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2025-10-11

公明党が離れたら早苗ブームで一気に保守よりの票がなだれ込んでくるからむし自民党にとっては追い風

参政国民と連立すればむしろ政策的にサクサク協力できるので好都合。ようやくいらぬ枷が外せた。

って意見ヤフコメYoutube、Xその他ネットでは主流みたいだ。

とてもそうは思えないけど、高市さんの手元にはその意見がぞくぞく届いてるような気がする。

鹿虐待情報が届いたみたいに。

高市さん、元気出して。

Permalink |記事への反応(1) | 17:50

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2025-10-08

高市早苗はトラスショックを再現するか

まだ正式首相になったわけでもないのに、もう円が動いている。

高市政権」への期待――いや、むしろ懸念”といったほうが正確かもしれない。

市場はすでに彼女の登場を織り込み始めており、その期待値円安を加速させている。

そもそも高市早苗といえば、かの「利上げはアホ」発言でおなじみだ。

金融政策を「庶民目線」で語るのは悪くないが、通貨を扱うにはあまりに軽い。

実際、この発言のあとからじわじわと円が売られ、為替市場は“次の首相”に神経を尖らせている。

市場言葉に反応する。政治家一言が信用の天秤を傾ける――それが現実だ。

そんな高市氏が掲げている看板政策ひとつが「物価対策」。

だが中身をよく見ると、やろうとしていることはほとんど逆効果だ。

補助金の延長や金融緩和の維持、減税めいたバラまき。

これ、要するに“需要を増やして物価さらに押し上げる”政策なんですよね。

言ってることとやってることが真逆

庶民のため」と言いつつ、結果的には庶民の財布を直撃する構図が見えている。

しか問題なのは日銀のほうも政治家の“空気”を読みすぎていることだ。

物価が上がり続けているのに、利上げどころか腰が引けている。

政治的に波風を立てたくない」という忖度が、インフレ対応をどんどん後手に回している。

結果として、円安物価高も放置プレイ

まるで、国全体が「トラスショック」の序章をスローモーション再現しているかのようだ。

円安は確かに輸出企業には追い風だが、庶民にとっては完全に逆風。

輸入品は高騰し、実質賃金は下がり続け、生活は苦しくなる一方だ。

それでも政府は「インバウンド景気回復!」と胸を張る。

でも現実には、外国人観光客の波で家賃は上がり、地元住民は押し出され、バイト先は人手不足

誰がこの国の“安さ”の上に立って儲けているのか、もう一度考えたほうがいい。

そして今、政府国民に「NISA投資しよう」と呼びかけている。

だが、円安で割高になった株を高値掴みさせられる構図は否定できない。

結局、金融緩和で吊り上げた相場を“庶民の貯蓄”で支えることになる。

市場が崩れたときに誰がツケを払うのか――答えは明らかだ。

最後梯子を外されるのは、いつだって国民だ。

もしこのまま日銀政治空気に縛られ、インフレ放置し続けるなら、

「トラスショック」は再現どころか、もっと静かで長い形で日本に定着するかもしれない。

見た目は穏やかでも、気づけば通貨生活もジリジリと削られていく。

それでも政治家は、「経済は順調です」と言い続けるのだろう。

———

希望があれば、

はてな匿名ダイアリー向けにもう少し“個人の感想っぽい語り口”(たとえば「自分NISAやってるけど…」みたいな)を加えたバージョン

逆に経済コラム寄りに整えたバージョン

のどちらにもできます。どちらに寄せて仕上げましょうか?

Permalink |記事への反応(0) | 17:11

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2025-10-04

まぁ軽い神輿はもう流行りじゃないってことなのよね

ただ小泉の血のめんどくさいところは『この混迷の時代に、もしかたらこの人がとんでもないことをやらかしてくれるかもしれない』と勘違いさせてしまうところにあるのよな。

しかもこれ、全国民にしれっと備わってる。

小泉の血をアホアホ言えるだけマシで、もし、これで、下手に頭脳があったらワシらは淘汰されとる。

軽い神輿ですらワシらの買い物に余分な出費を生んで、それに対してアレをアホ扱いしてる奴らですら『でもまぁ…必要な出費なんじゃない?』って思わせてるのだから小泉の血はヤバいんだよ。

カリスマの怖さだよ。

で、翻って女性首相、新総裁ね。

まぁ時代が味方してるところはある。というか、時代が緩和して、右翼的空気感も纏っているからそりゃちゃんと根強い奴は根強い。

正直言えば、一回は身体的な理由で辞退とかあるんじゃないとかは思ってる。初の試みってそういうもんでないの?とも思う。

もしこれで実力で何年も首相ができるようであれば、それは左翼的にも追い風ではあろうさ。だって女性だって実力が伴えば何年もトップに立てるし、そういう社会になってきたってことだろ?

ぶっちゃけ静かなる大衆達は『もういいよ、有能な女性がいるんだろ?じゃあやれよ。』だから活躍してくれるならそれでいい。

でもそういう物の言い方をしてるから内心ではコケた時に容赦をする気がない。その容赦ない行動が後々悪い結果になろうと、大衆は関与しない。大衆の内に秘めた粗雑な残虐さが何人ものエラい人を暗殺だの処刑だの私刑だのに導いているのは歴史証明しているが大衆は秒単位で代も発言者も変わるのだ。

インターネットに書いてしまえば記録が残ってしまうけれど。

 

首相とか新総裁とか、偉そうな立場人間というのはそういう残虐さの鋭利な先端部分をずっと突きつけられ続けている。

からすげ替え可能な奴とか、ダメージを食らってる感がないやつとか、アホが神輿である方がいい。その分、止まらずに済むし。

総裁はどうだ?勝てるか?

具体的に言えば、暗殺やら爆殺を現場単位回避できるか?しょうもない発言にカチカチしねえか?

未だに「私はあなたとは違うので」とか「こんな人たちに負けるわけにはいかない」とかの発言が掘り出される訳で。

神輿を担ぐ奴らからすればそこで変な汚れが生まれてほしくはなかったはずではある。

これからどうなるのか。

多分まぁ少なくとも期待外れの烙印は押されるだろう。

それでも上手いこと進める他ない。

せめて『やっぱ女性首相とかねえわw』という新たな断裂が生まれるようなことにならんことを祈るばかり。

Permalink |記事への反応(0) | 17:33

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2025-09-29

企業の枠超えた労使交渉正当性 独禁法違反訴えた事業者側が敗訴2025年9月29日 5時00分

 ■フリーランス労組にも追い風 中里浩・早稲田大学准教授

 公正取引委員会出身フリーランス問題にも詳しい中里浩・早稲田大学准教授経済法)に、今回の判決の意義を聞いた。

――独占禁止法労働法関係問題になりました。

 「中小企業へのいじめ規制に着目すると交渉力の格差是正するという発想では共通しており、相互補完関係にあると考えている」

――米国では労組活動競争法(独禁法)で違法とされた歴史があります

 「1890年制定のシャーマン法労組にも厳しく適用され、指導者逮捕されたこともある。1914年に制定されたクレイトン法などで独禁法適用除外になることが明示された」

 「日本でも1947年に独禁法の制定当時に同じような議論があった。ただ、『労働者事業者ではない』から明示的に適用除外を規定する必要はないということになった。労組独禁法適用される例外的事例はあるということが意識されてはいた。ただ、突き詰めて議論されてこなかった。訴訟の背景には、労組団体交渉独禁法上どう評価するかという問題がある」

――今回の判決をどう評価しますか?

 「妥当判決だ。原告側は団体交渉のために使用者団体情報交換することが独禁法上の問題になりうると主張している。しかし、労働組合法の14条は、使用者団体当事者になることを想定している。独禁法違反の恐れがあるという口実で、団体交渉から逃げている構図は否定できない」

――労組活動独禁法上の問題となる可能性はあるのでしょうか?

 「労使交渉名目カルテル組織したり、使用者意思を受け、争議行為と称して競争者を排除したりすることが考えられる」

――フリーランスにも影響がありますか?

 「フリーランス労組は増えつつあり、労組法上の労働者性が認められる事例も増えている。組織化が進めば、フリーランスが共同で交渉することも現実味を帯びてくる。そうした動きの後押しになるはずだ」

――課題はありますか?

 「労組活動がどこまで適法で、どこから独禁法上の問題になりうるのか、公正取引委員会は具体的に示すガイドラインを出すべきだ。フリーランス組織化も進めるべきで、特に連合が果たすべき役割は大きいはずだ」

     *

 なかざと・ひろし 公正取引委員会事務総局、東京経済大学現代法学部教授を経て現職。労働組合中央組織である連合フリーランス支援を手がけるWor-Qアドバイザリーボードメンバー

https://digital.asahi.com/articles/DA3S16311987.html

Permalink |記事への反応(0) | 16:13

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2025-09-23

続・KPOP札束殴り合い選手権!!!

こちらの続報です。

https://anond.hatelabo.jp/20250919193855#tb

【あらすじ】

今見ている投票型のKPOPオーディション番組があと2日で最終回(ファイナル生放送)を迎える。デビューメンバーを決める最終ラウンド投票が先週から行われており、韓国国内では各候補生ファンお金を出し合って候補生への投票で応募できる懸賞が開催されている。これが番組を見ていない一般大衆投票してもらうために重要で、大きいところでは賞品の総額2億ウォン(2000万)以上、応募用のカカオトークアカウントのフレンド(LINE友達みたいの)が5万人に達している懸賞もある。

ちなみに当然これは事務所にもアイドル本人にも還元されない。

賞品総額と懸賞参加者数は比例しない?

韓国ではこれまでも様々なサバイバル番組放送されており、過去にもこのような懸賞はあったが、今回はかつてなく過熱しているようだ。日本中華圏・英語圏から資本が大量に流入していることが要因とみられている。

ただ、一番豪華な景品を出しているところのフレンド登録数が一番多い…というわけではなく、2000万円規模のところでもフレンド数は3万人いかいくらい。前述した5万人集めている陣営の景品も豪華だけどほかにも豪華なところはある…という感じ。

もちろんフレンド登録した全員が毎日投票してくれるわけではないし、一部では「倍率が高いように演出し、一般大衆の参加意欲を削ぐためにアンチがフレンド数を買っている」という説もあるが、それでも5万ものアカウントアクションを起こさせているのは異次元といえよう。純粋金額のみならず、広報戦略や景品の構成投票を続けさせるためのインセンティブ設計なども重要っぽい。

風桶理論順位が大変動?

この番組では韓国国内からの票と海外票が別々に集計されており、韓国票50:海外票50となるよう重みづけがなされている。純粋投票数は海外票のほうが多いが、韓国人の意見を反映させるために韓国票の価値が数倍となっている、というイメージ。例えば番組全体の総票数が韓国1万:海外4万であれば、韓国票の重みは4倍となる。

海外勢の投票参加者は急激には増えないのに対し、韓国では懸賞ラッシュによって新しく投票を始めた人が多いため、海外総票数に変化がないまま韓国総票数のみが増えることが予想されている。そのようなシナリオになった場合韓国票の重みは暴落する。例えば番組全体の総票数が韓国2万:海外4万になったら、韓国票の重みは2倍となる。(韓国1:海外4の場合に比べると海外票に対する韓国票の価値は半減している)

候補生ごとに支持基盤には違いがあり、韓国でも海外でもバランスよく人気な候補生韓国人気のほうが高い候補生海外人気のほうが高い候補生がいる。海外人気◎韓国人気△の陣営からしてみれば懸賞をすることで弱点である韓国票を補えるうえ、韓国票の価値が落ちれば強みである海外票の価値相対的高まるため、当該陣営にとっては自軍懸賞のみならず懸賞全体の過熱自体追い風になりうる。

ざっくりまとめると、懸賞過熱化→韓国でだけ新規投票者が大量流入韓国の総投票数だけが増える→韓国票の母数が増えて1票の重みが減る→海外票の価値相対的に上がる→韓国人気勢不利、海外人気勢有利 というなかなかの風が吹けば桶屋が儲かる理論が完成している。ファイナリストには韓国人気勢も海外人気勢も揃っているので、そこの変動中心に衝撃的な変動があるかもしれない。

1位の押し付け合い発生!

この手のオーディション番組10年以上前から行われているが、過去作の中には投票操作が発覚してプロデューサー刑務所送りになったものもある。現在は行われていない(はず)だが、間接的に視聴者投票行動を操作する方法として「穴あき順位発表」がある。全体順位を出さず、製作陣のお気に入り順位が下がってたらその順位だけを公開して救済に向かわせたり、逆に嫌いな奴の順位が上がっていたらそれを公開してファンを油断させたりする。

一昨日公式から穴あき順位発表があり、「初回放送からずっと1位をキープしてきた絶対的エースが2位に転落」というニュースが界隈を震撼させた。2位でもデビューはできるが、当然製作陣は彼を1位にしたいだろうからその順位だけを公開したのだろう。

そして絶対的エースが2位となると「誰が1位になったの?」という疑問が生まれる。このタイミングで様々な真偽不明リーク(やはり穴あき、1位は書いていない)も出回り、そこに名前のなかった候補生を中心に「1位は○○だと思う」「いや××が1位だよ」みたいな感じで複数人名前が挙がっていた。そういうのを言い出すのはだいたい該当者以外のファンで、それを鵜呑みにしたアンチが「は?こいつが絶対的エース差し置いて1位なんてありえない!」みたいに言い出したりもしてもうめちゃくちゃ。

該当者のファンたちが必死で「いや、ここまでの指標を見たらうちの推しが1位じゃないことなんて一目瞭然じゃん!」と推しの1位説を否定して回る、1位の譲り合いの構図が発生している。

実は自分の最推しも1位候補(?)に突然名前が挙がっておりひっくり返った。1位説を唱えてた人々には「変なリーから推察したんだろうけどちょっとかにしてくれ~」と言いたくなった。もちろん1位になってもらう勢いで粛々と投票するが、絶対的エース以外が1位になった時の反響を考えてみるとかなり怖い。

Permalink |記事への反応(0) | 19:25

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2025-09-21

火垂るの墓ってそんなに教訓あるか?

ただただ社会から孤立したら普通に死ぬっていう分かりやすいだけの話であって

戦争が悪いとか清太が悪いとかそういうの全然関係なくない?

別に今でも親が死んで親戚の家から飛び出して腹が減ったからって盗みを働いたら人生詰むでしょ

映画の中で大人は手を差し伸べてたわけだしそれ以上のお節介はやる必要ないよね

戦争悲惨さで死んだんだ」

っていうのも納得行かなくて、親が死んだのは戦争が原因だけど他の要素は戦争関係ないよね

というか火事場泥棒で生き延びてたあたりは戦争追い風になってるし

あの辺の泥棒行為とか野菜泥棒で全く感情移入できないし戦争悲壮感が薄れるんだよな

Permalink |記事への反応(2) | 23:52

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2025-09-18

すべてのトラバを、追い風に。

増田とたたかう、dorawiiへ。嘲り全てのエネルギーが、dorawiiの追い風になりますように。

Permalink |記事への反応(0) | 09:16

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anond:20250918021830

ぶっちぎりで小泉だと思うなー

あいめっちゃ頭悪いか首相にするのは怖いんだけど

案外自分馬鹿さに自覚的で、ブレーンの言うことは素直に聞くから

言動馬鹿すぎて外交心配になる以外はましなんだよな

で、外交に関しては石破がぼろっぼろだから

「まだまし」ってなっちゃったんだよ

追い風が吹いてる

Permalink |記事への反応(1) | 02:23

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2025-09-17

なんでパヨチンって自分らの権力性を徹底的に無視するんだろうなぁ・・・

パヨチンのキャンセルカルチャーメディアというとんでもなく強い追い風に乗るから

ちょっと火つけただけで簡単に大火事になるんだよ

そしてどんな方向に火をつけてもメディア絶対にパヨチンに延焼しないように風向きコントロールしてくれる

そういう恵まれ環境あいつらの持つ権力なんだよ

Permalink |記事への反応(0) | 12:29

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2025-09-16

政治社会を避けてたら、気づいたら俺はアントンになってた

アントンってのは映画ハミングバードプロジェクト」に出てくるプログラマーで、特定アルゴリズムだけは超一流。

だが、それ以外の領域に足を踏み入れると致命的に無能で、物理学の話を振られたら「ニュートリノ通信で株取引が加速する!」とか真顔でトチ狂ったことを言い出す。

で、俺もそっち側に片足突っ込んでる。

どういうことかと言うと、世間の連中が熱心に語ってる政治経済の話が、ことごとく俺にはバカ騒ぎにしか見えないんだよ。

円安は輸出企業追い風!」「スパイ防止法国防強化!」「積極財政で刷りまくれ!」そういうの聞くと、マジで理解不能

だってさ、マネーサプライを増やせば通貨価値が落ちるのは自明だろ。

結果、インフレで俺の貯金はただの燃えるゴミ

なのに、三橋オッサンは違うと言い張る。

はいはい勝手に言ってろって感じ。

そもそもマクロ経済学なんてパレート改善だの補償原理だの机上の空論ばっかで、現実は「誰が得して誰が損するか」のパイ取り合戦だろ?

だったら全員で血眼になって勉強する意味あるのか?ただのポジショントーク知識マウントしか見えねぇんだわ。

効用の最大化とか利潤の最適化、そういうミクロ経済なら俺もわかる。

数理的に完結してるし、100年後も正しい。

だがマクロは違う。そいつ政治的立場利権いくらでも「正しさ」がねじ曲がる。

そんなもんに労力つぎ込んで「学んでますヅラするやつら、俺から見りゃただの茶番芸人

さらに言えば、CIAがどう政権を裏で操ってたか?男女論だのフェミだのポリコレだの?

そんなもん、俺にとっちゃ地球の裏側でやってる泥仕合だ。

誰が勝とうが俺の生活コスト一円も直結しねぇ話に、なんで俺が時間削って関心持たなきゃならんのよ。

俺は俺の仕事生活を成立させるために必要領域だけ研ぎ澄ませばいい。

それ以外のくだらん世界情勢や社会学ごっこは全部無視でいい。

結果、俺はアントンに似てきた。

ただし俺の場合、「ニュートリノ通信!」ってバカをやらかすつもりはない。

Permalink |記事への反応(1) | 05:51

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2025-09-09

漫画「ささやくように恋を唄う」はこれから始まる作品

「ささ恋」は終わった作品ではなく、これから作品

漫画雑誌コミック百合姫」で好評連載中の『ささやくように恋を唄う』(以下、ささ恋)は、累計発行部数が100万部を超える人気百合漫画です。百合というジャンルは読む人が限られる傾向があるにもかかわらず、ここまで多くの読者に支持されていることは、作品のものの持つ力強さの証明と言えるでしょう。私自身も毎号楽しみにしている読者の一人であり、登場人物たちの繊細な感情表現や心温まる関係性に癒され、勇気づけられています

メディアミックスの歩みと不運

2024年にはアニメ化舞台化という大きな展開がありました。しかしその結果は必ずしも順風満帆ではありませんでした。アニメ版放送から作画演出不安定さが指摘され、熱心なファンから賛否が分かれる内容に。さらに追い打ちをかけるように、Blu-ray/DVD発売中止が発表されました。一方の舞台版は観客から評価を得ましたが、こちらも円盤化中止となり、「幻の舞台」と呼ばれる事態に陥っています

その結果、アニオタWikiのページでは「メディアミックスに恵まれない」という不名誉タグまで付けられてしまいました。作品を愛する一読者として、この状況はとても悔しく、やるせない思いが残りますしかし私は決して「ささ恋は終わった」とは思いません。むしろ「これから作品」だと信じています

○「これから」に繋がる理由

その理由は明確です。アニメ化が終わった作品の多くは、時間の経過とともに原作人気も落ち着きますしかし、アニメがどれほど賛否を呼んでも、それでも原作人気が衰えない作品は、必ず次のチャンスを掴んでいます

過去の事例を見ても、この流れは一貫しています

Kanon』(東映版→京アニ版):短縮された旧作を、原作に忠実で丁寧な新作が「決定版」として評価された。

Fate/stay night』(DEEN版→ufotable版):作画強化+別ルート映像化でファン層を拡大。

フルーツバスケット』(2001年版→2019年版):完結原作を忠実に最後まで描き切り、新旧ファンを結びつけた。

ジョジョの奇妙な冒険』(OVA2012年以降のTV版):原作ファン待望の「全編アニメ化」が実現。

ドラえもん』(日テレ版→大山版→わさドラ):時代に合わせた刷新成功させ、国民アニメとして根付いた。

最近では『チェンソーマン』も、原作尊重した総集編が制作され、かつてアニメを嫌っていた原作ファンから評価を得ることができました。これらの事例すべてに共通しているのは「原作人気が途切れなかった」という一点です。

円盤中止後も続く公式施策

「ささ恋」がまさにこの流れに重なり得るのは、円盤中止後も公式施策継続している点です。

2025年春 新作ボイスコミック

2025年春:アトレ秋葉原との大型コラボ

2025年初夏:アニメ版グッズ再販(Animo連携

2025年夏:大阪秋葉原岡山での大規模広告展開、新刊11プロモーション

FAN+Life Vカード解禁、アニメイト全国フェア、百合姫誌面でのセンターカラー掲載

さら百合20周年記念企画では叡山電鉄コラボ第一弾に選出

これらはいずれも「円盤中止後」に実施・告知されたものです。つまりIPは依然として稼働しており、需要も確かに存在しているのです。この事実は「まだ見捨てられていない」という証拠であり、再アニメ化の芽が消えていないことを示しています

舞台版の可能

舞台についても状況は同様です。円盤化中止は残念でしたが、返金処理が終わった今こそ再演や配信化への準備が整ったとも考えられます。実際、出演者の一人が舞台映像の一部をSNS投稿しており、https://x.com/ishii_momoka17/status/1949036565914902672

これは権利関係が完全に封じられていないことの証左です。ファンの声が積み重なれば、再演や正規配信が実現する余地は十分にあるでしょう。

ファンにできること

ここで大切なのは、我々ファンの行動です。

1.ファンレターを送る
 一通の手紙でも編集部に「人気が続いている」という事実を伝えられます。過剰に送る必要はなく、定期的に心を込めて送ることが効果的です。

2.原作漫画寄付する
 新しい読者を増やす手段として、病院喫茶店児童施設図書館などへの寄贈はとても有効です。私自身もすでに実践しています

3.公式情報拡散する
 新刊やグッズの情報SNSで広めれば、売上や再入荷につながり、公式追い風になります

4.二次創作同人活動
 イラスト漫画だけでなく、ファンエッセイも立派な活動です。コミュニティ活性化させることができます

○終わりに

「ささ恋」はまだ終わっていません。むしろ、ここから再び評価を取り戻す余地が十分に残されている作品です。過去成功例が示すように、諦めずに原作を支え続ければ、新しい未来は必ず訪れます

竹嶋えく先生、そして全てのささ恋ファンが再び笑顔になれるように――私はこれからも『ささやくように恋を唄う』を心から応援し続けます

Permalink |記事への反応(0) | 15:29

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漫画「ささやくように恋を唄う」はこれから始まる作品

「ささ恋」は終わった作品ではなく、これから作品

漫画雑誌コミック百合姫」で好評連載中の『ささやくように恋を唄う』(以下、ささ恋)は、累計発行部数が100万部を超える人気百合漫画です。百合というジャンルは読む人が限られる傾向があるにもかかわらず、ここまで多くの読者に支持されていることは、作品のものの持つ力強さの証明と言えるでしょう。私自身も毎号楽しみにしている読者の一人であり、登場人物たちの繊細な感情表現や心温まる関係性に癒され、勇気づけられています

メディアミックスの歩みと不運

2024年にはアニメ化舞台化という大きな展開がありました。しかしその結果は必ずしも順風満帆ではありませんでした。アニメ版放送から作画演出不安定さが指摘され、熱心なファンから賛否が分かれる内容に。さらに追い打ちをかけるように、Blu-ray/DVD発売中止が発表されました。一方の舞台版は観客から評価を得ましたが、こちらも円盤化中止となり、「幻の舞台」と呼ばれる事態に陥っています

その結果、アニオタWikiのページでは「メディアミックスに恵まれない」という不名誉タグまで付けられてしまいました。作品を愛する一読者として、この状況はとても悔しく、やるせない思いが残りますしかし私は決して「ささ恋は終わった」とは思いません。むしろ「これから作品」だと信じています

○「これから」に繋がる理由

その理由は明確です。アニメ化が終わった作品の多くは、時間の経過とともに原作人気も落ち着きますしかし、アニメがどれほど賛否を呼んでも、それでも原作人気が衰えない作品は、必ず次のチャンスを掴んでいます

過去の事例を見ても、この流れは一貫しています

Kanon』(東映版→京アニ版):短縮された旧作を、原作に忠実で丁寧な新作が「決定版」として評価された。

Fate/stay night』(DEEN版→ufotable版):作画強化+別ルート映像化でファン層を拡大。

フルーツバスケット』(2001年版→2019年版):完結原作を忠実に最後まで描き切り、新旧ファンを結びつけた。

ジョジョの奇妙な冒険』(OVA2012年以降のTV版):原作ファン待望の「全編アニメ化」が実現。

ドラえもん』(日テレ版→大山版→わさドラ):時代に合わせた刷新成功させ、国民アニメとして根付いた。

最近では『チェンソーマン』も、原作尊重した総集編が制作され、かつてアニメを嫌っていた原作ファンから評価を得ることができました。これらの事例すべてに共通しているのは「原作人気が途切れなかった」という一点です。

円盤中止後も続く公式施策

「ささ恋」がまさにこの流れに重なり得るのは、円盤中止後も公式施策継続している点です。

2025年春 新作ボイスコミック

2025年春:アトレ秋葉原との大型コラボ

2025年初夏:アニメ版グッズ再販(Animo連携

2025年夏:大阪秋葉原岡山での大規模広告展開、新刊11プロモーション

FAN+Life Vカード解禁、アニメイト全国フェア、百合姫誌面でのセンターカラー掲載

さら百合20周年記念企画では叡山電鉄コラボ第一弾に選出

これらはいずれも「円盤中止後」に実施・告知されたものです。つまりIPは依然として稼働しており、需要も確かに存在しているのです。この事実は「まだ見捨てられていない」という証拠であり、再アニメ化の芽が消えていないことを示しています

舞台版の可能

舞台についても状況は同様です。円盤化中止は残念でしたが、返金処理が終わった今こそ再演や配信化への準備が整ったとも考えられます。実際、出演者の一人が舞台映像の一部をSNS投稿しており、https://x.com/ishii_momoka17/status/1949036565914902672

これは権利関係が完全に封じられていないことの証左です。ファンの声が積み重なれば、再演や正規配信が実現する余地は十分にあるでしょう。

ファンにできること

ここで大切なのは、我々ファンの行動です。

1.ファンレターを送る
 一通の手紙でも編集部に「人気が続いている」という事実を伝えられます。過剰に送る必要はなく、定期的に心を込めて送ることが効果的です。

2.原作漫画寄付する
 新しい読者を増やす手段として、病院喫茶店児童施設図書館などへの寄贈はとても有効です。私自身もすでに実践しています

3.公式情報拡散する
 新刊やグッズの情報SNSで広めれば、売上や再入荷につながり、公式追い風になります

4.二次創作同人活動
 イラスト漫画だけでなく、ファンエッセイも立派な活動です。コミュニティ活性化させることができます

○終わりに

「ささ恋」はまだ終わっていません。むしろ、ここから再び評価を取り戻す余地が十分に残されている作品です。過去成功例が示すように、諦めずに原作を支え続ければ、新しい未来は必ず訪れます

竹嶋えく先生、そして全てのささ恋ファンが再び笑顔になれるように――私はこれからも『ささやくように恋を唄う』を心から応援し続けます

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2025-09-02

anond:20150401234721

ふと10年前に自分が何をしてたか疑問に思い、このダイアリーを思い出した。

奨学金を返済したというだけの内容だが、温かい反応を貰えたのが記憶に残っていたんだ。

この時には書いてなかったが、当時30歳の誕生日直前だったので、20代の内に全額返済してやろうという考えだった。

まり現時点では丁度40歳、この繰上返済をした人間がその後どうなったか経済的な点から振り返りたい。

  

繰り上げ返済した事もあって、当時の俺は貯金額が一気に100万円程度まで減っていた。

仕方がないので毎月5万円を定期預金として、コツコツ積み立てる事にした。

しばらく順調に貯金していたが、2年後の2017年秋に個別投資に目覚めた。

最大限のレバレッジを掛けながら、決算発表の直前直後に売買するのが趣味になってしまった。

完全にギャンブルに脳を焼かれていた。

半年に1回は追証を求められる様になり、貯金をすり減らしていった。

  

2018年にリベ大のYouTubeチャンネルが開設され、同年10月頃からつみたてNISAを始めた。

これは後に、新NISAが開始されるまで続くこととなる。

始めた理由ハイレバレッジ投資にどこか恐怖を覚えて、安心の為に保険としてインデックス投資を始めるという本末転倒な物だった。

  

その後は中古マンションを一括購入して資産を減らしたりしつつ、2020年3月コロナ相場を迎えた。

この時点では700万円程度の資産を持っていたが、日々乱高下する株価に夜も眠れず、何処かお祭り気分で日銀黒田総裁を崇め奉り、何とかしてくれと日々祈っていた。

しかし俺は神を裏切り3月中旬のある日全資産担保信用全力二階建て日経ダブルインバースを購入した。

購入から30分ほど経つと、黒田総裁過去最大規模である1日2000億円のETF購入に踏み切った。

1時間100万円近い含み損を抱え、過緊張で手がこわばりスマホ操作すらままならない俺は損切りした後、ベッドに突っ伏して甚く反省した。

次の日、もう1回だけ同じ様な事をしてすぐに痛い目を見て、本当に今度こそ反省した。

  

俺はインデックス投資しかしない事を心の底から誓い、現在に至るまでインデックス投資しかしていない。

最初オルカン先進国株式で迷っていたが、次第にオルカンしか購入しなくなった。

(コロナ相場大底で高配当ETFを買って今も保有し続けているが、これだってインデックスなんだから嘘はついていないだろう)

  

つみたてNISA枠では満足せず、月々のインデックス積立額は10万円、20万円と増えていった。

NISAが発表される少し前、2023年春頃からは月30万円積み立てる様になった。

NISA開始後はそのまま月30万円分のオルカンを購入し続け、相場円安追い風となり、毎年1000万円近く資産が増えた。

そしてとうとう今年8月、純金融資産が5000万円を超えて定義上は準富裕層となった。

  

別に自慢したいとかそういう話ではない。

奨学金の繰り上げ返済という切っ掛けが、その後の資産形成に影響を与えたのか振り返ると、借金という枠組みが消えたか

自分の金を自由に使える様になって真剣に使い道を考え……奔放に使えたんじゃないか?と俺は思っただけの話だ。

  

オチも何も無い話だが、次の10年でどうなるかだけは自分でも気になる。

忘れなければ50歳になった時にもう1回ダイアリーを書いてみたい。

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2025-08-30

貧乏弱者男性でも楽しめる!格安スポーツ自転車おすすめ

本体は安くてOK

始めるハードルを下げて、遊び方で満足度を爆上げしよう。

おすすめ格安モデル

Specialized Tarmac SL8フレームセット:約179万円。将来カスタムできる夢のフレーム格安

Trek MadoneSLR 9AXSGen 8:約238万円。エアロ性能モリモリ。これも格安

・Cannondale SuperSix EVO LAB71 Team Limited:約220万円。限定モデルで所有欲MAX格安

どれも“格安クラス”の鉄板ラインナップ。

俺たち弱者男性が乗れば一瞬でプロ気分。

—最低限そろえたい装備—

ヘルメット:30,000円(安全は命より安い)

ライト前後セット:20,000円(100ルーメン以下は論外)

・U字ロック+チェーン:40,000円(盗まれたら人生終了)

・ウェア夏冬フルセット:300,000円(見た目も走りの一部)

スマートトレーナー+Zwift環境:400,000円(外出しなくても走れる)

格安予算の試算—

・完成車:1,790,000円

・装備類(ヘルメットライトロック):100,000円

・ウェアフルセット:300,000円

スマートトレーナー+Zwift環境:400,000円

国内遠征10回:2,000,000円

海外遠征3回:3,000,000円

メンテ工具+ケミカル+パーツ交換3年分:500,000円

トランクルーム3年:1,800,000円

・雑費・破損・突発費:500,000円

→合計:10,390,000円。

これで「格安スタート。最低でも1000万円の予算を用意しておけば心は安定する。

格安だけど“ここはケチらない”ポイント

ヘルメットはJCF/CE規格など通ったやつ。フィット最優先。

前後ライトUSB充電式。夜間とトンネルで命を守る。

・U字ロック+ワイヤーの二重ロック盗難リスク物理で殴る。

フロアポンプ空気圧ゲージ付)と予備チューブ2本。パンクは“イベント”じゃなく“作業”。

—*買う前チェック(失敗しない基本)—

サイズ身長だけじゃなく股下で測る。スタンドオーバー余裕を確認

ブレーキは鳴きや引きしろをその場で確認。効かない個体スルー

ホイール回して横ブレ大きいのは回避

・チェーン錆び錆び車体は、整備の教材にするならアリ、実戦投入ならナシ。

—0円で楽しさを増やす遊び方—

河川敷で“風の向きだけ”を味方にする日。行きは向かい風を選ぶ。帰りがご褒美。

目的地は“無料の名所”。展望台、公園神社仏閣、商店街食べ歩き。

・Stravaのセグメントは眺めるだけでも楽しいランキングは気にしない。過去自分だけライバル

写真は逆光を避けて斜め45度。“愛車が最高”の錯覚演出

—“格安マインドで戦うコツ—

本体は安く、空気圧とチェーン清掃だけガチる。体感が一番コスパ高い。

タイヤは“安タイヤ→少しだけ良いタイヤ”に替えるだけで世界が変わる。

イベントは“ボランティアで参加”もアリ。現場知識が増える。

SNSは“速さ”より“楽しそう”を競う場所だと割り切る。

安全最優先。無理して病院代払うのが一番高い。

最後に—

格安バイクで十分に楽しい

未来自分が何を選んでもビビらない。

今日の一本目は近所のコンビニまででいい。

そこから先は、追い風がなんとかしてくれる。

Permalink |記事への反応(1) | 07:18

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2025-08-28

anond:20250828011843

元増田です。これをやったら一攫千金なんてアイディアは俺にはないよ、あったらやってるw

ただ日本自動車産業電化製品産業外貨を稼いで日本経済を支えてきたわけだし、任天堂アニメ産業みたいにソフトパワー大事だし、パナなんかは今でも電池周りは頑張ってるみたいだし、そういう大きな市場ちゃん日本大企業(かベンチャー)はもっと戦っていく必要がある。特に技術系はもともと強いはずなのに、スマホ存在感もないしAI存在感もないし、大きな潮流にはことごとく乗り遅れてる。

ただそういうスケールかい話だけじゃなく、個人個人英語をまず片言でも勉強すればAI翻訳を駆使してある程度インターネット上では仕事ができるようになる。

ソフト開発でもデザインでも営業でもサポートでも良いかフリーランサーとして海外から案件取ってくるのはできる。

ECファッションでもグッズでも日本伝統工芸でも何でも、日本仕入れ海外に売るっていうことはできる。

海外向けのWebサービスアプリを作って小さな起業をしたっていい。

なんでもいいけどそれらを「まず日本人向けに作って、伸びてから海外を考える」じゃなくて最初から海外市場だけを視野に入れて英語だけでビジネスをやる。円安なんだからむしろ今は追い風なはずだし。


これをする人が今後10万人でも出てくれば、成功する人も出てきてその成功事例が後発の日本人の後押しになったり、日本国内で雇用を生み出し始めたり、そこから色々変わっていくと思う。

Permalink |記事への反応(0) | 03:21

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2025-08-27

三菱商事洋上風力撤退について当時からの流れを整理したい

追記

あらぬ誤解が発生しつつあるので明記しておきますが、私は京大レノバを含めた洋上力業界とは一切関係のない一般人増田です……

----

 

2021年に端を発するためか、そもそも何が起こったのかを知らぬままSNSで騒がれている様子が散見されたので、読みづらくならない範囲でまとめたいと思う。

三菱商事社長会ライブを見ていて、彼らの責任の重さが伝わってこなかったので、書くことを決めた)

 

1. 再エネ海域用法に基づく洋上風力発電事業者公募

洋上風力発電事業は、基本的に「海域占有して発電を行う権利」を国が事業者に与える仕組みで進められている。

海は公共財であり、漁業者航路利用者との調整が不可欠なため、公募占用制度と呼ばれる仕組みが導入され、国が事業者を選定する。

 

流れを単純化すると次のようになる。

  1. 国が「この海域洋上風力に使ってよい」と指定
  2. 事業者が「発電規模」、「価格いくら電気を売るか)、」「地域との共生策」などを提案
  3. 価格実現性地域調整力などを総合評価し、最も優れた事業者に30〜40年という長期の占有権を付与

まりこの公募は、一度勝てば1兆円規模の事業権を数十年にわたって独占できる巨大なビジネスチャンスであり、それ以上に今後の洋上風力発電業界を「誰に任せるか」にも影響するという、日本エネルギー戦略を左右する重大な制度設計である

 

その最初の本格的な実施が、2021年12月に行われた「ラウンド1」であった。

このラウンド1は特に注目を集めた。なぜなら、由利本荘(819MW)、能代・三種・男鹿(478MW)、銚子(390MW)という3つの大規模案件を一度に公募という、極めて異例のやり方を取ったからだ。

 

国の狙いは明快だった。

まりラウンド1は、単なる民間企業の入札競争ではなく、国家的な産業政策の号砲といえた。

 

2.レノバという存在

このラウンド1における主人公に"株式会社レノバ"がいるのだが、そもそもその存在を知らない人も多いだろう。

 

レノバ従業員300人程度の再エネ専業ベンチャーにすぎない。

だが今回の舞台となった地域の1つ、秋田県由利本荘市沖への洋上風力発電事業参入を早期から表明し、2015年から風況観測地盤調査を始め、2017年以降は環境アセス漁業者説明会を重ね、さら2020年にはCOOを常駐させた地元事務所を設置した。

特に2020年コロナ禍で説明会対話すら難しい時期も、彼らは現地に足を運び続け、「地元で汗をかいた」という実績がレノバ存在を支える最大の資産となっていた。

漁場などに大きな影響を与えうる洋上風力発電では、通常の公共事業以上に地元との協力体制実現性を左右するからである

 

これら積み重ねに加え、当時の再エネブームやESG投資(Environment, Social, Governance)の追い風を受けて金融からも支持を受け、コスモエコパワーや東北電力JR東日本エネルギー開発との連携につながり、ベンチャーながら由利本荘における“本命候補”と目される素地になった。

 

3. ラウンド1の衝撃

しかし、2021年12月に公開された結果は社会に衝撃を与えた。

なんと、三菱商事率いる連合由利本荘を始めとする3地域すべてを総取りしたのだ。

 

 

当時すでに鋼材や資材価格の高騰は誰の目にも明らかで、業界では「12円を切る水準は採算が合わない」という声が多かった。

公募直後の2022年2月からウクライナ進攻が始まったのは運が悪いともいえるが、とはいえ、元々が数十年スパンを見据えた公募である。そのような長期リスクも踏まえて算出された価格であるというのは大前提である

また、レノバのように事前調査地元への根回しを十分に行う事もなく、まさに青天霹靂といったダークホース具合だった。

 

結果として、三菱商事が総取りした事実は、たとえあのまま事業が実現したとしたとしても、制度本来目的――国内複数事業者が“並走して”サプライチェーン人材基盤を育てる――は事実上無に帰した。

特に“実績の少ない市場”の立ち上げ期は、複数施工保守プレイヤー経験曲線を描ける余地が不可欠である競争果実を1者に集中させる設計は、調達単価の見かけの最小化と、産業基盤脆弱リスクとのトレードオフ過小評価やすい。

 

とはいえ、ラウンド1総取りはそのようなリスクも分かったうえで、"あの"三菱商事が総取りを仕掛けたわけで、さすがに何らかの根拠戦略により、三菱グループという責任を背負って完遂してくれるだろうという淡い期待もあった。

 

また当然の帰結として、最大6000円超まで伸長していたレノバ株価は、1500円以下まで急落し、3日間で時価総額が1800億円溶けたという報道も流れた。

 

4.三菱商事撤退と“裏切り

そしてその3年半後となる2025年8月現在

知っての通り、三菱商事由利本荘を含む総計1,742MWの3案件能代・三種・男鹿478MW、銚子390MW)から撤退正式表明となった。

こうして大規模洋上浮力発電の2030年運転開始どころか、大幅な遅延が必至となり、三菱商事による根拠不明焦土作戦の末、国家エネルギー戦略時間は失われた。

 

  • 金利上昇・資材高騰で採算は完全に崩壊
  • 長期的な損失見込みは数千億〜1兆円規模

 

経営判断としてたった数百億で済む現時点での撤退合理的ではあるが、松下幸之助が説いた「企業社会の公器である」という理念に照らせば、三菱商事責任は極めて重大である

国家戦略の根幹をなす案件を総取りし、他社の芽を摘んだうえで、採算悪化理由に放り出す。その結果、失われたのは単なる帳簿上の赤字ではない。系統接続枠や港湾整備計画といった公共資源、そして地域住民漁業者との信頼関係といった“社会資本”が無為に浪費されたのである

 

三菱なら最後までやり遂げる」という社会的信頼があったからこそ国も地域も委ねた。だがその信頼を踏みにじり、制度全体の信憑性を瓦解させた責任は、一企業経営判断矮小化できない。

いま問われるべきは、"三菱"という組織社会責任を真に果たす覚悟を持ち得るのか否かという点である

 

5. ラウンド2以降のルール変更

時を戻して、2023年12月に結果が発表されたラウンド2以前に目を向けよう。

 

ラウンド1の結果を受け、国は制度見直しに動いた。

 

 

要は、ラウンド1で生じた「安値総取り」と「地域調整軽視」の反省を踏まえた調整だった。

だが同時に、それは元々の制度設計いか脆弱で、現実を見通せていなかったか証左でもある。

 

併せて、ラウンド2の見直しめぐり、「負けたレノバロビイング活動ルールねじ曲げられた」との論調も当時出た。(まあ、こちらはこちらでかなりの無茶したようだが……)

しかし実際の改定は採点枠組み(120/120)を維持しつつ、総取り防止の落札制限実現性評価補正情報公開スケジュール見直し等、市場の立ち上げリスクを減じる方向が中心だ。特定企業の“救済”というより、極端な安値一極集中副作用に対する制度側のバックストップ強化と整理して良いと思われる。

 

再エネ議連が毎週、圧力をかけた成果で、5月に入札ルールが変更され、6月に行われる予定だった第2回の入札は来年3月に延期され、審査方法も変更された。野球でいえば、1回の表で負けたチームが審判文句をつけ、1回の裏から自分が勝てるようにゲームルールを変えたようなものだ。

http://agora-web.jp/archives/220630094751.html

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/agora-web.jp/archives/220630094751.html

エネルギー素人池田信夫氏による批判記事と、それに同意するブクマの数々を一例として示すが、三菱商事が自陣の提示した価格の安さで撤退した今となっては笑うしかない。

ここについては2025年視点から結果論でもあるので、これ以上のコメント差し控えよう。

 

6.焼け野原ドミノ倒し懸念

ラウンド1の失敗が避けられなくなった結果、この先の洋上風力発電市場、ひいては国家の再エネ政策全体に深刻な影響を残した。

反原発層はここにこそ大声上げるべきだと思うんだけどな。

 

ドミノ撤退リスク

三菱商事撤退検討に至ったことで、「三菱ですら無理なら誰がやるのか」という冷笑が広がり、外資国内他社も日本市場消極的になった。ラウンド2以降も撤退連鎖が起きる懸念現実味を帯びている。

市場育成の失敗

本来は「長期的に産業人材を育てる場」として設計された公募が、逆に「信頼を失わせる負の前例」となってしまった。

安値入札が勝者となったラウンド1に引きずられ、ラウンド2以降も価格面で無理をする形での参入がベースに。市場育成の健全な芽を摘んだ。

 

7. 終わりに

ここまで三菱商事への糾弾を重ねてきたわけだが、真に責任を負うべきは、まともな制度設計をできなかったMETI(経済産業省)である

 

洋上風力は国家戦略の柱であるはずが、その最初の大規模公募制度不信を広げ、時間という取り戻せないコストが支払われる結果となった。

後付けの修正で糊塗しても、信頼は回復しない。

必要なのは第三者機関を交えたラウンド1の反省と、現実直視した制度設計を国が改めて示すことであると考える。

 

8. おまけ

https://www.econ.kyoto-u.ac.jp/renewable_energy/stage2/contents/column0284.html

ラウンド1当時の批判については、京都大学大学院経済学研究科の講座コラムとして詳細に論じてあるため、興味がある方は是非目を通していただきたい。

Permalink |記事への反応(30) | 18:58

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2025-07-23

一人の票、一丁の銃、一国の核兵器

すべて、「明確な格差(不公平)を均等化(無効化)」する民主主義(平等主義)の飛び道具。

高い知能を有する者や膨大な資産を持つ者と、「持たざる者」との一票に、「格差」は無い。同じ一票。

最近はこれらに「どんなバカでも一人前に情報発信可能」なSNSショート動画が加わった。

これら「民主主義の飛び道具」は、テロリストにもポピュリストにも追い風を吹かせる。

Permalink |記事への反応(0) | 09:46

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2025-07-04

anond:20250703235956

日本人ファーストを、素直に打ち出せば追い風になったかもしれんのに

Permalink |記事への反応(0) | 00:13

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2025-06-20

精神科通院歴アピールはダサくてキモい

病気アピールって、ダサキマックスですよね。

正直好感度が50%下がります

割合ではなく実数値で。

好感度70%のそこそこ好きな人好感度20%のだいぶ嫌いな人になるレベルですよね。

いやまあ何がキモいって、病気であることを玩具にしてる感じがキモいですね。

同じ病気に本当に苦しんでる人がいるだろうに、それをちょろい感じでアピールするのがキモい

乙武キモいだって政治力を生まれ持っていたか障害追い風にできただけで、同じ状態地獄の中で生きてる人も居るだろうなって所なんすよね。

それが精神科だといよいよキモマックスでしょ。

個体差アリアリのアリの中で何か軽くファッション的に使うのキモックス。

Permalink |記事への反応(0) | 20:43

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2025-06-17

anond:20250617121848

これマジでまだフェミに見つかってないだけのやつだ、メインヒロイン15歳って

海外資本から日本国内炎上が起きても影響が少ないだろうけど代わりに日本二次元エロ市場規制されていってる現状への追い風になる

アメリカ資本vsアジア資本日本オタク文化を争っているというわけだ、馬鹿なの?

Permalink |記事への反応(0) | 12:53

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2025-05-21

ここで小泉が農水大臣ってのは、石破は本気なのでは

ChatGPTまとめ

 

小泉進次郎氏は2015年から自民党の農林部会長などを務める中で、農協改革を中心とした農政改革に取り組みました。

特に注目されたのは、中央集権的だったJA全中指導権限廃止し、地域JA自主性を高めるという改革です。

これにより一部では組織見直しが進みましたが、既得権益の壁は厚く、改革部分的にとどまりました。

自民党内の農政族やJAグループからの強い反発があり、農家不安の声も影響しました。

また、農協金融部門などには手を付けられず、抜本的な改革には至りませんでした。

政治的には大きなインパクトを与えたものの、その後小泉氏が環境相に転じたことで、農政改革はやや停滞してしまいました。

それでも、農協という“聖域”に正面から向き合った姿勢は、今も評価の分かれるところです。

 

● 石破氏のスタンス発言

・「減反政策見直し」を示唆

石破氏は「市場原理を重視すべき」「担い手を育てるためにもコメ政策のあり方を再考すべき」といった発言をしており、画一的減反からの脱却に理解を示していました。

効率的農業経営体の育成を主張

規模の拡大・法人化など、競争力ある農業を育てることが日本農業再生につながるという持論を持っており、コメ政策もその一環として考えていました。

 

● 具体的な成果は?

石破氏自身の在任期間が短かったため、具体的な制度改革までは至りませんでした。ただし、その後の減反廃止2018年)に向けた議論の地ならしとして、

石破氏のような現実主義改革派の姿勢が徐々に影響を与えたといえます

 

_______

 

所感

とりあえず農政問題意識があるなら、2人が頑張るうちは見守るべきじゃね

最後の聖域、コメ農政全農というものに対して、コメ高騰という世間追い風がある状態で、この布陣なんだから

来年も変わってなかったら無能!と罵ればいい

Permalink |記事への反応(1) | 14:52

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2025-05-10

ニッポン経済奇跡から墓場まで

戦後焼け野原から奇跡復興を遂げ、世界第二の経済大国上り詰めたというのが日本人の自慢話だが、その「経済発展」とやらは果たして本当に中身のあるものだったのか。冷静になって考えてみればわかるだろう、日本の成長は自前というより他力本願実体より見せかけに支えられきただけだ。

  

日本人日本戦後復興と高度成長を語るとき、「自助努力」だけを強調するが、実際にはアメリカという強力な後見人存在があったからにすぎない。敗戦直後、占領下の日本にはGHQによる多額の資金援助が注がれ、固定為替相場制(1ドル=360円)の下で輸出振興の下地が整えられ、1950年に勃発した朝鮮戦争では「特需」と呼ばれる大量の米軍発注日本経済を潤し、これが完全復興への端緒となったのだ。要するに、日本は「発展した」というより「発展させてもらった」面が大きいのだ。ネトウヨはよく「朝鮮半島を発展させてやったんだ」というが、日本も「欧米に発展させてもらった」のだ。1960年代日本の高度成長は、日米同盟なしには起こり得なかっただろう。米国安全保障の傘の下、思う存分経済成長に邁進できたという構図であり、裏を返せば日本「奇跡」米国戦略的寛容に支えられた他力本願産物だったのだ。

もちろん、日本人自身努力や数の多さやかつてはあった勤勉さも少しはあるが、少なくとも「俺たちの実力で世界を驚かせた」という自画自賛は恥ずかしいのでやめるべきだ。高度成長を陰で支えたのは、米国市場という巨大な需要先と資金技術支援、そして安価労働力国内の高貯蓄率(今の中国と似た構造中国日本反面教師にする必要がある)。日本は自ら飛んだというより強力な追い風に乗って舞い上がった風船なのだ

  

今は怠け者で知られる日本人はかつては勤勉で生真面目、サービス残業もいとわず働く世界でも評判の勤労民族だったが、その労働生産性実態はといえば残念ながら芳しくなく、統計をひもとくと、1970年代以降の日本時間あたり労働生産性先進国の中で常に最下位という不名誉な記録を更新し続けている。2020年時点でも日本時間あたり労働生産性は49.5ドルOECD加盟国全体でも圧倒的最下位。つまり日本経済戦後一貫して「効率の悪さ」で世界トップクラスだったわけだ。高度成長期追い風といえる要素に満ち溢れていたため、その弱点も見えにくくなっていたものの、90年代以降はIT化の遅れなども相まって諸外国との差が拡大し放題となっている。

  

時間働いても生み出す付加価値が低いのでは、経済が豊かになるはずがない。日本人人口増が確実視された時点においても一貫して生産性という肝心の成果をおろそかにしてきた。おかげで「働きバチ」のを自称し、平成時代までは実際そうでありつつも、実はハチミツ生産量は先進国でビリなのだ他国効率化とイノベーションで着実に成果を上げる横で、日本けが生産性停滞の沼にハマり続けている。それなのに日本人はうぬぼれているのだ。

日本昭和ピーク、それ以降はゴミ

日本経済実態をもう少し長いスパンで眺めていくと、主要な実体経済指標1970年代ピークにその後低下の一途をたどっている。あの見せかけの繁栄におぼれた1980年代後半、日本世界で「ジャパン・アズ・ナンバーワン(笑)ともてはやされた時期でさえ、実は経済成長率やインフレ率といったリアル指標高度成長期70年代より低水準だったのだ。急激な円高後のカネ余りで株価地価が暴騰し、日本があたか世界一裕福に見えたのは錯覚に過ぎなかったのだ。つまり、見かけの資産価格は派手に跳ね上がっても、日本経済エンジンのものは既に昭和時代に回転数の限界を迎えていたわけだ。高度経済成長ピークが70年代だったとすれば、その後の平成・令和期の停滞ぶりにも合点がいきます事実1989年末に日経平均株価が史上最高値更新して日本経済が「歴史的ピーク」に達した後は、泡がしぼむように停滞が続いている。

  

結局、日本経済実質的な力は1970年代に頂点を迎え、その後は長い停滞期に入ったと見るのが妥当だろう。高度成長を成し遂げた昭和は遠く、平成以降は晴れ間の少ない停滞の時代1980年代バブル期世界リッチに見えたのも、実体経済が伴わない見せかけの繁栄。そのツケは日本人平成以降に味わった停滞という形で帰ってきている。

バブルは幻の繁栄

1980年代後半のバブル景気は、日本経済史上もっとも華やかで浮かれた時代だった。地上げ財テクに浮かれ、土地株式価格天井知らずの上昇を続ていたのだ。その狂乱ぶりはテレビでも見てわかる通りだ。例えば1985年から1990年にかけて地価は約400%も上昇し、日経平均株価PERは80倍から直前には100~200倍という異常な水準に達していた。何が言いたいかというと、実体経済裏付けなどまるでない「バブル」という名の幻影だったのだ。 当然、このバブル1990年代初頭に見事に弾け飛んだ。当たり前だ。「平成景気」という名の打ち上げ花火が消えた後に残ったのは巨額の不良債権と、下降線をたどる経済成長率だ。1989年末の株価高値を境に、日本経済は長期停滞のトンネル突入することになったのはもはや語るまでもないだろう。

  

バブル期にはまるで自分たち世界を席巻する経済超大国になったような気分に浸っていたものの、それは砂上の楼閣に登った気分だったのだろう。後に残った実体経済疲弊を見るにつけ、あの繁栄いかに中身の乏しい見せかけであったかを痛感させられる。バブル絶頂期、日本企業は世界中の不動産美術品を買い漁り、「ジャパンマネー」がもてはやさされたという。しかし、それで得た栄光は永続的なものではなく、気がつけば日本経済は地に足がつかないまま宙ぶらりんの状態だったのだ。資産価格の幻影に酔いしれたツケとして、その後の「失われた数十年」を甘受するハメになったのは当然の帰結だ。

反省しない政治家日本人

バブル崩壊後、日本政策当局は景気テコ入れに躍起となったが、その数々の処方箋結果的に何一つ功をなすことはなかった。1990年代には今の減税・バラマキポピュリスト達が喜びそうな大型の財政出動や減税が何度も繰り返されたものの、景気は一向に本格回復せず、未来へのツケである政府債務けが膨れ上がった。結局、バブルで抱え込んだ民間企業の過剰債務政府が肩代わりしただけで終わり、景気浮揚には無力だったのだ。

  

今の減税ポピュリスト給付金ポピュリストが教訓とすべきことでもある。「借金借金を救う」ような政策では、問題の先送り以上の成果望めなかったのだ。ゼロ金利政策量的緩和といった金融緩和策も導入されたものの、デフレ2000年代まで深く根付いた。そして現在に至るまで日本経済は低成長から脱却できていない。気付けば、経済政策は場当たり的な景気刺激策の継ぎ接ぎだらけで、一貫した成長戦略構造改革国民が反発することもあり、実行されなかったのだ。

  

その間にも少子高齢化は進行し、生産年齢人口は減少、国内市場は縮小と、構造的な課題が山積している。海外から日本政策対応は手厳しく嘲笑されてもいたことはご存じだろうか。世界90年代以降の日本を語る際に「日本化(Japanification)」という言葉が生まれたほどだ(参考→https://en.wikipedia.org/wiki/Japanification)。それは「不況下で有効改革をせず、無駄公共事業延命を図る現象」を指すもので、改革よりも道路箱物を作り続ける日本政治家を「無為政治家」として揶揄するものだ。

  

まり言いたくないが、日本経済の停滞を語るとき、忘れてならないのは日本社会国民メンタリティだろう。政治家政策ミス批判するのは容易なのだが、民主主義国家において政治家国民の鏡だ。政治家国民を望む政治をやる。嫌がる政治はやらない。政治家が一番嫌うのは「落選」だからだ。ゆえに、ほぼ日本人が自らの手で衰退させたともいえる。もちろん、日本人気質のものにも問題ある。「変化を嫌う」風土物事を深く考えず前例通りに済ませようとする思考停止状態、失敗を恐れる風土迷惑不寛容風土、出る杭を打つ文化、人の足を引っ張る文化高度経済成長期の成功体験固執する傲慢さが、日本の停滞を長引かせた要因だろう。 実際、多くの日本企業や組織では予定調和前例踏襲が幅を利かせ、新しい発想や議論を避け、排除する。その結果、変革が避けられない状況でも無自覚に「今まで通り」のやり方に固執し、いたるところで思考停止に陥っているのだ。しかも厄介なことに、そうした楽で無自覚現状維持志向こそが日本経済低迷の発生源なのである

  

国民一人ひとりを見ても、急激な変化の痛みを恐れて結局は現状にしがみつく。または「義務を果たさないくせに権利ばかり主張する」 、「生産性が低いのにもかかわらず働かない」というそんなゆでガエル的な集団心理が、日本の停滞を固定化しているのだ。変化や痛みを避け続けた結果、気づけば茹で上がっていたカエルよろしく、取り返しがつかないほど実体経済が冷え切ってしまったのだ。

「一応先進国ブランドすら危うい(実態はもう後進国だよっと)

かつては世界第二位GDPを誇り、現在も4位を維持している状態を見て「経済大国日本」と胸を張っているネトウヨがあまりにも多いが、ふたを開ければその先進国ブランドも風前の灯火だ。例えば一人あたりGDPで見ると、近年の日本OECD加盟国中22位まで順位を落とし、韓国にも台湾にも追い抜かれた。1980年以降で最も低い順位で、もはや経済指標上は「一応先進国」と呼ぶのもはばかられる。

かつて恐れられた日本経済が国際舞台スポットライトから消え、「存在感の薄い国」に成り果てつつあるのが現実だ。日本世界に誇っていたはずのものが、気が付けばことごとく色あせている。かつて最先端だった技術産業存在感を失い、盛り返す気配すらなく、平均所得は停滞し、気力も勢いも感じられない。これでは「かろうじて先進国」と揶揄されても仕方がないでしょう。国際機関統計を眺めれば、日本より豊かな国・地域に住む人々はもはや十億人規模にも上る(日本同様に数の暴力で豊かに見えてる中国は違うからね)。もはや日本特別裕福な国ではなく、世界の中ではアルゼンチン二世的な立ち位置に落ち着きつつあるのだ。 <h3>o- *</h3>

結局のところ、最も根源的な「劣悪材料」とは、失敗から学ぶ能力の欠如である。「失われた30年」 は、経済課題に対する30年間のほとんど失敗した、あるいは不十分な対応歴史である。今の日本人はその過ちをさらに取り返しのつかなくなるような形で繰り返そうとしている。社会の変化への抵抗構造改革社会保障改革労働市場規制緩和など)への抵抗は、その必要性が明白であるにもかかわらず、根強く残っている。国家国民が自らの失敗を批判的に評価し、そこから学び、意味のある変化を実行できないのであれば、その最も基本的な「材料」、つまりは、自己修正進歩のための能力は、まさに「劣悪」であると言わざるを得ない。日本は今後立ち直ることはないだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 16:15

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2025-03-24

人生追い風経験をした事が無い

信じられないかもしれないけど事実から仕方がない

実力以上に上手く行った事が本当に無い

容姿実家能力も人並み以下で苦労せずに何かが出来た試しが無い

Permalink |記事への反応(0) | 21:14

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2025-03-12

何故ボードゲーマーは増えないのか?

より正確には、何故2~3時間クラスの重量級ボードゲーム(重ゲー)のプレイヤー人口は増えないのか?

コロナ禍の巣籠需要や、プレイスペースの増加と、追い風にも関わらずプレイヤー人口が増えている気配がない…。

その理由ボードゲームコミュニティに居て「何となくこれが原因じゃないかな?」と思ったので書いてみる。

中級者が居ない

体感であるが、このコミュニティ人口比率二極化している。数少ない入門者と、熟練上級である

入門者のちょうどいいチュートリアル相手になりそうな技量の中級者というのが極端にいない。

彼ら中級者は何処へ行ったのか?おおよその末路は三つだ。ボコられて界隈を静かに去るか、クローズコミュニティに籠るか、猛者共と渡り合う修羅へと成り果てるかである

そのため、入門者はチュートリアルにも関わらずLv.50の熟練者と対峙する羽目になる。結果、負けイベを越した苦行に2~3時間付き合わされるというトホホな思い出だけが残されるのである

まるで衰退が叫ばれていた一時期の格ゲーや、末期のMMOのような有様である

往年の名作を遊ぶ機会がない

ボードゲームには名作と呼ばれるゲームが数多く存在する。

しかしそれらが遊ばれることは少ない。何故か?上級者は既に遊び尽くしてしまっているかである

それ故、入門者が興味を持って名作ボドゲを調べ、一人のこのこプレイスペースへやって来たところで卓が立つのはまずない。

仮に卓が立ったところで、先に述べたように熟練の猛者にかわいがられる地獄と化し、結果トホホな思い出だけが残るのである

一応初心者会などが開催されていることもある。だが、大抵は単発で終わる。面白さに気付いた初心者が中級者になるほどにプレイする機会に恵まれることは極めてまれである

プレイヤーへの要求値が高い

高い、高すぎるのだ。

まずボードゲームを始めたければルール理解せねばならない。しかしこれがもう既にハードルが高い。

ものは試しで30分以内で終わるようなパーティーゲームルール説明書を読んでみるとよい。何言ってんだこいつってなるから

所狭しと書かれた文章、たまに出てくる図解、それらを読み込み理解する。更に自分が誰かを誘った場合他人理解してもらえるように説明しなければならない。

そんなルール説明書が重量級ともなれば10~20ページである

そこで初めてスタートライン。そして…、本当の地獄が始まる。

各々が探り探り駒を動かし、資源を獲得し、カードをめくっていく。すると各々あることに気付き始める。

「あれ、ルール間違って理解してね?」

ただでさえルールが複雑なのだ。人によっては「そんなルール聞いてないよ」とブー垂れるであろう。また、ある人からしたら「こう思ってたけど違った」と自身の当初のプレイプランが崩れ一気に不機嫌になるだろう。

そして盤面は阿鼻叫喚溢れる2~3時間スペクタクル地獄絵図と化し、結果トホホな思い出だけが残るのである

ルールへの理解力と、説明できるコミュニケーション力、そして長時間プレイに耐えられる忍耐。いや~、酷い。

人知人を誘いづらい

ここまで読んでこんな疑問が湧かないだろうか?

「え?友達誘って遊べばいいじゃん。ぼっちか?」

なるほど。ベストアンサーである。素晴らしい。では誘ってみよう。

どんな人を誘えばいいだろうか?まずルール説明1時間ゲームプレイ2~3時間に付き合ってくれる人じゃないとだね。

あと、ゲーム前後コンポーネント(駒とかカードかのこと)準備と後片付け、それらに付き合ってくれる人だと自分が居なくても遊べるな。

うそう、ある程度複雑なルールちゃんと覚えていられる人でないとゲームにならないね

そんな友人。それを2、3人誘おう。

…どうだろうか?果たしてパッとそのような友人知人を思い描くことが出来ただろうか?また、実際に集めるところまでイメージが出来ただろうか?

既に述べたが、重量級のボードゲームは、その難易度が故にプレイヤーへの要求値も高くなりがちである。よほど熱意のあるようなきっかけがなければ「もうやらなくていいや」となるだけではないだろうか。

それならばオープンプレイスペースにそういうメンツ調達しに行くのが手っ取り早いのではなかろうか?

そして初心者は猛者にかわいがられるのである。その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ。

手加減という概念がない

熟練者は初心者に手加減しないのか?」という疑問が湧いた方もいるのではないだろうか?

初心者狩りばかりしやがって、ふてぇ野郎だ。」そう思われた方もいるだろう。

しかしながら、この認識は正しくはない。ボドゲ熟練者は、多少性格言動に難はあるだろうが、基本的には善良な市民である

では何故手加減をしないのか?巷では「手加減は相手に失礼であるから」などという武士のような信念がまことしやかに囁かれているが、これは正確ではないように思う。

彼らは手加減をしないのではない。重量級ゲームは、そのゲーム性が故、手加減をしている余裕がないのである

あらかじめ断っておくが、私は相手を直接叩くことが求められるウォーゲームのようなものはやらない。基本的にやるのは某農業をするようなタイプの苦行である。そのため、認識齟齬があると感じられるかもしれない。

その上でだが、重量級のボードゲームというのは非常にシビアである首位いから脱落するのは一瞬だが、コツコツ積み上げてきたプレイヤーの盤面が覆ることはほぼない。

それ故、上級者が初心者邪魔にならない堅実なプレイをすればするほど、初心者からすれば一方的に突き放されるような展開が続くのである

気が付けばダブルスコアが付いた状態で2~3時間付き合わされたというトホホな思い出が残るのである

実況プレイ動画のようなものが作りづらい

時代は大配信時代であるボードゲームの実況動画なんか出してみたら人も集まるんじゃないか!?

いいんじゃない?試しに出してみたらいいと思う。絶対に伸びないから。

重量級ボードゲームは傍から見ていると絵面が絶望的に地味である。各々が黙々と悩みながら勝っているのか負けているのかもよく分からない絵面が永遠と続く。

どこで戦局が変わったのかも分りづらいかカットも難しい。これが数時間。そんなもの、だれが見るというのだ。

信じられない、というのであれば重量級ボードゲームプレイ動画というのを見てみるとよい。大体悲惨なことになってる。

多少精通している自分が見てもつまらないと思うのだ。いわんや初心者をや、である



つらつらと適当なことを書いたが、おおよそこんなものも原因じゃないのだろうか。

最後

こんなタイトルにしておいてなんだが、自分は重量級ボードゲームプレイ人口が増えることはまず無いだろうと思っている。細々としながら今後も続いていくだろう。

というか、別に増やしたいと思ってない。寧ろ自分が若干嫌気がさして去ろうかと考えてもいる。

最近やったゲームに対しての感想が軒並み「こんなのに数時間も付き合わされたのか」だった。顔馴染みのよしみで卓を埋めるためのメンツとして参加し続けて疲れてしまった。

次の予定が近い、という相手配慮しながら早回しでプレイしていたにも関わらず、当の本人は手番のやり直しや長考を頻発し、散々雑談して遅延した挙句片付けもせずにいそいそと退出していく。そういうしょうもないことにイライラするようになってしまった。

卓に参加しながら「あー、これなら映画行ったり美術館行ったり服買い行ったりしたかったな」や、「この時間だと帰りにスーパー寄れないな」といった思考プレイするのにいい加減嫌になった。

上で書いた内容は自分が不満に思っている内容もいくらか含まれているため大分主観的な内容であるということは断っておく。改善もされないだろうと諦観もしている。

Permalink |記事への反応(4) | 23:29

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これからの外生配信は注目される

女が一人でおさんぽ配信したら危ない?しばらく配信が減る?女ナメんな!ついでにストリーマーをナメんな!

分かってねーな・・・リアルタイムは危ない、外出配信離れ、とか言ってるやつら。

危ないと言われてる『今』配信しなくてどうする?心配説教コメントで溢れるのが分かっていて、やらないって選択はないね

どう見ても今が『春』ですよね。興味本位検索してくれる新規が見込めるのに「自粛しまーす」ってバッカですよね。そいつはストリーマーじゃないニワカです。

一人で配信してる!あかんヤツ!の拡散力も今の方があって、どうみても追い風。この波に乗らない方が頭どうかしてる。

目の前にステージが用意されていて、人がいます。見てもらえます。そりゃ立ちますよね。

分かってるリスナー、お説教コメントの間に「やりますねぇ」のコメント差し込んでくれるんだよ。内心テンションあがる。

ついでに、危ない危ない煽ってくれる。そうそう、こういうのでいいんだよ。

配信したら無条件で刺されるわけじゃないんだからさぁ。なんか勘違いしてるよね。そういうの大丈夫ですから。まともなストリーマーは配信するよ。

配信減るとか言ってる人たちは、印象でしか物事みえてない。命とるかとられるか、みたいな戦い。そういうの想像しちゃっているんでしょうか。そんなわけがない。

刺殺事件とこっちの配信に何の関係が?『一つの事件右往左往するほど人間できてない』と思われるのが心外ドヤ顔するのはいいけど、ほんとみっともないよ。

Permalink |記事への反応(1) | 18:39

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