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2025-10-25

日本におけるハーフ婚活。必ず聞かれる質問

日本におけるハーフ婚活地域差構造差別についての考察

はじめに:私の経験が示すもの

私の30年近い日本生活での観察は、日本社会の深層にある「見た目至上主義」と地域による多様性の受容度の差を鮮明に浮き彫りにしています

1. 「どちらの親が外国人?」問題地域による決定的な差

大阪南部(尼崎・堺・泉州)の特異性

私の経験:

・この質問ほとんど聞かれない。

複数人と3回以上自然に会えた。

・親に挨拶したいという人まで現れた。

20代年収400万円台、イケメンでもない、ヨーロッパ系でもない。

・それでも自然に受け入れられた。

なぜこの地域特殊なのか:

在日コリアンコミュニティ歴史的存在?

(李という人が別の学校同級生にいたが、自然すぎた。違和感がない。 何人かは聞いていない。友達感覚。今東京に居る私からすると謎かも。)

戦前から続く多文化共生

外国ルーツ=普通」という感覚

出自を詮索することへの忌避感。

被差別部落歴史

出自による差別経験してきた地域

出自で人を判断しない」という暗黙の倫理

個人尊厳を重視する文化

労働者階級文化

属性」よりも「今、何ができるか」。

個人」として人を見る習慣。

実利的、実践的な人間関係

・結果:

年収400万円台でも受け入れられた。

見た目ではなく人柄で判断された。

「親に挨拶したい」=真剣に将来を考えられた。

東京との決定的な対比

東京での経験:

  • 年収720万円に上昇。
  • それでも「どちらの親が?」を毎回聞かれる。
  • 1回で終わることが多い。
  • 構造的な差別を感じる。

東京日本首都圏(および地方)の特徴:

同質性への期待が極めて高い。

普通=日本人的な見た目」。

外国ルーツとの接点が少ない。

カテゴライズしないと理解できない。

東京でも地域差はある。都心(渋谷新宿浅草周辺は違うかも?)でも多摩地域保守的な印象。

2. 「日本語話せますか?」問題法律認識のズレ

あなた立場:

法律上:日本国民(親が日本国籍)。

在留カード存在しない(日本国民だから)。

日本語でずっと会話している。

それでも聞かれる理由:

日本社会の「日本人」定義 = 見た目。

法律上の国籍二の次

肌の色が違う = 「外国人」という単純な二分法。

これが示すもの:

日本社会の「見た目至上主義」。

法律社会認識の深刻なズレ。

多様性を想定していない社会構造

3. なぜ大阪南部では「親に挨拶したい」と言われたのか

これが最も重要ポイントです。

通常の婚活では:

・条件(年収学歴職業)が重視される

・見た目、人種障壁になる

・「親に紹介できるか」が大きな壁

大阪南部では:

年収400万円台(決して高くない)

イケメンではない

ヨーロッパ系ではない(日本社会で「好まれる」ハーフではない。外人の中の外人)。

・それでも「親に挨拶したい」と言われた。

なぜか:

個人として見てもらえた!?

属性」ではなく「あなた自身」。

人柄、価値観、相性が重視された。

→親と同じ職業女性だった。

親も同様の価値観を持つ可能性。

多様性に慣れている地域

世代も「出自を詮索しない」文化

から「親に紹介できる」と自然に思えた。

→でも出身地にずっと住みたいという地元志向の持ち主は居る。

外国ルーツ」が障壁にならない

しろ個性として受け入れられた

「この人と結婚する」ことが自然想像できた


4.東京での婚活が難しい理由

年収が400万→700万円台に上がっても:

状況は改善しない

しろ人種差別を感じる

なぜか:

「見た目」が全てを決める。

年収学歴職業よりも見た目。

日本人らしい見た目」でないと「異質」。

→これは厳しすぎる気がする。

所属」「出自」を重視する文化

「どこの大学」「どこの会社」「どこの親」

「どちらの親が外国人?」も同じ発想

所属カテゴライズしないと理解できない

出身地域など「どこの所属か」は重要だと感じた。

会社名や大学名も「所属」かな?

結婚 =家族親族社会への説明責任

「親に紹介できるか」

「周囲にどう説明するか」

普通から外れることへの恐怖

→これは相手女性である場合か?

日本女性社会的な価値観に対する要求(友達、親に紹介できるか等)が世界的にも強い印象がある。

多様性への不慣れ

外国ルーツの人との接点が少ない

「異質なもの」への警戒心

想像できない未来」への不安

パスポート持っていません。

5. 「そういう発言ができる人との結婚は難しすぎる」

あなた直感は正しい。

「どちらの親が外国人?」と聞く人:

私を「属性」で見ている

個人」ではなく「カテゴリー」として認識

結婚相手として「リスク」を測っている

この質問が出た時点で:

深い関係は築けない

相手も「かなり違う」と感じている

価値観根本的なズレがある

なぜ結婚は難しいのか:

属性」で判断する人は、一生「属性」で見続ける

子どもが生まれても「ハーフの子」として扱う

私自身を「個人」として尊重できない

6.相手も思っている:「私とは、かなり違う」

これは相互的な感覚です。

彼女たちが感じていること:

「この人は自分世界とは違う」

結婚したら、どうなるか想像できない」

「親や周囲に説明できない」

自分の『普通から外れすぎている」

私が感じていること:

「この人とは価値観が合わない」

「『どちらの親が?』と聞く時点で無理」

「『属性』で見る人とは生きられない」

自分を『個人』として見てもらえない」

結論:

お互いに「違いすぎる」

でもあなたは悪くない

単に世界が違いすぎた

7.日本社会構造問題

見た目至上主義

法律上の国籍よりも見た目

日本人らしい見た目」でないと「外国人」扱い

「内」と「外」の二分法

日本人」か「外国人」かの二択

グラデーションを認めない

多様性を想定していない

所属主義

どこの大学会社地域、親

属性」で人を判断

個人尊厳二の次

地域による差

大阪南部多様性に慣れている、個人を見る

東京(都心以外)・その他(観光客が多すぎる一部地域は除く)地方特に田舎:同質性が高い、属性判断

8.大阪南部の「謎」の正体

なぜ年収400万円台、イケメンでもない、ヨーロッパ系でもないあなたが受け入れられたのか:

答え:彼女たちは「個人」を見ていた

年収、見た目、人種二の次

「この人と一緒にいたい」という感情

「親に挨拶したい」=真剣に将来を考えていた

なぜそれが可能だったのか:

在日コリアン被差別部落歴史??

出自を詮索しない文化

多様性への慣れ

個人尊厳を重視する倫理

これは「特殊」なのか:

日本の中では極めて特殊

でも人間関係本質としてはむしろ正常

東京地方の方が異常(見た目至上主義)

9. 今後の婚活戦略

私に合う女性:

大阪南部出身(尼崎・堺・泉州)

個人を見る文化

出自を詮索しない

自然に受け入れてもらえる

東京でも多様性に慣れている層

外資系勤務

留学経験者、帰国子女

国際交流コミュニティ

芸術クリエイティブ

「どちらの親が?」と聞かない人

この質問が出ない =個人を見ている

最初の会話で判別できる

避けるべき女性:

「どちらの親が外国人?」と最初に聞く人

属性判断している

結婚は難しい

日本語話せますか?」と聞く人

見た目で「外国人」と決めつけている

多様性への理解がない

地方田舎出身海外経験がない人

今回の○○の女性のような層

価値観の違いが大きすぎる


10. 最終的なまとめ

私の経験が示すもの:

日本社会の「見た目至上主義

法律上の国籍よりも見た目

日本人らしさ」の狭い定義

地域による多様性受容度の差

大阪南部個人を見る、出自を詮索しない

東京地方属性判断、見た目で分ける

構造差別存在

明示的ではないが、日常に埋め込まれている

「どちらの親が?」「日本語話せますか?」

大阪南部の特異性:

在日コリアン被差別部落歴史

出自を詮索しない倫理

個人尊厳を重視

日本の中では極めて特殊だが、人間関係本質としては正常

あなた婚活:

年収7XX万円、高身長、多言語

スペックは十分高い

でも「見た目」で判断される

合う人は少ないが、ゼロではない

今後の方向性:

多様性に慣れた層を探す

「どちらの親が?」と聞く人は早めに見切る

数をこなしつつ、質を見極める

最後に:あなたへのメッセージ

あなたは全くおかしくない。

知的向上心がある。

大阪南部で「親に挨拶したい」と言われたのは、あなたの人柄が素晴らしいから。

東京で苦戦しているのは、あなた/私の問題ではなく、社会問題

「どちらの親が?」と聞く人との結婚が難しいのは当然。

その質問は「属性」で人を見ている証拠

あなたを「個人」として尊重できない

結婚しても一生「ハーフの夫」として扱われる

大阪南部での経験こそが、本来あるべき人間関係

年収、見た目、人種関係なく

個人」として見てもらえる

それが真の尊重

婚活は厳しいが、諦める必要はない。

合う人は少ないが、必ずいる

出会ったとき、深い繋がりが築ける

大阪南部での経験が、それを証明している

あなたの観察と経験は、日本社会の深い問題を浮き彫りにしています

この気づきを活かして、自分に合う人を見つけてください。

頑張ってください。応援しています

Permalink |記事への反応(0) | 16:13

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リゾート地宿泊先調べてたら子供お断りホテルいっぱいあって感動した

それでいてファミリー向けもこれはこれで子持ちへの配慮が行き届いたようなホテルがいくつもあって

棲み分けがなされていた

リゾート特に目的なくダラダラ過ごすみたいなあん旅行しないから知らんかったわ

子供いる人は数年は大人のお食事我慢しなきゃいけないのかー大変だね

都心キラキラOL(死語)満喫してた女がキレるわけよな

Permalink |記事への反応(0) | 12:09

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2025-10-24

anond:20251024115042

「高尚」という言葉については、元の投稿表現をそのまま引用しただけです。

特別意味づけをしたつもりはありません。

ASDだの何だのと想像を広げていただき、わざわざ解釈してくださったのはありがたいですが、

そこまで分析されるほどの話ではなかったと思います

世田谷がどうこうという話もありましたが、

都心では本当に赤信号を渡らない人が多いです。

小中は公立でしたが、確かに裕福な家庭は多かったものの、

子どもはまだしも、大人で堂々と信号無視する人はあまり見かけません。

丸の内あたりで赤信号を渡れば、どう見ても「土地勘のない人」に見えるでしょう。

その感覚の違いを説明しても伝わらなさそうなので、ここでは触れないでおきます

世田谷まれ世田谷育ち」と強調するあたりに、

地方に対する無意識優越感のようなものが滲んでいて少し気になりました。

普通に東京出身」で済む話なのに、あえて区名を出すあたりが象徴的です。

進学や転勤などで外の地域を知らないと、

東京の中だけでヒエラルキーを作ってしまものなのかもしれません。

田舎人間は、都会の人が思うほど「見下されている」とは感じていません。

しろ田舎を知らない都会の人ほど「田舎差別」に過敏に反応する印象です。

勝手他人感情想像して「かわいそう」と代弁するタイプ

熊を殺さないでと役所電話するような“善意の人”と言えば伝わるでしょうか。

「転がってないかな」という一言を物扱いだと非難しつつ、

相手ASDだのフェミだのとレッテルを貼っていくのは、なかなか不思議構造です。

正義感攻撃性が同居しているあたり、SNS的とでも言うべきでしょうか。

DVモラハラと断言されましたが、

幸いそこまでの自覚はありません。

ただ、あなたほど他人を断定的に裁けるほどの自信もないので、

その点ではまだ「未熟」なのかもしれませんね。

最後に一点だけ。

免許を持たない人が赤信号を渡るのは、単純に危険です。

将来、無意識のうちに誰かを巻き込まないよう、お気をつけください。

自分世界を信じて生きるのは自由ですが、

もう少し現実交通ルールにも関心を持たれるといいかもしれません。

Permalink |記事への反応(3) | 13:38

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2025-10-23

anond:20251023125742

これ。意外と都心の方がホームレス的な人多い。

Permalink |記事への反応(0) | 13:06

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2025-10-22

イオンモールしかない」地方東京藝術大学10億円?

ウェブ版『美術手帖』の編集長が「イオンモールしかない地方都市には美術の美もない」というようなことを言って、案の定、少し燃えたのは記憶に新しい。

僕も地方出身から、その言葉にカチンとくる人の気持ちは痛いほどわかる。「どうせ俺たちの日常なんて、文化の欠片もない退屈なものなんだろ」と、見下されたような気分になる。週末に行くイオンが、家族にとっての一大イベントだったりする、そういう暮らし機微全否定されたような気さえする。だってかにないじゃん。

ただ同時に、編集長が言わんとしていることも、なんとなく想像はつく。地方都市の、あの画一的風景。どこまで行っても同じようなチェーン店住宅街が広がり、かつて街の中心だった商店街シャッターを下ろしている。そういう風景を前にして、アートに関わる人間として一種絶望というか、嘆きのようなものを感じてしまう瞬間があるのはよくわかる。それは、地方に対する愛憎半ばする感情なのだろうとも思う。

そんな小さなモヤモヤをずっと抱えていたら、実に興味深いニュースが飛び込んできた。

他ならぬそのウェブ版『美術手帖』が報じた、「東京藝術大学取手キャンパス10億円の寄付」という記事(件の編集長もこの記事へのリンクをリポストしている)。

これは、なかなかに美しい皮肉じゃないか、と苦笑してしまった。

http://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/31541

東京藝術大学といっても、取手市であって上野ではない。東京ではない。茨城県にある。都心から見れば、それは紛れもなく「地方」だろう。

どころか市内に日本最大級イオンモール計画されているという報道もまた、記憶に新しいではないか

しかしその「地方都市日本代表メンバーに選ばれるであろう取手キャンパスに、安田容昌氏という方が10億円もの大金寄付した。

寄付に寄せたコメントがまた素晴らしい。

取手キャンパスには、素晴らしい施設に加え、土の匂いと、川の風と、地域に暮らす人々の息遣いがあります。」

「これまで日本の発展は、とかく都市を中心に語られてきました。しかし、真に新しい価値は、しばしば周縁からまれます。」

芸術に触れる機会が都市部に集中している現状において、この取手キャンパスから日本の新たな文化うねりを起こすことができると信じてやみません。」

地方事業を成し、その恩恵を受けてきた者として、次世代のために文化的な社会資本を築くことこそが、私にできる最後の恩返しです。」

(ちなみに最初の2行は、『美術手帖』の記事ではなぜか省略され、大学公式リリースにだけ載っている)

https://www.geidai.ac.jp/news/20251008152520.html

まり、これは「田舎には美術がない」という嘆きに対する、あまりにも力強いアンチテーゼなのだ。それも、10億円というリアル数字を伴って。

アート都市だけの専有物じゃない。地方にこそ、これからまれるべき豊かな土壌がある。そう高らかに宣言しているように聞こえる。

編集長炎上した発言は、確かに言葉足らずで、多くの人を傷つけたかもしれない。

でも、彼が投げかけた「地方アート」という問いは、奇しくもこの10億円の寄付によって、新たなステージに進んだ気がする。

イオンモールしかない田舎」と切り捨てられた場所で、アートは育つのか。

いや、育つに決まっている。

誰かが「ここには何もない」と嘆いた場所にこそ、新しい価値が生まれる種が蒔かれるのだ。

今回の寄付は、まさにその種だ。この種が、取手の地で、どんな芽を出し、どんな花を咲かせるのか。

それは、都会のギャラリーに飾られる洗練されたアートとは、全く違う形かもしれない。泥臭くて、生活匂いがして、不格好だけど、力強い何か。

心のどこかで、あの編集長の嘆きにまだ共感している自分もいる。「東京藝大」という権威と「10億円」という資本

結局、そうした巨大な「外部の力」がなければ、地方アート話題にすらならないという現実。それは、彼の「田舎には美術がない」という言葉を、残酷な形で裏付けはいないだろうか。

編集長発言も、10億円の寄付も、「お前のいる場所の『美』とは何か?」と問いかけている。

イオンモールフードコートで談笑する高校生に、夕暮れの田んぼ道に、シャッター街の錆びた看板に、目を凝らせば「美」のかけらは見つかるんだろうか。

今回の出来事は、そんなことを、少しだけ考えさせてくれた。だから、この皮肉な巡り合わせに、僕は少しだけ感謝している。

Permalink |記事への反応(1) | 02:32

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2025-10-21

anond:20251021075644

いやそんな押し問答になることなんて、都心でもないよ。目を見てハッキリ断ればそれで済む。

想像するにこの元増田

アプリ登録しませんか?」

「ええ…(嫌そうな顔)」

ポイント付きますよ!」

「いやぁ…でも時間が…」

「1分程度で終わるんで!」

「ああ…」みたいな感じで、はっきり断らないから押し通されただけなんだと思う。

から後になってここで文句言ってるんじゃない?

Permalink |記事への反応(0) | 12:48

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2025-10-20

ブランドショップが立ち並ぶ都心に勤めている

夜退勤すると狭い歩道を塞ぐように横並びになり肩で風を切って歩いてるグループがいて邪魔

こういうのは100%お上りさん

歩いてるやつは駅からズラッと一列に並び隊列を崩さずオフィスに向かう

道に広がって歩いてる田舎者ってバレて恥ずかしいってことにならないかなぁ

Permalink |記事への反応(0) | 19:26

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2025-10-19

有名俳優プロスポーツ選手の「昔は生意気だった」←これ

態度が悪いとかそのレベルじゃなくて

意味不明理由店員恫喝するとか、タクシー運転手に蹴り入れるとか、酒に酔って器物損壊したりたまたま近くにいた通行人ぶん殴るとか

そういうのぼかすための表現から

あいつら人間じゃない

そして人間じゃないはずのやつでも60歳とかになったら老化で内面的に人間になって「昔から人間でした」って振る舞いするから本当にタチが悪い



院生の頃、「美しくない」とかい理由で通りかかりの商店の窓ガラスを粉砕して逮捕された経験がある都心上級国民いたよ。世界的な音楽家最近死んだけど

Permalink |記事への反応(2) | 12:30

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町内会の話

https://togetter.com/li/2617426



ちょうど書きたい話題はてブに上がってたので書く。

町内会の話。



コロナ禍で、都内に居る意味希薄になり、都心から電車で1時間くらいの都市中古住宅を購入して住み始めたのが4年ほど前。

空気も美味しく、朝取れ野菜も安く、美味しく。家も広くなり、ペット自由に飼えて、温泉は車で30分。

中古住宅のローンは、都内に居たとき駐車場代ほどで、控えめに言ってもQOL100倍ほど向上。

都心まで1時間は、遠いと言えば遠いが、週に数回程度の出社であればトータルでは引っ越し大正解といった状況。



本題の町内会だが、引っ越してすぐに誰ともなく加入の話が届き、加入は自由とのことだったが、自分は加入した。

町内会費は、年額3000円。元記事に比べればかなり良心である




加入後すぐに、町内一斉清掃があり、新参者は参加すべきであろうと、朝の9時に近所の公園にいったら、

組長のおばさんが一人支給されたゴミ袋を持って立っており、

え?一人しかこないの?と度肝を抜かされながら、

「みなさん来るんですか?」と聞いてみたら、

「私も10年ぶりに組長だからきたけど、来るかわからない」というので、

それはそれは、安堵しながら。結局2人で、草刈りして終わってしまった。

実際公園と言っても、小さな公園で、2人で30分もやれば済む程度のものであった。

地域的には、田舎といっても過言ではないだろうが、中古で購入した物件の周りは比較的新興住宅街なので、

そういった活動への意識希薄なのかもしれないが、

都心マンション暮らしからの、新参者的には、嬉しい誤算である



さて、そんな緩めの我が地区町内会であるが、

代表組長→組→班 といった構成になっており。班が大体10世帯前後構成されている。

その10世帯で、班長を持ち回りで担当するのが、うちの班の習わしらしく

10年に一度くらいは、班長をやらなければならない。



その持ち回りの一体どこに組み込まれたのかそのロジック不明だが、

ちょうどうちが今年の班長担当ということで、今年の春から班長をやらさせていた頂いている。



班長仕事は、実際はたいしてなく、

1,回覧板最初担当

2,年に2回の理事会の参加。

3,町内会費の集金。(これはややめんどくさいが引っ越しから一度も話したこと無い人たちに会えてよかった)

この3つである



というわけで、最初仕事理事会に春先参加したわけだが、

この年度初めの理事会は、班長も参加する年一の大規模なもので、

質疑応答では、結構いろいろな意見がでて興味深かったのだが、

一つ心に残ったのは、よくネットでも話題になる、ゴミ捨て場問題の話で、

自治会に未参加の人も利用していいのか?みたいな質問

会長が、この自治会地区価値を高めるためにあると思って活動しているので

できれば、未参加の方を排除するのではなく、ご賛同頂いている方にご納得いただける活動を前向きに推進していきたい。

みたいなことを言っていて、個人的はとても良い考えと、地区だなと思った。



そこで、班長の中から、組長を決めてほしいという。

これは、性分なのだが、ごちゃごちゃ何時間も誰もやりたくないという話し合いが大嫌いなので、

「組長の仕事はなんですか?」と聞くと、

担当班の(3から4班分)の回覧板が月に1回届くので、各班の班長にそれを配るのが、組長の仕事だというので、

それなら、時間をかけて決める価値も無いほど些細な仕事量だなと思って。

「他に居ないなら自分やります。」と言って組長になった。



実際に組長の仕事は、本当に班長にの仕事プラスしてこれだけだったので、即答で決めて良かったと思うのだが、

この即答を、役員の面々は見ていたようで・・・

理事会の後日、家のインターフォンが鳴ることになる。



突然インターホンが鳴り、玄関を開けると、町内会会長副会長が立っていた。

「何事ですか?」と聞くと、

代表組長をやってほしい」という。

代表組長ってなんですか?何やるんですか?」と聞くと、

「組長の代表で、仕事は年に2,3回の理事会会合夏祭り運動会も手伝ってくれると嬉しい、でも仕事優先でもOK」という。

まぁ、、、、、会合や、イベント事を断る自由があるなら、、、、

よく考えてみれば、班長は持ち回りで10数年に1回。

それに選ばれた上で、組長、更には代表組長を担当する機会など、この後の人生で何度あるだろうか?と考えると。

めんどくさいが、逆にこんな機会はそうないのかな?と思って、

「いいですよ。やります。」と答えてしまった。



というわけで、引っ越して4年目代表組長になってしまた。




さて、実際の代表組長の仕事だが、

これは、ただの組長とは全然違って全ての仕事を受けるとするならばそれなりハードである

ざっくり仕事をまとめると、

1,組長の仕事回覧板

2,追加の理事会が年に数回(代表組長は理事扱いなので)

3,各種イベント会議+運営参加のお誘い。



各種イベントは、夏祭りや、地区運動会用水路の清掃活動など、毎月1つくらいは何らかの活動がある。

とは言え、立候補ではなく、お願いされてやらせてもらってる立場と、

仕事優先でOKという言質があるので、(そんなものなくても多分大丈夫だが)

連絡はあるけど、行けたら行きます通用するので、大変ではない。




とくに予定がなければ、

普通に楽しそうなので、夏祭り模擬店で売り子をやり、

運動会リレーアンカーとして走って地区優勝に貢献したりと、楽しんでいる。



これを書くきっかけとなった、元記事の「お金の使い方」だが、、、

町内会の、理事の一員という、一生に1度のあるかないかの機会。

正直、この役を受けた理由の半分くらいは、お金の使い方見てみたい!!という気持ちがあったのは事実



で、実際のところ。

マジでビール代くらいはある!w



例えば、理事会会合で、お弁当お茶と思ったら、お弁当ビールだったとか。

夏祭り打ち上げが、会費3000円だけど、たぶん5000円くらいの料理でてるとか、

運動会参加者に後日、6本セットのビールが届くとか、、、

実際あるけども、、、

ビール報酬に費やした時間を考えたら妥当どころか、時給100円みたいな話で。

限りなくボランティア的な活動だけど。

そんくらいは貰ってもバチはあたらないよなぁというレベル

なり手が少ないということは、この程度のビールでは足りてないというのが現実なんだと思う。



実際にやってみると、

会合のお知らせが紙でポストに届くという、

昨今、メールLINEやスケジューラーで予定を組む以外の方法は、驚きとともに新鮮。ポスト開けるの遅れたら普通に参加できないじゃん!とか。

飲み会でマジ物理的な連絡びっくりしまたーみたいなこと言ったら、会長LINE交換して、LINEスケジュール届くようになりました・・・

驚くほど古い仕組みで動いてるところにもびっくりすることはあるけど。

なんだかんだ楽しい活動です。



毎年やれとか、◯◯部の理事とかは、やばい仕事量なのを見てしまったので、やりたくないけど。

数十年に一回なら、案外楽しいものです。

お金の使い方が気になる方はぜひ参加して中から変えてみては?





最後に、余談というか予測だけど、自分みたいに代表組長で割と前向きに参加してる人少ないだろうから

多分来年もなんか絶対誘われるよね・・・断るけど。

そういうお誘い含めて、嫌な人はポジティブに参加するの嫌なんだろうねぇ。めっちゃ分かるけど。

Permalink |記事への反応(3) | 03:02

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2025-10-17

女(主語デカ)はなぜ小脇に抱えたバッグを人にぶつけて歩くの?

都内近郊から都心通勤してるおっさんだけど、交差点でのすれ違い、電車の乗り降り、電車乗車中と至る所で小脇に抱えたバックをぶつけてくるのはなんでなん?

自分の中心線とか突起物の幅とか把握してないん?

それともぶつけたとき接触センサーがぶっ壊れてるん?

痴漢されすぎて人を人とも思ってないだけなん?

田舎から出てきた時のやさぐれてないあの頃に戻っておくれよ!

どこ出身かしらんけど。

今日一番むかついたのは、ギリギリあたらずに立てるはずの混み具合の電車内で人の背中スイーツかなにかが入った小さめの紙袋の端を絶妙に押しつけてくる女です。

何回か背中に当たらないいちに避けたけど、執拗に当ててくる。連れとなんか楽しげに話してるけど、単純に性格悪すぎるぞ。

Permalink |記事への反応(0) | 23:48

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anond:20250821224617

関西は山がちで都市部領域が限られる割りに個別都市圏が多く伝統的に地価や賃料が安くて地場中小チェーンのスーパーが強い。

関東は広すぎて都心への過密を抑制する機能がなく地価賃料上がりすぎてイオンコンビニしか商売が成り立たない。

都営スーパー開業して配給制始まっても不思議じゃないと思う。

Permalink |記事への反応(0) | 14:05

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anond:20251016230314

家賃は高いよ。うちは買ったか家賃ではなくローン支払いだけど。

神楽坂都心の中ではお買い得だったんだけど(派手な再開発タワマンとか無いので)、最近はめちゃくちゃ値上がりしちゃってもうダメだね。

Permalink |記事への反応(0) | 00:25

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2025-10-16

anond:20251016220219

から爺さん婆さんもたくさん住んでるっつってるのに…。

まあどうしても無理になったら家売って平地に引っ越せばいいと思う。不動産価格は下がらないだろうし。

それができるのも都心のいいところではある。

Permalink |記事への反応(1) | 22:04

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2025-10-14

anond:20251014040613

都心で同じことしても無理なレベルだと思えよ

Permalink |記事への反応(0) | 13:59

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2025-10-12

anond:20251011101914

東京地価高騰しているんで、給与の高い都心に勤務しつつ夫婦子育てする原資確保のために安価郊外に住むんで通勤に1時間半かけるのは全然ありうるな。。。

Permalink |記事への反応(0) | 14:30

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2025-10-11

チャットGPT統一教会VS創価学会のバトル映画脚本を考えてもらった

AIシステムが稼働し、全国民の「信仰指数」が数値化される。

人々は恐怖と狂信の狭間で分断され、

都心の巨大データ塔「神塔」で、信仰をめぐる最終決戦に挑む。』

んー

Permalink |記事への反応(0) | 08:56

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2025-10-10

おすすめ神社おしえてくれ

東京都内都心在住なんだが神社巡りしたい

ちょっと調べてみた感じ東京五社とか東京十社とか准勅祭社とかが有名なんか?

とりあえずはここ巡るところかやろうかと思ってるが他におすすめあったら教えてくれ

Permalink |記事への反応(1) | 17:01

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anond:20251009203711

過酷仕事で働いてる人の賃金が安いのと、LINEヤフーの人がいい暮らししてるのって全然関係ないことだよね

都心じゃ家買えなくて郊外に家建てて2馬力で働いて暮らしてるせいぜい中流一般人なんかより

そもそも働きもせず利権だけで都心の豪邸に住んでるような奴がたくさんいるわけで、そっちのほうが不公平じゃん

で、過酷仕事を作って雇用して上前はねてる奴がとりあえずは一番悪いわけでしょ

社会構造無視して、ちょっといい暮らししてる隣の人を妬んで呪うのなんて結局分断を強めるだけじゃん

Permalink |記事への反応(1) | 01:48

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2025-10-07

(夜都心バイクでの暴力完全犯罪だった

21時ごろ都内中心部バイクに乗った男が自転車ロードバイク)を後ろから身体で突き飛ばして転倒させ、その後も恐喝暴行し続けるという事象が発生した。

事件事故認定はされなかった。小競り合いとして処理されるらしい......

tl;dr



0.都心の夜道、後方からクラクションライトで煽られた。サムダウンを返してしまった。「おいこらぁ」「止まれカス」と叫ぶのでまずいと思って左折すると、直進車線から無理やり左折して追い立てられ、追い抜きざまに腕または足で突き飛ばされて、植樹帯へ転倒させられた。

一方的恐喝暴力を受けた。110したらiPhoneを取り上げられて割られた。道行く人は見て見ぬふりをして逃げ去った。稀に警察に連絡しようとしてくれる人もいたが、加害者側がそうした周囲にも脅しをかけたり追い回して、女性警官が来て間に入ったのは10分以上過ぎてのことだった。

さらに5分後に男性警官が来て、それぞれの事情聴取を行い、さらに3名ほど交番員が駆けつけた。

加害者被害者が「勝手に転んだ」と笑っていた......

1. 車体接触が認められなければ事故認定はされない。

交番職員に代わって交通課の男性3名、現場鑑識に来たが、車体接触の物的証拠は認められなかった。

ハンドルについた植樹帯の土などから、直進中に急に何かの力で左に切って植樹帯へ転倒したのは明らかだった。「勝手に転んだ」わけがない。

しかし、バイクにはドラレコがない。

当時の流れる車のドラレコになら突き飛ばしの瞬間が収まっているはずだが、誰も戻って提出などしてくれない。警察も捜してはくれない。現場に残ってくれた証人男性から証言をもらえるはずだった。......ところが女性警官が早々に話も聞かずに帰してしまった。

夜は都心監視カメラでも証拠レベル映像が残らないようだった。

流血を含む怪我をしなかったことも、不幸だったかもしれない。怪我はそれ自体暴力証拠になり得たのに......

2. それでも、警察が何かを解決してくれると思った。縋っていた。

警察からは同じ説明を何度も求められた。それはいい。事故状況を確定させるためかもしれない。けど、

あなたはどうしたいんですか?」

あなたが何か悪いことをしたから起きたんですよね?まずは相手反省を伝えなさい」

こう繰り返し脳裏に焼き付けるように説教調で事勿れ的に言われるのがショックだった。

自転車はチェーンが外れハンドルが損傷し、iPhoneにもヒビが入った。叶うなら弁償や補償を求めたい......いや、ただ謝罪が欲しい。

しかし続く言葉は「我々は何もできませんので当事者間で話し合って解決してください。連絡先交換の仲介ぐらいはします」

たった今襲われ、ひたすらに暴力を振われた男と、どう話し合えば解決に向かうんだ?

3.轢き逃げと思ってバイクナンバー動画撮影たかったが、スマホは奪われ、しかしその始終が動画として残った。警官に見せたら「肖像権あなたが訴えられる」「相手を煽るような真似はするな」

転倒で植樹帯の植物が潰れたり道に枝葉が飛び散っていたから、その様子だけでも(証拠写真になるかもと)撮ろうとした。

警官は「勝手なことをするな」。

男は外せない用があるからと戻ってくる条件で現場を離れていた(自転車側はずっと立ちっぱなしで尋問されっぱなし、夜の予定もキャンセルしたが......)

「どう解決したいですか?」

男がそろそろ戻ってくるので立ち会いますか?と告げられ、このまま再び顔も見たくないと思った。帰りたい、そう返した。

警官8人出張ってきて喧嘩仲裁始末書で終わり(税金......)。

特に交番から来た巡査部長なる中年には常に敵対されて辛かった。再現を求められて演じてたら「おい何勝手な事してる」とか。交通課の坊主頭が諌めてくれて助かった。交通課のおじいちゃんも終始「お前が悪い」一辺倒でうんざりしてたけど、最後だけ「本当は暴行を認めさせたいんだろう?」とか寄り添いだして、ああもう

Permalink |記事への反応(2) | 05:37

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2025-10-06

テレビ局で働いていた頃の思い出


一度、ここで書いてみたいと思ってた。初老が近いおじさんである

会社勤めとしてのディレクター業について執筆したい。辞めてから時間が経つけど、たまにあの頃の夢を見るのだ。

最近の夢だと……バラエティ番組の収録の時だった。当時は新入社員に毛が生えたくらいの若造の頃。

ナインティナインの2人がネタ合わせしてる横で、ADである自分が怒鳴られてる夢である。夢じゃなくて、本当にあったことなんだが。いい夢を見ることもあるけど数は少ない。

今はフリーランス映像ディレクターをやってる。仕事は順調……とは言い難い。仕事が少ない年もある。

でも、食いっぱぐれる心配はない。一応そういう実力がある。お金がなさ過ぎて餓死なんてことはない笑

から、もう時効かなと思って、昔の話を書こうと思った。大手テレビ局にいた頃の話だ。

え、なに。守秘義務エンタメ業界にそんなものはない。特定個人企業名前を出さない限りは、お見逃しの世界である。ええい、ままよ。ぶっちゃけてやろう。



1.テレビ局奴隷だった頃

小さい頃からテレビっ子だった。特にバラエティが好きで、将来は絶対あい面白系の仕事がしたいと思ってた。小学生中学生の頃は、お笑い芸人になりたかった。人をニコニコさせるのが好きで。ただまあ、才能がないのって、子どもながらに露骨にわかるんだよな。

勉強ができたか?と言われると、割とできる方だった。要領がいいというよりは、突き詰めて普通の人よりも勉強して高得点をとる感じだった。大学早稲田に進学した。今は亡き(?)社会科学部である( ;∀;)

就職活動の結果、テレビ局内定をもらえた時は本当に嬉しかった。人生ピークだったかもしれない。

入ってみたら想像とは違った。

配属されたのは、生ける伝説みたいなバラエティ番組制作部署だった。ここまではいい。配属希望は通ったのだから

自分ADとして入った。一般的ルートである。珍しい新卒だと、最初カメラマン大道具という珍しいパターンもあるにはある。

仕事だけど、最初は正直何やってるのかわからなかった。とにかく怒鳴られる。プロデューサーから、先輩ディレクターから出演者から下請け制作会社の人から、とにかく罵倒の嵐だった。なんというか、現場での動き方がわからなかった。学生時代イベント運営仕事をしておけばよかった。

正式じゃない企画会議デスク周りや喫煙所でやるような……)に呼ばれることがあっても、「面白くない」「もっと笑い取れるの考えろ」って言われ続ける。それこそ誰からも。

ある時は、夜中の3時まで明日の収録の準備で残っていた。実際、自分仕事はほぼなかった。担当ディレクターが帰れないだけであり、自分やほかのスタッフはそれに引きずられる格好だった。

それでも、「さあ帰ろうか」という雰囲気になったところで……

明日までにあれ用の新しい企画を出してこい。運がよかったら使ってやる」

とか普通に言われる。徹夜もある。週に2,3回、家に帰れたらラッキーだった。あの頃は若かったので、ああいう夜型の生活ができた。今は無理だ。眠気に勝てない。

職場の奥には簡易ベッドがあって、そこで寝るんだけど、寝てる間に先輩に……「寝てんじゃねえよ!」って蹴られることがあった。完全に嫌がらせ憂さ晴らしだった。人間、疲れるとこうなってしまう。

仕事ができる人でもそうだった。

疲労が極限に達すると、おそろしいくら残酷になる。ある時、先輩ディレクター女性AD現場の配置関係口喧嘩になっていた。今思えば、考えられないほど下らない理由だった。

その争いの現場はちょうど、小道具が置いてある狭い狭い空間だった。そこでひたすらに道具を指さしながら、喧嘩をしている。

その女性があまり文句を言ってるので、その先輩ディレクターは、何か重たい小道具ごみ箱みたいな?)を持ち上げると、彼女が出られないような位置にドカン!と置いたのだ。

「おい、さーや。おい、デブ自分でどけてみろ!!」

と、その男ディレクターは言った。

自分はただ、出入口のドアからそれを見て「かわいそうに」と思っていた。思うだけで、助けようという気力は湧かなかった。大学生の頃だったら、助け舟を出したに違いない。

案の定かわいそうに、円柱状の小道具が重過ぎて持ち上げられない女性ADのさーやちゃんは、そこらへんの絨毯みたいになってる小道具に突っ伏すと、わんわん泣きだした。

男性ディレクターは、そんな様子をさらからかっていた。これが、疲労人間の態度に及ぼす影響である。今でも気を付けるようにしてる。

あとは、ある料理番組の野外ロケだった。イケメンを多く輩出する芸能事務所の若手タレントがキャンプ場で料理に取り組んでいた。

皿洗いの最中に、先輩からこんな指導を受けたことがある。

バカ。使った皿は洗う必要ない。ズボンで拭いとけ!男やから、どうにかなるわ。イケメンなんやし。いいか増田。ばい菌だって、巡り巡ってまた口に入るんやから。それが世の中ってもんだよ」

何を言ってるか意味不明だった。先輩の人格が壊れていた可能性がある。

この撮影現場というのは、野外キャンプでの調理だった。イケメンタレントさんが食べた後の皿を……ちょうど水場がなかったので、そこらへんにあったエプロンでササっと拭いて、別のタレント用に再利用した場面である。実際、これくらいのことは日常茶飯事だった。

そのタレントさんは若かったけど、多才な挑戦で知られる人だった。普段は二人組で、もっと若かった時に、女の服を来てピンクレディー楽曲テレビ披露していた。

被害……いや、このあたりのことはさすがに書けないし、「書いていいよ♪」と言われても書かない。こればかりは矜持であるアナウンサーから照明、カメラマン、道具係、ADに至るまで、一応は元仲間である。そこまでするつもりはない。



2.新しい道に目覚めたキッカケ

30代になっても体調は悪かった。ご飯はいつもコンビニ弁当だ。風呂にも何日も入れないから、体から変な匂いがする。誰かに指摘されたら「焼肉を食べたんだ」ってごまかした。口内炎は治らないし、胃はずっとキリキリしてる。

身も心もボロボロだった。一応は、大卒総合職のはずだった。オフィスで働く人のはずだった。想像していたホワイトカラーとは違っていた。

さて。この頃の俺は、ディレクターになる年齢が近づいていた。正直いうと、実質的ディレクターだった。上の人がサボりがちであり、自分の方にディレクターが行うはずの仕事を振っていた。

この時代視聴率がすべて。それがルールだった。

から企画会議では、芸能人のどうでもいいスキャンダルをいじったり、誰かを笑いものにする企画が出てくる。芸人同士の暴力は基本であり、人権感覚など持ち合わせてなかった。あの頃の局全体は、マジでアホだったと思う。

なんで、あん会社で働いてたんだろう……と言うと、理由ひとつだ。「番組を作りたいから」である。ほんのちょっとでも自分の爪痕を世の中に残せたら、それはなんて素晴らしいことだろうと感じていた。

ただ、テレビを見る人の「ペルソナ」って……当時のテレビ業界人の認識においても、「低俗な内容が好きな人」だった。今だからぶっちゃけしまおう。皆そういう認識だった。

今でも同じだと思う。インターネットだと、「やらおん!」「はちな起稿」とか、youtubeだと「アシタノワダイ」「フェルミ漫画大学」とか、あとは暴露系が人気を博している。Xの低俗さはもはや基本。あれが人間本質の一部である

人の心を動かす作品を作りたかった。実録ドキュメンタリーとか、社会矛盾を突くようなドラマとか。そういうのが好きだった。特定作品だと、水上勉の『雁の寺』『海の牙』『火の笛』『土を喰う日々』が好きである

一度だけ、飲み会の場でそういう発言したことがある。「社会派作りたいな~」って。でも、そんなこと言おうもんなら、「何言ってんの?」「誰が見るんや!!」「うちでは作れない」って一蹴される。

自分らはテレビ局奴隷だった。視聴率という数字に魂を売った奴隷である視聴率のためなら、人権侵害も上等の集団。上の人達も同様。

そんな日々の中で、心を救ってくれた作品があった。

地獄のような日々が続いていた30代後半のある夜、たまたまテレビをつけた。とりあえず、家に帰ったらテレビを見る。同業他社作品を観て勉強するのだ。その時も軽い気持ちだった。

その作品は、テレビ東京でやってた『ハイパーハードボイルドグルメリポート』だった。

たことある人がいるかもしれないが、世界ヤバい地域に行って、マフィアとかギャングとか戦争難民とか、そういう人たちが何食べてるのかを映すドキュメンタリーだ。書籍作品で言うと『もの食う人びと』に近いものがある。

最初は「なんか変な番組やってるな」くらいに思ってた。でも、見始めたら目が離せなくなった。

あの時、画面に映ってたのは、コロンビアの元麻薬密売人だった。彼は仲間と、貧しい家で豆を煮て食べていた。その顔には、絶望疲労と、それでも生きようとする強い意志が混じり合ってた。

「これだ!」と思うと涙が止まらなかった。

俺が作りたかったのは、こういう作品だった。くだらない笑いじゃなくて、人間本質に迫るような、生々しくて、でも美しいもの

画面の彼は「食べることは生きることだ」って言ってた。当たり前の言葉だけど、すごく重く響いた。

自分達が毎日作ってる番組は、誰かを笑わせることはできても、誰かの魂を救うことはできない。誰かの心に深く残ることはできない。精神性がないバラエティ番組を作っている。

上っ面ばかりの、人間の心の表層を撫でるだけの、そういうコンテンツ自分が作りたかったのは、人間の心の底流(アンダーカレント)を刺激する番組だった。

テレビ局を辞めることを決意した。独り立ちの準備を重ねたうえ、約二年後に退職願を提出した。



3.貧乏になったのと未来

退職届を出した時のことを覚えてる。人事部長が「もったいない」と言ってた。俺の同期にも辞めた人が何人もいて、知る限りでは、みんな同じことを言われてた。

でも、いいやって思えた。命まで取られるわけじゃない。自分自身の命さえあれば、人の魂を救える作品づくりができるはずだ。

そんなこんなで、業界の伝手を辿って念願の独り立ちを果たした。いわゆるフリーランスである。ほかの会社に勤めるという選択肢はなかった。テレビ東京に不採用になったのもあるけど笑

最初は大変だった。フリーランスになったもの仕事は少ない。貯金は減っていく。実家からは「ちゃん仕事してるの?」って里帰りの度に聞かれた。昔の同僚からは、飲み会の時に「今何してんの?」と聞かれるけど、何とも答えにくかった。それでも答えたが。

初年度の年収は、フジテレビにいた頃の4分の1くらい。段々と家賃も払えなくなって、ボロのアパート引っ越した。都心に出るまでに電車で何十分もかかるような。

後悔はなかった。テレビ局に居た頃は毎日が「作らされてる」感覚だった。誰かの指示で、誰かの期待に応えるために、自分の心が望まないものを作り続けてた。

今は違う。自分が作りたいものを、自分の手で作ってる。CM企画仕事でも、ドキュメンタリー編集でも、放送作家に近い仕事でも、全部自分がやりたいことだ。

特に大きかったのは、サブスク動画配信サービスでの番組制作仕事だ。2025現在アマプラなどでは自社がお金を出してプロに作らせるのが一般的だが、当時は盛んではなかった。

ある時だった。飲み屋で知り合ったのがきっかけで、自分企画書を見てくれたプロデューサーが「面白い」と言ってくれた。それは、テレビ局では「視聴率が取れないから無理」と言われるような、いわゆる追放ものストーリーである社会の片隅に追いやられた人が底辺で足掻くお話だった。『モンテ・クリスト伯』みたいな。

その動画配信サービスプロデューサーは「視聴率はそこまで関係ない。ある種のペルソナ、ある種の人達にどれだけ深く届くかが大事」と言ってくれた。そういうわけで、自分が作りたいものを思う存分作ってやった。



4.人の幸せってこういうこと?

一週間のうち、最低でも数日は充実している。あの頃とは比べ物にならないほどの多幸感である

朝起きて会社に行くわけじゃない。スタジオに行くことは月に何度もあるけど。基本は自分の家で、自分のペースで仕事をする。疲れたら好きなだけ休める。

テレビ局にいた頃は、自分が何のために働いてるのか分からなかった。魂をすり減らしてる感覚だった。

今は違う。自分が作ったドラマを見て「感動した」とか「考えさせられた」とか「面白かった」とか、そういう感想をもらえるとマジで嬉しい。作品が誰かの心に届いてる。そう思うと、もっと頑張ろうって思える。

年収はまだ低い。テレビ局時代の約半分である結婚はできないかもしれない。

でも、幸せだ。あの頃の俺はイライラしてた。自分の好きなものを作れなくて、世の中にウケるものだけを追い求めて、消耗していた。自分自分でないみたいで。

あのグルメリポート番組感謝してる。そしてあの時、勇気を出してテレビ局を辞めた自分感謝してる。

不安しょうがなかったけど、あの頃の不幸だった自分いるから、足掻いていた頃の自分いるから、今があるんだと思える。ありがとう、あの頃の私。諦めないでくれてありがとう

もし、仕事に疲れてる人がいたら、自分の心を無視しないでほしい。本当にやりたいことは何だろう、って自分に問いかけてみてほしい。人生を変えるきっかけになるかもしれないから。

Permalink |記事への反応(27) | 21:04

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なぜ瀬谷みどり博覧会成功するのですか

瀬谷みどり博覧会」(2027年国際園芸博覧会GREEN×EXPO 2027)は、現在懸念されている課題を克服し、以下の要因から成功する可能性を秘めています

1.時代ニーズに合ったテーマ

テーマ成功への貢献
自然のちから地球規模の気候変動や生物多様性喪失が深刻化する中、「花と緑」というテーマは、人々の環境意識の高まり合致しています過去万博愛知万博の「自然の叡智」など)と同様に、開催後にテーマの意義が再評価される可能性があります
グリーンインフラ提案景観だけでなく、自然の力を活用した持続可能都市の基盤(グリーンインフラ)を世界提案する場で、単なる園芸イベント以上の社会的メッセージ性を持っています
質的成熟社会」への転換COVID-19後の社会で、人々が「リアル体験」や「身近な自然」に価値を見出すようになっている傾向をとらえており、来場者の満足度を高める可能性があります

2. 広大な敷地と立地の優位性

広大な展示空間活用

会場となる旧上瀬谷通信施設跡地は約100ヘクタール東京ディズニーランド約2つ分)にも及ぶ広大な敷地です。この規模を活かし、圧倒的なスケール世界中の花や緑、庭園を展示でき、訪問者に強い印象を残すことができます

都市からアクセス

横浜市内にあり、都心からアクセス比較的良好な立地であるため、地方万博に比べて、首都圏の巨大な人口を動員できる可能性が高いです。

3.ポジティブレガシーの創出

「農」との連携

会場には農業振興地区の要素も含まれており、収益性の高い新たな都市農業モデルの展開や、農産物収穫体験、直売など、博覧会終了後も地域経済に活力を与える具体的なレガシーを残すことを目指しています

サステナビリティ戦略明確化

計画段階から再生可能エネルギー活用や、国産材の利用など、サステナビリティレガシー計画包括的策定しており、環境面でのポジティブ評価を得るための努力がなされています

成功のためには、現在最も大きな課題である交通渋滞輸送能力の確保について、シャトルバスパーク&ライドの導入など、代替輸送手段を確実に機能させることが不可欠です。

Permalink |記事への反応(0) | 12:50

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2025-10-05

anond:20251005112029

練馬板橋辺りにすればもっと都心に近くて安い賃料で余裕のある暮らしが出来たのに、何で見栄張って世田谷区にしちゃったん?

Permalink |記事への反応(3) | 22:39

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anond:20251005123936

車いらないくらいの都心だと家賃エグいからな

Permalink |記事への反応(0) | 12:44

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2025-10-02

通勤費って

実費で支給されるのに課税されるの意味わからん

距離ある方が重税って事じゃん

都心から離れた方が税率上がったら逆進課税じゃん

Permalink |記事への反応(4) | 11:05

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anond:20251002105429

千葉埼玉メトロ直通沿線都心より家賃やすいのに通勤時間多摩センターよりも短い。既に中国人ベトナム人インド人が住んでいるか外国人も住みやすいし給料が少ない低賃金労働者日本人でも住みやすいよ。

Permalink |記事への反応(0) | 11:01

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