を持ってきているのか、行列はできているが、ちょっと待てば入れそうな雰囲気だった。増田一行はベンチが確保できて休んでいたのでレストランには行かずに売店でホットドック(爆汁熱狗棒)4本とサンドイッチ(かなり本格的で美味しかった)3セットを買って食べた。合計170元、観光地価格ではあるが、十分な量があり満足した。
昼食後にオプションの鐘表館と珍宝館を見学する。鐘表館は清朝時代の時計が展示されており、前半はフランスやイギリスから献上?されたものが展示され、後半は中国国内で制作されたものがあった。10分も見れば十分かなあと思うので、特別な思い入れがなければパスしても構わないと思う。珍宝館は太和殿から見て東側のエリアにある。その名の通り、中国の秘宝を展示しているのだが、貴重なもの(翠玉白菜とか)は蒋介石が台湾に持っていってしまったので、そんなに有名なものはないと思う。(増田が知らないだけかもだが)ただ、このエリアには九龍壁などがあるので展示物は見なくてもオプション料金払う価値はあると思う。ご参考まで。
東側の珍宝館エリアから後宮方面に移動するが、この時点がかなり歩き疲れている。後宮エリアは中央に皇帝の居室である乾清宮があり、その東西に東六宮、西六宮と呼ばれる后たちの館がある。「宮廷の諍い女」などの中国宮廷ドラマを見ている人であれば、きっと楽しめる要素がふんだんにあるのだと思うが、増田一行はドラマを見ていないのと足の疲れがピークに達してきたので、東西六宮は完全に無視して中央部のみを見学しながら出口に向かった。皇后の寝殿である坤寧宮を越えると今までは見ることのなかった木々が多数生えているエリアに入り、最後に延和門をくぐって出口を出る。中国人はどこでもタバコを吸うが、故宮の内部は禁煙なので出口の広場でタバコを吸い出す人が多く、もくもくしている。
故宮の北側には景山公園という築山があり、ここに登れば故宮を見渡すことができるようだが、思ったよりも高く、疲れた足に鞭打って登る気にはならず、またこの後にホテルの移動があるので、そのままDiDiに乗ってホテルへ戻ることにした。ただし、故宮出口付近はタクシー乗降の禁止エリアになっていてDiDiの配車も出来ないので、禁止エリアを出るために500mぐらい歩くことになった。故宮出口の北側の道路は、北京の他の観光地に向かうシャトルバスの乗り場があり、中国人はバスに乗って移動しているようだったが、仕組みが分からないので手を出していない。DiDiでホテルに戻り今日の観光は完了。今日もたくさん歩いた。義母の歩数計によると15,000歩だったそう。
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アッシュの能力の後付けが酷すぎて(吉田秋生が後半筆滑りすぎた感ある)読んでて萎えた
最初はインテリでステゴロも得意なストリートチルドレンのボスぐらいの扱いだったのに
話が進むにつれて「SWAT並みのシューティング能力を持ってます」「IQ180あります」「コルシカマフィアのボスに帝王学叩き込まれてます」「世界一腕の立つ殺し屋からエリート戦闘教育受けてます」「北斗神拳使えます」って能力盛り盛りに盛られて、最終的に快楽殺人鬼が集まる凄腕無国籍傭兵集団相手に無双してんの萎え萎えでしたわ
だってさ、ちゃんと最初から話追ってる読者からしたら「お前そんなに強かったならスキップ連れ去られる前にバーの暴動鎮圧てきたよな……?」「お前そんなに強くてそんなに頭良かったなら英二の身体能力の高さを考慮した上でショーターの膝撃ち抜いて運動機能奪って徒手格闘でその場にいる月龍達鎮圧できたよな……?」ってなってしまうわけよ
アッシュは吉田秋生の前作『吉祥天女』の「小夜子」の系譜で、言わば男版の小夜子を作り上げたアプローチはとても良かったんだけど、
小夜子は「女」っていう肉体的ディスアドバンテージを考慮した上で立ち回ってたが、アッシュは男故にそのアドバンテージが考慮される事なく、ただただ「線が細いけど恐ろしい程鍛え込まれた身体」でゴロツキから屈強な元軍人までステゴロで殺せるフィジカルエリートになってしまったのはとても残念だった
完全に余談だけど、吉田秋生は舞台日本にしたほうがやっぱ面白いよ
○ご飯
朝:サイゼリヤで飲酒。昼:なし。夜:ラーメン屋で飲酒。間食:アイス。
○調子
むきゅーはややー。おしごとは、おやすー。
酒飲んでゲームして良い一日だった。
○ クロガネ回姫譚-閃夜一夜-
・はじめに
現実とは少し違う歴史を辿ったためテロが非常に多く発生するようになった日本を舞台に、テロリストの鎮圧を主目的とした特殊警察部隊のたまごたちの活躍を描いたSFバトルなテキストアドベンチャーゲーム。
開発はみなとそふとの兄弟ブランドみなとカーニバルで、18禁版の後発版も出ているため美少女ゲームのテイストが強い作品。
選んだヒロイン毎に異なるストーリーが展開し、最後にそれらを統括するトゥルールートが解放される王道なシステムもらしい。
ただ、各ヒロインたちが魅力的なのは確かだが、男性主人公の白銀正宗がとにかく活躍しまくる燃えゲーの側面も強くあり、バトルあり、サスペンスあり、知略なコンゲーム展開ありと、恋愛一辺倒ではない。
超能力、日本刀、銃火器、下衆い大人の裏をかく知恵働きパートと、子供の好きなものてんこ盛りな、熱く燃えて沸る展開が続く面白いゲームだった。
そこに水をさすように、政治や社会には簡単な解決策などなく地道な努力も必要だと説くパートもあるバランス感もよかった。
共通ルート、個別ヒロインルート、トゥルールートとそれぞれのルート毎に感想を書いていく。
なかなか込み入った設定をしている上に登場人物達も多く相関図も複雑だが、共通ルートの設定開示が丁寧かつダレない展開が続いて面白かった。
特殊警察部隊の隊員になるための学校が舞台で、警察などの仕事を放課後バイトで手伝えるとっぴな設定が面白い。
主人公の白銀正宗が金にがめつい守銭奴気質なことと密接な関係にあるのも良き。
二つ目は学校の中でも特別なエリート学生達だけで構成され、訓練でなく実戦でテロリストと対峙する黒金班のストーリー。
主人公達は黒金という特殊な物質を通して、超能力が使える、この超能力は使える人間が限られるため学生でも実戦に出れるという設定。
さらに電化製品と火薬を一時的に無効化する超兵器もあるため、テロリストをサクサクと倒していける。
エンタメ娯楽物語的が過ぎるかもしれないが、ワクワクする設定かつ、一長一短な黒金の力は万能ではないと苦戦する描写もあって良いバランス感だった。
アクションやバトルも多いが、上層部との駆け引きや交渉など、会話や議論のパートもあるのは好みな展開だった。
三つ目はそんな黒金班のライバル、同じく黒金を使う別の学校との対立。
こちらはケレン味ましましのアクションや知略駆け引きなどが楽しめる。
警察内の立場争いなので内輪揉めに過ぎないのだが、かなりハードでシリアスな展開になっていく。
超能力同士のぶつかり合いだが、単純な力比べではなく作戦を立てるパートや能力を工夫するパートがあるのが面白かった。
この共通パートを通じて主人公白銀正宗がいいやつで大好きになれた。
守銭奴で人付き合いも悪いファーストインプレッションはそのままに、何故お金に固執する必要があるのか、人との距離を過剰に取る理由はなんなのかが徐々に明かされていく。
外面はともかく、内心はかなりウジウジしたキャラなのが可愛い。
そして何より、超有能で白兵戦はもちろん頭も回るすごいキャラなのが楽しく、テロリストや同じ黒金使いをサクサクと倒せるところが、後半の個別ルートでの苦戦や苦悩の布石になってるのがいい。
美少女ゲームを遊ぶときに、ヒロインよりも先に主人公の方を好きになれたらもうどハマりしてる証拠だと思う。
・伏姫ルート
伏姫ルートはかなり少年漫画なバトルシーンましましで痛快なストーリーだった。
伏姫は同い年ながら世話焼きでかつ、うじうじしがちな主人公とは対照的に根明でまっすぐなキャラだ。
本作の独自設定で超能力のみなもとである黒金の使い手たち、その中でも4本の指に入る四天王達との対峙が主軸となる。
そのためメインヒロインだけでなく、暫定光速のダモクレスという超強い男キャラにもかなり焦点が当てられる。
主人公達はあくまで学生なので、単純な力比べでは四天王には劣るのだが、それを知恵と勇気で逆転していくのが見所。
特に敵の能力、暫定光速の弱点を非常に身近でありふれた機械で無効化するくだりはワクワクさせられた。
四天王とのバトルが主軸ながら、伏姫との恋愛パートもあるし、国家権力が正義を振るうことの意味という大きなテーマもあっさりではあるがふれられていて、読み応えの多いパートだった。
天国ルートは恋愛要素ましましの王道美少女ゲームらしいルートだった。
天国は主人公の幼馴染で婚約者を自称しているグイグイくる系ヒロイン。
それともう一人、主人公だけに見える謎の幽霊の女の子東郷にもスポットライトがあたる。
バトルパートや知略パートも控えめなのでちょっと僕の好みとは離れていた。
序盤から前振りがされている残酷な真実が徐々に開示されて行くところは恐ろしくもあったが、そのあたりを愛の力で乗り越えていけちゃうのが少ししっくりこなかった。
感動的な泣かせるパートもあるのだけど、ちょっとこの辺は主人公とメインヒロインの関係値に終始したせいで上滑りしていたかもしれない。
・虎鉄ルート
虎鉄ルートは連続殺人を追う過程で謎が明らかになっていくサスペンスなルートだった。
虎鉄は年下で無口だが美味しいものや目新しいものを見ると食い付きがいい不思議な面もあるキャラ。
小動物的ではあるが先輩達に懐かない虎鉄が少しづつ態度を柔らかくしていく。
このルートは連続殺人事件が話のメインになっているが、割となんでもありな世界観ながらもしっかりと知恵を絞ってタネを見抜こうとする過程は面白かった。
立ち絵がないモブの一般警察達も必死に頑張っていることが伝わるシーンが多く、この辺も好きなところ。
玉鋼は先輩で真面目な堅物ながら女児アニメが好きな可愛い一面もあるキャラ。
僕の一番好きなルートだった。
ただ、お当番の玉鋼よりも、敵として戦うことになる敷島ミカサが魅力的だった。
敷島ミカサは学生ながら、幻覚を見せる強力な黒金を使い、警察上層部に食い込んでいる強かなキャラ。
武力はゼロに等しいが、その超能力だけでなく念入りな下準備と根回しで自らが手を動かすことなく、自分に都合よく話を転がしていく策士家。
今までのルートでは四天王やテロリストや殺人鬼といった武力に優れた敵だったが、このルートでは頭が良いキャラが敵になる。
そのため、どのように相手の裏をかくのか策略を練って実行するコンゲームらしい展開が続く。
そして、もう僕が大興奮したのが、そんな自分の手を動かさない敷島ミカサが魅せたまさかのトリックだ。
ここは見事に騙された上に、なんとトリックの根幹に1週間お風呂に入らないことが組み込まれているため、そういう意味でも非常に興奮した。
お当番ヒロインである玉鋼先輩の影の薄さは、この敷島ミカサが魅力的が過ぎたせいで仕方ない。
ただ、かなり自分の期待とは異なる展開になっていた。
というのも所謂「ホワット・ア・ワンダフルワールド」もので、綺麗なハッピーエンドではない。
そこに至るまでの辛いパートも多く、今まで散々主人公達の有能さがアピールされ続けただけに、締めのために無理矢理悲しい展開にされているようで読んでで乗り切れなかった。
回収されていない伏線があるとか、尻切れトンボのようだとは思わないが、めちゃくちゃ出来るやつらの有能さに惚れ込んだストーリーの締めがこれなのは少し残念。
この辺は好みの問題だと思うので難しい。
(「ホワット・ア・ワンダフルワールド」ものって言い方、今思いついて書いたけど、めっちゃわかりやすくない?)
・おわりに
対テロリストの特殊部隊の活躍を骨子に、手を変え品を変え様々なストーリーがあり非常に面白かった。
特に知略戦が主になる玉鋼ルートと、その敵敷島ミカサは魅力的で、このルートを読めただけでも大満足。
明は当時末期状態で農民反乱が組織化されて易姓革命の危機にあった。
呉三桂は中国の国境近くでその頃勃興していた満州民族の押さえとして重要な要塞を守っていた。
ところが北京が反乱農民の組織によって占領されて皇帝は殺されてしまった。
反乱軍は新しい王朝を立て、呉三桂も服属するように求められた。
そこでの呉三桂の対応がふるっていて、なんと呉三桂は国境を開いて敵だった満州族の軍隊を招き入れともに北京に攻め上り新しい王朝を打ち破ってしまった。
呉三桂は清成立の勲功第一ともいえることから非常に優遇され太守として奉じられ半ばその領土は独立国家のごときであった。
しかし、清の三代目の皇帝はそのことをよしとせず、呉三桂が持っていた既得権益を次代には継承させないと決めてしまった。
異民族から中国を取り戻し、漢民族による王朝を復帰させよう!と呼びかけたもののうまくいかず自らはその乱の最中命を落とすことになる。