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はてなキーワード:酒類とは

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2025-10-22

anond:20251022214255

たとえば酒税課税では、規定原材料製法で作っているかどうかを各企業商品に対していちいち点検訴訟沙汰まで起きている(近年だとサッポロ極ZEROの件とか)が、これは簡素ものなのか理想的課税からかけ離れたものではないかという話や

ついでに言うと、応能負担のために酒類の品目ごとに異なる基準課税している(所得資産によって消費する酒類は違うだろうという発想)が、当初は公平・中立だったかもしれないが、これも現在ではそうだと言えるのかと問題になっているやな

Permalink |記事への反応(1) | 21:59

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2025-10-20

これもまた実質的宗教anond:20251019030223

オレも、順番持ち回りで組長やらされるまでは、後者の一員だったけど、やってみて色々頼られたり貢献できたりの経験してると、「入信」しちゃったよねーw

ウチでは「班」は無くて、自治会役員の下にすぐ「組長」でひと組数軒〜10数軒から毎年持ち回りで組長出す方式

持ち家なら一軒年間6000円、賃貸住民は年3600円、その他企業団体とかは規模に応じて6000〜3万とか集めてるねー

祭り運動会、清掃活動防災訓練などなど、イベントに参加してくれた人々には、打ち上げとか慰労会とか称して、お食事飲み物(酒類含む)が町内会から提供されるよw あと、役員組長だけで新年会とか年度末のご苦労さん会みたいなのもあるけど。

でも、町内会費の使い道としては、地域の防犯協会(警察関連)や防火協会(消防関連)、赤い羽根募金・緑の募金赤十字社とかへの拠出金、自治連合会でやる地域イベントへの協賛金とか、子ども食堂への援助とか、そういった社会貢献に出してるカネもかなり大きい。

そんなのいらねー派にも、ご理解いただきたいところであるww

anond:20201120123015

Permalink |記事への反応(0) | 13:34

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2025-08-10

今住んでるタワマン高層階は夜景は綺麗なんだが、酒類持ち込み禁止本領発揮できないのが辛い。

Permalink |記事への反応(0) | 16:54

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2025-08-03

anond:20250802232051

「成人済」って書いてるだけで無条件で成人だと認めちゃうおかしいと思わへんの?

アダルトサイト大手メーカー酒類紹介サイトも…

Permalink |記事への反応(0) | 01:39

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2025-07-08

プレミアムクラスラウンジ初めて入ったけど酒類飲み放題とかやばい

いいんですかビール日本酒マジでこれ飲んでいいのか

飛行機乗りまくるとこれより更にランクが上のラウンジに入れるらしいな

飛行機出張しまくる仕事転職してえなあー

Permalink |記事への反応(1) | 10:43

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2025-06-25

anond:20250623163619

ギッフェン財は、実証的には確実に・そして理論的にも概して、個別特定製品においては存在するが対象アグリゲートされる度合いが高まるに連れて存在しなくなるという性質が知られている。例えば金麦という商品ギッフェン財になり得るとして、発泡酒というジャンルギッフェン財になることはそれより難しく、酒類としてはさらに難しくなるということである。だから、米というアグリゲートされたものを天秤に乗せるような場合に、他の食品との影響で米がギッフェン財になる可能性はかなり低い。備蓄古古古米ということであればギッフェン財になる可能性もあるが。

Permalink |記事への反応(0) | 02:02

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2025-06-11

酒類含めてってのがミソだな

支持者層を考えると貧乏人とアル中が多そうだしな

タバコは減税しなくて大丈夫か?

Permalink |記事への反応(2) | 21:05

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2025-06-08

酒類広告規制についてGPT君に聞いてみた

まず法規制から抜粋

健康増進法

第25条:未成年者の飲酒防止

 酒類広告において、未成年者が飲酒しているような描写禁止

 広告媒体ターゲット未成年場合(例:高校生向け雑誌)には広告のもの問題視される可能性。

 

未成年飲酒禁止

 広告パッケージにおいて、未成年者の飲酒助長するような表現禁止

 

次に自主規制

 ① 公正競争規約(各業界団体による)

酒類の表示に関する公正競争規約通称酒類表示規約) 酒類中央団体が定める自主ルール

 景表法を補完し、表示や広告の「公正性」を保つことを目的

 禁止事項例: 

  飲酒により「万能感」や「性的魅力」が増すといった表現

  「酒を飲むと運転がうまくなる」といった内容。

  健康に良いと明確に謳う文言

 

 ②全国公正取引協議会連合会(全酒協)

  実際の広告審査指導を行っている。

   違反があった場合是正勧告を出すこともある。

 自主規制の具体例

   未成年の出演20歳未満の人物酒類広告に登場することは禁止

   健康効能の暗示 「健康になる」「病気が治る」などの表現禁止

   飲酒運転飲酒運転と結びつくような表現禁止

   過度な飲酒描写 一気飲みや連続的に飲む描写禁止されている。

   飲酒時間帯 朝や出勤前の飲酒肯定する描写は基本NG

   対象メディアの選定未成年視聴率が高い番組媒体では原則掲載・放映不可。

以下に、一般的ビール会社が定めている社内規定の主な内容を紹介します。

 1.未成年者に関する規定

  モデル俳優の年齢確認義務付けられている

  CMポスター等に出演する人物撮影時に20歳以上であることを証明する必要がある。

  実年齢が20歳以上でも、未成年に見える人物の起用を避ける指針がある。

 

 若者文化学生生活に関連する描写排除

  学園祭制服部活動などを連想させる要素は禁止

   「青春」的な演出も注意が必要

 

 2.飲酒描写ガイドライン

  一気飲み・連続飲酒禁止

  飲酒シーンは「適量を楽しむ」形に限定される。

  飲み干す、あおる、といった表現は避ける。

  飲酒運転との関係排除

   運転手や自動車連想させる描写広告に含めない。

  CMに登場する人物飲酒後に移動する描写も不可。

 時間帯・状況の規制

   朝の飲酒仕事中の飲酒ストレス発散目的飲酒表現禁止

 

 3.健康効能に関する配慮

   健康増進効果を匂わせない

   「疲れがとれる」「体に良い」などの文言禁止

   「爽やか」「すっきり」といった表現容認されるが、慎重な判断必要

 

  適正飲酒の推進

    会社によっては、広告最後に「お酒は適量を」などの注意喚起テロップを表示。

 4.媒体ターゲットの選定基準

  広告掲載メディアの選定

   テレビ番組雑誌Web媒体のうち、「未成年層の視聴・閲覧比率」が一定以上のものには広告を出さない。

  SNSインフルエンサー起用の規定

   起用するインフルエンサー20歳以上であることを契約確認

   酒類プロモーションに際して、未成年フォロワーの多数を占めるアカウント使用不可。

 5. 社内運用とチェック体制

   社内審査部門の設置

   全ての広告素材は、法務部門広告倫理審査担当事前審査

   社外専門家(弁護士倫理審査機関)と連携する場合も。

 社内研修実施

   略

トラブル発生時の対応マニュアル

    万が一、広告問題視された場合の**迅速な対応フロー広報撤回謝罪など)を整備。

以下実際

サントリー

https://www.suntory.co.jp/company/csr/soc_alcohol/

サントリーグループサステナビリティアルコール関連問題への取り組み

アルコール関連問題への取り組み

 https://www.rcaa.jp/standard/pdf/jishukijun.pdf 

 酒類広告宣伝及び酒類容器の表示に関する自主基準

 

社会情勢に対応した自主基準改定業界・社内)

社会情勢に対応して、「飲酒に関する連絡協議会」が制定した酒類業界自主基準、および社内自主基準改定しています2010年からCMに妊産婦飲酒の注意表示を実施。また、テレビCMの土・日・祝日自粛時間を5時00分~12時00分までから、5時00分~18時00分までに延長し、年間を通して5時00分~18時00分まで酒類テレビ広告自粛することとしました。

さらに、2014年施行された「アルコール健康障害対策基本法」に基づき、不適切飲酒誘引防止のための自主的な取り組みとして、テレビ広告使用するタレントの年齢を25歳以上に引き上げることや、テレビ広告飲酒表現で、喉元を通る「ゴクゴク」の効果音を使わないことなどを実施しています

以下キリン

https://www.kirinholdings.com/jp/impact/alcohol/policies/

責任あるマーケティングの実行

酒類ノンアルコール商品マーケティングにあたっては、コミュニケーションが与える影響を認識し、責任あるマーケティング実践します。また、潜在的人権リスクへの配慮を行い、差別的表現や法定飲酒可能年齢未満の方へ悪影響を与える恐れのあるコミュニケーションは行いません。事業展開する各国の法令を遵守するとともに、キリングループが加盟する“International Alliance for Responsible Drinking”が定めるDigital Guiding Principlesをはじめとしたグローバルスタンダードや、各国の業界自主基準を遵守します。また、キリングループが定める「責任ある飲酒に関するグローバルマーケティング指針」をはじめ、グループ各社で定める広告自主基準を遵守します。様々な法令基準の遵守はもちろん、その背景にある道義的精神に則った責任あるマーケティングを行います

 

 

 

アサヒサイト閲覧に年齢チェックをかけているのでググられビリティが低い模様

 上記組織International Alliance for Responsible Drinkingにはアサヒも加盟している

anond:20250607084545

Permalink |記事への反応(0) | 09:53

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2025-06-07

AIに聞くチケット以外に転売禁止が広がらない理由

チケット不正転売禁止法」がチケット限定されている理由、および他の物品には広がっていない理由には、以下のような法的・経済的社会的背景があります

チケット転売特に問題視された理由

「入場券」はパーソナルな利用が前提

ライブスポーツ舞台など、チケットは本人が現地で一度だけ使うもの

「誰が」「いつ」使うかが重要で、身分確認・事前登録など本人性の担保可能

よって転売が起きると、運営側セキュリティや座管理に大きな混乱を招く。

不当な価格上昇とファン不利益

人気イベントでは、チケットがすぐに「買い占められ→高額転売」される構造問題視

本当に行きたいファン適正価格で入手できず、不満が大きかった。

興行主・アーティストの「意図」を裏切る行為

ファンのために価格を抑えている」→それが高額転売されると、興行主の信頼を損ねる。

文化振興スポーツ振興に逆行するという批判も。

一般の物品に適用が難しい理由

商品は「所有権」が中心で、誰が使っても問題ない

チケットは「利用権(本人限定)」だが、例えばゲーム機スニーカーなどは「モノ」なので、誰が使っても問題ない。

所有者が自由に売買するのは民法上も認められており、転売のものを一律で禁じるのは憲法の「財産権保障」に触れる恐れがある。

転売行為違法、とは言い切れない

商品流通における「転売」や「再販売」は、一定経済活動として古くから存在

小売業中古市場も広義では「転売」であり、これを全面禁止すると経済活動制限しすぎるリスクがある。

違法性がある場合は、別の法律対応できる

詐欺的な転売特定商取引法景品表示法

商標権侵害商標法

独占的買い占め・操作独占禁止法優越的地位の濫用

一部の物品では例外的転売制限されているケースも

医薬品医療機器薬機法により販売者許可必要

酒類酒税法により免許制

マスク・消毒液(コロナ禍)→一時的に国が価格統制を導入

プレミアム付き商品券 →発行者利用者限定に設定

これらは「公共性が高い」「安全性重要」「需給バランスの維持が必要」といった特別理由があるため、例外的転売制限されています

結論

チケットけが法律転売禁止されたのは、「本人利用が前提」「混乱・損害が大きい」「興行主の意図を守る必要がある」などの特殊性があるからです。

一方で、他の一般物品は所有と流通自由憲法経済の基本に根ざしているため、安易法律による一律禁止は困難です。

Permalink |記事への反応(1) | 18:22

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2025-04-15

anond:20250415113258

車その他は直接利用者以外の不特定多数にも利益がある

タバコ利用者生産者の一部にしか利益がない(生産者所得による消費増はあるが誤差レベルでしょう)

利益が限られているか理解が得られないって当たり前の話だよね

タバコと同じ構造として酒類があるけど、酒類は広く認められており、飲食店の料金設定がドリンク前提になっているから、酒飲まない人にも酒類ない世界線より料理価格が安くなってるって利点はある

タバコはまじで利用者関係者以外への利点が思いつかないわ

Permalink |記事への反応(0) | 12:27

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2025-03-29

地元のために公金を使うこと


東京の西半分に住んでいる。田舎の方である

数年前に土木建設業引退した。ほぼ一人親方だった。一応は、人を雇っていた時期もある。

弟子が二人だけいた。今は独立して両方とも23区内で働いている。

この業界は、雇用というよりは元請け下請け関係がメインである工事業務になると、必ずといっていいほど施工系図が出来上がる。

タイトルのことだが、数年前にあった暇空さん関係ニュースで言うと「公金チューチュー」に関係する。正当な目的での。

私は、地元のために働いた経験が長い。本業土木(主に河川林業)で稼ぎつつ、休日には地域社会のために働いてきた。災害発生後の維持修繕工事を茶菓子程度で請け負ったこともある。

だが、その中で「これはちょっと?」と考えざるを得ないこともあった。相応の年月が経ったし、私も増田を利用して長い。そろそろ一筆、したためてみたいと思った次第である

主に2つある。1つは公共工事のことで、もうひとつ自治体運営するイベントでのことだ。

推敲は何度もしたけれども、増田日記は書き慣れてない。ご容赦を。





(以下本題)

それこそ未成年の頃から林業に携わってきた。両親が小さい土木会社をやってたから、小学生から間伐や林地測量の手伝いをしていた。中学に入っても、工業高校に入っても、それはずっと続いた。

そんな日々を過ごして、下積みを経て独り立ちできてから自分は、まあその……地元では『それなり』くらいの地位事業者になれた。具体的には、サブゼネコン(竹中工務店などから仕事をもらう地元土建会社)から下請け現場を任せてもらえるくらいである。

そして、親父が亡くなった頃だった。ちょうど東京都が山や森林を守ったりして、住民の憩いの場として生涯学習の場にする動きが始まったのだ。その流れで、うちの会社にも森林整備系の業務地元自治体から流れてくるようになった。

いわゆる随意契約で、うちの会社地元密着型かつ使いやすい(≒言うことを聞いてくれる)ということで、仕事をもらえるようになった。「言うことを聞いてくれる」と書いたが、こちとら地元のために地方自治体(役場)を利用しているだけである

さて、土木建設林業系の仕事は、自治体発注だと地元企業優先が基本であるあなたが住んでいる市区町村田舎であれば、絶対に近い確率でそうである

ある秋の終わり頃だった。倒木の解体処分業務地元自治体から請けたのだ。里山の奥の方にある「昔は限界集落じゃなかったんだろうな」という集落林道があって、その付近には森林浴にバッチリ雰囲気自然公園があった。

その自然公園に、はるか山の上から松の大木が転がり落ちてきて、その途中にあった小径木も巻き込んで、公園内にドカンと横倒しに鎮座していた。それらの樹木バラバラに玉切りしてから処分するというのが自治体から依頼された仕事だった。

自治体から依頼された仕事」とは言ったが、実際のところは、素人自治体職員にいきなり現地に呼ばれて、「この樹木対処してもらえませんか?工法はお任せで」と言われたから、それなりのやり方を提案して見積書を提出したのである

それから二週間ほど経って、仕事を終えた自分は、完了報告書類を自治体発注窓口に持っていったのだ。写真帳も添えて。それで、完了検査を受けるつもりだった。見たところ一般事務職場から発注だったので、現地確認はナシで写真帳だけで検査になると思っていた。

その際自分は、窓口の自治体職員にこう告げたのだ。

「今回、当初契約よりも〇十万円少ない額で請求します。切った樹木は、そちらの追加注文で、ごみとして処分できない(※1)と契約締結後に聞いたので、玉切りして現場の隅に重ねてあります。あとは重機リース料ですけど、うちの近所にある会社が一日リースで借り受けたユニックを、うちで最後だけ使わせてもらったので請求しません(※2)」

※1 都のルール?で切った樹木ごみ処理できないらしかった。よく覚えてない

※2田舎にある会社同士だとありがち

そしたら、あの日の窓口でのやり取りを思い返す限り、その職員発注者)はこう言ったのだ。

「実は、今回は特殊パターン仕事で。東京都の全額補助金なんです。最後一円たりとも残してはいけない、返してはいけないという都から指導なので。当初の○○○万円で請求をお願いします」

「変更契約しなくてよい?」

「いいです。特殊案件ですので」

だってさ。

「本当にいいのか、後でどうなっても知らんぞ」と感じたのだが、当時は子どもがいて、正直お金がほしかった。その○十万円は、全額自分利益になった。都民税金なんだが、ありがたくうちの子大学学費用に使わせてもらったよ。

これが公金チューチュー?の1件目である自分から吸いに行ったわけじゃないけどな。いわゆる棚ぼたである。なお、これは誰にも迷惑がかからないと思ったから話してる。十年以上も前のことなので。証拠だってとっくに雲散霧消している。



一般市町レベルだとこんなもんだが、契約相手東京都になるとこうはいかない。

都の場合は、話の相手がほぼ必ず林業技師になってしまう。それか、専門分野の知見のある事務職員。彼らは知識をもったうえで、伐採業務価格決定を標準歩掛(ぶがけ)でやってくる。

標準歩掛というのは……IT業界でいったら人月計算みたいなものだ。はてなブログで、偉そうな感じのメルカリとかスマートHRとかマイクロソフトとかのIT技術者が、フィボナッチとか何とかで、科学アプローチで工期の見積りとかしてるだろ?

標準歩掛は、それに近い。要するところ、Aという植生の地形で、Bという仕事を、C人でD時間かけて行って、一日あたり単価はE円(※単価は非公表)、みたいな国が定めた標準マニュアルがあるのだが……たとえ随意契約でも、それをベース価格納期交渉をしてくる。

こっちが「それは違うのでは。あなた達は実際に現地を見ましたか?」と言っても、「これが公共工事ルールですからだってよ。頑として譲らない。「今回そんなに作業員は出せない。赤字になるかも。上司を出して」と伝えても「協議済みのことです!」とか言うのだ。本当にそうなの?

こっちは大学も出てないし、学生時代に専門的な林業土木勉強をしていない。専門資格は持ってるけど、相当昔に取得したものだし。試験も難しくなかった。高卒でも勉強すれば余裕だった。

小さい会社場合は、公共工事でも標準歩掛による積算ではなくて、実際に地形を読んでの見積作業をその都度行うのがキホンである。それで十分通用する。どうしても専門知識や機材や測量図面必要になったら、地元にも一応、東大の院まで出てる人がやってる個人会社があるので付き合いで依頼する。



それでも意地や矜持がある。相手が都だからって、引けないこともある。

一度だけだが、林業系の指名競争入札で、入札前にうちの地元じゃない会社が現地確認(下見)に来ていたことがあった。東京23区の街中にある測量設計専門会社だった。

この案件も、先に挙げた森林活動を盛り上げる感じで都がやっている事業の一環である。知らない会社が現地確認に来て山林に入っていたということは……地元じゃない会社がその測量会社に依頼して、自分たちが入札に入るための準備をしているということである

その時分に、うちの地元会社が協力しあって、ようやく見つけたよ。その工事の入札に札を入れそうな工事会社を。

やはり街中にある会社だった。皇居からそこまで離れてないところにある業界中堅どころである。うちの百倍以上は規模がある。

それで結局、迷いはしたのだが……声をかけたんだ。地元会社7社くらいで。要するところ、「あの仕事はうちの地元から、毎年この類の森づくりの仕事はうちの地域会社が取っていて……」と、懇切丁寧に、その会社にまで出向いて説明をした。

決死覚悟だったよ。こんな勝負に出たことはない。まさに血の誓いだった。昔のゲームに、七栄養っていう7人のキャラクターが出てくるのだが。まさにあのレベルの、問答無用の一体感だった。

そしたら、その会社は「今回は引く」と言ってくれたよ。その後、入札システムからのお知らせで、都からその入札案件公示された通知があった。「これが……あの現地確認のやつか!」と思った。ビビときたよ。業務場所はまさにあの、測量会社が下見に来ていた山林である

うちの会社も、予定価格に近いところを見繕って札を入れた。数週間が経って、結果が来たのだが……いい方に予想が当たってくれた。例のあの工事会社は、予定価格とはやや遠いところで札を入れていた。「お前らに言われたくらいで入札辞退はしないけど、今後を考えて一応は配慮した」というメッセージだと感じた。



仕事の方は、地元企業で入札案件を取った会社が、入札に参加したほかの地元会社下請けを出して、例年同様に地元に貢献するかたちで仕事を終えることができた。

談合なのか?と言われれば、形式上はそうなのかもしれない。でも、街中にある会社がこの案件を取っていたら、地元住民意見を聞かずに、都が発注した業務仕様書どおりに粛々と進めたに違いないのだ。地元企業が取ったからこそ、地域に寄り沿った施工ができた。

談合は如何なる場合でもダメだって、それは国や都が言っているだけだ。

談合は、フツーはダメだと思う。そう思ってる。うちらが払った税金民間企業に不当に持っていかれるのは我慢ならない。けど、それが必要な場面というのは、昔も今も今後も、ずっと存在し続ける。それだけのことだ。

今はどうなっているのだろうか。

うちの会社の方は跡継ぎがいなくて、自分自身も持病がひどくなったので引退した。今だと、趣味レベル地元住民から仕事を請けることならある。

情報はそこまで入ってこないけど、都もそのあたりは【わかってる】んだと思う。そうじゃなかったら、道路維持管理業務とか、いつも特定企業群(メンツ)が順々に請けているなんてありえない。談合にならないように、都が入札の指名うまいこと調整しているのだ。

「また入札情報をアップしたよ。メンツは大体わかっているよね? いつものように、ルールに従って契約相手を決めますよ。業者間でいろいろあるかもしれないけど、都は責任をもちません。自己責任でやってください」

都のスタンス、いや、どの自治体もそういうスタンスで入札のお知らせを送っている。

いっそ、入札とかするんじゃなくて、信用できる会社があるんだったら、民間企業みたいに堂々と特定会社だけ指名すりゃあいいのに。そしたら、談合なんて不正は起きようがない。と、半分老人の立場で思ったことを述べてみた。これで1つは終わりだ。





2つめは、ウォーキング大会でのことだ。

うちの地元では、もう何十年も昔から続いているイベントがある。ありていに言うとウォーキングであり、実態は何でもアリの徒競走である中高生スポーツクラブの子トレイルランをするし、ご老人だと健康志向の長距離散歩となる。

うちの地元には、初心者でも歩きやす登山道がある。そのウォーキング大会では、目印になる公共施設からスタートして、山々を登って降りて、平らな道を突き進んで……を繰り返して、最遠で十数キロ以上も離れた先のゴールをめざす。

イベント中は、子ども若者、老人、家族連れなど多くの人で賑わっている。辺鄙地域とはいえ東京に住んでいてよかったと思うのはこれである

遠く離れた田舎の方だと、素敵な山麓はあるのだろうが、こういう催しを開いても参加者が来ないのだろう。ここは腐っても東京である。人がたくさん来てくれる。

自分が住んでいる地域町内会の一部組が、その自治体が開催するウォーキング大会スタッフ役割を務めていた。

大会運営事務局は自治体担当部署なのだが、うちの町内会の組が、ウォーキング大会の休憩地点で料理を振舞うのである地元料理ベースに、毎年メニューが違っていて、うどんの年もあればそばの年もあるし、芋煮の年だってあった。

とにかく、腹を空かせたウォーキング大会参加者に昼ご飯を振舞うのだ。そのために自治体から現金をもらって、その年に相応しい料理を作る。お金はもらっているものの、割に合わないのでボランティア活動だと思っていた。



しかし、ある年のこと。考えさせられることがあった。

ウォーキング大会が終わると、自治体からもらったお金で何を買ったのか報告する必要がある。自分はこういう作業はニガテなんで、町内会でそういうのに詳しい人に会計報告をやってもらう。自分がその組の一応代表なので、自治体とのやり取りは全部自分がやっている。

会計報告を終えた後、自治体担当部署から電話がかかってきた。どちらかと言うと苦情だった。電話と合わせて、ご丁寧にメールまで送ってきた。

メールの内容】

・収支計算書の明細欄に「アサヒビール1ケース」とある

領収書にも酒類おつまみ?の記載がある

芋煮の準備や提供中、あなた達がお酒を飲んでいたのを職員が見ている

・何十年も続いているようだが、今後は自粛願いたい

公文書公開請求があると、あなた達の個人情報特定される危険がある。ご了承を

・毎年、渡したお金の余りを通帳に入れているのか?

・あれは参加者が払ったお金の一部である。できれば返していただきたい

うん、まあ……違和感はあったよ。

それこそ、子どもの頃からウォーキング大会スタッフをやってるけど、親父やお袋やその地元仲間は、料理準備中も、提供中も、片付けた後も、お酒を飲みながらご機嫌な感じでやっていた。自分らもそうなっただけだ。

あのビールおつまみを、自治体からもらったお金で買ってるのは知ってたよ。若いからずっとだから感覚がマヒしてたのかもしれない。

それじゃなくて、今いきなりその場面(参加者に振舞う食材購入費で酒を買っている)がやってきたなら、おかしいって思うことができたのかもしれないな。

結局自分が、その自治体担当者の人とやり取りをしていった。

うちから具体的にどんな内容を返したかは言わないけど、あの時の自分はすごく怒っていたよ。自分町内会バカにされてる気分だった。人件費無償で、公共行事のお手伝いをしたのに。せっかく、一生懸命ウォーキング大会参加者地元料理を振舞ったというのに。

たかだか、自治体職員から渡されたお金ビールを買ったくらいで、それは町内会スタッフ鼓舞する目的だったのに、「余計なことしやがって」と思っていた。実際、あの時は自治体担当部署に乗り込んでいったよ。町内会長も一緒に連れて。当時の自分40代で若かった。まだ青臭いところがあった。

自治体との話し合いの場では、相手方の幹部職員も交えて懇々と話を進めていった。逐一結果は書かないが、その後も参加費でお酒を買うのは黙認してもらえることになった。ただし、町内会の通帳に入れていたお金の一部を返還することになった。





長々と書いた。今読み返してみたけど、日本語ヘッタクソだなあと、いい年になった今でも思う。

公金をどう扱うかって、難しい問題だと思う。増田利用者でも、地元町内会自治会)で役員をしてる人はいるだろう。自分が住んでる市区町村からお金をもらうこともあるのでは? どんな使い方がいいのか、迷うこともあるんじゃないかと思う。

そういう人向けに書いたとかではないけど、この体験談がどなたか思考きっかけになったのなら幸いである。

Permalink |記事への反応(11) | 18:09

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2025-03-28

悲報】35歳こどおじ、酒類購入の年齢確認実施される

まりに幼稚なチー牛フェイスのため春休み学生と思われた模様

Permalink |記事への反応(0) | 14:57

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2025-03-19

anond:20250319130827

あんなのどこが美味しいのか理解に苦しむ

ビールに限らず酒類は一つもおいしさを感じない

酔って気分がよくなるから美味しいって錯覚してるだけでしょ

Permalink |記事への反応(0) | 13:09

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2025-03-18

anond:20250318102948

飲み屋バイトしてたときに、どんなに忙しくてもハイボールポスター小雪を見ると頑張れたのに、ある日出勤したら小雪ポスターがなくなっていて別の女になっていたことがあった

小雪妊娠たか酒類ポスターにふさわしくないということらしかった

おれから小雪を奪いやがって

おれから小雪を奪いやがって!!!

でもあの日おれが早番だったらポスターの張替えはおれの任務だったのかもしれない

憎しみの炎はおれ自身をも灼いた

Permalink |記事への反応(1) | 10:40

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2025-03-17

anond:20250317143218

宅配パルシステム等の民間業者活用すれば、生活保護現物支給は実現可能であり、アルコールタバコへの流用も防げます

1.宅配パルシステム活用すれば管理コストを抑えつつ現物支給可能

> 「過去現物支給廃止されたのは管理コストや不満が大きかったから」との指摘がありますが、現代技術民間サービス活用すれば、この課題解決できます

既存宅配生協サービスパルシステムコープネットスーパー等)を活用

既存流通網を利用することで、行政独自供給システムを構築するよりも圧倒的に低コスト運用可能

受給者食品を選べる仕組みを取り入れれば、従来の「押し付け支給」とは異なり、満足度も向上。

定期配送にすれば、個別配送よりコスト削減も期待できる。

デジタル管理活用すれば透明性のある運用可能

現在宅配システムでは購入履歴が明確に残るため、行政不正利用の監視をしやすい。

例えば「生活保護用のアカウント作成し、対象商品限定」することで、不適切な利用(アルコールタバコ購入)を防げる。


---

2.アルコールタバコなどへの支出を防ぎ、受給者健康生活の質を向上

> 「現金支給のままではアルコールタバコに使われる可能性があるが、現物支給なら防げる」との議論があります

宅配パルシステム活用により、対象品目を「食品日用品」に限定できる

生活保護費がアルコールタバコに使われることは、社会的にも問題視されている。

パルシステムなどの生協サービスは、酒類の取り扱いを制限できるため、支給された食品が適切に消費される環境を作れる。

結果として、健康面の改善生活の安定に寄与できる。

低所得者栄養バランス改善が期待できる

現金給付では、安価ジャンクフードに偏る傾向があるが、宅配サービスならバランスの良い食品提供可能

例えば「野菜たんぱく質主食」のセットを支給することで、受給者健康管理サポートできる。


---

3.選択の自由を確保しつつ、不正利用を防ぐ形で運用可能

> 「完全な現物支給受給者自由を奪う」という懸念に対しても、柔軟な仕組みで対応可能

希望者のみ宅配生協サービスを利用できる方式にする

受給者が「現金 or宅配」のどちらかを選べるようにすることで、無理に一律の支給形態押し付け必要がない。

一部の受給者が「食費を確実に確保したい」というニーズに応えられる。

電子マネーとの併用で利便性を高める

例えば「生活保護専用電子マネー」と「宅配支給」のハイブリッド方式にすれば、受給者自由度を確保しつつ、不正利用を防げる。


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結論民間サービス活用すれば、現物支給メリットを活かしつつ柔軟な運用可能

>宅配パルシステムなどの民間業者を利用することで、

行政コストを抑えつつ運用可能

アルコールタバコへの流用を防止できる

受給者健康生活の質を向上できる

希望者のみが利用できる形にすれば、選択の自由担保できる

過去現物支給は失敗したかダメ」という意見だけでなく、現代システム活用すればより良い形で運用できるという視点を持つべきではないか

Permalink |記事への反応(1) | 14:37

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2025-03-01

anond:20250301002045

純喫茶(じゅんきっさ)とは、酒類を扱わない、純粋喫茶店のこと。酒類を扱い、女給(ホステス)による接客を伴う特殊喫茶カフェー)に対しての呼称

コンパニオン特殊コンパニオン

Permalink |記事への反応(1) | 13:36

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2024-04-20

サントリー不買しない人ってどういう属性


軽く遡るだけでもこれだけの悪行を働いているクソ企業なんだけど、こんかい西村博之を起用したことで、さらに以下の属性が追加されたよね。



サントリー我が国にふさわしくない売国企業であり、さらには児童ポルノ陰謀論に対しても肯定的姿勢を取る世界的にもクズゴミで滅ぼすべき企業だという自己紹介。ここの商品を購入するということは以上に挙げた姿勢肯定的に捉える売国奴

ついでに言えばサントリー芸術文化事業に乗り出しているのは衆知の通り。国民からアルコールを利用して大金を巻き上げ、サントリーホールを建てたりサマーフェスティバルと称して演奏会などを企画している。

このような演奏会ホールを利用している芸術関係者は深く恥ずべきだし、当然この企業依存しない体制模索すべきである

それをせずに演奏会に足を運んだりホール演奏している楽団演奏家、作曲家、すべて売国奴である

少なくとも、この界隈が健全であれば来週以降のスケジュールはすべて空白となるはずだ。そうならないなら、特にクラシック音楽でメシを食ってる関係者は自浄作用のないゴミクズ売国奴だと自己紹介をし続けることになるだろう。

国民はもちろんこのような存在絶対に赦してはならない。

Permalink |記事への反応(8) | 15:45

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2024-03-06

anond:20240305175742

30代男性です。

主にもらったことある系で。

私は嬉しい

人によっては嬉しいかもだけど私は微妙

  • 酒類自分家族も誰も飲まないのでもらうと困るし、大抵飲まない(飲めない)という話をしてるので、もらうと「あー、この人って話聞いてないんだなー」と思います
  • ネクタイハンカチ趣味がはっきりしてるのでもらっても大体使えなくて微妙です
  • 財布:これも機能面でこだわりがあるので下手にもらってもまず使えないのと、あと複数もらったときどうすんのこれってなります
  • ボールペン万年筆:同じくこだわりがあるので下手にもらっても(ry
  • 腕時計:こだわり(ry
  • 男性化粧品:基本のケアぐらいはやってるけど、それ以上はやるつもりないし困る。化粧ぐらいしろチー牛って意味かもしれんけどうるせえ

もらったことないけどくれたら嬉しい

Permalink |記事への反応(1) | 18:47

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2024-02-05

anond:20240205201210

それ言ったら、大して寒くもない日本では酒類なんてそもそも必要ないのでは?ww

Permalink |記事への反応(1) | 20:15

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2024-01-23

anond:20240123204544

ワイはお試し引換券でビール酒類を買うために、発券日午後5時のサーバ混雑時間ポイントカードスライドさせる作業を2・30分くらいしているやでという話

Permalink |記事への反応(0) | 20:51

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2023-12-30

アルコール0%なのに年齢確認された

年齢確認お願いしますねー、って言われてこっちもいいおっさんからかに従った

ボタンタッチするくらいなんでもない

その時は特に何も思わず従った

でもな、レモン風味の炭酸水の何が子供危険なんだ?

から考えたら、酒類コーナーのエンドの位置にあったような気がするが

チューハイベースになるような濃いものじゃない

割れば飛ぶよな風味の炭酸

ウィルキンソン炭酸レモンでも年齢確認するんか?

なんか納得いかないので年を越す前に今年のもやっとは

増田放出しておく

Permalink |記事への反応(2) | 16:14

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2023-12-07

札幌ドームは通年でオクトーバーフェストをしなさい

パチンコ併設で朝10からオープンさせ酒類提供を行う

大学生サラリーマンサボり需要をみたす

毎日会食が出来る

ヨーロッパ音楽も流す

サッポロビールで帰りは地下鉄

最高だね

Permalink |記事への反応(0) | 07:18

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2023-10-27

anond:20231027165247

コンビニ酒類販売禁止にして屋台で売る

Permalink |記事への反応(0) | 17:17

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2023-10-25

任天堂ガイドラインの何がすごいのかを解説してみる

最後追記あり

ゲーム大会計画主催される方へ。「ゲーム大会における任天堂著作物の利用に関するガイドライン」を公開。

https://topics.nintendo.co.jp/article/13d6eda4-7e9a-4c01-abb7-2783eea71f36

こちらの記事の話。

実は家庭用ゲーム歴史を塗り替えるようなものすごい出来事だということがあまり理解されていないのでまとめてみる。

ゲーム大会を開催するのは一見して主催者の自由とも思われるのだが、実は様々な法律でがんじがらめに縛られている。

そしてこの法律は、ゲームメーカー権利を守るものでもありながら、ファン主導でコミュニティ活動を行おうとする時に常に大きな障害となり得る問題でもあった。

その打開策を、まさか最も権利関係に厳しいとも考えられる任天堂自らが風穴を開けるような宣言を行うとは思ってもいなかったことが、今回の一番の驚きとも言える。

しかも発表された解決策が、ものすごい高い汎用性で、すぐにでも他のメーカーもほぼ改変無しで便乗できる完成度だというのだから二重で驚きだ。

この問題を語る上で、3つの法律について理解必要になる。

それぞれ、刑法賭博罪著作権法風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(いわゆる風営法風適法)。

ゲーム制作する側が大会主催する場合には景品表示法が関わってくるけど、今回は無関係。)

風営法がどうして?と思うかもしれないが、それは後に説明したい。

あと、先に断っておくと、某カジノ研究家本人ではありません。

ファンボーイの一人ではありますが、彼とはイデオロギーの原点が異なるので帰結する結論においても同じとはならないでしょうし、それぞれの法律や取り巻く問題に対する解像度についても彼には遠く及びません。

彼の解説を待ちたいと思いつつ、先に筆を起こしてみました。

まずは第一問題である刑法賭博罪

ゲーム勝敗について、たった1円であってベッティング行為を行えば賭博罪にあたる。

仮に任天堂ゲームを使って、客同士が賭博を行ったとしても任天堂が罰を受けるということはまずない。

禁止することもできなければ、責任を負う必要もないことでもある。

しかし、それによって逮捕者が出たとすれば、任天堂イメージは大きく毀損されることとなり、ひいてはゲームのもの健全性を揺るがす事態になりかねない。

ゲーム競技として注目される中、能力を競い合う機会が増えるのは当然のことで、それに対して、勝負を盛り上げるためとして競う側、見る側において賭け事が発生する可能性は容易に想像できる範囲にある。

任天堂は、自らの著作物を扱う限り、そうした行為絶対に許さないということを未然に釘を差した形といえる。

賭博罪は、グレーゾーンについて一切語らないとした場合、例え1円であっても勝敗について金銭・それにあたる有価証券でベッティングを行い、結果に応じてそれらのやり取りを行った時点で成立する。

例外として、”一時の娯楽に供するもの”を賭けた場合には、直ちに賭博には当たらないとされている。(ゴチバトルはこれに該当)

厳格運用することで勝利者に賞金が分配される仕組みが作れない訳では無いが、賭博罪スキームに対して判断されるのではなく、参加者目的によって判断される場合があるので、大丈夫から実質的賭博が行われてしまえば、先日のポーカーのように逮捕者が出てしまうこともある。

任天堂においては、そうしたベッティング行為ゲーム競技シーンを盛り上げるためには不要という判断のもとに、一切の例外を認めない形をとったものと思われる。これについては増田も大いに同意する内容だ。

著作権法について

ゲームはどこまでいこうとも企業著作物である制限を超えない

面倒くさいのでesportsという言葉を使ってしまうが、いわゆる一般的スポーツとesportsの一番の違いは、ゲーム企業著作物であるという点にある。

まりゲームを使った営利活動は全て著作権者の許諾が必要であり、現状、コミュニティ活動を行うためには厳格に運用しようとすればするほど、主催者側がほとんどの費用負担するでしか実施できなかったというのが現実だった。

過去にはゲーム機を無料プレイできるゲームバーカフェなどの業態話題になったりしたが、例えゲーム無料であっても著作物集客目的に利用しているという観点から全て著作権法に引っかかり、結果壊滅状態となった。

そしてその壊滅の引き金を引いたのは、他でもない任天堂だとされている。

その任天堂から今回のような発表があったのだから、これがどれほど驚きのニュースかは理解していただけるものと思う。

賭博罪抵触しないように配慮しつつ、なおかつ2,000円以下(観客は1,500円)という金額制限を設けることで、大半の場合ガイドライン違反せずにコミュニティ運営が実現できるようになる。

さらに言えば、スポンサー禁止をすることなどによって、コミュニティ運営以外の第三者営利活動に利用にされないようにも配慮されている点は、全く持って抜かりがない。

今までコミュニティ運用しようにも、著作物の商用利用の壁にぶつかり泣く泣く諦めていた主催者や、自らの負担において実施していた主催者(自分もその一人)は、ほっと胸をなでおろすだけでなく、今後の展開について胸を躍らせていることだろう。

かといってそれ以上の規模や個人以外による開催を禁止するかと言えばそうではなく、任天堂は今回、同時にそうした大会申請窓口も用意した。

これについても驚きで、他のゲーム企業において、esportsを盛り上げたいとは口々にしながらも、そうした窓口を設けている企業はほぼない。

そうした裏には、esportsが盛り上がることで自社のゲームが盛り上がり、それらの収益はその企業、もしくは仲の良い身内だけで独占したいという思いが透けているようにも思える。

Jesuという迷走を繰り返す中立的団体があるにはあるのだが、本来、そうした窓口を作るのは彼らの役目だったのではないか増田は考えている。

ファン企業との間に立ち、どちらの権利や利害をも侵害しないようにガイドラインを正しく定めることができるのは、彼ら以外にいないと今でも期待している。

そうした動きに業を煮やしたかどうかはわからないが、ほぼ模範解答と言える形のもの任天堂が出してきたことの意味は大きい。

なぜなら、他のメーカーが中身を少しローカライズするだけでそのまま使えるほどに汎用性の高い内容だからだ。

ある意味では任天堂がやったのだから追随せざるを得ない内容とも取れるので、他企業の今後の動向には大注目である

ただし、あくまハードウェアメーカーも兼ねている任天堂からこその内容だとも取れるため、他社が同様の発表を行うためには、別途ハードウェアの利用許諾についても解決する必要があるものと思われる。

これについては多くを語れるほどの知見を増田は持ち合わせていないため今後の他メーカーの発表を待つ形になるが、大いに期待している内容でもある。

風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(いわゆる風営法風適法)について

電子ゲーム機を用いて営利目的集客を行うには風営法許可必要だよ

これについては、あくまコミュニティ運営を行うために弊害になっている部分であって、今回の任天堂の発表とは直接的には関係のない話でもあるが、避けて通れない問題であるということも知ってほしいために敢えて書いている。

勘違いしている人が多いので先に言っておくのだが、アーケードゲーム機を用いた営業風営法許可必要なのではなく、家庭用だろうとなんだろうとゲーム機を用いた営業を行うには風営法許可必要というのが、この法律趣旨だ。

過去問題になったものを例に上げるのであればダーツマシンなんかがそう。(詳しくは知らないが、現在改正があって条件を満たせば風営法許可必要ないはず。)

どうしてそうなるかというと、風営法というのは、いわゆる性風俗規制する法律と、賭博にならないように規制する法律に分けられるため。

前者は言わずもがなであはあるが、意外なものとしてはダンスがここに含まれる。

その理由は、みだりに不特定多数の男女の身体が触れ合うから。まじかよ。

後者については、ゲームセンター以外にもパチンコスマートボール麻雀が含まれる。

これらについては、容易に勝敗が決定するものであり、その結果をもとに賭博行為が容易に行えてしまうために、そうならないようにするために規制がされていると考えてもらえば理解できると思う。

なので、アーケードゲーム機に限らず、ゲーム機そのものを用いた営業自体風営法規制対象となる。

(ここでパチンコの話は論旨とずれるためにやめていただきたい。一つ言えることは、風営法のもとに規制が守られている限りは合法。)

アーケードゲーム機にはそれ以外にも著作権に対する解決もされていて、許諾に商用利用が含まれているという点も挙げられる。

家庭用ゲーム機はあくま個人での利用に限り許諾されているので、ゲームバーカフェでの利用が許されなかったのはこの部分。

気づきかもしれないが、今回の任天堂の発表については、施設運営に対する解決がされていない。

おそらくの理由は、これらについては施設運営側の責任下にある問題であり、コミュニティ主催者側が気にする必要のない問題であるからだと思われる。

基本的には、例えカフェ業態のつもりであっても、ゲーム機を常設するような業態を取ろうとすれば風営法許可を取らなければ違反検挙される可能性が高い。

どのラインまで許されるかなどの話は、増田法令に対する理解度で行うには危うく、また、今回の趣旨とも異なるためこれ以上は行わない。

施設運営コミュニティ運営を同時に行うような場合には影響がある問題であるが、それはそもそも任天堂がうかがい知る問題ではないという理由から一切触れずにいるものと予想される。

しかしながら。

大事ことなのでもう一回。

しかしながら、金額制限があるとは言え、大会運営費に充てる目的のみに利用する条件を守れば、参加費の徴収が行えることの意味は大きい。

なぜなら、風営法抵触しない業態を維持することができれば、例えばゲーム大会に特化した設備を有した施設運営が、一部について許された形になったとも言えるからだ。

esportsの発展には、ファン主催によるコミュニティの発展が欠かせないのと同時に、主催者に一方的負担がかからないような活動拠点の存在も不可欠である

コロナ禍においてその役割オンラインに取って代わった部分も大いにあるが、やはりファン同士が直接交流できる場所存在価値は高い。

それがわかっていていても、いつ、メーカーからストップがかかるかわからない状態であれば、出資しようにもできなかったのがesportsを取り巻く現状でもあった。

いや、実際にesportsカフェとかあるよね?と思う人もいるかも知れないが、増田の目から見るとあれら全てがグレーゾーンの上に成り立っていて、正しく運営できているところはほぼ皆無だと思っている。

言い換えれば、今現在運営できているところの大半(全てとは言わない)はコンプライアンス無視した状態であり、そんな状態では大手資本流入が期待できないどころか、健全業界発展が行われるわけないよねというのが増田視点であり、esports業界が抱える最大のジレンマだと考えていた。

そこに任天堂が、まさか任天堂が風穴を開けたのだ。

これが大ニュースじゃなければ何が大ニュースなのか。

風営法に付随する問題は実はこれだけではなく、接待や深夜営業特定遊興飲食店営業など関わってくるものが多い。

それについても、「主催者は、コミュニティ大会での賭博酒類・薬物の使用を看過してはなりません。」という一言でやんわりと釘を差しているところ増田は見逃さなかった。

この一文で、酒類提供を行う業態、もしくは大会開催中の酒類提供のもの禁止している。

まりゲームカフェならいいけどゲームバーはだめという意味であり、そうなれば、風営法に関わる問題ほとんどは回避できる。

恐るべし任天堂法務部。

厳しく定めるべきところは定めて、直接的問題に発展しない部分はやんわりと網をかけてあるガイドライン教科書のようなガイドラインで、何度読んでも、おそらく今後もさらに隠された気づきがあるであろう内容になっている。

一気に書き上げてしまったので抜けや間違いがあったらもうしわけない。

ファンボーイ目線からカジノ研究家から解説を待ちつつも、あくま視点の一つとして、esports振興にそれなりの熱意とコストを投じてきた増田から視点として受け止めてもらえるとありがたい。

なお、今回のガイドラインあくまコミュニティ主催大会についてのガイドラインで、通常のコミュニティ活動に対して言及されているものではない。

せっかく打ち出されたガイドラインエクストリーム解釈して権利者に迷惑を掛けてしまえば本末転倒であり、ファン側においても徹底遵守が求められるという点は忘れてはならない。

そういった意味で、増田任天堂のことを完全に誤解していた。

ファン大事にするといいながら、結局は誰よりも自社の権利第一に考えている企業だと思っていた。

この発表を受けて、任天堂ファンを一番に大事にする企業だということが証明された。

今まで誤解していたことを全て謝りたい気持ちと、今回の発表に対する感謝気持ちでいっぱいだ。

繰り返しになるが、このガイドライン任天堂から発表された意味は家庭用ゲーム機の商用利用という点においてものすごく大きい。

企業追随に対する期待と、さらなるファンコミュニティ活動自由度につながる議論の加速に期待したい。


追記

色々と指摘されて気づいたことがあるので追記

増田立ち位置をもう少し明確にするとesportsなんてどうでも良くて、ファンコミュニティが楽しくわいわいゲームができる未来を望んでいる。

プロシーンなんてどうでもよいのだけど、彼らが引っ張る形でコミュニティ活動が活発化してくれるならいいなという立場

なので、任天堂がesportsを切り離してくれたことはとてもうれしい。

「それに乗じてプロ活動とかしようとするなよ。」という点に釘を差している点についてはめちゃくちゃ好意的に捉えていて、「esports活動から」って好き勝手やってる連中に対してのほうがめちゃくちゃに腹が立っている。

それに冷水ぶっかけてくれたことは素直に嬉しかった。

任天堂崇拝者と取られてしまったなら誤解だけど、今回の件は崇拝者になってもいいと思えるくらいの内容だったので、崇拝者構文になってしまったのは否定しない。

ゲームカフェ運営についてはある種エクストリーム解釈なので、冷静になってみて書かないほうがよかったかなと思っている。

ただ、本当に理解してほしいのだけど、版権元に迷惑をかけないように法令を遵守しようとすればする著作物の商用利用という壁にぶつかり、結果としてその負担主催個人にのしかかっていたのが現実だった。

それはコミュニティ活動にとって先細りの未来しかないということ。

それが、ガイドラインが定められたことによって、道が開けたことが一番うれしかった。

<一部自分起業についてはやっぱり誤解を招きそうなので削除。>

他のゲームでこんなガイドラインたことないというのは、自分の知見の狭さを露呈しただけの話でした。

ちなみに自分ファンコミュニティで扱っているゲーム任天堂のものではないので、現時点で自分にできることは他のメーカー追随するか、第三者的な団体が取りまとめてくれるのを待つだけ。

俺もesportsにいっちょ噛みさせろというつもりは一切ない。

Permalink |記事への反応(13) | 11:02

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2023-10-01

深夜の酒類タバコ販売禁止して欲しい

治安乱れるだけ

そこまで商業主義に堕するから

色んな所で不祥事が起こる

コンビニさん

Permalink |記事への反応(0) | 07:23

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